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“水あか”の除去方法について
<目次>
1.“水あか”の発生要因
2.“水あか”が発生しやすい場所 (タンク蓋・手洗い金具・便器ボウル面)
3. 準備するもの
4. 豆知識
5. 作業手順 (タンク蓋・手洗い金具・便器ボウル面)
6. 水あか抑制のアドバイス(日々のお手入れ)
“水あか”の除去方法について
水あかは、水道水に含まれるケイ酸やカルシウム、
マグネシウムなどが水滴として付着し、湿潤と乾燥を
繰り返す過程の中で、空気中の酸素や二酸化炭素と
結合して白色の固形となり堆積したものです。
●湿潤(濡れる) → 乾燥 → ・・・繰り返すことで・・・必ず水あかが発生する
湿潤 乾燥 ※水質や使用頻度によって異なるが、
約1週間で発生した水あか
1.“水あか”の発生要因
“放置しておくと非常に頑固で落ちにくくなり、
削り落とすしか方法がなくなります!”
2.“水あか”が発生しやすい場所・・・①タンク蓋 手洗い水により、湿潤・乾燥を繰り返すため、全面に水あかが発生しやすい
<排水口周辺>
<手洗い鉢外側>
<手洗い鉢中央付近>
しつこい水あか
“水あか”の除去方法について
2.“水あか”が発生しやすい場所・・・②手洗い金具 手洗い水により、湿潤・乾燥を繰り返すため、全面に水あかが発生しやすい
<吐水口周辺>
<手洗い管全面>
しつこい水あか
“水あか”の除去方法について
2.“水あか”が発生しやすい場所・・・③便器ボウル面
水溜まり面の外部は、湿潤・乾燥を繰り返すため、水あかが発生しやすい
<吐水口付近> <ボウル手前付近>
<ボウル外部付近>
“水あか”の除去方法について
3.準備するもの
名称 きらりあ 蛇口まわりのクリーナー
メーカー TOTO株式会社 品番 THYZ3 容量 200ml
特徴
・弱アルカリ性(研磨剤入り) ・水栓金具はもちろん、陶器にも使用可。 ・ミクロ研磨粒子配合で、しつこい水あかやうろこ状の 水滴あとを陶器にキズを付けずに効果的に除去する ことができる。
●洗剤
●道具類
名称 食品包装用
ラップフィルム タオル (雑巾)
トイレ用 スポンジ
歯ブラシ (使い古し)
数量 適量 2~3枚程度 1~2個程度 1ヶ
写真
★購入方法はこちら ↓
“水あか”の除去方法について
4.豆知識: 『何故、ラップフィルムを使うのか?』 ●水あか除去は、洗剤を塗布して念入りに擦り落すことがポイントとなる。
洗剤が浸透しないため、少量でOK。
効率的に水あかを除去することが可能。
洗剤を塗布
スポンジの場合
スポンジが洗剤を吸収してしまい、効率良く水あかを
除去することが出来にくい。また洗剤の量も増える。
ラップフィルムの場合
“水あか”の除去方法について
5.作業手順 (①タンク蓋) № 手順 作業内容 ポイント
1 作業前準備
<準備するもの> ・道具:食品包装用ラップフィルム、トイレ用スポンジ、 タオル(雑巾)、歯ブラシ(使い古した物) ・洗剤:きらりあ 蛇口まわりクリーナー(TOTO製 洗剤)
2 作業前段取り
・はじめに必ず止水栓を閉めて作業開始してください。 ・タンク蓋は、必ずタンク本体から取り外して別の場所で 除去作業を行ってください。 ・タンク蓋から手洗い金具を外してください。 ・洗い場を確保してください。(洗面所、お風呂場など)
止水栓は必ず閉めること。 洗剤が内部金具の劣化等に影響するため、蓋は取り外して作業すること。
3 養生 ・タンク蓋や洗い場にキズが付かないように養生して 作業してください。
水や洗剤を使ってすべりやすくなるため、落下などによる破損や怪我に注意。
4 水洗い ・はじめに全体の埃や汚れを落とすために、スポンジなど で水洗いをして水気を十分に拭き取ってください。
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洗剤塗布・擦り・水洗い 作業
①水あか部分に洗剤(きらりあ)の原液を塗布し、 ラップフィルムを使って念入りに擦ってください。 ②①を数分間実施後、水洗いして水あかの有無を確認。 ③水あか残りがある場合は、①②を繰り返してください。
洗剤は水で薄めず、原液を 塗布すること。 ラップフィルムは適当な大きさに折りたたんで使用。
6 仕上げ ・水あかが除去できたら、水洗いし乾拭きして完了。 ・タンク蓋に手洗い金具を取付けてください。 ・タンク本体にタンク蓋をセットしてください。
タンク本体にセットする際、 手洗い金具を確実に差し込むこと。タンクの浮きやぐらつきを確認すること。
“水あか”の除去方法について
5.作業手順 (②手洗い金具)
№ 手順 作業内容 ポイント
1 作業前準備
<準備するもの> ・道具:食品包装用ラップフィルム、タオル(雑巾) 歯ブラシ(使い古した物) ・洗剤:きらりあ 蛇口まわりクリーナー(TOTO製 洗剤)
2 作業前段取り
・はじめに必ず止水栓を閉めて作業開始してください。 ・タンク蓋をタンク本体から取り外し ・タンク蓋から手洗い金具を外して別の場所で除去作業を 行ってください。(タンク蓋裏のナットを緩めて外す) ・洗い場を確保してください。(洗面所、お風呂場など)
止水栓は必ず閉めること。 洗剤が内部金具の劣化等に影響するため、蓋は取り外して作業すること。
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洗剤塗布・擦り・水洗い 作業
①水あか部分に洗剤(きらりあ)の原液を塗布し、 ラップフィルムを使って念入りに擦ってください。 ②①を数分間実施後、水洗いして水あかの有無を確認。 ③水あか残りがある場合は、①②を繰り返してください。 ※吐水口のしつこい水あかは、歯ブラシを使ってください。
洗剤は水で薄めず、原液を 塗布してください。 ラップフィルムは適当な大きさに折りたたんで使用して下さい。
4 仕上げ
・水あかが除去できたら、水洗いし乾拭きして完了。 ・タンク蓋に手洗い金具を取付けてください。 ・タンク本体にタンク蓋をセットしてください。
手洗い金具を取付ける際、 ナットは手で締めること。 タンク本体にセットする際、 手洗い金具を確実に差し込むこと。タンクの浮きやぐらつきを確認すること。
“水あか”の除去方法について
5.作業手順 (③便器ボウル面)
№ 手順 作業内容 ポイント
1 作業前準備
<準備するもの> ・道具:食品包装用ラップフィルム、トイレ用スポンジ トイレ用ブラシ歯ブラシ(使い古した物) バケツ、ビニール手袋 ・洗剤:きらりあ 蛇口まわりクリーナー(TOTO製 洗剤)
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洗剤塗布・擦り・水洗い 作業
①水あか部分に洗剤(きらりあ)の原液を塗布し、 ラップフィルムを使って念入りに擦ってください。 ②①を数分間実施後、水洗いして水あかの有無を確認。 ※給水したバケツを使ってスポンジやブラシなどで 洗剤を落とし、便器洗浄してボウル面全体を水洗い してください。 ※吐水口などは、使い古した歯ブラシなどを使用。 ③水あか残りがある場合は、①②を繰り返してください。
洗剤は水で薄めず、原液を 塗布してください。
3 仕上げ ・水あかが除去できたら完了。
“水あか”の除去方法について
6.水あか抑制のアドバイス
★水あかを抑制する手段としては、
やはり日常のお手入れが不可欠になります!
●日頃(毎日)のこまめなお手入れで、トイレの清潔さを長持ちさせる
ことができます。中性洗剤やアルカリ性洗剤で日々のお手入れを
お願いします。
●湿潤・乾燥を繰り返し、放置し続けることで水あかが蓄積するため
タンク蓋や手洗い管などは、1回/日乾拭きすることをお奨めします。 ・気付けば、乾いたタオル等で拭き取ることで“水あか”は防げます。
※メーカー指定以外の研磨剤入り洗剤は、
陶器にキズが付くため、使用不可
指定:“きらりあ”蛇口まわりクリーナーは使用可
注意
“水あか”の除去方法について
おわり
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