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れざる楽しみ方｢ハイブリッドカー=燃費がいいクルマ｣ってのは､クルマに興味のある人なら誰でも持っている

イメージだろう｡でもね.実はそれだけじゃないんです｡｢目からウロコ｣のハイブリッドカーの楽し

み方.そ～つと救えちゃいます!支&撮影:坂上洋一(編集部)

3月1日に開催された｢ハイブリッドECOチャレンジinさいたま(主催:

NASC) ｣｡プリウスを使ったジムカーナで､燃費もタイムもいい成績を残せるがを競っ

たoまだまだ実験段階だ坑新しいモータースポーツが生まれようとしているのだo

燃費の値も重要だ机燃料満タンでどれだ　プリウスは燃費運転を心がけると､エン　プリウスに標準装着されている車載燃費計

け走れるか､という航続走行距離に拘る　ジンをあまり使わなくなって､水温が下　では飽き足らず､バッテリ-電圧､バッテ

人々もいる○プリウスの燃料タンクのカタ　がりがちになる｡だが下がりすぎると暖　リー電流､アクセル踏力､エンジン回転数､ログ値は452だ机なんと602近く入れ　機のためにエンジンが始動してしまう｡水温などが表示される多機能メーターを自

て､航続距離は驚異の2500km以上l　　それを避けるために穴を塞ぐことも｡　作で作る人々もいる｡

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そんなわけで､エコとか､堅苦しいこと考えずに

ハイブリッドカーを楽しもうノ!ってな軽いノリ

……梅村

芋蔓重昭甘薯円転

賢~E I L､ん-　~yt一㌧ヽ▲L　三　一　~

で､ハイブリッドカー専門誌

｢Hybrid MAX｣を5月上旬

に発売する予定です｡初代～

新型プリウス､インサイトな

どなどを取り上げ､クルマ好

きとしても楽しめる本にする

つもりです｡ちょっとだけ楽

しみに待っててくださいねQ

本連載｢エコ･ティーポ｣のモットー

は｢エコを楽しむ｣｡いまやフェラーリ

ですらエコカー･コンセプトを発表する

時代｡クルマと環境･エネルギー問題は

切り離せない｡だけど､そんな社会的要

求から生まれたエコカーだけど､実は結

構面白く､今までのクルマにはない楽し

さに溢れている｡そんなことを伝えたく

て始めたのがこの連載だ｡

例えば代表的なエコカーであるハイブ

リッドカー｡だけど多くの人は｢ハイブ

リッドカー=燃費がいい｣　ってくらいの

知識しかないんじゃないだろうか｡本誌

読者の中にも｢エコって偽善くさいLt

つまんなそうだからハイブリッドカーに

は興味がない｣　って人'いると思う｡

だけどそんなこと全然ない｡先日､プ

リウスを使ったエコ∴ンムカーナなるも

のが試験的に行われた｡競技はタイムと

燃費の総合成績で競われる｡つまり'タ

イムが速いだけでも燃費がいいだけでも

ダメなのだ｡コレが結構穀しいoアクセ

ルワークは慎重に､だけどステアリング

を切りすぎてスピードを殺してはならな

い｡それを攻略するのが結構楽しい｡

ジムカーナにい来ていたプリウス乗り

の方からも興味深いお話を聞くことがで

きた｡前は国産ミニバンに乗っていたと

いうその女性は'プリウスに乗って燃費

を上げる楽しみに目覚めたという｡ネッ

トでプリウス･オーナーと知り合い'情

報を共有することで､40加/eQオーバー

の燃費を何度も記録し､知り合いから

自作の燃費メーターを譲ってもらい､イ

ンバネは後付けメーターだらけ｡さらに

由良拓也さんが作ったエアロキットを取

り付けている｡このようにハイブリッド

カーに出会ってその魅力にハマり'新し

いクルマの楽しみを発見している人が'

他にもたくさんいるのだ｡

クルマ好きの皆さん､エコカーつてだ

けで｢つまらなそう｣　って敬遠するの'

もう止めにしませんか?

居住空間も大きく改善左/ディスプレイ部分と操作部分が明確に分かれ､操作

性､視認性を高めたインバネ｡中央上/新設計のシー･凄　トは座り心地が大きく向上したo中央下/後席の膝周り､

ヘッドクリアランスが改善された｡右/ラゲッジには最

大ゴルフバッグ3個が収納できるという｡

この不景気でも売れないわけがない!

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現行は〟チラ見″で大体の状況が確認で

きたが'モノクロの新型はやや目をこら

す必要があるからだ｡表示場所がいいか

ら視線移動が少ないとはいえ､少し慣れ

る必要はありそうだ｡

欧州Cセグメントと

本気で悩む存在になった

燃費性能を徹底的に追求してくるだろ

うことはある程度想像がついていたが､

シャシー性能を期待以上に磨いてきたこ

とは嬉しい驚きだ｡

現行モデルでは頼りない手応えだった

ステアリングは､ビシッと落ち着いてい

て随分とマトモになった｡直進安定性が

高くなったから､おそらくロングドライ

ブでの疲労が軽減されるだろう｡

サスペンションも大いに進化してい

る｡現行モデルは柔らかくてイヤな突き

上げこそないものの､高速域でのフラッ

ト感に欠けていた｡それに比べると次期

モデルはサスペンションが良く動きなが

ら､フラットな姿勢を保とうとする｡サー

キットで意地悪く縁石を跨いでみても､

衝撃を上手く吸収し､ボディが伸び上が

るようなことが少ないのだ｡ロールは

明らかに減って安定してもいる｡バッテ

リーの搭載位置が低くなったからか腰高

な雰囲気も払拭され､不用意にテールが

流れるような動きも見られなくなったo

コーナーを攻めて楽しいというレベルで

はないが'ワインディンクや高速道路を

ちょっとしたハイペースで走ったときの

安心感は､現行モデルと比べものになら

ないだろう｡1 7インチ･タイヤを装着す

るスポーティなモデルは'サスペンショ

ンもパワーステアリングも専用品だ｡

一般的な走行での乗り心地はまずまず

といったところ｡ただ､細かくみている

と凹凸を通過した後に少し上下動が残る

傾向もある｡とくに1 7インチではそれが

顕著だったので'乗り心地を重視するな

らば1 5インチにしたほうが無数だろう｡

ちなみにタイヤサイズは3種類o　ス

ポー二アイなグレードは215/45R

1 7､それ以外に1 5インチが2種簸ある｡

205万円と噂されているベーシックグ

レードは現行用の185/65RTJ量販

グレードは195/65R巧次期型の開

発にあたっては'極端にタイヤの転がり

抵抗を減らすことはしなかったと聞いて

いるので､1 5インチ同士での差は小さく

ないのかもしれない｡グレード毎の燃費

性能の差が気になるところではある｡

いずれにしても次期型プリウスは全方

位的に大きな進歩を果たしている｡容量

たっぷりのモーターとバッテリーによる

電気的な新鮮な感覚にはますます磨きが

かかっているし'シャシーは目の肥えた

クルマ好きにとっても容認できるレベル

まできた｡欧州Cセグメントと本気で悩

むような存在になっているのだ｡それで

いて価格も抑えられるときている｡これ

なら不景気のなかでも'売れないわけが

ない｡ハイブリッド･ブームを､ますま

す牽引していくことになりそうだ｡