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JP1/Client Process Automationは、RPA製品が実行する業務を含め、 PCで行う定型業務の実行スケジュールや実行順序を制御する製品です。 RPAの利用も含めた一連の業務プロセスを 自動化したい JP1/Client Process Automation RPA: Robotic Process Automation RPA製品で行う業務や、表計算ソフトを使った手作業でのデータ 集計、ファイルやメールの送受信など、PCで行う定型業務を準備 作業や後処理とあわせて一連の業務として自動化できます。 高度なコーディングスキルがなくても、「いつ」「何を」「どの 順番で」実行するか、あらかじめ用意されたアイテムをつないで 定義するだけで、手順の標準化と自動運用が可能になります。 これにより、手戻りやミスを防止して作業時間を短縮でき、PC行う定型業務の品質向上と効率化が図れます。 PCで行う一連の業務を自動化 1台のPCから始めて、全社レベルの一元 管理に拡張可能 PC1台から自動運用を始められます。自動化の優先度が高いPC導入し、徐々に対象のPCを増やしていくことで、運用の変更によ る影響範囲を局所化して様子を見ながら、自動化する範囲を拡大 できます。複数のPCで行う定型業務を一連の流れとして自動化 することが必要になった段階で、JP1/Automatic Job Management System 3と連携させることにより、全社レベルでの業務システム の自動化と一元管理を実現します。 PC 交通費 申請受付 全社レベルで行う業務を自動化 PC 金額集計 口座振込データ ベース更新 基幹システム JP1/Automatic Job Management System 3と連携して 複数のPCやシステムが関わる一連の業務を自動化 できます。 ホーム画面 アクションフロー画面 1台のPCで行う業務を自動化 1台のPCで行う定型業務を一連の流れとして 自動化できます。 交通費申請 システム Windows自動ログオン RPAを起動 承認者 申請者 申請メールを 受信 OK NG 9:00 業務開始 業務終了 17:00 申請メールを受信したら「交通費申請受付」業務をその都度実行 RPAで申請 内容をチェック RPAの実行 結果を確認 承認依頼 申請差し戻し メールの受信を契機に 処理を開始 RPAの実行結果に応じて 処理を振り分け Zzz 人の不在時も 業務の実行が可能 JP1/Client Process Automation 製品名 標準価格(税別) JP1/Client Process Automation 98,000 * 1 JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 * 2 980,000 * 1 1 インストール数が「1」の場合の価格です。インストール数によって価格が異なります。 2 前提としてJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager270,000円~(税別)]および JP1/Base50,000円~(税別)]が必要です。 別途、製品プログラムの費用として、製品ごとに1,000円[標準価格(税別)]が必要です。 サポートサービスにつきましては、別途ご契約いただく必要があります。 標準価格Windows版) 製品名 標準価格(年額/ 税別) JP1/Client Process Automation - Subscription Type * 3 40,800 * 1 JP1/Client Process Automation - Subscription Type - 24 Hours Support * 4 48,000 * 1 JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 - Subscription Type * 2 * 3 393,600 * 1 JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 - Subscription Type - 24 Hours Support * 2 * 4 453,600 * 1 サブスクリプションタイプ 1 インストール数が「1」の場合の価格です。インストール数によって価格が異なります。 2 前提としてJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager138,000円~(年額/税別)]および JP1/Base25,200円~(年額/税別)]が必要です。 3 サポートサービスが平日8:0019:00の商品です。 4 サポートサービスが24時間週7日対応の商品です。 別途、製品プログラムの費用として、製品ごとに1,000円[標準価格(税別)]が必要です。 システム構成例 JP1/AJS3: JP1/Automatic Job Management System 3 JP1/CPA: JP1/Client Process Automation, JP1/CPA Option for AJS3: JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 ・・・ JP1/CPA Option for AJS3 適用OSWindows Server 2012 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2016 Windows Server 2019 JP1/AJS3, JP1/Base JP1/CPA Option for AJS3 管理用サーバ * 管理者のPC JP1/CPA RPA自動化対象のPC JP1/CPA RPA自動化対象のPC JP1/CPA 適用OSWindows 7 Windows 8 Windows 8.1 Windows 10 1台のPCで行う一連の業務を 自動化する場合の最小構成 買い取りタイプ * 複数のJP1/Client Process Automationが実行する業務の実行順序や実行状況をJP1/Automatic Job Management System 3 - Managerから一元管理する場合に必要です。 1年ごとに契約の更新が必要なサブスクリプションタイプの商品です。 • Windows および Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 その他記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 製品に関する詳細・お問い合わせは下記へ ●本カタログに記載している価格は、20201月現在の日本で販売する場合の標準価格です。 ●カタログに記載の仕様は、製品の改良などのため予告なく変更することがあります。 ●製品の色は印刷されたものですので、実際の製品の色調と異なる場合があります。 ●本製品を輸出される場合には、外国為替および外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。 なお、ご不明な場合は、当社担当営業にお問い合わせください。 製品情報サイト https://www.hitachi.co.jp/jp1/ (日本語) https://www.hitachi.co.jp/jp1-e/ Englishインターネットでのお問い合わせ https://www.hitachi.co.jp/soft/ask/ 電話でのお問い合わせはHCAセンターへ 0120-55-0504 受付時間 900120013001700(土・日・祝日・当社休日を除く) SP-892-20 2020.1 © Hitachi, Ltd. 2019, 2020. All rights reserved. サービスプラットフォーム事業本部

JP1/AJS3, JP1/Base JP1/Client Process Automation...JP1/Client Process Automationは、RPA製品が実行する業務を含め、 PCで行う定型業務の実行スケジュールや実行順序を制御する製品です。

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Page 1: JP1/AJS3, JP1/Base JP1/Client Process Automation...JP1/Client Process Automationは、RPA製品が実行する業務を含め、 PCで行う定型業務の実行スケジュールや実行順序を制御する製品です。

JP1/Client Process Automationは、RPA製品が実行する業務を含め、PCで行う定型業務の実行スケジュールや実行順序を制御する製品です。

RPAの利用も含めた一連の業務プロセスを自動化したい

JP1/Client Process Automation

RPA: Robotic Process Automation

RPA製品で行う業務や、表計算ソフトを使った手作業でのデータ集計、ファイルやメールの送受信など、PCで行う定型業務を準備作業や後処理とあわせて一連の業務として自動化できます。高度なコーディングスキルがなくても、「いつ」「何を」「どの順番で」実行するか、あらかじめ用意されたアイテムをつないで定義するだけで、手順の標準化と自動運用が可能になります。これにより、手戻りやミスを防止して作業時間を短縮でき、PCで行う定型業務の品質向上と効率化が図れます。

PCで行う一連の業務を自動化 1台のPCから始めて、全社レベルの一元管理に拡張可能PC1台から自動運用を始められます。自動化の優先度が高いPCに導入し、徐々に対象のPCを増やしていくことで、運用の変更による影響範囲を局所化して様子を見ながら、自動化する範囲を拡大できます。複数のPCで行う定型業務を一連の流れとして自動化することが必要になった段階で、JP1/Automatic Job ManagementSystem 3と連携させることにより、全社レベルでの業務システムの自動化と一元管理を実現します。

PC

交通費申請受付

全社レベルで行う業務を自動化

PC

金額集計 口座振込データベース更新

基幹システム

JP1/Automatic Job Management System 3と連携して複数のPCやシステムが関わる一連の業務を自動化できます。

ホーム画面

アクションフロー画面

1台のPCで行う業務を自動化1台のPCで行う定型業務を一連の流れとして自動化できます。

交通費申請システム

Windowsに自動ログオン RPAを起動

承認者

申請者 申請メールを受信

OK

NG

9:00 業務開始 業務終了 17:00

申請メールを受信したら「交通費申請受付」業務をその都度実行

RPAで申請内容をチェック

RPAの実行結果を確認

承認依頼

申請差し戻し

メールの受信を契機に処理を開始

RPAの実行結果に応じて処理を振り分け

Zzz

人の不在時も業務の実行が可能

JP1/Client Process Automation

製品名 標準価格(税別)

JP1/Client Process Automation 98,000円*1

JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3*2 980,000円*1

*1 インストール数が「1」の場合の価格です。インストール数によって価格が異なります。*2 前提としてJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager[270,000円~(税別)]および JP1/Base[50,000円~(税別)]が必要です。※別途、製品プログラムの費用として、製品ごとに1,000円[標準価格(税別)]が必要です。※サポートサービスにつきましては、別途ご契約いただく必要があります。

標準価格(Windows版)

製品名 標準価格(年額/税別)

JP1/Client Process Automation - Subscription Type*3 40,800円*1

JP1/Client Process Automation - Subscription Type - 24 Hours Support*4 48,000円*1

JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 -Subscription Type*2*3 393,600円*1

JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3 -Subscription Type - 24 Hours Support*2*4 453,600円*1

サブスクリプションタイプ

*1 インストール数が「1」の場合の価格です。インストール数によって価格が異なります。*2 前提としてJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager[138,000円~(年額/税別)]および JP1/Base[25,200円~(年額/税別)]が必要です。*3 サポートサービスが平日8:00~19:00の商品です。*4 サポートサービスが24時間週7日対応の商品です。※別途、製品プログラムの費用として、製品ごとに1,000円[標準価格(税別)]が必要です。

システム構成例

JP1/AJS3: JP1/Automatic Job Management System 3JP1/CPA: JP1/Client Process Automation, JP1/CPA Option for AJS3: JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3

・・・

【JP1/CPA Option for AJS3 適用OS】・Windows Server 2012・Windows Server 2012 R2・Windows Server 2016・Windows Server 2019

JP1/AJS3, JP1/Base

JP1/CPA Option for AJS3

管理用サーバ *管理者のPC

JP1/CPA

RPA製品

自動化対象のPC

JP1/CPA

RPA製品

自動化対象のPC【JP1/CPA 適用OS】・Windows 7・Windows 8・Windows 8.1・Windows 10

1台のPCで行う一連の業務を自動化する場合の最小構成

買い取りタイプ

*複数のJP1/Client Process Automationが実行する業務の実行順序や実行状況をJP1/Automatic Job Management System 3 - Managerから一元管理する場合に必要です。

1年ごとに契約の更新が必要なサブスクリプションタイプの商品です。

• Windows および Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。•その他記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

製品に関する詳細・お問い合わせは下記へ

●本カタログに記載している価格は、2020年1月現在の日本で販売する場合の標準価格です。

●カタログに記載の仕様は、製品の改良などのため予告なく変更することがあります。

●製品の色は印刷されたものですので、実際の製品の色調と異なる場合があります。

●本製品を輸出される場合には、外国為替および外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。

なお、ご不明な場合は、当社担当営業にお問い合わせください。

■製品情報サイト

https://www.hitachi.co.jp/jp1/(日本語)

https://www.hitachi.co.jp/jp1-e/(English)

■インターネットでのお問い合わせhttps://www.hitachi.co.jp/soft/ask/

■電話でのお問い合わせはHCAセンターへ

0120-55-0504 受付時間 9:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝日・当社休日を除く)

SP-892-20 2020.1© Hitachi, Ltd. 2019, 2020. All rights reserved.

サービスプラットフォーム事業本部

Page 2: JP1/AJS3, JP1/Base JP1/Client Process Automation...JP1/Client Process Automationは、RPA製品が実行する業務を含め、 PCで行う定型業務の実行スケジュールや実行順序を制御する製品です。

待機

JP1/Client Process Automation

業務の実行タイミングをきめ細かく制御 RPAで自動化した業務をより効率的に運用

自動化する処理の実行順序を制御

実行結果を容易に確認

業務の実行状況をGUIで容易に確認できます。

複数の処理を順序どおりに実行する業務の場合、「開始時刻待ち」「正常終了」「異常終了」などの業務の進捗状況を確認できるだけではなく、異常終了の場合には、実行に失敗した処理と失敗要因も確認できます。業務の進捗状況を確認し、失敗している場合は「再実行」を指定することでスムーズに対処できます。

業務スケジュールに合わせた自動実行「営業日だけ実行」「休業日だけ実行」「月末最終営業日の9時に実行」など、業務を実行する日時や実行間隔をきめ細かく指定できます。実際の業務スケジュールに合わせて業務を自動実行できるようになります。

「ファイル作成時に実行」「メール受信時に実行」「Windowsログオン時に実行」など、業務開始の契機となる事象の発生を検知して業務を実行することができます。日時や実行間隔だけではなく、特定の事象の発生と連動した業務の自動実行が可能です。

実行日のスケジューリング例 (○:実行日 ■:休業日)

〇 〇 〇 〇 〇〇 〇 〇 〇 〇

〇 〇 〇 〇〇 〇 〇 〇〇 〇 〇

〇〇 〇〇 〇 〇〇 〇 〇〇

営業日だけ 休業日だけ

毎月最終営業日の9時

〇〇

〇〇

毎週月曜(休日振り替え)

祝日は自動で振り替え

Windowsへの自動ログオン「Windowsアップデートで再起動された」「一定時間が経過し画面がロックされた」など、Windowsにログオンしていない状態では、RPAが起動されず予定どおりに処理を実行できない場合があります。Windowsへの自動ログオンとRPA起動を一連の流れで実行することで、わざわざ人がWindowsへログオンしなくても、RPAで行う処理を予定どおりに実行でき、遅延を回避できます。

複数処理の同時実行による失敗を抑止RPA製品の中には複数の処理を同時に実行できず、ある処理の実行中に別の処理が開始されると失敗してしまうものがあります。このような場合に、排他設定を行うことで複数の処理が同時に実行されないように制御できます。処理の開始時間になっても、先に実行した処理が予定どおりに終わらない場合は、先の処理が終了するのを待って次の処理を実行させることができます。

決められた順序で確実に実行

ログオンしていない状態

停止

Zzz

RPA起動ログオン/画面ロック解除*

Before

After

人手によるログオンの場合

自動ログオン機能を利用した場合

事象の発生を契機とした自動実行

自動実行の契機の例

PCがログオンされたら

ファイルが作成されたら

コマンドの実行結果によって

………………………………

処理の実行結果によって、その後に行う処理を自動的に変えることができます。例えば、先に実行する処理の実行結果が正常終了の場合は次の処理を実行し、正常終了せずにエラーが発生した場合はリカバリ処理を実行するといった、条件付きの処理も自動化できます。

実行結果によって次の処理を自動選択

正常終了の場合

正常終了以外の場合

JP1/Automatic Job Management System 3と連携することで、PCで行う定型業務や複数の異なるRPA製品で行う処理と基幹業務をつなぎ、業務システム全体としての自動化と一元管理を実現できます。

PCで行う定型業務の自動化

JP1/Automatic Job Management System 3

RPAで行う処理A

申請受付

結果の連絡

各RPA製品が行う処理を含めた業務の自動化

RPAで行う処理B

申請受付

結果の連絡申請

受付結果の連絡

基幹業務との連携

管理用サーバ

処理の流れのイメージ(ジョブネット)

PC

データ加工

PC PC

実行済み 実行中 実行予定

遅延している処理が一目瞭然

業務中の各処理の状況も把握

正常終了 異常終了 実行予定

結果の連絡

エラー処理、データ復旧、ログ採取など

実行時刻9:00

実行失敗時に行う必要のある処理を自動実行

処理中 結果確認

ログオン

起動

処理B

処理Aが実行中で開始失敗

ファイルの作成・削除サイズ変更など

ログオン/ログオフ、画面ロック/画面ロック解除

ジョブの状態確認画面

実行結果確認画面

JP1/Automatic Job Management System 3ダッシュボード画面

〇〇というファイルが作成された

手作業での指示

9:00

業務開始

9:00

業務開始

9:00 10:00

10時に業務開始

RPA

RPA

業務全体の進捗状況を把握し、問題箇所を特定可能

失敗要因を確認できる

実行成功

コマンド実行結果の成功/失敗など

■業務システム全体の統合と自動化

9時に業務開始

遅延処理A

処理B

9:00 10:00

9時に業務開始

遅延処理A

業務終了

業務終了

* Windowsログオン/画面ロック解除は、Windows 10のみサポートする機能です。

Zzz ♪

処理Aが終了してから開始

Before

After

複数の異なるRPA製品で行う処理の順序性をふまえて、実行順序の制御や自動化ができるので、業務全体としての効率向上が図れます。

実行する順序が決まっている複数の処理について、定義した順序どおりに実行させることができます。先に実行する処理の処理時間にかかわらず、先の処理が終了するのを待って次の処理を開始させることができます。また、複数の処理が終了するのを待ち合わせて、次の処理を開始するといった運用も可能です。

処理①

処理②

処理③

処理①②が終了したら処理③を開始

終了

開始

処理④

処理③が終了したら処理④を開始

9:00

朝9時に開始

どの処理で失敗しているかを確認できる

終了

終了

正常終了正常終了 実行中

開始

メールを受信したら

特定の件名や宛先のメールの受信

件名:「交通費申請」