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1 News of WASEDA Architecture 20 11 早稲田建築ニュース October, 2017 上写真は大隈記念講堂大講堂内で開か れた「池原義郎先生を偲ぶ会」。お花は 先生が好まれた百合、トルコキキョウ など、横巾は約 10m。(撮影:井上登) CONTENTS No. 104 2 宿宿10 45 8 6-7 4-5 2-3 1 47

News of WASEDA Architecture · エンブレムデザイン)による「個 はと群」をテーマに講演が行われた。懇親会 63号館 1階ロームスクエアに会場を移

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News of WASEDAArchitecture

[巻頭言]

明石先生のことば 

大内政男

[報告]

2017年度春の大会/[稲門の風❼]

第20回稲門建築会特別功労賞発表

[報告]

日本建築学会会長就任の挨拶 

古谷誠章  

追悼

池原義郎先生 入江正之・加藤詞史

11月4日(土)、合同クラス会2017開催/2017年度職域幹事一覧/2016年度決算報告

訃報/主な会務報告ほか

早稲田建築ニュース October, 2017

巻頭言

上写真は大隈記念講堂大講堂内で開かれた「池原義郎先生を偲ぶ会」。お花は先生が好まれた百合、トルコキキョウなど、横巾は約 10m。(撮影:井上登)

CONTENTS

No.104

明石先生のことば

出てみると先生のおっしゃったことは事

実でした。そして今、それはネガティブ

な言葉ではなく、むしろ「早稲田建築」

の拡がり、多様性を象徴する言葉だった

と理解しています。

 

建築は本来的に人々の経済活動や日常

の生活と密接にかかわり、それぞれが多

様な顔を持っています。しかも現代社会

において建築を取り囲む状況は大変に複

雑化・高度化していて、一つの建物を完

成させるにも多方面からのアプローチが

必要とされます。私は設計者として大規

模な建設プロジェクトを担当してきたこ

ともあり、この思いを特に強く持ってい

ます。仕事を通して常に感じ見てきたこ

とは「三分の一」の方々がそれぞれのプロ

フェッショナルとしてプロジェクトに参

画し、その知恵と構想力がプロジェクト

をリードしているという事実です。そし

て早稲田建築の最大の特徴は、この活躍

されている方々の分野の広さと深さ、ま

た、その絶対数の多さにあるのではない

かと私は考えています。しかも明石先生

のおっしゃった「三分の一」というのは

「多様性」という観点からすると恐らく理

想的なバランスなのです。この多様性が

早稲田の建築の神髄であり、集合体とし

 

人はそれぞれに学生時代の印象に残っ

た講義や時々の先生の言葉などを大事な

思い出として、また人生の指針として記

憶にとどめていると思います。私も人

生の指針とまでは言えませんが、多くの

印象的な講義や先生の言葉を覚えていま

す。今回その一つをご紹介します。

 

私が学部2年生の頃、明石信道先生が

教授として講義を持っておられました。

明石先生は新宿の旧武蔵野館や新宿区役

所の設計で皆さまもご存知と思います

が、ご自身で事務所の経営をされていた

こともあり、実利的なお考えをお持ちに

なっていたように思います。その先生が

「10年後には君たちの中で建築に直接携

わっている人は三分の一、少し関連する

仕事をしている人が三分の一、建築とは

縁のない仕事をしている人が三分の一」

とおっしゃったことが私の印象に残って

います。建築学という専門分野を修め社

会に出ていくのだからこれに関係する仕

事をするのは当たり前と考えていた私に

とって、先生の「三分の一」というお話

しはにわかに信じがたく、「建築」の世

界を設計や建設といった狭い範囲でしか

考えていなかった当時の私には、とても

意外に聞こえたものです。しかし社会に

ての強さだと思います。私は45年間、建

築に直接かかわる「三分の一」に属してい

ましたが、仕事を通して、また友人として、

さまざまな分野で活動される方々とお付

き合いをする機会に恵まれ、今、その方々

の幅広い活動が早稲田建築の魅力と名声

を大いに高めてきたと確信しています。

 

稲門建築会は歴史と伝統のある懇親組

織であり、大変充実した活動を続けてき

ました。会長をお引き受けするに当たり、

まずはこの活動をしっかりと継続してい

くことが大事であると考えていますが、

それとともに社会の変化に対応した活動

の在り方を工夫していくことも必要だと

考えています。この工夫を考えるときに

「三分の一」という早稲田建築の多様性

がキーになるのではないかと考えていま

す。稲門建築会は「教室、学生と社会を

つなぐ役割を担う」という前菅原会長の

コンセプトを縦軸の糸とすれば、これに

「多様性」という横軸の糸を足し込んで、

あらゆる世代の方々、さまざまな分野で

活動される皆さまにとって魅力的な稲門

建築会となるように共に考え実行してい

きたいと考えています。これからも引き

続き、会の活動にご支援くださいますよ

うお願いいたします。

8 6-7 4-5 2-3 1

大内政男(苗S47)

稲門建築会会長

㈱三菱地所設計特別顧問

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2017年度

春の大会・稲門建築会通常総会

氏(2020年東京オリンピックパラリン

ピック 

エンブレムデザイン)による「個

と群」をテーマに講演が行われた。懇親会

は63号館1階ロームスクエアに会場を移

して行われた。大内新会長によるあいさ

つ乾杯の後、特別功労者の受賞者からス

 

6月2日(金)63号館202教室におい

て、2017年度「春の大会」が開催された。

 

通常総会は清代整総務委員長(苗S61・

院S63)の司会で進行した。会に先立ち菅

原道雄会長(苗S36)から理事、委員、全

国の支部長、会員諸氏の協力に対する感謝

の言葉と、稲門建築会が教室・学生・企業

のつなぎ役として、今後とも有益な活動を

継続していきたいとの挨拶がなされた。

 

議事として大内政男副会長(苗S47)か

ら2016年度活動報告、収支決算報告、

矢吹慎悟監事(苗S60)から会計並びに業

務監査報告がなされた。続いて2017年

度役員選任では、新たに学生理事4名を含

む14名が理事に、2名が幹事、4名が評議

員に選任され、大内政男会長及び亀井忠夫

副会長(苗S52・院S56)、西谷章評議員

会長(苗S48・院S50・博S58)の新任が

報告された。更に齋藤聰副会長(苗S51・

院S53)から2017年度活動計画、収支

予算が付議され、全て満場一致で承認さ

れた。議事終了後、長谷見雄二教授(苗S

48・院S50)から学園の近況報告がなされ、

特別功労賞の受賞者に表彰状ならびに記念

品が贈呈され、最後に退任された菅原前会

長に対して、大内新会長から表彰状と記念

品の贈呈がなされた。以上を持って通常総

会議事他を終了した。

 

特別講演は野老朝雄(ところ・あさお)

ピーチがあり、歓談をしながら各賞受賞者

を含む招待者の紹介と挨拶、合同クラス会

2017の実行委員による説明等があり大

いに盛り上がった。最後は校歌斉唱と一本

締めにより散会となった。

小熊敏之(総務委員長/苗S62)

報告

 

6月2日(金)18時15分より、63号館

202教室にて2020年に東京で開催さ

れる夏季オリンピック・パラリンピックの

ロゴデザイナーである野老朝雄氏をお招き

して特別講演が開催されました。「個と群」

と題して野老氏のこれまでのデザインに対

する考え方や、思考のプロセス、デザイン

を作り出す道具、またこれからの展望につ

いてお話をしていただきました。今回の講

演には早稲田大学のOB・OG・先生方に

加え、デザインへの関心が高い学生が多く

参加致しました。

 

講演の冒頭で、今回の講演会のポスター

になっている紋様のデザインの仕組みを明

らかにしつつ、「個と群」を活かしたデザ

インについて紹介をいただきました。個性

個と群

野ところ老朝あさお雄

(2020年東京オリンピックパラリンピック 

エンブレムデザイン)

特別

講演

をそれぞれに持っている多様な形が「ある

一つのルール」に従って幾何学的な紋様に

展開し、全体で一つの群をなすデザインに

ついて、ポスターの話を皮切りに、野老氏

のデザインについて詳しく解説をしていた

だきました。一円玉のような身近なものか

ら「幾何学的デザインを展開する手法」や、

野老氏の名刺デザインにもなっている「お

絵描き的にデザインを展開していく手法」

の2つの主なデザインメソッドについてお

話をいただきました。

 「デザインの過程で、何を判断材料とし

て優先するかが何よりも大切だ」と話す野

老氏。数々の実作(みかんぐみのロゴデザ

インや万博出展のデザイン、建築のファ

サードデザインなど)からデザインにおい

 

この度、教室の先生方、稲門建築会の諸先

輩方、並びに多くの会員の皆様のご支援のお

陰をもちまして、日本建築学会の第55代会長

に就任することとなりました。私が学会に入

会したのが、大学院生時代の1978年でし

たので、以来およそ40年近く、学生時代から

教職に就き現在に至るまで、本当に長きにわ

たって学会に育ててもらったように感じてお

り、少しでもその恩返しができればと思って

います。一方で、それとほぼ同じ年月、実務

に携わる建築家としても歩んできて、幸いに

も作品賞と業績賞と2度にわたる建築学会賞

も賜ったのですが、建築学会の中では、これ

らの賞などの機会以外には、その大会におい

ても、あるいは日常的な場面でも、なかなか

実際の建築家が登場する場面が少ないのを、

いつも寂しく感じてもおりました。そこで2

年間という限られた任期ではありますが、私

の在任中には、是非とも次のような課題につ

いて、微力を尽くしたいと思っています。

 

まず、建築学会に集う様々な分野の専門家

が、計画と工学、学術教育と実務など、それ

ぞれの立場を超えて、幅広くかつ緊密に連携

できるよう、交流や協働の機会を増やしたい

日本建築学会

会長就任の挨拶

古谷誠章(早稲田大学教授/苗S53・院S55・博S61)

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第 20回 稲門建築会特別功労賞発表

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て大切な判断の基準、一つのデザインにど

れだけの情報を盛り込めるか、数学的幾何

に沿ったデザインを作り出したときの喜

び、『コンディションスペシフィック』を

元にブリコラージュ的にデザインを生み出

すこと、柄としてのピースマークについて

などなど、、デザインにまつわる様々なお

話をされているときの野老氏はとても楽し

そうで印象的でした。デザインを生み出す

ためのオリジナル玩具を用いての説明には

会場中が釘付けとなりました。講演後の懇

親会ではその玩具で実際に遊ぶ体験もさせ

てもらい、デザインの楽しさに触れること

も出来ました。

 

講演終盤の、新しい唐草模様のお話や、

立体作品への取り組みに関するお話から

は、デザイナーとして常に新しい作品へと

向かう意欲的な姿勢を感じると共に、学生

である自分達も見習うべきだと大変に学ば

されました。野老氏のデザインに対する「考

え方」と「姿勢」そのどちらも感じられる

素晴らしい講演会となりました。

齋藤隼(事業委員会学生委員)

と考えています。大会の期間でいえば、これ

まで唯一、工学系と計画系の会員が一堂に会

する場として機能している建築デザイン発表

会の、いっそうの充実を目指すほか、大会以

外でも定期的に意見交換のできる場を設ける

ためのタスクフォースを企画しています。

 

また、学術団体、職能団体、建設業団体か

らなる建築系5団体の連携にも、さらなる注

力を行いたいと考えており、建築界が一致団

結して、広く一般社会の建築に対する信頼を

取り戻すべく、真に社会に望まれる建築設計

者・施工者の選定の方法をめぐる調査研究な

ども進めていきたいと考えています。これに

ついても中立的な建築学会の立場であるこ

そ、果たさねばならない使命があると思って

います。皆様のよりいっそうのご支援を、心

よりお願いいたします。

講演する野老氏

講演会風景1967年、株式会社国建入社。代表作の多くはコンペによる獲得で、那覇市民体育館、具志川市役所、読谷文化センタ-、那覇市庁舎などがある。「人間と自然との対話」「地域風土によって建物の形態は変わる」という基本設計思想のもと、沖縄建築界に大きな足跡を残した。

国場幸房氏(苗S 38)

こくば・ゆきふさ

㈱国建名誉会長(2016 年 12 月逝去)

吉田不曇氏(苗S 45)

よしだ・うずみ

東京都中央区副区長

1970年卒業後、東京都中央区に入庁、以来、同区の建築行政、都市整備行政に携わり、行政の立場から中央区の街づくりを推進。とりわけ日本の商業の中心地である銀座の街づくりに、行政の面から長年携わり寄与してきた功績は大きい。

大学院古谷誠章研究室在学中に茅野市の新市民会館のプロポーザルに協力。独立後に初当選した「道の駅ファームス木島平」の計画では、元工場を独特の感性によって賑わい溢れる道の駅へと変身させ、グッドデザイン賞金賞をはじめ数々の賞を受賞した。

三浦丈典氏(苗H 09・院H 13・博H 16)

みうら・たけのり

スターパイロッツ

竹中工務店九州支店の作業所長、支店長として地域に足跡を築いた後、稲門建築会九州支部長として支部を牽引。村野藤吾展

「イメージと建築」や吉阪隆正展「50 年前に届いた『現代へのメッセージ』」を日本建築学会九州支部や建築家協会九州支部と共催し、支部の振興に貢献した。日本建築学会の九州大会に際し、冊子「九州の稲門建築」をプロデュース。

金岡伸幸氏(苗S 37)

かなおか・のぶゆき

稲門建築会九州支部長

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池原義郎先生が5月20日に89歳で逝去されました。建築家、日

本芸術院会員として、美しく精緻な建築作品を残されるととも

に、建築学科では1965年から1992年まで教鞭をとられ、

教育者として多くの卒業生や後進の建築家を育てられました。

先生に学びうけたこと

 

池原義郎先生が5月20日に亡くなられました。先生は、

永年早稲田大学建築学科のプロフェッサー・アーキテク

トとして建築デザインの教育に携わられながら、旺盛な

創作活動に従事され、建築美を極めた珠玉の作品を世に

問われてきました。日本芸術院会員である建築家として

のご経歴をとおして、建築界で活躍する多くの建築家及

び研究者を輩出するとともに、日本建築学会賞(作品)

の選考や、村野藤吾賞の委員長や日本芸術院賞に関わら

れることで、現代建築の建築作品の質と社会的認知の向

上に努めてこられました。

 

師匠である先生の傍で、設計の修練をする時代をもつ

ことができました。その折、所沢の県道に先生のお供で

立っておりました。所沢聖地霊園礼拝堂・納骨堂が最初

の担当です。これから始まるだろう敷地を取り囲む武蔵

野の雑木林を見ておりました。先生は目を細めながら、

「春に芽を吹くと、一面に銀色に輝くようになる。」と、

話されたのを覚えています。現場での日々を思い透かし

て、力の入っていた大学院を出たての人間の心の力みが、

サーッと抜かれる思いでした。そこに見えるものを越え

て、自然のサイクルに建築の生成を繋いでおられるよう

でした。

 

先生は建築を柔らかく捉える眼差しを、常に送り続け

て来られる存在でした。心が生きられてある、そこで留

まることのない・・・、それらの連関する言葉を決して

忘れることはありません。そこに留まることのない「こ

と」、「もの」の思想は、先生の作品制作の生涯を貫いて

いました。シークエンスが空間的に止まることが在ると

しても、必ず視線が、そして心持が向うへ応答している。

「こと」や「もの」は心が生きられているゆえに、そこ

に留まるのではなく、何かへと繋がる、向うへと余韻が

託されている。それはそのものにおける欠如ではなく、

不在という存在が充全であるような在り方に向けられた

充実があってこそ、そのことを伴って起こりうるもので

した。先生の建築に携わるとき、必ず原寸での図面応答

に至ります。建築の微細にまで詰められたディテールも、

そのものに留まるのではなく、何らかの向うへと繋がる

ための準備的なものの横おういつ溢

であったと思います。建築は

常に開かれてある存在論的在りように、生きられてある

観念が重なります。池原義郎先生、ありがとうございま

した。

入江正之(早稲田大学名誉教授・DFI代表取締役/苗S44・院S47)

設計事務所時代の池原義郎先生/撮影 : 相澤 實

池原義郎(いけはら・よしろう)1928 年、東京に生まれ。1951 年、早稲田大学建築学科卒業。1953 年、同大学院卒。1956年、今井兼次研究室の助手。講師、助教授を経て1971年、早稲田大学教授。

「所沢聖地霊園(1973)」で日本建築学会賞。1988 年、池原義郎・建築設計事務所設立。「早稲田大学所沢キャンパス(1987)」にて 1988 年日本芸術院賞、大隈学術記念賞。2002 年瑞宝中綬章。2016 年早稲田大学芸術功労者。白 浜 中 学 校(1970)、成 城 の 家(1978)、西 武 遊 園 地(1981)、掬 水 亭

(1990)、浅蔵五十吉美術館 (1994)、広島プリンスホテル(1994)、酒田市美術館(1997)、熊谷文化創造館(1997)、ガレリアかめおか (1998)、下関市唐戸市場 (2001)、青い森アリーナ(2002)、いしかわ総合スポーツセンター(2004) などの数多くの建築を手がけた。早稲田大学名誉教授、日本芸術院会員、重慶建築大学名誉教授、早稲田大学栄誉フェロー。2017 年 5 月逝去、享年 89。

追悼

池原義郎先生

右: 「早稲田大学所沢キャンパス(1987)」外観撮影 : 池原義郎建築設計事務所左:「所沢聖地霊園礼拝堂(1973)」内観 、撮影 : 石黒唯嗣

「池原義郎先生を偲ぶ会」撮影:井上 登

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偲ぶ会と芸術功労者表彰

 

6月27日、早稲田大学「大隈記念講堂」で「池原義郎

先生を偲ぶ会」が建築学科主催で開かれた。当日は教え

子や知人など800余名が集まり、先生の思い出などが

語られ、献花が行われた。祭壇はOBほか多くの方々の

お志によって実現した。開会前の会場では、「作品映像」

が流されるとともに「稲門アーカイブス」のインタビュー

が上映され、参列者は先生の言葉に耳をかたむけた。

 

偲ぶ会に先立って、鎌田薫総長から、芸術振興に顕著

な功績があった早稲田の交友を表彰する「芸術功労者」

が贈呈され、ご遺族が先生に代わって受理された。

 

日本芸術院から、澄川喜一日本芸術院第一部長が「建築

分野の教育発展に尽力されただけでなく、公的な要職を歴

任され、建築界の発展にも大いに貢献された」と話された。

 

穂積信夫名誉教授は「建築の美しさにどこまでも打ち

込まれて、その情熱は建築への愛情となって表れ、いく

つもの作品が美しくできあがっていきました。人への思

いやりも厚く、学生を温かく見守ってほしい」と語り掛

けるように話された。

 

日本建築学会、古谷誠章会長は「建築の学術と芸術の

統合を果たされ、日本の現代建築の発展に寄与された」

これに謝意を表したいと述べ。

 

中川武名誉教授は「後に続く若者は建築の可能性と喜

びを余すことなく伝えてくれる珠玉の言葉の数々、かけ

がえのない作品と共に生きていく、、作品にも増して、

その人となりを思い浮かべた時、誇らしく信頼に足る真

の意味での建築家であった。」と締めくくった。司会は

学科主任の後藤春彦先生が務められた。

図面と著作について

 

独特の図面表現と論稿に、池原建築の魅力を探る鍵が

ある。断面図と平面図が組み合わせられ、さらにスケー

ルの異なる部分詳細がコラージュの様に配された図面は

その一例だ。先生は「ディテールは全体の形に包摂され

て見えないもの(『ディテール1985年10月号』彰国

社)」の中で「ディテールは、形の単なる部分ではない。

全体の形に潜在させることにより、形に統合される。」

と述べている。ここでは、部分と全体が連続的なもので

あること、さらに見えない形についても言及されている。

この考え方を実現するための手段としてこのような図面

や原寸図が数多く作成された。現在、著作物とともに、

これらの図面やスケッチなどの整理が進んでいる。

加藤詞史(加藤建築設計事務所・元池原義郎建築設計事務所/苗H01・

院H03)

断面詳細に平面詳細が重ねられ、要所にディテールが配置された「勝浦の家(1977)」設計図(早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ所蔵)

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永澤明彦(苗H04)㈱アール・アイ・エー

梶山徹(苗H07)㈱淺沼組

池田剛生(苗S61)旭化成ホームズ㈱

飯岡方春(苗S63)㈱梓設計

山崎和彦(苗S60)㈱安藤・間

福地拓磨(苗H09)㈱石本建築事務所

園田陽一(苗S58)伊藤忠商事㈱

宇塚幸生(苗S50)㈱入江三宅設計事務所

小室正章(苗H04)㈱NTTファシリティーズ

藤木洋徳(苗H16)大阪ガス㈱

堀池隆弥(苗H05)㈱大林組

橋本浩(苗S56)㈱奥村組

佐々優子(苗H03)オリエンタルコンサルタンツグループ

中村聡一郎(協H25)㈱オリエンタルランド

石川麻莉(苗H27)㈱オリバー

山本明男(苗S51)鹿島建設㈱

鈴木裕(苗S48)㈱観光企画設計社

若松加寿江(院S47)関東学院大学

境田康良(苗H12)北野建設㈱

北神祐之(苗S55)㈱熊谷組

川井隆夫(苗H03)㈱久米設計

石田航星(苗H21)工学院大学

安藤靖人(苗H06)㈱構造計画研究所

藤田達哉(苗H08)㈱鴻池組

原英嗣(苗H09)国士舘大学

高橋光明(苗H07)国土交通省

山崎直宏(苗S53)古久根建設㈱

木下修文(苗H12)㈱コスモスイニシア

岡本光正(苗H05)五洋建設㈱

川井康平(苗H14)ザイマックスグループ

今春大介(院H10)㈱坂倉建築研究所

中西隆之(苗H09)佐藤工業㈱

龍治男(苗H04)㈱佐藤総合計画

清水和彦(苗S53)三機工業㈱

 

2017年度

職域幹事一覧

齋藤亜紀子(苗H23)ジーク㈱

青山裕之(苗H01)㈱ジェイアール東日本建築設計事務所

中川佳(苗H12)JFEグループ

村上公哉(苗S60)芝浦工業大学

重松英幸(苗H16)清水建設㈱

阿部将好(苗H25)新日鐵住金㈱

本間進太郎(院H06)新日鉄住金エンジニアリング㈱

金子寛明(苗S58)新菱冷熱工業㈱

赤坂英司(苗H01)住友不動産㈱

田邊将(苗H18)住友林業㈱

島田達哉(苗S59)西武建設㈱

堂城直人(苗H14)積水ハウス㈱

松本哲弥(苗S61)大成建設㈱

羽毛田真也(苗H20)大和ハウス工業㈱

守屋寛之(苗H08)高砂熱学工業㈱

北川誉紀(芽H18)髙松建設㈱

栗田献(苗H03)㈱竹中工務店

堀尾奈央(苗H16)㈱丹青社

高橋英治(苗S60)千代田化工建設㈱

椎名明良(苗S54)鉄建建設㈱

内藤純(苗S60)㈱電通

中野淳太(苗H09)東海大学

小島摂(苗H14)東海旅客鉄道㈱

市川一美(苗S61)東急建設㈱

南海幸男(苗S54)㈱東急設計コンサルタント

江原清仁(苗H11)東急不動産㈱

奥田篤(苗H10)東京ガスグループ

由井聡(苗H05)東京急行電鉄㈱

青山周吾(苗H15)東京建物㈱

鈴木隆行(苗H08)東京電力グループ

岩下剛(苗S62)東京都市大学

山田孝司(苗S57)㈱都市デザイン

縄田浩(苗S61)戸田建設㈱

小池研司(苗S53)飛島建設㈱

田原潤一(苗H16)西日本旅客鉄道㈱

竹内章博(苗H08)西松建設㈱

竹川慶(苗H24)日揮㈱

金光宏泰(苗H21)㈱日建設計

石田直史(苗S62)㈱日建ハウジングシステム

福島朝彦(苗S58)日本環境技研㈱

百武源吾(苗H19)㈱日本設計

中西豪(苗H17)日本土地建物㈱

斉藤忍(苗S60)㈱乃村工藝社

佐藤亮太(苗H23)野村不動産グループ

末広英之(苗H09)㈱博報堂

川本哲也(苗H07)パシフィックコンサルタンツ㈱

長崎知彦(苗H21)長谷工グループ

北原魁人(苗H24)東日本旅客鉄道㈱

金田剛(苗H01)㈱フジタ

鈴木章夫(苗S58)前田建設工業㈱

武田勤(苗S57)㈱松田平田設計

清末隆廣(苗H15)ミサワホーム㈱

松崎真豊(苗S63)三井住友建設㈱

西原宗一郎(苗H25)三井不動産グループ

白木慧子(苗H27)三井ホーム㈱

吉川朗(苗S60)三菱地所㈱

安田健一(苗S63)㈱三菱地所設計

小川悠介(苗H21)三菱商事グループ

横山聡(苗H07)㈱三菱総合研究所

玉置健治(苗H09)森トラスト㈱

田中敏行(苗S59)森ビルグループ

熊谷泰彦(苗H05)㈱安井建築設計事務所

三浦正徳(苗H12)㈱山下設計

秋元康幸(苗S55)横浜市

熊谷順治(苗H01)㈱類設計室

藤井由理(苗H09)早稲田大学

た方々に当時のお話を伺います。

会場:西早稲田キャンパス57号館202

教室/入場無料

●第2部

懇親会 

16:45~18:45

「大久保キャンパスと一緒に生まれまし

た」

 

建築学科が大久保キャンパス(現・西

早稲田キャンパス)に移転して50年。様々

な建築、人、モノが生まれました。これ

までの50年を振り返り、これからの50年

に思いを馳せながら、楽しい時間をご一

緒しましょう。

会場:西早稲田キャンパス63号館1階

ロームスクエア(

旧テニスコート)

□懇親会会費 3、000円(学生・ご家

族は無料)

 

チケットをお持ちでない方は当日受付

にてお願いします。

問合せ:合同クラス会2017実行委員

会 : 2017goudou@gm

ail.com

篠崎淳(早稲田建築合同クラス会2017実

行委員長/苗H03・院H05)

 

2017年度

第1回職域幹事会報告

 

合同クラス会2017  11月4日(土)

2016 年度末 会費納入率一覧

在籍会員数別納入率●会員数50名以上………………上位10 社会社名        会員数* 納入率早稲田大学㈱NTTファシリティーズ㈱三菱地所設計大成建設㈱㈱日建設計戸田建設㈱清水建設㈱鹿島建設㈱㈱日本設計㈱竹中工務店

●15~49 名………………………上位15 社㈱松田平田設計㈱山下設計㈱梓設計㈱石本建築事務所東京建物㈱㈱ジェイアール東日本建築設計事務所㈱フジタ東日本旅客鉄道㈱三菱地所㈱前田建設工業㈱㈱久米設計旭化成ホームズ㈱野村不動産グループ東京ガスグループザイマックスグループ

● 5~14 名 ………………………上位 15 社東海旅客鉄道㈱工学院大学㈱佐藤総合計画西松建設㈱㈱類設計室㈱安藤・間五洋建設㈱佐藤工業㈱㈱安井建築設計事務所新日鉄住金エンジニアリング㈱日本土地建物㈱㈱アール・アイ・エーオリエンタルコンサルタンツグループ㈱東急設計コンサルタント㈱三菱総合研究所

*通信可能な会員数

46.1%45.5%42.6%41.4%35.2%31.3%28.0%26.3%26.3%24.9%

54.2%50.0%41.0%36.8%35.0%33.3%33.3%32.3%32.0%31.3%31.1%28.6%28.0%26.8%23.1%

77.8%66.7%61.5%60.0%57.1%50.0%50.0%45.5%45.5%42.9%42.9%41.7%33.3%33.3%30.0%

765561

2636780

236213

76241

244039192015153125324528254126

96

1357

14101111

77

1266

10

 

今年は、1967年に建築学科が大久

保キャンパス(現・西早稲田キャンパス)

に移転して50周年の年になります。50年

の間に、キャンパスには、新たな校舎の

建設や駅が接続されて、現在のキャンパ

スの姿となりました。合同クラス会では、

50周年という記念の年に、この大久保

キャンパスをテーマにとりあげます。

 

秋の空の下、学生時代を過ごした大久

保キャンパスで、当時に思いを馳せ、早

稲田建築の親交を深めにぜひ足をお運び

ください。(理工展と同時開催となりま

す)

●第1部

シンポジウム 

15:00~16:15

「建築学科

大久保キャンパス移転50周年」

講演「戦後建築と大久保キャンパス」

米山勇(建築史家・東京都江戸東京博物館研

究員

/苗S63)

シンポジウム「大久保キャンパスをつ

くってきた稲門の方々」

建築学科が移転して50年の間、新たな校

舎が建てられてきました。関わられてき

 

9月15日(金)、2017年度第1回職

域幹事会が、55号館N棟大会議室にて行わ

れました。大内政男新会長(苗S47)、長

谷見雄二(苗S48)、齋藤聰(苗S51)、亀

井忠夫(苗S52)各副会長のもと、私自身

も新委員長ということで、新たな気持ちで

臨みました。

 

初めて理事会との同時開催を試み、前半

の理事会にも職域幹事が同席し、各委員会

の活動報告などを聴いて、稲門建築会の活

動の臨場感を味わっていただけたと思いま

す。全職域数が現在ちょうど100ですが、

そのうち約40名の職域幹事が出席し、例年

になく盛会となりました。職域幹事委嘱、

会費納入率の報告、OBによる仕事紹介、

合同クラス会、学生より建築展開催などに

ついて説明がありました。

 

その後56号館地下生協カフェテリアに移

動して懇親会を行いました。亀井副会長の

挨拶、長谷見先生の乾杯に始まり、多くの

職域幹事の方々とグラスを傾け、親交を深

めることが出来ました。中盤では、スライ

ドショー「早稲田建築:次代の才能を見る」

と題して現役学生の卒業制作などを紹介し

ました。渡邉大志准教授より現在の学部

のカリキュラムや課題の構成などの説明、

ユーモアを交えた作品の解説をいただき、

皆さん自分の学生時代と比較しながら非常

に熱心に聴いていました。最後に後藤研の

皆さんの本格的なエールのもと、校歌斉唱、

齋藤副会長の現役学生時の昔話を交えた楽

しい中締めによりお開きとなりました。職

域幹事の皆さんのご出席に感謝致します。

和出知明(会員委員長/苗S58)

Page 7: News of WASEDA Architecture · エンブレムデザイン)による「個 はと群」をテーマに講演が行われた。懇親会 63号館 1階ロームスクエアに会場を移

7

●6口●

杉谷文彦

●4口●

亀田公太郎

村松映一

●3口●

秋山寿郎

石田綽男

板谷薫

上野毅

小西裕二

関根辰昭

土井英徳

新妻優輔

原田善榮

三島寿紀

三原宏之

●2口●

秋山信義

池原義郎

稲葉秀行

遠藤和男

遠藤勝勧

遠藤精一

大塚唯雄

岡部憲明

小倉要

尾島俊雄

小田和正

神山幸弘

黒川雅之

小林一雄

小林幹雄

近藤正一

佐々木群

柴田寛二

田中桂治

田中義吉

津田隆

外岡豊

内藤多四郎

長澤護

西尾啓一

袴塚登美男

橋本喬

長谷川幸男

花倉敏秋

馬場璋造

原篤輔

藤島薫

保科義和

松井正男

宮田哲治

八木佐千子

安恒忠男

吉田陽一

和田全正

渡部泰一

●1口●

青木明彦

青木富弥

青木治敏

青木宏泰

青野一郎

青柳隆之

青柳幸人

赤坂喜顕

阿久津壽

浅沼秀治

浅野忠利

芦川進

阿比留勝利

阿部康人

新井啓太郎

新井精一

荒井孝行

荒城昭和

荒能孝司

粟野善治

安齊真吾

安藤紀雄

飯田郷介

飯塚正義

伊香賀俊治

生田昭夫

池田順子

伊沢久

石井健一

石井泉二郎

石川巧

石川廣三

石川晶一

石黒哲郎

石堂威

石橋俊明

泉修三

磯崎亮

磯部雅男

板井克真

板尾浩

板場三四

板橋久雄

板谷敏正

市川徹

市川秀紀

市瀬東一

井手洋一

出田晴彦

伊藤茂久

伊藤滋

伊藤修二

伊藤得平

伊東賢伸

伊藤力雄

井上波彦

井深誠

今家政

井本健一

入江通雄

岩佐達雄

岩田誠二

上原昭彦

上原力

笛吹清志

臼田皓一

卯月盛夫

梅崎菊代

梅主洋一郎

梅野岳

海老根哲郎

大明義昌

大内政男

大木紀通

大澤義行

大杉文哉

太田隆信

大西敏夫

大野晴偉

大之木晴樹

大平嘉行

大村進

大山尚男

岡田隆行

尾形達夫

岡田孝生

岡村新司

岡本茂

岡本英徳

岡本宏

小川晃

小川重夫

小川誠一

奥平与人

奥村晶彦

奥山雄介

小倉優

長侑希

苧坂隆

筬島亮

納新二

落合千秋

鏡太紀

景山悠太郎

笠原昌夫

柏裕之

片岡知道

片山篤

勝又正昭

桂純二

加藤隆之

加藤達夫

加藤光一

加藤宏生

加藤泰

金井俊夫

金岡伸幸

可児才介

金子和矢

金子寛明

兼子良一

嘉納成男

鎌腰勝

鎌田雅行

鎌田勝

嘉村香澄

河合清

川井康平

川上恵一

川北喜久

河崎昌之

川角喜一

川澄吉夫

河野博

川原義直

河村寛二

川本明生

菊嶋秀生

菊地守

鬼島弘明

北村嘉嗣

木村建一

木村晴一

清田太三

清本明宏

久慈次男

國信主馬

久保光保

久保田聡

熊井直人

車戸城二

黒田和彦

桑形幹

小泉文之

郷正明

神品夏葉

河野好伸

小菊健司

輿石直幸

小島将志

巨勢利彦

小竹義孝

小谷望

小玉博嗣

後藤伸一

後藤達雄

後藤春彦

小中出佳津良

許斐信三

小林昌一

小林紳也

小林善一

小林千尋

小林照雄

小林誠

小松壽

小室憲生

近藤一郎

齋藤圭弘

齋藤繁喜

斉藤康弘

榊原信一

坂本周一

嵯峨山章

相良毅

佐久間明

佐久間康文

佐々木八郎

佐々実

佐藤英治

佐藤大

佐藤滋

佐藤淳也

佐藤立美

佐藤雄二

佐藤能成

佐土原聡

佐野次雄

澤田重明

澤柳伸

椎谷清志

重村力

重村正典

地主道夫

篠根哲典

柴田いづみ

柴田克之

柴田知彦

柴山久雄

澁田祥一郎

渋谷哲生

島野良之右

清水和彦

清水國安

清水豊和

志村浩之

下田濟二郎

新保靖男

須賀和子

菅原道雄

杉村憲司

鈴木進

鈴木敏彦

鈴木智海

鈴木啓史

鈴木裕幸

鈴木恂

鈴木裕

鈴木了二

須永修

砂田英樹

鷲見和重

周山達尊

世良耕作

宗愼治

染谷哲行

高草木明

高田英治

高野恭輔

高橋工

高橋泰一

高橋保雅

高緑一行

多川勝之

滝本能章

武田勤

竹部友久

田嶋成幸

田尻哲司

田中榮志

田中一成

田中純子

田中秀樹

田中博隆

田中啓文

田中隆吉

田邊詞庶

谷口しおり

田淵将也

玉村光平

田村正美

丹田天平

土田充義

都築充雄

綱川隆司

坪井浩一

鶴田日夫

照沼聡

東条正明

富樫亮

土岐昇三

徳田健次

戸塚泰宏

戸沼幸市

利根俊雄

富川信一郎

富田昌広

富塚兆弥

豊川士朗

豊田博康

苗村光彦

中内晃次郎

中江滋

中川淳

中川建

中澤泰彦

中嶋薫

長島孝一

中島秀則

中田幸男

長塚弘

中西隆之

中西靖直

中根淳

中野順哉

中野直善

長野恒

永野正行

永橋進

仲摩和雄

中村敏男

中村勝

中村光彦

中山卓

中山好子

難波蓮太郎

西岡哲平

西沢鉄雄

西野雄一郎

西村富夫

根岸嘉市

根橋宏次

野口久

野口煕

野口正博

野尻武彦

野中健一

野々瀬恵司

野原文男

野町隆三

野村裕司

野呂幸一

橋詰尚慶

橋本公佑

橋本忠篤

長谷川誠

長谷見雄二

畑聰一

畑稔行

波多野進

初川吉洋

花堂直和

花本尚樹

浜田明彦

林昭男

林賢語

原至誠

半田真也

日置拓人

樋口久吾

平倉章二

平野正男

平山武志

蛭川哲夫

廣兼周一

深瀬隆之

深野孝夫

福士勝夫

福田裕

福田陽一

福武洋之

藤岡達也

藤﨑慧

藤崎史善

藤津則雄

藤野隆至

藤原みどり

藤村正

藤本健

藤森通弘

藤原佐吉

古市徹雄

古谷誠章

細川博史

細野晟史

穂積信夫

堀川洌

堀越喜与志

本多圭司

松浦晋

松岡一雄

松岡泰史

松下克也

松下雅宏

松島一剛

松田豊

松永巖

松永純雄

松原知三

松本真樹

松本洋一

松山美奈夫

馬淵喜全

丸田信重

丸山昭夫

丸山茂生

丸山浩

三沢亮一

三島辰雄

水野宏

三角俊喜

溝口明則

溝口清

溝部廣道

三富利雄

宮川明

宮川浩

三宅博史

宮崎昌二

向井隆晃

武藤和幸

武藤清

村井潔

村田俊夫

盛勝昭

森欣貮

守英雄

森保太郎

森園安男

森永由美

森山幸次

森山正和

矢内秀幸

柳沢國男

柳澤芳夫

矢部明良

山岡嘉彌

山口育雄

山口直樹

山口

山崎一彦

山崎和彦

山崎隆盛

山崎淳

山田幸司

山田宗克

山中康廣

山根三郎

山本靖一郎

山本秀美

遊佐謙太郎

横河鉄彌

横田考俊

横山孝治

與謝野久

好川忠延

吉柴幸夫

吉田清昭

吉田六左エ門

吉村正孝

米久保忠俊

若松孝旺

和田直行

渡邊章亙

渡辺明

渡辺務

渡辺仁史

渡邊齊

割田正雄

2016年度

会費&維持費納入者(50音順)会費に加え、維持費納入にもご協力を賜りました。

2016年度決算報告書 自 2016年4月 1日至 2017年3月31日

貸借対照表

収支計算書●収入の部

資産の部勘定科目現  金振替貯金普通預金 みずほ銀行 りそな銀行 三井住友信託銀行 三井住友銀行定期預金 みずほ銀行 りそな銀行 三井住友信託銀行未収金立替金仮払金生協出資金

合計

 

1,660,460 995,924 327,138 6,453,522

6,695,000 10,000,000 10,000,000

 

金額 657,849 9,456,216 9,437,044

26,695,000

0 0 0

15,000

46,261,109

勘定科目

【会費及び入会金】 年会費(正) 年会費(協) 学生会費 入会金(協)【維持費】 維持費(正) 維持費(協)【寄附金】 寄附金【活動に伴う収入】 広告収入 名簿収入 総会懇親会費 新年会参加費 OB仕事紹介出展費 建築学会選挙経費 その他活動収入【資産から生じる収入】 受取利息【その他収入】 雑収入【繰越金】 前年度繰越金収入合計

年予算

12,525,000

3,180,000

0

2,684,000

10,000

0

7,457,620

25,856,620

10,500,000 50,000

1,975,000 0

3,150,000 30,000

0

800,000 5,000

210,000 210,000 1,269,000 100,000 90,000

10,000

0

7,457,620

予算実績差額   

▲509,000▲15,00030,000

0

▲240,000▲15,000

0

55,7921,025

▲25,000▲16,000270,000▲100,00047,500

▲5,180

0

0

▲494,000

▲255,000

0

233,317

▲5,180

0

0

▲520,863

実績金額

12,031,000

2,925,000

0

2,917,317

4,820

0

7,457,620

25,335,757

9,991,000 35,000

2,005,000 0

2,910,000 15,000

0

855,792 6,025

185,000 194,000 1,539,000

0 137,500

4,820

0

7,457,620

勘定科目【会 員】 会員会議費 名簿整備費 OBによる仕事紹介 熱湯夜話 会員委員会費【広 報】 早稲田建築ニュース発行費 イヤーブック発行費 ホームページ・メルマガ運営費 広報委員会費【事 業】 見学会・セミナー開催費 稲門建築ライブラリー 事業関連整備費 事業委員会費【総 務】 総会開催費 補助金: 支部   支部活性化支援金  〃 : 学生 顕彰制度運用費 特別功労賞 稲門建築会賞 学会選挙 会費等納入促進費 既刊行物調査・整備費 総務委員会費【活動運営費】 会議費 旅費交通費 印刷費 支払手数料 周年事業準備金費用 諸経費活動費計①事務費PC環境整備費通信費交通費慶弔慰費消耗品費雑費事務費準備金費用OA機器更新準備金費用運営費計②

年予算 1,700,000

5,070,000

955,000

2,420,000

1,462,000

 11,607,000 6,000,000 50,000 100,000 560,000 30,000 60,000 20,000 95,000 100,000 7,015,000 6,211,654 24,833,654

360,000 200,000 1,100,000 10,000 30,000

3,200,000 1,700,000 80,000 90,000

300,000 500,000 100,000 55,000

300,000 700,000 100,000 900,000 90,000 60,000 30,000 200,000 10,000 100,000 20,000

200,000 400,000 420,000 330,000 100,000 12,000

実績金額 1,706,391

4,812,545

354,780

2,094,297

1,414,396

 10,382,409 5,385,024 55,360 90,542 478,400 150,228 17,290 13,083 95,000 100,000 6,384,927

0 16,767,336 8,568,421 25,335,757

331,282 195,099 1,169,510

0 10,500

3,224,531 1,460,112 25,920 101,982

312,780 0 0

42,000

275,209 700,000 100,000 696,128 66,376 37,908 28,468 148,472 6,816

101,296 0

218,892 380,240 389,067 314,197 100,000 12,000

予算実績差額   

28,7184,901

△69,51010,00019,500

△24,531239,88854,080

△11,982

△12,780500,000100,00013,000

24,79100

203,87223,62422,0921,53251,5283,184

△1,29620,000

△18,89219,76030,93315,803

00

△6,391

257,455

600,220

325,703

47,604

 1,224,591614,976△5,3609,45881,600

△120,22842,7106,91700

630,0736,211,654

●支出の部

活動費

運営費

決算収支差額次年度繰越金

8,568,421 円 8,568,421 円

負債・積立金の部勘定科目未払金預り金前受金 年会費(正) 年会費(維) 年会費(学) その他事務費準備金 OA機器更新準備金積立金特別積立金 早稲田建築合同クラス会運営基金 周年事業積立金 支部活性化支援金決算収支差額

合計

 

120,000 20,000

2,360,000 0

7,104,172 600,000

0

 

金額 0

5,000 2,500,000

965,000 518,516

26,000,000 7,704,172

8,568,421

46,261,109

単位:円

単位:円

単位:円

予備費計③

支出合計(①+②+③)

決算収支差額

合計

決算処分案

 

その後56号館地下生協カフェテリアに移

動して懇親会を行いました。亀井副会長の

挨拶、長谷見先生の乾杯に始まり、多くの

職域幹事の方々とグラスを傾け、親交を深

めることが出来ました。中盤では、スライ

ドショー「早稲田建築:次代の才能を見る」

と題して現役学生の卒業制作などを紹介し

ました。渡邉大志准教授より現在の学部

のカリキュラムや課題の構成などの説明、

ユーモアを交えた作品の解説をいただき、

皆さん自分の学生時代と比較しながら非常

に熱心に聴いていました。最後に後藤研の

皆さんの本格的なエールのもと、校歌斉唱、

齋藤副会長の現役学生時の昔話を交えた楽

しい中締めによりお開きとなりました。職

域幹事の皆さんのご出席に感謝致します。

和出知明(会員委員長/苗S58)

Page 8: News of WASEDA Architecture · エンブレムデザイン)による「個 はと群」をテーマに講演が行われた。懇親会 63号館 1階ロームスクエアに会場を移

8

会長   

大内政男(苗S47)㈱三菱地所設計*

副会長  

長谷見雄二(苗S48)早稲田大学理工学術院

     

齋藤聰(苗S51)㈱NTTファシリティーズ

     

亀井忠夫(苗S52)㈱日建設計*

●総務……………………………………………………………

委員長

小熊敏之(苗S62)㈱ザイマックス

副委員長

岡田明子(苗H04)㈱大林組

川口晋(苗S63)㈱NTTファシリティーズ

理事

樫村弘子(芽S57)一級建築士事務所オーク・ヴィレッジ

清水豊和(苗S46)五洋建設㈱

野村祐造(苗H03)鹿島建設㈱*

齋籐俊一郎(苗H02)㈱竹中工務店*

●会員……………………………………………………………

委員長

和出知明(苗S58)㈱梓設計

副委員長

山本洋史(苗S61)東京ガス山梨

齊藤裕康(苗S58)大成建設㈱

小坂幹(苗S62)㈱日本設計

理事

岸上大介(芽H16)㈱増田建築構造事務所

小坂幹(苗S62)㈱日本設計

笠木修(苗H03)㈱山下設計

日置拓人(苗H05)日置拓人+南の島工房一級建築士事務所

小林正幸(苗H14)東京建物㈱

渡邊大志(苗H15)早稲田大学理工学術院

中田康将(苗H01)清水建設㈱*

鬼澤仁志(苗H03)㈱三菱地所設計*

斉藤貴城(苗H17)積水ハウス㈱*

高橋裕之(芽H16)studio cairn

学生理事

今津文沙(修士2年)田辺研*

篠田純(修士2年)田辺研*

●事業……………………………………………………………

委員長

浅見邦一(苗S62)鹿島建設㈱

副委員長

石川修次(苗S62)㈱竹中工務店

三宅奈美(苗H01)㈱佐藤総合計画

理事

能勢修治(苗S58)㈱石本建築事務所

海老原靖子(苗H8)㈱久米設計

井深誠(苗S63)大成建設㈱

神田篤志(苗H15)㈱日建設計

堀池隆弥(苗H05)㈱大林組

牧住敏幸(苗H04)清水建設㈱

山村健(苗H18)早稲田大学理工学術院*

篠﨑亮平(苗H12)㈱山下設計*

学生理事

藤井真麻(修士2年)後藤研

土岡真大(修士2年)西谷研

●広報……………………………………………………………

委員長

竹部友久(苗H01)㈱日本設計

副委員長

小林恵吾(苗H14)早稲田大学理工学術院

上曽健一郎(苗S60)エフケイ㈱

理事

鈴木隆(苗H13)ツズキオフィス

南健太郎(苗H16)前田建設工業㈱

比留間基晃(苗H04)鹿島建設㈱

飯島敦義(苗H11)㈱日建設計

佐藤圭多(芽H27)佐藤立体設計室

兒玉謙一郎(苗H02)㈱久米設計*

廣岡勇輝(苗H19)前田建設工業㈱*

学生理事

秋山雄一(修士2年)田辺研*

井田悠介(修士2年)西谷研*

●事務局…………………………………………………………

事務局長

大木紀通(苗S42)稲門建築会

●監事……………………………………………………………

小町利夫(苗S48)

矢吹慎悟(苗S60)戸田建設㈱

●幹事……………………………………………………………

建築学科

尾方壮行(苗H24)早稲田大学助手

森田椋也(苗H26)早稲田大学助手*

芸術学校

稲垣淳哉(苗H16)芸術学校准教授*

●合同クラス会…………………………………………………

実行委員長 篠崎淳(苗H03)㈱竹中工務店*

●評議員会………………………………………………………

会長

西谷章(苗S48)早稲田大学理工学術院*

早苗会

後藤春彦(苗S55)早稲田大学理工学術院

中村光彦(苗S42)社団法人全日本建築士会

石井友彦(苗S42)TOMO

建築設計事務所

横河鉄彌(苗S44)横河ブリッジホールデイングス

小畑晴治(苗S45)㈶日本開発構想研究所

桂純二(苗S48)

東秀紀(苗S48)

佐土原聡(苗S55)横浜国立大学

大野勝(苗S48)㈱佐藤総合計画*

山地徹(苗S54)清水建設㈱*

稲芽会

赤坂喜顕(苗S52)早稲田大学芸術学校

内木博喜(芽S60)㈱エーエムエス

支部

重村力(苗S44)㈱いるか設計集団

内藤和彦(苗S46)中部大学*

●支部長…………………………………………………………

北海道

染谷哲行(苗S48)アルクム計画工房

東北

渡辺浩文(苗S63)東北工業大学

信越   

佐藤友治(苗S45)計画工房都市建築設計事務所*

北陸

北岡正弘(苗S46)専門学校職藝学院*

静岡

鎌腰勝(友S41)三共地建

名古屋

内藤和彦(苗S46)中部大学

近畿

重村力(苗S44)㈱いるか設計集団

中国

首藤治久(院S51)広島工業大学*

四国

中村谷百則(苗S59)㈱中村谷

九州

金岡伸幸(苗S37)

2017年度稲門建築会役員一覧

*は新任役員

News of WASEDA Architecture No.1042017 年 10 月 15 日発行

発行者=稲門建築会会長:大内政男編集者=稲門建築会広報委員会    (委員長:竹部友久)

発行所=稲門建築会〒169-8555東京都新宿区大久保 3-4-1早稲田大学理工学術院 55号館 S 棟 2 階TEL. & FAX. = 03-3208-0640HP = http://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/Email = [email protected]

制作=株式会社建築メディア研究所デザイン=長島恵美子ⓒ稲門建築会

4月24日、菅原会長のお声掛けにより毎年恒例となっていた総務・会員・事業・広報の4委員長、事務局との懇親会が行われました。会長と私以外の3委員長は6月の総会で退任されたので最後の懇親会でした。『人は変れど 仰ぐは同じき 理想の光』この校歌の一節のように、大内新会長のもと、理想を求め、さらに充実した活動が行われることでしょう。情報発信をお楽しみに。竹部友久(広報委員長/苗H01)

記編 集 後4年間会長を務めた菅原道雄様が6月の総会を期に退任されました。菅原さんは、「稲門建築会は同窓会というだけでなく、教室と学生と社会をつなぐ役割を担う」との新たな機軸を示され、役員一同そこを目標に活動してまいりました。際立った成果は見にくいものの、確実な歩みの中で力強く前進できたと確信しています。菅原さんは会長退任と同時に会社も退職され、今後は気ままな時間を楽しむと伺いました。永く健やかに過ごされることを祈念いたします。新たに大内政男様が稲門建築会23代会長に就任しました。新会長の目指すところは本ニュースの巻頭言に記されています。前会長が示した「教室と学生と社会をつなぐ役割を担う」を縦糸とし、早稲田建築が本来有する「多様性」を横糸として織り込み、会の活性化と発展を目指すというものです。皆様の変わらぬご支援とご協力をお願いします。大木紀通(事務局長/苗S42)

り務 局 便事

訃報 下記の方がお亡くなりになった旨、事務局にお知らせいただきました。謹んでご冥福をお祈りいたします。       2017.4.1〜2017.8.31受付分 な 会 務主 報 告の 2017 年 4 月~

■会議 ●16度第5回理事会・第3回評議員会…4/21●16年度春の大会(通常総会・特別講演・懇親会)…6/3●第1回理事会・第1回評議員会…6/23●支部長会議…6/30●第2回理事会・第1回職域幹事会・懇親会…9/15

■活動 ●メールマガジンの発行…4,5,6,7,9,10月号●イヤーブック「WA2017」の発行…4/15●早稲田建築ニュース103号の発行…4/15●見学会(東京電機大学)…4/22●見学会(オーディオテクニカ)…5/20●設計製図Ⅱ第1課題公開講評会(支援)…6/3●新入生オリエンテーション(岡田理事参加)…6/17,18●設計製図Ⅱ第2課題公開講評会(支援)…9/30

吉木寿(苗S16)―吉村利晴(苗S20)H29.1.22清野宏(苗S21)H28.1秋山信義(苗S23)H29.2.14笠原昌夫(苗S25)H29.1.20浅沼誠夫(苗S26)H21.12池原義郎(苗S26)H29.5.20眞間賢一(苗S26)H28.12.5関根辰昭(苗S26)H29.1.9宮坂椙一朗(苗S26)H29.1市川重雄(苗S26)H28.7.23高瀬一雄(苗S27)H29.2立田一雄(苗S27)H28.12.31宇木俊夫(苗S27)H29.2.8竹中常男(苗S27)H26.7.11赤木郁三(苗S29)H13頃根本衛(苗S31)H28.7壁谷彦志(苗S32)H10.9.14鈴木茂(苗S33)H29.4.30

森久仁夫(苗S33)H22.1.18殿垣内恭平(苗S34)H29.1.26池渕巌(苗S35)H28.6熊谷信弘(苗S37)H29.5.16永田高志(苗S44)H28.9.18丸浦義忠(苗S44)H29.5.18加藤隆(苗S47)H28.12.22久林正晴(苗S47)H28.7.16岸秀治(苗S48)―松本修自(苗S48)H15.7.2木村昌明(苗S50)H28.6.2牛山純男(苗S52)―小田晋輔(苗S57)H29.4.10中山有子(苗H01)H21.12.14佐野武仁(院 S48)H28.9.18江川富一(友S16)H28.9.27林欣彌(友S18)H28.12.26上野繁(友S22)H29.1.29渡辺二郎(友S28)H29.3.9

沼田友志(友S31)H29.1硲寛(友S32)H29.3.14植田紘(友S36)H29.4.6吉原正男(友S40)H20頃小市藤三郎(工S06)H14.6.20佐々木一登(工S07)H21永倉當也(工S24)H18.12.9吉沢徳之(工S25)H26.3.31亀田英男(甍S17)H25.6.5久保光保(甍S18)H29.2.7矢崎正彦(甍S19)H25.4.8岩井公明(甍S20)―最首景匡(甍S20)H28.12.5森川富也(甍S20)H29.4大石武義(甍S23)H28.8.14岡田博史(甍S23)H28.1.15北部昌司(甍S24)3,4 年前田島敏也(甍S24)H28.4.14加部堅一(甍S25)H29.3.20