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日九州大学大学院経済学研究院准教授
急増する風力発電導入量と
圏内メーカーの成長
中国では近年急速に風力発電の導入が進
んでいる。
二
000年時点では導入設備容
量はわずか三十四万詰に過ぎなかったが、�
優に八二%が海外メーカーの設備であった。
ところが� 八年には海外メーカーのシェア
O
は三八
%にまで低下、圏内メーカーが六割
を超えるシェアを持つに至った。
圏内メー
カーの台頭に伴い、設備価格の下落も急激
堀井伸浩
場での競争を展開していた。
しかし金風科技は� 八年にシェアト
ップ
O
から転落することとなった。代わって国内
最大のメーカーとなったのは、
驚くべきこ
とに� 六年(その前身の企業は� 四年)に
八年
O
O
O
創業したばかりの輩鋭風電である。�
には創業わずか二年余りで世界第三位の市
場シ
ェアを獲得するまでに至ったことにな
る。
この驚異的な急成長の背景には
一体ど
のような要因があるのだろうか。
風力発電設備の生産においては部品毎に
高度に分業が進んでおり、セットメーカー
はプレ1
ド、ギアボックス、
発電機といっ
た主要部品の多くを外部から-調達し、それ
をサイトの風量や風向きなとに合わせて最
適化するよう組み合わせることを機能とし
ている。したがってセットメーカの基幹
技術はブレ� ド制御や出力調整といった全
l
体の制御技術ということになるが、
華鋭凪�
O九年には二千五百八十
一万話と七十六倍
であり、
。八年のキロワ
ット当たり平均価
に増大している。とうした目覚まし
い成長
の結果、
格は六千五百元であったが、一� 年現在で
O
は四千六百
1四千八百元にまで低下、
三割
中国はいまや風力発電の導入盤で
O
世界第二位、世界シェアも一六%に述して
おり、早晩、
世界トップの風力発電導入国
となる見通しである。「環境汚染大国一
の
レッテルを揺られがちな中国は、実は
「ク
リーンエネルギー大国」
でもあるのだ。
こうした近年の風力発電の急速な普及に
ついても前回の排煙脱硫装置の事例同様、
四年において、
国内設備に限れば金風科
中国国内メーカーの成長とそれによるコス
近いコストダウンを実現している。
創業二年の企業が
世界第三位のメーカーに
興味深いのは、
国内メーカーの台頭の背
景
に有力企業同士の競争が存在したことで
ある。海外メーカーの設備が依然主だった�
技が八割以上の圧倒的シェアを有していた。
トダウン、すなわち
「倹約イノベーショ
ン」
が重要な要因として指摘できる。
h
この時点では、
金風科技は海外メーカーが
手掛けていない小規模設備� (0・t五福以
。四年に導入された風� 発電設備のうち、
下)を中心とし、
海外メーカーとは別の市�
• •
EAST ASIA
電は制御技術をドイツ企業からのライセン
シングで取得しており、
自主技術ではない。
したがって華鋭風電の急速な台頭はいち
早く中国政府の産業政策が大型設備(一
五協以上)と海上風力発電の導入を重視す
る方向に向かっていることを察知し(それ
には国家発展改革委員会との強いパイプが
役立
ったと言われる)、必要な技術の導入
をスピーディーに進め、
部品のサプライヤ|
ネットワークを構築したことであると言え
る。他方、
金風科技は元来小型設備生産に
優位性を持っていたために、大型設備への
転換が遅れたことがシェア低下の大きな原
因として挙げられる。
すなわち華鋭風遣の短期間での驚異的な
成長を可能にしたのは、外部資源の巧みな
コーディネーションであり、それによって
コストダウ
ンを成し遂げた点に求めること
ができよう。セットメーカーにとって生産
コス卜の九割近くが投入財の調達
コストで
あるため、部品のコス卜をいかに抑えるか
がカギとなる。
風力発電の主要部品については、すでに
中国は国産化をほぼ達成している。それを
可能にしたのは、政府の国内調達
(七五
%
以上)を義務づける盛業政策があったのに
加え、従来の重工分野の国有企業、あるい
は海外企業との合弁企業が風力発電関連の
部品製造に乗り出したことである。プレ
ー
ドやギアボックスは上位二
1一二社のシェア
が八割を超えており、部品製造においては
規模の経済性が発揮されている。
中国製風車が日本の風力利用の
起爆剤に?
風力発電設備産業のケ 1スを見ると、部
品生産については寡占で規模の経済性を享
受しつつ、しかし厳しい競争に直面してい
るセ
ットメーカーは部品メーカーに値引き
を強く要求するため、
部品企業聞にも
一定
の競争効果が観察される。丸川知雄氏が言
う
「垂直分裂」構造になっていると言える。
これが中国の風力発電におけるコストダウ
ン、「倹約イノベーショ
ン」を可能にして
いる重要な条件である。
しかし、中国の巨大な市場が海外企業を
引きつけているが、
海外の技術をそのまま
l
コピーして大量生産によってコストダウ
ン
しているだけに過ぎず、「イノベーション」
ではないようにも思われる。排煙脱硫装置
c
l
で見られたように海外からの導入技術を市
場ニ
ズに応じて設計を最適化するような
動きはあったのであろうか。
事十鋭風電に閲しては風車全体の制御技術
についてもドイツ企業
のライセンス生産で
あり、ソフトウェアの改変などについても
契約で禁じられているという。その面では、
部品サプライヤ
のネ
ットワーク化におい
てのみ独自性が尭縮即されているだけという
感じを受ける
ライバルの金風科技は部品
製造に自ら乗り出すとともに、制御技術に
ついては海外企業を買収することで独自の
技術形成に注力しているが、現状では基幹
技術は未だライセンス生産に止まる。
しかし例えば業界第五位の悲創風電は制
御技術を瀦陽工科大学の自主技術をべ|ス
にしている。この企業の来歴は非常に興味
深く、元々背由一同で排煙脱硫装置を生産して
いた企業が滞陽工科大学の技術に目を付け、
出資して設立した企業である。
排煙脱硫装
置のビジネスの帰趨が見通された段階で、
企業存続の必要性から新規事業として風力
発電設備の製造に乗り出してきたというわ
けである。現在の中国では、こうした省エ
ネルギー -環境分野に特化して投資事業を
展開する専門企業の屑がすでに形成されて
いる点は注目に値する。
筆創風電は近年生産量を急拡大している
が、その強みは導入サイトごとにきめ細か
く制御条件を調整できるところにあるとい
う。華鋭風電はライセン
シングの契約によ
りこうした柔軟な対応はできないという。
また華鋭風電は第三国へ
の輸出は行えない
が、自主技術の華創風電の場合、そうした
制約もない。中国の導入量の八%に止まる
風力発電後進国である日本には、欧米の設
ハ4
備よりもコスト競争力で勝る中国の設備を
導入することが普及の起爆剤になるかもし
れない。クリーン協力と一百守えば、日本から
中国
への片務的協力という印象が強いが、
それも今後変わってくるかもしれない。
胆 7