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NPO法人 すいた環境学習協会 SELF

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NPO法人 すいた環境学習協会

SELF

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2019年度活動報告書の発行にあたり 1

環境学習を支援する活動

小学校・中学校での学習支援 2~3子ども向け学習支援 4大池サタデースクール 5~6市民環境講座を開催 7市民の環境学習・生涯学習の支援 8仲間と学ぶ体験講座(自前講座)を開催 9~12

みどりの保全活動千里第2緑地・千里第7緑地の保全活動 13~14「千里の竹あかり」の会場整備と運営 15樹木調査と名札かけ事業 16

環境美化活動環境美化推進委員活動など 17~18

「環境博士になろう」事業活動自然とエコの探検隊 19~20

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動各種環境イベントへの参加活動 21~22子どもエコ工作教室 23地域の催しに協力 24企業・行政の行事に参加 25

環境問題に関する調査・研究活動 26

見学・観察で楽しく自己啓発を進める活動見学会・観察会など 27~29

広報活動ニュースレター、ホームページ、活動報告書 30

NPO法人すいた環境学習協会の概要設立趣旨書、活動内容、会員の現況 31組織、役員 32

  入会ご案内、事務局(裏表紙)

   (表・裏表紙の写真):2019年度の活動の中から掲載しました。 

目 次

特定非営利活動法人すいた環境学習協会の英文字は

Suita Environment Learning Association For the Futureで

愛称は NPO法人 SELF といいます。

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   すいた環境学習協会は、創立16年目の今期も事業の根幹である環境学習支援

事業、みどりの保全活動をはじめとして、小中学生や市民対象の普及啓発活動、

  吹田市の第2次環境基本計画及び第2次みどりの基本計画に沿った活動など、

幅広く展開することが出来ました。これも、偏に行政及び各種財団・企業から

頂戴した補助金、助成金並びに特別会員、賛助会員の皆様方のご支援の賜物であり、併せて、

間づくりを狙う「仲間と学ぶ体験講座」等などであります。

 尚、2020年に市制80周年を迎える吹田市から長年に亘るこうした啓発活動等を評価いただき

感謝状を頂戴することが内定しています。会員の皆様のご尽力に改めて感謝申し上げます。

特定非営利活動法人すいた環境学習協会 理事長 牛田 敏英

 

子どもゆめ基金(国立青少年教育振興機構)

セブン-イレブン記念財団

トヨタ環境活動助成プログラム

TOYO TIRE グループ環境保護基金

 ご支援いただき誠にありがとうございました。

 ここに掲載させていただき、感謝の意を表するものであります。

  2019年度活動報告書の発行にあたり

    2019年度に助成を頂きました皆様(順不同)

当協会会員の皆様のご努力、ご協力の成果であります。心からのお礼と感謝を申し上げます。

 唯、年度末には、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、2月中旬以降の事業が中止の止む

なきに至りましたが、そのこと以上に、感染された方々の一日も早いご回復とこの病魔が一刻

も早く収束することを祈念致します。又、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 活動報告書の内容を簡単に紹介させて頂きます。環境学習支援事業では、本年は3年振りに

お陰様で、千里丘中学校、吹田南小学校から出前授業の依頼がありました。15年連続の里山保

語り部」として、市民・社会から信頼され、評価される活動を積極的に推進してまいります。

「出前講座のご案内」を改訂し、市内の小中学校及び公民館などへ配布させて頂きました。

 今年も、以上の活動報告が出来ますのは大変幸甚であります。私たちは、今後とも「環境の

今後とも皆様の一層のご理解、ご支援をお願い申し上げたくよろしくお願いします。

全整備活動、10年目になる樹木調査と名札掛け事業、13年連続の市民環境講座、11回目の夏休

みの風物詩「楽しく遊んで環境博士になろう『自然とエコの探検隊』」、15回を数える美化活

動であるSELFクリーン作戦、昨年度から始めました環境問題に関心をもち、一緒に活動する仲

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  環境問題は人類に課せられた共通で最大の課題であるとの認識のもと、一人でも多くの  方々にこの課題に対し、ご理解頂く機会を提供し、地域で、家庭で、個人で出来る「地  球に優しいこと」を体得し、実践に繋ぐことが出来ればと願いながら学習支援事業に取  組んでいます。

■中学生への学習を支援

  ●千里丘中学校 学習支援「地球温暖化と私たちの暮らし」(ちきゅう組)

*実 施 日: 2020年1月16日

*実施場所: 千里丘中学校 体育館

*生 徒 数: 3年生 7クラス 279名

*実施概要: 3年生を対象にした環境授業の一環として実施しました。

2019年に世界で起こった災害を紹介し、地球温暖化の仕組み、原因は人間のせい、

進展するとどうなるか、できることから始めよう、世界での話し合いの現況、吹田

市の取組の紹介、若者の動向等をパワーポイントで説明しました。

地球温暖化の進展にともなう世界で起こっている災害とその防止のためには、一人

一人が取り組むべき喫緊の課題である事の理解を深めてもらいました。

■小学生への学習を支援(お箸名人になろう)

  今年度は小学校3校で、「お箸名人になろう」をテーマに学習支援を行いました。

*実施概要: 最初にお箸の歴史から、使い始めた経緯、宇宙で使われているお箸の話をして、

お箸と食事のマナーなど「お箸名人」になるまでの段階を1つずつ学んでから、

お箸の持ち方を練習実践してもらいました。

  ●東山田小学校 学習支援「お箸名人になろう」 (食育クラブ)

*実 施 日: 2019年7月4日、17日(2日間)

*実施場所: 東山田小学校

*児 童 数: 2年生 6クラス 191名

*コメント: ほぼ全員、「お箸の大切さは分かった」、「授業は楽しかった」と答えて

いましたが、練習しようと思っている児童 は67%でした。

保護者からは、指導の難しさがあるとの意見もありました。

環境学習を支援する活動

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  ●古江台小学校 学習支援「お箸名人になろう」 (食育クラブ)*実 施 日: 2019年8月28日

*実施場所: 古江台小学校

*児 童 数: 2年生 3クラス 77名

*コメント: 児童たちは、「お箸の大切さは分かった」、「授業は楽しかった」と答えて

いましたが、練習しようと思う児童は66%でした。

保護者からは、「今回の授業はありがたかった」との意見がありました。

  ●津雲台小学校 学習支援「お箸名人になろう」 (食育クラブ)*実 施 日: 2019年9月19日

*実施場所: 津雲台小学校

*児 童 数: 2年生 3クラス 76名

*コメント: お箸の大切さは分かってもらえた様です。

お箸の持ち方を練習しようと思う児童は60%でした。

児童からは、楽しかったとの感想が多くありました。

保護者の60%は、お箸の持ち方を指導しているとの意見がありました。

環境学習を支援する活動

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  ■課外でのこども向け学習支援

●びわ湖環境クルーズ(吹田市立博物館 夏季展示に協力) (まち組)

*実 施 日: 2019年7月30日(火)

*実施場所: 琵琶湖及び琵琶湖博物館

*参 加 者: 小学校5~6年生 32名  博物館関係者 7名  まち組 8名

*実施概要: 大津港から環境観測船megumi号に乗船し、琵琶湖の水質検査などを体験。

琵琶湖博物館に移動し、「吹田の水源」「琵琶湖の生物」などの観察学習。

・8月25日(日)に博物館で発表会を実施。参加した児童の感想文の中に

「観察船の甲板から深度40mの湖水からくみ上げた水の冷たさを体感した」

「ザリガニにさわり、チョウザメの餌やりも見れて楽しかった」など

●夏休みこども体験学習講座(環境学習グループ)

吹田市地域経済振興室よりの受託事業です。

今年で12年目となります。

*実 施 日: 2019年8月1日(木)

*実施場所: オリエンタル酵母工業大阪工場

*参 加 者: 小学5年生24名、先生1名、市職員5名、

オリエンタル酵母6名、SELF8名

*実施概要: 今年も愛媛大学松村先生に講義をしていただく。

企業の所在地を知り、商業・住宅地の区別を理解

する。オリエンタルのパン作りは人気が高く、

参加した小学生は大いに満足した様子だった。

●大池っ子カーニバル  環境クイズ、環境かるた(もったいない組)

*実施場所: 江坂大池小学校

*実施時期: 2019年12月14日(土) 9時~11時30分

*参 加 者: 児童父兄約430名  指導者6名

*実施概要: 多数の児童が我々の教室に来てくれ、出展の環境クイズに挑戦していた。

休む間もないほど多忙で、とても素敵な活動となった。

 

環境学習を支援する活動

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■大池サタデースクール(1)

● 楽しい紙芝居と江坂・垂水地区の場所当てクイズ(まち組)

*実施場所: 江坂大池小学校 参 加 者: 小学生1~4年生 15名

*実施時期: 2019年5月25日(土)

*実施概要: 紙芝居4編(「きょうりゅうがでたりきえたり」「とうめい人間になったドロボ-」

「食べられたやまんば」「へっこきよめさま」) 場所当てクイズは大池小学校

付近や吹田市内の有名な場所・建物をパワーポイントで見せて答えてもらった。

紙芝居は拍子木などの演出もあり、楽しんで聞いていた。

● 紙工作と環境クイズ (もったいない組)

*実施場所: 江坂大池小学校 参 加 者: 児童16名

*実施時期: 2019年6月15日(土)9:30~11:00

*実施概要: ①紙工作UFO作り、ヒマラヤスギのマツボックリの動物作り

②児童の頃から環境に親しんで貰うための環境クイズ、環境かるたに挑戦した。

● 自然の素材を使った工作指導(みどり組)

* 実施場所:江坂大池小学校 * 実施時期:2019年7月19日(土)* 参 加 者:小学生12名* 実施概要:自然とみどりの大切さを教える。自然の素材を使って、①フクロウの張り絵   

②ネズミの置物などの工作を指導する。各自が見本を見て自由に作る。出来た作品はいづれも独創的で素晴らしかった。

環境学習を支援する活動

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■大池サタデースクール(2)

● お箸名人になろう(食育クラブ)

*実施場所: 江坂大池小学校

*参 加 者: 1年生1名、2年生8名、3年生1名、4年生5名の15名、食育クラブの担当は4名

*実施時期: 2019年7月6日(土)9:30~11:30

*実施概要: 今年は、1年から4年生まで年齢層が広く、工夫がいる。

お箸の話、クイズ、絵本の読み聞かせ、豆つかみゲームと盛り上がった。

ブンブンゴマのプレゼント。

● ジャイロ竹トンボ教室 (すいたエコクラフトクラブ)

*実施場所: 江坂大池小学校3F理科室

*参 加 者: 児童14名(男子4名 女子10名)   SELF指導者3名*実施時期: 2019年11月9日(土)9:30~11:30*実施概要: ジャイロ竹トンボの素材や竹の話をした後、キット化した竹トンボに思い

思いの色付けさせてオリジナルな竹トンボを完成させた。運動場で飛ばし方のコツを教え、一斉に飛ばしを開始。運動場を駆け回り楽しそうに遊んでいた。

● 水からエネルギーを取り出そう (ちきゅう組)

*実施場所: 江坂大池小学校

*参 加 者: 小学生10名*実施時期: 2020年2月1日(土)

*実施概要: 地球温暖化の影響を北極グマを題材にした絵本をパワーポイントで読み聞かせたうえうえで、地球にやさしい水からエネルギーを取り出してLEDを点灯させる実験をした。LEDが点灯した瞬間に歓声をあげて喜んでいた。

環境学習を支援する活動

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  ■市民環境講座 (環境学習グループ)

13回目を迎える「市民環境講座」を、6月の環境月間に合わせて、男女共同参画センターで開催しました。よりよい環境づくりをテーマに,進化しつつある都市環境につ

いて考える市民講座です。「快適な都市環境づくり」「災害に強い地域づくり」「新たに開業した南吹田駅周辺の街づくり」「JR吹田駅近くに開学した大和大学」

などについて4回にわたり実施しました。開催にあたりSELF牛田敏英理事長の挨拶

に続き後援を頂いている吹田市の後藤圭二市長にも、「環境について」の熱い

挨拶を戴きました。参加者は延べ122名でした。

≪講演内容と講師≫

第1回   6月8日(土)

  「快適な都市環境の創造に向けた環境まちづくりについて」

     吹田市 環境政策室            主幹   丸谷 友孝氏

*環境政策の究極の目的は、持続可能社会の構築であり自然環境を守る事である。企業に

対してもガイドラインに沿って協力してもらっている・・・など講演していただいた。

第2回   6月15日(土)

  「安心で安全なまちづくり~災害に強い地域づくり」

     吹田市 危機管理室           主幹   山根 正紀氏

  「安心で安全なまちづくり~防犯意識を高めよう」               

     吹田市 危機管理室           係員   田安 昭信氏

*昨年の地震や台風の被害を例に、地域コミュニティーの大切さを、また、防災意識につい

ては市内での発生状況をもとに、身近な対策法についてなど講演していただいた。

第3回   6月23日(日)   

  「南吹田かいわいのまちづくり~市民と共に~」

     吹田市 都市計画室           係員   安田 逸平氏

  「事業紹介 南吹田駅前線立体交差事業」

     吹田市 地域整備推進室         主査   野口  真 氏

*3月に開通した「おおさか東線」の利便性や、市民に親しまれる駅周辺の変化、また、鉄道

の下を通す立体道路の難工事についてなど講演していただいた。

     第4回第4回 6月30日(日)

  「大和大学設立のビジョンと、環境に配慮したキャンパスづくり」

     西大和学園              学長   田野瀬 良太郎氏

*「大志を、まとえ」をスローガンに学部を増設してきた心意気や、アクセス抜群の駅近に

開学した意図などについて、熱く語っていただいた。

環境学習を支援する活動

第3回講演 第4回講演

第1回講演 第2回講演

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■市民への環境学習・生涯学習の支援

   市民の皆様が環境問題を考える上で参考にしたり、また、興味を持っていただける   課題を、出前講座や講演会として提供しました。

  ●「シニアのための健康クッキング」(食育クラブ)

    *実 施 日:2019年11月7日   *実施場所:北千里地区公民館     

    *参 加 者:15名 スタッフ4名

    *実施概要:古江台人権啓発協議会の依頼により実施した。ロコモを防止し、生き生き元気に

          働ける料理教室を実施した。シニアの運動機能維持のため、蛋白質接種を意識した

メニューは好評だった。

  ●「みそ作り教室」(食育クラブ)

    *実 施 日:2020年2月6日(木)     *実施場所:南千里地区公民館      

    *参 加 者:10名(限定)

    *実施概要:桃山台家庭教育学級の皆さんに、家庭でできる安心・安全・無添加の味噌づくりを

     楽しんでいただいた。

環境学習を支援する活動

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■「仲間と学ぶ体験講座(自前講座)」開催(その1)

   NPO法人すいた環境学習協会(SELF)は、長年に亘る生涯学習支援事業の経験、日頃の切磋琢磨・

   研鑽を通した豊かな知識・体験を具現化しようと考えました。主な目的は、①地域で学び、教え合う

   仲間づくりと楽しく活動する場所づくりを行う ②自らの能力を磨き、お互いに認め合える仲間と一

   緒に生き甲斐づくりにつなげる ③仲間がいて、活動場所があって、目標がある豊かな活動を通し、

   健康増進につなげる  ④更に、地域の環境問題を一緒に考え、行動する仲間とともに社会貢献活動

   につなげる、を掲げ、今年度は、生物多様性を加え、全9回で実施いたしました。応募数などは、

   昨年度比若干低目ではありましたが、趣旨、目的に賛同した熱心な講座生に巡り合いました。次年

   度は更に充実した講座を目指す所存であります。

*実施時期: 2019年9月20日~12月7日 全9講座

*実施場所: 男女共同参画センター、大阪ガス、北千里地区公民館、市民公益活動センター

くるくるプラザ、わくわくの郷、千里市民センター多目的室他

*受 講 者: 市民8名、SELF会員8名

  ●第1回 開講式と基調講演

開講式の後、大阪学院大学教授三輪先生に「環境創造:私たちにできること」と題した基調講演をして頂きました。

*実施時期: 2019年9月20日 *参 加 者: 17名

*実施場所: 男女共同参画センター

*実施概要: 基調講演では「公害問題の改善に規制値を設定したこと」、地球温暖化防止も規制値

が必要。但し、両者の違いは加害者と被害者の距離が近いか遠いかにある。又、途上国の人も先進国の人の生活を望むなど、温暖化問題の解決の難しさを説明された。北極海航路で温暖化の現状を説明などは、受講生から大変わかりやすかったと好評。

  ●第2回 地球温暖化と私たちの生活(ちきゅう組)

講師を大阪ガス(株)の青木 覚氏にお願いし、テーマに関する様々な課題を分かりやすくお話

しをして頂いた。講演後は、実験住宅である「大阪ガスNEXT21」の施設を説明してもらいました。

*実施時期: 2019年10月3日 *実施場所: 大阪ガスNEXT21 *参 加 者:12名

*コメント: 温室効果ガスの削減交渉がまとまらない現況の説明と我々が取り組むべき課題を指摘。

実験住宅では最新の設備を順次マンションに導入されている状況を見学した。

環境学習を支援する活動

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■「仲間と学ぶ体験講座(自前講座)」開催(その2)

  ●第3回 食で防災~いつもの食事を非常食に~(食育クラブ)

災害時に備えておくと良いもの、いつもの食事(食材)を非常食に替える手法などを

阪神淡路大震災の経験をもとにメンバーの平野さんにお話ししていただきました。

*実施時期: 2019年10月11日 *実施場所: 北千里地区公民館

*参 加 者: 9名

*コメント: 実習では①火を使わない料理、②真空料理、③電子レンジ料理など、節水、

エコをテーマに主食、副食計4種類を作りました。「ポリ袋でお米が炊ける

のに驚いた」「思った以上に美味しい」等の感想があった。

  ●第4回 身近な自然をやさしく学ぶ(みどり組)

講座は、①吹田市の公園の紹介 ②名札掛け事業の紹介 ③公園ガイドの実践

④振返りシート記載の手順で実施しました。

*実施時期: 2019年10月19日 *実施場所: ラコルタ、千里南公園

*参 加 者: 18名

*コメント: 公園には、7つ種類があることが分かった、名札掛け事業は大切である、等

の感想が寄せられた。公園ガイドは”どんぐり”を中心に行いました。

  ●第5回 循環型社会を目指して(もったいない組)

「考えよう、ごみのこと」をテーマに講義。廃棄物の昨今の課題 ①食品ロス、②プラ

スチックごみ の提起。吹田市のごみ処理の取組の説明後、もったいない精神を身に着

けた生活が肝要と結んだ。午後は、破砕選別工場と資源リサイクルセンターの見学。

*実施時期: 2019年11月1日    *参 加 者: 17名

*実施場所: くるくるプラザ、破砕選別工場、資源リサイクルセンター

*コメント: もったいない精神を大切にしよう、3Rを意識して生活したい、などの感想が

寄せられた。

環境学習を支援する活動

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■「仲間と学ぶ体験講座(自前講座)」開催(その3)

  ●第6回 都市に残された自然~里山の役割と保全活動~(里山クラブ・エコクラフトクラブ)

  午前は「里山とは」「吹田の自然」「里山の整備保全」「健康増進」をそれぞれ

お話した。午後は、竹の伐採体験やクラフトづくり体験を実施した。

   *実施時期: 2019年11月8日   *参 加 者: 21名   *実施場所: わくわくの郷、千里第2緑地

   *コメント: 皆さん、講義・体験学習とも、目を輝かせての受講姿であった。

  ●第7回 「生物多様性とは」(事業開発部)

神戸大学名誉教授武田義明氏を講師にお招きした。生物多様性の4つの危機(①人間活動

や開発、②人間活動縮小、③人間により持ち込まれたもの、④温暖化)等を豊富な資料

で分かりやすくご説明頂いた。

   *実施時期: 2019年11月16日   *参 加 者: 19名   *実施場所: 千里市民センター多目的室2

   *コメント: 生物多様性を守ることの大切さ、又その現状について学ぶことができた、と

の感想が多くみられた。

  ●第8回 「民俗学から見た吹田」(まち組)

午前は、吹田市博物館館長中牧弘允氏に「民俗学から見た吹田」についてご講演頂いた。

内容は、吹田の古代から現代までの生活文化、伝承文化を資料をもとに分かり易く話し

て頂きました。午後は浜屋敷を見学後、旧吹田村の遺跡や史跡の街歩きを行いました。

   *実施時期: 2019年11月30日   *参 加 者: 21名   *実施場所: 吹田歴史文化まちづくりセンター(浜屋敷)、旧吹田村

   *コメント: 吹田の街と歴史をもっと知りたくなった。とても勉強になりました。

環境学習を支援する活動

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■「仲間と学ぶ体験講座(自前講座)」開催(その4)

  ●第9回 まちなか環境チェック(市民文化グループ)

日頃歩くことの少ない受講生にすいたのまちなかを歩いてもらい、ごみを拾いながら

まち歩きを楽しみながら、新たな発見をしてもらおう、との狙い。

   *実施時期: 2019年12月7日   *参 加 者: 9名   *実施場所: 北千里駅~万博公園西交差点~山田駅~千里南公園   *コメント: 受講生は「ごみ拾い」の経験はなく、新鮮な体験として非常に好評。

回収ごみ:燃焼ごみ2袋、ビン4個、空き缶33個、ペットボトル16個

環境学習を支援する活動

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集団回収

のみ資源OK

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         みどりの保全活動

■千里第2緑地の整備・保全活動(すいた里山クラブ)

千里第2緑地の整備・保全活動に取り組んで、15年目になりました。荒廃していた    緑地を「竹林」「雑木林」「赤松」の3ゾーンに分け、適切な伐採、植樹を続けた    結果、今や陽射しが根元まで射しこみ、豊かな草木が茂る明るい里山に変貌しまし    た。そのため小さな生物も多く住むようになり、生物多様性の目的も達しつつあり    ます。現在は季節折々、子どもも大人も楽しめる憩いの場となっています。    しかし、一昨年は台風の襲来による被害が深刻で、里山の環境が著しく損なわれま    した。急ぎ復旧整備に力を尽くしているところですが、まだ十分ではなく、今後    も引続き復旧に努め、更に魅力的な里山を目指しています。

  ●里山の整備と保全活動               

     *実施時期:2019年4月・6月・9月・11月・12月・2020年1月・3月

活動日数は延24日

*実施場所:千里第2緑地(吹田市藤白台)

    *参 加 者:延べ277名

*実施概要:

竹の間伐、下草刈り、竹柵の修理、遊歩道の整備、腐葉土つくり等、様々な

        作業がありますが、来場者が安全に散策できるように最善を尽くしています。

   一昨年の台風の被害でコナラ、アカマツ、スギ等の大木が倒れたり枯死した

   り、その後処理に多くの稼働が必要ですが、全力で取り組んでいます。

竹の間伐    下草刈り

枯木調査     玉切り

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         みどりの保全活動

■千里第7緑地の整備・保全活動(すいた里山クラブ)

毎年、市民筍堀りの会場になる第7緑地なので、市民の方々に安全で快適な筍掘りを   楽しんで頂けるよう整備、保全に努めています。

  ●里山の整備と保全活動               

     *実施時期:2019年5月・7月・2020年2月・3月

活動日数は延14日

*実施場所:千里第7緑地(吹田市桃山台)

    *参 加 者:延べ163名

*実施概要:

 通常作業の竹の間伐、下草刈り、竹柵の修理等が

 ありますが、一昨年の台風被害の後処理にも精を

 出し、市民が安全に筍掘りを楽しめるように努め

 ています。

安全点検

下草刈り 竹柵修理

■吹田市から依頼の樹木伐採(請負作業)

吹田市から依頼を受けての樹木伐採処理作業で、一昨年の台風被害で樹木が倒れたり、   傾いたりしていた。

     *実 施 日:2020年3月(延べ3日)

*実施場所:千里第2緑地

    *参 加 者:41名

*実施概要:

      チェンソーで伐採、切断すると他の仲間が

      更に細かく処理していく。

      斜面でチェンソー等を使用して、アカマツ、

      コナラ等9本を処理した。危険な作業なので、

      安全第一を心掛けての作業でした。

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         みどりの保全活動

■「千里の竹あかり」の会場整備と運営(すいた里山クラブ)

    このイベントは吹田市から業務委託され、会場準備から運営まで全般に渡って、当    クラブを中心に他の組、クラブの応援も得て実施しました。台風や雨で中止の年が   続きましたが、今年は3年ぶり19回目の開催となりました。    開催日は10月26日(土)で、来場者は1,600名余を数え、秋の夕べをコンサートと    幽玄の竹あかりで楽しんで頂きました。

   *実施時期:2019年9月13日~10月31日

*実施場所:吹田市野外活動センター

    *参 加 者:会員延べ399名

    *実施概要

 竹の伐出しや竹筒の作成と配置、会場の設営等万全の準備をして晴天を祈ってました。

 当日は願いが通じ絶好の竹あかり日和となりました。夕闇せまる野外ステージでは、

 黄昏コンサートが始まり、大阪学院大学のアカペラ、関西大学マンドリン部の演奏、

 北千里高校吹奏学部の演奏などが続きました。音楽の余韻を楽しみながら来場者は、

 そのまま竹林へ歩みを進めます。そこには星空と競うように、竹林に揺らめく天の川

 の出現です。数千本のローソクの明かりは、人々を一瞬、幽玄の世界に誘なったこと

 でしょう。来場者が発する「わぁ、きれい」「最高!」「感動した!」などの言葉は

 我々にとって最高の贈り物でした。

がんばりました!

      

 旋律は暗闇に溶けて……

    満天の天の川

準備は丁寧に

   揺らめく灯影

    

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          みどりの保全活動

■樹木調査と名札掛け事業(みどり組)

   市民にとって公園は、生活に潤いと安らぎを与える地域のオアシスであります。みど   り組は、2010年より吹田市全公園の樹木を調査し、主要樹木に名札を掛けてきました。   市民の方々に樹木を通して自然に親しんで頂き、合わせて緑の保全を図ろうとするも   のです。この事業は社会的にも高く評価され「トヨタ環境活動助成金」を頂いていま   す。今後は市民の方々に、更に緑に親しんで頂く機会を増やそうと「公園樹木ガイド」   に力を注いだ結果、多くの市民に参加を頂き感謝しています。   

  ●樹木調査と名札掛け事業

    *実施時期:2019年4月~2020年1月

   *実施場所:市内の公園 名札の彫刻作業は「花と緑の情報センター」の講習室

   *参 加 者:延べ210名

   *実施概要:約40公園で樹木を調査し、過去に取り付けた名札も点検。新たに名札約80枚を

          取付けました。これで累計は1,000枚強となります。古い名札は風雨にさらされ、

          紐が切れたり塗装がはがれたもの、また台風による倒木に付けていたもの等、

          メンテナスが必要な名札が数多く発見されています。今後は「公園樹木ガイド」

          に参加頂いている市民の方々にも、広く協力を呼びかけていくつもりです。

  ●「公園樹木ガイド」の活動

    *実施時期:2019年4月~2020年1月

   *実施場所:市内の7公園 

   *参 加 者:市民延べ298名(9回実施)

   *実施概要:「花とみどりの情報センター」と協働し、広報にも協力して頂いた結果、ほぼ

          毎月の開催となっています。現場ではみどり組ガイド役とそれを補助する仲間

          の日頃の研鑚が、市民参加者に樹木への関心と感動をよんでいるものと我々は

          考えています。また仲間の調査、研究の結晶である「公園樹木ガイド」の人気

          も高く増刷が必要な状況です。

          

          

万博記念公園   千里南公園 正雀、味舌水路遊歩道  

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          環境美化活動

■SELFクリーン作戦(市民文化グループ)

    私たちの理念の一つでもある「環境の保全」を図る活動について、その具体的な取    り組みとして、「SELFクリーン作戦」を実施しています。これは吹田市内の道路や    公園を歩きながらごみを拾い、清潔で美しい街づくりを行政と協働で市民にアピー    ルしているものです。

  ●第15回SELFクリーン作戦

    *実 施 日:2019年6月1日(土)

    *実施場所:豊津公園~商店街~国道~糸田川堤防~南吹田公園~吹田警察署~吹田市役所

          全行程約5Km  

   *参 加 者:12名

   *ゴミ分別:燃えるごみ:2袋・缶:1袋・ペットボトル:1袋 

    *実施概要:商店街はごみが少なく歩みは順調でしたが、国道沿いは吸殻、ペットボトル、 

          ビニール袋など、あらゆるごみが散見されました。糸田川では「オオキンケイ

          ギク」や「ミシシッピィアカミミガメ」が見られ外来種の脅威を感じました。

          この付近には「糸田川をきれいに」の横断幕や「アドプト・リバー・糸田川」

          の看板が目につきます。今日も「南金田自治会」が清掃作業をされていて、花

          壇などもきれいに管理され、住民の方々の熱意を感じました。快晴で暑い日だ

          ったので、2か所で休憩をとって元気回復、無事に本作戦を終了しました。

■環境美化推進員活動

    「吹田市環境美化に関する条例」に基づき、環境美化推進団体として認定を受けての    活動です。市民、事業者と連携し、ポイ捨ての防止や路上喫煙の適正化を図ることで    清潔なまちづくりを目指します。SELFからの登録団体名は「SELF-1」「SELF-2」    「SELF-3」の3団体ですが、今年は2団体が活動中です。

  ●「SELF-1」環境美化推進員活動

    *実施時期:2019年4月~2020年3月

          毎月第1水曜日午後1時間と年2回の早朝美化推進活動

    *実施場所:千里ニュータウンプラザ及び南千里駅周辺

   *参 加 者:延50名

   *実施概要:街を歩いてもごみは少なく、今はタバコの

          ポイ捨てもキャンペーンの効果が表われてる。

  ●「SELF-2」環境美化推進員活動

    *実施時期:2019年4月~2020年3月

          毎月第1月曜日午前の1時間

    *実施場所:JR岸辺駅北ロータリー及び南口周辺

   *参 加 者:延58名

   *実施概要:駅北口周辺のごみは少ないのですが、

          地下道周辺にはタバコのポイ捨てが目に付く。

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          環境美化活動

■特定外来生物の駆除活動(事業開発部)

    生態系は長い期間をかけて直接に、あるいは間接的に支え合って微妙なバランスの    上に成り立っています。そこに外から生物が侵入してくると、生態系のみならず、    人間の生活や各産業にまで幅広く悪影響を及ぼす場合があります。我々は身近なと    ころから行動することが生態系を守り、また生物多様性を守ることになると信じて    います。

  ●オオキンケイギク駆除作業(アジェンダ21すいた主催)

    *実施時期:2019年6月5日(水)

    *実施場所:千里高野台住宅駐車場周辺

   *参 加 者:25名(他団体と協働作業、内SELF3名)

   *実施概要

      近年、吹田市内には多くのオオキンケイギクが繁茂

      しています。この植物は5~7月頃に、黄色いコス

      モスに似た花を咲かせますが、繁殖力が強く周辺の

      在来種の生育場所を奪っていきます。そのため、こ

      れらの植物を餌にしていた虫や動物は生きていけま

      せん。在来種を守るためオオキンケイギクは2006年

      に特定外来生物に指定されました。駆除の方法は種

      を地面に落とさないこと、種が付く前に引きぬくこ

      となどです。

      当日はごみ袋68袋の成果があり、その後の処理は

      吹田市事業課にお願いしました。

  ● 講演会を実施     「生物多様性」と「外来種問題」について

   *講 演 者:武田義明氏(神戸大学名誉教授)

「外来生物から吹田の自然を守る会」代表

    *実施時期:2019年6月25日

    *実施場所:夢つながり未来館

   *参 加 者:15名

   *実施概要

      地球上の生きものは40億年という歴史の中で、様々な

      環境に適応して進化し、多様な生きものが生まれまし

      た。これらの生命はそれぞれに個性があり、お互いに

      支えあって生きています。しかし、この「生物多様性」

      が現在、人間の活動により脅かされ危機に瀕していま

      す。その要因が4っつあると教授は指摘されました。

       ①開発や乱獲 ②里地、里山などの手入れ不足   

       ③外来種の持込みなどによる生態系のかく乱

       ④地球温暖化 

      その他、日本の侵略的外来種のリストや要注意外来生

      物のこと、また吹田市にはびこっているオオキンケイ

      ギクへの駆除の取組みについても詳しく述べられまし

      た。  

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     「環境博士になろう」事業活動

この催しは吹田市及び吹田市教育委員会の後援を受け、子どもたちに自然の素晴らし   さや環境の大切さを、遊びながら学び考えてもらおうとする体験型の企画です。各組、    クラブの知恵と工夫、経験を結集して練り上げたもので、今回は第11回目です。    

■自然とエコの探検隊[1](市民文化グループ)

    *実 施 日:2019年7月25日(木)     *実施場所:吹田市自然体験交流センター

  ●環境クイズとごみ分別ゲーム(もったいない組)    *実施概要:環境クイズとごみの12種分別ゲームで

           楽しく学び考える。

   *参 加 者:児童と保護者約280名

吹田市の市民の木は? 花は? などなどの

環境クイズと、吹田市のごみ分別や、収集しない

ごみについて学んで頂きました。

  

●自然素材で工作、顕微鏡で自然観察(みどり組)

   *実施概要:「自然工作」「木の実でビンゴ」

          「ミクロの世界」

   *参 加 者:184名、

     木の実で遊んだり、顕微鏡で普段目にすることの無

     い世界を体験をしてもらい、自然に興味をもって

     もらうことに努めました。

  ●景観クイズと紙芝居(まち組)

   *実施概要:「知ってるかな? 吹田のこんな

ところ!」

   *参 加 者:幼児・小学生・保護者等150名

       吹田市内の有名な建物や風景の写真を見て

       名称を当てるクイズです。児童にも分かり

       易い場所を選び楽しんで頂きました。

       また、紙芝居は幼児にも分り易い4編を

       上演し、喜んでもらいました。

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     「環境博士になろう」事業活動

■自然とエコの探検隊[2](市民文化グループ)

  ●昆虫教室と昆虫採集(ちきゅう組)

   *実施概要:昆虫の勉強をしてから、実際に公園

          で昆虫採集。捕った虫の名前を調べた。

   *参 加 者:児童31名

     公園で捕虫網を振りまわして捕った昆虫を、

     図鑑で見つけたら、ず~と忘れないでしょう。

     しかし、お目当てのカブトムシやクワガタは

     見つからず残念でした。

  ●里山探検観察会(すいた里山クラブ)

   *実施概要:里山の実際を歩いて体験してもらった。

   *参 加 者:児童と保護者19名

里山(千里第2緑地)の素晴らしさや里山保全の

大切さを学んでもらいました。こんな機会の少ない

子ども達は興味津々の様子だった。保護者は「こん

なところに里山が!」と驚いている人が多かった。

  ●エコ工作(すいたエコクラフトクラブ)

   *実施概要:竹で水鉄砲作り

   *参 加 者:子ども70名と保護者

     水鉄砲の完成後は風船めがけて発射試験を

行い、洋服をびしょ濡れにして楽しんで

いました。

  ●食育クイズと綿菓子づくり(食育クラブ)

   *実施概要:クイズに答えてもらって、綿菓子を

提供しました。

   *参 加 者:市民と子ども約110名

食育クイズは、全学年が楽しめるものを用意し、

保護者と相談しながら回答するのが楽しそうで

した。また綿菓子の人気も抜群でした。

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■環境イベントへの参加活動(その1)

 今年度も数々のイベントに参加、市民との交流を深めながら普及活動を進めてきました。

 ●第18回万博ごみゼロウォーク(市民文化グループ)

    *実 施 日:2019年11月9日(土)

    *実施場所:くるくるプラザ~万博記念公園外周道路及び周辺施設

    *参 加 者:SELF会員14名 (参加総数:25団体、約440名) 

*主  催:万博ごみゼロウォーク実行委員会

*実施概要:今年からコースを3つに分けて出発しました。

歩く距離は昨年の半分にも満たず、随分楽な設定でした。

燃焼ゴミ2袋、空き缶2個、ペットボトル7個でした。

 ●すいた環境教育フェスタ(市民文化グループ・みどり組)

    *実 施 日:2020年2月1日(日)

 *実施場所:くるくるプラザ(資源リサイクルセンター)

    *参 加 者:市内小学生と教師・保護者  SELF14名

*主  催:吹田市環境政策室

*実施概要:このイベントは市内小学生を対象に環境教育の一環として行っており、

小学生による環境の自由研究発表の場となっています。また、市内環境団体

にとっては活動内容発表の場ともなっています。

今年は、参加20数団体の一つとして、みどり組が名札かけと公園

ガイド、自然工作の指導を行いました。工作は、どんぐりの実を

使って今年の干支ネズミを作り、参加者には大変喜んでいただき

ました。市長も立ち寄り熱心に見学されて、小学生が自然に親し

む活動を強く望まれた。

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動

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■環境イベントへの参加活動(その2)

 ●「第96回花と緑のフェア」へ参加(すいたエコクラフトクラブ)

   *実 施 日:2019年11月3日(日祝)    

*実施場所:千里南公園

    *参 加 者:一般市民家族連れ  SELF指導者10名

    *主  催:吹田市花と緑の情報センター

*実施概要:天候に恵まれた良き一日だった。

工作品はバンブーアート、販売品は竹かご、竹トンボ、植木鉢、その他

おもちゃ類、日用品など多数

 ●わくわくの郷オープンデー「ふれあい交流広場」に協力

    *実 施 日:2020年2月11日(月・祝)

*実施場所:吹田市自然体験交流センター「わくわくの郷」

    *参 加 者:幼児、子ども他一般市民(主催者発表602名)  SELF24名

    *主  催:わくわくの郷・吹田市自然体験交流センター

    *実施概要:わくわくの郷オープンデ―イベント「ふれあい交流広場」にわくわくの郷の

呼びかけでSELFから3つの組・クラブが参加しました。もったいない組は環境

かるた、環境クイズ、紙ヒコーキで出展。 里山クラブとエコクラフトクラブ

は竹馬づくりで参加しました。竹馬は予定の36セットを上回る人気で、予備を

を入れて40セットを製作しました。どちらも来場者に大変喜んでいただきました。

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動

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■子どもエコ工作教室(すいたエコクラフトクラブ)

  小学校や公民館の他に、企業の催しでもエコ工作の出前講座を行いました。

 ●竹田建設(株)夏休み親子工作教室

*実 施 日:2019年8月4日(日)

*実施場所:竹田建設(株)倉庫

*参 加 者:一般市民家族連れ、SELF指導者6名

    *工 作 品:竹の水鉄砲

*実施概要:すいた祭と重なり来客が少ない。

 ●吹三地区公民館 竹工作講座 *実 施 日:2019年8月21日(水)

*実施場所:吹三地区公民館 2階会議室

*参 加 者:吹三校区幼稚園児、小学校児童

    *工 作 品:虫のよちよち上がり、竹の起き上がりこぼし 

*実施概要:各30セット準備したが半分の参加にとどまった。

          来年もよろしくと お言葉を頂いた。

 ●吹田南小学校出前教室

*実 施 日:2020年2月17日(月) *実施場所:吹田南小学校 図工室 *参 加 者:4・5・6年生24名 教師3名  SELF指導者3名 *実施概要:「すいた環境学習協会」の活動を手短に紹介の後、「起き上がりこぼし」の

作製開始。授業時間45分内で予め書いてきてもらった下絵イラストをのり付け、

余分なところを切り取り手早く完成させた。

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動

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■地域の催し物に協力(すいたエコクラフトクラブ)

  地域の要望に応じて、体験講演や竹製品の出展、物販で喜んでいただきました。

 ●「すいすいくん祭り」支援

*実 施 日:2019年7月27日(土)

*実施場所:吹田市水道部

*参 加 者:一般市民家族連れ 入場者1067名(水堂部発表)   SELF指導者10名

*実施概要:水鉄砲の完成品30セット、素材70セットを提供して材料の選定組立てなど

工作指導とバンブーアート5種50セットの販売。21セットが売れた。

台風6号の影響で時々風と横殴りの雨で参加者が少ない。

 ●千一地区秋祭り「工作品納入」

*実 施 日:2019年11月4日(月祝)  納入は9月15日(日) *実施場所:千一小学校体育館 *参 加 者:千一地区小学校児童

*実施概要:バンブーアート2種類納入

毎年毎年違った工作品を提供していただき大変ですが来年もよろしく

とのことだった。

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動

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■企業や市の行事にも参加

 ●積水ハウス(株)「子どもの日チャリティ出展」(すいたエコクラフトクラブ)

    *実 施 日:2019年5月4日(土)~5日(日)の2日間

    *実施場所:新梅田シティ・ワンダースクエア

   *参 加 者:一般市民家族連れ 11,000人(積水発表)   SELF指導者:12名

    *実施概要:「世界に一つの名札つくり」と「バンブーアート」の有償工作指導と

箸、竹トンボ、宝船、花かごなど54品目の販売。

ビル風対策を心配したが風が穏やかで、今年は連休があと1日あり、他府県

の方が多く売れ行きはもう一つ。

 ●友好都市の特産品を使った料理実習(市との協同事業)(食育クラブ)     『市役所にパネル展示されました!!』

    *実 施 日:2020年1月6日(月)~31日(金)

    *実施場所:吹田市役所の地下通路ギャラリー

    *実施概要:吹田市との協同事業として2014年にスタート、昨年まで6年にわたり食育クラブ

で毎年一回ずつ実施してきました。この度、6つの友好都市(新潟県妙高市、

能勢町、土佐町、香美町、若狭町、高島市)すべてが終了したということで、

吹田市からパネル展示の提案があり実施に至りました。

環境にやさしいライフスタイルを普及させる活動

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■吹田市内緑視率調査事業

『緑の風を感じる大都市・吹田』の実現に向け、まちなかにみどりを増やす取り

組みを展開し、その一環として市内緑視率調査をスタートさせて今年で6年目にな

ります。市内候補地の経年変化を観察しながら、対策を立てる息の長い事業です。

*実施時期:2019年8月 

*実施場所:吹田市内44ヶ所

*実施概要:チーム員による定点監視の情報と緑視率算出

*参 加 者:SELF会員及び市民 17名

  ■吹田の道標調査と冊子づくり

吹田の旧街道沿いにある道標の位置、大きさ、文言、作成年月

を調べ、写真と共にまとめ、道標冊子として保存する。

これは、吹田の遺跡保全として役立てると共に、市民にまち歩

きの参考資料として活用してもらうことが目的です。

2020年3月に冊子が完成しました。

*実施時期:2018年4月~2020年3月

*実施場所:旧街道沿いにある道標20ヶ所

*実施概要:一つずつの道標の位置、大きさ、文言、作成年月

 を調べ写真を撮り纏める。

*参 加 者:SELFまち組会員 12名

  ■「オオキンケイギク駆除」講習会

オオキンケイギク駆除活動を本格化させる目的で講習会を

2回開催しました。駆除する目的、見分け方など神戸大学

名誉教授武田義明先生のご講演を頂きました。

*実施時期:2019年6月25日、11月17日

*参 加 者:延べ35名

  ■「出前講座のご案内」改訂版発行

出前講座の内容を詳しく紹介した冊子「出前講座のご案内」を3年ぶりに改定しました。今回の冊子には、全体で35講座を掲載しています。内容は、小学生低学年・高学年、中学生、市民用分けています。又、吹田市内の小中学校、公民館等へ配布し、活用頂くことにしています。今後とも実践を踏まえ、又、ご要望に応え、更に充実した講座を行う予定です。

環境問題に関する調査・研究活動

緑視率のはかり方の例 大阪学院大東交差点

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   SELFの組・クラブは、環境学習支援、環境保全に関連する知識や技能を習得するため、   其々工夫された手法にて、自己研鑽に努めています。  

■見学会、観察会などの一覧

  ●自主企画 施設見学会 (もったいない組)    *実施場所:①大山崎山荘②川端康成記念館③小林一三記念館

    *実 施 日:2019年7月6日,9月6日,11月7日

    *参 加 者:各見学会約10名、延べ約50名

    *実施概要:仲間とのコミュニケーション向上を図る

          見分を広げる、深める、環境活動への意識を高める

  ●自主企画 研修発表 (もったいない組) *実施場所:千里ニュータウンプラザ 6階 ラコルタ    *実 施 日:隔月偶数月     *参 加 者:延べ40名    *実施概要:会員が研究したテーマを発表 SDGs、アフガニス

    タンの旅、再生可能エネルーギーの現状と課題等 

  ●野草の観察と料理の会 (みどり組)     *実施場所:千里北公園とわくわくの郷(自然体験交流センター)

    *実 施 日:野草採集4月16日、料理の会4月17日

    *参 加 者:市民3名、みどり組23名

    *実施概要:事前の野草観察で食材探し10種類程度を採集する

          タケノコご飯、野草の天ぷらとおひたしなどを作る

          料理の後、食事会で親睦を図る

  ●樹木観察会(箕面) (みどり組)    *実施場所:箕面公園    *実 施 日:2019年4月29日 参加者:みどり組 10名    *実施概要:箕面公園の樹木観察実習(勉強会)          公園ガイドや名札かけ事業に生かす          花の樹木クロバイ、ウワミズザクラ、アオダモ他

  ●私市植物園観察会 (野草観察会 その2.)(みどり組)    *実施場所:私市植物園 *参 加 者:20名    *実 施 日:2019年5月15日    *実施概要:樹木と野草の勉強会

植物園の園芸員に詳しく案内していただく

広大な針葉樹林、広葉樹林で学べた

  ●妙見山観察会とBBQ会 (みどり組)    *実施場所:妙見山    *実 施 日:6月19日    *参 加 者:みどり組13名 新人参加    *実施概要:アジサイの鑑賞とブナ原生林の散策

 初夏のみどりを満喫し、足元のササユリを観賞 五月定例会とBBQを楽しむ

見学・観察で楽しく自己啓発を進める活動

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   SELFの組・クラブは、環境学習支援、環境保全に関連する知識や技能を習得するため、   其々工夫された手法にて、自己研鑽に努めています。

■見学会、観察会などの一覧

  ●自主企画 宇治市立植物園観察会 (みどり組)    *実施場所:宇治市立植物園

    *実 施 日:2019年10月16日

    *参 加 者:10名

    *実施概要:植物の勉強のため宇治市立植物園での観察会

          学芸員に詳しく説明していただく

同時に簡単に定例会を実施する

  ●自主企画 まち組-みどり組 ジョイント・ウォーク *実施場所:阪急嵐山~阪急上桂    *実 施 日:2019年11月20日    *参 加 者:みどり組11名、まち組15名

    *実施概要: ・京都西の疎水沿いに静かな田舎町が素晴らしかった

・松尾大社、月読神社は歴史を感じる雰囲気が良かった

・4.5キロは少し長かったか?

  ●自主企画 安全祈願行事 (すいた里山クラブ) *実施場所:千里第2緑地・箕面市春日神社

    *実 施 日:令和2年1月10日

    *参 加 者:会員及び市民  スタッフ:16名

    *実施概要:毎年里山クラブの恒例行事

          箕面市の春日神社に参拝して安全を祈願した。

見学・観察で楽しく自己啓発を進める活動

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●まち歩き(まち組)

  毎月、例会の午後は担当幹事が企画した「まち歩き」で、吹田市及び  近隣都市の自然環境・生活環境・文化的な遺産・史跡を見学、学習し  ています。  今年度の主な行き先は以下の通りです。

①野崎観音(慈眼寺)を探訪 実施時期:2019年4月5日(金) *新設のJR大阪東線を利用して野崎参り

②のだふじ巡り 実施時期:2019年4月26日(金) *のだふじ満開の時期を狙って5月のまち歩きを速めた。

③NHK「BKプラザ」見学と難波宮遺跡の探訪 実施時期:2019年6月7日(金) *大阪歴史博物館では、難波の宮遺跡・古墳時代の大型倉庫の復元を見学

④造幣局博物館及び周辺施設の見学 実施時期:2019年7月5日(金)

⑤御幣島 あおぞら財団を訪ねて 実施時期:2019年9月6日(金) *大気汚染公害から地域再生への取り組みの経緯や現状を勉強した。

⑥伏見桃山陵と周辺散策 実施時期:2019年10月4日(金) *伏見桃山城本丸跡南斜面にある明治天皇陵と昭憲皇太后陵に拝礼。

⑦嵐山~松尾大社周辺散策 実施時期:2019年11月20日(水) *紅葉見学で賑わう京都嵐山をみどり組とジョイントウォーク

⑧江坂から吹田街道道標散策  実施時期:2019年12月6日(金) *江坂西道標、東道標から吹田街道をひたすら東へ、JR吹田駅まで散策

⑨尼崎七福神巡りと尼崎城 実施時期:2020年1月10日(金) *尼崎戎神社を参拝後七福神めぐり、尼崎城の見学

⑩阪急東通りから天満を歩く 実施時期:2020年2月7日(金) *阪急東通り商店街や太融寺、天神橋筋商店街、くらしの今昔館を見学

≪※写真は上から①、②、③、⑥、⑦の5枚≫ 

見学・観察で楽しく自己啓発を進める活動

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SELFの活動内容を広く市民、会員の皆様にお知らせする「SELFnewsletter」の発行、や、  活動報告書の発行、ホームページの運営事業等を行っています。

■SELFの広報紙「SELFnewsletter」発行

  ・創刊:2005年1月

  ・年4回(4月、7月、10月、1月)発行

  ・配布先:会員のほかに、吹田市内小・中・高校、

       公民館等吹田市公共施設、吹田市役所、

       吹田市市会議員など。

  ・発行部数:700部

■SELF 活動報告書発行

  ・発行:2019年5月

  ・配布先:会員のほかに、吹田市内小・中・高校、

       公民館等吹田市公共施設、吹田市役所、

  ・発行部数:500部

■ホームページの運営

  ・2007年1月HP立上げ

  ・2011年4月に画面構成を更新した

  ・URL:http://www.npo-self.net  ・原則毎月10日に更新

  ・トップページではSELFの活動紹介と

   組織の理念・沿革・定款・年次報告を用意

  ・各組・クラブの活動は各組・クラブのページで報告

■新賛助会員紹介 

広報活動

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・マロニー株式会社「マロニー」を中心に「くずきり」「ポン酢」「海藻麺」などを扱う食品メーカーです。

「マロニー」は、大自然の恵みを生かした食材の開発という企業理念から、北海道のジャガイモの澱粉を

原料として作られた煮崩れしにくい新しいはるさめです。

事業活動を通して発生する「環境負担」の低減に積極的に取り組まれています。

・創業:1950年9月17日 本社:吹田市中の島町2番26号 http://www.malony.co.jp

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■設立   2004年9月15日

■設立趣旨書

     今、環境問題は人類に課せられた共通にして最大の課題であります。20世紀の急速な産業活動の発展は、

   地球環境に著しい汚染・破壊をもたらし、あらゆる生き物の営みに危害を与え続けてきました。

     21世紀は環境の世紀といわれています。地球サミットにおける”リオ宣言”の「持続可能な発展」に呼応して、

   みんなが現状をよく理解し、地球環境の危機的状況を救うため、あくことなく積極的に立ち向かう大きなエネル

   ギーが地球規模で求められています。

     こうした中で、私達「すいたシニア環境大学」を修了した「環境の語り部」の会員が中心になって、多様な人生

   経験を活かして交流し、研鑽し合い、元気で行動力に富むシニアの活動団体を設立することによって、地域の

   環境教育支援に主眼を置き、エコマインドの涵養や環境保全のために一隅を照らす価値ある存在になりたいと

   願望するところです。

     私達は、市民・地域行政部門並びに企業、大学などの教育機関及び諸団体等とも広く交流し。地域の健全な

   発展に鋭意努めるとともに、結果として会員の生き甲斐にも資するよう、一同が相協力して行動することを誓う

   ものであります。

    そこで、特定非営利活動促進法に基づき、法人格を取得することにより、現在の活動基盤を更に充実させ、

   より豊かな人間性の回復に貢献する事を目的として本法人を設立するものであります。

■活動の内容

   1.社会教育の推進を図る活動

   2.まちづくりの推進を図る活動

   3.学術、文化、芸術またはスポ-ツの振興を図る活動

   4.環境の保全を図る活動

   5.地域安全活動

   6.子どもの健全育成を図る活動

   7.前各号に掲げる活動を行う団体の運営、活動に関する連絡、助言または助言の活動

■会員の現況(2020年3月31日現在)

  ○正会員  122名     ○賛助会員  9社       ○特別会員  7名

  ◇賛助会員(敬称略、50音順)

アイワホーム株式会社 吹田市大阪ガス株式会社 北部リビング営業部 高槻市

向洋電機株式会社 吹田市

(公財)千里リサイクルプラザ 吹田市

竹田建設株式会社 吹田市

株式会社日本触媒 吹田地区研究所 吹田市

マロニー株式会社 吹田市

山崎製パン株式会社 大阪第一工場 吹田市

リコージャパン株式会社 関西営業本部 MA事業センター 大阪市

  ◇特別会員(順不同)

佐藤 健二 様 元大阪府環境農林水産総合研究所 企画調整部長

杉山 寧  様     元NPO法人シニア自然大学講師

藤田 正憲 様 大阪大学名誉教授

花田 肇  様 リコージャパン株式会社 関西MA事業部長

松村 暢彦 様 愛媛大学大学社会共創学部教授

岩崎 貞治 様 大阪ガス株式会社 北部地区支配人

三輪 信哉 様 大阪学院大学大学院国際学研究科教授

NPO法人 すいた環境学習協会の概要

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■ 組織図

  ◇当協会2019年度役員    理事長         牛田 敏英 理事     石橋 修作 理事     前川 光宏

    副理事長        鈴鹿 雅信 理事     菅田 勲

    副理事長        藤田 和則 理事     椎橋 保彦

    理事(事務局長)   大和田壽郎 理事     清水 牧男 監事 青山 芳夫

    理事(会計)      吉村 修 理事 豊川 文子 監事 米田 堯

  ◇組織の機能など     事務局 :総務広報グループ、会計 

     事業統括部 :事業活動の調整、統括 

     事業開発部 :新規事業の開拓、助成金事業の申請、賛助会員拡大

     環境学習グル-プ :小中高、生涯学習支援の窓口、SELFの講座編纂など

     市民文化グル-プ :行政、諸団体と協働した各種イベントの窓口、普及啓発活動の企画など

     事業活動グル-プ:

       もったいない組 :ごみ減量を資するライフスタイルの提言、3Rから、持続可能な社会の実現方法に至るまで

            その普及啓発と実践並びに環境学習支援活動を行っています。

       そら組 :大気・水質・科学物質などを中心とした生活環境問題を取り扱い、私達はこうした環境問題を正しく

            理解するように努め、市民や子どもたちにわかりやすく伝えるようコ-ディネ- トしています。

       ちきゅう組 :地球温暖化、ヒ-トアイランドとその対策、家庭で出来る地球温暖化対策、これからのエネルギ-

       問題など、地球環境や家庭内ライフスタイルに関する問題に取組んでいます。

       まち組 :『まち』をエコロジカルな視点でとらえる習慣を身につけ、「ときめき」「やすらぎ」「ふれあい」のある

           環境にやさしい「吹田のまちづくり」を目指します。

       みどり組 :自然界の多くの植物を対象に、観察しながら生態系を勉強し、草花や樹木の生きる力と工夫を

           知って自然への憧憬と親しみを感じつつあらゆる生き物との共生へ向けて取組んでいます。

     事業活動クラブ:

       すいた里山クラブ:千里第2緑地保全活動の推進と関連イベント企画運営

      すいたエコクラフトクラブ:千里第2緑地の間伐材などを活用したエコクラフト教室の開催など

   すいたビオトープクラブ:①ビオトープの新設、改修、維持管理、学習支援 ②みどりのカーテン設置と

       維持管理の支援、及び付帯する学習支援 ③校庭の田んぼづくりと学習支援

食育クラブ:食をとりまく環境のうち、食を考える習慣、知識、選択する判断力を身につける重要性の啓発推進。

総 会

理 事 会監 事

理 事 長

事 務 局

総 務 広 報 G

会 計

事 業 開 発 部事 業 統 括 部

企 画 委 員 会

リ-ダ-連絡会

環境学習グループ 市 民 文 化 グループ 事 業 活 動グループ 事 業 活 動クラブ

NPO法人 すいた環境学習協会の概要

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◇入会ご案内

  正会員: 3,000円/年  賛助会員: 5,000円/年、1口

  銀行口座: 三井住友銀行 千里中央支店 普通預金 口座番号 0720246

       口座名義: 特定非営利活動法人すいた環境学習協会

特定非営利活動法人 すいた環境学習協会

〒565-0852 大阪府吹田市千里山竹園1丁目3番G-501号

牛田 敏英 TEL/FAX : 06-6386-9503

E‐mail : ushidat[email protected] URL : http://www.npo-self.net

千里の竹あかり (北千里・わくわくの郷)