風景構成物語法の試み

藤 本 麻 里

第 1節問題と目的

風景構成法(TheLandscape Montage Technique)は1969年に中井久夫によって精神分裂病者への

治療的接近を目的として創案された芸術療法のー技法てある d その施行法を簡単に迂へると、画用

紙に治療者か枠つけをして、 111、山、田、道、家、木、人、花、動物、石、付加物、という項目を

治療者が逐次提示し、その教示にしたかつて錨き手に風景を描いてもらうというものである。

風景構成法か創案されてから今日まて二十年余りか経過したが、その聞にこの設法，ま発展を続け、

現在、峨々な臨床現場において、一方ては治療技法として、他方では投影法(projectivetechnique)

として、頻繁に用いられている。 風景繕成法の成立に至る径緯とその後の発展。歴史ーこつ ~Iて，ま皆

藤(199~1)によって詳細にまとめられている

皆藤(1994)によると、今までの研究は事例研究と基礎的研究に大別される。前者は治療という

視点から、心理療法のプロセスのなかで風長権成法を論じた研究であり (中井.19ïO~ 197t 19i2.

1980;石川. 1983;中旦 1982;皆様t 1988 a )、俊者は技r.去・検査という視点からで技法と圃ー

の風対他成必の有効性、客観性を検討しているものである(山中. 1984:弘田.1986; I高石.19

;向井， .1 984 ;市橋， 1984;井上.1984;後藤. 1984;大石.1988 a .] 988 b ;皆藤.1988b， 1990

a， 1991a. 1991 b， 1991 c ;高江州 ・大合.198.1)。

皆jf;各 (1995) は、風呆仇成/去の発展の経過を鑑みて、風景偽可t(.(.:~研究の在り方に閣して興弐13 1ty岬

liliをしている。皆様は、基礎的研究によって得られた客観的な指憶は描き乎のメ ッセージを iEび的

に理解することを避けるのにイ，rlJ欠で・あるとして、実践を射程に¥れた基齢的研

た上で、アセスメント (asscssmcnt川口約する研究は、 「ともすると ライエシドο作品

を他?お!桔・の作品との比較によ ってlijJらかにすることに終始するj 、 f統計的此争ミベよ守、て1司|らか

器具かはえてくると、何かう}かヲた気になってしまう j と、 lt齢的研究が品目

て.cl~べ ζ いる 。 さらに tJ: 1引 (1970) の紀J!bを股J:lJ lーし 「臨床心fll!学は、クラ

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味やイメージを込めて表現されているのかに注意を払わなければならないという意味のことを述べ

ている。治療者が変われば作品も変わることからわかるように、描画に込められるイメージや意味

はクライエントと心理療法家のhereand nowでの関係性や 「やりとり Jによ って決まるからである

(皆藤， 1995)。

このような皆藤の見解に鑑みると、風景構成法作品に込められている描き手個人のイメージを汲

み取ることが、風景構成法が描き手にとって意味あるものとなることに大変重要なことであるよう

に思われる。本論文ではこのような関心を追究する端緒として、風景構成法作品に描き手に物語を

付けてもらう 「風景構成物語法Jを試みる。物語を作ってもらうことによって、教示にしたがって

描かれるそれぞれの項目に描き手がどのようなイメ ージや意味を付与しているのか、それらはどの

ようなつながりをもっているのかについていっそう理解することができ、治療者と描き手であるク

ライエントとの間でイメージが共有できるのではないだろうかと考えるからである。このことは風

景構成法が 「やりとり Jとして機能するために必要なことであると思われる。

ところで、物語作りはこれまでTATやCATなどの心理テストや様々な治療技法に応用されて

きた。

T A T (Thematic Apperception Test ，主題統覚検査)はMurray，H. A.とMorgan，C. D.によって

1935年に発表されたテストであり、主に人物を配した図版を見て物語を作ってもらい、作り手のパ

ーソナリティーの特徴を明らかにすることを目的としている(吉田 ・高石， 1988;鈴木， 1992)。

C A T ( Chi ldren I s Apperception Test ，児童統覚検査)はTATの子ども向けのものであり

Bc11ak，しによって開発されたテストである(村本， 1992)。

下山(1991)はTATを、治療者一患者関係(治療的対象関係)そのものを発展させていく技法と

してとらえ、新たに「絵物語法Jを提唱している。これは患者に図版を選択してもらい、それにつ

いて作られる物語を治療者と患者がともに味わい、患者にその体験化を促すというものである。

錨両から物語を作る技法としては山中(1990)によって創案された 「交互なぐりがき物語統合法，

Mutua1 Scribble Story Making(MSSM)Jがある。これは治療者とクライエントが交互になぐりがき

を描き、投影しあい、最後にクライエントが描かれたものすべてを使って物語を作るというもので

ある。ここでは物語を作るという作業には、投影された無意識内容を意識の糸でつなぎあわせると

し、う窓日未が込められている。

和J怠療法でも物語作りの試みが行われている。三木 (1978)は箱庭製作後その作品に物語を作る

ことによって、内的世界の客観化、意識化を図ることを自らの内的訓練として行った。片坐(1990)

によると、東山紘久は三木の方法を面接者とともに体験するものを「サンドプレイ ー ドラマ法j と

呼ひ、 ドラマは無意識内容に対して安全装置としてはたらき、サンドプレイで表出された世界をま

とめ、再椛築することで、鉱散していってしまうのを防ぐとして1980年頃、面接やカウンセラーの

訓練の場面に適用していた。岡田(1993)もまた物語作りを箱庭療法による心理療法家の訓練の一例

-29-

としており、その狙いを、物語を作ることで作品をより深く、多様に把握し、理解しようとするこ

と、意識レベルでのイメージの拡大を促すことであるとしている。

このように様々な形で物語作りが行われているのは、物語という表現形式の持つ性質のためであ

ろうと恩われる。河合(1991， 1993)は、物語について、 「関係Jという言葉をキーワー ドにして、

本質的な言及をしている。河合 (1993)によると、物語の一つの特徴として、 「物語は筋をもっJ

ことがあげられる。筋とは、事実と事実の間をつなぐものであり、「私Jが物語を語る場合、「私J

の考えや感じゃ思想といったものが事実と事実の聞をつなぐ筋である。これらは私の内的体験、私

の心であるとも言える。すなわち、物語は単なる事実の記述ではなく、 「私Jという人聞が組み込

まれているというところに大きな特徴がある。

また、「語りJの中には、語っている 「私Jがそのとき意識していることばかりではなく 、「私J

が日常的に活動しているときの意識よりももう少し深いところで動いているもの、つまり、 「無意

識のはたらきJが入ってくる。人間の無意識のはたらきを表現するのに非常に適している形式の一

つが物語であると考えられる。したがって、物語を語ることによって無意識が活性化させられるこ

ともある (河合， 1991， 1993)。また、客観的に事実を述べる場合は、それが正確に相手に伝わる

ことが重要なのであって、 「私Jと聞く側の相手との関係は特に重要ではないが、物語る場合は、

「私j と聞き手との聞には 「こちらの主観の訴さiこ相応する読さを相手の心のなかに起こす、とい

うようなコ ミュニケーションJが行われることになる (河合， 1991)。

このようなことから、物語は関係づけるはたらき、すなわち、語り手の意識と無意識をつなぐと

同時に、 語り手と聞き手をつなぐはたらきを持っていると考えられる。物語がこのような性質を持

っているということを考えると、風景構成法に物語を作ってもらうことは、この技法をクライエン

トと治療者の 「やりとり Jの手段として生かすことに有効であるように思われる。

また、物語の中で表現されることに着目して物語の効用を考えて見ると、岡田(1993)、山中

(1990)がそれぞれ述べているように、物語によ ってイメー ジが拡大されること、それぞれの投影が

意識の糸でつながれることによって、描き手の語りたい世界が見えてくることがあげられる。この

ことを風景構成法に当てはめて考えてみると、物語を作ることによって、教示にしたがって描かれ

た個々の項目のつながりやそれぞれに込められた意味やメッセージが、明確化、拡大化されるよう

に恩われる。 このことから、物語の作り手であるクライエントと間き手として関与する治療者の双

方が、作品として存在する一つの心象風京、内的世界の新たなイメー ジ体験に開かれることになり、

両者の間でいっそう 、イメー ジの共有が図れるのではないか、と思われる。このような意味で、物

語には、治療者とクライエントを共同存在の場に導き、両者が描画からイメージ体験を共有するこ

とができるはたらきかある、と 言えるのではないだろうか。

以上述へてきたように、筆者は、皆様と同じく、風景構成法が 「やりとり Jの手だてとして機能

することにこそ風長構成法を行う窓味があると考えるものであり、そこには、治療者と描き手であ ・

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るクライエントが描画を介してイメージを共有するプロセスが大きく関わっていると考える。それ

は治療者側からすれば風景構成法作品として表現される描き手のイメージを汲み取り、理解すると

いう作業である。その一手段として、筆者は、本研究において、風景構成法作品に描き手に物語を

付けてもらう 「風景構成物語法Jを試み、この物語法の導入によって風景構成法本来の意義を失う

ことなく 、さらに、風景構成法作品の読み取りを補完し、深めることが可能になるということを明

らかにしたいと考える。すなわち、風景構成物語法導入の意義を確認することを本研究の目的とす

る。以下の節では、この目的を達成するための方法について述べ、得られた資料から、作品に物語

が付けられることによって見えてくる世界について考察を行うことにする。

な(、 ff~J ~ I 第2節方 法

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I~献のー| 前節で述べた目的を達成するために実際に風景構成物語法を施行し、得られた作品と物語を分析

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:f、CII 1 被検者は、大阪府下の公立小学校の 5年生の児童55名 (男子25名、女子30名)、公立大学の学

止 73名(男性47名、女性26名)。 両群とも授業時間内に集団法で施行した。

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2 .道 B ，門司Z

A4版の商用紙、黒のサインペン、クレヨン、 B5版の白紙、鉛筆、消しゴム。

3 .手続き

① あらかじめ枠づけをした画用紙を配布し、 「今から風景、景色をサインぺンだけを使って箔

いてもらいます。私がこれから言うものを、私が言ったら錨くというふうにしてひとつひとつ

順番に拙いていって下さい。そして最後には一つの風景、景色になるようにして下さい。絵の

上手い下手は関係ありませんから思ったように好きなように描いて下さい。j と教示する。

② 各自が一つの課題アイテムを錨き終わる頃を見計らって、次の課題アイテムを指示するよう

にして、 「川、山、回、道、家、木、人、花、動物、石、最後に錨き加えたいものを何でもj

という順に教示する。

③ 紫描が完成した後、クレヨ ンで彩色してもらう。

@ 縞薗について質問をする。季節、天候、時刻、動物は何の動物か、人は何をしているか、風

のなかの自己像、を質問し、答えを紙に舎いてもらう。

「自分の揃いた絵をもとにして物語、お話を作って下さい。どんなふうな物語でも構いませ

-31-

ん 長さも自由です。絵を見て心に浮かんだことを

し、物語を紙iこf空いてもらう。

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第 3節結果と考察

ー節では、調笠によって得り の -・・d・

cれているかに. ることで、作品に込めら の ージ

嵐長1持成物語法部入の意義をE在留‘していくことに の

についてのみ記し(資料 l 2 山 こっ

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よって初めて受け取られる描き手の内界である。 Dは山が遠景にあり、田、道、家、花のあたりは

わすかに項目同士のつながりが感じられるか、山、川、木は関係性を持っておらず、紙の上に項目

か一つずつ罰かれているような感しであり、一つの風景空間にはなっていない。しかし、物語から

は川、滋、家のつなかりが感じられる。 r暑かったので、J、 「疲れたのでJという実感的な表現や

{タノ'jttlになるとJという、時の経過を意識した表現も見られる。結き手の関心は川と家に集中し

州内| ており、画面)/仰の狭い空間の中ての動きが表現されている。山や田や木との関係が見られず、未

稲川{~A 米ハの志向や眺望は感しられないか、限られた空間においては動きや感覚の表現が見られる。この

の項目。術lように見てくると、物語法の考人によって、描画によって表現された世界についての描き手の志向

関心の "Hnか明らかにされるように思われる すなわち、描き手は教示にしたがって描かれていく

明日の中で何に関心かあるのか、何に自が惹かれるのかが明らかにされるのではないだろうか。ま

た、物J法によって錨き手の風景体験、空間体験の在り方も読み取ることができ、ここにも物語法

の部入のな払かE忍められる

人物の川との受動的な関わりとしては、小学生にも大学生にも r} 11に落ちる、はまる j というイ

メージが見られる。そのなかで、大学生Eは物語の結末で、 f岩にぶつかりそうになるJという人

物の危機的な状況を表現している 濃く金り込められた赤い山やとぎれている川と道、家から出て

いるよ恥、煙からも何か不安定な以況か感じられる。このように描画を見ただけでも不安定な印象を

・けるが、物関があることにより、さらにそれが強まるとともに、物語において、借き手自らがそhnHY

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れについて跨っていることから、物諮と錨@jが胞行者への強いメッセージになっていることがわか

る。すなわち、嵐長構成物路法は、作品の、胞行者へのメッセージ性を強めるはたらきをしている

うに忠われる。

川に閲して人物との静的な関わりを表現している Fの描画は、暗い色調で、画面

の下半分に川以下の項目で風長が構成されており、上半分は灰色の雲で覆われている。川は黒や再

「ボーッと見ているJという停滞のイメージよりも、暗く、重い流れか感

初日、くぶんか、ずれが感じられ、そのずれについて考えじられる。ここでl

広。すなわち、物籍法には施行者を作品とその描き手に、さらにコミットさせるという意

年つように思われる。

rHIの水の突しさ、きれいさJや 「生命感Jというイメーツの物語もある ，大学生Gの物語は、

1の目、回世めた男が、のどlのかわきを癒しに川ヘ行く Jという物語である。何かを求め

とIl1、う思L句、がかなり怠識的であり、 「のどのかわきj という、リアリテイのある表現として現れ

ているように思

日閉日にな つ てい勺たのでで|ははな ~，哨b、と恩思、われる 。 ここには、物語の聞き手である胞行者と錨き手がと

こ、 rll'IJについて、艶かな、生 lき生きしたイメージを味わう体験に|聞かれる可能性があるとき

でははいだろうカ

-33-

以上、物語を分析し、 r) 11 Jに関するイメ ージ表現を中心にして、小学生と大学生の作品と物語

の内容を見てきたが、物語法導入によって、作品のイメ ージが補完され、展開、深化していくこと

が明らかにされた。同様に、 「山Jから 「石Jまでの錨画項目JI債に物語法によるイメ ージを中心に

考察を行った。次節では項目別に述べたことをまとめて考察するとともに、今後の課題について述

べることにする。

第4節総合的考察と今後の課題 、

1 .総合的 考察

まず、風景構成物語法によって、描き手の、自分の内的世界との関わり方が明らかになる。錨き

手は、作品として表現された自らの心象風景、内的世界と対峠し、投影を行うことになるため、そ

れをどうとらえ、どう関わるのかが示されることになる。資料では、その関わり方によって物語に

違いが見られた。なかには、物語が書かれておらず、 「物語がうかぱなしリということが記されて

いるものもあった。このように物語が書かれないということも、内的世界との関わり方の一つの表

現であり、施行者への一つのメッセージである。

次に、物語で表現されるイメージに着目すると、物語は描画のイメージを広げる可能性を持つ。

すなわち、見える形を与えられている描かれたものと、見えない世界を形作っている物語の言葉に

よって、内的世界が連続性を持ったイメ ージの流れとして、自に見え、感じ取れるものとなる。

また、物語には、すでに見えるものとしてある、描画のイメージを明確化したり、焦点付けるは

たらきもある。また、描かれていることと語られていることの間にあるイメージの相違性が焦点付

けられたり、物語で言及されていない項目が浮かび上がることもある。錨画と物語とし、ぅ、意識と

無意識の関わり方が異なる表現方法がともに用いられることによって、イメージが重層的に表現さ

れ、描き手をより深く理解することかできるように思われる。また、物語によって錨き手の風景体

験、空間体験の在り方が明確化される。風景構成法によって表現される風景は、描き手によって実

際に生きられている風長、空間と関わっていると考えられているが(皆藤t 1994)，物語では、描き

手がその風長、空間に持っているイメー ジカペより、直接的、具体的に表現される可能性がある

また、物語を作ることによって新たにイメージ体験に開かれる司能性もある。物語作成の過程で

イメージが膨らんだり、鮮明になったり、新たに浮かび上が勺てきたりする。そして言葉によ勺て

イメージが、 より確かなものとして体験される。物語を作るとしづ創造的行為の過程で、錨画に向

き合い、心を寄せていこうとする中で、無意識が活性化され、物語のJ業が汲み出されてくるので

あるかもしれない。そしてその言語ミからさらにイメージや情動がn提起されるとも符えられる、しか

も、このような体験は施行者との関係の中でされることになる。すなわち、物語法には、随行者と

錨き手にイメージ体験を共有することを可能にし、両者・の相主交流を促す作用があると言えるn こ ・

-34-

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のような聞き手と語り手の相互作用については、今後、事例研究で、考察されなければならないが

物語法は、施行者と描き手との聞に、聞き手と語り手という関係を明確化し、両者をイメージの共

有体験へと導き、相互のコミットメントを深める可能性を持っているということは認められよう。

以上のことから、風景構成物語法によって、描き手のイメージをよりいっそう理解することが可

能になり、錨き手と施行者相互のコミットメントが深まることが結論づけられる。そしてこのこと

は、この技法か、臨床場面でクライエントと治療者の「やりとり Jの手段として有効性を持つ可能

件をぷすものである。

2 .今後の課題

i二述 したように、風呆構成物語法の物語によるイメージを介した施行者と描き手の相互作用につ

いては、個々の事例の中で考察され、この試みの臨床的有効性が実証的に確認される必要がある。

また、み研究で倣われた資料は、被検者の年齢層が小学校 5年生と大学生に限られているので、

今後幅広い年的問の人々の資料を加えて考察される必要がある。

また、 fdji函表現と物語表現の関係について、本研究では個々の作品について言及した。したがっ

て、今後は、 olJえば、儲画の構図によって物語の形式、内容に違いが見られるのか、など、全体的

佐観点からの両表現の関係についての考察が必要であると思われる。

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わたしは川らであそんでいました。みんなといっしょに川らであそんでいたら、すこし暑くなって

きたから}11に入るととてもつめた くいいきもち。みんなも入って水あそびをしました。

<物語B>

夏やすみでいった事やしたことなど、川あそびなどあそんだことやじこなどいやなこともある。

<物語C>

ある山奥にある村です。ここでは人々は農業をしてくらしています。田んぼのそばを歩いている人

は、昨日植えた苗の様子を見ながら川へ魚つりへ行くと ころです。

<物語0>

男は、暑かったので、川で泳いだ。夕方頃になると疲れたので、家に帰って寝た。

ぐ物語E>

昔々、その昔、一人の男が山のふもとに住んでいました。ある日、昨夜増水した川にはまっておぼ

れてしまいました。男が流されているその先には岩が!あぶなし、!どうなる!つづく

<物語F>

川をみている人間の横をブタと人が通るが、何も気にせずボー ッと川を見ている。雨がふってきて

家に入る。またボーッとしながら川を見る。

<物語G>

ある春の目、めざめた男はのどがかわいたので水がほしくて川の方へ歩いていった。

-37-

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向井町CID8t1):急性:l"11fl 1i~状態からの古都泌総における恩院;憾とし一

1:1:1政的編.中:Jl~久々将f'J:!拠~JIJ宅8 14・N.¥ 1¥ J¥ .1風景;構成

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