190 4x4MAG 2008-02 191 4x4MAG 2008-02 INTERVIEW ×'96 30 使!? Ayano's Bar Ayano's Bar Ayano's Bar 50 退!? 宿【エヌズ・ステージ】 岩手県盛岡市三本柳12-19-1 TEL.019-637-3177 http://www.ns-stage.com 【GMシボレー盛岡】 岩手県盛岡市三本柳11-8-10 TEL.019-632-6222 http://www.gm-morioka.com がある。仲間こそ僕の宝。 エヌズ・ステージ 代表 矢羽々 博征 氏 1970年9月10日生まれ。日産プリンス東京販売で経 験を積んだ後、故郷・盛岡へ戻り、父・俊雄氏(現会 長)が社長を務める(有)西根自動車に入社。 '96年に エヌズ・ステージを立ち上げた。そして仲間達がア メ車に乗りはじめたことをヒントに、'06年GMシボ レー盛岡をオープン。 「格好良く映る」という一貫し たテーマは、ジムニーのみならずアメ車の新車コン プリートにも踏襲されている。 (有)西根自動車、(有) スーパーキャスト、そして'08年1月より法人化され る(株)エヌズ・ステージの代表取締役。日本オート モービルカレッジ同窓会会長も務める。 N'S STAGE 岩手 良き友のおかげで、今 コンサートを終えたアーティスト達も通う「Ayano's Bar」 (TEL.019-622-5110)。ライブも行われている。 30 宿×SHOP INFO お客様とのお付き合いをクルマだけで終えたくないという考 えでバーをオープン。クルマを肴にグラスを傾けられる店だ。 ホテルのラウンジか と錯覚させる造りの 「GMシボレー盛岡」の カウンター。照明や家 具のひとつひとつに 高級感が漂う。 GMシボレー盛岡はキャンピングトレーラー・エアストリー ム(写真奥)の正規代理店でもある。仲間や社員と共に、こう してエアストリームを牽いてキャンプに出かけることも。 ジムニー祭りのメイ ンイベント「トライ アルレース」。注目の 決勝ではコースの至 る所をギャラリーが 取り巻く。写真はイ ンタビューにも名前 が出てくる吉田明成 選手。 カスタマイズジムニーの新車コ ンプリート「N's Limited 侍」シ リーズは全7タイプをライン ナップ。写真は、南部仕様。 【 interviewer 】 フォーバイフォーマガジン社 営業部部長 水島 仁 2回目となったこのコーナー。 インタビューで伺ったことを、 書いて伝える作業は本当に難 しいと痛感しています。至ら なさばかりが目立ってしまい ますが、読者そして業界の皆 さん、どうか寛大な気持ちで、 ご一読頂けたら幸いです。

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Page 1: 4 190-191 水島-N'sns-stage.heteml.jp/book/images/magazine_200802/magazine...N'S STAGE 岩手 良き友のおかげで、今 コンサートを終えたアーティスト達も通う「Ayano's

1904x4MAG 2008-02191 4x4MAG 2008-02

INTERVIEW

ジムニー乗りとしての誇りを

これが発想の原点

 

毎年6月に開催される「ジ

ムニー祭り」。8回目となった

今年は、3万人を超える参加

者が集まった。また、エヌズ・

ステージでは、他店に先駆け

てカスタマイズジムニーの新

車コンプリート販売をいち早

く開始。1000台近くの新

車コンプリート販売実績を誇

る。現在、4×4業界関係者か

ら注目されているひとりであ

る、矢羽々博征社長にお話し

を伺った。

水島:'96年にエヌズ・ステー

ジを立ち上げられましたが、

最初からジムニーを主力にし

ていたわけではないんですね。

矢羽々氏(以下敬称略):そう

なんです、メインはワゴンR

でした。ただ偶然にも、当時私

はジムニーSJ30を渓流釣り

の足に使っていたんです。そ

んなとき、今や私たちのレー

くまとまる必要なんかないっ

てね。以来、仲間達と集まっ

ては、釣りやジェットスキー、

ウェイクボード、野球、ダー

ツ、キャンプ、スノーモービ

ル、そしてクルマといろんな

遊びを楽しんでいます。さま

ざまな分野の人たちとも出会

えるし、今取り組んでいるこ

とが正しいか否かの判断にも

役立つんです。

水島:矢羽々さん、ひとつ忘

れていませんか! ?

「夜の遊

び」のことを!

矢羽々:そうでしたね(笑)。

GMシボレー盛岡のインテリ

アは、ネオン街からヒントを

得たものも少なくないんです

よ。ちょっぴり授業料は高く

つきましたけど(笑)。いまは、

ソムリエの資格を取るべく勉

強中です。

水島:そして、ついに矢羽々

さん自ら、バーをオープンさ

れましたね。

矢羽々:「A

yano's Bar

」、そ

して、来年1月にはワインブ

ティック「アッシュドベイ」

がグランドオープンします。

1階の「アッシュドベイ」で

ワインを買って、そのまま地

下の「A

yano's Bar

」へ。ワイ

ンに合わせたシェフお任せの

料理と一緒に召し上がってい

ただきたいんです。だから、

「Ayano's Bar

」にメニューは存

在しません。

水島:矢羽々さんには驚かさ

れることばかりですが、50歳

で引退って本当ですか! ?

矢羽々:リタイアというワケ

ではなく、海や街が見渡せる

リゾート感覚の宿泊施設を作

りたいんですよ。今まで私に

【エヌズ・ステージ】岩手県盛岡市三本柳12-19-1TEL.019-637-3177http://www.ns-stage.com

【GMシボレー盛岡】岩手県盛岡市三本柳11-8-10TEL.019-632-6222http://www.gm-morioka.com

が あ る。 仲 間 こ そ 僕 の 宝。

エヌズ・ステージ 代表矢羽々 博征 氏1970年9月10日生まれ。日産プリンス東京販売で経験を積んだ後、故郷・盛岡へ戻り、父・俊雄氏(現会長)が社長を務める(有)西根自動車に入社。'96年にエヌズ・ステージを立ち上げた。そして仲間達がアメ車に乗りはじめたことをヒントに、'06年GMシボレー盛岡をオープン。「格好良く映る」という一貫したテーマは、ジムニーのみならずアメ車の新車コンプリートにも踏襲されている。(有)西根自動車、(有)スーパーキャスト、そして'08年1月より法人化される(株)エヌズ・ステージの代表取締役。日本オートモービルカレッジ同窓会会長も務める。

N'SSTAGE

岩手

良 き 友 の お か げ で、 今

コンサートを終えたアーティスト達も通う「Ayano's Bar」(TEL.019-622-5110)。ライブも行われている。

今注目のショップやメーカーを訪問するこの企画

2回目となる今月号では、早くも雪の降る岩手へ

東北のジムニー乗りなら誰もがご存じのこの方を訪問した

スで表彰台の常連になって

いる吉田明成氏が、SJ30に

ドーベルマンを乗せてやって

きたんです。彼にパーツの注

文を依頼されてからですね、

ジムニーの改造を意識するよ

うになったのは。その時、僕自

身も冬の遊びを考えていたこ

ともあって、それから彼とは

毎晩モーグル攻め。そうして

いるうち仲間が増え、クルマ

の性能についても追求するよ

うになりました。同じ場所で

走るランクルよりも上を目指

そうってね。ほかの仲間から

もパーツ注文を依頼されまし

たが、商売としての発想が全

くなかったから、すべて原価

でした(笑)。これだけ走る要

素が揃ったジムニーをもっと

格好良く乗り回したい。しか

も、価格面での魅力も盛り込

んで。これが新車コンプリー

ト発想の原点です。もちろん

先駆者であるタイガーオート

さんの「タイガーパッケージ」

も、参考にさせて頂きました。

水島:そして、現在の「ジム

ニー祭り」の前身となる、「ジ

ムニーフェスティバル」を開

催することになったんですね。

矢羽々:仲間内で走行会の輪

が広がり、皆でコースを作り

ながら草レースを開催してい

ました。参加者は二十代の若

者ばかりでしたが、ジムニー

を改造した彼らの受け皿を

作ってあげたかったんです。

それにクルマの多い盛岡の中

でも、格好良く乗り回す彼ら

を、そして走破性の高いジム

ニーを、一目置かれる存在に

したかった。これがイベント

をやっていく上での原動力で

した。JOAフェスティバルに

も足を運びましたよ。当時隆

盛を極めていたイベントでし

たから、カルチャーショック

でしたね。でも、自分がやろう

としていることは間違いじゃ

仕事も遊びもとことんやる!

夢は仲間のための宿泊施設

 

仕事でもイベントでも矢

羽々氏に一貫していること

は、常に「とことんやる」だ。

そんな氏は遊びも徹底してい

る。

矢羽々:エヌズ・ステージを

立ち上げてからの3年間、自

分で言うのも何ですが本当に

よく働きました(笑)。それこ

そ寝ずにね。おかげで3年間

の顧客数は3千件を超えまし

たが、ストレスもあったんで

しょうね。体を壊してしまっ

て…。それからは、「どうせ仕

事をするなら、ストレスなく

楽しもう」と。学生の頃は仲

間と本当によく遊びました。

その頃を思い出したんです。

人目を気にせず、仲間と一緒

にどんどん突き進もう。小さ

良きアドバイスをくれた、た

くさんの仲間達をそこに呼ん

で、リフレッシュしてもらい

たいと思っているんです。

水島:皆さんへの恩返しとい

うことですね。

矢羽々氏:そう。仲間こそ、

僕の一番の財産ですから!

営業部・水島の

4×4業界「見てある記」

ない、とも確信しました。

水島:ジムニー祭りの入場者

数が、一万人を超えた頃は、本

当に活気を感じました。

矢羽々:「JOAフェスティバ

ル」を岩手で開催したかった、

その一心です。印刷会社やラ

ジオ・テレビ局、出版社など

制作に携わる各担当者達が、

でき得る限りのことをやって

くれましたし、それぞれの個

性を出せる場とあって、皆楽

しんでいました。私も含めて

採算は度外視。今があるのは、

そんな仲間達のおかげです。

水島:今後、イベントはどの

ようにしていきたいですか?

矢羽々:原点回帰です。ギャ

ラリーに囲まれたコースで技

を競い、その選手達の走りを

堪能できるイベントとして、

今一度見つめ直します!

SHOPINFO

お客様とのお付き合いをクルマだけで終えたくないという考えでバーをオープン。クルマを肴にグラスを傾けられる店だ。

ホテルのラウンジかと錯覚させる造りの「GMシボレー盛岡」のカウンター。照明や家具のひとつひとつに高級感が漂う。

GMシボレー盛岡はキャンピングトレーラー・エアストリーム(写真奥)の正規代理店でもある。仲間や社員と共に、こうしてエアストリームを牽いてキャンプに出かけることも。

ジムニー祭りのメインイベント「トライアルレース」。注目の決勝ではコースの至る所をギャラリーが取り巻く。写真はインタビューにも名前が出てくる吉田明成選手。

矢羽々博征

氏カスタマイズジムニーの新車コンプリート「N's Limited 侍」シリーズは全7タイプをラインナップ。写真は、南部仕様。

【interviewer】フォーバイフォーマガジン社営業部部長 水島 仁2回目となったこのコーナー。インタビューで伺ったことを、書いて伝える作業は本当に難しいと痛感しています。至らなさばかりが目立ってしまいますが、読者そして業界の皆さん、どうか寛大な気持ちで、ご一読頂けたら幸いです。