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2 0 1 9 1 0 3 1 2 西 西 4 2 2 0 連絡先:(TEL) 0155-25-9105 (FAX) 0155-23-9176 (MAIL) [email protected] ・・・西江通信に関するご意見・ご感想などは左記までお寄せください・・・ 現場だより Eco Action! 特集「インターンシップ」 PLUS NEWS! 1-2 3-4 5 6 畑地帯(育成)更別第3二期外1地区71工区にて帯広工業高等学校の実習生に仕事の面白さを伝える現場代理人 山内政人 / 撮影:石澤 美翔

現場だより Eco Action! 特集「インターンシップ」...5 9月4日~9月6日の3日間、帯広工業高等学校 環境土木課2年生 の二人がインターンシップに来てくれました。

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Page 1: 現場だより Eco Action! 特集「インターンシップ」...5 9月4日~9月6日の3日間、帯広工業高等学校 環境土木課2年生 の二人がインターンシップに来てくれました。

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発 行 日 : 2 0 1 9 年 1 0 月 3 1 日 発 行 秋 号 〔 通 巻 2 号 〕 / 発 行 元 : 西 江 建 設 株 式 会 社 ( 帯 広 市 西 4 条 北 2 丁 目 2 0 番 地 ) / 編 集 者 : 総 務 部 総 務 課

連 絡 先 : ( T E L ) 0 1 5 5 - 2 5 - 9 1 0 5 / ( F A X ) 0 1 5 5 - 2 3 - 9 1 7 6 / ( M A I L ) m - i s h i z a w a @ n i s h i e - c o . j p ・ ・ ・ 西 江 通 信 に 関 す る ご 意 見 ・ ご 感 想 な ど は 左 記 ま で お 寄 せ く だ さ い ・ ・ ・

現場だより

Eco Action!

特集「インターンシップ」

PLUS NEWS!

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畑地帯(育成)更別第3二期外1地区71工区にて帯広工業高等学校の実習生に仕事の面白さを伝える現場代理人 山内政人 / 撮影:石澤 美翔

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西江建設が手掛ける工事現場を徹底解剖!

現場代理人からリアルな現場の声をお届けします。

工事概要

AKEGAWA TSUYOSHI

現場代理人

急流な河川である然別川に架かる誉橋下部工の保護を目的とし

て、橋梁下流部の河床勾配の緩和、川道拡幅の実施及び河川護

岸工事床止工を整備する工事です。前年度に萩原建設工業㈱が

施工した上流部の続きで、本工事で完成となります。

8月8日からの3日間で100mm近くの雨量を観測し、増水による越

水にハラハラしましたが、締切部の保護強化を図るなどし、無事に工

事を完成させることができました。

工事名 :音更新得線 防B改良工事(誉橋床止工)(道債)

施工場所:河東郡音更町

施工期間:H31.3.28~R1.10.25

発注者 :十勝総合振興局 帯広建設管理部

請負者 :西江建設株式会社

進捗率 :100%(10月末時点)

現場職員:明河 毅

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難しく感じること

今の現場で目指したこと

危険作業への対策

納めた工事に何の問題もなく、そして無事故で施工が完了したことが前提です

が、完成検査終了後、総評を終えて車で立ち去る検査官に、脱帽し、お辞儀を

終えた瞬間が一番、達成感を感じます。

ちなみに、空っぽの現場事務所は「いよいよはじまるかぁ」の使命感と

「やっと終わったぁ」の達成感と、二つの顔がありますね。

達成感を感じるとき

建設業に携わる前と後

休日の過ごし方

日々の天候等により変化する河川水位です。自然相手に仕事をしていることを

再認識させてくれます。まとまった雨が降る日は、水位と天気予報ばかりを見て

います。「水位観測所」→「Weather news」→「YAHOO!天気」→「tenki.jp」の

ループ。近年、全国各地の大雨による被害を新聞・テレビ等で目にすることが多

いですが、工事現場が影響を受けているんだろうなと心配しながら見ています。

一人でも多くの工事関係者が笑顔で終わ

れる現場を目指しています。誰かがケガを

しても、誰かをケガさせても、何かを壊して

も、注文内容と違っても、納期を過ぎても、

赤字で終わっても、近隣の方を困ら

せても、笑顔でいることはないと思

いますので。笑顔で怒る人はい

るかもしれませんが(/_;)。

そのために、品質管理・原価管理・工程

管理・安全管理・環境管理と当たり前のこ

とを怠らないように一つ一つ確実にこなすこ

とを心掛けています。上手くいかないことも

ありますが、そこを目標にしています。

就職する前のイメージは「土木」の印象

が強かったですね。就職後の印象は「自

然と土木」に変わりました。今回の現場で

いえば、工事区域内の動植物の調査や

魚類の保護活動ですね。

特に河川工事をすると大小さまざまな

生物を見ることができます。ヤマメやニジ

マス、フクドジョウに水棲昆虫まで含めると

数え切れません。釣り好きな人には大興

奮のラインナップではないでしょうか。イン

ドア派の僕でもアウトドア派にちょっとだけ

転向って感じですね。

映画(邦画・洋画)やドラマやアニメが好きなのでよく観ます。ドラマは続きが気

になり過ぎて深夜でも続きを借りに行きます。朝までかけて一気に全話観ることも

ありますね。優柔不断なところがあるのでレンタルショップで選ぶのに一時間くらい

かかることも多々。

熟練者は流れるように作業をするので、

「慣れ」からくる事故が起こらないよう、様

子を見て話かけに行きます。

雑談しに行ったら怒られちゃ

いますから、ちょっとした作業

の確認や注意喚起などを

手短にですけど。

工区外へ水生生物を移している様子

移した水生生物(上からドジョウ・ニジマス・ウグイ)

平成16年入社

工事部工事課主任

好きな食べ物 ジンギスカン

最近気になること 宇宙人の存在

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西江建設は、社会資本整備を担う会社として地球環境保全について真剣に考えています。

地域住民の方々に呼びかけながら一緒に取り組んでいる、様々な活動についてご紹介します。

=西江のEcoAction= ◇ N P O 法 人 十 勝 多 自 然 ネ ッ ト の 運 営 ◇ 札 内 川 ク リ ー ン ウ ォ ー ク へ の 参 加 ◇ 十 勝 川 河 川 清 掃 の 運 営 ・ 参 加 ◇ 北 海 道 景 観 づ く り サ ポ ー ト 企 業 へ の 登 録 ◇ 花 壇 の 造 成 ◇道路清掃の実施 ◇太陽光発電システムの活用 ◇クール・ビズ、ウォーム・ビズの実施 ◇水生生物の生息環境に配慮した工法 ◇エコドライブの実践 ◇ノーカーデーの実施

〇概 歴:2002年から開始

〇期 間:毎年5月~11月

〇場 所:本社周辺道路(北1丁目線)

〇目 的:地域美化

〇参加者:本社職員・近隣町内会のみなさま・近隣会社

花壇造成 2002年から始めた花壇造成活動は、今年で17年目となりました。北王コンサルタント㈱と連携・分担し、北1丁目線の花壇をマリーゴールドとサルビアの花苗で彩りました。

地域美化を目的に始めたこの活動が評価され、2011年に

は地域の景観づくり活動に取り組む企業として「北海道景観

づくりサポート企業」※1 に登録されました。

※1 北海道建設部まちづくり局都市計画課によって認定

また、花壇造成は毎年、近隣のみ

なさまにもご参加いただいています。

今年は新十勝大橋町内会のみなさ

ま、北洋道路㈱、三和警備㈲、セイ

コーリース㈱の方々からご協力をい

ただき、合計1700株の花苗で本社

周辺の花壇を彩りました。

もちろん、植えるだけでは活動は終わりません。長い期間、鮮やかな花壇を

楽しんでもらえるよう、散水や追肥を行い、毎月末には本社の職員総出で草

抜きをしています。

Before After

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〇概 歴:1998年発足、2001年からNPO法人化

〇期 間:不定期

〇場 所:帯広市周辺の小河川など

〇目 的:自然環境の維持保全、調査研究、啓発活動

〇参加者:市内の地域住民、小学生など

NPO法人 十勝多自然ネット

河川の水質調査 サケの放流

小学校での体験学習

業務課主任 福井恵

WANTED:ウチダザリガニ

体長15㎝程のやや大型のザリガニで、

もともと住んでいた在来種の二ホンザリガニを

追い出し生態系を壊してしまうため、

特定外来生物に指定されている。

8月30日、機関庫の川にて体験学習を

開催し、豊成小学校3年生146名が参加

しました。

実際に川に入り、ザリガニやヤマメなどを

バケツいっぱいに捕獲し、水生生物たちを

観察しながらその特徴や生態について熱心に学びました。

十勝多自然ネットは、当社を含めた十勝管内の5社の建設会社が運営する

NPO法人で、当社社長が理事長を務めています。

主な活動内容は、水辺環境における自然と人の調和についての調査研究、環

境教育ならびに啓発に関する事業などです。地域住民や学校などと協同し河川

の美化活動や自然観察会、体験学習などを実施します。他にも、河川の環境改

善のための工事や植生、水質調査、サケの放流、他団体主催の環境活動への

協力など、環境保全を目的とした様々な取り組みを行っています。

水辺に住む

いきものを

捜索中…。

当社職員が

捕まえたいきものに

ついて解説。

工事課長 妹尾慎一郎

営業課 坂本樹一朗

さいごは、

捕まえたさかなを

川に返します。

常務取締役

西江晴彦

在来種と外来種の

違いについて

学びました。

初めて触れる

ザリガニに

みんな興味津々。

Page 6: 現場だより Eco Action! 特集「インターンシップ」...5 9月4日~9月6日の3日間、帯広工業高等学校 環境土木課2年生 の二人がインターンシップに来てくれました。

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9月4日~9月6日の3日間、帯広工業高等学校 環境土木課2年生

の二人がインターンシップに来てくれました。

施工中の現場見学をはじめ、測

量実習や最新機器の操作などを

体験してもらいました。

熱心に話を聞きながら、たくさん

の質問を投げかけてくれた二人。

現場を見つめるその真剣な眼差し

は、まさに未来の現場代理人!

とても頼もしかったです。

ドローンの

操縦体験

施工現場見学

現場での

測量実習

3Dレーザー

スキャナーを

使った測量体験

重機の試乗&

ICT施工体験 マシンコントロール搭載のブルドーザ GNSS※1搭載のコンバインドローラー

※1 Global Navigation Satellite Systemの頭文字。全地球測位衛星システム。

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事故対応 ・工事表彰 当社社員の活躍をはじめとする、新聞では知ることのできない

西江建設の最新ニュースをお伝えします。

2019.09.30

当社が昨年施工した、28年災ペケレベツ川災

害復旧助成工事2工区が「建設事業無災害表

彰」を受賞しました。

これは、現場に従事する人数が多く安全管理も

難しい大規模工事において、全工期を通して無

事故・無災害であった現場を表彰するものです。

同現場の現場代理人を務めた小川主任は「労働災害

が起きれば、工事現場だけではなくみんなが不幸になっ

てしまう。これからも最後はみんなで笑えるよう、無事故・

無災害を続けていきたい」と話しました。 工事部工事課主任

小川真司

振替休日のため休業

年末年始休暇

理系学生のための業界研究&インターンシップフェア参加

成人の日のため休業

西江通信“冬号”発行

11.04

12.28-01.05

01.12

01.13

01.31

2019.10-2020.01 ス ケ ジ ュ ー ル お し ら せ

ー日時ー 2020.01.12 13:00~17:00 ー場所ー 札幌パークホテル

建設業の疑問、

なんでも答えます!

ぜひ会いに

来てください。

本別町南西部のホロナイ川において重油が流

出する事故がありました。川の環境を守るため、

工事課の妹尾慎一郎課長が池田河川事務所

所長より要請を受け、翌21日(土)と22日(日)

(各6~18時)に、当社技術職員ならびに作業

員 計11名で緊急出動し、回収作業を行いまし

た。

流れ出た重油は計5万リットル(ドラム缶約250本

分相当)にのぼり、水面に厚さ約30㎝にもなりました。当社はホロナイ川中流から利別川

との合流地点までの約480mを担当しましたが、水生生物や水質への影響が懸念され

るため薬剤は使えず、手でかき集め、柄杓(ひしゃく)ですくって土のうへ移すという手作

業で行いました。また、重油は肌に触れると炎症を起こすなど人体への影響もあるた

め、ゴーグルやマスク、防護服を装着する等、十分な安全対策の上で作業を行いまし

た。

妹尾課長は「池田河川事務所とは河川災害応急復旧業務に

関する協定を結んでいないにも関わらず、当社を頼ってくれたこ

とは素直に嬉しい。社長に上申したところすぐにGOサインが出た

ので、土木部長らと必要な装備を手配し迅速に出動できた。回

収作業では、普段から行っていた基礎訓練が役立った。規模の

大小に関わらず油の流出事故は重大だと実感した。

今回の経験を通じて、発注者や地域から頼られる会社であり続けなければいけないと

改めて思った。現在は、緊急時により幅広い対応ができるよう会社の設備等を見直して

いる。」と話しました。

2019.09.20

工事部工事課長

妹尾慎一郎

せき止めた重油をシートで吸着し回収する様子