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デジタル革新の時代こそ、人の幸せをビジネスの起点にすべき 富士通が行ったビジネスリーダーへの調査によると、「あなたが働く業界は、 5年後に様変わりしていると思いますか?」という問い に対して、 75%の人が「Yes」と回答しています。このようにビジネスリーダーが感じている変化の要因は、デジタル化にあると考えてい ます。 今、 IoT Internet of Things :あらゆるモノがインターネットを介してつながること)やAI (人工知能)などのデジタル技術がビジネス や社会の中核に組み込まれ、私たちの暮らしや働き方に変化を起こし、イノベーションを引き起こしています。これがデジタル革新で す。 このデジタル革新時代の到来によって、あらゆる企業はテクノロジー企業になりつつあります。企業は営業やマーケティング、研究 開発、製造、物流などの中核的なプロセスにデジタル技術を組み込み、変革を進めるようになりました。 このデジタル社会では、デジタル技術を利用した「Digital Co-Creation (共創)」がビジネスの新しいスタンダードになります。 Digital Co-Creationとは、新たな未来を作り出すためにビジネスのノウハウとデジタル技術を融合させ、お客様やパートナー企業と価 値を共有するアプローチです。 このようにテクノロジーが大きな力を持つようになったからこそ、 富士通が掲げる「テクノロジーを通じて人を幸せにする」というコン セプトがますます重要になると考えています。 Digital Co-Creation への挑戦は、お客様、そして社会に大きな価 値をもたらすと確信しています。“人が豊かに暮らせる未来”。それこ そが富士通が目指す目標であり、その実現に向けて、富士通はテクノ ロジーをリードし、これまで以上にお客様からの期待に応えられる 存在でありたいと考えています。 Special Contents :役員メッセージ 窪田 雅己 [掲載日: 20178月]

Special Contents - 富士通株式会社採用ホームページ...このデジタル革新時代の到来によって、あらゆる企業はテクノロジー企業になりつつあります。企業は営業やマーケティング、研究

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■ デジタル革新の時代こそ、人の幸せをビジネスの起点にすべき富士通が行ったビジネスリーダーへの調査によると、「あなたが働く業界は、5年後に様変わりしていると思いますか?」という問いに対して、75%の人が「Yes」と回答しています。このようにビジネスリーダーが感じている変化の要因は、デジタル化にあると考えています。今、IoT(Internet of Things:あらゆるモノがインターネットを介してつながること)やAI(人工知能)などのデジタル技術がビジネスや社会の中核に組み込まれ、私たちの暮らしや働き方に変化を起こし、イノベーションを引き起こしています。これがデジタル革新です。このデジタル革新時代の到来によって、あらゆる企業はテクノロジー企業になりつつあります。企業は営業やマーケティング、研究開発、製造、物流などの中核的なプロセスにデジタル技術を組み込み、変革を進めるようになりました。このデジタル社会では、デジタル技術を利用した「Digital Co-Creation(共創)」がビジネスの新しいスタンダードになります。

Digital Co-Creationとは、新たな未来を作り出すためにビジネスのノウハウとデジタル技術を融合させ、お客様やパートナー企業と価値を共有するアプローチです。

このようにテクノロジーが大きな力を持つようになったからこそ、富士通が掲げる「テクノロジーを通じて人を幸せにする」というコンセプトがますます重要になると考えています。

Digital Co-Creation への挑戦は、お客様、そして社会に大きな価値をもたらすと確信しています。“人が豊かに暮らせる未来”。それこそが富士通が目指す目標であり、その実現に向けて、富士通はテクノロジーをリードし、これまで以上にお客様からの期待に応えられる存在でありたいと考えています。

■ 答えのない“先”に向かって、お客様と共にCo-Creation(共創)へ私が担当する金融・社会基盤営業グループは、国内外の大手の金融機関や通信キャリアをお客様とする営業部門です。金融・社会基盤部門の最大の特徴は、社会インフラを大規模かつ高信頼のICTシステムで支えている点です。日本の大型コンピュータの歴史は銀行のオンラインシステムの歴史であり、スマートフォンが生活の一部となったのは高速ネットワーク通信のおかげです。揺るぎない、信頼できるICTシステムの歴史が革新的な技術を生み出し、生活が大きく変わってきたことから、私たちは“社会を高度化し、人々を幸せにする”という自負を持って取り組んでいます。これからのデジタル革新では、Fintechや、高速ネットワークの活用に代表されるように、IoTやAIの活用により社会が大きく変化していきます。この変化を創り上げ、新たなビジネスをお客様とDigital Co-Creationすることが私たちの大切な仕事です。

私たちの最大の強みは、多種多様な業界・業種での経験やノウハウ、どんな時にも“逃げ出さない、投げ出さない”という粘り強さ、社会インフラを支えてきた実績と責任感です。この強みを活かし、お客様やパートナー企業と共に、答えのない“先”に向かって、新たな価値を共創していきます。

■ アイデアや技術を組み合わせ、デザインする“プロデュース力”が重要今回、私たちが求める人材には、アイデアやテクノロジーを組み合わせ、考え、デザインする“デザイン力”、周囲の人たちを巻き込みながら、ビジネスをリードする“プロデュース力”が必要だと考えています。富士通は今、1年間で200名のデジタルイノベーターを育成しており、今後も継続していきます。営業部門からもそのプログラムに参加しています。これからは営業やSEといった既存の職種を超える「新たなお客様とのフロント」としての役割が求められます。このデジタルイノベーターには3タイプの人材が定義されており、技術を究める「ディベロッパー」、ビジネスを発想する「デザイナー」、お客様との共創をリードする「プロデューサー」がチームを組み、新ビジネスの創出を実現します。特にデザイナーとプロデューサーは、従来の営業職に置き換わる機能だと捉えています。デジタル革新時代におけるお客様とベンダーの関係は、従来通りの受発注関係だけでは新たな価値は生まれません。お客様の答えを待つのではなく、一緒に解を考える関係、新しいビジネスをともに創造するアライアンス関係でなければなりません。その中で、お客様のお客様に対し、BtoBtoCとしてどのような価値を提供できるかを、共に見極めることが重要です。富士通にはそのためのテクノロジーや実践の場、そして全業種のお客様と培ってきた経験や実績に裏打ちされた豊富なノウハウがグローバル規模で集約されています。それらを組み合わせてつないでいくことで、今までに全くなかったようなビジネスを生み出せると考えています。

そして、新しく私たちの仲間になっていただく方には、・失敗を恐れずにチャレンジする精神・従来とは異なる新しい発想・多様性の尊重に共感していただきたいと考えています。

失敗を恐れない精神や、従来とは異なる新しい発想は、「答えがない」時代には欠かせないものです。性別や国籍に関係なく、柔軟な発想力や視点を取り入れることで新しいビジネスが生まれると考えています。今はキャリアパスを考えられる時代です。そのときに大事なことは、“いかに自分をしっかりと持つか”ということです。自分を磨き、チャレンジ精神をもつ方とお会いできることを心から楽しみにしています。

Special Contents:役員メッセージ 窪田 雅己

[掲載日:2017年8月]

■ デジタル革新の時代こそ、人の幸せをビジネスの起点にすべき富士通が行ったビジネスリーダーへの調査によると、「あなたが働く業界は、5年後に様変わりしていると思いますか?」という問いに対して、75%の人が「Yes」と回答しています。このようにビジネスリーダーが感じている変化の要因は、デジタル化にあると考えています。今、IoT(Internet of Things:あらゆるモノがインターネットを介してつながること)やAI(人工知能)などのデジタル技術がビジネスや社会の中核に組み込まれ、私たちの暮らしや働き方に変化を起こし、イノベーションを引き起こしています。これがデジタル革新です。このデジタル革新時代の到来によって、あらゆる企業はテクノロジー企業になりつつあります。企業は営業やマーケティング、研究開発、製造、物流などの中核的なプロセスにデジタル技術を組み込み、変革を進めるようになりました。このデジタル社会では、デジタル技術を利用した「Digital Co-Creation(共創)」がビジネスの新しいスタンダードになります。

Digital Co-Creationとは、新たな未来を作り出すためにビジネスのノウハウとデジタル技術を融合させ、お客様やパートナー企業と価値を共有するアプローチです。

このようにテクノロジーが大きな力を持つようになったからこそ、富士通が掲げる「テクノロジーを通じて人を幸せにする」というコンセプトがますます重要になると考えています。

Digital Co-Creation への挑戦は、お客様、そして社会に大きな価値をもたらすと確信しています。“人が豊かに暮らせる未来”。それこそが富士通が目指す目標であり、その実現に向けて、富士通はテクノロジーをリードし、これまで以上にお客様からの期待に応えられる存在でありたいと考えています。

■ 答えのない“先”に向かって、お客様と共にCo-Creation(共創)へ私が担当する金融・社会基盤営業グループは、国内外の大手の金融機関や通信キャリアをお客様とする営業部門です。金融・社会基盤部門の最大の特徴は、社会インフラを大規模かつ高信頼のICTシステムで支えている点です。日本の大型コンピュータの歴史は銀行のオンラインシステムの歴史であり、スマートフォンが生活の一部となったのは高速ネットワーク通信のおかげです。揺るぎない、信頼できるICTシステムの歴史が革新的な技術を生み出し、生活が大きく変わってきたことから、私たちは“社会を高度化し、人々を幸せにする”という自負を持って取り組んでいます。これからのデジタル革新では、Fintechや、高速ネットワークの活用に代表されるように、IoTやAIの活用により社会が大きく変化していきます。この変化を創り上げ、新たなビジネスをお客様とDigital Co-Creationすることが私たちの大切な仕事です。

私たちの最大の強みは、多種多様な業界・業種での経験やノウハウ、どんな時にも“逃げ出さない、投げ出さない”という粘り強さ、社会インフラを支えてきた実績と責任感です。この強みを活かし、お客様やパートナー企業と共に、答えのない“先”に向かって、新たな価値を共創していきます。

■ アイデアや技術を組み合わせ、デザインする“プロデュース力”が重要今回、私たちが求める人材には、アイデアやテクノロジーを組み合わせ、考え、デザインする“デザイン力”、周囲の人たちを巻き込みながら、ビジネスをリードする“プロデュース力”が必要だと考えています。富士通は今、1年間で200名のデジタルイノベーターを育成しており、今後も継続していきます。営業部門からもそのプログラムに参加しています。これからは営業やSEといった既存の職種を超える「新たなお客様とのフロント」としての役割が求められます。このデジタルイノベーターには3タイプの人材が定義されており、技術を究める「ディベロッパー」、ビジネスを発想する「デザイナー」、お客様との共創をリードする「プロデューサー」がチームを組み、新ビジネスの創出を実現します。特にデザイナーとプロデューサーは、従来の営業職に置き換わる機能だと捉えています。デジタル革新時代におけるお客様とベンダーの関係は、従来通りの受発注関係だけでは新たな価値は生まれません。お客様の答えを待つのではなく、一緒に解を考える関係、新しいビジネスをともに創造するアライアンス関係でなければなりません。その中で、お客様のお客様に対し、BtoBtoCとしてどのような価値を提供できるかを、共に見極めることが重要です。富士通にはそのためのテクノロジーや実践の場、そして全業種のお客様と培ってきた経験や実績に裏打ちされた豊富なノウハウがグローバル規模で集約されています。それらを組み合わせてつないでいくことで、今までに全くなかったようなビジネスを生み出せると考えています。

そして、新しく私たちの仲間になっていただく方には、・失敗を恐れずにチャレンジする精神・従来とは異なる新しい発想・多様性の尊重に共感していただきたいと考えています。

失敗を恐れない精神や、従来とは異なる新しい発想は、「答えがない」時代には欠かせないものです。性別や国籍に関係なく、柔軟な発想力や視点を取り入れることで新しいビジネスが生まれると考えています。今はキャリアパスを考えられる時代です。そのときに大事なことは、“いかに自分をしっかりと持つか”ということです。自分を磨き、チャレンジ精神をもつ方とお会いできることを心から楽しみにしています。