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第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 10 45 分~12 20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全 7 時間) 2.単元の目標 (単元指導計画 資料1参照) 日なたと日陰の地面の様子の違いを比較しながら,暖かさや湿り気などが違うこと をとらえることができるようにする。 また,日陰のでき方を調べ,日陰の位置は太陽の動きによって変化することをと らえることにできるようにする。 ア 日なたと日陰では,地面の暖かさや湿り気に違いがあること イ 地面は,太陽の光によって暖められること ウ 日陰は,太陽の光をさえぎるとできること エ 日陰の位置は,太陽の動きによって変わること オ 太陽は,東から西に動くこと さらに,内容の取扱いを細分化し,本単元の学習内容にかかわる具体的な学習活動及び 実験器具の操作技能について以下のように設定した。 本単元の学習内容および主な学習活動 ・ 影の様子を観察して,影は太陽の反対側にできることを気付くようにする。 →影の様子を観察する。 ・ 影の動きの様子を観察して,影の位置と太陽の位置の変化の関係をとらえるようにする。 →影が動く様子を観察する。 ・ 太陽の位置を,午前から午後にわたって数回調べ,太陽が東から西に動くことをとらえ るようにする。→同日の太陽の位置を数回調べる。 ・ 日なたと日陰の地面の暖かさや湿り気を体感で調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の様子を体感で調べる。 ・ 日なたと日陰の暖かさを温度計を使って調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の温度を温度計を使って測定する。 ・ よく日の当たるところで,朝と昼の地面の温度を測って調べ,太陽の光が地面を暖めて いることをとらえるようにする。→日なたの地面の温度変化を温度計を使って測定する。 授業44-1

第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

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Page 1: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

第3学年 理科学習指導案

日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時 45 分~12 時 20 分)

授業者 三島寿美子

1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全 7時間)

2.単元の目標 (単元指導計画 資料1参照)

○ 日なたと日陰の地面の様子の違いを比較しながら,暖かさや湿り気などが違うこと

をとらえることができるようにする。 また,日陰のでき方を調べ,日陰の位置は太陽の動きによって変化することをと

らえることにできるようにする。 ア 日なたと日陰では,地面の暖かさや湿り気に違いがあること イ 地面は,太陽の光によって暖められること ウ 日陰は,太陽の光をさえぎるとできること エ 日陰の位置は,太陽の動きによって変わること オ 太陽は,東から西に動くこと さらに,内容の取扱いを細分化し,本単元の学習内容にかかわる具体的な学習活動及び

実験器具の操作技能について以下のように設定した。 ○ 本単元の学習内容および主な学習活動

・ 影の様子を観察して,影は太陽の反対側にできることを気付くようにする。 →影の様子を観察する。 ・ 影の動きの様子を観察して,影の位置と太陽の位置の変化の関係をとらえるようにする。 →影が動く様子を観察する。 ・ 太陽の位置を,午前から午後にわたって数回調べ,太陽が東から西に動くことをとらえ

るようにする。→同日の太陽の位置を数回調べる。 ・ 日なたと日陰の地面の暖かさや湿り気を体感で調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の様子を体感で調べる。 ・ 日なたと日陰の暖かさを温度計を使って調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の温度を温度計を使って測定する。 ・ よく日の当たるところで,朝と昼の地面の温度を測って調べ,太陽の光が地面を暖めて

いることをとらえるようにする。→日なたの地面の温度変化を温度計を使って測定する。

授業44-1

Page 2: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

○本単元を通して身に付けたい実験器具の操作技能 ・ 温度計を使って,地面の温度を測定することができる。 ・ JIS 規格の遮光板を使って,太陽を観察することができる。 ・ 方位磁針を使って方位を調べ,東,西,南,北をとらえることができる。

3.指導の立場

① 単元について

3 年生の学習では,比較しながら調べる活動を通して物質の性質や関係性についての見方

や考え方を養うことが目標とされている。 本単元では,地面のあたたかさという一つの視点を設定し,日なたと日かげの違いをく

らべるという観察を行うことにより,日光のはたらきについて考える学習を行う。また,

かげのできる位置が,時刻によって変化することを観察することにより,太陽が動いてい

るということをとらえることができるようにする。 単元の導入では,生活経験とかかわる現象を想起させたあとで,日なたと日かげの地面

の様子のちがいを体感を通してとらえることができるようにし,その後,温度計を使って

実際に地面の温度を測定することを行う。温度の違いを定量的にくらべることで,日なた

の地面の温度が高いのは,日光のはたらきによるものであるという見方や考え方ができる

ようにしたい。 さらに,日かげの位置の変化をもとに,かげの動きを調べる活動を行い,かげの動きは

太陽の動きに関係しているという見方をもとに,太陽の動きを観察する学習を行う。この

とき,遮光板や方位磁針を正しく使って,太陽は,東→南→西に動くことをとらえられる

ようにしたい。 本単元では,温度計,遮光板,方位磁針という器具を扱う。これらの操作の習熟につい

ては,十分に時間を確保し,正しい使い方,用法を身につけるようにしていく。 ② 単元にかかわる児童の実態 (事前調査結果の分析 資料2参照)

「日なた」と「日かげ」をキーワードに,連想することを記述する方法で事前調査を行

った。調査では,日なたと日かげのあつさの違いについて,ほぼ全員が生活経験から記述

している。体感を通して実感したことを,その原因について語ることができるようにして

いきたい。また,日なたと日かげのあつさの違いを,温度を測定することで定量的に表現

できるようにしたい。どれぐらいあつさが違うのかということを定量的にすることで,事

実をもとにすることができるからである。 日かげの位置の変化についても,数人の児童が記述していることから,日かげの位置の

時間変化をもとに,太陽の動きについての興味・関心を高め,温度のときの同様に方位を

測定する活動を取り入れたい。 4.本時について 本時の位置 (3/7時間目)

① 本時までの学習活動 (授業実践 資料3参照)

第 1 時では,日なたと日かげの地面の様子の違いを,手でさわって調べる学習を行った。

授業44-2

Page 3: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

生活経験から,「日なたはあつい,日かげはつめたい。」という予想をもって取り組んだ。

実際に手でさわってみると,運動場の土だけでなく,アスファルト,コンクリート,木の

葉など,さまざまなものが日なたと日かげであつさや湿り気が違うということに気づくこ

とができた。このとき,「温度が違う。」ということを語る児童もいた。手でさわっただけ

では,どれぐらい温度が違うのかということがわからないことから,温度計を使って温度

を測定するとよいということを児童が気づいた。 これをもとに,第 2 時は,温度計を使って地面の温度を測定した。早朝と日中では,日

なたで 10℃以上の差があった。また,同じ時刻の日かげと日なたを比較すると 10℃近くの

差があり,日なたは日光によって温められるという見方を持つことができた。このとき,

ある児童は,「前は,手ではかったから難しかったけど,温度計ではかると簡単。」という

表現で,定量的にするよさに気づくことができた。 前時で,日かげの温度測定のとき,時刻によってかげの位置が変化することに多くの子

が気づいた。はじめに日かげの地面の温度を測定した場所が,2 度目の時には,日なたにな

っていて,「日かげの温度」として測定することができなかったためである。この経験をも

とに,日かげの位置は時刻によって変化するという課題をもつことができた。 ② 本時の学習活動

「日かげの位置は時刻によって変化する」という課題をもとに,本時は,時刻によるか

げの位置の変化を観察する。さらに,かげは太陽の光を物が遮ることによってできると考

えた A 児の考えをもとに,かげの位置が変化するのは,太陽が動くからであるという考え

を導き出し,太陽が動く様子を観察する。 太陽の観察に当たっては,遮光板を用いる。太陽を直接見ると,失明する危険があるこ

とを知らせ,遮光板の安全な使い方を指導したい。 5.本時の学習目標

・ かげのでき方に興味をもち,かげのできる位置を調べる活動を通して,太陽の位置とか

げの向きの関係を考えることができる。 6.本時の学習課題

・ かげは,時間がたつとどうなるかしらべよう。 7.本時の主な学習活動

・ グランドに棒をたて,棒のかげの向きが時刻によって動くことを調べる。 8.本時の評価基準

○ 関心・意欲・態度② かげのでき方に興味をもち,太陽との関係を調べようとする。

【評価資料:観察記録】

○ 技能・表現② 遮光板を正しく使って,安全に太陽の動きを調べ,記録することができ

る。【評価資料:観察記録】

授業44-3

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9.本時の展開

*人権同和教育の観点 段階 ねらい 学 習 活 動

教師の指導・援助 ○評価

つ か む

考 え る

調 べ る

ま と め る

1.経験をもとに,かげのできる場所が時間によって変わることを想起することができる。

2.かげの場所

は,時間によって変化することを自分なりの根拠をもって説明することができる。

3.かげの場所が時間によって動くことを調べることができる。

4.遮光板の安

全な使い方がわかる。

5.安全に遮光板を使って,太陽の動きを観察することができる。 6.かげの位置の変化や太陽の動きについて観察したことを的確に記録することができる。

1.かげができる場所について話し合う。

・かげの場所は,時間によって違う。 ・ 朝は,日が当たっていなかったけ

ど,昼になるとあたっていることがある。

=学習課題= かげは,時間がたつとどうなるかしらべよう

2.かげの場所は,時間によって変化するのか予想する。

・かげができる場所は,変わる。わけは,日なたにおいてあったはずなのに,かげになったことがあるから。

・かげができる場所は,変わる。朝と昼で,かげの場所がちがうのを見たことがあるから。

3.かげの場所は時間がたつとどうなるか調べる。

・ぼうや,もののかげをなぞって地面にしるしをつける。

・時間をおいて,かげの場所の変化を観察する。

・かげの向きも,どこでも同じだ。 4.遮光板の安全な使い方を知る。 ・太陽を直接見ると,失明するから遮

光板を使う。 5.太陽の動く様子を遮光板を使って

観察する。 ・目じるしになるものを決めて,太陽

の動く様子を観察する。 6.かげのでき方や,動きについて見つけたことを発表する。 ・かげの位置は,時間がたつとかわる。・ 太陽が動くから,かげの位置が変わ

ると思う。 ・ かげは,太陽の反対側にできてい

る。 (日光をさえぎるとかげができるとい

うことや,太陽の動きによってかげの位置が変化することは次時にまとめることにし,本時は観察して見つけたことや気づいたことを発表するにとどめる。)

・ かげの場所が午前と午後で変わることを,身近な例で考えるよう助言する。

・ 経験をもとに,自分の考えの根拠を明らかにするよう助言する。

・ 導入時に,かげのできる方向は太陽と反対側にできると説明した L くんの発言をとりあげ,かげと太陽との関係について興味・関心がもてるよう助言する。

・ かげの向きを調べるものは,動かさないことを確認する。

・ 帽子をかぶって,観察を行うようにする。

・ かげの方向について気づいた子を価値付ける。

○ 評価基準: 関心・意欲・態度② かげのでき方に興味を

もち,太陽との関係を調べようとする。 【評価方法:観察記録】

(手立て) かげのできる向きがどの場所でも同じか確かめるよう助言する。

・ 太陽を直接見ると,失明することを知らせ,必ず遮光板を使って観察することを確認する。

○評価規準:技能・表現②遮光板を正しく使っ

て,安全に太陽の動きを調べ,記録することができる。

【評価方法:観察記録】(手立て) 遮光板の安全な使い方を掲示物や例示を通し,繰り返し指導する。

・ 太陽の動きを観察するときは,木などを目安にして見るよう助言する。

*かげの動き方や,かげのできる方向について事実をもとにして太陽の動きと関係付けることができる

授業44-4

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児童机列表 黒板

7.H.Y:F

5.N.Y:F 15.Y.K:M 10.F.K:F 14.M.M:M

11.F.S:M

8.H.M:F 3.N.Y:F 12.M.A:F

6.H.K:F

9.F.K:M 4.N.L:M 13.M.M:M

2.T.K:F

1.S.M:F

M:男子 F:女子

授業44-5

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資料1 単元指導計画

1

第 3 学年 理科学習指導計画

担当者 三島 寿美子

1 単元名 「日なたと日かげをくらべよう」 (全7時間)

2 単元の目標

本単元の目標・内容は,学習指導要領では「C 地球と宇宙」の部分に該当している。そ

の目標,内容は以下のように示されている。 (1) 日陰の位置の変化や,日なたと日陰の地面の様子を調べ,太陽と地面の様子との

関係についての考えをもつようにする。 ア 日陰は太陽の光を遮るとでき,日陰の位置は太陽の動きによって変わること。 イ 地面は太陽によって暖められ,日なたと日陰では地面の暖かさや湿り気に違いがあ

ること。 [内容の取り扱い] (3) 内容の「C 地球と宇宙」の(1)のアの「太陽の動き」については,太陽が東から西

に動くことを取り扱うものとする。また,太陽の動きを調べるときの方位は東,西,

南,北にとどめるものとする。 ア 建物によってできる日陰や,物によってできる影を観察して,太陽が影の反対側

にあることを気付くようにする。また,太陽の位置を影をつくっている物を目印に

して調べ,地面にできる影の位置の変化と太陽の位置の変化との関係をとらえるよ

うにする。このとき,太陽の位置を午前から午後にわたって数回調べ,太陽が東の

方から西の方に動くことをとらえるようにする。 イ 太陽の光が当たっている地面と当たっていない地面の暖かさや湿り気を体感や温

度計などで調べ,それらに違いがあることをとらえるようにする。また,太陽の光

がよく当たる場所で,朝と昼頃の地面の温度を測って比べ,太陽の光が地面を暖め

ていることをとらえるようにする。日なたと日陰の地面の暖かさを調べる活動につ

いては,手や足で地面に触れるなどの体感を通して感じとるようにするとともに,

温度計を用いて地面の温度を測定できるようにする。したがって,温度計の扱い方

に関する技能を習得できるようにする。 また,太陽の観察には,目の安全のために JIS 規格の遮光板を用いるようにする。

さらに,太陽の動きを調べる活動については,方位磁針を用いて方位を調べ,東,

西,南,北をとらえるようにする。

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Page 7: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

資料1 単元指導計画

2

これをもとに,本単元の指導目標・内容を以下のように設定した。 ○ 日なたと日陰の地面の様子の違いを比較しながら,暖かさや湿り気などが違うこと

をとらえることができるようにする。 また,日陰のでき方を調べ,日陰の位置は太陽の動きによって変化することをと

らえることにできるようにする。 ア 日なたと日陰では,地面の暖かさや湿り気に違いがあること イ 地面は,太陽の光によって暖められること ウ 日陰は,太陽の光をさえぎるとできること エ 日陰の位置は,太陽の動きによって変わること オ 太陽は,東から西に動くこと さらに,内容の取扱いを細分化し,本単元の学習内容にかかわる具体的な学習活動及び

実験器具の操作技能について以下のように設定した。 ○ 本単元の学習内容および主な学習活動

アに関する内容 ・ 影の様子を観察して,影は太陽の反対側にできることを気付くようにする。 →影の様子を観察する。 ・ 影の動きの様子を観察して,影の位置と太陽の位置の変化の関係をとらえるようにする。 →影が動く様子を観察する。 ・ 太陽の位置を,午前から午後にわたって数回調べ,太陽が東から西に動くことをとらえ

るようにする。 →同日の太陽の位置を数回調べる。 イに関する内容 ・ 日なたと日陰の地面の暖かさや湿り気を体感で調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の様子を体感で調べる。 ・ 日なたと日陰の暖かさを温度計を使って調べ,違いをとらえるようにする。 →日なたと日陰の地面の温度を温度計を使って測定する。 ・ よく日の当たるところで,朝と昼の地面の温度を測って調べ,太陽の光が地面を暖めて

いることをとらえるようにする。 →日なたの地面の温度変化を温度計を使って測定する。 ○本単元を通して身に付けたい実験器具の操作技能 ・ 温度計を使って,地面の温度を測定することができる。 ・ JIS 規格の遮光板を使って,太陽を観察することができる。 ・ 方位磁針を使って方位を調べ,東,西,南,北をとらえることができる。

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Page 8: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

資料1 単元指導計画

3

3 評価規準の設定

本単元の内容に関して国立教育政策研究所の報告書では,以下のような評価規準,およ

び具体例が示されている。

【「C 地球と宇宙」の評価規準】

自然事象への

関心・意欲・態度

科学的な思考 観察・実験の

技能・表現

自然事象についての

知識・理解

日なたと日陰の地面

を興味・関心をもっ

て追究し,見いだし

た特性を生活に生か

そうとする。

日なたと日陰の地面

を比較しながら問題

を見いだし,差異点

や共通点をとらえ,

問題を解決する。

簡単な器具を使っ

て,日なたと日陰の

地面の様子や日陰の

位置の変化を観察

し,その過程や結果

を分かりやすく表

す。

太陽の地面の様子に

は関係があることを

理解している。

【「C 地球と宇宙」の評価規準の具体例】

自然事象への関心・

意欲・態度

科学的な思考 観察・実験の

技能・表現

自然事象についての

知識・理解

・ 日陰の位置の変

化や日なたと日陰

の地面の様子の違

いに興味・関心を

もち,進んで太陽

と地面の様子の関

係を体感したり温

度計で測定したり

して調べようとす

る。

・ 見いだした太陽

と地面との関係

で,日常の現象を

見直そうとする。

・ 日なたと日陰の

地面の様子を比

較して,それらの

違いを考えるこ

とができる。

・ 日陰の位置の変

化と太陽の動き

を調べ,それらを

関係付けて考え

ることができる。

・ 温度計を使って日

なたと日陰の地面

の様子を調べ,記

録することができ

る。

・ 遮光板を適切に使

って,安全に太陽

の動きを観察し,

記録することがで

きる。

・ 日陰は太陽の光を

遮るとでき,日陰

の位置は太陽の動

きによって変わる

ことを理解してい

る。

・ 地面は太陽によっ

て暖められ,日な

たと日陰では地面

の暖かさや湿り気

に違いがあること

を理解している。

上記の評価規準の具体例及び小学校で使用している教科書を参考にして,ア)自然事象へ

の関心・意欲・態度,イ)科学的思考,ウ)実験・観察の技能・表現,エ)自然事象について

の知識・理解の 4 つの項目から,本単元における評価規準を以下のように設定した。

授業44-8

Page 9: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

資料1 単元指導計画

4

ア)自然事象への関心・意欲・態度

① 日なたと日陰の地面の様子の違いに興味をもち,進んで温かさを調べようとする。 ② かげのでき方の興味をもち,太陽とかげの位置関係を調べようとする。 ③ 太陽の動き方に興味をもち,調べようとする。

イ)科学的思考

① 日なたと日陰の地面の温度を比較し,太陽の光が地面を暖めていると考えることが

できる。

② 1 日の太陽の動きとかげの向きの観察記録をもとに,太陽は東から西へ動いている

と考えることができる。

ウ)実験・観察の技能・表現

① 温度計を使って,地面の温度を測定し,記録することができる。

② 遮光版を正しく使って,安全に太陽の動きを調べ記録することができる。

③ 方位磁針を使って,太陽の動きとかげの向きを調べ,方位を記録することができる。

エ)自然事象についての知識・理解

① 日なたと日陰では,地面の暖かさや湿り気などに違いがあることがわかる。

② 地面は,太陽の光によって暖められることがわかる。

③ 日陰は,太陽の光をさえぎるとできることがわかる。

④ 日陰の位置は,太陽の動きによって,変わることがわかる。

⑤ 太陽は,1日の間に東から西に動くことがわかる。

4 単元指導計画

次に,これまで検討してきた評価規準をもとに,具体的に学習内容を検討し単元指導計画

を作成することにした。学習課題欄は,子どもたちの学習活動の目標として記述した。学

習目標欄は,教師の指導目標として記述した。評価規準欄は,前節で検討した 4 項目の観

点を学習内容に対応させて記述した。指導援助欄は,学習目標に到達するために行う主な

指導援助の方法を記述した。

授業44-9

Page 10: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

資料1 単元指導計画

5

数 学習課題 ★学習活動

学習目標 評価規準 ★評価資料

指導・援助

1 あたたかさ は

日なたと日かげのあ

たたかさのちがいを

くらべよう。 ★日なたと日かげの

温かさの違いを体感

で調べる。

日なたと日かげの地

面の様子の違いに興

味をもり,手で触って

調べる活動を通して,

暖かさの違いに気づ

くことができる。

関心・意欲・態度① 日なたと日陰の地面の様子の違

いに興味をもち,進んで暖かさ

を調べようとする。 ★行動観察 知識・理解① 日なたと日陰では,地面の暖か

さや湿り気などに違いがあるこ

とがわかる。 ★観察記録

かげふみ鬼などの活

動を工夫し,日なたと

日陰の暖かさの違い

をとらえられるよう

にする。

地面のあたたかさをくらべよう

2 太陽の光 は

日なたと日かげの温

度のちがいをくらべ

よう。 ★温度計を使って,

日なたと日かげの地

面の温度を数回測定

する。

日なたと日陰の地面

の温度を数回測定す

ることを通して,太陽

の光は地面を暖める

はたらきがあること

がわかる。

科学的思考① 日なたと日陰の地面の温度を比

較し,太陽の光が地面を暖めて

いると考えることができる。 ★観察記録 技能・表現① 温度計を使って地面の温度を測

定し,記録することができる。

★行動観察 知識・理解② 地面は,太陽の光によって暖め

られることがわかる。 ★観察記録

前時の学習活動をも

とに,太陽の光があた

ると暑いという発言

を引き出し,温度と日

光の関係を気づくよ

うにする。 温度計のめもりを読

む練習用の教具を用

意し,一人一人が正し

く測定できるように

援助する。

3 かげの場所は

かげができる場所を

調べよう。 ★棒のかげの向き

が,時刻によって動

くことを調べる。

かげのでき方に興味

をもち,かげのできる

位置を調べる活動を

通して,太陽の位置と

かげの向きの関係を

考えることができる。

関心・意欲・態度② かげのでき方に興味をもち,太

陽との関係を調べようとする。

★観察記録 技能・表現② 遮光版を正しく使って,安全に

太陽の動きを調べ,記録するこ

とができる。 ★行動観察

時刻によってかげの

できる位置が違うと

いう経験を想起でき

るようにする。 遮光版の安全な使い

方を指導する。 記録ノートを工夫し,

継続記録がしやすい

ようにする。

かげのでき方を調べよう

4 かげは

太陽とかげの関係を

調べよう。 ★太陽が動くとかげ

の向きもかわること

をまとめる。

太陽の位置とかげが

できる向きを調べる

活動を通して,太陽の

光をさえぎるとかげ

ができることがわか

る。

知識・理解③ 日陰は,太陽の光をさえぎると

できることがわかる。 ★観察記録 知識・理解④ 日陰の位置は,太陽の動きによ

ってかわることがわかる。 ★観察記録

太陽の位置,棒,かげ

の模型を用意し,模型

を操作しながら太陽

とかげのできる向き

について考えるよう

助言する。

5 6 太陽は

太陽の動き方を調べ

よう。 ★方位磁針を使って,一日 3 回,太陽の位

置とかげの向きを調

べる。

太陽の動き方やかげ

の観察をもとに,1 日

の太陽の動き方に関

心をもち,方位磁針を

使って,太陽の動く方

位を調べることがで

きる。

関心・意欲・態度③ 太陽の動き方に興味をもち,調

べようとする。 ★行動観察 技能・表現③ 方位磁針を使って,太陽の動き

とかげの向きを調べ,方位を記

録することができる。 ★行動観察,観察記録

記録用紙を正しい方

位に置いていること

を確認する。 記録する時間を確保

する。 方位磁針の正しい使

い方について指導し,

一人一人確認をする。

太陽の動きを調べよう

7 太陽は

太陽の動き方を調べ

よう。 ★太陽が東から西へ

動くことを記録から

まとめる。

1 日の太陽の動きとか

げの動きの観察記録

をもとに,太陽は一日

のうちに,東から西へ

動くと考えることが

できる。

科学的思考② 一日の太陽の動きとかげの向き

観察記録をもとに,太陽は東か

ら西へ動いていると考えること

ができる。 ★観察記録 知識・理解⑤ 太陽は,1 日の間に東から西へ動

くことがわかる。 ★観察記録

太陽の動きとかげの

動きの関係と方位が

記入してある模式図

を提示し,太陽の動き

方についてまとめる

ことに気づくように

する。

表 4-1 単元指導計画

授業44-10

Page 11: 第3学年 理科学習指導案 - NIER第3学年 理科学習指導案 日 時 10 月7日(金)3・4校時 (10 時45 分~12 時20 分) 授業者 三島寿美子 1.単元名「日なたと日かげをくらべよう」(全7時間)

評価基準 小

数 学習活動

★実験・観察

評価

規準

学習活動における

具体的な評価規準 評価資料

A B C 手立て

関心・

意欲・

態度①

日なたと日陰の地面の様子

の違いに興味をもち,進ん

で暖かさを調べようとす

る。

行動観察 (手で地面を触

っている様子)

日なたと日陰の暖

かさと湿り気など

を話している。

日なたと日陰の

暖かさの違いを

話している。

日なたと日陰

の暖かさの違

いを話してい

ない。

かげふみ鬼などの活動を

工夫し,日なたと日陰の暖

かさの違いをとらえられ

るようにする。

1 あたたかさは

日なたと日かげのあ

たたかさのちがいを

くらべよう。 ★日なたと日かげの

温かさの違いを体感

で調べる。 知識・ 理解①

日なたと日陰では,地面の

暖かさや湿り気などに違い

があることがわかる。

観察記録 (暖かさなどの

違いの記録)

暖かさと湿り気な

ど他の違いも記録

している。

日なたと日陰の

地面は,暖かさが

違うことを記録

している。

暖かさが違う

ことを記録し

ていない。

一緒に活動する中で,暖か

さをキーワードにして気

づくようにする。

科学的

思考① 知識・

理解②

日なたと日陰の地面の温度

を比較し,太陽の光が地面

を暖めていると考えること

ができる。

観察記録 (太陽の光につ

いての記録)

太陽の光と日なた

と日陰の両方につ

いて記録している。

太陽の光と日な

たの暖かさの関

係を記録してい

る。

日なたの暖か

さを記録して

いる。

前時の学習活動をもとに,

太陽の光があたると暑い

という発言を引き出し,温

度と日光の関係を気づく

ようにする。

地面のあたたかさをくらべよう

2 太陽の光は

日なたと日かげの温

度のちがいをくらべ

よう。 ★温度計を使って,

日なたと日かげの地

面の温度を数回測定

する。 技能・

表現① 温度計を使って地面の温度

を測定し,記録することが

できる。

行動観察 (温度計の使い

方)

複数箇所の地面の

温度を測定してい

る。

地面の温度を正

しく測定してい

る。

温度計を正し

く使っていな

い。

温度計のめもりを読む練

習用の教具を用意し,一人

一人が正しく測定できる

ように援助する。 関心・ 意欲・

態度②

かげのでき方に興味をも

ち,太陽との関係を調べよ

うとする。

観察記録 (かげと太陽の

位置)

影のできる場所と

太陽の関係を 3 箇

所以上調べている。

2 箇所調べてい

る。 1 箇所調べて

いる かげのできる向きが同じ

か確かめるよう助言する。

3 かげの場所は

かげができる場所を

調べよう。 ★棒のかげの向き

が,時刻によって

動くことを調べ

る。 技能・

表現②

遮光版を正しく使って,安

全に太陽の動きを調べ,記

録することができる。

行動観察 (遮光版の使い

方)

遮光版の安全な使

い方を友だちに教

えている。

遮光版を使って,

安全に太陽の動

きを調べている。

遮光版を安全

に使っていな

い。

遮光版の安全な使い方を

掲示物や例示を通し,繰り

返し指導する。

知識・ 理解③

日陰は,太陽の光をさえぎ

るとできることがわかる。

観察記録 (かげができる

理由の記述)

日陰のできる理由

を図と文でかいて

いる。

日陰のできる理

由をかいている。

日陰のできる

理由をかいて

いない。

かげのでき方を調べよう

4かげは

太陽とかげの関係を

調べよう。 ★太陽が動くとかげ

の向きもかわるこ

とをまとめる。 知識・ 理解④

日陰の位置は,太陽の動き

によってかわることがわか

る。

観察記録 (日陰の位置は

動くという記述)

日陰の位置と太陽

の動きの関係がか

いてある。

日陰の位置が動

くことがかいて

ある。

日陰の位置が

動くことがか

いていない。

太陽の位置,棒,かげの模

型を用意し,模型を操作し

ながら太陽とかげのでき

る向きについて考えるよ

う助言する。

表 4-2 「日なたと日かげをくらべよう」評価基準

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評価基準 小

数 学習活動

★実験・観察

評価

規準

学習活動における

具体的な評価規準 評価資料

A B C 手立て

関心・ 意欲・ 態度③

太陽の動き方に興味をも

ち,調べようとする。 行動観察 (太陽の動き方

の観察の様子)

太陽の動き方を 4回以上調べている。

太陽の動き方を

3回調べている 太陽の動き方

を2回調べて

いる。

記録用紙を正しい方位に

置いていることを確認す

る。 記録する時間を確保する。

6 太陽は

太陽の動き方を調べ

よう。 ★方位磁針を使っ

て,一日 3 回,太陽の

位置とかげの向きを

調べる。 技能・ 表現③

方位磁針を使って,太陽の

動きとかげの向きを調べ,

方位を記録することができ

る。

行動観察 観察記録 (方位磁針の使

い方と方位記録)

四方位のうち,1つ

が決まれば残りが

決まることに気づ

き記録している。

四方位を正しく

記録している。 方位を正しく

記録していな

い。

方位磁針の正しい使い方

について指導し,一人一人

確認をする。

科学的

思考②

一日の太陽の動きとかげの

向き観察記録をもとに,太

陽は東から西へ動いている

と考えることができる。

観察記録 (方位と太陽の

動きの考察)

かげの向きの変化

をと太陽の位置を

関係付けている。

かげの向きの変

化を根拠にして,

いる。

太陽は,動いて

いるとかいて

ある。

太陽の動きとかげの動き

の関係と方位が記入して

ある模式図を提示する。

太陽の動きを調べよう

7 太陽は

太陽の動き方を調べ

よう。 ★太陽が東から西へ

動くことを記録から

まとめる。 知識・ 理解⑤

太陽は,1 日の間に東から西

へ動くことがわかる。 観察記録 (方位と太陽の

動きの考察)

太陽は,西から南を

通って東へ動くと

かいてある。

太陽は,西から東

へ動くとかいて

ある。

太陽は,動いて

いるとかいて

ある。

太陽がどちらからどちら

へ動いたかをまとめるよ

う助言する。

表 4-2 「日なたと日かげをくらべよう」評価基準(続き)

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資料2-1 事前調査結果の分析

日なたと日かげをくらべよう 事前調査結果の分析(調査人数 14 人) 1.「日なた」と「日かげ」という言葉から思い浮かぶことを記述しましょう。

① 調査結果(調査結果一覧は別紙参照)

・ あつさの違いについて 14 人中 12 人が記述。 ・ 湿り気について 14 人中 6 人が記述。 ・ 太陽という言葉が出てくる 14 人中 7 人。 ・ 太陽と日かげの動きや大きさの関係についての記述 14 人中 4 人。 ② 結果についての考察

・ 日なたと日かげのあつさの違いについては,経験からほとんどの児童が気がついている

といえる。これをもとに,さまざまな場所や物が日光によってあたためられるという現

象を体感を通して実感させたい。また,「日光によってあたためられる」と根拠を明ら

かにして現象を語ることができるようにしたい。 ・ 湿り気の違いについての記述が 6 人であることから,日なたと日かげの違いについて体

感で調べる場合に意図的に取り上げ,湿り気の違いについて意識できるようにする。 ・ 太陽と日なたと日かげの関係について記述している児童が 7 人であった。中には,自分

を中心にして考えると,かげは太陽と反対の向きにできることを記述している児童もい

る。当たり前のことだと考えている児童もいるかもしれないが,あらためてこの児童の

考えを取り上げ,太陽と影の向きについて考えるようにしていく。 ・ 太陽と日かげの動きや大きさについての関係について記述している児童は 4 人であっ

た。本単元の学習で扱う内容にかかわる内容なので,これらの児童の考えを意図的に取

り上げ,他の児童も「そういえばそんな経験があるな。」という興味・関心を高めるよう

にしたい。そして,日かげの位置は時間とともにどのように変化していくのか,太陽の

動きとどのように関係しているのかという課題追究をさせていきたい。 ・ 夏休みに科学研究で日光が水を温める実験に取り組んだ児童がいるので,日光が物をあ

たためるはたらきがあることを語らせたい。

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日なた 日かげ 備考あつさの違い

湿り気太陽が当たるから~

太陽と日かげの動き

1 S.M 太陽があたる。 太陽が当たらない。 ○

2 T.K

太陽よりはあつくないけど,宇宙に行って太陽に近づこうとすると死ぬ。道路にさわると砂があるところよりあつい。太陽を見ると目の中に光が残る。影に入っていない鉄をさわるとあつい。つめたいジュースを日に当てるとあったかくなる。

すずしい。かげに入っているところをさわるとつめたい。かげに入っている鉄はつめたい。

3 N.Y 太陽の光がよく当たる場所に水があると,かわいたり,その水があたたかくなる。

太陽によって大きくなったり,小さくなったりする。 ○ ○ ○

4 N.L あつい。道路にさわるとやけどする。

すずしい。太陽とちがう。太陽と温度がちがう。冬になるとならない。

5 N.Y 太陽に当たるから地面があつくなる屋根に当たるとけむりみたいなのが出る。

太陽に当たらないからつめたい。風もないのにすずしい。熱中症にならない。

○ ○

6 H.Kあつい。かげができる。さわるとあつい。せんたくものがかわく。

すずしい。さわるとつめたい。

○ ○

7 H.Y

花が育つ。紙がもえる。水があたたまる。夏があつい。空気もあたたまる。あせがいっぱいでる。熱中症と貧血にもなる。プラスチックがとける。

すずしい。少しくらい。

夏休みに,虫眼鏡で紙を燃やす実験に取り組む

8 H.M

あったかいよ。太陽があたっているよ。ぜったい日焼けする。道路にさわるとやけどする。花がかれる。川の日なたはきらきらしている。太陽の光でもえる。山のむこうにある。氷がとける。太陽が出ると温度が上がる。はだいろ。草が伸びる。あつくて入らない。太陽に光で動く。熱中症になる。

すずしいよ。ひさしとかの下にできるよ。あつくないから花が成長する。ものの下にできる。木の下に木のかげができる。休憩できる。氷がとけない。冬になると氷がいっぱいはる。くろい。草が伸びない。みんなが涼しくて入る。夕方になると小さくなる。太陽が動くと日かげがなくなる。植物の下にもできる。日かげの上に物を置くとかげはできない。チョコレートはとけない。かげでもあつかったら,熱中症になることがある。

○ ○ ○

9 F.K 欠席 欠席

10 F.K 地面があつい。水たまりの上に太陽がうつる。

地面がつめたくなる。たてものの大きさでかげの大きさがかわる。植物でもかげができる。太陽はたてものでかくれる。

○ ○

11 F.S水をあたためる。気温が上がる。シミを作る。太陽は,西から南から東におりる。

気温があんまりかわらない。すずしい。風がふくと一番すずしい。冷たいものはとけない。

夏休みに,日光で水を温める実験に取り組む。

○ ○

12 M.A 水たまりの上に太陽が当たると,水がなくなる。あつい。

すずしい。○ ○

13 M.Mあつい。水たまりに太陽が当たるとあつくなる。紙をおいてかがみを太陽に当てると,紙がもえる。

すずしい。太陽が動くと日かげも動く。

○ ○ ○ ○

14 M.M 太陽に当たって,あつい。地面がかわく。

地面がつめたい。すずしい。

○ ○ ○

15 Y.K道路,土,コンクリートがかわく。頭,ガラス,車があつくなる。草がのびる。車が通ると風がふいてすずしい。

道路がつめたい。土がかわかない。木の下は,日かげ。

○ ○

12 6 7 4

資料 2-2 日なたと日かげをくらべよう キーワドから連想する事象 事前調査2005年9月12日実施

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