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DaiwaHouseGroup CSR Report 2015 125

DaiwaHouseGroup CSR Report 2015

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Page 1: DaiwaHouseGroup CSR Report 2015

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2014年度の主な受賞歴 第三者意見(大和ハウスグループCSR活動への意見)

 海野様には引続き当社グループのCSR活動に対して貴重なご意見を頂き、心より御礼申し上げます。今回のCSRレポート2015では、新しい試みとして基本的な活動に関してはISO26000で定められている七つの中核主題をテーマとして報告しています。また前半部分では、サステナビリティ経営を遂行していくために必要な考え方として「共に創る。共に生きる」とCSR指針を掲げ、今後持続可能な社会を実現していくための活動として、特集を中心に「アスフカケツノ」の要素と「ステークホルダーと共に」という観点から整理し報告しています。今後は、これらの内容をさらにわかりやすく体系立てて情報開示していくことが課題と認識しております。 2015年度は第4次中期経営計画の最終年度にあたり、現在第5次中期経営計画の策定に着手しております。従来、財務数値とESG情報を個別に情報開示してまいりましたが、これからは事業戦略遂行のうえでESGの要素がどのように関連しているのか開示・説明していく必要性を感じています。また、情報開示だけに留まらず、引続きステークホルダーの皆さまとの対話の機会を設けて、当社グループに対するご要望を認識・理解し、共創共生の精神で事業を含めたCSR活動を推進してまいります。

 大和ハウスグループでは、「共に創る。共に生きる。」のテーマのもと個々の事業活動のなかにCSRの要素が組み込まれています。こうした各自の活動の継続だけでなく、御社が事業活動のなかで展開している“アスフカケツノ”を軸としたCSRを筋道立てて構成し、御社の特徴を際立たせて説明していくことが求められます。

日本企業のグローバル経営に視点を置き、CSR・サステナビリティ分野での経営のあり方を提言するとともに企業活動の実務をサポート。

 “アスフカケツノ”の7要素のうち、事業のなかで取り組む課題とそれを達成するための要素にわけ、全体のロードマップを作成することが大事です。さらに経営基盤の要素(人事、ガバナンスなど)も加え、これらの主要課題について毎年の成果をレビューすることです。特集で取り上げている「社会、環境との共創共生」の事例は優れた取り組みでそれぞれの想いは伝わってきますが、今後は“アスフカケツノ”をどう実践しているのか、全体としての体系がわかるように報告されることを期待いたします。

事業に関連したCSR

 CSR活動の各課題については、今年はISO26000の主題別に整理し直しています。一方で、ステークホルダーの視点から読む場合には、関連がわかりにくくなった部分が見受けられます。

課題分野別の基本的なCSR活動

 企業情報の開示ニーズが高まっており、ESG情報についても機関投資家が財務面や業績評価のうえで活用するようになっています。統合報告の作成もその流れにありますが、単にCSRレポートの要約を財務報告に併合するということではありません。事業戦略に関連する要素や事業リスクのなかに環境・社会要素が多く含まれていますので、財務とのつながりを強く意識してそこにESGがどう関係しているのか説明することが求められているのです。 そのうえで、社会面を重視するステークホルダーに向けたCSRレポートをあわせて作成するといった、企業情報全体の構成を設計することから始めてください。

報告の構成と内容

●労働慣行のうち労務管理については、制度の説明や主要指標の開示だけでなく、このような取り組みを社員がどうとらえているかといった成果面の解釈も大事になります。また人財育成やダイバーシティ推進は企業価値の創造につながる取り組みであり、管理目的のISO26000の枠にこだわらず冒頭の特集とあわせて報告することも考えていただきたいです。

●人権の主題について、世界人権宣言でカバーする範囲は労働関係だけでなく、住民や消費者といったあらゆるステークホルダーの権利まで含みます。大和ハウスの事業との影響の大きい人権課題、例えば住宅開発に際しての地域住民への影響といったこと等も考え、広い視点をもつことが求められます。

●サプライチェーンでのCSRマネジメントは、公正な事業慣行という面だけでなくサプライヤー側の労働問題が重点です。さらに方針の策定やマネジメント体制の構築だけでなく、どのようなサプライヤーを対象としてどこまで対策を講じたのか、といった実践の経緯とその成果報告まで行うことが重要になってきます。

●コミュニティ参画ではさまざまな地域活動が紹介されていますが、多くの活動をするということよりも、会社の特徴を出した取り組みを中心に説明していく方が、共感が得られます。そして大和ハウス側の説明ばかりでなく、これらの活動がどのように地域、社会の価値創造につながっているかという効果まで説明していただきたいです。Daiwa Sakura Aidのような戦略的社会貢献の位置づけは明確ですので、今後も継続していただきたいです。

第三者意見を受けて

石橋 民生

代表取締役副社長CSR担当役員

海野 みづえ(うんの みづえ)様

株式会社創コンサルティング代表取締役

●住宅・建築事業における緑化推進と環境緑化事業『ECOLOGREEN(エコログリーン)』が第16回グリーン購入大賞の「優秀賞」を受賞

2015.3

●新潟市「旧新潟市立万代小学校跡地活用事業」の事業者に選定

 当社東日本エリア初の防災医療拠点としての賃貸マンションを開発

●大和ハウスグループの社内報「なごみ」が2014年度「経団連推薦社内報」において「総合賞」を受賞

2015.1

2015.2

●第一回「日本ベンチャー大賞」において「経済産業大臣賞(ベンチャー企業・大企業等連携賞)」を受賞

2014.9 ●世界的な社会的責任投資株式指数「ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・アジア・パシフィック・インデックス」に2年連続選出

●大和ハウスグループ4部門6商品がグッドデザイン賞を受賞

●狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」が「第 6回 ロボット大賞」サービスロボット部門「優秀賞」を受賞

●CDP※が選定する「CDP ジャパン 500 気候変動レポート 2014」において、気候変動パフォーマンス先進企業

 に選出

●住商一体型のスマートコミュニティSMA×ECO CITY(スマ・エコ シティ)相模原 光が丘エコタウン」が「平成26年度土地活用モデル大賞」審査委員長賞を受賞

※企業や都市の重要な環境情報を測定、開示、管理し、共有するためにグローバルシステムを提供するイギリスの国際的な非営利団体

2014.10

2014.11

●戸建住宅最上位商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」が「2014年日経優秀製品・サービス賞」において「最優秀賞 日経産業新聞賞」を受賞

●大和ハウスグループ環境報告書2014が「第18回環境コミュニケーション大賞」において環境報告書部門「地球温暖化対策報告大賞(環境大臣賞)」を受賞

●女性活躍推進企業に選出

 平成26年度「なでしこ銘柄」に選定

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2014年度の主な受賞歴 第三者意見(大和ハウスグループCSR活動への意見)

 海野様には引続き当社グループのCSR活動に対して貴重なご意見を頂き、心より御礼申し上げます。今回のCSRレポート2015では、新しい試みとして基本的な活動に関してはISO26000で定められている七つの中核主題をテーマとして報告しています。また前半部分では、サステナビリティ経営を遂行していくために必要な考え方として「共に創る。共に生きる」とCSR指針を掲げ、今後持続可能な社会を実現していくための活動として、特集を中心に「アスフカケツノ」の要素と「ステークホルダーと共に」という観点から整理し報告しています。今後は、これらの内容をさらにわかりやすく体系立てて情報開示していくことが課題と認識しております。 2015年度は第4次中期経営計画の最終年度にあたり、現在第5次中期経営計画の策定に着手しております。従来、財務数値とESG情報を個別に情報開示してまいりましたが、これからは事業戦略遂行のうえでESGの要素がどのように関連しているのか開示・説明していく必要性を感じています。また、情報開示だけに留まらず、引続きステークホルダーの皆さまとの対話の機会を設けて、当社グループに対するご要望を認識・理解し、共創共生の精神で事業を含めたCSR活動を推進してまいります。

 大和ハウスグループでは、「共に創る。共に生きる。」のテーマのもと個々の事業活動のなかにCSRの要素が組み込まれています。こうした各自の活動の継続だけでなく、御社が事業活動のなかで展開している“アスフカケツノ”を軸としたCSRを筋道立てて構成し、御社の特徴を際立たせて説明していくことが求められます。

日本企業のグローバル経営に視点を置き、CSR・サステナビリティ分野での経営のあり方を提言するとともに企業活動の実務をサポート。

 “アスフカケツノ”の7要素のうち、事業のなかで取り組む課題とそれを達成するための要素にわけ、全体のロードマップを作成することが大事です。さらに経営基盤の要素(人事、ガバナンスなど)も加え、これらの主要課題について毎年の成果をレビューすることです。特集で取り上げている「社会、環境との共創共生」の事例は優れた取り組みでそれぞれの想いは伝わってきますが、今後は“アスフカケツノ”をどう実践しているのか、全体としての体系がわかるように報告されることを期待いたします。

事業に関連したCSR

 CSR活動の各課題については、今年はISO26000の主題別に整理し直しています。一方で、ステークホルダーの視点から読む場合には、関連がわかりにくくなった部分が見受けられます。

課題分野別の基本的なCSR活動

 企業情報の開示ニーズが高まっており、ESG情報についても機関投資家が財務面や業績評価のうえで活用するようになっています。統合報告の作成もその流れにありますが、単にCSRレポートの要約を財務報告に併合するということではありません。事業戦略に関連する要素や事業リスクのなかに環境・社会要素が多く含まれていますので、財務とのつながりを強く意識してそこにESGがどう関係しているのか説明することが求められているのです。 そのうえで、社会面を重視するステークホルダーに向けたCSRレポートをあわせて作成するといった、企業情報全体の構成を設計することから始めてください。

報告の構成と内容

●労働慣行のうち労務管理については、制度の説明や主要指標の開示だけでなく、このような取り組みを社員がどうとらえているかといった成果面の解釈も大事になります。また人財育成やダイバーシティ推進は企業価値の創造につながる取り組みであり、管理目的のISO26000の枠にこだわらず冒頭の特集とあわせて報告することも考えていただきたいです。

●人権の主題について、世界人権宣言でカバーする範囲は労働関係だけでなく、住民や消費者といったあらゆるステークホルダーの権利まで含みます。大和ハウスの事業との影響の大きい人権課題、例えば住宅開発に際しての地域住民への影響といったこと等も考え、広い視点をもつことが求められます。

●サプライチェーンでのCSRマネジメントは、公正な事業慣行という面だけでなくサプライヤー側の労働問題が重点です。さらに方針の策定やマネジメント体制の構築だけでなく、どのようなサプライヤーを対象としてどこまで対策を講じたのか、といった実践の経緯とその成果報告まで行うことが重要になってきます。

●コミュニティ参画ではさまざまな地域活動が紹介されていますが、多くの活動をするということよりも、会社の特徴を出した取り組みを中心に説明していく方が、共感が得られます。そして大和ハウス側の説明ばかりでなく、これらの活動がどのように地域、社会の価値創造につながっているかという効果まで説明していただきたいです。Daiwa Sakura Aidのような戦略的社会貢献の位置づけは明確ですので、今後も継続していただきたいです。

第三者意見を受けて

石橋 民生

代表取締役副社長CSR担当役員

海野 みづえ(うんの みづえ)様

株式会社創コンサルティング代表取締役

●住宅・建築事業における緑化推進と環境緑化事業『ECOLOGREEN(エコログリーン)』が第16回グリーン購入大賞の「優秀賞」を受賞

2015.3

●新潟市「旧新潟市立万代小学校跡地活用事業」の事業者に選定

 当社東日本エリア初の防災医療拠点としての賃貸マンションを開発

●大和ハウスグループの社内報「なごみ」が2014年度「経団連推薦社内報」において「総合賞」を受賞

2015.1

2015.2

●第一回「日本ベンチャー大賞」において「経済産業大臣賞(ベンチャー企業・大企業等連携賞)」を受賞

2014.9 ●世界的な社会的責任投資株式指数「ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・アジア・パシフィック・インデックス」に2年連続選出

●大和ハウスグループ4部門6商品がグッドデザイン賞を受賞

●狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」が「第 6回 ロボット大賞」サービスロボット部門「優秀賞」を受賞

●CDP※が選定する「CDP ジャパン 500 気候変動レポート 2014」において、気候変動パフォーマンス先進企業

 に選出

●住商一体型のスマートコミュニティSMA×ECO CITY(スマ・エコ シティ)相模原 光が丘エコタウン」が「平成26年度土地活用モデル大賞」審査委員長賞を受賞

※企業や都市の重要な環境情報を測定、開示、管理し、共有するためにグローバルシステムを提供するイギリスの国際的な非営利団体

2014.10

2014.11

●戸建住宅最上位商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」が「2014年日経優秀製品・サービス賞」において「最優秀賞 日経産業新聞賞」を受賞

●大和ハウスグループ環境報告書2014が「第18回環境コミュニケーション大賞」において環境報告書部門「地球温暖化対策報告大賞(環境大臣賞)」を受賞

●女性活躍推進企業に選出

 平成26年度「なでしこ銘柄」に選定

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Page 5: DaiwaHouseGroup CSR Report 2015

本レポートについてのお問い合わせ先大和ハウス工業株式会社CSR部 TEL 06-6342-1435環境部 TEL 06-6342-1346

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