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第45 号 2014 年 1 月 Contents 1.TOPIX ・「新年挨拶」 カスタマーサポート部 部長 鈴木 啓文 2.施設からのたより ・姫路中央病院附属クリニック駐在 錦織 秀敏 ・大阪大学核物理研究センター駐在 稲田 洋司 3.放射線安全委員会からのお知らせ 4.人事・慶弔 発行日:2014 年 1 月 1 日 発行者:住重加速器サービス(株)業務部 集:SAS だより編集 G 連絡先:[email protected] 住重加速器サービス株式会社 上:「富士山」機上より 写真:技術部 石井 信一さん

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ASだ

より 第45 号

2014 年 1 月

Contents1.TOPIX  ・「新年挨拶」 カスタマーサポート部 部長 鈴木 啓文

2.施設からのたより  ・姫路中央病院附属クリニック駐在 錦織 秀敏

  ・大阪大学核物理研究センター駐在 稲田 洋司

3.放射線安全委員会からのお知らせ4.人事・慶弔

発行日:2014 年 1 月 1 日

発行者:住重加速器サービス(株)業務部

編 集:SAS だより編集 G

連絡先:[email protected]

住重加速器サービス株式会社

上:「富士山」機上より

写真:技術部 石井 信一さん

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Topics 「新年挨拶」

1 新年あけましておめでとうございます。次第に景気が上向いている、というニュース増えています。その一方

で消費費税率が上がり個人への負担が高まるとも言われています。この様な経済の変動の中でも、われわれSASは、

常により良質のサービスをお客様に提供をし続けることを仕事としています。

 1985 年に創立した SAS の中で、CS 部門は、大型部門

や PET 部門に継いで 2009 年に発足し、今日、会社の業

績に貢献できるまでになりました。CS 部が発足する前に

は、すでに 2003 年からの FDG-PET ブームが一段落して

安定期に入っていました。しかし、現在まで、CS 部のサー

ビスが SHI の PET 用サイクロトロンの販売へ重要な役割

を果たしていることは間違いありません。さらに今後期

待する脳機能 -PET のブームが到来したときに、それま

でのサービスの好評判が力を発揮するでしょう。

そして、この CS 部の仕事は医療に深く関係しているため待ったなしの場面が多く、休日における点検作業や、突

然の緊急修理、お客様からのトラブル連絡と、部員皆さんには苦労を掛けることが多く、感謝しています。この

様な現場で、われわれは、医療機関に安心して医療活動をして頂くためにサービスを通して高い信頼を得なけれ

ばなりません。すなわち、毎日の PET 検査を止めないという難しい目標に取り組まないとなりません。PET 部門

と協力して取り組むことも大切です。これらのことは、次世代にも引き継いでもらいたいと思います。

 これまで、装置修理に病院に出向いたとき先生方から、

機械が故障するのは仕方ないので早く修理と再発防止を

お願いします言われることがありました。しかし、看護

師の方からは、医療で使用している機械が故障して使用

できなくなることはあってはならないことと思いません

か、とも言われました。この医療現場とのギャップを埋

めるため、われわれは、機械を安心して使って頂き、感

謝と信頼を頂ける方法を常に考え、チャレンジし改善す

る努力をしていかなければなりません。そのために、日々

の仕事の中で少しでも改善を続ける様に、皆さんととも

に頑張っていきたいと思います。

 では、今年も皆さんと皆さんのご家族がご健康であることを祈念して、新年のご挨拶とさせて頂きます。

カスタマーサポート部 部長 鈴木 啓文

好循環

(患者も満足)

良質のサービス提供

既存顧客の満足好評判

新規顧客獲得

(VOCに応える)

・サービス品質改善・製品改善・顧客情報提供

改善活動

好循環

(患者も満足)

良質のサービス提供

既存顧客の満足好評判

新規顧客獲得

(VOCに応える)

・サービス品質改善・製品改善・顧客情報提供

改善活動

(患者も満足)

良質のサービス提供

既存顧客の満足好評判

新規顧客獲得

(VOCに応える)

(患者も満足)

良質のサービス提供

既存顧客の満足好評判

新規顧客獲得良質のサービス

提供

既存顧客の満足好評判

新規顧客獲得

(VOCに応える)

・サービス品質改善・製品改善・顧客情報提供

改善活動

医療機関が、安心して医療活動が行えるように支援する

毎日のPET検査を

止めない

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

・安全第一 ・ルール、マナーを守る ・プロ意識を持つ行動原則

基本となる価値観

目標

使命

CS部の使命

医療機関が、安心して医療活動が行えるように支援する

毎日のPET検査を

止めない

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

・安全第一 ・ルール、マナーを守る ・プロ意識を持つ行動原則

基本となる価値観

目標

使命 医療機関が、安心して医療活動が行えるように支援する

毎日のPET検査を

止めない

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

・安全第一 ・ルール、マナーを守る ・プロ意識を持つ

医療機関が、安心して医療活動が行えるように支援する

毎日のPET検査を

止めない

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

・安全第一 ・ルール、マナーを守る ・プロ意識を持つ

医療機関が、安心して医療活動が行えるように支援する

毎日のPET検査を

止めない

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

費用に見合ったサービスの実感

PET関連問題への適切なアドバイス

誠実で、気持ち良いサービス

・安全第一 ・ルール、マナーを守る ・プロ意識を持つ行動原則

基本となる価値観

目標

使命

CS部の使命

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施設からの

たより1

姫路中央病院附属クリニック 駐在

「施設紹介と近況報告」

錦織 秀敏

 皆様、あけましておめでとうございます。

姫路中央病院附属クリニックに駐在している錦織と申します。

・まず簡単な施設紹介を

 姫路中央病院附属クリニック PET 画像診断センターは、JR 姫路駅

から南に約 2km、姫路南バイパス道路の南 側に位置しております。

2004 年 7 月より PET 検査を行い、兵庫県下の民間臨床 PET 施設とし

ては最も古い施 設になります。私は 2008 年より当施設でオペレー

ターをしております。

 SHI の主な納入機器はサイクロトロン:HM-12S 合成装置:F100

×2台 品質管理装置:M201 放射性薬剤投与器:M130となってお

ります。臨床薬剤は FDGのみです。                     附属クリニック玄関

 CS の人にも助けられ、赴任してから特に大きなトラブルも無く運用できています。来年には PET センターの設

備も 10年目となり、ラボの機器の老朽化等、心配ごともありますが堅実な仕事を心掛け、臨床に影響を与える

事なく運用していきたいと思っています。

・最後に近隣の名所案内等を

兵庫県といえば酒蔵の数が多い事で有名で阪神大震災前には日本で一番酒蔵の数の多い県でした。勿論、姫路市

にも多くの酒蔵があり、姫路駅の高架下には県下の日本酒の飲み比べの出来るスタンディングバーなどもあり、

私は勿論、酒好きの CS 部員にも好評の環境です。病院から徒歩 15分程度の場所にも灘菊酒蔵という酒蔵があり、

出不精であまり外出しない私ですが、SAS 便りの原稿書きという丁度良い機会があったので少し足を延ばしてみ

ました。酒蔵は予約無しでも気軽に見学でき、食事処や売店もあり結構楽しめました。

姫路にお越しの際には是非とも美味しいお酒を御賞味下さい。

      ・酒司に吊るされた杉玉                  ・酒蔵の中

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大阪大学核物理研究センター駐在  稲田 洋司

 大阪大学核物理研究センター(以下 RCNP、大阪府茨木市)に駐在して今年で 23年になります。SAS 入社以来

ずっと RCNP に駐在し、主に制御を担当しています。大型研修会でも発表した計器盤 PLC 化の件を書くように依

頼がありましたので、計器盤 PLC 化作業のことを改めて SAS だよりで紹介したいと思います。

 計器盤 PLC 化の発端は、2011 年秋に AVF サイクロトロン棟の耐震工事が決定したことでした。AVF 棟には加

速器の制御に欠かせないコンソール室があり、そこには計器盤という旧型の計器ラックが多数設置され、それら

が大量の信号ケーブルで相互に複雑に接続されていました。計器盤は約 40年前、初代コンソール建設時に設置

されてからコンソール卓が何代か更新されても、その撤去の難しさから残り続けていました。今回の耐震工事で

はコンソール室を一旦更地にする必要があり、計器盤の撤去もある作業は非常に困難に思えました。

 はじめに計画されたのは計器盤を工事範囲外に移動

一時保管し、工事後に元の場所に戻し配線する案でし

た。しかし、この案では信号ケーブルの配線復旧等に膨

大な時間がかかること、完全に復旧出来るか不確実であ

ることが問題になりました。

 問題の解決策として、SAS 阪大駐在員(以下阪大

SAS)が計器盤を廃止し、計器盤を PLC ラック化する案

を提案しました。PLC ラックを耐震工事範囲外の別の

部屋に設置することで、コンソール室の復旧はネット

ワークケーブル等の復旧のみになり、耐震工事後の復旧

時間を大幅に短縮出来ること。また計器盤を撤去するの  旧コンソール室 ( クリーム色のラックが計器盤 )

は、長い工事期間のあるこの機会しかないことなどを阪大側に説明し、計器盤PLC化案が最終的に採用されました。

 計器盤 PLC ラック化には多くの利点がありました。復旧時間の大幅な短縮の他に、PLC ラック化することで、

今まで上位制御系に取り込まれていなかった情報が取り込まれ、操作や表示が出来るようになると思われました。

また、耐震工事は今までに経験のない 9ヶ月の長さであり、その間にオペレーター業務がなく余剰となる阪大

SASの人員をどうするかが大きな問題でした。この工事期間中、阪大SASの多くの人員をこの作業にあてることで、

阪大 SAS 全員が耐震工事中も RCNP に常駐することが可能になったと認識しています。

「施設紹介と近況報告、計器盤 PLC ラック化」

2施設からの

たより

次項へ続く→

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2施設からの

たより

 また、PLC ラック化を通して多くの SAS 人員をこの作業に従事してもらうことで、若手のOJT の現場として有

効と思われました。この作業は私が今までに経験した中で一番大きな作業でしたので、自分一人の力では実現不

可能に思われました。そこで、前記の理由からも阪大 SAS の若手 4人に協力をいただき、プロジェクトとして作

業を行いました。実際に作業を始めてみると、若手の人達の働きは目覚ましく、またその技術もどんどん上がっ

ていきました。

 今回の作業では、若手の人達の働きが非常に大きかったです。まだ計器盤が動いている頃にした事前調査、古

い図面を解読しながらの全体計画作成、PLC ラック設計、夏の暑い時期のケーブル撤去、PLC ラックの製作、

PLC ソフト作成、冬の寒い中での実際の機器との間のケーブル配線、不具合をなおしながらの動作テストなど、

膨大な作業量でした。

 長かった作業も 2013 年 4月には完成し、当初の計画

通り加速器の運転が始まりました。PLC ラックは若干の

初期トラブルはありましたが、その後順調に稼働してい

ます。プロジェクトが終わった今、約 2年間心血を注い

だ PLC ラックが、何事もなく正常に動いているのを見る

と、不思議な感じがします。この作業は阪大 SAS として

も大きな作業でした。作業を、労働災害もなく無事に終

えることが出来たことは、阪大 SAS の自信につながると

思われます。

 今回のような大きな仕事まかせていただいた阪大の先

生方に感謝しながら、今後も加速器の安定な運転が出来る 完成した PLC ラック(中央のアクリルドアの 4 台)

ように努力していきたいと思います。       

       

計器盤 PLC 化プロジェクト 阪大 RCNP 駐在 SAS 稲田、齋藤、宮本、古高、米田

新コンソール室

計器盤の代わりに状態表示モニターなどを取り付けが出

来るディスプレイウォールを設置、新コンソール室は阪

大 SAS デザイン

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放射線安全委員会からのお知らせ

ポケット線量計の校正について 皆さんには、すでにメールさせて頂きましたが、12月中旬よりポケット線量計の校正がスタートしました。大

型グループ・PET グループ・CS グループの順番で順次進めていく予定です。色々、お手数をお掛けしますがご協力、

宜しくお願い致します。

 ポケット線量計の不具合が多く報告されています。不具合があった場合は、新しい線量計と交換いたしますの

でご連絡ください。電池が無くなった場合も、ご連絡ください。新しい電池をお渡しします。

ガラスバッチが変わります。 前回に SAS 便りでもご連絡しましたが、ガラスバッチが 2014 年 1月使用分より順次「新型ガラスバッチ」に

切り替わることになっています。基本的なサービス内容や報告書には変更ありませんが、切り替え時初回に同封

されている「モニタリングサービス利用ガイド」「モニタリングサービス取扱説明書 CD-ROM」をご参照ください。

(お手元にガラスバッチに同封されてくる放射線安全管理総合情報誌がある方は 1月号の P.13 ~ 17 に詳しい説

明がありますのでご覧ください。)

教育訓練記録について 2013 年度の教育訓練を皆さんには受講して頂き、教育訓練記録を施設に提出する必要がある方には発送させ

て頂きましたが手違いでまだ、受け取っていない方がいましたらご連絡ください。

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<入 社> 新入社員紹介

 2013年11月1日付

美濃岡 智洋 (みのおか ともひろ )  26歳

出身地:兵庫県

趣 味:囲碁

自己 PR:美濃岡智洋と申します。出身は兵庫県川西市です。よろしくお願い

いたします。

    

2013年12月1日付

   

草壁 翔太 ( くさかべ しょうた )  24歳 出身地:兵庫県

趣 味:ツーリング、スケートボード

自己 PR:地道にコツコツと物事に取り組み、着実に成長していきたいと思い

ます。よろしくお願い致します。

近藤 雅裕 ( こんどう まさひろ )  26歳 出身地:群馬県

趣 味:小説の執筆、バドミントン

自己 PR:文系のような趣味ですがしっかり工学をやって来ました。これから

力を尽くして頑張っていきたいと思っています。

福村 涼 ( ふくむら りょう )  22歳 出身地:大阪府

趣 味:読書、野球観戦

自己 PR:あまり器用では有り得ませんが精一杯頑張るのでどうかよろしくお

願いします。好きな球団はヤクルトです。

人事・慶弔

次項へ続く→

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人事・慶弔

<異 動・配属>

 2013年12月1日付

金子 健太   理化学研究所へ異動

後藤 寛幸 トヨタ記念病院へ配属

宝田 英男 カスタマサポ-ト部 ( 関西 ) へ配属

 2014年1月1日付

森永 拓也 名古屋市総合リハビリテーションへ配属

<お誕生>

 2013年9月20日

小山   弥愛  (やえ)ちゃん

理化学研究所  小山 亮 さん  (第三子)

 2013年9月21日

南間   香之介  (こうのすけ)くん

国立がん研究センター中央病院   南間 貴之 さん 第二子)

 2013年11月30日

梶原   梨衣  (りい)ちゃん

社会医療法人 将道会 総合南東北病院   梶原 克則 さん  (第一子)

<ご結婚>

 2013年11月22日

鈴木 博之  さん

   沙登美(さとみ)さん  国立がんセンター東病院 陽子線 駐在