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● IEC 62132-4(DPI法)規格に準拠した試験が行えます。● IEC 62132-1 規格のIC パフォーマンスクライテリアに準拠した判定(Class A/C/D1/D2/E)が自動で行えます。● 最大10個の判定条件(自動測定判定8個+マスクテスト判定+シリアルデコード判定)を自由に組み合わせて、ICの誤動作判定ができます。● 誤動作発生時のICリセット等のために、複数台のDC電源を制御して電源をON/OFFできます。● EUT(IC)に合わせて電圧値やリセット時間などを設定できます。● マルチスイープ機能で試験時間を大幅に短縮できます。● TEM-Cell法(IEC 62132-2)、 ICストリップライン法(IEC 62132-8)の試験もできます。
※ DPI:Direct Power Injection
項目 仕様(例)測定周波数範囲 150kHz ~ 1000MHz試験レベル 10dBm ~ 37dBm変調方式 AM 1kHz・80%
DPIイミュニティ試験法とは、IEC規格で標準化されている半導体(IC)用のイミュニティ評価方法です。評価するICを搭載したテストボード上のIC電源にRF妨害電力を直接注入し、イミュニティの耐性を評価する試験です。試験は、試験周波数毎に試験レベル(電力)を段階的に上げていき、その都度にICの性能確認を実施する必要があります。その際、誤動作発生時にはその誤操作状態を記録する必要があり、大変な手間と時間が掛かります。ノイズ研究所のDPIイミュニティ試験システムは、試験の実施から誤動作判定までを一貫して行い、試験時間と試験実施者の手間を省力できる画期的な自動化システムです。
DPIイミュニティ試験システム
シグナルジェネレータ
パワーメーター
デジタル I/O
DC電源(電源供給と電源リセット)
信号変換器(お客さま仕様による)
最大4cn最大4台
オシロスコープ(誤動作判定)
ICリセット信号
誤動作判定信号
テストボード(EUT)パワーアンプ
方向性結合器方向性結合器
パソコン(システム制御ソフトウェア)
結果データに表示可能な項目は、全部で 25 個あります。(周波数、試験レベル、進行波電力、反射波電力、実効電力、キーボード、コメント、電力反射係数、電圧反射係数、定在波比、負荷インピーダンス (L)、負荷インピーダンス (H)、実効電圧 (L)、実効電圧 (H)、Fail Mode、自動測定判定 (8 種類 )、マスクテスト判定、シリアルデコード判定)
最大10 個の判定条件(自動測定判定 8 個+マスクテスト判定+シリアルデコード判定)で、誤動作判定ができます。
自動判定の設定項目項目 内容判定 使用するか否かを選択します。タイプ 自動測定判定(8個[A~ H])
(p-p、最大、最小、振幅、周期、周波数、デューティーサイクル、立上り時間、立下り時間、位相など[計 36 種類])
ソース チャンネルを選択します。(CH1、CH2、CH3、CH4)
判定式 判定方法を選択します。(a + b / - c、a + d% / - e%)
基準値 (a) 判定基準となる数値を入力します。上限値 (b, d) 上限値を入力します。下限値 (c, e) 下限値を入力します。
E M C T E S T S S Y S T E M S C A T A L O G U E
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DPIイミュニティ試験システム
● 首都圏営業所〒252-0237 神奈川県相模原市
中央区千代田1-4-4TEL:042-712-2031/FAX:042-712-2030Mail:[email protected]
株式会社ノイズ研究所 〒252-0237 神奈川県相模原市中央区千代田1-4 - 4● 東日本営業所
〒336-0022 埼玉県さいたま市南区白幡4-29-3 第5隆伸ビル1F
TEL:048-866-0721/FAX:048-866-0751Mail:[email protected]
● 西日本営業所〒564-0063 大阪府吹田市
江坂町1-10-17TEL:06-6380-0891/FAX:06-6337-2651
Mail:[email protected]
● 中部営業所〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社3-609 北村第1ビル5F
TEL:052-704-0051/FAX:052-704-1332Mail:[email protected]
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30dBm 32.5dBm 35dBm20dBm 30dBm10dBm 37dBm
誤動作判定OK
誤動作判定OK
誤動作判定OK
誤動作判定OK
誤動作判定NG
誤動作判定NG
正確な誤動作判定レベルを確認するために、ステップ1でのOKレベルまで確認ポイントを戻して細かく調査します。
ステップ1でのOKレベルは30dBm
レベル記録(32.5dBm)
誤動作判定OK
ステップ1(10dB設定の場合 )
ステップ2(0.25dB設定の場合 )
誤動作確認ポイント 誤動作確認ポイント
32.5dBm~35dBmの間でNGが発生
30dBm~37dBmの間でNGが発生
次の周波数へ
10dB毎に試験を実施し大枠なNGポイントを確認10dB毎に試験を実施し大枠なNGポイントを確認
0.25dB毎で試験を実施しNGポイントの試験レベルを特定
0.25dB毎で試験を実施しNGポイントの試験レベルを特定
40
35
30
25
20
15
10
40
35
30
25
20
15
10
IEC 62132-1パフォーマンスクライテリア判定
を実施IEC 62132-1パフォーマンスクライテリア判定
を実施
SG出力OFF時間保持
【 ICリセット処理を実施 】
【 電源リセット処理を実施 】
ボード正常復帰?
ボード正常復帰?
ボード正常復帰?
ClassC判定
ClassA判定
ClassD1判定
ClassD2判定
ClassE判定
YES
YES
YES
NO
NO
NO
IC 誤動作?
試験終了試験終了
試験開始
周波数=開始周波数
試験終了レベル?
試験レベル=開始レベル
電力を増加、目標レベルを保持
試験終了周波数?
YES
YES
YES
NO
NO
NO
周波数増加
■ IEC 62132- 4 自動測定のフローチャート
■ マルチスイープ機能について
本製品には、マルチスイープモードという測定時間を短縮する機能があります。マルチスイープモードを 3ステップにした場合、1つの周波数で最大 3 回繰り返して測定をします。但し、試験終了レベルまで誤動作しなかった場合は、繰り返さずに次の周波数に進みます。ステップ1(1ステップ目)で大きな刻み値、ステップ 2(2 ステップ目)で小さな刻み値、ステップ3(3ステップ目)でさらに小さな刻み値に設定することで、開始レベルから終了レベルまで一定の刻み値で測定するよりも時間を短縮することができます。
右図はマルチスイープモードを 2 ステップ設定にした場合の動作イメージです。(概略)
ステップ1で誤動作した場合、誤動作クラスの判定後、ステップ 2へ移行します。ステップ 2 の開始レベルは、前回 OK 判定の試験レベルから実施し、ステップ 2 で誤動作した場合は、誤動作クラスを判定したのち、次の周波数へ切り替わります。
本システムは、試験開始から誤動作判定に至るまでの測定を全て自動で行うことができます。
※ ClassB 判定はできません。