Art Nouveau in …

プラハ市民会館 ウ・ノヴァク ホテル・エヴロパ プラハ中央駅

Österreich Wien

Československo Praha

France Paris

シュタイホーフ教会 ｶｰﾙｽﾌﾟﾗｯﾂ駅 ゼセッション マジョリカハウスとメダイヨン・マンション

地下鉄アベス駅 ギマール自邸 マキシム・ド・パリ カステル・ベランジェ 旧メザラ邸

Art Nouveau in Paris フランス、ナンシーが発祥の地と言われるアールヌーボーもパリでは国外のブームを追って、後咲きの感があります。

1900年のパリ万博で様式として確立された後は、よりスタイリッシュなデザイン手法に民衆の関心が急速に移行し、

衰退しますが、現代において人間の普遍的な感性に訴えかけるデザインとして、再注目される存在になっています。

パリのアールヌーボーは大都市らしいダイナミックなものが多く、エクトール・ギマールやエミール・ガレなどが活躍の

場としていました。

アール・ヌーボー イン パリ

地下鉄『アベス』駅

エクトール・ギマール

カステル・ベランジェ

カフェ『マキシム・ド・パリ』

旧メザラ邸

地下鉄アベス駅 METROPOLITAIN ABBESSES

PARIS

1900年、パリにメトロが誕生した当初から1世紀以上が経過した

今でも完全な形で残っている地下鉄のエントランス。

この『アベス』駅はフランスを代表するアール・ヌーヴォーの建築

家、エクトル・ギマールがデザインをし、画家「ダリ」が絶賛したエン

トランスデザインとしても有名です。

手すりとガラスの屋根は花や植物をモチーフにした美しくて、力強

い曲線のアールヌーヴォを見せます。その他、ギマールが手かけ

た『METROPOLITAIN』のサインもデザインポイントの一つです。

ギマール自邸 HOTEL GUIMARD

PARIS

１９１２年にギマールが建てた自宅『ギマール自邸』

当時は１Ｆがギマールの設計事務所、中間階が住宅、最上階が画

家であったギマール夫人のアトリエでした。

少しバロックの流れを感じさせられるアール・ヌーヴォーで1964年に

は歴史的建造物に認定されました。

扉、窓、外壁の曲線、手すりに使われた鉄やガラスなどの建築要素

が有機的な植物の形態をとりながら装飾ともなっています。

マキシム・ド・パリ PARIS

カステル・ベランジェ PARIS

MAXIM DE PARIS

LE CASTEL BERANGER

旧メザラ邸

PARIS HOTEL MEZZARA

パリの有名店『マキシム・ド・パリ』の本店。

カフェやレストランも老舗として有名ですが、アールヌーヴォの中でも

豪華で派手な装飾にあふれ、老舗の風格を思わせます。

・扉

・天井装飾

・壁面装飾

・カウンター

・照明

・家具

パリを代表するエクトル・ギマールの代表作『カステル・ベランジェ』

ファサードに現れるスピード感あふれる曲線の描き方、ファンタジックなモ

チーフは必見です。

・エントランス開口部

・門扉

・手すり

・中庭

エクトル・ギマールの作品『旧メザラ邸』

ベランジェの１０年後、１９１０年に建てられたこの建物の外観では、

アール・ヌーヴォーを建物全体を構成する曲線とバランスに感じて

頂きたいです。

・扉

・窓

・外装の曲線とバランス

・手すり

Art Nouveau in Prague アール・ヌーボー イン プラハ

日本で特に人気の高い画家、アルフォンス・ミュシャはプラハ出身のアールヌーボーの芸術家。アールヌーボーが日

本の芸術に深い影響を受けていることは広く知られていますが、同時に、反産業革命、反機械主義であるアーツアンド

クラフト運動の具体的なアンチ手法であったことも考え合わせると、日本人とアールヌーボーの接点には、非常に興味

深いものがあります。四季をベースにした自然に対する豊かな感性を持つ日本文化を再認識する新たな切り口として

も様々な示唆を持ちます。プラハはアールヌーボーに限らず、非常に貴重な建築やデザインが街に散りばめられており、

比較という贅沢なリサーチをすることができます。

アルフォンス・ミュシャ

『ホテル・エヴロパ』

プラハ市民会館

PRAHA プラハ市民会館

OBECNI DUM

■プラハ市民会館

・エントランス

・扉

・天井レリーフ

・照明

・階段室

・エレベータ扉

■カフェ・ヌーヴォー

・エントランス

・扉

・天井レリーフ

・壁面レリーフ

・シャンデリア

・家具

■サロン

・エントランス

・扉

・天井レリーフ

・壁面レリーフ

・ミュシャ壁画

・照明

ファサードのモザイクに“プラハへの敬意”と題された『プラハ市民会

館』 １９１１年に建てられた豪華なアール・ヌーヴォー建築。

内部には有名なスメタナ・ホールがあり、「プラハの春」と言う音楽

祭の公開コンサートが行われます。 コンサートホール、レストラン、

展示会場など文化施設としても多くの人に利用されています。

ウ・ノヴァク

プラハのメインショッピング街から少し入ったところにあるパッサー

ジュ『ウ・ノヴァク』オフィスやカフェのある市民のための融合施設であ

り、観光ガイドには載っていないですが、エントランスからファサードに

点在するア-ル・ヌ‐ヴォ‐様式をご鑑賞ください。

U NOVAKU

PRAHA

PRAHA ホテル・エヴロパ

プラハのメインストリートに立つ『ホテル・エヴロパ』

プラハのアール・ヌーヴォー建築を代表するホテルとして知られて

います。１８８９年に創立され、１９０３から２年間、チェコの建築家

やインテリアデザイナー達の手で現在のアール・ヌーヴォーに改装

されました。この街に、幾つか残っている様式建築の動態保存

博物館のようなアールヌーボー建築です。

HOTEL EVROPA

■１Ｆ カフェ・レストラン

『タイタニック』

・天井照明とシャンデリア

・手すり

・家具

・壁面レリーフ

■ホテル

・天井照明とシャンデリア

・手すり

・家具

・壁面レリーフ

・階段室

プラハ中央駅

プラハ中央駅は1909年初期、プラハアールヌーボーを代表する

建築家Ｊファンタの手により建てられました。地下1階、地上3階の

4フロアで構成さており、3階には丸屋根に彩られているカフェがあ

ります。

PRAHA PRAHA HALAVNI

■駅舎

・エントランス

・天井

・手すり

■３Ｆ カフェ

・天井装飾

・壁面装飾

・手すり

Art Nouveau in Wien アール・ヌーボー イン ウィーン

19世紀末から20世紀にかけて建てられたウィーンのアールヌーヴォーはユーゲントシュティール（Jugendstil）とも呼ばれます。「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」という標語を掲げ、伝統様式から「分離」して新しい芸術を創ろうとしたウィーン様式は、当時の革新的芸術潮流を示すユニークで斬新な建物を数多く誕生させ、首都の景観に大きな影響を残しました。 「ユーゲントシュティール」様式による”世紀末建築”では、建築家オットー・ワーグナーやヨーゼフ・ホフマン、黄金色で装飾的な絵で知られている画家グスタフ・クリムトやエゴン・シーレのほか偉大な芸術家たちが登場します。

シュタイホーフ協会

カールスプラッツ駅

ゼセッション

マジョリカハウスとメダイヨン・マンション

シュタイホーフ教会

ウィーンのアール・ヌーヴォー建築の巨匠、オットー・ワグナー

が設計した『シュタイホーフ教会』。

制作の材料はガラス、大理石、陶器、木などで、耐性があり

簡単に洗浄できるという実用的な理由から恣意的に選ばれま

した。教会の様式はゴシックなどが多く、アール・ヌーヴォー様

式が表現されたこの教会は非常に珍しいと思われます。

ｶｰﾙｽﾌﾟﾗｯﾂ駅

こちらもオットー・ワグナーの設計による『カールスプラッツ駅』。 金色で施されたアールヌーボー調の装飾や、ひまわりをかたどった意匠がエレガントで美しい、彼の代表作ともなるこの建物は１８９９年に建てられ、現在ではカールツプラッツ駅のシンボルそして、オットー・ワグナー博物館となっています。地下にはカフェもあります。

WIEN KIRCHE AM STEINHOF

・エントランス

・外装モチーフ

・天井

・エントランス

・扉

・外装モチーフ

WIEN KARLSPLATZ

・祭壇装飾

・ステンドグラス

セセッション

ウィーンの世紀末建築とされ、画家クリムトの『ベートーヴェン・フリーズ』が展示されることでも有名な『ゼセッション』。 青銅の扉はクリムトが自ら手がけています。 植物や曲線をモチーフにするアール・ヌーヴォーに対して ゼセッションは平面・立面の構成、構造形式において実用性を重視した事、又、曲線より明確で合理的な直線が使用された事が特徴です。

マジョリカハウスとメダイヨン・マンション

壁面の装飾がどちらも美しい『マジョリカハウス』と『メダイヨン・マンション』 現在もマンションとして建材です。 赤い装飾が特徴的な建造物が、オットー・ワーグナーが手かけた『マジョリカハウス』。 赤い花の柄は、マジョリカ焼きと呼ばれるタイルでできていて、それがこの建物の名前の由来となっています。 『メダイヨン・マンション』は建築家ロコ・モーザの作品。 建物の上の方に黄金のメダルの装飾があるため、メダイヨン・マンションと呼ばれています。壁面に施された金細工の曲線と装飾性をご覧頂きたいです。

WIEN

WIEN

SECESSION

・エントランス

・扉

・外装モチーフ

・サイン

MAJOLIKAHOUS&MEDAILLONS MANSION

・エントランス

・扉

・外装モチーフ