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1 やまなし暮らし・しごと Mirai サロン(COC+参加自治体意見交換会)を開催しました! 12 15 日(火)、JA 会館 6 階中会議室において、「第1回 やまなし暮らし・しごと Mirai サロン」を開催しました。 当日は、COC+事業参加自治体である、山梨県、甲府市、北杜市、笛吹市、山中湖村のご担当者さまや COC+参加大学、 さらには協働機関である企業・産業団体等の皆さま、合計 21 名の方にご参加いただきました。 はじめに、各自治体より地方創生にかかる取組状況と今後の課題についてご報告いただきました。続いて、県内及び東京・神 奈川の住民を対象とした WEB アンケート結果をもとに、幸福度からみた山梨に対するニーズや地域の現状と課題について説明が あり、参加者間で、地域コミュニティや移住者の増加に伴う様々な問題などについて活発に意見が交わされました。 また、今年度より COC+事業と甲府市とで連携により実施しています「こうふフューチャーサーチ普及促進事業」について説明が あり、次年度以降、県内他自治体への連携拡大の可能性について意見交換を行いました。 今回が第 1 回目となるこの Mirai サロンは、今後も地方創生にかかる様々なテーマを設けながら定期的に開催をしていくことで、 自治体と大学のざっくばらんな意見交換の場としていきたいと考えています。皆さま、次回以降も是非ご参加ください。 やまなし Mirai リーダー“SHINGEN” 2 回養成セミナー&第 3 回ワークショップを開催します! 2 回:平成 29 2 7 日(火) 13301700 3 回:平成 29 2 8 日(水) 13001700 山梨県立図書館 1 イベントスペース 対象者 大学関係者・県民全般(定員約 150 名) 2 回:【セミナー】 やまなしの課題を「見える化」する 「今、都市部からやまなしになにが求められているか?」 「ペルソナでやまなしの課題を『見える化』する」 3 回:【ワークショップ】 新たな課題からやまなしの未来を探る 充実したやまなし暮らしを送る人々へのインタビュー、グループディスカッション、「やまなし未来新聞」の作成 特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなし、山梨大学地域未来創造センターCOC+部門 お問合せ先 TEL 055-244-6707 E-mail [email protected] ※詳細は確定次第、facebook 等にアップします。 facebook https://www.facebook.com/ucon.yamanashi/

第1 Mirai COC+参加自治体意見交換会)を開催しました! · Miraiリーダー“SHINGEN” 第2 回養成セミナー&第3 回ワークショップを開催します!

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Page 1: 第1 Mirai COC+参加自治体意見交換会)を開催しました! · Miraiリーダー“SHINGEN” 第2 回養成セミナー&第3 回ワークショップを開催します!

第 1回 やまなし暮らし・しごとMirai サロン(COC+参加自治体意見交換会)を開催しました!

12月 15日(火)、JA会館 6階中会議室において、「第1回 やまなし暮らし・しごと Mirai サロン」を開催しました。 当日は、COC+事業参加自治体である、山梨県、甲府市、北杜市、笛吹市、山中湖村のご担当者さまや COC+参加大学、

さらには協働機関である企業・産業団体等の皆さま、合計 21名の方にご参加いただきました。 はじめに、各自治体より地方創生にかかる取組状況と今後の課題についてご報告いただきました。続いて、県内及び東京・神

奈川の住民を対象とした WEB アンケート結果をもとに、幸福度からみた山梨に対するニーズや地域の現状と課題について説明があり、参加者間で、地域コミュニティや移住者の増加に伴う様々な問題などについて活発に意見が交わされました。 また、今年度より COC+事業と甲府市とで連携により実施しています「こうふフューチャーサーチ普及促進事業」について説明が

あり、次年度以降、県内他自治体への連携拡大の可能性について意見交換を行いました。 今回が第 1回目となるこのMiraiサロンは、今後も地方創生にかかる様々なテーマを設けながら定期的に開催をしていくことで、

自治体と大学のざっくばらんな意見交換の場としていきたいと考えています。皆さま、次回以降も是非ご参加ください。

やまなしMirai リーダー“SHINGEN” 第 2回養成セミナー&第 3回ワークショップを開催します! 日 時 第 2回:平成 29年 2月 7日(火) 13:30~17:00

第 3回:平成 29年 2月 8日(水) 13:00~17:00 場 所 山梨県立図書館 1階 イベントスペース 対象者 大学関係者・県民全般(定員約 150名) 内 容 第 2回:【セミナー】 やまなしの課題を「見える化」する

「今、都市部からやまなしになにが求められているか?」 「ペルソナでやまなしの課題を『見える化』する」

第 3回:【ワークショップ】 新たな課題からやまなしの未来を探る 充実したやまなし暮らしを送る人々へのインタビュー、グループディスカッション、「やまなし未来新聞」の作成 主 催 特定非営利活動法人大学コンソーシアムやまなし、山梨大学地域未来創造センターCOC+部門

お問合せ先 TEL 055-244-6707 E-mail [email protected] ※詳細は確定次第、facebook等にアップします。 facebook https://www.facebook.com/ucon.yamanashi/

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「やまなし合同 JIBUN説明会」 専用の facebook ページがオープンしました。 1月よりセミナーも始まりますので、皆さまの『いいね!』お待ちしています! URL:https://www.facebook.com/yamanashimiraijibun/

地域経済分析システム(RESAS)大学講座を開講しました

12 月 6 日(水)より 3 週にわたり、山梨大学甲府キャンパス情報メディア館 2階第 2実習室にて地域経済分析システム(RESAS)大学講座を開講しました。 本講座は、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局よりご案内いただき、山梨

県「RESAS普及促進事業」の一環として、(公財)山梨総合研究所により本学の学生・教職員を対象に開かれ、たくさんの人にご参加いただきました。 今回の講座では、RESASの概要や操作方法について習得し、統計を活用した地

域課題、事業経営課題の解決策へのプロセスを学びました。 RESAS(リーサス)とは、「Regional Economy (and) Society Analyzing System」の略称で、内閣官房まち・ひと・し

ごと創生本部と経済産業省が開発し、2015年 4月にリリースされた「地域を見える化」する無料のオープン・システムのことです。 国と民間に関するデータ 8 億件以上が搭載されていることから、RESAS を使用することによってデータ検索、グラフ作成や、デー

タの合算・比較を簡単に行うことが可能となり、感覚や思い込みではなく、データに基づいて地域の現状や課題を把握し、政策やビジネスプランを考えることができます。ビッグデータに裏付けされた地域の姿を確認することは、ビジネスやまちづくりを考えるうえでの基礎資料としても利用できます。地方創生にご関心のある皆さまは、以下の URL に アクセスしてみてください。地域に関するビッグデータを無料で閲覧することができます。

RESAS HP: https://resas.go.jp/

山梨県立大学(地域教養 幹事大学) 地域研究交流センター 特任教授 輿水 達司

私の専門は地質学を柱にした地球科学です。この方面から、大学では山梨学や観光講座を担当しています。地球科学は、20世紀後半以降、地球のシステムとしての理解が進んできています。このうち、山梨付近については、日本列島を東西に二分する糸魚川―静岡構造線が走っています。この構造線の形成についても、時系列的に詳細な認識が著しく進み、今から 100万年前頃から北岳などの南アルプス側が隆起に転じ、現在までの間にこの山々が形成されたと理解できるようになりました。山頂付近には、氷河の痕跡も残される一方で、年間 3~4 ミリの上昇は世界トップクラスの速さのため、この急激上昇が山体表層の不安定さを促し、加えて南ア

ルプス地域特有の降水量の多さも手伝い、山地から平地側に土砂運搬が活発な仕組みも合理的に理解できるようになってきました。大量の土砂は、例えば御勅使川扇状地を造り、この経緯から戦国時代の武田信玄も、その対応に苦心したわけです。 甲府盆地は四方を山に囲まれ、山側から土砂の大量運搬で出来た扇状地は、盆地西の南アルプス、東の勝沼・一の宮地域

などに広く発達しています。その土砂運搬では、約 20万年前の八ヶ岳の大崩壊による七里岩ほど大規模でないものの、時には天変地異の規模の大事件が起きたことは疑いありません。こうした歴史を経てきた大地を舞台に、先人からの知恵と逞しさで、世界に誇る果樹栽培地として名を成してきている地域もあります。 富士山をはじめ自然の造形美が豊富な山梨です。これら自然の形成過程の理解が、科学の発展の中で急ピッチに進んできて

いる中で、この科学的成果を自然災害の軽減にも私は目を広げ、いささかでも地元の山梨に貢献していきたい。