1
1
高浜川流域委員会資料
資料-2高浜川流域
平成15年12月15日
2
○現地視察(平成15年12月15日 午後)
・現地において課題の確認
○第1回目の流域委員会(平成15年12月15日 午前) ・現状と課題:現状に関する認識と課題の抽出についての確認
高浜川流域委員会スケジュールと本日の主題
○第2回目の流域委員会(未定)
○住民アンケート(未定)
・整備・保全の方向性(素案)及び具体的な対策案の提案 :課題に対する1次対応案の検討
・1次対応案に対する住民意見の聴取
・整備計画(案)の検討
○第4回目の流域委員会(未定)
○第3回目の流域委員会(未定)
・整備計画(素案)の検討 ・一次対策案に対する住民アンケートの検討
2
3
■資料の構成資料-1:流域の現状と課題
資料-2:本資料(説明用パワーポイント)
1.流域の概要
2.各河川の現状
3.住民意向調査結果
4.課題の抽出
資料-3:参考資料
・本資料は、説明用として膨大な現況資料の中から、課題と方向性に結びつく部分のみ抽出したものです。・高浜川、その支川の特性と課題を中心に説明しています。
4
1.流域の概況
3
5
N
流域図 流域面積:約68k㎡関係各市:碧南市、安城市、西尾市、高浜市、刈谷市
対象河川:高浜川、新川、油ヶ淵、稗田川、長田川、半場川、 東隅田川、朝鮮川、
高浜川流域の位置
愛知県
静岡県
長野県岐阜県
油ヶ淵流域
知多半島
渥美半島
三河湾
高浜川流域
5
6
流域人口 (出典:H14実施の市町村アンケート)
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
140,000
S57 S62 H4 H9 H12
(人)
安城市
高浜市
西尾市
碧南市
刈谷市
103,962109,421
118,303124,246 124,967
53.5%
19.2%
4.7%
22.3%
0.3%
55.7%
18.5%
4.9%
20.4%
0.4%
人口
流域内人口約12.5万人(H12現在)。近年も安城市を中心に微増傾向にある。
6
4
7
土地利用
流域内には、油ヶ淵周辺の低地を中心に水田が広がる。
宅地は安城市、高浜市を中心に広がっている。
(H12時点)
7
8
土地利用の変遷
流域内にはかつて水田が広がっていたが、高度成長期を経て、昭和31年から昭和52年(約20年間)で、4倍以上の宅地の増加が見られた。
宅地は近年も微増傾向である。
(出典:細密数値情報10mメッシュ土地利用データ、なおS31年は1/50,000地形図からの判読)
30.624.8
5.2
30.034.9
57.1
7.38.05.30.30.60.6
0%
20%
40%
60%
80%
100%
山林
畑
水田
宅地
S31 S52 S57 S62 H3 H9 H12
8%
83%
8%1% 1%
12%
51%
36%
1%10%
44%
45%
5
9
地形
高浜川流域等高線図
地形は東側は高く西側が低い。台地部は、標高5~20mの碧海台地と呼ばれている。
油ヶ淵周辺、稗田川、長田川、半場川、朝鮮川沿い等の地盤がT.P+2.0m以下と低い。
高浜川高浜川 半場川半場川
油ヶ淵油ヶ淵
新川新川朝鮮川朝鮮川
長田川長田川
稗田川稗田川
10
油ヶ淵周辺の歴史的変遷
1605年矢作新川の開削
1644年米津~鷲塚間築堤
1704年 新川開削
高浜川の開削→現在西 暦 略歴
1605 徳川家康の命令により、代官米津清右衛門奉行が矢作新川の開削を行った。
1644 矢作新川への土砂流出に対処するために米津と鷲塚との間に堤防を設けた。これにより、入海が遮断され、現在の油ヶ淵の基となる湖沼ができた。
1704 矢作川の流砂により蜆川からの排水が困難となったことから、大浜村を通り海までの排水路が掘削される。これが現在の新川である。
1931~1935
油ヶ淵へ流入した土砂と土地隆起により新川が排水不良を起こしたために、現在の高浜川の開削工事が始まり、1935(昭和10年)に完成した。
6
11
既往洪水の概要
高浜川流域では高潮・豪雨による水害が見られる。高潮による水害:昭和28年・13号台風、昭和34年・伊勢湾台風の被害が 大きい。近年では豪雨による内水浸水被害が多い。最近では平成3年9月、平成11年6月および平成12年9月に浸水被害が発生
主要洪水一覧
年 期間 気象要因時間最大雨量(mm)
24時間雨量(mm)
負傷者(人)
家屋破損(戸)
床上浸水(戸)
床下浸水(戸)
雨量
観測所
昭和28年 9/25 台風13号 54.8 165.1 75 10,764 不明 不明
不明
5,467
1,950
424
607
261
101
名古屋
34年 9/26 伊勢湾台風 20.9 107.3 3,260 123,577 不明 名古屋
46年 8/30~8/31 台風23号 34.5 277.5 ― ― 492 岡崎
47年 7/10~7/13 豪雨 21.5 113.5
― ― 114 岡崎
51年 8/22~8/24 台風6号 28.0 100.5 ― ― 28 名古屋
平成 3年 9/18~9/19 台風18号 36.0 202.0 ― ― 100 安城
11年 6/29~6/30 豪雨 47.0 242.0 ― ― 58 安城
12年 9/11~9/12 豪雨 57.0 292.0 ― ― 59 安城
高潮
豪雨
12
浸水被害実績図
稗田川付近(H3.9.19)
油ヶ淵周辺(H12.9.12 東海豪雨)
安城市街地(長田川上流)周辺(H12.9.12 東海豪雨)
7
13
災害
施設整備
治水計画等
S19~S21東南海地震、三河地震、南海地震により地盤沈下
S28.9台風13号による高潮
S34.8伊勢湾台風による高潮
H11.6半場川破堤
H12.9(東海豪雨)稗田川、長田川で越水
昭和元年 平成元年昭和30年
S50高潮対策事業採択
S52高浜川水系改良工事全体計画認可
H8高浜川水系改良工事全体計画改訂
H9高浜川水系工事実施基本計画認可
S6~S10高浜川開削高浜川水門設置(S7)
S8~S11稗田川、長田川、半場川、朝鮮川の改修が始まる。
S27~S33高浜川、新川拡幅工事油ヶ淵堤防工事、稗田川等で堤防工事
S61~稗田川等で小規模河川改良事業等による改修が始まる。
H8~H11半場川第1遊水地完成
H9~長田川第2遊水地整備中
H10~油ヶ淵堤防嵩上げ
治水事業の変遷
H3.3高浜川新水門完成
・昭和52年に高浜川水系改良工事全体計画が認可され、その後の都市化の進展を考慮して平成8年には改訂が行われ、現在はこの全体計画に従って改修事業が進められている。
14
治水計画の概要
・河川:高潮築堤、引堤・拡幅、掘削等の河道改修による流下能力の確保 河川の流量をカットする遊水地の整備・流域:油ヶ淵周辺や支川沿いの農地が残る内水地区で、無被害となるような湛水を許容 新たな開発地及び、公的空間を利用した流出抑制施設を設置し流量を低減
流域基本高水流域基本高水
流 域
河川(基本高水)
内水地区(農地の許容湛水)
流出抑制対策
河道(計画高水)
遊水地
油ヶ淵での貯留効果
治水対策の考え方
〔高浜川下流端〕
8
15
0
5
10
15
20
25
30
35
観 測 年 度
BOD(mg/l)(油ヶ淵はCOD)
油ヶ淵
高浜川
新川
稗田川
長田川
半場川
朝鮮川
環境基準
水質の経年変化(昭和48年度~平成14年度)
環境基準5.0(mg/l)
稗田川
油ヶ淵
朝鮮川S48 S58S53 S63 H5 H10
水質の状況 ・BOD(75%値)の結果をみると、近年改善傾向であるものの、稗田川、油ヶ淵等で環境基準を上回っている。・県と関係市による油ヶ淵水質浄化促進協議会が組織され、水質改善に取り組んでいる。
H14
16
9
17
流況 ・長田川での流況をみると、5~9月のかんがい期には、周辺水田からの落ち水の影響により、非かんがい期に比較して流入量が多い。・非かんがい期においても0.7m3/s程度である。
(平成4年~平成13年最小値)
長田川流況図 (榎前橋)
0
0.5
1
1.5
2
1/1 2/1 3/1 4/1 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1
流量(m3/s)
18
水利用の現状
・高浜川流域では都市用水についても、矢作川からの取水に依存している。・上水については、矢作川上流部の百月ダム地点(岩倉取水工)から取水している。・農業用水はそのほとんどを明治用水にたよっている。・工業用水は矢作ダムを水源とし、明治頭首工、明治用水幹線水路を利用して取水している。
高浜川水系流域界
10
19
漁業免許の設定範囲(平成15年時点)
川の利用(漁業)
19
20
主な動植物 魚類: 高浜川流域に生息する魚類は、下記に示すとおりである。
油ヶ淵等では、淡水魚のほか回遊魚や、汽水・海水魚が見られる。
油ヶ淵につながる流水の遅い区域で、コイ、ドジョウ、タイリクバラタナゴ、ナマズ等がみられる。
感潮域で海水魚が主体(ボラ、マハゼ等)。
油ヶ淵は汽水域であり、汽水海水魚、淡水魚まで広い魚相が見られる。
通常の流水域で、オイカワ、フナ類、トウヨシノボリ、モロコ等が多い。
20
11
21
主な動植物-2
• 貴重な魚種として、レッドリスト(環境省)記載種のクロメダカが調査により確認されている。
クロメダカ(野生種)
22
愛護活動 ・流域内の学校や市民団体による清掃活動や環境美化・向上に向けてのさまざまな活動が見られる
高浜市(稗田川)
碧南市(長田川) 安城市(油ヶ淵)
西尾市(朝鮮川)
12
23
水質調査活動
水質改善に向けた活動 ・高浜川流域では、油ヶ淵や流入河川の水質を改善するために、学校や市民団体、漁協による水質調査や研究、生活排水対策など様々な取り組みが行われている。
愛知県立碧南工業高等学校
•水生微生物を用いた継続的な水質検査による油ヶ淵の監視•清掃活動等
碧南市女性団体連絡協議会
•食用廃油回収•石けん作り•生活排水対策学習会等
•法より厳しい排水基準の設定•稗田川の清掃活動•さざんか並木の美化活動
•廃油石けん作り•「油ヶ淵浄化デー」への参加等
NPOたかはま・水質調査・河川愛護活動
油ヶ淵漁協・環境教育の実施・水質調査・研究
安城市
㈱デンソー高棚製作所
高浜市生活学校
高浜市
碧南市
主な水質改善に向けた活動内容
環境教育
24
2.各河川の現状
13
25
河川位置図
①高浜川
①新川②油ヶ淵
③稗田川
④長田川
⑤半場川・東隅田川
⑥朝鮮川
26
高浜川・新川-1
一文字橋より下流
高浜川(1.1km付近)
★高浜川・新川では河川改修はほぼ概成している
・流域面積:約66㎞2 ・河川延長:約2.7㎞
治
高浜川水門
高浜川
新川
新川(1.1㎞付近)
14
27
利
高浜川・新川-2河床勾配:1/3000 河床勾配:1/6600
★高潮対策事業として河道改修・水門建設が進められた。
★湛水域、汽水域であることから、水の流動は少ない
★主にブロック張り護岸で水際は単調である。
治
環
高浜川新水門〔上流側)
28
油ヶ淵-1
★油ヶ淵は高潮対策としてT.P 2.50m(計画T.P.3.00m)まで築堤済みである。
★湖岸の多自然型整備が行われている。 高潮対策工事 T.P 2.50mまで築堤済み(計画T.P.3.00m)
・流域面積:約47㎞2 ・河川延長:約2.5㎞
治
環
湖岸での多自然型整備
油ヶ淵
15
29
油ヶ淵-2 河床勾配:ほぼ水平川沿いの低地(主に農地)部で内水被害
★周辺の地盤が低く、川沿いの低地部で水田に湛水する。
★閉鎖性水域であるため、富栄養化が進み、水質が悪い。★油ヶ淵水質浄化促進協議会が設立され、底泥浚渫、流域での下水道整備等が進められている。
★汽水域であるため、海水魚、汽水魚から淡水魚まで幅広い魚相が見られる。★油ヶ淵では広範囲にヨシ原が形成され、野鳥や鳥類の生息場を提供している。
治
利
環
油ヶ淵浚渫工事
湖底にヘドロが堆積し、生物環境はよくない。
油ヶ淵のヨシ原
30
外渕橋上流(0.40km付近)
稗田川 -1
吉野橋より上流(1.1km付近)
★沿川に市街地の広がる下流部については積極的に河道改修が行われた。上流の水田地帯に未改修区間が残る。★河川改修時に多自然型整備が行われている。
・流域面積:約15㎞2 ・河川延長:約5.4㎞
治
環
上流の未改修区間≒沿川には水田が広がる
稗田川
未改修区間
16
31
稗田川 -2 河床勾配:1/2800~500
★川沿いの低地で内水被害が生じるため、高浜市では新たな内水ポンプの設置を計画している。
★他支川に比較し水質は悪い。近年は、下水道、河川直接浄化施設が整備され、改善が見られる。
★水辺の緑の回廊事業により河畔林の形成を目的とした植栽が行われている。★高浜市を中心に、沿川での愛護活動が盛んであり、住民参加型の河川改修が望まれている。
治
利
環
浄化施設内水被害
水辺の緑の回廊事業による河畔林整備
32
稗田川-3河川愛護活動の状況
高浜市近郊
浄化施設設置状況
平成11年9月完成
処理能力 2600m3/日
流入口
高水敷に浄化施設設置
植樹祭の状況
高浜市近郊
17
33
★最下流の潭水橋を改築中であり、全川に渡り改修が進んでいない。★中流部では上流部の市街地の浸水を軽減することを目的とした長田川第二遊水地が施工中である。★下流部では河岸にヨシ原が形成され、油ヶ淵と連なる水辺空間を形成し、魚類等の貴重な生息場となっている。上流部は川幅が狭く、コンクリート張りのため、環境が貧弱である。
長田川 -1
県水管橋より上流(0.10km付近) 上流部の市街地付近(8.8㎞付近)
・流域面積:約17㎞2 ・河川延長:約9.0㎞
治
環
潭水橋
上流部に安城市街地が広がる
長田川第二遊水地・浄化施設 長田川
34
図 長田川縦断図
-5.0
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
0 . 0 0 . 5 1 . 0 1 . 5 2 . 0 2 . 5 3 . 0 3 . 5 4 . 0 4 . 5 5 . 0 5 . 5 6 . 0 6 . 5 7 . 0 7 . 5 8 . 0 8 . 5 9 . 0
距離標(km)
標高(T.P.
計画堤防高H. W. L
現況堤防高(右岸)
現況堤防高(左岸)
最深河床高計画河床高
○ 堤内地盤高(左岸)× 堤内地盤高(右岸)
潭水橋 榎前橋 長田第二遊水地(施工中)東海道新幹線
長田川 -2 河床勾配:1/3800~300
利
★河川改修が進んでいないため、流下能力が不足している。下流部では内水区域の排水能力不足による宅地浸水が見られる。★上流部の安城市街地では近年の出水による被害が発生している。安城市では、流出抑制施設の整備を進めている。
★市街地を流下する上流部では、下流部に比較し水質の悪化が見られる。
治
流下能力が不足する区間
18
35
半場川 ・東隅田川-1
半場川(6.0km付近)
★半場川下流(朝鮮川合流部まで)は改修(引堤)が進んでいる。また、中流部に流量軽減を目的とした半場川第一遊水地が整備済みである。★東隅田川上流の安城市街地では、近年の出水により内水処理能力不足による宅地浸水が生じている。
★半場川下流部では河岸にヨシ原が形成され、油ヶ淵と連なる水辺空間を形成し、魚類等の貴重な生息場となっている。
・流域面積:半場川約11㎞2、東隅田川約5㎞2
・河川延長:半場川約8㎞、東隅田川約1.0㎞
治
環
半場川第一遊水地
半場川・東隅田川
右側はデンパーク
半場川(0.20km付近)
36
半場川・東隅田川 -2 河床勾配:1/4900~250
★下流部をのぞき、流下能力が不足している。★上流部にあたる安城市では、流出抑制施設の整備が進められている。
★東隅田川では河川直接浄化施設を設置済みである。
★上流部の一部区間は、コンクリート張りのため単調な環境である。
治
環
利
流下能力が不足する区間
19
37
平成9年9月完成
処理能力 3500m3/日
東隅田川浄化施設 設置状況半場川・東隅田川-3
施工中
完成後
デンパーク周辺
半場川
38
朝鮮川 -1 流域面積:約10㎞2 ・河川延長:約4.8㎞
★未整備であるが、住宅地は高台に位置するため、浸水被害はない。河川沿いの水田で湛水が生じている。
★下流部では河岸にヨシ原が形成され、油ヶ淵と連なる水辺空間を形成し、魚類等の貴重な生息場となっている。
朝鮮川(1.4km付近)
治
環
朝鮮川
朝鮮川(4.8km付近)
20
39
朝鮮川 -2 河床勾配:1/3900~500
★水質は他河川に比べ、比較的良好である。
流下能力が不足する区間
利
40
連する計画:清流ルネッサンス21・県内唯一の天然湖沼である油ヶ淵の水質改善対策として、2000年を目標年次として清流ルネッサンス21計画を策定し、水質浄化対策を図ってきたが、まだ目標水質COD8.0(mg/l)を達成できていないことから、引き続き、清流ルネッサンスⅡを計画中である。
生活排水対策下水道整備 農業集落排水処理施設
〔清流ルネッサンス21での対策〕
流入河川浄化対策 水生植物による水質浄化 油ヶ淵のヘドロ浚渫
21
41
〔清流ルネッサンス21の進捗状況〕
0.0
500.0
1000.0
1500.0
2000.0
2500.0
S63年実績
H12対策なし
H12年対策あり
H12年実績
COD負荷量 kg/日 自然系その他流出
畑
水田
畜産系
工場排水
生活系合計
注)負荷量は清流ルネッサ ンス21策定時の算定に基づく
858555344464 733
6
7
8
9
10
11
12
13
14
63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14年度
mg/L
75%値
年平均
目標値
注)図中の数値は各年度の全国湖沼のCO D年平均値ワースト順位 (油ヶ淵 )を示す。
油ヶ淵のCOD経年変化
COD負荷量
注)図注の数値は各年度の全国湖沼のCOD年平均ワースト順位(油ヶ淵)を示す
計画削減量
実績削減量
(予測
)
(計画
)
42
関連する計画:油ヶ淵地区 新規県営都市公園
基本テーマ:油ヶ淵の自然と歴史 未来へつなぐ水辺風景の創造
歴史と花のゾーン
交流と憩いのゾーン
農の文化ゾーン
水のセンターゾーン
自然再生ゾーン
主要アクセス路
主要アクセス路
〔基本方針〕○油ヶ淵の水質浄化を推進し、きれいな水を取り戻す○地域固有の郷土性を演出し、人々が感動できる風景を創出する○多様な生物の生息環境を保全・創出し、人と自然の関係を理解する場を提供する
○地域の交流拠点を形成し、県民の多様なニーズに対応する場を創出する
○周辺農地との連携を図り、豊かな実りや農の景観を継続する
22
43 出典:愛知県建設部公園緑地課 パンフレット
44
3.住民意向調査結果
23
45
住民意向調査-1
実施及び対象:
・一般向け
平成11年11月上旬~12月下旬・小中学生向け
平成11年10月下旬~11月中旬
【一般向け】
配布: 41,291票回収: 1,887票回収率: 4.6%
【小・中学生向け】
配布: 3,622票(小学校18校、中学校9校)回収: 3,330票回収率:92%
高浜川流域に関するアンケート調査一般
未回収95.4%
回収4.6%
配布数41,291票
小・中学生
回収92%
未回収8%
配布数3,622票
46
住民意向調査-2・1・川または湖について、どのように感じていますか。(複数回答可) (一般向け調査)
工 8.7%
41.5%
5.8%
19.1%
10.5%
4.7%
2.9%
0.8%
1.3%
4.6%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0%
1.殺風景である
2.水が汚い
3.近づきにくい
4.ゴミが多い
5.生き物が少ない
6.自然災害に対して不安
7.自然が豊か
8.水がきれい
9.近づきやすい
10.その他
24
47
住民意向調査-2・2・川または湖についてどのように感じていますか。(複数回答可) (小・中学生向け調査)
9.5%
25.2%
11.9%
23.0%
12.7%
6.4%
3.9%
1.7%
2.7%
3.0%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
1.景色がつまらない
2.水が汚い
3.遊ぶ所が少ない
4.ゴミが多い
5.生き物が少ない
6.たくさん雨が降って
7.自然がたくさんある
8.水がきれい
9.近づきやすい
10.その他
6.たくさん雨が降って川の水が増えると恐い
48
住民意向調査-3・1・これからの川または湖には何が一番必要だと思われますか。 (一般向け調査)
8.5%
4.7%
1.9%
15.9%
61.7%
7.4%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
1.河川改修
2.遊水地の設置
3.高潮対策
4.親水利用
5.環境保全
6.その他
25
49
住民意向調査-3・2・これからの川または湖をどのようにしたいと思いますか。 (小・中学生向け調査)
7.3%
3.5%
4.1%
5.6%
74.3%
5.2%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0%
1.大雨が降っても
2.大雨が降ったときに
3.台風の高潮から
4.川または湖の堤防を
5.鳥や魚や虫たちがいっぱい
6.その他
1.大雨が降っても安全で水が溢れないように川または湖を広げたり、掘ったりする
2.大雨が降った時に一時的に水を貯める池を造ったらよい
3.台風の高潮から守るために水門や堤防を造る
4.川または湖の堤防を緩い勾配にしたり、階段を作り水に触れられるようにする
5.鳥や虫たちがいっぱいいる水がきれいで自然豊かな川または湖にしたい
50
住民意向調査-4・1・河川環境面では、何を期待しますか。 (一般向け調査)
27.8%
15.7%
28.0%
15.0%
10.3%
1.2%
2.1%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
1.いろいろな生き物が
2.景観の良い川にしてほしい
3.きれいな水質の川にしてほしい
4.魚釣りが楽しめる川にしてほしい
5.川の中に
6.草が生えないよう
7.その他
1.いろいろな生き物が生息する川にしてほしい
5.川の中に降りられるような緩い護岸にしてほしい
6.草が生えないようにコンクリートで固めてほしい
26
51
住民意向調査-4・2
・川または湖をどのような環境にしてほしいですか。 (小・中学生向け調査)
24.1%
18.5%
27.3%
13.3%
11.5%
3.4%
1.9%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
1.いろいろな生き物が
2.景観の良い川または湖にしてほしい
3.きれいな水質の川または湖にしてほしい
4.魚釣りが楽しめる川または湖にしてほしい
5.川の中に
6.草が生えないよう
7.その他
1.いろいろな生き物が生息する川または湖にしてほしい
5.川または湖の水に触れられるように堤防の勾配を緩くしたり階段をつけてしてほしい
6.草が生えないように川または湖の両岸をコンクリートで固めてほしい
52
住民意向調査-5
順 位 1位 2位 3位
碧南市 油ヶ淵 明治橋(高浜川)
半場川
朝鮮川
油ヶ淵
一文字橋(高浜川)
安城市 油ヶ淵 長田川
西尾市 油ヶ淵 -
高浜市 稗田川 吉野橋(稗田川)
・あなたの好きな場所はどこですか? (一般向け調査)
⇒好きな場所がある:535名(約28%) ない 1370名(約72%)
52
27
53
■油 ヶ 淵
見合橋付近から碧南市民病院方向
朝焼けの油ヶ淵
54
■稗田川(2.5km付近)
(油ヶ淵合流点付近)
(0.80km付近内浜橋より上流)
■半場川
28
55
4.課題の抽出
56
流域全体
改修効果の早期発現
(内水対策、流域上流市街地の浸水対策)
課 題
治水
水質の改善
利水
動植物の生息・生育環境の保全、創出
環境
河川愛護活動の活性化
住民参加
29
57
下流部(高浜川・新川・油ヶ淵)
課 題
高潮対策(排水ポンプなど)
内水対策(主として水田)
治水
油ヶ淵水質の改善
利水
ヨシ原の保全
湖底環境の改善
環境
58
課 題
流入支川(稗田川、長田川、半場川、朝鮮川)
河道改修(整備手法)
内水対策(市街地及び水田)
治水
河川水質の改善
利水
水際環境の保全
動植物の生息・生育環境の保全、創出
環境
住民との連繋による川づくり
住民参加
【下流部:高潮区間】
30
59
課 題
流入支川(稗田川、長田川、半場川、東隅田川、朝鮮川)
上流市街地の浸水被害の早期軽減(流出抑制、遊水地)
治水
河川水質の改善
利水
多自然型整備
生態系の連続性の確保
環境
【中上流部】
(長田川、半場川)