SRA (Europe) B.V. システム開発チーム

November 2011

システム化の事例紹介

1

SRAが挑むシステム化に向けたテーマ

• システム化を通じて新たな価値をご提供し、お客様のビジネス発展に貢献したいと考えています。

– システムを繋げることで新たな価値を創造

– グローバルなコミュニケーションの促進

– これまで見えていなかった情報の可視化

– 新たな利用形態や利用場面の創造

– 段階的な統制の強化

2

Exact Globeと連携した業務システム

Supplier

Dealer

Windows/Linux

Apache Tomcat

Java

Func Func Func

Windows Server

MS SQL Server

Windows Server

Exact Globe

Windows/Linux

PostgreSQL

インボイスなどの

会計取引の自動登録

（XMLを自動インポート）

取引各社との

インターフェース

OSSのDBを利用

Internet

Accounting After Sales

取引各社のシステム

会計的な情報を直接参照

（DBに直接select）し、

業務システム上の情報と

融合してレポートなどを作成

業務システム

オーダー入力、

在庫確認など

会計システム

商品情報、

出荷情報

など送信

Sales Management

レポート分析

3

Exact Globeと連携した業務システムー背景

• 会計システムとしての Exact Globe を活用 – 会計業務には、実績もあり、機能も充実しているExact Globeを使いたいが、これだけでは業務全体がカバーできない。

– Exact Globeにも在庫やオーダーなどのモジュールがあるが、業務をシステムにあわせられるのか、機能を十分使いこなせるのか、などの課題がある。

• 利点を活かした段階的なシステム導入 – パッケージシステムの利点は最大限活用し、実際の業務に即したシステムを段階的に導入していきたい。

• Single Entry Point の実現 – 同じ情報を何度も入力することなく、シームレスに相互連携させたい。

• システム連携による付加価値の創造 – 業務システムからの情報と、会計システムからの情報の隔たりなく、それらを融合することで多彩な業務分析を行いたい。

4

AS/400基幹業務システムのWEB化

Windows Server

IBM WebSphere

IBM HATS

Func Func Func

AS/400

Business application

DB2として、

JDBCにて

アクセス

CUI画面のデータを送信し、

WEB化エンジンでルールに

基づき変換し、HTMLを生成

これまで通りの

CUIでのアクセス

特に入力機能は

こちらで行う

WEBブラウザ

でのアクセス

WEB化エンジン

基幹業務システム

スマートフォンなど

からのアクセス

（新しい利用形態）

jQuery mobile

を用い、操作性を最適化

5

AS/400基幹業務システムのWEB化ー背景

• 新しい利用形態と利用場面の創造 – 専用クライアントなしでシステムにアクセスできるようにし、システムの利用形態そして利用場面を広げたい。

– CUIの画面は情報量が尐ないため、表示する情報の量と質をもっと改善したい。

– グラフなどによる可視化、エクセルなどとの連携を実現し、新しい形態の情報分析を実現したい。

• WEB化に専念 – 現行の基幹業務システムはそのままに、CUIの画面をWEB化することに専念したい。

– WEB化に伴うリスクを最小限に抑えるため、WEB化エンジン側にビジネスロジックは実装したくない。

• AS/400へのこだわり – AS/400は堅牢で安定性が高いので、基幹業務システムのプラットフォームとしては今後も継続して使っていきたい。

– 導入後の運用を考えた場合、AS/400の技術者と、WEBシステムのための技術者の両者を同規模で抱え込む事はしたくない。

6

取引先とのドキュメント共有システム

欧州拠点 取引先（Ｂ）

自社ファイルサーバ

取引先（Ｃ）

取引先（Ａ）

自社 SharePoint

お客様（Ｂ）

Windows Server

SharePoint .NET

Func Func Func

自社Notes

日本本社

SSLで安全な

ドキュメント共有

Internet

Internet

ドキュメント

共有システム

ドキュメントの

登録、検索、取得

7

取引先とのドキュメント共有システムー背景

• 遠隔地との安全な共有

– 取引先各社やグローバルな拠点との間で、多種多様なドキュメントを安全かつ確実に共有したい。

– 大切なドキュメントの漏洩などがあっては困る。

• 目的のものをすばやく検索

– 必要に応じてある時点のスナップショットを検索し、目的のドキュメントをすばやく取得したい。

• メールでの共有の限界

– 日々大量に届くメールの中に埋もれてしまい、目的のドキュメントが見つからない。メール件数の増加自体も何とかしたい。

– ドキュメントの大きさや量、さらにはセキュリティの観点からも、メールでのドキュメント共有には限界がある。

8

本社システムと連携したレポートシステム

日本本社

業務システム

(SAPなど)

欧州拠点

Windows Server

IIS

Reporting services

Func

Report Report

MS SQL Server .NET

Report

売上データやマスタ情報の

自動送信、自動インポート

INTRANET

欧州取引先

欧州取引先 実績データ送信

（メール）

実績データインポート

レポート出力

スマートフォンなどによる

社外からのアクセス

レポートシステム

9

本社システムと連携したレポートシステムー背景

• 本社の基幹業務システムを利用

– 本社の基幹業務システムを利用している。

• 現場からの情報の活用

– 取引先からのリアルタイムな売上や在庫情報と、本社の業務システムからの情報を突合せて分析したい。

– 変化の速い市場では、現場の情報を活用した迅速な評価と判断、そして対応が求められる。

• 現場のニーズを具体化

– 現場で必要なものは自分達自身で実現するしかない。

10

欧州グループ会社の連結システム

欧州統括会社

欧州グループ会社（Ｂ）

会計システム

会計システム

会計システム

日本本社

会計事務所

Managers

Managers

欧州グループ会社（Ａ）

Windows/Linux

Apache+PHP PostgreSQL

/MySQL

Func Func

連結担当者

Accounting

担当者 Accounting

担当者

Auditor

グループ連結システム

実績データの

アップロード、

修正、確認

実績データの

アップロード、

修正、確認

レポート

出力

レポート

出力 監査オペレーション

連結

オペレーション

連結データ取得、

内訳等確認

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欧州グループ会社の連結システムー背景

• 緩やかな統合 – 各国の会計基準、言語、文化的なバックグラウンドの違いから、全社の会計システムの統一は難しく、その違いを受け入れながら緩やかな統合を行いたい。

• 全社統合に向けた第一ステップ – グローバルな規模での全社システム統合の必要性が叫ばれるが、一気にそれを実現するのは困難であり、現実的に部分から着手し、将来に向け段階的に準備をしていきたい。

• 連結作業のスピードアップ – 毎月グループ各社から情報を集め、エクセルなどを駆使したマニュアルの処理では労力と時間がかかり、さらに確認などの作業にもムラができてしまう。また一方で求められるスピードは益々速くなっている。

• グループ統制の強化 – 各社から収集したデータのある程度の内訳が確認できるようにし、不正、ミス、エラーなどを抑止し、グループ統制を強化したい。

• 担当者依存からの脱却 – 担当者が変わる度に、業務の引き継ぎや遂行にリスクがあるので何とかしたい。

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デバイスのリモート監視システム

デバイスメーカー

ディスパッチャ

エンジニア、

テクニシャン

お客様

管理者

デバイス

監視中継サーバ

出動指示 保守サービス提供

デバイスの状態確認

過去の履歴参照

お客様の

使用状況

の確認

デバイスの状態監視

過去の履歴参照

デバイスの状態確認

過去の履歴参照

各デバイスの

状態通知

状態通知

お客様

保守サービスプロバイダ

Customer

Portal

Service

Portal

リモート監視サービスサーバ

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デバイスのリモート監視システムー背景

• 予防治療的な保守サービスの実現 – デバイスの稼働率を１００％に近づけ、お客様満足度を上げたい。

– デバイスからのエラーや警告の情報、さらには利用状況の分析などから、事前に問題の兆候を察知し、問題が起こる前に対処する事で、サービスレベルを上げたい。

• 効率化の実現 – 計画的にエンジニアをディスパッチする事で効率化を図りたい。

• お客様の利用状況の把握 – 各デバイスの利用状況や利用形態を把握し、問題点やお客様の実態を分析したい。

– そうした情報をお客様から直接のフィードバックを受けることで、新たなサービス開発、もしくは次の製品開発に繋げたい。

• お客様へのサービス可視化 – お客様に対して、現在と過去のデバイスの状況や、保守サービスの履歴やその内容を可視化し、安心感を持っていただきたい。

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出張旅費／経費決裁精算システム

Windows/Linux

Apache+PHP PostgreSQL

/MySQL

Func Func

出張者

申請、精算

（情報入力）

業務担当者

庶務担当者 経理システム

マネージャ

承認

経理担当者

確認、修正、承認

精算データ

インポート

精算データ

通知

ブランチオフィス

Internet

出張旅費・経費

決算精算システム

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出張旅費／経費決裁精算システムー背景

• 間接業務の作業負荷を軽減 – 庶務（アドミ）業務の作業負荷を軽減し、間接経費の削減を目指したい。

• 社内ルールのシステム化 – 「社内ルールの徹底」と「運用負荷の軽減」の両立化したい。

– 申請と承認のワークフローを実現し、社内統制を強化したい。

– それぞれの担当者に依存しない仕組みを構築したい。

• Single Entry Point の実現 – 同じ情報を何度も手作業で入力するような事をなくし、全体最適化を図ることで、全体的な効率を上げ、さらに間違いや不正も防止したい。

• どこでもオフィス – 外出先や子会社からアクセス可能にし、新しい勤務体系を築きたい。

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グループ間統合EDIシステム

グループ会社（Ａ）

グループ会社（Ｂ）

グループ会社（Ｃ）

業者（Ａ）

グループ統括会社

IIS MS SQL Server

Func File

Trans. WEB

Service

Func

Func

Func

業者（Ｂ）

確認、修正、承認、

請求書発行

Email、HTTPS、

FTP、SFTP などの

プロトコルを使用し、

ファイルを送受信

受信した情報は、ＤＢに蓄積し、

その後適切な相手に適切な形式で送信

HTTPS

Email

SFTP

Windows Server

ステータス等確認

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グループ間統合EDIシステムー背景

• データ交換のハブ化

– グループ各社とサービス業者の間で行われている直接の電子データ交換をやめ、それを一元管理し効率化を図りたい。

– 全体像を把握することで、間違いや不正を監視し予防したい。

• 状況の見える化

– リアルタイムな状況を「見える化」し、付加価値のある情報として利用者に提供したい。

• 特定の業者依存からの脱却

– グループ各社のインターフェースの違いを吸収し、サービス業者に依存しない仕組みを構築したい。

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こんなときにはSRAにご相談ください（１）

• 日本本社のシステムを使っているが、時差や言語などのギャップから本社から十分なサポートが受けられない。 – 私共が御社本社様に代わりサポートいたします。

– 本社様のシステムを欧州に移転することも可能です。

• 誰も面倒が見れないシステムがあり、改変をしたくても誰も改変ができない。 – システムのソースコードさえあれば、私共がシステムの調査を行い、メンテナンスが可能な状態にいたします。その後のメンテナンスもお任せください。

• システムの運用保守できる体制がないので、システム化はあきらめ、エクセルなどを用いた手作業に頼っている。 – システムの構築から、ホスティング、運用保守に至るまでのトータルなサービスを私共がご提供します。

• システムのイメージはあるが、何をすればよいか分からない。 – これまでの経験と知識をベースに、イメージを具体化するお手伝いします。

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こんなときにはSRAにご相談ください（２）

• パッケージソフトではビジネス要件の実現が難しい。 – お客様のご要件にピンポイントに応えるシステムを私共が開発いたします。

• 担当者が休みだからできない、退職したからできないなどの、担当者依存が不安だ。 – Knowledge base & Issue 管理システム、ソースコード管理システムを用い、チーム内で情報と知識を共有し、私共がチーム一丸となって対応します。

• 最終的いくらになるか、いつシステムが完成するのか、分からない。 – お客様のご要件を定義した後、金額とスケジュールをフィックスして、システム化を実現します。

• システムのグローバル展開のパートナーを探している。 – 日本で開発もしくは企画されたシステムを海外子会社に展開する際に、企画段階での海外子会社との調整、展開時の様々なサポート、ユーザへのトレーニング、運用開始後の運用保守など、ＳＲＡグループ全体でサポートいたします。

• 現地ITベンダの管理が難しい。 – お客様の立場になり、弊社がプロジェクト管理を担当させていただき、現地ITベンダと共にプロジェクトを成功へと導きます。

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SRAはトータルサービスを提供します

• システムの企画から開発、ホスティング、運用保守に至るトータルなサービスを提供します。

要件定義

現状調査

設計

開発

テスト

受入 テスト

運用・保守

移行

トレーニング

お客様実施 / 参加工程

ギャップ分析

ビジョン策定

並行運用

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お問い合わせ

• SRA (Europe) B.V. システム開発チーム – Address:

Maalderij 38

1185 ZC Amstelveen

The Netherlands

– Tel: +31-(0)20-453-5667

– Email: info@sra-europe.com

– Web: http://www.sra-europe.com/

– 欧州での事業展開されているお客様に、IT面での総合的なサービスをご提供しています。データベース・アドミニストレーション、ITインフラの構築・運用管理、システム開発、ホスティング、コンサルティングなどがビジネスの柱になっています。1990年設立、20年以上の実績があります。

用語解説

• Exact Globe – オランダExact社の中小企業向けのERPパッケージ

ソフト。主に会計システムとして、特にオランダでは、広く使われている。

• OSS – Open Source Software。ソースコードが公開されて

配布されているソフトウェア。

• Java – コンピュータ言語のひとつ。比較的大規模なWEBシ

ステムを構築する際に広く使われている。

• PHP – コンピュータ言語のひとつ。比較的規模の小さい

WEBシステムを構築する際に広く使われている。

• .NET – Windows の中核をなすアプリケーションプラットフォ

ーム。Windows上で動作するプログラム、もしくはIIS上でのWEBシステムを構築する際には必須の技術。

• HATS – IBM Rational Host Access Transformation Service

。AS/400のシステムをWEB化するためのIBM社のソフトウェア製品。

• SharePoint – 企業やグループで情報を共有するためのMicrosoft

社のソフトウェア製品。

• PostgreSQL – OSSのデータベースのひとつ。SRAグループでは、

SRAOSSがこのソフトウェアに関するサポートサービスをご提供している。

• MySQL – OSSのデータベースのひとつ。Oracle社が提供している。

• SQL Server – Microsoft社のデータベース製品のひとつ。

• DB2 – IBM社のデータベース製品のひとつ。

• Apache (=Apache HTTP server) – OSSで提供されるWEBサーバソフトウェアの定番。

• Apache Tomcat – OSSで提供されるWEBアプリケーションを提供するサーバ

ソフトウェアのひとつ。通常Javaを用いてアプリケーションを構築する。

• IIS – Microsoft社のWEBアプリケーションを提供するサーバソフ

トウェア製品のひとつ。

• WebSphere – IBM社のWEBアプリケーションを提供するサーバソフトウェ

ア製品のひとつ。

• Linux – OSSのオペレーティングシステムのひとつ。

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