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2変数の 2次式の標準形について(その1)
⼾瀬 信之
AhPa1 S_PC1*h
kyRR年 y8月 k9⽇ �i 駒場
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 R f Rj
S 1 . n LOG Part 0 1 .
name
2変数の 2次式
2次実対称⾏列A =
✓a cc b
◆と 2次元⾏ベクトル � = (d e)を⽤い
て、2変数の多項式を
F (x, y) = ax2 + 2cxy + by2 + dx+ ey + f
= (A~v,~v) + �~v + f
と表⽰します。ただし、~v =
✓xy
◆と定めます。
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 k f Rj
nnn
→ ←essere circle
ll
c de) (な)
A も 02 の場合 を_ ffも平言終生が消の
平⾏移動座標変換
この式を平⾏移動座標変換✓xy
◆=
✓⇠1⇠2
◆+
✓↵1
↵2
◆
を⽤いて簡単にすることを考えます。
以下では~⇠ =
✓⇠1⇠2
◆, ~↵ =
✓↵1
↵2
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 j f Rj
To'
ヨ (主) を 見付け て
平⾏移動座標変換
この式を平⾏移動座標変換✓xy
◆=
✓⇠1⇠2
◆+
✓↵1
↵2
◆
を⽤いて簡単にすることを考えます。
以下では~⇠ =
✓⇠1⇠2
◆, ~↵ =
✓↵1
↵2
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 j f Rj
o'
で = らが
座標変換の計算
F (x, y) = (A(~⇠ + ~↵), (~⇠ + ~↵)) + �(~⇠ + ~↵) + f
= (A~⇠, ~⇠) + (A~↵, ~⇠) + (~↵, A~⇠) + (A~↵, ~↵)
+�~⇠ + �~↵+ f
= (A~⇠, ~⇠) + 2(A~↵, ~⇠) + �~⇠
+(A~↵, ~↵) + �~↵+ f
= (A~⇠, ~⇠) + (2A~↵+ t�, ~⇠) + F (↵1,↵2)
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 9 f Rj
で = らが、、
Aら + AT
-
ピー 」
○でが、
鍵に/で晴発にもが二 o とる3. A = も A
|A| 6= 0のとき
2A~↵+ t� = ~0すなわち
~↵ = �1
2A�1t�
とするとF (x, y) = a⇠21 + 2c⇠1⇠2 + b⇠22 + f 0
ただしf 0 = F (↵1,↵2)
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 8 f Rj
一、
_o
実対称⾏列は回転⾏列で対角化可能
Aは実対称⾏列なので回転⾏列で対角化可能。回転⾏列R が存在して
tRAR =
✓r 00 s
◆
と対角化できます。
さらに ~⇠ = R~⌘と回転座標変換をすると
(A~⇠, ~⇠) = (AR~⌘, R~⌘) = (tRAR~⌘, ~⌘) = r⌘21 + s⌘22
と変換される。よって
F (x, y) = r⌘21 + s⌘22 + F (↵1,↵2)
となる。
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 e f Rj
ではな「
武、
実対称⾏列は回転⾏列で対角化可能
Aは実対称⾏列なので回転⾏列で対角化可能。回転⾏列R が存在して
tRAR =
✓r 00 s
◆
と対角化できます。
さらに ~⇠ = R~⌘と回転座標変換をすると
(A~⇠, ~⇠) = (AR~⌘, R~⌘) = (tRAR~⌘, ~⌘) = r⌘21 + s⌘22
と変換される。よって
F (x, y) = r⌘21 + s⌘22 + F (↵1,↵2)
となる。
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 e f Rj
」
」
座標。
具体例
A =
✓2 11 2
◆- b = (�8 � 4) の場合、すなわち
F (x, y) = 2x2 + 2xy + 2y2 � 8x� 4y
の場合は
~↵ = �1
2
✓2 11 2
◆�1✓�8�4
◆= �1
2· 13
✓2 �1�1 2
◆✓�8�4
◆=
✓20
◆
として ~⇠ = ~v � ~↵ と平⾏移動座標変換をすると
F (x, y) = (A~⇠, ~⇠)� 4
となります。
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 d f Rj
が惑いが 2型。。 i
-
i 。 三 -i ( )
0 0
gにしに 3
具体例 ULQXkV
Aの固有値は
�A(�) =
������ 2 �1�2 �� 2
���� = (�� 1)(�� 3)
からAの固有値は � = 1, 3
� = 3のときは
A~⇠ = 3~⇠ ,✓
1 �1�1 1
◆✓⇠1⇠2
◆= ~0 , ⇠1 = ⇠2
から~⇠ =
✓⇠1⇠1
◆= ⇠1
✓11
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 3 f Rj
」
具体例 ULQXkV
Aの固有値は
�A(�) =
������ 2 �1�2 �� 2
���� = (�� 1)(�� 3)
からAの固有値は � = 1, 3
� = 3のときは
A~⇠ = 3~⇠ ,✓
1 �1�1 1
◆✓⇠1⇠2
◆= ~0 , ⇠1 = ⇠2
から~⇠ =
✓⇠1⇠1
◆= ⇠1
✓11
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 3 f Rj
T.
具体例 ULQXjV
� = 1のときは
A~⇠ = ~⇠ ,✓�1 �1�1 �1
◆✓⇠1⇠2
◆= ~0 , ⇠1 = �⇠2
から~⇠ =
✓�⇠2⇠2
◆= ⇠2
✓�11
◆
~r1 =1p2
✓11
◆- ~r2 = 1p
2
✓�11
◆- R = (~r1 ~r2)と定めると
AR = R
✓3 00 1
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 N f Rj
具体例 ULQXjV
� = 1のときは
A~⇠ = ~⇠ ,✓�1 �1�1 �1
◆✓⇠1⇠2
◆= ~0 , ⇠1 = �⇠2
から~⇠ =
✓�⇠2⇠2
◆= ⇠2
✓�11
◆
~r1 =1p2
✓11
◆- ~r2 = 1p
2
✓�11
◆- R = (~r1 ~r2)と定めると
AR = R
✓3 00 1
◆
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 N f Rj
一健がAR = (た )
具体例 ULQX9V
このとき ~⇠ = R~⌘と定めると
F (x, y) =
✓✓3 00 1
◆~⌘, ~⌘
◆� 4 = 3⌘21 + ⌘22 � 4
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Ry f Rj
G と
の
.
o'
• °
。
|A| 6= 0のときの等⾼線 F (x, y) = C
|A| = rs > 0のときは楕円、1点、空集合が出てくる
|A| = rs < 0のときは双曲線(例外的に、2直線)が出てくる
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 RR f Rj
M-
武井、h S > o wfで toiで t には) = C
.
r = WF, B = of C - FCの〉oた者 用
やー 、= 0 1点 oが
? こた ftp.i
|A| 6= 0のときの等⾼線 F (x, y) = C
|A| = rs > 0のときは楕円、1点、空集合が出てくる
|A| = rs < 0のときは双曲線(例外的に、2直線)が出てくる
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 RR f Rj
-
rso.se o wfで_ wiな C-下に)
r = w し、s = - of C - FCの キ o の間約一
二 o 三車に近刮、hhyn 交わる 2直線 r
|A| = 0のときの等⾼線
|A| = rs = 0のとき、r 6= 0, s = 0の場合(注意)r = s = 0のときはA = 0となる
ある回転⾏列Rに対して
AR = R
✓r 00 0
◆
と対角化できる。~v = R~⇠とすると
F (x, y) = r⇠21 + bR~⇠ + f
ここで bR = (d0 e0)とすると
F (x, y) = r⇠21 + d0⇠1 + e0⇠2 + f
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Rk f Rj
Part 02e
A = (と)
FIJI aitていytey +4も (か ) + J= (A しない なら ) +4 f 、 しな ) t 5 .
ヨ P : 回転 が AP = GO ) とできる 。
OS
1 が API = rs 。磯訕 比がいい 点橤い
o =には、 後 1)
|A| = 0のときの等⾼線
|A| = rs = 0のとき、r 6= 0, s = 0の場合(注意)r = s = 0のときはA = 0となる
ある回転⾏列Rに対して
AR = R
✓r 00 0
◆
と対角化できる。~v = R~⇠とすると
F (x, y) = r⇠21 + bR~⇠ + f
ここで bR = (d0 e0)とすると
F (x, y) = r⇠21 + d0⇠1 + e0⇠2 + f
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Rk f Rj
(な)= R (䚯(A呦 (別
iii._ r
sippo" TR)がこ いでぼ .
0
|A| = 0のときの等⾼線
e0 6= 0のときの等⾼線は、軸が ⇠2軸に平⾏な放物線
e0 = 0のときの ⇠2軸に平⾏な 2直線、1直線、または空集合
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Rj f Rj
簿が一
-D.
2+ d'
S、+幽な
一
二 dii.琴髟珪* 。
二 一 三〇 ( ち、一 *がた 褧の
|A| = 0のときの等⾼線
e0 6= 0のときの等⾼線は、軸が ⇠2軸に平⾏な放物線
e0 = 0のときの ⇠2軸に平⾏な 2直線、1直線、または空集合
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Rj f Rj
陛癱に 直線
る、こ だに
い ず + d'
S、t.tt = C
'
et'
に- i +武 で
|A| = 0のときの等⾼線
e0 6= 0のときの等⾼線は、軸が ⇠2軸に平⾏な放物線
e0 = 0のときの ⇠2軸に平⾏な 2直線、1直線、または空集合
⼾瀬 信之 UAhPa1 S_PC1*hV 2 変数の 2 次式の標準形について(その1) kyRR 年 y8 月 k9 ⽇ �i 駒場 Rj f Rj