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形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン> ZREM-35ENV <全量買取用リモコン> 太陽光発電用システム パワーコンディショナ/リモコン 設置工事業者様用 ・パワーコンディショナは太陽電池モジュールで発 生した直流電力を引き込み、各電気機器および商 用系統へ供給できるように交流電力に変換する装 置です。 ・この製品の性能・機能を十分に発揮させ、また安 全を確保するために、正しい取付工事が必要です。 取付工事の前に、必ずこの説明書をお読みください。 取付工事説明書 もくじ 安全のために必ず守ること …………………………… 2 工事に関するお願い ……………………………… 3 引き渡しまでの流れ …………………………………… 4 取り付け前の準備 ……………………………………… 5 機材・工具類 ………………………………………… 5 電力会社との契約/幹線について ……………… 7 パワーコンディショナの外形寸法図 ………………… 8 パワーコンディショナの設置準備 …………………… 9 パワーコンディショナの取り付け …………………… 11 電気工事前の準備 ……………………………………… 16 ケーブルの加工 …………………………………… 17 接地工事 …………………………………………… 18 絶縁抵抗検査 ……………………………………… 19 電気工事 ………………………………………………… 21 1. AC端子台への配線………………………………21 2. DC端子台への配線(太陽電池配線)…………22 3. リモコン、センサーユニット(オプション)の配線 …23 4. 配線接続終了後の配線確認 …………………… 24 自立運転の確認からお客様への説明 ………………… 27 1. 自立運転の確認 ………………………………… 27 2. 前パネルの取り付け …………………………… 28 3. 電力会社との協議 ……………………………… 28 4. 整定値の設定 …………………………………… 28 5. 連系運転の確認 ………………………………… 28 6. お客様への説明確認 …………………………… 28 分電盤、ブレーカ選定、配線図 ……………………… 29 余剰買取契約の場合 ……………………………… 29 全量買取契約の場合 ……………………………… 35 外部計測・表示システムへの配線…………………42 構成機器 ………………………………………………… 43 パワーコンディショナを複数台設置する場合 ……… 44 通信ケーブルの接続 ……………………………… 44 パワーコンディショナ番号(アドレス)の設定方法 …45 リモコン ………………………………………………… 49 センサーユニット(オプション) …………………… 53 本取付工事説明書の内容は、設置工事業者 様向けになっております。 設置・設定後は持ち帰っていただきますよ うお願い致します。

EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

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形名 EPC-B-S80P<パワーコンディショナ>EPC-B-S99P<パワーコンディショナ>ZREM-35ENH<余剰買取用リモコン>ZREM-35ENV<全量買取用リモコン>

太陽光発電用システム パワーコンディショナ/リモコン

設置工事業者様用

・パワーコンディショナは太陽電池モジュールで発生した直流電力を引き込み、各電気機器および商用系統へ供給できるように交流電力に変換する装置です。・この製品の性能・機能を十分に発揮させ、また安全を確保するために、正しい取付工事が必要です。・取付工事の前に、必ずこの説明書をお読みください。

取付工事説明書もくじ安全のために必ず守ること……………………………2工事に関するお願い ………………………………3

引き渡しまでの流れ……………………………………4取り付け前の準備………………………………………5機材・工具類…………………………………………5電力会社との契約/幹線について ………………7

パワーコンディショナの外形寸法図…………………8パワーコンディショナの設置準備……………………9パワーコンディショナの取り付け……………………11電気工事前の準備………………………………………16ケーブルの加工 ……………………………………17接地工事 ……………………………………………18絶縁抵抗検査 ………………………………………19

電気工事…………………………………………………211.AC端子台への配線………………………………212.DC端子台への配線(太陽電池配線) …………223.リモコン、センサーユニット(オプション)の配線…234.配線接続終了後の配線確認 ……………………24

自立運転の確認からお客様への説明…………………271.自立運転の確認 …………………………………272.前パネルの取り付け ……………………………283.電力会社との協議 ………………………………284.整定値の設定 ……………………………………285.連系運転の確認 …………………………………286.お客様への説明確認 ……………………………28

分電盤、ブレーカ選定、配線図………………………29余剰買取契約の場合 ………………………………29全量買取契約の場合 ………………………………35外部計測・表示システムへの配線…………………42

構成機器…………………………………………………43パワーコンディショナを複数台設置する場合………44通信ケーブルの接続 ………………………………44パワーコンディショナ番号(アドレス)の設定方法…45

リモコン…………………………………………………49センサーユニット(オプション) ……………………53

本取付工事説明書の内容は、設置工事業者様向けになっております。設置・設定後は持ち帰っていただきますようお願い致します。

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2

以下の場所には設置しないでください。◦パワーコンディショナおよびリモコンは湯気のあたる場所には設置しない。絶縁が悪くなり、火災・感電の恐れがあります。

◦パワーコンディショナは塩害地域に設置しない。(海岸から500m以内または潮風が直接あたる場所)◦リモコンは屋内設置です。屋外設置はしない。◦パワーコンディショナは、浸水の恐れのある場所には設置しない。火災・感電の恐れがあります。

◦パワーコンディショナは、湿気が多く風通しが悪い場所に、またリモコンは操作が困難で表示ランプが確認しづらい場所に取り付けない。湿気の多い場所に取り付けると絶縁が悪くなり、火災・感電の恐れがあります。

◦パワーコンディショナとリモコンは、高温になる(40度以上)場所または、閉切った場所(屋根裏・押入れ・納戸・床下など)に設置しない。出力抑制機能が働いて機器本来の性能が発揮できなくなるとともに、部品が劣化して発煙・発火する恐れがあります。

◦パワーコンディショナとリモコンは台所など油煙の多い場所には設置しない。電気回路や部品が劣化して焼損・発火する恐れがあります。

◦パワーコンディショナとリモコンは腐食性ガスや液体に触れる場所(鶏舎・畜舎・化学薬品を取り扱う所など)に設置しない。部品が劣化して発煙・焼損する恐れがあります。

◦パワーコンディショナとリモコンは冷気が直接吹きつける場所には設置しない。霜が付き、漏電・焼損する恐れがあります。

◦パワーコンディショナを天地逆方向、横方向、あるいは、水平方向に設置しない。また傾けて設置しない。内部の放熱が不十分となり、部品が劣化して発煙・発火の恐れがあります。

◦自立運転出力を商用電力線につながない。自立運転用コンセントとご家庭内の他のコンセントを延長ケーブルなどで接続しない。また複数台設置する場合、自立運転出力コンセントは他のパワーコンディショナのコンセントと並列につながない。予期せぬ発火・発煙・感電・機能障害・停電の恐れがあります。

◦パワーコンディショナの通気孔をふさがない。内部の温度上昇を防ぐために通気孔をあけています。通気孔をふさぐとパワーコンディショナ本来の性能を発揮できなくなるとともに、部品が劣化して発煙・発火の原因になります。

禁止

禁止

禁止

警告 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者が死亡や重傷などに結びつく可能性があるもの

注意 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者がけがをしたり物的損害を受けたりする可能性があるもの

◦太陽電池アレイケーブル間には高電圧が発生しているので、手や身体がぬれた状態での作業を行わない。感電の恐れがあります。

◦太陽電池アレイの+ケーブルと-ケーブルは絶対にショートさせない。スパークによるケーブル過熱が発生し、場合によってはケーブルの被覆が溶けて火災の原因になります。

◦電気配線工事は太陽電池アレイを遮光シートで覆った状態で行う。感電の恐れがあります。

◦取付・配線には、必ず同梱部品および指定部材を使用する。感電・火災の原因になります。

◦配線工事中および運転開始までは、分電盤の太陽光発電用ブレーカとすべての太陽電池開閉器を「OFF」の状態にして行う。高電圧の発生により感電の恐れがあります。

◦電線は端子を専用圧着工具にて圧着して指定トルクで確実に締め付ける。感電・火災の恐れがあります。

◦取付工事説明書または電気配線工事説明書に記載されていない設置や分解・改造は絶対に行わない。落下、感電、火災の原因になります。

◦接地線の接続は確実に行う。感電、火災の原因になります。

◦パワーコンディショナに接続する太陽電池モジュールの直列枚数および並列枚数は設計の範囲内にする。感電・火災の原因になります。

◦低電圧用ゴム手袋を使用して電気配線作業を行う。感電の恐れがあります。

禁止

指示に従う

分解禁止

接地線接続

指示に従う

安全のために必ず守ること電気配線工事は、第二種電気工事士の資格を有する販売店・工事店様が実施してください。感電の恐れがありますので、以下の注意事項を必ず守って作業してください。

警告

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3

注意◦パワーコンディショナの設置位置は、このマニュアルが示している寸法を守る。十分な放熱効果が行われず、機器性能が発揮できないだけでなく、故障の原因となります。

◦パワーコンディショナ本体の取り付け作業はなるべく2人で行う。

◦余剰買取用リモコン(ZREM-35ENH)との組み合わせについては、パワーコンディショナ3台以上の複数台接続をしない。

◦全量買取用リモコン(ZREM-35ENV)においては6台以上の複数台接続をしない。

◦パワーコンディショナに塗装を行わない。日射により筐体内部温度が異常に上昇し故障の原因になります。

◦パワーコンディショナを放送局送信アンテナと家庭用受信アンテナとの間に設置しない。設置場所によっては、ラジオ、テレビジョン受信機などに受信障害を与える場合があります。

◦騒音に厳しい制約を受ける場所に設置しない。◦電気的雑音について厳しい制約を受ける場所には設置しない。◦医療用機器の近くに設置しない。医療用機器が誤動作する恐れがあります。

◦アマチュア無線のアンテナが近くにある場所には設置しない。◦人が容易に触れられる場所には設置しない。パワーコンディショナは運転中に上部が高温になり、触れると火傷の恐れがあります。上部には簡単に触れられないような場所に設置してください。

◦パワーコンディショナ端子台のP端子(+)、N端子(-)に系統電源を接続しない。製品が故障します。

指示に従う 指示に従う

禁止 禁止

禁止

禁止

禁止

工事に関するお願い●保護具を着用してください。●雨天時、降雪時、屋根面や足場が濡れている状態、強風時、体の調子が悪い状態での作業は中止してください。

●労働安全衛生規則に従い作業してください。●上下作業をしないでください。●使用部材や梱包材の整理整頓を徹底してください。●太陽電池モジュールは光が当たると発電するため、感電のおそれがあることを十分確認の上、作業を行ってください。

●配線確認で確認した絶縁抵抗値、太陽電池の開放電圧値は工事店様で記録、保管をお願いします。アフターサービス問い合わせ時には記録内容のコピーをご提出していただけますようにお願いします。

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4

引き渡しまでの流れ1. 取り付け前の準備

機材・工具類

①ケーブルの加工

2-2設置準備

3-1電気工事前の準備

3-2電気工事

3-4分電盤、ブレーカ選定、配線図

3-3自立運転の確認から  お客様への説明

4-1パワーコンディショナを複数台設置する場合

外形寸法図

①通信ケーブルの接続

2-1外形寸法図

外形寸法図

取り付け

②パワーコンディショナ番号(アドレス) の設定方法

取り付け

2-3取り付け

②接地工事

③絶縁抵抗検査

①AC端子台への配線

②DC端子台への配線③リモコン、 センサーユニット(オプション) の配線

全量買取契約の場合

②前パネルの取り付け

③電力会社との協議

④整定値の設定

⑤連系運転の確認

⑥お客様への説明確認

余剰買取契約の場合

①自立運転の確認

④配線接続終了後の配線確認

外部計測・表示システムへの配線

2. 取付工事

パワーコンディショナの取り付け

リモコンの取り付け

センサーユニットの取り付け

3. 電気工事

4. その他の取り付け

連系運転開始

5ページ

8ページ

16ページ

44ページ

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5

取り付け前の準備

1.機材① 「系統(U・O・W)配線用ケーブルについて」(下表)

を参照してくださいパワーコンディショナ接続用ケーブル(パワーコンディショナ〜分電盤間)

② VVR2.0mm2 / VVF2.0mm2芯 自立配線(AC100V)(任意)(パワーコンディショナ〜自立運転用コンセント)

③ IV5.5mm2以上(緑色) 接地線④ 圧着端子(各配線の線径に適したもの) 接地線、系統配線用

⑤ 接地棒(D種用)

太陽電池の開放電圧が300V以下の場合はD種接地工事を行う。太陽電池の開放電圧が300Vを超える場合はC種接地工事を行う。ただし、太陽光発電用ブレーカに高速高感度形漏電遮断器(0.5秒以内に自動的に電路を遮断)を使用する場合はD種で代用できる。

ケーブルタイ太陽光発電用ブレーカ自立運転用コンセント(任意)単相100V/15Aまでパテ(粘土)配管材料(任意)電気工事用ビニールテープシーリング材ウェスなど分電盤側の圧着端子

取付工事に入る前に以下の機材・工具類を準備してください。

①パワーコンディショナ接続用ケーブル

自立運転用コンセント

②自立配線(AC100V)

③接地線 ④圧着端子(接地線用) ⑤接地棒(リード線付)

太陽光発電用ブレーカ パワーコンディショナ太陽電池

アレイ

系統(U・O・W)配線用ケーブルについてPC容量 ケーブルサイズ3.0kW5.5kW CV5.5mm2×3芯 VVR8.0mm2×3芯

PC容量 PC〜分電盤距離 ケーブルサイズ

8.0kW0〜 20m CV8.0mm2×3芯 VVR14mm2×3芯21〜 30m CV14mm2×3芯 VVR22mm2×3芯

9.9kW0〜 15m CV8.0mm2×3芯 VVR14mm2×3芯16〜 30m CV14mm2×3芯 VVR22mm2×3芯

※CVケーブルを使用する場合は、端子キャップを準備してください。

機材・工具類

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6

取り付け前の準備 (つづき)

2.工具類ニッパーペンチ+・ードライバー H型 2番電動ドライバー 締付けトルク0.6 〜 3.3N・m電動ドライバー用ビット(L100mm)電動ドリルドリル刃 φ3mm、φ6mm、φ7mm、φ8.5mmホールソー φ50圧着工具 株式会社 ニチフ製NH-12またはNH-32絶縁被覆付圧着端子・スリーブ用 相当品圧着工具 株式会社 ニチフ製NH-1またはNH-9裸圧着端子用 相当品巻尺 1m以上ハンマーコードリール梯子脚立水平レベルAWGケーブル用ワイヤーストリッパー

出力測定器具テスター (直流電圧レンジ450V以上)絶縁抵抗計※その他、必要に応じて準備してください。

保護具低圧用ゴム手袋保安帽(ヘルメット)電工ベルト

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7

電力会社との契約/幹線について1.電力会社との契約について(1)余剰買取

余剰買取制度では、買電契約は従量電灯契約、売電契約は余剰買取契約となります。買電用、売電用それぞれのメーターを取り付けます。

(2)全量買取全量買取契約では、売電は全量買取契約となり、売電用メーターを取り付けます。また、夜間や雨天により発電していない状態では、電力会社からパワーコンディショナが消費する電力の供給を受けるため、定額電力契約(小型機器)が必要となります。

■機器の消費電力

パワーコンディショナのタイプ JET登録番号 品名 待機電力(W)(夜間消費電力)

無負荷損失(W)

5.5kW(高電圧対応) P-198 EPC-A-S55P-H 10.0以下 50.0以下3.0kW(高電圧対応) P-199 EPC-A-S30P-H 10.0以下 50.0以下

8.0kW P-204 EPC-B-S80P 10.0以下 120.0以下9.9kW P-205 EPC-B-S99P 10.0以下 120.0以下

■CVTケーブルPC容量合計 PC合計電流 幹線サイズ(mm2)11.0kWまで 55.0A 816.0kWまで 89.5A 1419.8kWまで 99.0A 2229.7kWまで 148.5A 3840.0kWまで 200.0A 6049.5kWまで 247.5A 100

■CVケーブルPC容量合計 PC合計電流 幹線サイズ(mm2)11.0kWまで 55.0A 817.9kWまで 89.5A 1419.8kWまで 99.0A 2233.9kWまで 169.5A 3843.8kWまで 219.0A 6049.5kWまで 247.5A 100

■VVRケーブルPC容量合計 PC合計電流 幹線サイズ(mm2)11.0kWまで 55.0A 1419.8kWまで 99.0A 3827.8kWまで 139.0A 6040.0kWまで 200.0A 10049.5kWまで 247.5A 150

※リモコンの電力はパワーコンディショナから供給されます。 リモコンは1システムに1つ必要です。 上記待機電力10Wには、リモコンの消費電力4Wを含みます。※センサーユニット(オプション)の消費電力は2Wです。 パワーコンディショナからは供給されません。商用系統から常時供給されます。

2. 幹線について全量買取契約の場合、幹線サイズはパワーコンディショナの容量に従って決定します。発電した電力はパワーコンディショナにて制限されているため、パワーコンディショナの容量を超えて系統側に流れることがありません。※MCBに従って設計すると、過剰な幹線サイズになります。

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54.5

945

55.5

963

9.5

7200120.5

441200120.5

4

7206

33

449

4-R19.8取付金具(天面)

取付金具(底面)

8

パワーコンディショナの外形寸法図■パワーコンディショナ外形寸法図

重量8.0kW:39kg9.9kW:41kg

同梱物(※製品により一部異なる場合があります)取付金具(天面・底面) 各1個 取付工事説明書(本書)、取扱説明書、

サービスマンモード取扱説明書 各1冊取付金具取付用ねじ(M4×12) 8個パワーコンディショナ壁取付用ねじ(6×75) 6個 出荷検査成績書 1枚8mm2用圧着端子(R8-6) 3個 5.5mm2用圧着端子(R5.5-6) 1個

絶縁キャップ(TCV-81 白色) 3個 絶縁キャップ(TCV-53緑色) 1個

絶縁付き圧着端子(N2-5) 8.0kW 8個9.9kW 10個

絶縁付き圧着端子(N2-6) 2個

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9

排熱に必要な最低寸法

パワーコンディショナの設置準備パワーコンディショナは外壁に取り付けます。電気図面の位置に従い取り付けます。パワーコンディショナは必ず柱、またはたて枠に固定してください。

●取り付ける壁は、パワーコンディショナの重さに耐える壁構造であることを確認してください。パワーコンディショナ 質量

3.0kw 23kg5.5kw 25kg8.0kw 38kg9.9kw 41kg

●パワーコンディショナの周囲は下図に示すスペースを確保してください。(換気、操作、点検、および冠水、冠雪防止などのため。ただし、密閉空間と見なされる場所には設置しないでください)

単位(mm)

200以上 200以上

300以上

1000以上

700以上

●安全のため、第二種電気工事士の有資格者が法規に沿って確実に取付配線工事を行ってください。●補強板は工事施工業者様側でご準備願います。●同梱の出荷検査成績書(1枚)は電力会社との連系協議の際に必要ですので、なくさないように保管してください。

●入線孔が向かって左側にありますのでご注意ください。● 2〜 3ページの警告・注意の内容も必ず守ってください。●パワーコンディショナ本体に穴をあけるなど、取付工事説明書と異なる方法で配線を行わないでください。

<お願い>

※パワーコンディショナの質量には取付金具を含む。

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取付金具穴(天面側)

取付金具穴(底面側)

2424

24 24

2-φ50配線穴(いんぺい配線時のみ)

取付金具穴の中心が柱または間柱のある位置になるように取り付け位置を選定してください。

70849.7

1025

165.2

10

パワーコンディショナの設置準備 (つづき)

<取付穴位置>

・ 複数台設置する場合は「パワーコンディショナを複数台設置する場合」( 44ページ)をご参照ください。

30mm以上

200mm以上

200mm以上

このパワーコンディショナは下部から吸気し、上部から排気を行います。複数台設置の場合は左右に並べて設置してください。

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底面

天面

ダルマ穴

11

パワーコンディショナの取り付け

●インパクトなどの電動工具は使用しないでください。注意

1 壁に本体固定ねじを仮止めする①壁に本体固定用ねじ穴を4か所あけてください。

●必要に応じて壁を補強してください。

②本体固定用ねじ穴のうち、上部のねじ2本のうち1本を仮止めします。●ねじはワッシャを差し込み、30mm程度残してください。

シーリング

30mm程度

2 本体上部に取付金具を取り付ける①パワーコンディショナ天面にダルマ穴タイプの取付金具を付属のねじ(M4×12)4本で止めてください。<締付トルク:1.37 〜 1.57N・m>

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引っ掛け構造

底面

天面

12

③天面側は引っ掛け構造となっていますので、前パネルが外れたら、キズがつかないような場所に置いてください。

②前パネルの底面を少し手前に引き出し、そのまま上方に持ち上げてください。

3 前パネルを取り外す①前パネルの底面のねじ3本を外してください。

パワーコンディショナの取り付け (つづき)

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PF管用ボックスコネクタ

PF管

13

壁面のケーブル引き出し穴

<背面穴径φ50>

<底面穴径φ42>

4 パワーコンディショナにケーブルを引き込む■いんぺい配線の場合①パワーコンディショナを取り付けする前に、背面のキャップを外してください。 壁面のケーブル引き出し穴は、雨水が入らないよう隙間なくパテ(粘土)で埋めてください。

背面のキャップを外さないでください。

バリアを外さないでください。

底面のキャップを外さないでください。 ※図は9.9kWです。

8.0kWのDC端子台は4つです。

■露出配管の場合①底面のキャップを外し、 配管を接続してください。

②配線を本体底面の配管から通してください。

②配線を本体背面の穴に通し、本体前面側に出してきてください。

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14

パワーコンディショナの取り付け (つづき)

②壁に仮固定したねじに上部の取付金具のダルマ穴を引っ掛けます。

5 パワーコンディショナを壁に固定する①引き込んだ配線に気をつけてパワーコンディショナを持ち上げます。

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15

③本体底面に丸穴タイプの取付金具を樹脂ワッシャ付きのねじ4本で止めます。<締め付けトルク:1.37 〜 1.57N・m>

丸穴

●インパクトなどの電動工具は使用しないでください。

注意

④本体の水平を確認して、底側の取付金具に付属のねじ(6×75)を止めてください。

⑤天面側の本体を引っ掛けているねじを増し締めし、上部2か所の取付け穴の残り1か所をねじで固定してください。

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16

電気工事前の準備< 8.0/9.9kWパワーコンディショナの内観>

ON 2G

1 2 3

ON 2H

1 2

E

自立AC100V

U

O商用系統

W

DC入力端子台

LED

リセットスイッチ

DIPスイッチ

AC端子台

リモコン、センサー通信ケーブル用コネクタ

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17

ケーブルの加工1.裸圧着端子を使用するケーブルの加工方法(1)系統配線用ケーブル(5.5mm2または8.0mm2または14mm2)を使用する場合

2. 絶縁付圧着端子を使用するケーブルの加工方法ケーブルの皮むき長さ 圧着後の点検

出力ケーブル(AC)芯線の皮むき長さは8±1mmVVF2mm

●付属の絶縁付き圧着端子を使用し圧巻痕ができるまで圧着ペンチでカシメます。

●端子部を絶対に加工しません。

入力ケーブル(DC)芯線の皮むき長さは6±1mmHCV2.0mm2

付属の絶縁付き圧着端子を使用し圧着痕ができるまで圧着ペンチでカシメます。●端子部を絶対に短絡させません。(アークが飛ぶ恐れがあります)●双方を同時に触れません。(感電する恐れがあります)

芯が見える場合、再加工しなおします。

注意

※使用する圧着ペンチは各端子に適したぺンチを使用します。※配線時の注意 配線するときに、1本線のテーピングを行い、目印とします。 同様に他の入力についても、2本線や3本線のテーピングをして目印とします。 各入力ごとに接続するテーピングの目印の色を変えると、確実に接続できます。

圧着の際、かしめ部分から電線を出すと、端子台へのねじ締めができなくなるので注意してください。

絶縁キャップは、圧着後に圧着端子のかしめ部分が隠れるように、圧着をする前に通しておきます。

芯線8mm±1mm

圧着痕

圧着痕

(ー)

(+)

(ー)

(+)

太陽電池アレイケーブル(-)[白色]

太陽電池アレイケーブル(+)[黒色]

圧着痕

絶縁部材

絶縁部材

6mm±1mm30mm±5mm

芯線8mm±1mm

圧着痕

圧着痕

(ー)

(+)

(ー)

(+)

太陽電池アレイケーブル(-)[白色]

太陽電池アレイケーブル(+)[黒色]

圧着痕

絶縁部材

絶縁部材

6mm±1mm30mm±5mm

芯線8mm±1mm

圧着痕

圧着痕

(ー)

(+)

(ー)

(+)

太陽電池アレイケーブル(-)[白色]

太陽電池アレイケーブル(+)[黒色]

圧着痕

絶縁部材

絶縁部材

6mm±1mm30mm±5mm

芯線8mm±1mm

圧着痕

圧着痕

(ー)

(+)

(ー)

(+)

太陽電池アレイケーブル(-)[白色]

太陽電池アレイケーブル(+)[黒色]

圧着痕

絶縁部材

絶縁部材

6mm±1mm30mm±5mm

芯が見える

3. 太陽電池出力ケーブルに目印をつける①入力1に接続する太陽電池出力ケーブルに、1本の目印テーピングを巻いてください。②入力2には2本、入力3には3本の目印テーピングを巻いてください。

●目印テーピングの色を各入力ごとに変えると、配線ミスが防げます。

テーピング

テーピング太陽電池アレイケーブル(+)

太陽電池アレイケーブル(-)

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E

自立AC100V

U

O商用系統

W

端子台保護カバー

18

電気工事前の準備 (つづき)

接地工事1.接地工事種別の確認

機械器具区分 接地工事の種類 接地抵抗値(Ω)

300V以下の低圧用のもの D種接地工事 100Ω以下

2. 施工方法アース線をモジュール、パワーコンディショナの各々に配線し、そのアース線にアース棒を取り付け、D種(旧第3種)接地工事の基準に従い工事を行います。アース線は、太陽電池モジュール(IV5.5mm2)、パワーコンディショナ(IV5.5mm2)を使用します。

※太陽電池モジュールとパワーコンディショナは別々のアースに接続してください。

アース線(IV5.5mm2) アース線

(IV5.5mm2)

パワーコンディショナ(屋外設置)

太陽電池モジュール

アース線

3. アース線の配線①端子台カバーを取り外します。

②アース線IV5.5mm2の先端を付属の圧着端子を使用し、AC端子台のE端子に接続します。<締付トルク:2.7 〜 3.3N・m>

③アース棒にてD種(旧第3種)設置工事を行います。(接地抵抗100Ω以下)

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19

絶縁抵抗検査1.絶縁抵抗検査前の準備

●パワーコンディショナ本体は全数、工場で絶縁抵抗を検査しています。 取付工事においては、パワーコンディショナまでの配線の絶縁抵抗をチェックしてください。(パワーコンディショナ本体の絶縁抵抗を測定しようとすると、サージ防護デバイスが働き正しく測定ができない可能性があります。)

●アース線以外をパワーコンディショナの端子台に接続しない状態であることを確認してください。①パワーコンディショナのDCスイッチをすべてOFFにします。②分電盤の商用系統に接続された太陽光発電用ブレーカをOFFにします。③すべてのアレイ出力ケーブルの圧着端子に絶縁テープを巻いてください。 すべてのアレイ出力ケーブルがモジュールに配線されている必要があります。

感電や金属部分とのショートに注意すること。太陽電池アレイからパワーコンディショナへの配線は活線状態のため、低圧用手袋を使用して作業を行ってください。また、万が一配線をショートさせるとスパークによるケーブル加熱が発生し、場合によってはケーブルの被覆が溶けて使用できなくなることがあります。

警告

2.太陽電池(+)と接地間の測定①太陽電池1系統分のアレイ出力ケーブル(+、黒色)の圧着端子に巻いてある絶縁テープを剥がします。②(ー)側はパワーコンディショナのEの端子にあてます。絶縁抵抗計のクリップ付きリードの(+)側を、太陽電池1系統分の黒アレイ出力ケーブルの圧着端子に接続します。

③絶縁抵抗計のMΩ測定スイッチを「ON」にします。 レンジは500Vとします。④読み取った指示値を「絶縁抵抗値モジュール〜パワーコンディショナ間(+)」として記録しておきます。⑤測定終了後、太陽電池1系統分の黒アレイ出力ケーブルの圧着端子に絶縁テープを巻きます。

E

自立AC100V

U

O商用系統

W

測定レンジ500V

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20

E

自立AC100V

U

O商用系統

W

測定レンジ

3. 太陽電池(-)と接地間の測定①太陽電池1系統分のアレイ出力ケーブル(-、白色)について、「(2)太陽電池(+)と接地間の測定」と同じ手順で測定を行います。

②読み取った指示値を「絶縁抵抗値モジュール〜パワーコンディショナ間(-)」として記録しておきます。

4. 商用系統各相配線と接地間の測定①太陽光発電用ブレーカを「OFF」にします。②(ー)側はパワーコンディショナのEの端子にあてます。絶縁抵抗計のクリップ付きリードの(+)側を、商用系統配線U相の圧着端子に接続します。

③絶縁抵抗計のMΩ測定スイッチを「ON」にします。 テスターレンジは500Vにします。④絶縁抵抗計の指示をMΩ目盛で読み取ります。⑤読み取った指示値を「絶縁抵抗値 分電盤〜パワーコンディショナ間(U相)」として記録しておきます。⑥同様の手順で、O相、W相についても測定します。⑦絶縁抵抗計のクリップ付きリードを外します。

電気工事前の準備 (つづき)

500V

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E

自立AC100V

U

O商用系統

W

E

自立AC100V

U

O商用系統

W

21

電気工事

① AC端子台へ商用系統(単相3線)3本、自立配線2本を配線します。<締付トルク:2.7 〜 3.3N・m>

●配線は圧着端子を専用圧着工具にて圧着してください。

1.AC 端子台への配線

●商用系統配線ケーブルをU相、O相、W相の接続を間違わないようにパワーコンディショナの端子台に接続してください。

<ご注意>

商用系統については、電線サイズにあわせた圧着端子を、自立配線については、N2-6の圧着端子を専用圧着工具にて圧着してください。

自立運転出力を商用電力線につなぎません。自立運転用コンセントとご家庭内の他のコンセントを延長ケーブルなどで接続しません。また、複数台設置する場合、自立運転出力コンセントは他のパワーコンディショナのコンセントと並列につなぎません。※予期せぬ発火・発煙・感電・機能障害・停電の恐れがあります。

警告

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DC端子台

22

電気工事 (つづき)

①各ユニットにP(+)とN(-)を対として、DC端子台の配線を行います。<締付トルク:1.86 〜 2.05N・m>●圧着端子は、N2-5の圧着端子を専用圧着工具にて圧着してください。

●DC/DCコンバータの番号は下から1,2,3 〜となっています。 エラー履歴でDC/DCコンバータが要因であるエラーD-nx,d-nxのnの位置にDC/DCコンバータの番号が入ります。

2.DC 端子台への配線(太陽電池配線)

※図は9.9kWです。 8.0kWのDC端子台は4つです。

●系統番号と極性(P(+)とN(-))を間違わないように接続してください。●各太陽電池のストリングのマイナス側を入れ替えないでください。(パワーコンディショナが動作不良となる恐れがあります。)  マイナス側は各ストリングごとに独立しているので、共通ではありません。

<ご注意>

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ケーブル引き出し穴

・ 複数台設置する場合は「パワーコンディショナを複数台設置する場合」( 44ページ)を ご参照ください。

23

3.リモコン、センサーユニット(オプション)の配線①リモコン、センサーユニット(オプション)の配線ケーブル先端に接続されているコネクタを、本体左下側のコネクタに挿入してください。●ラベルの表示どおりに配線してください。

  ■いんぺい配線の場合 配線終了後、パワーコンディショナ背面のケーブル引き出し穴から内部に雨水が入らないように、 穴を隙間なくパテ(粘土)で埋めてください。

②リモコン、センサーユニット(オプション)の配線ケーブルに接続されている圧着端子(各1)を、コネクタの下にあるナットに各々ねじ止めしてください。<締付トルク:1.37 〜 1.57N・m>

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24

4.配線接続終了後の配線確認

電気工事 (つづき)

1. 確認事項①電線は付属の配線用圧着端子を使用し接続されているか。②電線の被覆、配線用圧着端子からはみ出たケーブルを素線が端子台に噛み込んでいないか。

③端子台に接続されている電線の被覆部分を持ち、電線を動かし端子ネジの緩みがないか。

④端子のネジ締めが正しく行われているか。<不良の例1>圧着の際、カシメ部分から素線を1mm以上出すと端子台への正しいねじ締めができないので注意してください。

<不良の例2>規定のトルクで締め付けられていても、ネジが斜めに入る、あるいは素線のはみ出し部に乗り上げると、接触不良になります。

上図の状態では、ネジの締め付けが不十分なため、ネジの緩みや、圧着端子と端子台に隙間ができ、接触不良の原因となります。

素線はみ出していると接触不良の要因となります

配線用圧着端子

端子台

〔側面〕

配線用圧着端子

端子台

〔側面〕

配線用圧着端子

端子台

〔正面〕

〈異常〉〈正常〉

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25

2. アレイ出力電圧測定①モジュールの接続確認は、日中の晴天またはくもり時に行います。(雲から太陽が出たり、隠れたりするようなときは、電圧が変化するため行いません。)

②入力端子台の各系統の+、一端子にテスターをあて、各系統ごとのアレイ出力電圧がモジュール開放電圧にモジュール直列枚数をかけた値とほぼ同じであれば問題ありません。テスターレンジは直流電圧レンジ(450V以上)で必ず測定します。読み取った値を「開放電圧(ストリング番号)」として記録しておいてください。

⑤配線ケーブルの接続先が正しいか確認します。⑥通信ケーブルおよび太陽電池アレイ出力ケーブルをケーブルタイにて固定します。⑦端子台の隣り合う圧着端子が互いに接触していないか確認します。(接触していると、短絡事故の原因となります。)

⑧締め付け完了後は、必ず増し締めを行ってください。

DC端子台

テスター

●ストリングごとの電圧の値は、取付工事場所の太陽光発電システム設計元へご確認ください。 太陽電池の初期のばらつきの交差と低温時の温度特性を考慮しても、必ず上限電圧が450Vを超えないことを確認してください。

③正常状態(晴天時)であれば、アレイ出力電圧は入力動作電圧範囲内(80V 〜450V)となります。

④上限電圧以上ある場合は、太陽電池アレイの接続を再確認します。

※図は9.9kWです。 8.0kWのDC端子台は 4つです。

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26

電気工事 (つづき)

⑤接続されたケーブルの極性が正しいか、極性を確認します。

DC端子台

テスター

極性正常プラスになっている

極性間違いマイナスが表示されている

3. 系統電圧の確認①分電盤の太陽光発電用ブレーカの1次側の電圧が正しいことを確認します。U-O間、W-O間が95〜 107V,U-W間が190〜 214Vであれば正常です。

正常であれば、太陽光発電用ブレーカをONにします。②パワーコンディショナ出力端子台のU、O、Wの受電電圧を確認します。③テスターでU-O間、W-O間が95〜 107V、U-W間が190 〜 214Vであれば配線の問題はありません。

測定した電圧を「停止時の交流側電圧」として記録してください。④分電盤の太陽光発電用ブレーカをOFFにします。

●450Vを超えた状態で、DCスイッチをONにするとパワーコンディショナが破損する可能性があります。配線を修正して電圧が正常範囲に入るまで絶対にDCスイッチをONにしないでください。

注意

●パワーコンディショナ停止時に端子台のU-O間電圧やW-O間電圧が105〜 107Vの範囲にあるときは、電圧上昇抑制について電力会社様から指定された整定値をご確認ください。

指定が系統電圧+2V以内であるときは、電圧上昇抑制が頻発する可能性があるので、電力会社様へご相談ください。

例)系統U-O間電圧:105.8V、電圧上昇抑制の指定された整定値:107.0Vの場合

注意

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入力スイッチ

入力スイッチをON側にした場合

入力スイッチ

入力スイッチをON側にした場合

※図は9.9kWです。 8.0kWのDC端子台は4つです。

●必ずDCスイッチをONにする前に電圧確認を行ってください。 誤った配線のままONにすると、機器が破損する恐れがあります。●DCスイッチはゆっくり操作しないでください。

<ご注意>

27

自立運転の確認からお客様への説明1.自立運転の確認● 日射がパワーコンディショナの運転に対して十分ある状態で、自立運転の試運転を行ってください。

● 複数台接続の場合、あらかじめDIPスイッチの設定をしてください。また、各パワーコンディショナにそれぞれ自立運転用コンセントの配線をしてください。( 21ページの警告を参照してください)

③パワーコンディショナの本体LED( 16ページの“パワーコンディショナ内観”を参照)が点灯あるいは点滅していることを確認してください。(通電していることのみを確認すればよいので、点灯・点滅パターンはどのようなものでもかまいません。)

④接続しているパワーコンディショナのすべてについて確認したあと、リモコンの“接続機器設定”を行ってください。(機器接続設定については“サービスマンモード取扱説明書”を参照してください。)

⑤すべてのパワーコンディショナと通信が成立していることを確認してから、リモコンで自立運転モードに切り替えて、自立運転を行ってください。(自立運転の操作については、“太陽光発電システムパワーコンディショナ/リモコン 取扱説明書”を参照してください。)

⑥すべての自立運転用コンセントから約AC100Vの電圧が出力されていることを確認してください。

⑦確認が終わったら、連系運転モードに切り替えて、連系手動停止状態にしてください。

①分電盤の太陽光発電用ブレーカをOFFにしていることを確認してください。② DC端子台の入力スイッチをON側にします。

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引っ掛け構造① ②

28

3.電力会社との協議

2.前パネルの取り付け

4.整定値の設定

5.連系運転の確認

6.お客様への説明確認

①前パネル上部を本体上部に確実に引っ掛けます。②内側にあるパッキンを前パネル上側から本体に押し付けながら、底面側のビス3点を締め付けます。<締め付けトルク:1.37 〜 1.57N・m>※配線の噛み込みがないように十分に注意してください。※前パネルを取り付ける際は、ネジ山が壊れないよう注意してください。(正しく取付けされない場合、取付が不安定になり、 防水性が保てなくなります)

※パネル固定ビスの留め付けには電動工具を使いません。

■お客様にお渡しする書類●取扱説明書 ●パワーコンディショナ出荷検査成績書

●前パネル上部を本体上部に確実に引っ掛けてください。

正しく取り付けされない場合、取り付けが不安定になり、 防水性が保てなくなります。

注意

“サービスマンモード取扱説明書”を参照してください。

“太陽光発電システム パワーコンディショナ/リモコン取扱説明書”を参照してください。

以下の書類をお渡しして、ご説明ください。

自立運転の確認からお客様への説明 (つづき)

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29

1.分電盤への接続方法以下の<A>または<B>があります。●市販の太陽光発電用分電盤はブレーカや内部配線が当社指定と異なる場合があります。 確認のうえご使用ください。

●太陽光発電用ブレーカからパワーコンディショナまでの分電盤出力ケーブルは、テレビ・ラジオなどへの雑音障害を防止するため、住宅内の電気製品用の配線とは分離してください。

<A> (パワーコンディショナの出力ケーブルを主電源漏電ブレーカの一次側(電源側)に接続する場合)

(1)屋内分電盤の「契約ブレーカ」、「主電源漏電ブレーカ」が「OFF」になっていることを確認します。(2)市販の漏電遮断器〔逆接続可能型〕を「太陽光発電用ブレーカ」として分電盤に取り付けます。 (3P2E型または3P3E型漏電遮断器)(3)「太陽光発電用ブレーカ」の負荷側をパワーコンディショナに接続します。(4)「太陽光発電用ブレーカ」の電源側を分電盤に接続します。

<B> (パワーコンディショナの出力ケーブルを主電源漏電ブレーカの二次側(負荷側)に接続する場合)

(1)屋内分電盤の「契約ブレーカ」、「主電源漏電ブレーカ」が「OFF」になっていることを確認します。(2)「主電源漏電ブレーカ」が3P3E型の中性線欠相保護付き逆接続可能型でない場合は、市販の逆接続

可能型3P3E型の中性線欠相保護付きの漏電遮断器に交換します。(3)逆接続可能型の3P2E型または3P3E型過電流遮断器を「太陽光発電用ブレーカ」として分電盤に設

置します。(4)「太陽光発電用ブレーカ」の負荷側をパワーコンディショナに接続します。(5)「太陽光発電用ブレーカ」の電源側を分電盤に接続します。

低圧配電線(単相3線配電系統)

分岐用ブレーカ

屋内分電盤

パワーコンディショナ

逆接続可能型、感度電流30mA 3P2E型または3P3E型漏電遮断器

買電用電力量計

売電用電力量計

主電源漏電ブレーカ

住宅内の電気製品

太陽電池アレイL S L

S L

契約ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

3P3E型過電流遮断器設置されていない場合は、これに相当する開閉器の設置を要求されることがある

中性線欠相保護付3P2E型または3P3E型漏電遮断器(既設ブレーカのまま変更不要)

低圧配電線(単相3線配電系統)

分岐用ブレーカ

屋内分電盤

パワーコンディショナ

逆接続可能型、3P2E型または3P3E型過電流遮断器必ず最下流に接続

買電用電力量計

売電用電力量計

住宅内の電気製品

S L S L S L

契約ブレーカ

主電源漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

太陽電池アレイ

3P3E型 過電流遮断器設置されていない場合は、新たな開閉器の設置は不要

逆接続可能型、中性線欠相保護付3P3E型漏電遮断器

●ケーブルをブレーカに接続するときは、ブレーカ製造者の指定するトルクで確実に締め付けてください。接続が不完全の場合、発煙・発火の原因になります。

<お願い>

余剰買取契約の場合

分電盤、ブレーカ選定、配線図

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30

2. パワーコンディショナ出力とブレーカの選定(1)接続例A(1次送り)の場合

総発電電力パワーコンディショナ 出力最大電流値 分岐選定1台目 2台目 1台目 2台目 1台目 2台目

3.0kW 3.0kW ー 15A ー ELB3P3E30A ー

5.5kW 5.5kW ー 27.5A ー ELB3P3E30A ー

6.0kW 3.0kW 3.0kW 15A 15A ELB3P3E30A

ELB3P3E30A

8.0kW 8.0kW ー 40A ー ELB3P3E50A ー

8.5kW 3.0kW 5.5kW 15A 27.5A ELB3P3E30A

ELB3P3E30A

9.9kW 8.0kW ー 50A ー ELB3P3E75A ー

(2)接続例B(2次送り)の場合

総発電電力パワーコンディショナ 出力最大電流値 分岐選定1台目 2台目 1台目 2台目 1台目 2台目

3.0kW 3.0kW ー 15A ー PMCB3P3E30A ー

5.5kW 5.5kW ー 27.5A ー PMCB3P3E30A ー

6.0kW 3.0kW 3.0kW 15A 15A PMCB3P3E30A

PMCB3P3E30A

8.0kW 8.0kW ー 40A ー MCB3P3E50A ー

8.5kW 3.0kW 5.5kW 15A 27.5A PMCB3P3E30A

PMCB3P3E30A

9.9kW 8.0kW ー 50A ー MCB3P3E75A ー

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

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31

リモコンセンサ

太陽電池モジュール

余剰買取用リモコンZREM35-ENH

自立運転用コンセント

分電盤

電流制限器※契約による

主幹漏電ブレーカ SU電源用

ケーブル

太陽光発電用ブレーカ

SU用ブレーカ

CT CTユニットケーブル

PC-PVR間通信ケーブル

PC-SU間通信ケーブル

系統配線用ケーブル

買電用電力量計

売電用電力量計

自立AC100V

E U W U O W

集電ケーブル +側集電ケーブル -側

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

PC+-

系統

SU

3. 配線図 余剰買取の場合は、接続例B(2次送り)を基準に説明します。■パワーコンディショナ 1台を分電盤の 2次側に接続する場合

※電流センサーは積算電力量計から分岐されていない配線部分のU相(赤)・W相(黒)の線に 取り付けます。※電流センサーの向き、設置場所を誤ると正確な計測ができません。

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

●エコウィル(ガス発電)、エネファーム(燃料電池発電)などの外部発電機器を接続する場合は、太陽光発電システムは接続例A(1次送り)で接続するのが一般的です。

この際、センサーユニット接続ではご家庭の消費量が正しく表示できません。ご家庭の消費量を計測したい場合は、外部発電機器側での対応をご検討ください。

<ご注意>

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32

■パワーコンディショナ 2台設置を分電盤の 2次側に接続する場合

※自立運転用コンセントはパワーコンディショナごとに 設けてください。(並列接続不可) PC: パワーコンディショナ

PVR:表示リモコンSU: センサーユニット(オプション)

リモコンセンサ

太陽電池モジュール

自立運転用コンセント

分電盤

電流制限器※契約による

※PCは2台まで 接続可能

主幹漏電ブレーカ SU電源用

ケーブル

太陽光発電用ブレーカ

CT CTユニットケーブル

PC-SU間通信ケーブル

系統配線用ケーブル

買電用電力量計売電用電力量計

自立AC100V

E U W U O W

集電ケーブル +側

集電ケーブル +側

集電ケーブル -側

集電ケーブル -側

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(2)+-

系統

リモコンセンサ

自立AC100V

E U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(1)+-

SU

余剰買取用リモコンZREM35-ENH

PC-PVR間通信ケーブル

PC-PC間通信ケーブル

SU用ブレーカ

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

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33

U O W

リモコン

(+) (-) (+) (-) (+) (-)太陽電池モジュール

センサ

1L 2L 3L1S 2S 3S

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

1L 2L 3L1S 2S 3S

自立 AC100V

E余剰買取用リモコンZREM-35ENH

PC

グリーン電力取引用電力量計

SU

SU用ブレーカ

家庭内負荷

家庭内負荷

家庭内負荷

家庭内負荷

CB

CB CB

CB

1L 1S2L 2S3L 3S

屋内分電盤

引込盤

O相 W相U相引込柱(責任分界点)

1φ 3W, 105/210V

柱上トランス

P N P N P N(+) (-) (+) (-) (+) (-)

太陽電池モジュール 太陽電池モジュール太陽電池ストリング3太陽電池ストリング2太陽電池ストリング1

PC-PVR間通信ケーブル(30m)

PC-SU間通信ケーブル(20m)

※主幹漏電ブレーカは3P3E中性線欠相保護有り逆接続可能品を使用してください。

※グリーン電力取引をする場合。

※漏電ブレーカには逆接続可能品を使用してください。※電流制限器や漏電ブレーカは関西・中国・四国・沖縄電力では不要です。

CT

CT ※CT取り付け向き

※エコキュートがある場合

※エコキュートがある場合は、CTはエコキュートよりも系統側に取り付けてください。 

ブレーカ エコキュート

売電用電力量計

買電用電力量計

ジョイントBOX

電流制限器または漏電ブレーカ

※CT取り付け向き

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

■1台設置でエコキュートがある場合、グリーン電力取引をする場合(余剰電力買取) システム結線図

Page 34: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

34

1S 2S 3S1L 2L 3L

1L 2L 3L1S 2S 3S

U O W

リモコン

(+) (-)

太陽電池モジュール

センサ

リモコン

センサ

1L 2L 3L1S 2S 3S

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

1S 2S 3S1L 2L 3L

自立AC100V自立

AC100VE

E

余剰買取用リモコンZREM-35ENH

グリーン電力取引用電力量計※グリーン電力取引をする場合。

SU

SU用ブレーカ

CB

CB CB

CB

1S 1L2S 2L3S 3L

屋内分電盤

引込盤

O相 W相U相引込柱(責任分界点)

1φ 3W, 105/210V

柱上トランス

P(+)

N(-)

P(+)

N(-)

P(+)

N(-)

U O W

P(+)

N(-)

P(+)

N(-)

P(+)

N(-)

太陽電池ストリング1

(+) (-)

太陽電池モジュール太陽電池ストリング2

(+) (-)

太陽電池モジュール太陽電池ストリング3

(+) (-)

太陽電池モジュール太陽電池ストリング1

(+) (-)

太陽電池モジュール太陽電池ストリング2

(+) (-)

太陽電池モジュール太陽電池ストリング3

PC-SU間通信ケーブル(20m)

PC-PVR間通信ケーブル(30m)

PC-PC間通信ケーブル(10m)

PC(1) PC(2)

※主幹漏電ブレーカは3P3E中性線欠相保護有り逆接続可能品を使用してください。

※漏電ブレーカには逆接続可能品を使用してください。

※電流制限器や漏電ブレーカは関西・中国・四国・沖縄電力では不要です。

CT

CT※CT取り付け向き

※CT取り付け向き

※エコキュートがある場合

※エコキュートがある場合は、CTはエコキュートよりも系統側に取り付けてください。

エコキュート ブレーカ

売電用電力量計

買電用電力量計

ジョイントBOX

電流制限器または漏電ブレーカ

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

※パワーコンディショナ本体のDIPスイッチの変更を確認してください。※自立運転用コンセントはパワーコンディショナごとに設けてください。(並列接続不可)

※複数台設置する場合、各パワーコンディショナの出力が重なる部分のケーブルは電流が多く流れます。特に長い場合は電圧上昇抑制の原因となるので、8㎟以上(14㎟、22㎟)のケーブルを使用することを推奨します。

※PCは2台まで接続可能家庭内負荷

家庭内負荷

家庭内負荷

家庭内負荷

■2台設置でエコキュートがある場合、グリーン電力取引をする場合(余剰電力買取)システム結線図

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

Page 35: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

35

太陽電池モジュール

PVR

自立運転用コンセント

全量買取用分電盤家庭用分電盤

一般負荷

主幹ブレーカ

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

PC-PC間通信ケーブル

PC-PVR間通信ケーブル

集電ケーブル +側

集電ケーブル -側

系統

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

買電用電力量計

売電用電力量計

E U W U O W

+-

E U W U O W

+-

1. 分電盤への接続方法家庭内負荷と太陽光発電の回路はそれぞれ別系統として施工します。全量買取用分電盤内に、太陽光発電用ブレーカを設置します。

全量買取契約の場合

※自立運転用コンセントはパワーコンディショナごとに設けてください。(並列接続不可)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコン

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36

2. パワーコンディショナ出力とブレーカの選定

総発電電力パワーコンディショナ 最大出力電流値

1台目 2台目 3台目 4台目 5台目 1台目 2台目 3台目 4台目 5台目 合計電流

11.0kW 5.5kW 5.5kW ー ー ー 27.5A 27.5A ー ー ー 55.0A

16.0kW 8.0kW 8.0kW ー ー ー 40.0A 40.0A ー ー ー 80.0A

17.9kW 8.0kW 9.9kW ー ー ー 40.0A 49.5A ー ー ー 89.5A

19.8kW 9.9kW 9.9kW ー ー ー 49.5A 49.5A ー ー ー 99.0A

25.9kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW ー ー 40.0A 40.0A 49.5A ー ー 129.5A

27.8kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW ー ー 40.0A 49.5A 49.5A ー ー 139.0A

29.7kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW ー ー 49.5A 49.5A 49.5A ー ー 148.5A

32.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW ー 40.0A 40.0A 40.0A 40.0A ー 160.0A

33.9kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW ー 40.0A 40.0A 40.0A 49.5A ー 169.5A

35.8kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW ー 40.0A 40.0A 49.5A 49.5A ー 179.0A

37.7kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW ー 40.0A 49.5A 49.5A 49.5A ー 188.5A

39.6kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW ー 49.5A 49.5A 49.5A 49.5A ー 198.0A

40.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 40.0A 40.0A 40.0A 40.0A 40.0A 200.0A

41.9kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW 40.0A 40.0A 40.0A 40.0A 49.5A 209.5A

43.8kW 8.0kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW 40.0A 40.0A 40.0A 49.5A 49.5A 219.0A

45.7kW 8.0kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 40.0A 40.0A 49.5A 49.5A 49.5A 228.5A

47.6kW 8.0kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 40.0A 49.5A 49.5A 49.5A 49.5A 238.0A

49.5kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 9.9kW 49.5A 49.5A 49.5A 49.5A 49.5A 247.5A

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

Page 37: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

37

総発電電力主幹+分岐選定

1台目 2台目 3台目 4台目 5台目 主幹選定

11.0kW MCB3P3E40A

MCB3P3E40A ー ー ー ELB3P3E

75A

16.0kW MCB3P3E50A

MCB3P3E50A ー ー ー ELB3P3E

75A

17.9kW MCB3P3E50A

MCB3P3E75A ー ー ー ELB3P3E

100A

19.8kW MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ー ー ELB3P3E

125A

25.9kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A ー ー ELB3P3E

175A

27.8kW MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ー ELB3P3E

175A

29.7kW MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ー ELB3P3E

200A

32.0kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A ー ELB3P3E

200A

33.9kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A ー ELB3P3E

225A

35.8kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ELB3P3E

225A

37.7kW MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ELB3P3E

250A

39.6kW MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A ー ELB3P3E

250A

40.0kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

ELB3P3E300A

41.9kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

ELB3P3E300A

43.8kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

ELB3P3E300A

45.7kW MCB3P3E60A

MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

ELB3P3E300A

47.6kW MCB3P3E60A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

ELB3P3E300A

49.5kW MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

MCB3P3E75A

ELB3P3E350A

Page 38: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

38

3.配線図■パワーコンディショナ 1台を全量買取用分電盤の 2次側に接続する場合

リモコンセンサ

太陽電池モジュール

全量買取用リモコンZREM35-ENV

自立運転用コンセント

全量買取用分電盤

家庭用分電盤

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

PC-PVR間通信ケーブル

系統配線用ケーブル

買電用電力量計

売電用電力量計

自立AC100V

E U W U O W

集電ケーブル +側集電ケーブル -側

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

PC+-

系統

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

Page 39: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

39

■パワーコンディショナ複数台を全量買取用分電盤の 2次側に接続する場合

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(3)+-

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(2)+-

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(1)+-

太陽電池モジュール

全量買取用リモコンZREM35-ENV

自立運転用コンセント

全量買取用分電盤

家庭用分電盤

主幹漏電ブレーカ 太陽光発電用

ブレーカ

PC-PVR間通信ケーブル

PC-PC間通信ケーブル※PC5台まで

接続可能

系統配線用ケーブル

買電用電力量計

売電用電力量計

アース線IV5.5mm2(緑)

系統

※自立運転用コンセントはパワーコンディショナごとに設けてください。(並列接続不可)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコン

Page 40: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

40

■パワーコンディショナ 1台と買電モニタ用センサーユニット(オプション)を 全量買取用分電盤の 2次側に接続する場合

リモコンセンサ

太陽電池モジュール

全量買取用リモコンZREM35-ENV

自立運転用コンセント

全量買取用分電盤

家庭用分電盤

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

SU電源用ケーブル

CT CTユニットケーブル

PC-PVR間通信ケーブル

PC-SU間通信ケーブル

系統配線用ケーブル

買電用電力量計

売電用電力量計

自立AC100V

E U W U O W

集電ケーブル +側集電ケーブル -側

アース線IV5.5mm2(緑)

アース線IV5.5mm2(緑)

PC+-

系統

SU

SU用ブレーカ

※全量買取用システムでセンサーユニットはご家庭用の分電盤に取り付けます。 ご家庭での電力消費量のみを監視します。

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

Page 41: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

41

■パワーコンディショナ複数台と買電モニタ用センサーユニット(オプション)を 全量買取用分電盤の 2次側に接続する場合

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(3)+-

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(2)+-

集電ケーブル +側

集電ケーブル

-側

リモコンセンサ

自立AC100VE U W U O W

アース線IV5.5mm2(緑)

PC(1)+-

太陽電池モジュール

全量買取用リモコンZREM35-ENV

自立運転用コンセント

全量買取用分電盤

家庭用分電盤

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用ブレーカ

PC-PVR間通信ケーブル

PC-PC間通信ケーブル※PC5台まで

接続可能

系統配線用ケーブル

買電用電力量計

売電用電力量計

アース線IV5.5mm2(緑)

系統

CT CTユニットケーブル

PC-SU間通信ケーブル

SU電源用ケーブル

SU

SU用ブレーカ

※自立運転用コンセントはパワーコンディショナごとに設けてください。(並列接続不可)

PC: パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU: センサーユニット (オプション)

Page 42: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

42

PC-PC間通信ケーブル

PC-PC間通信ケーブル

PC-SU間通信ケーブル(要加工)

PC(1) PC(n)

外部計測・表示システム用通信ケーブル(要加工)

外部計測・表示システム用通信ケーブル(要加工)

PC-PVR間通信ケーブル

PC-PVR間通信ケーブル

PC(1) PC(n)

外部計測・表示システムへの配線

ピンアサイン 電線色1 NC ー2 NC ー3 NC ー4 RS485(A)+ 白5 RS485(B)ー 緑

ピンアサイン 電線色1 GND 黒2 DC+ 赤3 Notconnect ー4 RS485(A)+ 白5 RS485(B)ー 緑

外部計測・表示システム

外部計測・表示システム

リモコン

リモコン

SU側 外部計測・表示ユニット側

センサーユニット

外部計測・表示システム側

PC側

PC-PC間通信ケーブル

PC-PC間通信ケーブル

PC-SU間通信ケーブル(要加工)

PC(1) PC(n)

外部計測・表示システム用通信ケーブル(要加工)

外部計測・表示システム用通信ケーブル(要加工)

PC-PVR間通信ケーブル

PC-PVR間通信ケーブル

PC(1) PC(n)

■外部計測・表示システム用通信ケーブル(20m)について

■パワーコンディショナ - センサーユニット間通信ケーブルの加工について

1. センサーユニット(オプション)なしで、外部計測・表示システムをつなぐ場合

2. センサーユニット(オプション)ありで、外部計測・表示システムをつなぐ場合パワーコンディショナと、センサーユニットの間に中継用端子台(外部計測・表示ユニット入出力が端子台になっているものならば共用可能)などを使用し、外部計測・表示システムをはさんで配線してください。

※外部計測・表示システムは本取付工事説明書の対象外です。本稿では、RS485を利用してデータ収集するためにパワーコンディショナ側の配線を取り出す方法を説明しています。以下の事項については、外部計測・表示システム販売店様へお問い合わせください。●ご検討の外部計測・表示システムが田淵電機パワーコンディショナに対応しているか●外部計測・表示システムの取付方法、ならびに操作方法について

シースから電線を引き出し、丸端子を圧着するなど、外部計測・表示システムに合った加工をします。

パワーコンディショナ-センサーユニット間通信ケーブルの丸端子がある側のコネクタ配線4本を切断します。 白、緑、丸端子については中継端子台などに合った加工をしてください。

黒…ケーブルシールド用FG

丸端子…ケーブル    シールド用FG

緑…485(ー)

緑…485(ー)

白…485(+)

白…485(+)

PC:パワーコンディショナPVR:表示リモコンSU:センサーユニット  (オプション)

・ZREM-35ENH(余剰電力買取リモコン):n=2・ZREM-35ENV(全量買取リモコン):n=2 〜 5

※RS485の終端抵抗(100Ω程度)の設定があればONにしてください。

※黒・赤の線は使用しません。 各々絶縁処理をしてください。

※赤の線は使用しません。 絶縁処理をしてください。

※RS485の終端抵抗(100Ω程度)の設定があればOFFにしてください。

●通信ケーブルの長さの合計が100m以内になるようにしてください。

注意

分電盤、ブレーカ選定、配線図 (つづき)

Page 43: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

43

構成機器■リモコン

■センサーユニット (オプション)

外形図

仕様● 動作温度:0 〜 40℃● 外形寸法:130(W)×120(H)×22.8(D)mm● 本体質量:0.2kg同梱物● 取付金具(1枚)● 取付金具固定ねじ(呼び4×16mm:2個)

外形図

仕様● 動作電圧範囲:200V±10%(定格電圧±10%)● 計測電流範囲:3.96A〜 120A(定格電流3.3%〜 100%)● 動作保証温度範囲:-10℃〜 50℃● 使用湿度範囲:90%RH以下(結露なきこと)同梱物● 取付金具(1枚)● 取付ねじ(SUS、+ナベタッピングネジ:呼び4×16mm:2個)● 外付貫通型CT(120A用)● 電源ケーブル(1.5m)● 結束バンド(6個)

品名:ZREM-35ENH余剰電力買取で2台までパワーコンディショナを接続する場合に選定します。

品名:ZREM-35ENV全量買取で5台までパワーコンディショナを接続する場合に選定します。

品名:OR535EMKEIKI-C余剰電力買取で売買の方向や売電量、買電量、消費量を表示させたい場合に選定します。

全量買取で、ご家庭の消費量を表示させたい場合に選定します。(売電量については、センサーユニットなしでも表示できます)

Page 44: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

44

パワーコンディショナを複数台設置する場合

パワーコンディショナ-リモコン間通信ケーブル(30m)

単位:mm

パワーコンディショナ-センサーユニット間通信ケーブル(20m)

単位:mm

パワーコンディショナ-パワーコンディショナ間通信ケーブル(10m)

単位:mm ※パワーコンディショナーセンサーユニット間通信ケーブルはオプション品です。

アース端子

60

303000014.8

27 白の目印テープ

11.8

アース端子

60

302000014.8

27 白の目印テープ

11.8

アース端子

60

301000014.8

3014.8

■通信ケーブル結線図

<2台設置の場合>

<3〜 5台設置の場合>

通信ケーブルの接続■通信ケーブルについてパワーコンディショナが複数台の場合、パワーコンディショナーパワーコンディショナ間通信ケーブルでパワーコンディショナ同士を接続します。コネクタは並列なためどちらにも通信ケーブルを接続することができます。通信ケーブルの各アース端子は本体の通信ケーブル用アースネジに共締めします。

●通信ケーブルの長さの合計が100m以内になるようにしてください。注意

リモコン 1台目のパワーコンディショナ 2台目のパワーコンディショナ センサーユニット

(オプション)

ⒷⒸⒶ

リモコン 1台目のパワーコンディショナ 端のパワーコンディショナ センサーユニット(オプション)

途中のパワーコンディショナ

Ⓐ ⒸⒸ

リモコン 1台目のパワーコンディショナ 2台目のパワーコンディショナ センサーユニット

(オプション)

ⒷⒸⒶ

リモコン 1台目のパワーコンディショナ 端のパワーコンディショナ センサーユニット(オプション)

途中のパワーコンディショナ

Ⓐ ⒸⒸ

Page 45: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

SW502SW503

DIPスイッチ

3.0kWのとき 5.5kWのとき

1台目 2台目

ON 2H

1 2

ON 2H

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW502SW503

DIPスイッチ

3.0kWのとき 5.5kWのとき

1台目 2台目

ON 2H

1 2

ON 2H

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

45

パワーコンディショナ番号(アドレス)の設定方法パワーコンディショナの番号(アドレス)を正しく設定しないと、アドレスが重複してパワーコンディショナが正常に通信できなくなります。パワーコンディショナの番号(アドレス)が重複すると、パワーコンディショナが自動停止中の状態になり、起動しません。

1.3.0/5.5kWパワーコンディショナ番号(アドレス)の設定方法

<DIPスイッチについて>①SW503 SW503は使用しません。

②SW502 台数を設定します。

3.0kW、5.5kWパワーコンディショナについては3台目以降の設定はできません。●工場出荷時に3.0kWか5.5kW

かの出力設定をしています。 設定を変えると、表示異常やパワーコンディショナの性能低下の原因となります。

設定は工場出荷時のままとしてください。

<ご注意>

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SW502

SW511

ON

1 2 3

ON

1 2

SW502

ON

1 2 3

SW511

ON

1 2

SW502

SW511

ON

1 2 3

ON

1 2

SW502

ON

1 2 3

SW511

ON

1 2

SW502

SW511

ON

1 2 3

ON

1 2

SW502

ON

1 2 3

SW511

ON

1 2

46

<DIPスイッチについて>①SW511 SW511は使用しません。 常にOFFの状態としてください。

※8.0kW,9.9kWパワーコンディショナには出力設定のDIPスイッチはありません。

※3台目以降に設定するときは、全量買取リモコンZREM35-ENVと組み合わせてください。※SW502を上記の図以外の状態に設定した場合、パワーコンディショナは動作しません。

②SW502 SW502は台数設定を行います。

2.8.0/9.9kWパワーコンディショナ番号(アドレス)の設定方法

1台目 2台目 3台目 4台目 5台目

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

パワーコンディショナを複数台設置する場合 (つづき)

Page 47: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

47

3.DIP スイッチ組み合わせ一覧※3.0/5.5kWと 8.0/9.9kWの組み合わせの場合は、3.0/5.5kWが 8.0/9.9kWより必ず番号が若くなります。

(1)1台目が3.0kWパワーコンディショナの場合

1台目 2台目 3台目 4台目 5台目

3.0kw 3.0kw 8.0/9.9kw 8.0/9.9kw 8.0/9.9kw

5.5kw

8.0/9.9kw

(2)1台目が5.5kWパワーコンディショナの場合

1台目 2台目 3台目 4台目 5台目

5.5kw 3.0kw 8.0/9.9kw 8.0/9.9kw 8.0/9.9kw

5.5kw

8.0/9.9kw

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

SW502

ON

1 2 3

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502 SW503 SW502

ON

1 2

ON

1 2

SW503 SW502

Page 48: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

48

●パワーコンディショナのアドレス設定を行う際は、DCスイッチをOFFの状態で行います。 DCスイッチがONの状態でアドレス設定を変更しても、前に設定したアドレスがリセットされません。

●DIPスイッチをDCスイッチがONの状態で変更した場合は、 DCスイッチをー度OFFにし再度ONするか、 リセットスイッチを押すと新しいアドレスが設定されます。

【3.0/5.5kW】 【8.0/9.9kW】

注意

ON

1 2

ON

1 2

リセットスイッチ リセットスイッチ

パワーコンディショナを複数台設置する場合 (つづき)

Page 49: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

130

120

22.8

23(ブラケット含む)

49

形名 ZREM-35ENH(余剰電力買取用) ZREM-35ENV(全量買取用)住宅用太陽光発電システム パワーコンディショナ用システム部材 リモコン

注意 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者がけがをしたり物的損害を受けたりする可能性があるもの

◦水につけたり、水をかけたりしない。ショートや感電の原因になります。

◦直接炎のあたる場所や油煙、有機溶剤のある場所には取付けない。火災の原因になります。

◦必要以上の分解・改造はしない。火災・感電・けがの原因になります。

◦浴室など湿気の多い場所には取付けない。感電および故障の原因になります。

◦DC15V以下の配線を接続する。火災や感電の原因になります。

◦取付けは確実に行う。落下によりけがの原因になります。

水ぬれ禁止 禁止

分解禁止 浴室取付禁止

指示に従う

安全のために必ず守ること

リモコンの外形寸法図

誤った取扱いをしたときに生じる危険とその程度を、以下の表示で区分して説明しています。

取付工事説明書

●他の通信線や電力線との平行配線や同一金属管内への配線は行わないでください。(通信異常の原因になります)

<お願い>

(単位:mm)

警告 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者が死亡や重傷などに結びつく可能性があるもの

Page 50: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

コネクタA(通信用コネクタ)

コネクタB※サービスマン使用

クランプ

50

リモコンの取付方法1 取付金具を壁に取り付ける

取付金具をネジで固定する際は、ネジを締めすぎないよう注意してください。取付金具が変形し、リモコンの取り付けができなくなります。(特に、電動ドライバを使用される場合は、ご注意ください。)

●通信ケーブルの両端にあるコネクタの大きさは異なっており、小さい方をリモコンに接続しますので、サイズを確認して引き込んでください。

●取付金具の「↑ウエ」が上を向くようにネジで固定します。●取付金具と壁の間にケーブルがかみ込まないよう、注意してください。●スイッチボックスに取り付ける場合、 1コ用スイッチボックスに取り付けるときは、ネジ穴(A)を、 2コ用スイッチボックスに取り付けるときは、ネジ穴(B)を使用し、 スイッチボックスに付属しているネジで固定してください。●壁面に取り付ける場合は、リモコンに同梱されているネジ(呼び4×16)を使用してください。

2 通信ケーブルをリモコンに接続する●リモコン本体裏側のコネクタAに通信ケーブルのコネクタを接続します。●コネクタは確実に奥まで差し込んでください。●差し込んだことを確認後、ケーブルをクランプに挟み込んで固定してください。

図1:コネクタの配置図

Page 51: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

配線経路

配線取出口

ネジ穴(A)

ネジ穴(B)

ネジ穴(B)

ネジ穴(A)

クランプ

ツメを折る

51

3 ケーブルをリモコンの配線溝に通す●ケーブルの配線経路は、図2に従ってください。

●いんぺい配線の場合は、ケーブルを配線溝に通す必要はありません。 ケーブルがクランプに挟み込んであることを確認ください。●壁外へ露出配線する場合は、図3のとおりとなります。線を通す側のツメを折って配線してください。

図3:下側に露出配線する場合

図2:通信ケーブルの配線経路 (いんぺい配線の場合)

Page 52: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

52

4 リモコンを取付金具に取り付ける●取付金具と本体の間に、各ケーブルを挟まないように注意してください。●本体を金具に押し当て、下にスライドします。(図4) 取付金具のツメが本体に掛かっていることを確認してください。

図4:取付金具へのはめ込み

リモコンの取付方法 (つづき)

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53

形名 OR535EMKEIKI-C住宅用太陽光発電システム パワーコンディショナ用システム部材 センサーユニット

注意 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者がけがをしたり物的損害を受けたりする可能性があるもの

安全のために必ず守ること誤った取り扱いをしたときに生じる危険とその程度を、以下の表示で区分して説明しています。

取付工事説明書

オプション品

分解・改造・箇体の穴加工はしない。(火災・感電・けがの原因となります)

電気工事は電気設備技術基準や内線規定および労働安全衛生規則に従って正しく安全に行う。(火災・感電・けがの恐れがあります)

低圧用ゴム手袋をして電気配線を行う。(感電・けがの危険があります)

センサーユニットは湿気の多い所、湯気・水蒸気・冷気が直接当たる所・油煙の多い所には設置しないでください。センサーユニットは屋内用です。屋外設置はしないでください。

取付工事の際、以下の注意事項を必ず守ってください。また、取付工事が確実に完了しカバーを確実に取り付けるまでは電圧を印加しないでください。◦パワーコンディショナの全DCスイッチ、分電盤のパワーコンディショナAC専用ブレーカを「OFF」にする。◦作業前には必ず電圧がないことを確認する。◦活線作業をする場合は、労働安全衛生規則を守り、絶縁用保護具を着用、または、活線作業用器具を使用してください。

以下のような場所には設置しないでください。◦住宅用太陽光発電システム以外での使用◦周囲温度(-10℃〜 40℃)の範囲外の場所(直射日光が当たる場所)◦洗面所や脱衣所、台所のような著しく湿度の高い場所。(85%以下のこと)◦子供の手の届く場所◦換気の悪い場所や夏場温度が著しく上昇する場所(屋根裏、納戸、押入れなど)◦過度の水蒸気・油蒸気・煙・塵埃・塩分・腐食性物質・爆発性/可燃性ガス・化学薬品・火気にさらされる場所およびさらされる恐れのある場所◦標高が1000mを超える場所◦温度変化の激しい場所(結露なきこと)◦騒音や電気的雑音について厳しい制約を受ける場所◦振動または衝撃を受ける場所◦その他特殊な条件下(医療機器・通信機器・船舶・自動車)での使用

分解禁止 指示に従う

指示に従う 禁止

指示に従う 感電注意

禁止

警告

警告 作業を誤った場合、取付工事作業者または使用者が死亡や重傷などに結びつく可能性があるもの

足場がぬれた状態や手や身体がぬれた状態での作業は絶対にしない。(感電の原因になります)

各相(U、O、W)の接続を間違わないでください。異常電圧で本体が破損します。

精密機器であるため、落下などの衝撃を受けた製品は使用しないでください。

電気配線の接続先を間違えない。(機器が破損します)

禁止 指示に従う

禁止 指示に従う

注意

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右側面図 正面図

75

40

95

CTコネクタ

CT CT

1500±80

43.2

φ40.3φ19.4 センサーユニット

本体側(M4)

太陽光発電用ブレーカ側(M5)

1500

25 0.8

116

106

5

φ5.5

54

外形寸法図

(単位:mm)

A本体 1個 BCTユニット1個

Cセンサーユニット電源用ケーブル1個

Dセンサーユニット取付金具 1個

Eセンサーユニット用取付ネジ(呼び4×16)2本

F結束バンド 6個

センサーユニット工事注意最大感度電流は120Aです。そのため最大電流容量120A以上の需給契約では使用できません。取り付け・配線位置は、電気図面を確認し指示されている位値に取り付けます。

●電気工事は電気設備技術基準や内線規定および労働安全衛生規則に従い正しく安全に行います。●作業前には必ず電圧がないことを確認する。●低圧用ゴム手袋を使用して電気配線を行うこと、感電の恐れがあります。※主幹漏電ブレーカより電力会社側に家庭内電力負荷が配線されているか確認します。売買センサーの取付位置より電力会社側に家庭内電力負荷が配線されている場合は、間違った計量になります。

警告

安全のために必ず守ること (つづき)

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55

3 センサーユニット電源用ケーブル(ブレーカ側)の接続①センサーユニット電源用ケーブルの太陽光発電用ブレーカ側(M5圧着端子)を各相マークのとおり、太陽光発電用ブレーカの1次側に接続します。

Uは赤色、Oは白色、Wは黒色のケーブルを接続します。

(締付けトルクは、ブレーカの推奨トルクに従ってください。)各相(U・O・W)を間違えると、本体が破損しますので、間違えないで接続してください。

●全項目締付け後、端子台全面に絶縁付き圧着端子が密着していること、引っ張ったり曲げたりしても絶縁付き圧着端子が動かないことを確認してください。 締付け完了後は、必ず増し締めを行ってください。

<お願い>

U O W

U(赤)O(白)W(黒)

(2次側)

(1次側)

U(赤)O(白)W(黒)

各相マークU(赤)O(白)W(黒)のとおりに取り付ける。

太陽光発電用ブレーカ

取付方法・配線方法1 センサーユニット(本体)の取付け

①本体は、2方向(縦方向または横方向)の取り付けができます。取付け場所に合わせて、付属の取付金具をタッピングネジ(呼び4)で壁面へ確実に固定します。

なお、取付ネジのピッチと金具の向きは右図を確認してください。

②本体上部を取付金具にはめ込み、下部を押し付けて固定します。

※分電盤の近くに設置してください。

2 CT(変流器)の取付け①CTには、極性と方向があります。 (U用、W用があります)CTの極性方向を間違えると、誤った計量を行います。

②右図のように、CTの向きに注意して電線(リミッター電線または引き込み電線)をCTに貫通してください。

CT_U用:電流方向マークの矢印の方向を主幹漏電ブレーカ側に向げ、電線Uを貫通

CT_W用:電流方向マークの矢印の方向を主幹漏電ブレーカ側に向げ、電線Wを貫通

タッピングネジ 取付金具

縦方向取付 横方向取付

20 20

95

35 40

(単位:mm)

電力会社側

屋内側

電力会社側U(赤)O(白)W(黒)

屋内側

電流方向マーク

※分岐ブレーカがプラグインブレーカなどで太陽光発電用ブレーカの1次側に接続できない場合、センサーユニット専用ブレーカを設けてください。

M5の端子で接続できない場合、中継端子台をご使用ください。 センサーユニット電源用ケーブルをかしめ直す場合はU,O,Wを間違えないようにしてください。

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56

4 CTコネクタ・センサーユニット電源用ケーブル・通信ケーブルの接続(センサーユニット「本体」側)①カバーを取り外します。カバーは下部に指を入れ、丁寧に取り外します。

②CTコネクタを[CT入力]に接続してください。③付属センサーユニット電源用ケーブルのセンサーユニット(M4圧着端子)を各相(U:赤・O:白・W:黒)マークの通り、[電圧入力]の端子台に接続してください。

(締付けトルク:0.6 〜 1.2N・m) Uは赤色、Oは白色、Wは黒色のケーブルを接続します。各相(U・O・W)を間違えると、本体が破損しますので、間違えないで接続してください。

④通信用ケーブルを[COMM.]に接続してください。

⑤結束バンドで電線を固定してください。 結束バンドはカバーに当たらないように取り付け、切断します。

⑥カバーを取り付けます。

<お願い>

電源印加時 オレンジ色点滅データ受信待機中 緑色点灯データ受信時/正常動作時 緑色点滅

ステータス表示(RUN/ALARM)のLEDの説明

ステータス表示

電圧入力

電流入力

通信コネクタ

通信端子

ケーブル固定用

●全項目締付け後、端子台全面に絶縁付き圧着端子が密着していること、引っ張ったり曲げたりしても絶縁付き圧着端子が動かないことを確認してください。 締付け完了後は、必ず増し締めを行ってください。

取付方法・配線方法 (つづき)

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リモコン

通信ケーブル

通信ケーブル

分電盤

電力量計

CTユニット

パワーコンディショナ

センサーユニット(本体)

センサーユニット電源用ケーブル

太陽電池モジュール

商用電力系統

家庭内負荷

主幹漏電ブレーカ

太陽光発電用

    ブレーカ

57

■配線図(余剰電力取引 接続例B(2次送り)の場合)

詳細配線図

U O W

U O W

(赤)(白)(黒)

U O W(赤)(白)(黒)

CT_WCT_U パワーコンディショナ通信ケーブル端子へ

パワーコンディショナ出力端子台へ

CTユニット通信ケーブル(センサーユニット用)

太陽光発電用ブレーカ

主幹漏電ブレーカ

電源制限器(ついていない場合があります。関西、中国、四国、沖縄地区など)

B

センサーユニット電源ケーブル

C

センサーユニット(本体)A

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58

MEMO

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MEMO

Page 60: EPC-B-S99P ZREM-35ENH ZREM-35ENV 取付工事説 …...形名 EPC-B-S80P <パワーコンディショナ> EPC-B-S99P <パワーコンディショナ> ZREM-35ENH <余剰買取用リモコン>

DOC02-1002A

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