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この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に ・ 安全上のご注意(P.2 ~ 3) ・ 使用上のご注意(P.4 ~ 5) をよくお読みください。 このたびは、BOSS デジタル・レコーダ- BR-600 をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。 また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱 説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見るこ とができるよう、手元に置いてください。 © 2005 ボス株式会社 本書の一部、 または全部を無断で複写・転載することを禁じます。 ■ 文中の表記について [ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表わします。 [PLAY] PLAY ボタン [REC] REC ボタン 文中の(P.**)は、参照ページを示しています。

ボス製品保証書 - Roland CorporationBR-600をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱

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Page 1: ボス製品保証書 - Roland CorporationBR-600をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱

●本保証書は、本書記載内容で無料修理をさせていただくことをお約束するものです。

●保証期間中に故障が発生した場合は、お買上げの販売店にご依頼ください。また、修理の際は、本書をご提示ください。

●ご転居・ご贈答品などの場合で、お買上げ販売店に修理を依頼することができない場合は、ローランドサービスステーションにお問い合せください。

●本書は再発行いたしません。所定事項の記入および内容をよくお読みの上、大切に保存してください。

型 名

保 証 期 間

お 客 様

ご芳名

ご住所

取扱販売店名・住所・

お買い上げ日

年  月  日より

本体は一年間

デジタル・レコーダー BR-600

ボス製品保証書

ただし、ソフトウェア、 付属品、消耗部品は除く

太枠内に記入または捺印の無い場合は、必ず販売店発行の領収書またはそのお買い上げ年月日・販売店等を証明するものを保証書に添えて大切に保存してください。記入もしくは添付の無い場合は無効となりますので、ご注意ください。

[持込修理] Products of Roland

本社工場 〒431-1304 浜松市細江町中川2036-1    電話(053)523-0230

保証規定 1. 保証期間内において、取扱説明書・本体貼付ラベルなどの注意書に従った正常なご使用状態で発生した故障については、第3項に示す場合を除き、無料修理いたします。

2. 保証期間内に無料修理をお受けになる場合は、お買い上げの販売店・又は最寄りのローランドサービスステーションにご依頼のうえ、修理の際に本書をご提示ください。お客様のご事情により出張修理を依頼された場合、保証期間中であっても出張料金を申し受けます。

3. 保証期間内でも、次の場合には有料修理となります。

(イ)本書のご提示が無い場合。

(ロ)本書にお買上げ年月日・販売店名の記入が無い場合、または字句を書き換えられた場合。

(ハ)ご使用上の誤り、又は当社の指定者以外の手により修理・改造された場合。

(ニ)本製品に異常がなく、他の部分、他の機器に異常があり、点検及び改善した場合。

(ホ)お買い上げ後の輸送、移動、落下等による故障や損傷および使用中に生じたキズ・汚れなどの外観上の変化。

(ヘ)地震、落雷、風水害、その他の天災地変、火災、公害、ガス、異常電圧による故障や損傷。

(ト)消耗部品(例:電池など)の取り替えを要する場合、および消耗部品の摩耗や劣化に起因する故障や損傷。

4. 本製品は日本国内でご使用いただくことを前提に製造・販売しております。従って本製品の保証は、日本国外ではお受けできませんので、ご了承ください。

This warranty is valid only in Japan.

※ 本保証書は以上の保証規定により無料修理をお約束するものです。従ってこの保証書によってお客様の法律上の権利を制限するものではありません。

※ 本製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)の最低保有期間は製造打切後6年です。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。保有期間経過後も、故障内容によっては修理可能の場合がありますので、ローランドサービスステーションまでお問い合わせください。

※ 修理の際、交換した部品を再生、再利用、製品の品質向上等の目的で回収させていただくことがありますので、ご協力願います。

修理メモ

17041747 2SX

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に

・ 安全上のご注意(P.2 ~ 3)

・ 使用上のご注意(P.4 ~ 5)

をよくお読みください。

このたびは、BOSS デジタル・レコーダ-BR-600 をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。

また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

© 2005ボス株式会社本書の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁じます。

■ 文中の表記について

• [ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表わします。[PLAY] PLAY ボタン[REC] REC ボタン

• 文中の(P.**)は、参照ページを示しています。

Page 2: ボス製品保証書 - Roland CorporationBR-600をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱

取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。

If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.

安全上のご注意

001● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱

説明書をよく読んでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅002c● この機器およびACアダプターを分解したり、

改造したりしないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅003● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か

れていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅004● 次のような場所での使用や保存はしないでく

ださい。

○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○ 雨に濡れる場所○ ホコリの多い場所○ 振動の多い場所

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅007● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に

設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

008b● AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100)

を、AC100V の電源で使用してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅009● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの

上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅010● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン

プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅011● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針

金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅012c● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC

アダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。

○ ACアダプター本体や電源コードが破損したとき○ 煙が出たり、異臭がしたとき○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき○ 機器が(雨などで)濡れたとき○ 機器に異常や故障が生じたとき

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

以下の指示を必ず守ってください

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と 図記号の例

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告 警告

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013● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様

の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅014● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃

を与えないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅015● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな

いでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅016● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または

ローランド・サービスに相談してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅019● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火

や水の中に入れたりしないでください。

101b● この機器とAC アダプターは、風通しのよい、

正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅102d● AC アダプターをコンセントや機器本体に抜

き差しするときは、必ずAC アダプターの本体や出力プラグを持ってください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅103b● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で

プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってください。また、長時間使用しないときは、AC アダプターをコンセントから外してください。AC アダプターとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因になります。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅104● 接続したコードやケーブル類は、繁雑になら

ないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

106● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも

のを置かないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅107d● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラ

グを持って、コンセントや機器本体に抜き差ししないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅108b● この機器を移動するときは、ACアダプターを

コンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅109b● お手入れをするときには、電源を切ってACア

ダプターをコンセントから外してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅110b● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ

ターをコンセントから外してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅111(選択)● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、

液漏れしたりします。次のことに注意してください(P.24 )。

1○ 電池の + と - を間違えないように、指示

どおり入れてください。2

○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。

3○ 長時間使用しないときは、電池を取り出

しておいてください。5

○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースについた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす恐れがあります。また眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流してください。

6○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピ

ンなどと一緒に携帯したり、保管したりしないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅112● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集

のしかたに従って、捨ててください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅118c● 取り外したネジや付属のカバーは、小さなお

子様が誤って飲み込んだりすることのないようお子様の手の届かないところへ保管してください。

警告

注意

注意

BR600_j2 3 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

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BR600_j2 4 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

使用上のご注意

291a2~ 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源、電池のセットや交換について301● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ

ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されているコンセントと同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。

302● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体

が多少発熱しますが、故障ではありません。303a● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使

用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使用してください。

304a● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損

を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行ってください。

306b● この機器には、電池が付属されています。この電池は、

機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。307● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ

ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について351● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを

持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

352a● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ

ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

352b● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着

信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってください。

354a● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ

た車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

355b● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ

く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。

お手入れについて401a● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ

た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

402● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル

コール類は、使用しないでください。

修理について451c● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された

場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

452● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ

ります。大切な記憶内容はメモリー・カードやパソコンに保存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。

453a● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維

持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。

その他の注意について551● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、

失われることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容はバックアップとしてメモリー・カードやパソコンに保存しておいてください。

552● メモリー・カードの失われた記憶内容の修復に関しまし

ては、補償を含めご容赦願います。553● 故障の原因になりますので、ボタン、ダイヤル、入出力

端子などに過度の力を加えないでください。554● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ

い。556● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ

ラグを持ってください。558a● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない

ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

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使用上のご注意

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BR600_j2 5 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

559a● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ

ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。559c● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、

各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。561● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:

EV-5、FV-500L、FV-500H)をお使いください。他社製品を接続すると、本体の故障の原因になる場合があります。

562● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用

ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、次の点にご注意ください。○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機

との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなくなる場合があります。ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。

カードをお使いになる前に

メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の取り扱い704● メモリー・カードは、確実に奥まで差し込んでください。fig.M512-Insert

705● メモリー・カードの端子の部分に触れたり、汚したりし

ないでください。707● 本機のメモリー・カード・スロットはコンパクトフラッ

シュに対応しています。マイクロドライブには対応していません。

708● コンパクトフラッシュは精密な電子部品で作られていま

すので、取り扱いについては次の点に注意してください。○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に

帯電している静電気を放電しておく。○ 端子部に手や金属で触れない。○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な

どに放置しない。(保存温度:-25 度~ 85度)○ 水に濡らさない。○ 分解や改造をしない。

著作権について851● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、そ

の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられています。

853● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使

用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。

204※ Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporation

の米国及びその他の国における登録商標です。206e※ 本書ではMicrosoftCorporation のガイドラインに従っ

て画面写真を使用しています。206j※ Windows ®の正式名称は、

Microsoft ® Windows ® operating system です。207※ Apple、Macintoshは、米国 Apple Computer, Inc. の米

国及びその他の国における登録商標です。209※ MacOSは、米国Apple Computer, Inc. の登録商標です。215a※ MIDI は、社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商

標です。220※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録

商標です。

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BR600_j2 6 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

目次

使用上のご注意 ......................................... 4

BR-600の紹介 .....................................12主な特長 ............................................................12

BR-600 で使えるメモリー・カード..................15メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の初期化について....................................................... 15

カード・カバーの外しかた ......................................15

各部の名称と働き ....................................16トップ・パネル .................................................16

リア・パネル.....................................................22

フロント・パネル..............................................23

電池の入れかた .................................................24

プレイ画面について ..........................................25

クイック・スタート................. 27

周辺機器を接続する.................................28コード・フックの使い方...................................29

マイクの変換ケーブルを使う............................30

メモリー・カードを挿入する............................30

電源を入れる/切る.................................31電源を入れる.....................................................31

電源を切る ........................................................31

デモ・ソングを聴く.................................32デモ・ソングを選ぶ(ソング・セレクト)........32

デモ・ソングを再生する...................................32

現在位置を移動する.................................33早送り/巻き戻し....................................................... 33

演奏の先頭へ移動する............................................... 33

演奏の最後へ移動する............................................... 33

時/分/秒/フレーム/サブ・フレーム単位で移動する.............................. 33

小節/拍単位で移動する ..........................................33

楽器を接続する .......................................34接続するジャックを選ぶ ..........................................34

録音する曲を準備する..............................35新しい曲を作る(ソング・ニュー).......................35

入力を選ぶ..............................................36内蔵ステレオ・マイクをオンにしたいとき ......... 36

入力感度を決める .......................................................36

録音レベルを調節する............................................... 37レベル・メーターを表示する ..................................37

エフェクトを使う(インサート・エフェクト).......................38

エフェクト・パッチを切り替える.....................38インサート・エフェクトを使わずに録音するときは ........................................................... 39

リズムを使う...........................................40リズムとは ...................................................................40

パターンとアレンジ................................................... 40

パターン・モードとアレンジ・モード................... 40

アレンジを鳴らす....................................................... 41

パターンを鳴らす....................................................... 41

アレンジを変える....................................................... 42

パターンを変える .......................................................42

アレンジ/パターンのテンポを変える ................. 43

タップを使ってアレンジ/パターンのテンポを変える ........................................................... 43

録音する.................................................44録音するトラックを選ぶ ..........................................44

録音(REC)モードについて.................................. 45

操作 ............................................................................... 46

録音した演奏を再生する...........................47特定のトラックの音を消す

(トラック・ミュート)............................................... 47

録音した演奏を聞きながら別の録音を演奏する(オーバーダビング).................................48

各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)..............................................49

各トラックの音を調節する ...............................49音のステレオ感を調節する(パン)........................ 49

音色を調節する(トラック EQ)............................. 49

音に潤いや広がりを与える(ループ・エフェクト).............................................. 50

バウンスを行う .................................................52

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BR600_j2 7 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第1章 録音/再生する..........53

録音する.................................................54録音のための曲を作成する ...............................54

データ・タイプについて .......................................... 54

録音するトラックを選ぶ...................................55

V トラックを切り替える ...................................56

入力音のステレオ感を調節する(パン)............56

録音操作 ............................................................57

繰り返し再生させる(リピート)...............58正確なタイミングでリピート区間を設定する...59

ミスしたところだけ録り直す(パンチ・イン/アウト)...........................60

マニュアル・パンチ・イン/アウト.................60[REC]を使ったマニュアル・パンチ・イン/アウト...................... 60

フット・スイッチを使ったマニュアル・パンチ・イン/アウト ..................... 61

オート・パンチ・イン/アウト ........................61オート・パンチ・イン/アウトの位置を決める ..... 61

オート・パンチ・イン/アウトの位置を取り消す . 62

録音の手順 ................................................................... 62

同じ区間の録音を繰り返す(ループ・レコーディング)...............................63

繰り返す区間を決める............................................... 63

録音の手順 ................................................................... 63

操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ).........641つ前の状態に戻す(アンドゥ).......................64

アンドゥを取り消す(リドゥ)..........................64

各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)..............................................65

BR-900CD/BR-864/ BR-532の曲を取り込む ..........................................67BR-900CD/ BR-864の曲を取り込む .................................................67

BR-532 の曲を取り込む....................................68

曲に関する情報を表示させる ....................69録音可能な残り時間を表示させる.....................69

メモリー・カードの使用状況を表示させる ......69

第2章 編集する................... 71

時刻を登録する(ロケーター)...................72時刻(ロケート・ポイント)を登録する..........72

ロケート・ポイントに移動する ........................72

ロケート・ポイントを取り消す ........................72

音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す(スクラブ/プレビュー)...........................73

スクラブを使って音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す ........................73

スクラブ・ポイントを切り替える.....................74

[REW]、[FF]でプレビュー機能が使えるようにする...................................74

トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)...........................75

データをコピーする(トラック・コピー)..........................................75

時刻を指定してコピーする(TME/MES)............ 75

リピート区間をコピーする(AB)..........................77

トラック全体をコピーする(ALL)........................ 78

データを移動させる(トラック・ムーブ)..........................................79

時刻を指定して移動させる(TME/MES)............ 79

リピート区間を移動させる(AB).......................... 80

トラック全体を移動させる(ALL)........................ 81

データを消去する(トラック・イレース).......................................82

時刻を指定して消去する(TME/MES)................ 82

リピート区間を消去する(AB).............................. 83

指定したトラックのデータをすべて消去する(ALL)............................................................................ 84

データを入れ替える(トラック・エクスチェンジ)............................85

録音した曲を整理する..............................86曲をコピーする(ソング・コピー)...................86

曲を消す(ソング・イレース)..........................86

メモリー・カード容量を節約する(ソング・オプティマイズ)...............................87

曲に名前を付ける(ソング・ネーム)...............88

曲を保護する(ソング・プロテクト)...............88

現在の設定を曲に保存する(ソング・セーブ)..............................................89

マスター・テープ/ディスクを作る...........90

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BR600_j2 8 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第3章 エフェクトを使う ...... 91

インサート・エフェクトを使う .................92エフェクト・パッチとバンク............................92

インサート・エフェクトの設定を変更する ......93

インサート・エフェクトの設定を保存する(ライト)............................................................94

インサート・エフェクトの接続位置を変える...95

インサート・エフェクト・パラメーターの働き .96アルゴリズム一覧..............................................96

バンク:GUITAR......................................................... 96

1. COSM GTR AMP .........................................96

2. ACOUSTIC SIM ............................................. 96

3. BASS SIM .......................................................97

4. COSM COMP GTR ......................................97

5. ACOUSTIC GTR............................................ 97

6. BASS MULTI .................................................97

7. COSM BASS AMP....................................... 98

8. COSM COMP BSS ......................................98

バンク:MIC.................................................................98

9. VOCAL MULTI............................................... 98

10. VOICE TRANS ............................................ 98

11. COSM COMP VCL ....................................99

バンク:LINE ...............................................................99

12. STEREO MULTI .........................................99

13. LO-FI BOX ....................................................99

バンク:SIMUL .........................................................100

14. VO+GT AMP .............................................100

15. VO+AC.SIM ................................................100

16. VO+ACOUSTIC ........................................100

パラメーター 一覧...........................................101Acoustic Guitar Simulator(アコースティック・ギター・シミュレーター)101

Acoustic Processor(アコースティック・プロセッサー)........... 101

Bass Simulator(ベース・シミュレーター).............................101

Chorus(コーラス).........................................102

Compressor(コンプレッサー)................... 102

COSM Comp/Limiter(COSM コンプレッサー/リミッター)......102

De-esser(ディエッサー)............................. 103

Defretter(デフレッター)............................. 103

Delay(ディレイ)............................................ 103

Doubling(ダブリング)..................................103

Enhancer(エンハンサー).............................104

Equalizer(イコライザー)..............................104

Flanger(フランジャー)................................ 104

Foot Volume(フット・ボリューム)..........104

Lo-Fi Box(ローファイ・ボックス)........... 105

Noise Suppressor(ノイズ・サプレッサー).................................106

Octave(オクターブ)......................................106

Phaser(フェイザー)......................................106

Pitch Shifter(ピッチ・シフター).............. 106

Preamp(プリアンプ).....................................107

Ring Modulator(リング・モジュレーター).............................108

Slow Attack(スロー・アタック)............... 108

Speaker Simulator(スピーカー・シミュレーター)....................108

Tremolo/Pan(トレモロ/パン)..................109

Voice Transformer(ボイス・トランスフォーマー)....................109

Wah(ワウ).......................................................110

マスタリングをする.............................. 111

マスタリングを行う ........................................111

マスタリング・ツール・キットの設定を変更する ..........................................................113

マスタリング・ツール・キットの設定を保存する(ライト)..........................................114

マスタリング・ツール・キット・パラメーターの働き . 115

アルゴリズム...................................................115

パラメーター一覧...........................................115Equalizer(イコライザー)..............................115

Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)....................116

Enhancer(エンハンサー).............................116

Input(インプット).........................................116

Expander(エクスパンダー).........................116

Compressor(コンプレッサー)................... 117

Mixer(ミキサー)............................................. 117

Limiter(リミッター).......................................117

Output(アウトプット)................................. 117

ループ・エフェクトを使う .................... 118

使用するループ・エフェクトを選ぶ...............118

ループ・エフェクトのかかり具合を調節する.119

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BR600_j2 9 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ループ・エフェクト・パラメーターの働き .120パラメーター 一覧...........................................120

CHORUS/DELAY/DBLN(コーラス/ディレイ/ダブリング).....................120

REVERB(リバーブ)...............................................120

トラックEQを使う.............................. 121トラックEQ を設定する .................................121

トラックEQパラメーターの働き .......... 122

パラメーター 一覧...........................................122

ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)........................ 123

ピッチ・コレクションについて ......................123

ピッチ・コレクションの構成..........................123

ピッチ・コレクションのパッチについて........123

ピッチ・コレクション使用上の注意...............123

ピッチ・コレクションを使う..........................124

ボーカルの音程補正のしかたを設定する(ピッチ・コレクションのエディット)...........126

ピッチ・コレクションの設定を保存する(ライト)..........................................................127

より細かく音程補正のしかたを設定する(補正イベント・マップ).................................128

第4章 リズムを使う...........131

リズムについて .................................... 132ドラム・パッドについて.................................132

ドラムの音色について(ドラム・キット)............................................132

パターン/アレンジとは.................................133パターンとは............................................................ 133

アレンジとは............................................................ 134

パターン・モード/アレンジ・モードについて .............................134

ドラム音を鳴らす ................................. 135

ドラムの音色を変える(ドラム・キット)136

ドラム・キットを選ぶ ...................... 136

オリジナルのドラム・キットを作成する(トーン・ロード).............................. 138オーディオ・トラックからドラム音色を取り込む ..........................................................138

他のドラム・キットからドラム音色をコピーする.......................................................140

取り込んだドラム音を消去する ......................141

ドラム音の定位(パン)を変える...................141

リズム・パターンを鳴らす .................... 142パターンのテンポを変える .............................142

タップ・ボタンを使ってパターンのテンポを変える .............................142

リズム・アレンジを鳴らす .................... 143アレンジのテンポを変える .............................143

タップ・ボタンを使ってアレンジのテンポを変える .............................143

オリジナルのパターンを作成する........... 144ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リアルタイム・レコーディング)....................... 144

目で確認しながらひとつずつ入力する(ステップ・レコーディング)................................144

SMFを取り込んで作る(SMFインポート).....144

ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リアルタイム・レコーディング).... 145レコーディングのリハーサルをする...............146

不要なドラム音を削除する .............................147

メトロノームの音量を変える..........................147

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BR600_j2 10 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

目で確認しながらひとつずつ入力する(ステップ・レコーディング)............ 148

パターンに名前をつける........................ 151

パターンをコピーする........................... 152

パターンを消去する.............................. 153

オリジナルのアレンジを作成する........... 154ステップを挿入する ........................................156

ステップを消去する ........................................156

アレンジに名前をつける........................ 157

アレンジをコピーする........................... 158

アレンジを消去する.............................. 159

第5章 USBを使う............161

USBを使う前に(概要)....................... 162USB を使ってできること................................162

対応OS............................................................162

メモリー・カードのデータ構成 ......................162

パソコンとの接続............................................163

USB 使用時の注意...........................................163

Windowsの場合 ................................ 164BR-600のデータをパソコンに保存する(バックアップ)...............................................164

パソコンにバックアップしたデータをBR-600に戻す(リカバー).............................165

BR-600のトラック・データをWAV/AIFFファイル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)..............................167

WAV/AIFF エクスポート時の残り容量不足解消法................................................ 169

BR-600のトラックにWAV/AIFF ファイルを取り込む(WAV/AIFFインポート).................170

SMFをインポートしてパターンを作る ..........172

WAV/AIFFファイルからドラム音をロードする(トーン・ロード)............................................174

BR-900CD/BR-864 /BR-532のデータを使う...................................................176

Macintoshの場合 ............................. 178BR-600のデータをパソコンに保存する(バックアップ)...............................................178

パソコンにバックアップしたデータをBR-600に戻す(リカバー).............................179

BR-600のトラック・データをWAV/AIFFファイル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)..............................180

WAV/AIFF エクスポート時の残り容量不足解消法 ................................................181

BR-600のトラックにWAV/AIFF ファイルを取り込む(WAV/AIFFインポート).................182

SMFをインポートしてパターンを作る ..........184

WAV/AIFFファイルからドラム音をロードする(トーン・ロード)............................................186

BR-900CD/BR-864 /BR-532のデータを使う...................................................188

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BR600_j2 11 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第6章 その他の便利な機能 .189

ディスプレイのコントラストを調節する .190

フット・スイッチ/エクスプレッション・ペダルを使う ....................................... 191エクスプレッション・ペダルを使う場合........191

フット・スイッチを使う場合..........................191

楽器のチューニングをする(チューナー)192チューナーに切り替える.................................192

チューニング時の表示内容について.....................192

チューニングする............................................192

チューナーの基準ピッチを設定する...............193

外部オーディオ機器の出力をBR-600の出力にミックスさせる(オーディオ・サブ・ミックス).............. 194

むずかしいフレーズを練習する(フレーズ・トレーナー)........................ 195

スピードを遅くする(タイム・ストレッチ).....................................195

中央の音を消す(センター・キャンセル).................................196

BR-600の設定を初期化する(イニシャライズ)................................. 197

BR-600 の設定をすべて初期化(イニシャライズ)する...................................197

システムの設定を初期化(イニシャライズ)する...................................197

エフェクトの設定を初期化(イニシャライズ)する...................................198

リズムのアレンジ/パターン/ドラム・キットを初期化(イニシャライズ)する ......................198

メモリー・カードを初期化(イニシャライズ)する...................................199

電池の消耗を抑える(パワー・セーブ)... 200パワー・セーブ状態を解除する.............................200

ユーティリティー・パラメーター一覧 ... 201システム・パラメーターについて...................201

シンク・パラメーターについて ......................202

スクラブ・パラメーターについて...................202

第7章 資料........................203

エフェクト・パッチ一覧........................ 204

マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧 . 207

ピッチ・コレクション・パッチ一覧........ 207

アレンジ/ パターン一覧........................ 208プリセット・アレンジ一覧 .............................208

プリセット・パターン一覧 .............................209

パラメーター一覧 ................................ 210

故障かな? と思う前に・・・................. 213音のトラブル...................................................213

メモリー・カードのトラブル..........................214

USB のトラブル ..............................................214

エラー・メッセージ一覧........................ 215

主な仕様.............................................. 218

索引 .................................................... 220

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BR600_j2 12 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600の紹介

■ 簡単な操作系BR-600は、音楽レコーダー感覚で初心者でも簡単に操作できるように設計されたデジタル・マルチトラック・レコーダーです。

演奏の録音からミックス・ダウンまで、お買い上げになったその日から誰でも手軽にデジタル・レコーディングの魅力に触れることができます。

■ 持ち運びに便利な薄型サイズBR-600は、ポータビリティーを重視した B5版サイズ、厚さ 27mmの薄型設計です。単 3乾電池(アルカリ乾電池推奨)6本で動作させることができますので、ギター・ケースのポケットに入れておき、どこでも持ち運んで録音が可能です。

■ デジタル・オーディオ・ワークステーション

全てのプロセスをフル・デジタル化BR-600には、デジタル・ミキサーやデジタル・レコーダーに加え、デジタル・エフェクトが 5系統内蔵されています。

編集やトラック・バウンス、エフェクト処理、ミックス・ダウンといった音楽制作に必要な全てのプロセスを、本体内で信号を劣化させることなくフル・デジタルで処理することができます。

さらにUSB端子を使って、作曲したデータをパソコンに保存することが可能です。

リズム機能思いついたフレーズや、曲のアイデアを録音する際に便利な「リズム機能」を搭載。イメージにあったリズム・パターンを選んだ後、テンポを設定するだけの簡単操作です。

あらかじめ内蔵されたリズム・パターンのほか、オリジナルのリズム・パターンを作ることもできます。リズムを使用して録音することにより、小節単位での編集作業が容易になります。

『第 4章 リズムを使う』(P.131)

“Vトラック”を搭載BR-600は、8トラックを備えたデジタル・レコーダーを搭載しており、2トラックの同時録音や 8トラックの同時再生が可能です。

各トラックにはそれぞれ 8つの仮想トラック(Vトラック)を持ち、合計 8× 8= 64トラックまで録音することができます。そのため、例えばギター・ソロのトラックにたくさんのテイクを録音しておき、その中から気に入った部分だけをつなぎ合わせる、といったことも可能です。

また、8トラック全てを再生しながらVトラックにミックス・ダウンすることが可能ですので、トラックがいっぱいになっても消去する必要がありません。

主な特長

各トラックは 8つの仮想トラックから構成されており、その中からどれか 1つを選んで、録音/再生することができます。つまり、最大で 8× 8= 64トラックに演奏を録音することができ、その中から 8トラックを選んで再生できることになります。この各トラックを構成する仮想トラックをVトラックと呼びます。

巻末に『トラック・シート』(P.230)がありますの

で、Vトラックを使った曲を録音するときなどにコ

ピーしてご利用ください。

V-Track2V-Track1

V-Track3V-Track4V-Track5V-Track6V-Track7V-Track8

V トラックとは

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BR-600の紹介

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BR600_j2 13 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

多彩なデジタル・エフェクトBR-600には、種類の異なるエフェクトが 5系統装備されています。録音用(インサート・エフェクト)、センド・リターン用(ループ・エフェクト)、音質補正用(トラックEQ)、ボーカルの音程補正用(ピッチ・コレクション)、マスタリング用(マスタリング・ツール・キット)として独立しており、用途に応じて使い分けることができます。そのため、外部エフェクターを接続することなく、本機 1台でハイ・レベルな曲作りが可能となります。

インサート・エフェクトとしては、COSM によるアンプ・モデリングをはじめとして、様々なシミュレーターやエフェクトを内蔵。ギターはもちろん、ボーカルやキーボード向けのマルチ系エフェクトまで幅広く搭載しています。

ループ・エフェクトにはコーラス、リバーブといった、ミックス・ダウンには欠かせない空間系エフェクトをステレオで装備。トラック EQは、ロー、ハイの 2バンド EQを搭載し、ミックス・ダウン時の音質補正に威力を発揮します。

ピッチ・コレクションではボーカルの音程を自由に補正することができ、より高品位で正確な演奏が得られます。

マスタリング・ツール・キットは、ミックス・ダウンした曲の音圧をかせぐなどの効果が得られます。

『インサート・エフェクトを使う』(P.92)『ループ・エフェクトを使う』(P.118)『トラック EQを使う』(P.121)『ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)』(P.123)『マスタリングをする』(P.111)

編集機能デジタルのメリットを活かして、コピー、ムーブ、イレースなどの編集作業を行うことができます。例えば、「数小節のフレーズを繰り返しコピーする」「数小節のフレーズを別のトラックに移動させる」「データの一部または全部を消去する」といった編集作業が簡単に行えます。

非破壊編集デジタル・レコーダーならではの、非破壊編集(ノン・ディストラクティブ・エディット)を採用しています。非破壊編集によって編集や録音作業を元に戻すことができます(アンドゥ/リドゥ機能)。

『操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ)』(P.64)

ポイントへの素早い移動任意の位置(ポイント)に印を付けておくことができます(ロケーター機能)。前奏の終わりや、間奏のはじまる位置などを登録しておけば、聴きたいところへ瞬時に移動できます。

『時刻を登録する(ロケーター)』(P.72)

クロマチック・チューナーを搭載(音域 C1 ~B6)クロマチック・チューナー搭載により、ギターやベースを本機に接続したまま、チューニングすることができます。

『楽器のチューニングをする(チューナー)』(P.192)

■ フレーズ・トレーナー機能CDプレーヤーやMDプレーヤーなどから録音した曲を、音程を変えずに速度だけ遅くして再生することができます。また、曲の中で中央から聞こえる音(ボーカルやギター・ソロなど)を消すこともできます。

『むずかしいフレーズを練習する(フレーズ・トレーナー)』(P.195)

■ USB 端子を搭載パソコンと接続することでデータのやりとりが可能になります。

実在する物体の構造、素材などを別の手法で仮想的に構築する「モデリング」技術。COSM はその数あるサウンド・モデリング技術を発展させ、さらに新しいサウンドを創り出すローランド独自の技術です。

COSM(Composite Object SoundModeling)とは

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BR600_j2 14 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ さまざまな入力端子(ジャック)入力ジャックとして以下のものを備えています。

GUITAR/BASS:

ギターやベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダンスの入力ジャック(標準プラグ・タイプ)です。

MIC1:

マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプのジャックとなります。ボーカルやナレーションを録音する場合などはこちらに接続します。

MIC2:

マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプのジャックとなります。MIC1 と合わせてマイクを 2本使って録音したい場合に、2本目のマイクをこちらに接続します。

LINE IN:

MDプレーヤーや携帯オーディオ・プレーヤーなどのライン・レベル用のステレオ入力ジャック(ステレオ・ミニ・タイプ)です。

■ 内蔵ステレオ・マイクBR-600には、本体にステレオ・マイクを内蔵していますので、バンド練習を簡単に録音したい時などに最適です。

※ 外部マイクが接続されている場合、内蔵ステレオ・マイクはオフになります。(P.36)

※ このマイクはスピーカーではありません。音を聴きたいときはヘッドホンをご使用になるか、LINE OUT に音響機器を接続してください。

■ 場所を選ばない 2電源方式電源に乾電池(単 3乾電池 6本、アルカリ乾電池推奨)またはACアダプターを使用することができます。

乾電池と本体内蔵ステレオ・マイクを使えば、本体のみでの録音も可能です。

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BR-600の紹介

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BR600_j2 15 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600はメモリー・カードとしてコンパクトフラッシュを使用し、録音・再生を行います。

BR-600では、電源電圧 3.3 V で 32MB~ 1GB のコンパクトフラッシュを使用することができます。

BR-600で推奨するメモリー・カード(コンパクトフラッシュ)については、別紙『メモリー・カードについて』をご覧ください。

■ メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の初期化について

コンピューター・ショップなどでお買い求めになられたコンパクトフラッシュや、デジタル・カメラで使用していたコンパクトフラッシュをそのままBR-600 で使用することはできません。

これらのコンパクトフラッシュをBR-600 で使う場合は、初期化(イニシャライズ)をする必要があります。コンパクトフラッシュの初期化については、P.199 をご覧ください。

■ カード・カバーの外しかた工場出荷時には、メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の盗難防止用として、カード・カバーにネジが取り付けられています。

カード・カバーを外すときは、以下の手順で行ってください。

1111BR-600 本体を裏返します。

2222本体底面にあるネジを(+)ドライバーで外します。

3333カード・カバーの上下を指で挟みながら、下図の矢印の方向に引き抜きます。

4444紛失防止のため、外したネジは下図の位置に(+)ドライバーで取り付けておきます。

5555本体を元に戻します。

BR-600 で使えるメモリー・カード

• コンパクトフラッシュType II は使用できません。

• コンパクトフラッシュは、お近くのパソコン販売

店、デジタル・カメラ取扱店でお買い求めください。

• 本体を裏返す際は、ボタン、ダイヤルなどを破損しな

いように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端

に敷いてください。また、その際、ボタン、ダイヤル

などが破損しないような位置に配置してください。

• 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさない

よう取扱いにご注意ください。

• ネジをはずした場合は、小さなお子さまが誤って

飲み込んだりすることがないようお子さまの手の

届かないところへ保管してください。

• CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および

は米国SanDisk 社の商標であり、CF(Compact-

Flash Association)にライセンスされています。

• ボス株式会社は、CompactFlash ™ およびCF ロゴ

( )のライセンシーとして認定されています。

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BR600_j2 16 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

各部の名称と働き

インプット・セクション

GUITAR/BASS/MIC2ダイヤルGUITAR/BASS/MIC2の入力感度を調節します。

MIC1ダイヤルMIC1 および内蔵ステレオ・マイクの感度を調節します。

PEAK(ピーク)インジケーターそれぞれの入力ジャック(GUITAR/BASS、MIC2、MIC1)に入力している音(入力ソース)の歪み具合を確認できます。

音が歪みだすレベルの約 -6dB でインジケーターが点灯します。強く弾いたときにPEAK インジケーターが時々点灯する程度になるよう、ダイヤルで入力感度を調節してください。

『入力感度を決める』(P.36)

REC LEVEL(レコーディング・レベル)ダイヤル入力ソースの音量を調節し、トラックに録音される音量を調節します。

※ 録音時、モニター(試聴)している音量を下げるためにREC LEVELダイヤルを絞ると、小さな音量でトラックに録音されてしまいます。このため、再生時にトラックの音量を上げるとノイズが目立ちやすくなります。

モニターしている音量を下げるときは、MASTERフェーダーで音量を下げてください。また、再生している演奏の音量を変えたいときは、各トラックのTRACKフェーダーで調節してください。

『録音レベルを調節する』(P.37)

トップ・パネル

1

8

23

4

56

7

1

音が歪まない範囲で、できるだけ大きな音量で録音すると良いでしょう。音質やノイズの面で有利になります。なお、試聴している音量を下げるときは、MASTER フェーダ-を下げてください。

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各部の名称と働き

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BR600_j2 17 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

INPUT SELECT(インプット・セレクト)ボタン録音する入力ソース(入力ジャック)をボタンで選びます。選んだボタンが点灯します。点灯している INPUT SELECTボタンを押すと消灯に変わり、入力音をミュート(消音)することができます。

『入力を選ぶ』(P.36)

[GUITAR(ギター)]ギターまたはベース用のGUITAR/BASSジャック、またはマイク用のMIC2 ジャックが選ばれます。

[MIC(マイク)]マイク用のMIC1 ジャック、または内蔵ステレオ・マイクが選ばれます。MIC1 ジャックまたはMIC2 ジャックに外部マイクが接続されている時は、内蔵ステレオ・マイクはオフになります。

[LINE(ライン)]MDプレーヤーや携帯オーディオ・プレーヤーなどのライン用の LINE IN ジャック(ステレオ)が選ばれます。

SIMUL(サイマル)[GUITAR]と[MIC]を同時に押すことにより、この 2種類の入力を同時に録音することができます。

※ INPUT SELECTを切り替えると、インサート・エフェクトのバンクが自動的に切り替わります。(P.92)

[REC MODE(レコーディング・モード)]レコーディングするモードを選びます。

『録音する』(P.44、P.54)『バウンスを行う』(P.49、P.65)『マスタリングをする』(P.111)

[EXIT(イグジット)]前の画面に戻したり、操作を取り消します。

[ENTER(エンター)]選択の決定や、入力を確定します。

CURSOR(カーソル)ボタンカーソルを移動します。

TIME/VALUE(タイム/バリュー)ダイヤル曲の現在位置の移動(曲の早送りや巻き戻し)に使います。各種機能の設定時には設定値(バリュー)を変更します。

[PAD(パッド)]ドラム演奏用のボタン(ドラム・パッド)を有効にします。

『第4 章 リズムを使う』(P.131)

[EFFECTS(エフェクト)]インサート・エフェクト(P.92)のオン/オフや、設定を変更(エディット)する画面を呼び出します。マスタリング・ツール・キットの設定もここで行います。

[PITCH CORRECTION(ピッチ・コレクション)]ピッチ・コレクションのオン/オフをします。録音したボーカルの音程を補正します。

『ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)』(P.123)

[PAN/EQ/LOOP FX(パン/イコライザー/ループ・エフェクト)]

PAN

各トラックの再生音や、入力されている音のパン(定位)を設定する画面を呼び出します。(P.49、P.56)

EQ

各トラックの音質(ロー/ハイ)を補正する画面を呼び出します。(イコライザー)(P.49)

LOOP FX

各トラックからループ・エフェクト(P.50、P.118)へ送る音量(センド・レベル)を設定する画面や、パラメーターを設定する画面などを呼び出します。(P.120)

『ループ・エフェクトを使う』(P.118)『トラック EQを使う』(P.121)

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BR600_j2 18 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

[TUNER (チューナー)]内蔵チューナーのオン/オフを切り替えます。

『楽器のチューニングをする(チューナー)』(P.192)

[RHYTHM ON/OFF(リズム・オン/オフ)]リズム機能のオン/オフを切り替えます。

[ARRANGE(アレンジ)]リズム機能をアレンジ・モードに切り替えます。

『リズム・アレンジを鳴らす』(P.143)『オリジナルのアレンジを作成する』(P.154)

[PATTERN(パターン)]リズム機能をパターン・モードに切り替えます。

『リズム・パターンを鳴らす』(P.142)『オリジナルのパターンを作成する』(P.144)

[RHYTHM EDIT(リズム・エディット)]リズムのアレンジやパターンの編集画面を呼び出します。

『ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リアルタ

イム・レコーディング)』(P.145)

『目で確認しながらひとつずつ入力する(ステップ・

レコーディング)』(P.148)

[PHRASE TRAINER(フレーズ・トレーナー)]フレーズ・トレーナーに関する設定を行います。

フレーズ・トレーナー使用時に、中央で鳴っているボーカルなどの音を消す(センター・キャンセル)機能のオン/オフの設定、再生スピードを遅くする(タイム・ストレッチ)機能のオン/オフを設定します。

『スピードを遅くする(タイム・ストレッチ)』(P.195)『中央の音を消す(センター・キャンセル)』(P.196)

[V-TRACK(Vトラック)]Vトラックの選択画面を呼び出すボタンです。

『Vトラックとは』(P.12)『Vトラックを切り替える』(P.56)

[UTILITY(ユーティリティー)]トラックの編集をはじめ、曲の管理、メモリー・カードの操作など、さまざまな機能を呼び出します。

[UNDO/REDO(アンドゥ/リドゥ)]最後に行った録音やデータの編集操作を取り消して、元の状態に戻します(アンドゥ)。もう一度このボタンを押すと、取り消した録音を元に戻したり、編集操作を再度実行することができます(リドゥ)。

『操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ)』(P.64))

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Rev0.10

BR600_j2 19 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音/ 再生セクションAUTO PUNCH(オート・パンチ)オート・パンチ・イン/アウトの設定をします。

[ON/OFF(オン/オフ)]オート・パンチ・イン/アウトのオン/オフを切り替えます。オンの時にはボタンが点灯します。

『オート・パンチ・イン/アウトの位置を決める』(P.61)

[IN(イン)]オート・パンチ・インの位置を設定します。このボタンを押すと現在の位置がパンチ・インの位置として記憶され、ボタンが点灯します。また、パンチ・インの位置を設定した後にこのボタンを押すと、パンチ・インの位置に時刻を移動させることができます。

※[ON/OFF]を押しながらこのボタンを押すと、記憶されているパンチ・インの位置が取り消されます。

『オート・パンチ・イン/アウトの位置を取り消す』(P.62)

[OUT(アウト)]オート・パンチ・アウトの位置を設定します。このボタンを押すと現在の位置がパンチ・アウトの位置として記憶され、ボタンが点灯します。また、パンチ・アウトの位置を設定した後にこのボタンを押すと、パンチ・アウトの位置に時刻を移動させることができます。

※[ON/OFF]を押しながらこのボタンを押すと、記憶されているパンチ・アウトの位置が取り消されます。

『オート・パンチ・イン/アウトの位置を取り消す』(P.62)

[LOCATOR(ロケーター)]任意の時刻を登録します。このボタンを押すと、登録されている時間に移動することができます。

時刻が登録されていると、ボタンが点灯します。

※ AUTO PUNCH [ON/OFF]を押しながらこのボタンを押すと、登録されている時刻が取り消されます。

『時刻を登録する(ロケーター)』(P.72)

[ZERO(ゼロ)]時刻 00:00:00-00.0 に移動します。

『現在位置を移動する』(P.33)

[REW(リワインド)]ボタンを押している間、曲を巻き戻します。

『現在位置を移動する』(P.33)

[FF(ファスト・フォワード)]ボタンを押している間、曲を早送りします。

『現在位置を移動する』(P.33)

[REPEAT(リピート)]聞きたい部分を指定して、繰り返し聞くことができます。

パンチ・イン/アウト(P.60)で録音を繰り返したい場合や、フレーズの練習やコピーをするときなどに使用すると便利です。

『繰り返し再生させる(リピート)』(P.58)

[STOP(ストップ)]曲の録音/再生を停止します。

『録音操作』(P.57)

[PLAY(プレイ)]曲を再生します。[REC]が押されて点滅している場合は、[PLAY]を押すと録音を開始します。録音/再生中はボタンが緑色に点灯します。

『デモ・ソングを再生する』(P.32)『録音操作』(P.57)

[REC(レコーディング)]録音ボタンです。通常の録音操作のほか、パンチ・イン/アウトの切り替えにも使用します。録音待機時にはボタンが赤色で点滅し、録音中は赤色の点灯にかわります。

『録音操作』(P.57)『マニュアル・パンチ・イン/アウト』(P.60)

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BR600_j2 20 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

トラック・フェーダー・セクション

TRACK (トラック)フェーダー1 ~4、5/6~7/8各トラックの再生時の音量をコントロールします。

RHYTHM(リズム)フェーダーリズムの音量を調節します。

『アレンジを鳴らす』(P.41)『パターンを鳴らす』(P.41)

MASTER(マスター)フェーダー全体の音量をコントロールします。

『デモ・ソングを再生する』(P.32)

REC TRACK(レコーディング・トラック)ボタン1~4、5/6~7/8録音するトラックを選びます。録音に指定されたトラックのボタンは赤色で点滅し、録音中は赤色に点灯します。録音を終了すると、トラックのボタンは橙色と緑色の交互点灯になります。

点灯状態とトラックの状態の関係は次の通りです。

消灯:録音されたデータがない(録音されていない)トラック

緑色:録音されたデータがある(録音された)トラック

赤色の点滅:録音待機状態で録音先に指定されているトラック

赤色:録音中のトラック

橙色と緑色の交互点灯:録音されたデータがあり、録音先に指定されているトラック

『録音する』(P.54)

[TAP (TEMPO)(タップ(テンポ))]このボタンを叩く間隔で、リズムのテンポを決めることができます。

『タップを使ってアレンジ/パターンのテンポを変える』(P.43)

[DELETE/MUTE(デリート/ミュート)]このボタンを押しながらREC TRACKボタンを押すと、そのトラックの音をミュート(消音)することができます。再び同じ操作を行うと、ミュートは解除されます。

ミュートされている間、そのトラックのREC TRACKボタンは橙色または緑色の点滅になります。

※ 録音トラックがミュートされていた場合、録音終了時にミュートは解除されます。

『特定のトラックの音を消す(トラック・ミュート)』(P.47)

リズムのパターン作成時には、このボタンを押しながらドラム・パッドを押すと、入力したリズム音を削除することができます。

『不要なドラム音を削除する』(P.147)

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Rev0.10

BR600_j2 21 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ディスプレイ

音量のレベルやメニュー画面、パラメーター設定画面など、そのときの設定項目に応じた情報を表示します。

表示画面が見づらい場合は、「ディスプレイのコントラストを調節する」(P.190)をご覧ください。

1. 小節

曲の現在位置を表示します。左側から順に小節数ー拍数ークロックを表わします。

2. テンポ

リズムのテンポを表示します。

3. 時刻

曲の現在位置の時刻を「** 時(h)** 分(m)** 秒(s)」で表示します。

4. フレーム

曲の現在位置のフレーム数を表示します。

1秒間あたり 30フレーム(ノン・ドロップ)に設定されています。これはMTC(MIDIタイム・コード)と呼ばれる仕様の一種です。

MEMORY CARD(メモリー・カード)スロット

データを保存するメモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の差し込み口です。メモリー・カードが挿入されていないと録音することはできません。

イジェクト・ボタンメモリー・カードを取り出すためのボタンです。

『メモリー・カードを挿入する』(P.30)

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本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中のディスプレイ上の設定は一致していません。あらかじめご了承ください。

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イジェクト・ボタン

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BR600_j2 22 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1. MIC2(マイク 2)ジャック(TRS標準タイプ)マイク用の入力ジャックです。(P.34)

※ GUITAR/BASSとMIC2の両方にプラグが接続されているときは、MIC2ジャックが優先されます。

※ MIC2 に外部マイクが接続されているときは、内蔵ステレオ・マイクはオフになります。

2. MIC1 (マイク1)ジャック(TRS標準タイプ)マイク用の入力ジャックです。(P.34)

※ MIC1 に外部マイクが接続されているときは、内蔵ステレオ・マイクはオフになります。

MIC1 ジャックおよびMIC2 ジャックのピン配置は次のようになっています。

3. LINE IN(ライン・イン)ジャック(ステレオ・ミニ・タイプ)

アナログ・オーディオ信号の入力ジャックです。(P.34)MDプレーヤーや携帯オーディオ・プレーヤーなどのオーディオ機器の出力を接続するときに使用します。

4. LINE OUT(ライン・アウト)ジャック(RCAピン・タイプ)

アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。外部オーディオ機器(ステレオ・アンプなど)を接続したり、MDレコーダーなどを接続して、BR-600 の出力をアナログ録音することができます。(P.90)

5. USBコネクターUSBケーブルを使ってパソコンと接続するコネクターです。(P.163)BR-600 とパソコンの間でデータのやりとりを行います。

6. FOOT SW/EXP PEDAL(フット・スイッチ /エクスプレッション・ペダル)ジャック

別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2)やエクスプレッション・ペダル (Roland EV-5、BOSSFV-500L/FV-500H)を接続する入力ジャックです。

• フット・スイッチを使用すると、曲の再生/停止やパ

ンチ・イン/アウトなどを足もとでコントロールする

ことができます。

• エクスプレッション・ペダルを使用すると、インサー

ト・エフェクトの効果を足もとでコントロールするこ

とができます。

『フット・スイッチ/エクスプレッション・ペダル

を使う』(P.191)

7. POWER(パワー)スイッチ

電源スイッチです。本機の電源をオン/オフします。(P.31)

8. DC IN(AC アダプター)ジャック

ACアダプター(PSA-100、別売)を接続します。(P.28)PSA-100は楽器店でお買い求めいただけます。

9. コード・フック

ACアダプターのケーブルが誤って抜けないよう、ここにケーブルを引っ掛けてご使用ください。(P.29)

10. 盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)

市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。http://www.kensington.com/

リア・パネル

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45678923 1

ホット コールド

• ACアダプターは必ずPSA-100をお使いください。

他のアダプターをご使用になりますと、発熱・故

障などの原因となります。

• 使用中にAC アダプターが抜けると、大切なデー

タが破壊される場合があります。

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BR600_j2 23 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1. GUITAR / BASS(ギター/ベース)ジャック

ギターやベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダンスの入力ジャックです。(P.34)

2. MIC1 L / R(内蔵ステレオ・マイクL / R)

このマイクを使ってステレオ録音することができます。

『入力を選ぶ』(P.36)『内蔵ステレオ・マイクをオンにしたいとき』(P.36)

※ このマイクはスピーカーではありません。音を聴きたいときにはヘッドホンをご使用になるか、LINE OUTに音響機器を接続してください。

3. ヘッドホン・ジャック (ステレオ標準タイプ)

別売のステレオ・ヘッドホンを接続します。ヘッドホンを接続するとライン・アウトと同じ音を聞くことができます。

フロント・パネル

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3 1

ヘッドホンの音量は MASTERフェーダーで調節します。

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Rev0.10

BR600_j2 24 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111電源スイッチがオフになっていることを確認します。

2222BR-600 本体を裏返します。

3333バッテリー・カバーを矢印の方向に引き抜き、取りはずします。

4444バッテリー・ケースに、+/-を間違えないようにして単 3乾電池 6 本を入れます。

5555バッテリー・カバーを取り付けます。

電池の入れかた

• 本体を裏返す際は、ボタン、ダイヤルなどを破損

しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四

隅や両端に敷いてください。また、その際、ボタ

ン、ダイヤルなどが破損しないような位置に配置

してください。

• 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさない

よう取扱いにご注意ください。

• 電池寿命が長いアルカリ電池のご使用をお薦めしま

す。

• 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電

池を混ぜて使用しないでください。

• 充電式電池は使用しないでください。

• 電池容量が少なくなるとディスプレイに“Battery

Low!”と表示されます。このメッセージが表示さ

れたら、早めに新しい電池と交換してください。

• 電池の持続時間は、使用状況や電池の品種によっ

て変わります。またコンパクトフラッシュの品種

や容量によっても変わります。

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各部の名称と働き

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BR600_j2 25 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600では、電源投入直後などに表示される基本の画面(下図参照)を「プレイ画面」と呼びます。

本取扱説明書では、特に注意がないかぎり、プレイ画面にいるものとして操作します。

プレイ画面について

プレイ画面

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MEMO

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BR600_j2 26 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

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クイック・スタート

クイック・スタート

BR600_j2 27 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

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Rev0.10

BR600_j2 28 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

周辺機器を接続する

下図のように接続してください。また接続の際は各機器の電源がオフの状態で行ってください。

オーディオ・セットなど

ACアダプター (PSA-100)

コンピューター

マイク

■ フロント・パネル

■ リア・パネル

エレキ・ギター エレキ・ベース

ステレオ・ヘッドホン

フット・スイッチ (FS-5Uなど)

エクスプレッション・ペダル (Roland EV-5など)

CD/MD プレーヤーなど

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周辺機器を接続する

クイック・スタート

Rev0.10

BR600_j2 29 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600の裏側には、ACアダプター(PSA-100)のコードを固定するための溝(コード・フック)が設けられています。

ACアダプターのコードはコード・フックに固定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、ACアダプター・ジャックに無理な力が加わることを防ぐことができます。

ACアダプターによってコードの太さや形が異なります。下図のAまたはB のように、コードが確実に固定される溝に掛けてください。

• 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカー

などの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量

を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

• マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリン

グ音(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、以下のように対処してください。

1. マイクの向きを変える

2. マイクをスピーカーから遠ざける

3. 音量を下げる

• MIC1 およびMIC2 ジャックは、バランス入力にも

対応するTRS 標準タイプとなっています。MIC1

およびMIC2 ジャックのピン配置は次のように

なっています。接続する時は、接続機器のピン配

置を確認のうえ、接続して下さい。

• フット・スイッチに FS-5U(別売)を使うとき

は、ポラリティー・スイッチを次のように設定してください。ポラリティー・スイッチを正しく設定しないと、フット・スイッチでのコントロールがうまく行えません。

• フット・スイッチに FS-6(別売)を使うこともで

きます。FS-6 を使用する場合は、FS-6のジャックAまたはジャックBのどちらか一方をお使いください。またポラリティー・スイッチは「FS-5U」に設定してください。ジャックA&Bは、使用できません。

• エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、

BOSS FV-500L/FV-500H)を使うときは、MINボリュームを“0”に設定してください。

ホット コールド

ポラリティー・スイッチ

コード・フックの使い方

コード・フック

A)

B)

• コードを無理に溝に押し込めないでください。

断線の原因になります。

• 机の上などでBR-600 を裏返すと、机やBR-600

本体に傷がつく原因になります。必ず柔らかい場

所で、または布などを敷いて作業するようにして

ください。

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周辺機器を接続する

Rev0.10

BR600_j2 30 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

お持ちのマイクのケーブルがXLRコネクターの場合、BR-600に付属の変換ケーブルを使って接続することができます。接続方法は次のとおりです。

メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)は、カード・ラベルが上になるように差し込みます。

マイクの変換ケーブルを使う

マイク

変換ケーブル

• 変換ケーブルのXLRコネクターのピン配置は次の

ようになっています。接続する時は、接続機器の

ピン配置を確認のうえ、接続して下さい。

• BR-600 はファンタム電源を供給しませんので、

ファンタム電源の必要なコンデンサ・マイク等を

接続しても音は出ません。ご注意ください。

ホット

コールド

メモリー・カードを挿入する

• メモリー・カードは挿入方向や表裏に注意し、確

実に奥まで差し込んでください。また、無理な挿

入はしないでください。

• メモリー・カードの接点の部分に触れたり、汚し

たりしないでください。

• メモリー・カードの抜き差しは、必ず本体の電源

を切った状態で行ってください。電源を入れたま

ま行うと、メモリー・カードのデータが壊れる、

またはメモリー・カードが使えなくなる恐れがあ

ります。

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BR600_j2 31 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

電源を入れる/切る

クイック・スタート

Rev0.10

必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

1111電源を入れる前に次のことを確認します。

□ 外部機器と正しく接続されていますか?

□ 本機および接続する機器の音量が最小になっていますか?

□ メモリー・カードが差し込まれていますか?

2222BR-600 のMASTER フェーダーを下げます。

3333入力ジャック(GUITAR/BASS、MIC1、MIC2、LINEIN)に接続した機器の電源をオンにします。

4444リア・パネルの POWER スイッチをオンにします。

5555出力ジャック(LINE OUT)に接続した機器の電源をオンにします。

1111曲の再生が停止していることを確認します。

2222各機器の電源を、電源を入れたときと逆の順序でオフにします。

3333“Keep power on!”と表示されていないことを確認します。

4444本機の POWERスイッチをオフにします。

電源を入れる 電源を切る

• 本機の電源を切るときは、必ずレコーダーを停止

させた状態で行ってください。録音/再生中に電

源を切った場合には、データやミキサーの設定、

エフェクト・パッチのデータが消えてしまいます。

• AC アダプターを使うときは、使用中にACアダプ

ターが抜けることのないように注意してください。

AC アダプターが抜けると、データが破壊される

場合があります。

•“Keep power on!”と表示されているときに電源

を切ると、データは破壊されます。絶対に切らな

いようご注意ください。

• この機器は回路保護のため、電源をオンしてから

しばらくは動作しません。

• 工場出荷時には、メモリー・カードがスロットに

差し込まれています。

• 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を

絞っても、電源を入れるときに音がすることがあ

りますが、故障ではありません。

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Rev0.10

BR600_j2 32 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

デモ・ソングを聴く

電源投入直後は、前回選ばれていた曲が選ばれ、曲の再生に必要なデータが読み込まれます。読み込みが終了すると、プレイ画面になります。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SEL”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・セレクト画面が表示されます。

3333TIME/VALUE ダイヤルを回して、“01:Lydia”を選びます。

4444[ENTER]を押します。

1111TRACKフェーダー 1~ 4、5/6~ 7/8と RHYTHMフェーダーを下図の位置に合わせ、MASTERフェーダーを下げます。

2222[PLAY]を押します。

曲がスタートします。MASTERフェーダーをゆっくり上げて音量を調節してください。

3333TRACKフェーダ-を動かし、各トラックの音量を好みに合わせて調節します。

デモ・ソングを選ぶ(ソング・セレクト)

1 22,4 3

デモ・ソングを再生する

• 本製品には 1曲のデモ・ソングが付属しています。

はじめて電源をONしたときは、自動的にデモ・

ソングが選ばれ、再生に必要なデータが読み込ま

れます。

• 本製品に付属しているデモ・ソングを個人で楽し

む以外に権利者の許諾なく使用することは、法律

で禁じられています。権利者に無断でこれらの

データの複製を作ったり、二次的著作物で利用し

たりしてはいけません。

※ ディスプレイには“Lydia”とだけ表示されます。

Twisted Lydia

© Robert Marcello 2005

曲名

作曲者

著作権

Robert Marcello

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現在位置を移動する

クイック・スタート

Rev0.10

現在位置を移動するには、次のような方法があります。

■ 早送り/巻き戻し[FF]を押している間は曲が早送りになり、[REW]を押している間は巻き戻しになります。

■ 演奏の先頭へ移動する曲の先頭の時刻に移動するときは、[STOP]を押しながら[REW]を押します。

各トラックで選ばれているVトラックがチェックされ、曲の先頭の時刻に移動します。

[ZERO]を押すと、時刻 00:00:00-00.0 に移動します。

■ 演奏の最後へ移動する曲の最後の時刻に移動するときは、[STOP]を押しながら[FF]を押します。

各トラックで選ばれているVトラックがチェックされ、曲の最後の時刻に移動します。

■ 時/分/秒/フレーム/サブ・フレーム単位で移動する

CURSOR[ ][ ]を押して、カーソルを「時/分/

秒/フレーム/サブ・フレーム」の表示に合わせ、TIME/VALUEダイヤルで時刻を変更します。

■ 小節/拍単位で移動するディスプレイの上段左側の位置には、現在位置の小節ー拍ークロックが表示されます。

※ デモ・ソングには「リズム・アレンジ」(P.134)があらかじめ作成されており、これに合わせて小節ー拍ークロックの表示や曲の演奏が同期するよう設定されています。

CURSOR[ ][ ]を押して、カーソルを小節/拍の

表示に合わせ、TIME/VALUEダイヤルで小節/拍を変更します。

※ クロックにカーソルを合わせることはできません(変更できません)。

TIME23:59:59-29.900:00:00-00.0

[ZERO] [STOP] + [REW] [STOP] + [FF]

曲が録音されている部分

拍 小節 クロック

現在時刻

ディスプレイの下段の位置に表示される現在時刻は、MTC(MIDI タイム・コード)で、「**時**分**秒**フレーム**サブ・フレーム」を示しています。

現在時刻の表示について

33

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Rev0.10

BR600_j2 34 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

楽器を接続する

■ 接続するジャックを選ぶBR-600には、接続する楽器に合わせていろいろなインプット・ジャックがあります。目的に合わせて選んでください。

GUITAR/BASS:エレキ・ギターやベースを接続するジャックです。ハイ・インピーダンス仕様なので、ギターやベースをダイレクトに接続することができます。

MIC1:マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプとなっています。

MIC2:マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプとなっています。

LINE IN:MDプレーヤーや携帯オーディオ・プレーヤーなどのオーディオ機器の出力を接続するステレオ入力のジャックです。

• エレアコをシールドで接続する際は、GUITAR/

BASS ジャックをお使いください。

• GUITAR/BASSジャックとMIC2 ジャックにプラ

グが接続されているときは、MIC2 ジャックが優

先されます。

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BR600_j2 35 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音する曲を準備する

クイック・スタート

Rev0.10

メモリー・カードに曲が複数入っている場合、最後に使用した曲が自動的に選ばれます。

新たに曲を録音するときは、次のように操作してください。

■ 新しい曲を作る(ソング・ニュー)

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“NEW”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Type”と表示されます。

3333TIME/VALUE ダイヤルを回して、データ・タイプを選びます。

データ・タイプは、録音素材に応じた音質と録音時間を目的に応じて選択するためのものですが、ここではHiFi(MT2)を選んでみましょう。

データ・タイプについては、『録音する』(P.54)をご覧ください。

4444[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と表示されます。

5555[ENTER]を押します。

新しい曲ができると、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

12,4,5

3

2

BR-600 では、サンプル・レイトは 44.1 kHz になっています。サンプル・レイトを変えることはできません。

35

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Rev0.10

BR600_j2 36 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

入力を選ぶ

録音したいソース(入力)を選んでください。選んだボタンが点灯します。

[GUITAR]

GUITAR/BASSジャックに接続した楽器を録音するときや、MIC2 ジャックに接続したマイクの音を録音するときに選びます。

[MIC]

MIC1 ジャックおよびMIC2 ジャックに接続したマイクの音を録音するときや、内蔵ステレオ・マイクを使うときに選びます。

[LINE]

LINE IN ジャックに接続したMDプレーヤーや携帯オーディオ・プレーヤーなどの音を録音するときに選びます。

SIMUL:

マイクの音とギターを同時に録音するときは、[GUITAR]と[MIC]を同時に押します。両方のボタンが点灯し、同時録音をすることができます。

録音トラックが 2つ選ばれているときは、GUITAR/BASS/MIC2がトラック 1/3/5/7、MIC1がトラック 2/4/6/8に録音されます。

録音トラックが 1つのときは、GUITAR/BASS/MIC2とMIC1 がミックスされて録音されます。

■ 内蔵ステレオ・マイクをオンにしたいとき

1111MIC1ジャックまたはMIC2 ジャックにマイクが接続されているときは、マイクを抜きます。

2222プレイ画面で、INPUT SELECTの[MIC]を押します。

[MIC]が点灯し、内蔵ステレオ・マイクがON になります。

■ 入力感度を決めるGUITAR/BASS/MIC2、MIC1、内蔵ステレオ・マイクを選んだときは、それぞれのダイヤルで入力感度を調節します。

LINE INを選んだときは、接続した外部機器側で音量を調節します。

MIC1 ジャックまたはMIC2 ジャックにマイクが接続されているときは、内蔵ステレオ・マイクはオフになります。内蔵ステレオ・マイクを使用するときにはMIC1 ジャックおよびMIC2 ジャックからマイクを抜いてください。(次項参照)

21

強く弾いたとき、大きな声を出したときなどにPEAKインジケーターが一瞬点灯する程度に調節するのが、良い音で録音するコツです。

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入力を選ぶ

クイック・スタート

Rev0.10

BR600_j2 37 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ 録音レベルを調節するトラックに録音される音量を調節します。

1111MASTERフェーダーを下げます。

2222REC LEVELダイヤルを中央付近まで回し、MASTERフェーダーを徐々に上げます。

3333録音するレベルをREC LEVELダイヤルで調整します。

INPUTのレベル・メーターが -12(-24 と -6 の間)~ 0 dBの範囲で変化するように調節するとよいでしょう。レベルが大きすぎると歪み、小さすぎるとノイズや音質の面で不利になります。

4444MASTERフェーダーを操作して、試聴する音量を調節します。

■ レベル・メーターを表示する各トラックの音量を表示します。

1111プレイ画面でCURSOR[ ]を押します。

※ プレイ画面に戻すときはCURSOR[ ]を押します。

INPUT:INPUTからの入力がレベル・メーターに表示されます。

1~ 8:各トラックからの出力がレベル・メーターに表示されます。

RHYTHM:リズムからの出力がレベル・メーターに表示されます。

L R:MASTERフェーダー通過後の出力がレベル・メーターに表示されます。ヘッドホンでモニターする場合も、MASTERフェーダーを操作して、聞きやすい音量に調節してください。

抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプット(GUITAR/BASS ジャック、LINE IN ジャック)に接続した機器の音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。

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BR600_j2 38 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

エフェクトを使う(インサート・エフェクト)

BR-600には、インサート・エフェクト、ループ・エフェクト、トラック EQ、ピッチ・コレクション、マスタリング・ツール・キットの 5系統のエフェクトが内蔵されています。ここではインサート・エフェクトを使用するときの操作について説明します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[EFFECTS]を押して現在選ばれているエフェクト・パッチを表示させます。

BR-600では、INPUT SELECT ボタンを押すことで、自動的に最適な「バンク」が選ばれるようになっています。

例えば、INPUT SELECTボタンの[GUITAR]を押すとギター・バンクのパッチに切り替わり、[LINE]を押すとライン・バンクのパッチに切り替わります。「バンク」は、エフェクト・パッチの分類を示しています。

GTR(ギター):

ギターに適したエフェクト・パッチです。

MIC(マイク):

マイク入力(ボーカル)の音に適したエフェクト・パッチです。

LIN(ライン):

MDプレーヤー、携帯オーディオ・プレーヤーなど、ライン入力の音に適したエフェクト・パッチです。

SML(サイマル):

ボーカルとギターを同時に録音する場合に適したエフェクト・パッチです。

『エフェクト・パッチとバンク』(P.92)

  

インサート・エフェクトとは

特定の信号ライン(BR-600 の場合、INPUT からの楽器音など)に直接かけるエフェクトのことをインサート・エフェクトと呼びます。ステージなどでギターとアンプの間に接続するエフェクターもインサート・エフェクトの一種です。

これに対し、ミキサーなどのセンド/リターン・ジャックに接続するエフェクトをループ・エフェクトと呼びます。(P.118)

エフェクト・パッチとは

BR-600 には、数多くのエフェクトが搭載されており、これらのエフェクトを組み合わせて使用することができます。このようなエフェクトの組み合わせ(接続するエフェクトの種類や接続順など)を「アルゴリズム」と呼びます。

アルゴリズムの各エフェクトには、音色を変えるためのパラメーター(コンパクト・エフェクターのつまみに相当します)がいくつかあり、アルゴリズムと各エフェクトのパラメーターの設定が「エフェクト・パッチ」という単位でまとめられています。

エフェクト・パッチを切り替えることにより、記憶しておいたエフェクトの組み合わせやオン/オフの状態、パラメーターの値などが同時に変更されるため、一瞬で全く異なる音色に変化させることができます。

エフェクト・パッチを切り替える

P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー

ナンバー バンク パッチ名

アルゴリズム名

INPUT SELECT がMIC のときにMIC1 またはMIC2

を使用している場合は、マイク・バンクが選択されま

す。両方とも接続されている、あるいは接続されず内

蔵ステレオ・マイクがオンの場合は、ライン・バンク

が選択されます。

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エフェクトを使う(インサート・エフェクト)

クイック・スタート

Rev0.10

BR600_j2 39 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

2222CURSOR[ ][ ]を押してエフェクト・パッチの表示にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを回して、エフェクト・パッチを切り替えます。

プリセット・パッチ(P)

プリセット・パッチには、あらかじめパッチのデータが書き込まれており、設定を変更することはできますが、新たに書き込むことはできません。

ユーザー・パッチ(U)

ユーザー・パッチは書き換えが可能で、パッチのデータは本体に記憶されます。自分が作ったパッチを他の曲でも使いたい場合には、ユーザー・パッチとして記憶させると便利です。

ソング・パッチ(S)

ソング・パッチは、ユーザー・パッチと同じように書き換えが可能ですが、パッチのデータは曲のデータと一緒にメモリー・カードに保存されます。演奏を録音したときに使ったパッチを、曲ごとに保存しておきたい場合に便利です。

3333CURSOR[ ][ ]を押してパッチ・ナンバー表示にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルを回してパッチ・ナンバーを切り替えます。

4444[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。

インサート・エフェクトの詳しい操作方法については『インサート・エフェクトを使う』(P.92)をご覧ください。

■ インサート・エフェクトを使わずに録音するときは

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[EFFECTS]を数回押して消灯させます。

インサート・エフェクトのかかっていない音が出力されるようになり、インサート・エフェクトをかけない音で録音をすることができます。

インサート・エフェクトの接続先(ロケーション)を“INPUT<REC DRY>”にすると、インサート・エフェクトのかかった音を聴きながら、インサート・エフェクトのかかっていない音を録音することができます。

『インサート・エフェクトの接続位置を変える』(P.95)

メモリー・カード BR-600

ユーザー パッチ

ソング

ソング パッチ

プリセット パッチ

エフェクト・パッチには、ステレオ録音で使うとより

効果が高まるものも用意されています。

ステレオ録音の方法については『録音するトラックを

選ぶ』(P.55)ご覧ください。

『エフェクト・パッチ一覧』(P.204)『アルゴリズム一覧』(P.96)

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BR600_j2 40 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リズムを使う

■ リズムとは「リズム」はリズム専用のトラックで、録音時のガイドとしてリズムを演奏させるだけではなく、内蔵のリズム・パターンやユーザー自らが作成したオリジナルのリズム・パターンを演奏させ、これをリズム・パートとして自分の演奏と共に録音することができます。

リズムに合わせて録音しておくと、トラック・エディットが小節単位で行えるなど、便利な機能が使えるようになります。詳しくは、『トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)』(P.75)をご覧ください。

また、曲の途中でテンポやリズム・パターンを切り替えることも可能です。

詳しくは、『第 4章 リズムを使う』(P.131)をご覧ください。

■ パターンとアレンジリズムは「パターン」と「アレンジ」の 2つのデータから構成されます。

パターン1 ~数小節で構成された、基本となるドラム演奏フレーズです。

内蔵のパターン(プリセット・パターン)には、イントロ用/バース用/フィル用/エンディング用につくられたパターンが用意されています。

アレンジいろいろなパターンを好みの順序(例えば、イントロ/バース/フィル/バース/エンディング)で並べて演奏できるようにしたものです。

■ パターン・モードとアレンジ・モードパターンを演奏させるためには「パターン・モード」にする必要があります。またアレンジを演奏させるためには「アレンジ・モード」にする必要があります。

パターン・モード一つのパターンを繰り返し演奏させるモードです。またこのモードではパターンの編集や作成を行うことができます。

アレンジ・モードアレンジを演奏させるモードです。またこのモードではアレンジの編集や作成を行うことができます。

イントロ バース フィル バース エンディング

リズムには、さまざまな音楽スタイルに合わせたアレンジが内蔵されています。内蔵のアレンジについては、『アレンジ / パターン一覧』(P.208)をご覧ください。

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リズムを使う

クイック・スタート

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BR600_j2 41 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ アレンジを鳴らす

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押してボタンを点灯(アレンジ・モード)させます。

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222[PLAY]を押します。

再生または録音を開始すると、アレンジが鳴ります。[STOP]を押して停止させると、アレンジも自動的に停止します。

※ アレンジの音量は RHYTHM フェーダーで調節します。

■ パターンを鳴らす

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]を押してボタンを点灯(パターン・モード)させます。

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222[PLAY]を押します。

再生または録音を開始すると、パターンが鳴ります。[STOP]を押して停止させると、パターンも自動的に停止します。

パターンが“BREAK”(P.209)の場合は鳴りません。

※ パターンの音量はRHYTHM フェーダーで調節します。

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BR600_j2 42 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ アレンジを変える

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押してボタンを点灯させます。

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222アレンジを選びます。

CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUE ダイヤルを

使って、プリセット/ソング、ナンバーを選びます。

プリセット・アレンジ(P)

プリセット・アレンジには、あらかじめデータが書き込まれています。設定を変更したり新たに書き込むことはできません。

ソング・アレンジ(S)

ソング・アレンジは書き換えが可能で、データは曲のデータと一緒にメモリー・カードに保存されます。

3333[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。

■ パターンを変える

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]を押してボタンを点灯させます。

f

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222パターンを選びます。

CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUEダイヤルを

使って、プリセット/ソング、ナンバーを選びます。

プリセット・パターン(P)

プリセット・パターンには、あらかじめデータが書き込まれています。設定を変更したり新たに書き込むことはできません。

ソング・パターン(S)

ソング・パターンは書き換えが可能で、データは曲のデータと一緒にメモリー・カードに保存されます。

3333[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。

P:プリセット/S:ソング

アレンジ名 ナンバー

メモリー・カード BR-600ソング

ソング アレンジ

プリセット アレンジ

P:プリセット/S:ソング

パターン名 ナンバー

メモリー・カード BR-600ソング

ソング パターン

プリセット パターン

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リズムを使う

クイック・スタート

Rev0.10

BR600_j2 43 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ アレンジ/パターンのテンポを変えるプレイ画面が表示されている状態で以下の操作を行うと、アレンジ/パターンの演奏テンポを一時的に変えることができます。

1111[CURSOR]でテンポ表示にカーソルを合わせます。

2222TIME/VALUE ダイヤルでテンポを調節します。

■ タップを使ってアレンジ/パターンのテンポを変える

[TAP]を押す間隔で、アレンジ/パターンの演奏テンポを一時的に変えることができます。

[TAP]を4回以上続けて叩くと、その間隔によってテンポを変えることができます。

テンポ

• アレンジに設定されているテンポは、一時的に無

効になります。

• 変更したテンポは一時的なものです。アレンジに

設定されているテンポを変更したいときは、『ア

レンジのテンポを変える』(P.143)をご覧くだ

さい。

• パターンにテンポを記憶させることはできません。

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BR600_j2 44 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音する

■ 録音するトラックを選ぶ

1111REC TRACK[1]~[7/8]のいずれかを押して、録音するトラックを選びます。

ボタンが赤色で点滅すると、選んだトラックが録音可能になります。

各トラックの状態は、ボタンの点灯色で知ることができます。

消灯:データがない(録音されていない)トラック

緑: データがある(録音された)トラック

赤: 録音先に選ばれているトラック

すでに録音されたトラックが録音先に選ばれている場合は、橙色と緑色の交互点灯となります。

INPUT SELECTの[GUITAR]が点灯している場合

入力がモノなので、基本的には 1トラックを使用したモノ録音となります。REC TRACKボタンを押して、トラック1 ~4 の中のいずれか1 つのトラックを選ぶことができます。

ただし、インサート・エフェクトの効果を高めるためにステレオで録音したい場合は、[1]と[2]、[3]と[4]の組み合わせでREC TRACKボタンを同時に押すことにより、2トラックを使ったステレオ録音にすることができます。

なお、トラック 5/6および7/8はステレオ・トラックのため、[5/6][7/8]を押した場合は常にステレオ録音になります。

INPUT SELECT の[MIC]が点灯している場合

MIC1 またはMIC2 ジャックのどちらか一方にマイクを接続している場合は、入力がモノになり“INPUT SELECTの[GUITAR]が点灯している場合”と同じ方法でトラックを選ぶことができます。

また、MIC1 とMIC2 ジャックの両方にマイクを接続している、あるいは両方とも接続せず内蔵ステレオ・マイクがオンの場合は、入力がステレオになり“INPUT SELECTの[LINE]または[SIMUL]が点灯している場合”と同じ方法でトラックを選ぶことができます。

※ MIC1 とMIC2 ジャックの両方にマイクを接続している場合、MIC1 の録音先にトラック 1、MIC2 の録音先にトラック 2が選ばれます。

INPUT SELECT の[LINE]または[SIMUL]が点灯している場合

入力がステレオなので、基本的には 2トラックを使用したステレオ録音となります。REC TRACK[1]または[2]を押してトラック 1と 2、[3]または[4]を押してトラック3 と4 といった組み合わせの中でトラックが選べます。

ただし、入力の Lチャンネルと Rチャンネルの音をミックスして 1つのトラックに録音したい場合は、トラック 1と2が選ばれている状態でもう一度REC TRACK[1]を押すと、トラック 1が選ばれます。同様にして 1~ 4までの1つのトラックを録音先に指定することができます。

なお、トラック 5/6および 7/8はステレオ・トラックのため、常にステレオ録音となります。

(モノ録音のとき)

(ステレオ録音のとき)

または

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録音する

クイック・スタート

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BR600_j2 45 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ 録音(REC)モードについて

BR-600には、大きく分けて 3つの録音モードがあります。

最終的な曲に仕上げるまで、その状況に応じて使い分けます。

INPUT(インプット):

楽器などの入力ソースのみをトラックに録音します。他のトラックの再生音は録音されません。

BOUNCE(バウンス):

トラックの再生音を、まとめて他のトラックへ録音します。

バウンス・モードでは、8つのトラックすべてを再生させながら、それらを 1つにまとめて別のVトラックに録音することができます。

INPUT SELECTで入力ソースが選ばれている場合は、その音もまとめて録音することができます。

さらに、リズムの音もまとめて録音することができます。

MASTERING(マスタリング):バウンスによってまとめられた 2トラックに「マスタリング・ツール・キット」をかけることにより、最適化されたレベル(音量)の曲に仕上げます。

このモードでは、リズムは使えません。

ギター 1

2

3...

7/8

ベース

L7

8 R

ボーカル

キーボード

INPUT BOUNCE MASTERING

2トラックに まとめる

7

8

最適化レベルで 曲が完成

TRACK TRACKTRACK

L

R マスタリング・ツール・キットとは

録音した曲をもとに音楽CD を作成したり、MDなど

に録音したりする場合、曲中でもっとも音量の大きな

部分がCD やMDに収まるように全体の音量を抑えな

ければなりません。しかしこうすると全体的には音量

が下がってしまい、迫力のない音楽になってしまいます。

また、人間の耳には感じにくい低音域では、レベル・

メーターがいっぱいに振っているにもかかわらず実際

の音は小さく聞こえてしまうため、迫力のある音楽を

作る妨げになってしまうことがあります。

「マスタリング・ツール・キット」を使うと、曲中の音

量のバラツキを揃え、低音域のバランスを整えること

ができます。

最終的な曲の仕上げに、マスタリング・ツール・キッ

トを使ってマスタリングを行うことをおすすめします。

『マスタリングをする』(P.111)『マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧』(P.207)

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録音する

Rev0.10

BR600_j2 46 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ 操作

1111[REC MODE]を数回押して、INPUT インジケーターを点灯させます。

INPUTモードになります。

2222[REC]を押します。

[REC]が赤色で点滅し、録音待機状態になります。

3333[PLAY]を押します。

[PLAY]が緑色に点灯するとともに、[REC]とRECTRACKボタンの赤色の点滅が点灯に変わり、録音が始まります。

4444録音を終了するときは、[STOP]を押します。

REC TRACKボタンが橙色と緑色の交互点灯に変わり、そのトラックに音が録音されたことを示します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

1

234

点滅

点灯

1 秒より短い音を録音しても、その音を再生すること

はできません。

トラックの構成について

BR-600 では、録音/再生が可能なオーディオ・ト

ラックを 8トラック持っています。

トラック 1~ 4はそれぞれ独立したモノ・トラックです。また、5/6および 7/8はステレオ・トラックです。

トラック 5/6 および7/8 はステレオの L/Rとして固定

されており、フェーダーやループ・エフェクトなどが共

通になっています。このためバウンス先として使うと便

利です(P.65)。また、トラック7/8 はマスタリング

(P.111)を行うこともできます。

さらに、BR-600 では、オーディオ・トラックとは別

に内蔵リズム(P.132)再生専用のステレオ・トラッ

クを持っています。

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BR600_j2 47 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音した演奏を再生する

クイック・スタート

Rev0.10

1111[ZERO]を押して、時刻 00:00:00-00.0 に移動します。

2222[PLAY]を押します。

[PLAY]が緑に点灯し、再生が始まります。

TRACKフェーダーで、それぞれのトラックの再生音量をコントロールすることができます。

■ 特定のトラックの音を消す(トラック・ミュート)

再生中に[DELETE/MUTE]を押しながら、橙色と緑色の交互点灯または緑色に点灯しているREC TRACKボタンを押します。

REC TRACKボタンが橙色または緑色の点滅に変わり、そのトラックの音がミュート(消音)されます。

もう一度同じ操作を行うと、ボタンが元の点灯状態に戻り、音が聴こえるようになります。

1 2

47

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Rev0.10

BR600_j2 48 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音した演奏を聞きながら別の録音を演奏する(オーバーダビング)

REC TRACKボタンが緑色で点灯(または橙色と緑色で交互点灯)しているトラックには、すでに音が録音されています。

前に録音した音を聴きながら、別のトラックに新たに録音することを「オーバーダビング」と呼びます。ベース、ギター、ボーカルといった各パートを別々のトラックに録音していくことで、あとから楽器同士の音量バランスや左右の振り分けを変えたり、あるパートの演奏を差し替える、といったことが可能になります。

1111REC TRACK[1]~[7/8]のいずれかを押して、録音するトラックを選びます。

各トラックの状態は、ボタンの点灯色で知ることができます。

消灯:データがない(録音されていない)トラック

緑: データがある(録音された)トラック

赤: 録音先に選ばれているトラック

すでに録音されたトラックが録音先に選ばれている場合は、橙色と緑色の交互点灯となります。

2222再生するトラックが適当な音量になるようにフェーダーを調節します。

3333[REC]を押します。

[REC]が赤色で点滅し、録音待機状態になります。

4444[PLAY]を押します。

[REC]とREC TRACKボタンの赤色の点滅が点灯に変わり、録音が始まります。[PLAY]も点灯します。

新しいトラックには、今演奏している音だけが録音され、再生中のトラックの音は録音されません。

※ 録音時、モニター(試聴)している入力ソースの音量を下げるためにREC LEVELダイヤルを絞ると、小さな音量でトラックに録音されてしまいます。このため、再生時にトラックの音量を上げるとノイズが目立ちやすくなります。

録音時に入力ソースの音量を下げるときは、MASTERフェーダーで音量を下げてください。また、再生している演奏の音量を変えたいときは、各トラックのTRACKフェーダーで調節してください。

5555録音を終了するときは、[STOP]を押します。1 2 345

• すでに音が録音されているトラックに録音すると、もとの録音は消去されます。ご注意ください。

• 1 秒より短い音を録音しても、その音を再生することはできません。

録音した演奏を聴きながら新たな録音をする場合、今弾いている音が以前の演奏に埋もれて聞き取りにくくなる場合があります。このような場合は、再生しているトラックのフェーダーを少し下げるか、再生しているトラックのパンを左(右)に振り、今弾いている演奏のパンを右(左)に振るなどすると聞き取りやすくなります。

『入力音のステレオ感を調節する(パン)』(P.56)

オーバーダビングのちょっとしたテクニック

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BR600_j2 49 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

クイック・スタート

Rev0.10

トラックごとに音色や左右の位置、音量のバランスなどを整えます。

■ 音のステレオ感を調節する(パン)

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“PAN”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パンの設定画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、各トラックのパンを設定します。

※ REC TRACKボタンを押すと、押したボタンのトラックにカーソルが移動します。

※[ENTER]を押すと“C00”(中央)に設定されます。

4444[EXIT](または[PAN/EQ/LOOP FX])を押して、プレイ画面に戻ります。

■ 音色を調節する(トラック EQ)「トラック EQ」は、各トラック独立の 2バンドのイコライザーで、低音・高音の音質を別々に調節することができます。ちょうどステレオのトーン・コントロールのようなものです。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“EQ”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

EQの設定画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、各トラックの EQのオン/オフを設定します。

※ REC TRACKボタンを押すと、押したボタンのトラックにカーソルが移動します。

4444EQの設定を変更するときは、CUSROR[ ]を数回押してパラメーター画面を表示させ、[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルで設定値を変更します。

設定内容については、『トラック EQパラメーターの働き』(P.122)をご覧ください。

5555設定が完了したら、[EXIT](または[PAN/EQ/LOOPFX])を押してプレイ画面に戻ります。

各トラックの音を調節する

トラック 5/6 および 7/8はステレオ・トラックであ

り、設定できるパンが共通になっています。

C00 のとき:トラック 5(7)のパンが左に定位し、トラック 6(8)のパンが右に定位します。

L50 のとき:トラック 5/6(7/8)のパンが両方とも左に定位します。

R50 のとき:トラック 5/6(7/8)のパンが両方とも右に定位します。

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各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

Rev0.10

BR600_j2 50 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ 音に潤いや広がりを与える(ループ・エフェクト)

本機には、ループ・エフェクトとしてコーラス/ディレイ/ダブリング(3つの中から 1つを選択)とリバーブが用意されています。これらを効果的に用いることで、音に広がりを与えることができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“CHO/DLY”または“REV”にカーソルを合わせ、[ENETR]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“FX Type”または“Type”を表示させ、TIME/VALUEダイヤルで使用するループ・エフェクトを選びます。

CHO/DLYの場合“CHORUS”(コーラス)/“DELAY”(ディレイ)/“DBLN”(ダブリング)のいずれかを選びます。

REVの場合“HALL”(ホール)/“ROOM”(ルーム)のいずれかを選びます。

4444選んだエフェクトの設定を変更したいときは、CURSOR[ ][ ]でパラメーターを選び、TIME/VALUEダイヤルで設定値を変更します。

設定内容については、『ループ・エフェクト・パラメーターの働き』(P.120)をご覧ください。

ループ・エフェクトとは

ミキサーのエフェクト・センド/リターンに接続したエフェクトを「ループ・エフェクト」といいます。ミキサーの各チャンネル(本機のトラックに相当します)にあるセンド・レベルを操作することで、効果の深さを調節できます。

トラックごとにセンド・レベルが独立しているため、例えばボーカルには深いリバーブ、ドラムには浅いリバーブ、といった具合に効果の深さを変えることが可能になります。

インサート・エフェクト(P.92)が特定の音にかけるエフェクトであるのに対し、ループ・エフェクトは全体にかけるエフェクトと言えます。 コーラス/ディレイ/ダブリングを同時に使うことは

できません。ループ・エフェクト使用時には、いずれ

か 1つを選びます。

50

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各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

クイック・スタート

Rev0.10

BR600_j2 51 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

5555CURSOR[ ][ ]でセンド・レベル設定画面を表示させます。

CHO/DLYの場合

REVの場合

6666CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、各トラックのセンド・レベルを調節します。

※ REC TRACKボタンを押すと、押したボタンのトラックにカーソルが移動します。

7777センド・レベルが調節できたら、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

「センド・レベル」は各トラックからそれぞれのエフェクトに送る音量のことで、センド・レベルを調節することにより、エフェクトのかかり具合を変えることができます。

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各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

Rev0.10

BR600_j2 52 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[REC MODE]を数回押して、BOUNCEインジケーターを点灯させます。

BOUNCEモードになります。

『Vトラックとは』(P.12)

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、録音先のトラック/ Vトラックを選びます。

3333[REC]を押します。

[REC]が赤色で点滅し、録音待機状態になります。

4444[PLAY]を押します。

[PLAY]が緑色に点灯するとともに、[REC]と RECTRACKボタンの赤色の点滅が点灯に変わり、録音が始まります。

5555録音を終了するときは、[STOP]を押します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

バウンスを行う

1

2

345

録音先

■:データがあるVトラック □:データがないVトラック

点滅

点灯

• バウンス終了後、次の録音に備えるため、バウン

ス先は空いているVトラックに自動的に切り替わ

ります。

• バウンスによってまとめられた 2トラックに「マ

スタリング・ツール・キット」をかけて、曲中の

音量のバラツキを揃え、低音域のバランスを整え

ることができます。詳しくは、『マスタリングをす

る』(P.111)をご覧ください。

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BR600_j2 53 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第1章録音/再生する

第1章 録音/再生する

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Rev0.10

BR600_j2 54 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音する

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“NEW”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Type”と表示されます。

3333TIME/VALUEダイヤルを回して、データ・タイプを選びます。

4444[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と表示されます。

5555[ENTER]を押します。新しい曲ができると、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ データ・タイプについてBR-600では、新しい曲を作る時に「データ・タイプ」を設定するようになっています。これは、録音素材に応じた音質と録音時間を、目的に応じて選択するためのものです。データ・タイプには次の種類があります。

HiFi (MT2)(マルチ・トラック2):

高音質で録音することができます。トラック・バウンスを多用したいときに適しています。通常はこのタイプを選んでください。

STD (LV1)(ライブ1):

“MT2”より長時間の録音ができます。ライブ演奏などの録音に最適です。

LONG (LV2)(ライブ2):

3 つのタイプの中で、もっとも長い時間録音をすることができます。カード容量が少ない場合に便利です。

録音時間それぞれの設定で 1枚のカードに録音できる時間は、次のようになります(1トラックのみ使用した場合)。

※ データ・タイプに関わらず、サンプル・レイトは 44.1kHzとなります。サンプル・レイトを変えることはできません。

録音のための曲を作成する12,4,5

3

2

容量 データ・タイプHiFi (MT2) STD (LV1) LONG (LV2)

32 MB 約 16分 約 19分 約 24分64 MB 約 32分 約 39分 約 49分128 MB 約 65分 約 78分 約 98分256 MB 約 130分 約 156分 約 196分512 MB 約 260分 約 312分 約 392分1 GB 約 520分 約 624分 約 784分

• データ・タイプは、曲を作成した後で変更することはできません。

• 上記の録音時間は目安です。作られる曲数によっては、多少短くなります。

• 上記の録音時間は 1トラックのみを使用した場合

の録音時間を表わしています。例えば、8トラック全てを使用して録音する場合、上記の 1/8の時間が 1トラック当たりの録音時間になります。

• BR-600で使用できるコンパクトフラッシュは、電源電圧が 3.3 V で 32MB~ 1 GB のコンパクトフラッシュです。

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録音する

第1章

Rev0.10

BR600_j2 55 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111REC TRACK[1]~[7/8]のいずれかを押して、録音するトラックを選びます。

ボタンが赤色で点滅すると、選んだトラックが録音可

能になります。

各トラックの状態は、ボタンの点灯色で知ることができます。

消灯:データがない(録音されていない)トラック

緑: データがある(録音された)トラック

赤: 録音先に選ばれているトラック

すでに録音されたトラックが録音先に選ばれている場合は、橙色と緑色の交互点灯となります。

INPUT SELECTの[GUITAR]が点灯している場合

入力がモノなので、基本的には 1トラックを使用したモノ録音となります。REC TRACKボタンを押して、トラック1 ~4 の中のいずれか1 つのトラックを選ぶことができます。

ただし、インサート・エフェクトの効果を高めるためにステレオで録音したい場合は、[1]と[2]、[3]と[4]の組み合わせでREC TRACKボタンを同時に押すことにより、2トラックを使ったステレオ録音にすることができます。

なお、トラック 5/6および 7/8はステレオ・トラックのため、常にステレオ録音となります。

INPUT SELECT の[MIC]が点灯している場合

MIC1 またはMIC2 ジャックのどちらか一方にマイクを接続している場合は、入力がモノになり“INPUT SELECTの[GUITAR]が点灯している場合”と同じ方法でトラックを選ぶことができます。

また、MIC1 とMIC2 ジャックの両方にマイクを接続している、あるいは両方とも接続せず内蔵ステレオ・マイクがオンの場合は、入力がステレオになり“INPUT SELECTの[LINE]または[SIMUL]が点灯している場合”と同じ方法でトラックを選ぶことができます。

※ MIC1 とMIC2 ジャックの両方にマイクを接続している場合、MIC1 の録音先にトラック 1、MIC2 の録音先にトラック 2が選ばれます。

INPUT SELECT の[LINE]または[SIMUL]が点灯している場合fig.01-040

入力がステレオなので、基本的には 2トラックを使用したステレオ録音となります。REC TRACK[1]または[2]を押してトラック 1と 2、[3]または[4]を押してトラック 3と 4といった組み合わせの中でトラックが選べます。

ただし、入力の Lチャンネルと Rチャンネルの音をミックスして 1つのトラックに録音したい場合は、トラック 1と2が選ばれている状態でもう一度REC TRACK[1]を押すと、トラック 1が選ばれます。同様にして 1~ 4までの1つのトラックを録音先に指定することができます。

なお、トラック 5/6および 7/8はステレオ・トラックのため、常にステレオ録音となります。

録音するトラックを選ぶ

(モノ録音のとき)

(ステレオ録音のとき)

または

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録音する

Rev0.10

BR600_j2 56 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600の各トラックにはそれぞれ 8本のVトラックがあり、その中からどれか 1つを選んで録音/再生することができるようになっています。

Vトラックを使えば、ギター・ソロやボーカルなど、いくつものテイクを録音して聞き比べ、気に入ったテイクだけを使うことができます。

『トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)』(P.75)

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[V-TRACK]を押します。

fig.01-050

V トラック切り替え画面が表示されます。画面には、各トラックに選ばれているVトラックの番号が表示されます。

fig.01-060

2222REC TRACK[1]~[7/8]を押して、切り替えをするトラックを選びます。

※ CURSOR[ ][ ]でトラックを選ぶこともでき

ます。

3333TIME/VALUE ダイヤルで、Vトラックを切り替えます。

4444Vトラックの切り替えが済んだら、[V-TRACK](または[EXIT])を押してプレイ画面に戻ります。

楽器の入力音のステレオ感(パン)を調節するには、次のようにします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“PAN”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パンの設定画面が表示されます。fig.01-070

3333CURSOR[ ]を押して“IN”を表示させます。

fig.01-080

4444TIME/VALUEダイヤルで、パンの設定を変えます。

ここで設定したパンは、録音先のトラックのパンに自動的に反映されますので、録音終了後の再生時には録音時と同じパンで聴くことができます。

5555[PAN/EQ/LOOP FX](または[EXIT])を押して、プレイ画面に戻ります。

Vトラックを切り替える

■:データがあるVトラック □:データがないVトラック

入力音のステレオ感を調節する(パン)

録音した演奏を聴きながら新たな録音をする場合、今弾いている音が以前の演奏に埋もれて聞き取りにくくなる場合があります。このようなときは、入力音の定位(パン)を変えることで聞き取りやすくなります。

再生しているトラックのパンを左(右)に振り、今弾いている演奏のパンを右(左)に振るなどするとよいでしょう。

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録音する

第1章

Rev0.10

BR600_j2 57 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[REC MODE]を数回押して、INPUT インジケーターを点灯させます。

fig.01-090

2222[REC]を押します。

[REC]が赤色で点滅し、録音待機状態になります。fig.01-100

3333[PLAY]を押します。

[PLAY]が緑色に点灯するとともに、[REC]とRECTRACKボタンの赤色の点滅が点灯に変わり、録音が始まります。

fig.01-110

4444録音を終了するときは、[STOP]を押します。

REC TRACKボタンが橙色と緑色の交互点灯に変わり、そのトラックに音が録音されたことを示します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

録音操作

点滅

点灯

• 録音時間が 1秒より短い音を再生することはでき

ません。

• レコーダーの動作中(録音/再生中)は、以下の

操作をすることはできません。または無効になり

ます。

・ パターンのレコーディング

・ アレンジのエディット

・ ドラム・キット選択

・ USB画面への切り替え

・ TONE LOAD画面への切り替え

・ SONG SELECT画面への切り替え

・ SONG NEW画面への切り替え

・ SONG INFORMATION 画面への切り替え

・ SONG EDIT 画面への切り替え

・ トラック・エディットの操作

・ INITIALIZE 画面への切り替え

・ チューナー

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BR600_j2 58 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

繰り返し再生させる(リピート)

「リピート」を使うと、ある一定区間を繰り返し再生させる

ことができます。繰り返しミックス・バランスを確認した

り、パンチ・イン/アウトと組み合わせてループ・レコー

ディング(P.63)を行うことができます。

リピートによって設定区間は、次のように繰り返し(リピート)再生されます。fig.01-120

1111リピートを開始したい位置(A)で[REPEAT]を押します。

fig.01-130

[REPEAT]が点滅し 、リピートの開始位置(A)が登録されたことを示します。

2222リピートを終了したい位置(B)で[REPEAT]を押します。

fig.01-140

[REPEAT]が点灯し、リピートの区間(A-B)が登録されたことを示します。

3333リピートを消去したい場合には、再度[REPEAT]を押します。

リピートの登録が消去され、[REPEAT]が消灯します。

4444登録したリピート区間を保存したいときは、ソング・セーブを行います。

『現在の設定を曲に保存する (ソング・セーブ)』(P.89)

繰り返す

リピート 開始位置(A)

リピート 終了位置(B)

時間

• リピートの開始位置(A)と終了位置(B)の間

隔は 1秒より長い時間が必要です。開始位置から

1秒以内の位置に終了位置を設定することはでき

ません。

• リピートの開始位置(A)よりも前の位置で

[REPEAT]を押したときは、その位置にリピー

ト開始位置(A)が再設定されます。

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繰り返し再生させる(リピート)

第1章

Rev0.10

BR600_j2 59 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

通常、[REPEAT]を押したそのままのタイミングでリピートの開始/終了位置が設定されるので、思った通りにリピート区間が設定できない場合があります。

このような場合「クォンタイズ」を使うと、[REPEAT]を押すタイミングのバラツキに関わらず 1小節単位で正確に設定することができるようになります。

クォンタイズを使うときは、以下の設定をします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.01-150d

3333CURSOR[ ][ ]で“AB Qtz”を表示させ、TIME/VALUE ダイヤルでONにします。

OFF にすると、クォンタイズは働きません。fig.01-160d

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

正確なタイミングでリピート区間を設定する

クォンタイズを使ってリピート区間を設定した場合、設定後にテンポを変えるとリピートの開始/終了位置が小節の頭や終わりと一致しなくなります。

• 同じ位置で[REPEAT]を2回押すと、リピート

区間を 1小節に設定することができます。

• リピート区間が設定されている場合、録音したト

ラックのデータを編集するときに、以下の機能を

使うことができます。

・ 『リピート区間をコピーする(AB)』(P.77)

・ 『リピート区間を移動させる(AB)』(P.80)

・ 『リピート区間を消去する(AB)』(P.83)

これらの機能を使う場合は、あらかじめクォンタ

イズを使って正確なタイミングでリピート区間を

設定しておくと良いでしょう。

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Rev0.10

BR600_j2 60 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ミスしたところだけ録り直す(パンチ・イン/アウト)

録音の際、演奏を間違えたり、思ったように演奏できなかったりすることがあります。このようなときは、パンチ・イン/アウトをすることで、指定の部分だけ録音をやり直すことができます。

トラックを再生しながら途中で録音に切り替えることをパパパパンンンンチチチチ・・・・イイイインンンンといい、また逆に、トラックに録音しながら途中で再生に切り替えることをパパパパンンンンチチチチ・・・・アアアアウウウウトトトトといいます。

つまり、録音し直したいところでパンチ・インし、録音を終えたらパンチ・アウトします。fig.01-170

本機では、マニュアル・パンチ・イン/アウトとオート・パンチ・イン/アウトの 2種類を選ぶことができます。

[REC]ボタンまたはフット・スイッチの操作で、パンチ・イン/パンチ・アウトを切り替えます。

※ マニュアル・パンチ・イン/アウトを使う場合、パンチ・インとパンチ・アウトの間隔は 1.0 秒より長くなるようにしてください。

■ [REC]を使ったマニュアル・パンチ・イン/アウト

ここでは、録音済みのトラック 1の一部分をマニュアル・パンチ・イン/アウトを使って録音し直す操作を例にとって説明します。

1111REC TRACK[1]を押します。

REC TRACK[1]が橙色と緑色の交互点灯になります。

2222トラック 1のフェーダーを図の位置に設定します。

fig.01-180

3333曲を再生し、入力ソースの音量をRECLEVEL ダイヤルで調節します。

録音し直すトラックと入力ソースを聴き比べ、音量差がないようにREC LEVEL ダイヤルで調節してください。

4444録音し直す手前の位置まで移動させた後、[PLAY]を押して再生させます。

5555録音し直す位置で[REC]を押します。

パンチ・インされ、録音状態となります。

6666パンチ・アウトするときは、もう一度[REC](または[PLAY])を押します。

[REC]を押すたびにパンチ・イン/パンチ・アウトが切り替わるので、他にも録音し直したいところがあれば、同様の操作を繰り返してください。

7777録音を終えたら[STOP]を押して停止させます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

8888録音し直した結果を確認します。

曲を録音し直す手前の位置まで戻してから再生してください。

トラック 1の音量はTRACKフェーダーで調節します。

マニュアル・パンチ・イン/アウト

時間

パンチ・イン ストップ スタート

[PLAY] [REC] [REC] [STOP]

パンチ・アウト

再生 再生 録音

• アンドゥ機能(P.64)を使うと、録音し直す前の

状態に戻すことができます。

• メモリー・カードには、パンチ・イン/アウトを

する前のデータが消えないで残っています。この

データが不要な場合には、メモリー・カードの記

憶容量を有効に使うため、ソング・オプティマイ

ズ(P.87)で不要なデータをメモリー・カードか

ら消去してください。

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ミスしたところだけ録り直す(パンチ・イン/アウト)

第1章

Rev0.10

BR600_j2 61 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ フット・スイッチを使ったマニュアル・パンチ・イン/アウト

1 人で楽器の演奏と録音の操作をしているときは、[REC]ボタン操作でパンチ・イン/パンチ・アウトを切り替えるのが大変な場合があります。このようなときには、別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2 など)を使って足もとで切り替えるようにすると便利です。

フット・スイッチを使うには別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2 など)でパンチ・イン/パンチ・アウトを切り替えたいときは、フット・スイッチを FOOT SWジャックに接続し、以下の操作で FOOT SWジャックの機能を変更します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.01-190

3333CURSOR[ ][ ]を押して“Foot SW”を選びます。

fig.01-200

4444TIME/VALUE ダイヤルで“PUNCH”(PUNCH IN/OUT)を選びます。

5555[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

あらかじめ設定しておいた時刻で、パンチ・イン/パンチ・アウトを自動的に切り替えることを「オート・パンチ・イン/アウト」といいます。

正確な時刻でパンチ・イン/パンチ・アウトしたいときや、演奏に集中するために自動でパンチ・イン/パンチ・アウトを切り替えたいときに便利です。

※ オート・パンチ・イン/アウトを使う場合、パンチ・インとパンチ・アウトの間隔は 1.0 秒より長くなるようにしてください。

■ オート・パンチ・イン/アウトの位置を決める

録音を始める前に、パンチ・インとパンチ・アウトの位置を登録します。

1111パンチ・インしたい位置を登録します。

パンチ・インしたい位置まで移動して、AUTOPUNCH[IN]を押すと、現在の位置がパンチ・インの位置として登録されます。

このときAUTO PUNCH[IN]が点灯して、パンチ・インの位置が登録されていることを示します。

fig.01-210

※ AUTO PUNCH[IN]が点灯している場合、このボタンを押すとパンチ・インの時刻に移動します。

2222パンチ・アウトしたい位置を登録します。

パンチ・アウトしたい位置まで移動してAUTOPUNCH[OUT]を押すと、現在の位置がパンチ・アウトの位置として登録されます。

このときAUTO PUNCH[OUT]が点灯して、パンチ・アウトの位置が登録されていることを示します。

fig.01-220

※ AUTO PUNCH[OUT]が点灯している場合、このボタンを押すとパンチ・アウトの時刻に移動します。

フット・スイッチを操作したときの動作(マニュアル・パンチ・イン/アウト)は、曲の再生中にフット・スイッチを踏むとパンチ・イン、再度フット・スイッチを踏むとパンチ・アウトになります。

オート・パンチ・イン/アウト

61

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ミスしたところだけ録り直す(パンチ・イン/アウト)

Rev0.10

BR600_j2 62 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ オート・パンチ・イン/アウトの位置を取り消す

• オート・パンチ・インの位置を取り消すときは、

AUTO PUNCH[ON/OFF]を押しながら[IN]を押し

ます。

• オート・パンチ・アウトの位置を取り消すときは、 

AUTO PUNCH[ON/OFF]を押しながら[OUT]を押

します。

設定が取り消されると、AUTO PUNCH[ON/OFF]と[IN]または[OUT]が消灯します。

現在選んでいるソングにオート・パンチ・イン/アウトの設定を保存したいときは、[STOP]を押しながら[REC]を押します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ 録音の手順ここでは、あらかじめオート・パンチ・イン/アウトの位置を設定しておいた状態で、録音済みのトラック 1の一部分を録音し直す操作を例にとって説明します。

1111REC TRACK[1]を押します。

REC TRACK[1]が橙色と緑色の交互点灯になります。

2222トラック 1のフェーダーを図の位置に設定します。

fig.01-230

3333曲を再生し、入力ソースの音量をRECLEVEL ダイヤルで調整します。

録音し直すトラックと入力ソースを聴き比べ、音量差がないようにREC LEVEL ダイヤルで調整してください。

4444録音し直す手前の位置まで移動した後、AUTOPUNCH[ON/OFF]を押します。

ボタンが点灯して、オート・パンチ・イン/アウトが設定されていることを示します。

5555[REC]を押して録音待機状態にし、[PLAY]を押します。

録音し直す位置で自動的にパンチ・インになりますので、演奏を録音し直してください。

パンチ・アウトの位置になったら自動的に再生状態に戻ります。

6666録音を終えたら[STOP]を押して停止させます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

7777録音し直した結果を確認します。

曲を録音し直す手前の時刻まで戻してから再生してください。

トラック 1の音量はTRACKフェーダーで調節しま

す。

あらかじめ設定しておいたロケート・ポイント(P.72)でパンチ・インまたはパンチ・アウトをしたい場合は、[LOCATOR]を押してロケート・ポイントに移動し、AUTO PUNCH[IN]またはAUTOPUNCH[OUT]を押します。

62

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ミスしたところだけ録り直す(パンチ・イン/アウト)

第1章

Rev0.10

BR600_j2 63 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リピート機能(P.58)は、指定区間(ループ区間)を何度

も繰り返して再生させる機能です。

リピート機能を使ってオート・パンチ・イン/アウトをした場合、録音後の結果がすぐにリピート再生されます。

また、思ったように録音できていなかったときは、[REC]を押すだけで引き続き録音のやり直しができます。

このように、リピート機能とオート・パンチ・イン/アウトを組み合わせて繰り返し録音することを「ループ・レコーディング」といいます。

※ 録音をやり直す区間(パンチ・イン/アウトの位置)の設定方法については、前項の『オート・パンチ・イン/アウト』をご覧ください。

■ 繰り返す区間を決める録音を始める前に、リピートの開始位置と終了位置を設定します。

※ リピート区間は、録音をやり直すところ(パンチ・インからパンチ・アウトまでの範囲)が含まれるように設定してください。

fig.01-240

録音をやり直すところがリピート区間に含まれていないと、指定の時刻から録音が始められなかったり、録音区間の途中で録音が中断されたりします。

■ 録音の手順ここでは、あらかじめリピート区間とオート・パンチ・イン/アウトの位置を設定しておいた状態で、録音済みのトラック 1の一部分を録音し直す操作を例にとって説明します。

1111REC TRACK[1]を押します。

REC TRACK[1]が橙色と緑色の交互点灯になります。

2222トラック 1のフェーダーを図の位置に設定します。

fig.01-250

3333リピート機能(P.58)を使って曲を繰り返し再生させ、入力ソースの音量をRECLEVEL ダイヤルで調節します。

録音し直すトラックと入力ソースを聴き比べ、音量差がないように調節してください。

4444[STOP]を押します。

5555AUTO PUNCH[ON/OFF]を押します。

ボタンが点灯して、オート・パンチ・イン/アウトが設定されていることを示します。

6666録音し直してもよければ、[REC]を押してから[PLAY]を押して録音を始めます。

[PLAY]を押すと、最初に現れるパンチ・インからパンチ・アウトまでの録音区間で録音できるようになります。録音し直してください。

その次の再生では、先ほど録音した結果が確認できます。思ったように録音できていなかったときは、[REC]を押してもう一度録音し直してください。

7777録音を終えたら[STOP]を押して停止させます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

8888[REPEAT]を押して、ボタンを消灯させます。

9999AUTO PUNCH[ON/OFF]を押して、ボタンを消灯させます。

同じ区間の録音を繰り返す(ループ・レコーディング)

再生 再生

繰り返す

リピート 開始位置(A)

パンチ・イン パンチ・アウト リピート 終了位置(B)

時間

録音

63

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Rev0.10

BR600_j2 64 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ)

演奏を録音する際、思ったように録音できなかったり、編集の設定が間違っていたりして、操作をやり直したいことがあります。このようなときは「アンドゥ」を使います。

アンドゥとは、操作を取り消して 1つ前の状態に戻すことをいいます。アンドゥ操作を取り消すときは、「リドゥ」を使います。

たとえば、パンチ・イン・レコーディングの操作で、同じ箇所の録音を続けて 2回行ったとします。その後、直前の録音を取り消して 1回目の録音が終わったときの状態に戻したいときは、アンドゥを実行します。

アンドゥをした後に、アンドゥを取り消して 2回目の録音が終わったときの状態に戻したいときは、リドゥを実行します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UNDO/REDO]を押します。

“UNDO?”と表示されます。

2222アンドゥを実行するときは[ENTER]を押します。

[ENTER]を押すと、直前に行った録音や編集操作が取り消されます。

中止したいときは[EXIT]を押します。

直前に行ったアンドゥを取り消したいときは、リドゥを実行します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UNDO/REDO]を押します。

“REDO?”と表示されます。

2222リドゥを実行するときは[ENTER]を押します。

直前のアンドゥ操作が取り消されます。

中止したいときは[EXIT]を押します。

• アンドゥを実行したあとは、リドゥしか実行でき

ません。

• アンドゥを実行した後で、録音をしたりトラッ

ク・エディットを行うと、リドゥは実行できなく

なります。

• アンドゥは、トラックに録音された音声データに

対して有効です。

• ソング・オプティマイズ(P.87)を行うと、すべ

てのデータに対する操作履歴がクリアされます。

このため、ソング・オプティマイズを実行した直

後にアンドゥを行うことはできません。

1つ前の状態に戻す(アンドゥ)

アンドゥを取り消す(リドゥ)

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BR600_j2 65 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

第1章

Rev0.10

本機では、8つのトラックが埋まり空きのトラックがなく

なったときは、トラックの演奏を 1つにまとめて別トラッ

ク(Vトラック)に録音しなおすことができます。これを

「バウンス」(ピンポン録音)といいます。

複数のトラックをまとめることで、空いたトラックに新たに演奏を録音することができるようになります。

ここでは、トラック 1と 2にモノ録音、トラック 3と 4にステレオ録音された演奏をミックスし、トラック 7/8の Vトラック 2にバウンス録音する操作を例にとって説明します。

1111トラック 1と 2のパンをそれぞれ好みの位置に合わせ、トラック 3のパンを左いっぱい(L50)、トラック4のパンを右いっぱい(R50)に設定します。

『音のステレオ感を調節する(パン)』(P.49)

2222曲を再生させ、トラック 1~ 4 のフェーダーで音量バランスを調節します。

全体の音量はMASTERフェーダーで調節します。音が歪まない範囲で、できるだけ音量レベルを上げるようにしてください。

また、ミックスしたくないトラックについては、フェーダーを下げます。

3333[STOP]を押します。

4444[RECMODE]を数回押して、BOUNCEインジケーターを点灯させます。

入力ソースは自動的にミュートされます。バウンス録音の際に入力ソースがミックスされて録音されることはありません。

バウンス・モードでは、8つのトラックすべてを再生させながら、それらを 1つにまとめて別のVトラックに録音することができます。

INPUT SELECTで入力ソースが選ばれている場合は、その音もまとめて録音することができます。

さらに、リズムの音もまとめて録音することができま

す。

TRACK 8-V1TRACK 7-V1

TRACK 6-V1TRACK 5-V1

TRACK 4-V1TRACK 3-V1

TRACK 2-V1TRACK 1-V1 RHYTHM

トラック1~8

TRACK 8-V2TRACK 7-V2

別のVトラック

INPUT リズム

2,9 3,8,10

4

5

6

7,10

7,9

7

65

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各トラックの演奏を別トラックにまとめる(バウンス)

Rev0.10

BR600_j2 66 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

5555リズムもミックスして録音したいときは、RHYTHMフェーダーを上げます。

録音したくないときは、RHYTHM フェーダーを下げます。

6666CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、録音先のトラック/ Vトラックを選びます。

ここでは、「78V2」(トラック 7/8の V トラック 2)にします。

fig.01-290

(バウンスをモノ録音で行う場合)

ここでTIME/VALUE ダイヤルを回すと、モノ録音のトラック指定画面が表示されます。

fig.01-300

7777[ZERO]を押して時刻 00:00:00-00.0 に戻した後、[REC]→[PLAY]の順にボタンを押してバウンス録音を始めます。

8888録音を終えたら[STOP]を押します。

※ データ更新中はディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

9999トラック 7と 8 以外の TRACKフェーダーを下げ、[PLAY]を押して、トラック7 と 8にバウンス録音された音を確認します。

※ バウンス先であるトラック(7と 8)のパンは、それぞれ左右に振りきった状態に設定されます。

11110000現在選んでいるソングに設定を保存したいときは、[STOP]を押しながら[REC]を押します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

録音先

■:データがあるVトラック □:データがないVトラック

• バウンス録音の際は、インサート・エフェクト

(P.92)、ループ・エフェクト(P.118)、トラック

EQ(P.121)、ピッチ・コレクション(P.123)を

かけて録音することができます。

インサート・エフェクトを使う場合は、『インサー

ト・エフェクトの接続位置を変える』(P.95)を

参考にしてください。

• 入力ソースの音をミックスしてバウンス録音した

い場合には、[INPUT SELECT]で入力ソースを

選ぶこともできます。このとき入力ソースの音に

は、ループ・エフェクトをかけることができます

(P.118)。

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BR600_j2 67 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-900CD/BR-864 /BR-532 の曲を取り込む

第1章

Rev0.10

BR-600では、BR-900CD / BR-864/ BR-532 で作成した曲のデータをBR-600のメモリー・カード経由で取り込むことができます。

あらかじめ、BR-900CDまたはBR-864 で作成した曲のデータが保存されたメモリー・カードを挿入しておいてください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SEL”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・セレクト画面が表示されます。fig.00-310

3333TIME/VALUE ダイヤルを回して、取り込みたい曲を選びます。

4444[ENTER]を押します。

曲が取り込まれます。

BR-900CD/ 864の曲にはソング・プロテクトの

マーク( )が表示されます。

BR-900CD/ BR-864の曲を取り込む

• 取り込んだ曲データに対して録音や編集、パラ

メーターの設定などを行うと、以降その曲データ

はBR-864 で使用することができなくなります。

(BR-900CDでは使用できます。)誤って録音や

編集をしてしまうことを防ぐため、取り込んだ曲

データでは自動的にソング・プロテクト(P.88)

がオンになります。

もし録音や編集を行いたい場合には、BR-864 で

使用できなくなることを承知の上で、ソング・プ

ロテクトをオフにしてください。

ソング・プロテクトをオフにする際、“Overwrite

OK?”と表示されますので、[ENTER]を押して

ください。ソング・プロテクトがオフになり、同

時に、データがBR-600 の形式に変換されます。

• BR-864 で“Guitar Synth”のアルゴリズムを使

用したパッチの場合、パッチ名の先頭に“*”が

付き、パッチのアルゴリズムやパラメーター値は

GUITAR バンクの“P01:JC Clean”と同じもの

になります。

また、エフェクトで“Harmonist”が使用されて

いる場合、“Flanger”に置き換わります。パッチ

名はそのままです。

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BR-900CD/BR-864/ BR-532の曲を取り込む

Rev0.10

BR600_j2 68 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-532で作成した曲のデータを SmartMedia から BR-600のメモリー・カードにコピーすると、BR-600 の曲として取り込むことができます。

BR-532のデータをコピーしたメモリー・カードをBR-600に挿入しておいてください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SEL”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・セレクト画面が表示されます。fig.00-320

3333TIME/VALUE ダイヤルを回して、取り込みたい曲を選びます。

4444[ENTER]を押します。

曲が取り込まれます。

BR-532の曲にはソング・プロテクトのマーク( )

が表示されます。

BR-532 の曲を取り込む

• BR-532のデータを読み込むためには、

SmartMedia リーダーおよびCompactFlash ライ

ターのついたPCが必要です。

あらかじめ、BR-532のメモリー・カード

(SmartMedia)のデータをSmartMedia リーダー

でPC にコピーし、そのデータをPC からBR-

600のメモリー・カードをCompactFlash ライ

ター経由でコピーします。

• 取り込んだ直後のデータ形式はBR-532 のままで

す。取り込んだ曲を一度保存する(P.89)と、

BR-600のデータ形式に変換されます。

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BR600_j2 69 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

曲に関する情報を表示させる

第1章

Rev0.10

録音待機中/録音中の画面に、録音時間を表示させるには、次のようにします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“[SYS]”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.01-330

3333CURSOR[ ][ ]で“Remain Inf”を選び、TIME/VALUE ダイヤルで“ON”を選びます。

fig.01-340

ON: 録音可能な残り時間を「分:秒」で表示します。

OFF:録音可能な残り時間を表示しません。

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

※ プレイ画面で[REC]を押し、録音待機状態([REC]点滅)にすると、TIME 表示部分に残り時間が表示されます。

fig.01-350

現在使用中のメモリー・カードについて、その使用状況を表示させることができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“[INF]”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.01-360

3333CURSOR[ ][ ]で表示項目を選びます。

現在選ばれているソングの名前

ソングのデータ・タイプと使用容量(サイズ:MB)

データ・タイプ

HiFi (MT2) 高音質

STD (LV1) 普通の音質

LONG (LV2) 長時間録音

メモリー残量

※ 曲の実容量は、1MB=1,048,576 Byte を単位として表示します。表示される容量はおおよその目安です。

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

録音可能な残り時間を表示させる メモリー・カードの使用状況を表示させる

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Rev0.10

BR600_j2 70 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

MEMO

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BR600_j2 71 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第2章編集する

第 2章 編集する

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BR600_j2 72 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

時刻を登録する(ロケーター)

「ロケーター」は、曲の任意の時刻を「ロケート・ポイント」として登録すると、ボタン操作で瞬時にロケート・ポイントに移動することができる機能です。

曲の編集に大変便利です。

1111プレイ画面で、ロケート・ポイントに登録する時刻へ移動します。

2222[LOCATOR]を押します。

[LOCATOR]が点灯したら、登録完了です。fig.02-010

1111[LOCATOR]を押します。

ロケート・ポイントとして登録された時刻へ移動します。

1111AUTO PUNCH[ON/OFF]を押しながら[LOCATOR]を押します。

ロケート・ポイントが取り消されます。

時刻(ロケート・ポイント)を登録する

ロケート・ポイントに移動する

ロケート・ポイントを取り消す

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BR600_j2 73 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す(スクラブ/プレビュー)

第2章

Rev0.10

スクラブ機能曲を編集する場合、音が鳴り始める位置やオート・パンチ・イン・レコーディングをするときの録音範囲など、編集するための正確な位置を探したいことがあります。

BR-600では、このような位置の検索に便利な「スクラブ機能」を備えています。

スクラブ機能を使って再生させると、現在位置より前または後ろの非常に短い時間(約 45 msec)の範囲を繰り返し再生します。

プレビュー機能「プレビュー機能」は、現在位置の前後いずれかを約 1秒間だけ再生する機能です。この機能とスクラブ再生を使いながら現在位置を少しずつ移動させていくと、フレーズの切れ目が探しやすくなります。

1111[STOP]を押しながら[PLAY]を押します。

[PLAY]が点滅し、スクラブ再生が始まります。

テンポの位置に表示される“ ”(SCRUB FROM)

や“ ”(SCRUB TO)は、現在位置に対するスク

ラブ・ポイントを示しています。

カーソルがスクラブ・ポイントの表示位置にあるときには、TIME/VALUEダイヤルでスクラブ・ポイントを切り替えることができます。

2222TIME/VALUEダイヤルを回して現在位置を少しずつ移動させ、次のフレーズの始まるポイント(音が鳴り始める瞬間)を探します。

3333音が鳴り始める正確な位置が探し出せたら、[STOP]を押してスクラブ再生を止めます。

SCRUBTO

時間

現在時刻

PREVIEWTO

PREVIEWFROM

演奏データ

SCRUBFROM

約45 msec 約45 msec

約1.0 sec 約1.0 sec

スクラブを使って音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す

•[PLAY]を押すと、現在設定されているスクラ

ブ・ポイントにしたがってプレビューさせることができます。

PREVIEW FROM

PREVIEW TO

•[DELETE/MUTE]を押しながらREC TRACK ボタンを押して点滅に切り替えると、モニターしたいトラック以外の音をミュート(消音)させることができます。

• 後から簡単に検索できるように、[LOCATOR]を押してロケート・ポイントに登録しておくと便利です。

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音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す(スクラブ/プレビュー)

Rev0.10

BR600_j2 74 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

プレイ画面でのスクラブ・ポイントの切り替え(P.73)以外に、以下の方法でもスクラブ・ポイントを切り替えることができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SCR”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-050

3333CURSOR[ ][ ]で“FROM/TO”を選び、TIME/VALUE ダイヤルでスクラブ・ポイントを切り替えます。

fig.fig.02-060

TO: 現在位置までをスクラブ再生します。

FROM: 現在位置からスクラブ再生します。

4444設定が完了したら、[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押してプレイ画面に戻ります。

[PLAY]によるプレビュー(P.73)以外に、[REW]、[FF]でもプレビュー機能が使えるように設定を変更します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SCR”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-070

3333CURSOR[ ]で“Preview SW”を選び、TIME/VALUEダイヤルで設定を“ON”にします。

fig.02-080

これで、プレビュー機能が使えるようになりました。

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

スクラブ・ポイントを切り替える [REW]、[FF]でプレビュー機能が使えるようにする

スクラブ再生中に以下の操作を行うと、一時的にプレビューに切り替えることができます。

[REW]を押す: PREVIEW TO

[FF]を押す: PREVIEW FROM

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BR600_j2 75 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

第2章

Rev0.10

トラックのデータをコピーしたり、他の場所に移したり(ムーブ)するなどして、曲の構成を変えることができます。

指定範囲のデータを他の場所にコピーします。

トラックのデータを一度にコピーしたり、指定範囲のデータを指定した位置から何回も続けてコピーすることができます。

あるトラックに録音したフレーズを利用したいときや、同じフレーズが何度も繰り返されるような場合、コピー機能を使うと効率よく曲を作成することができます。

■ 時刻を指定してコピーする(TME/MES)

時刻で指定した区間をコピーします。

例1:同じトラックに2 回コピーする場合fig.02-170

例2:別のトラックに2 回コピーする場合fig.02-180

小節/時刻指定の画面についてトラック・エディットの“S(Start)”、“E(End)”、

“T(To)”画面では、以下のように小節/時刻を指定します。fig.02-090

拍 小節 S(Start)/E(End)/T(To)

フレーム 時 分 秒 サブ・ フレーム

(例)

• トラック・エディットで編集した内容は、プレイ

画面に戻るときにソングに保存されます。データ

更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power

on!”、下段に処理内容が表示されます。

• リピート区間のコピー/移動/消去をするために

は、あらかじめP.58 の操作でリピート区間を設

定しておく必要があります。

データをコピーする(トラック・コピー)

• コピー先にデータがある場合、そのデータは書き

換えられます。

• コピー範囲は 1.0 秒より長く設定してください。

1.0 秒以内の場合、データはコピーされても音は

鳴りません。

START END TO 時間

START END TO 時間

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

Rev0.10

BR600_j2 76 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“CPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-200

4444TIME/VALUE ダイヤルで“TME/MES”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-210

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、コピー元のトラック/ Vトラックとコピー先のトラック/ Vトラックを選びます。

6666[ENTER]を押します。

fig.02-220

7777[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、コピー元のデータの先頭位置“S(Start)”を指定します。

8888[ENTER]を押します。

fig.02-230

9999[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルを使って、コピー元のデータの最終位置“E(End)”を指定します。

11110000[ENTER]を押します。

fig.02-240

11111111[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、コピー先の先頭位置“T(To)”を時刻指定します。

11112222[ENTER]を押します。

fig.02-250

11113333TIME/VALUE ダイヤルで、コピー回数を設定します。

11114444コピーしても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

11115555[ENTER]を押します。

コピーが実行されます。

11116666[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

コピー先 コピー元

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

第2章

Rev0.10

BR600_j2 77 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ リピート区間をコピーする(AB)リピート開始位置(A)からリピート終了位置(B)までの区間をコピーすることができます。

例1:同じトラックに 2回コピーする場合fig.02-100

例2:別のトラックに 2回コピーする場合fig.02-110

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-120

3333CURSOR[ ][ ]で“CPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-130

4444TIME/VALUEダイヤルで“AB”を選び、[ENTER]を押します。

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、コピー元のトラック/ Vトラックとコピー先のトラック/ Vトラックを選びます。

6666[ENTER]を押します。

fig.02-150

7777[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルを使って、コピー先の先頭位置“T(To)”を時刻指定します。

上記の項目を時刻で指定した後で、小節表示が現在の

表示位置と実際の位置がズレていることを示す“+”

が表示されることがあります。小節を使って指定する

場合は、それぞれの画面の中で TIME/VALUEダイヤ

ルを使って指定すると、ズレをなくすことができます。

時刻は、[LOCATOR]、[ZERO]、[STOP]+[REW]、[STOP]+[FF]、AUTO PUNCH [IN/OUT]を使って入力することもできます。

リピート 開始位置 (A)

リピート 終了位置 (B)

TO 時間

リピート 開始位置 (A)

リピート 終了位置 (B)

TO 時間

コピー先 コピー元

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

Rev0.10

BR600_j2 78 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

8888[ENTER]を押します。

9999TIME/VALUE ダイヤルで、コピー回数を設定します。

11110000コピーしても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

11111111[ENTER]を押します。

コピーが実行されます。

11112222[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ トラック全体をコピーする(ALL)

指定したトラックのデータすべてを、別のトラックにコピーします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-260

3333CURSOR[ ][ ]で“CPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-270

4444TIME/VALUEダイヤルで“ALL”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-280

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、コピー元のトラック/ Vトラックとコピー先のトラック/ Vトラックを選びます。

6666コピーしても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

7777[ENTER]を押します。

コピーが実行されます。

8888[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

コピー先 コピー元

78

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

第2章

Rev0.10

BR600_j2 79 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

指定範囲のデータを他の場所に移動(ムーブ)させます。

■ 時刻を指定して移動させる(TME/MES)

時刻で指定した区間を移動させます。

例:同じトラックで移動させる場合fig.02-350

例:別のトラックに移動させる場合fig.02-360

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-370

3333CURSOR[ ][ ]で“MOV”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-380

4444TIME/VALUEダイヤルで“TME/MES”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-390

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動元のトラック/ Vトラックと移動先のトラック/ Vトラックを選びます。

6666[ENTER]を押します。

fig.02-400

7777[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルを使って、移動元のデータの先頭位置“S(Start)”を指定します。

8888[ENTER]を押します。

fig.02-410

9999[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルを使って、移動元のデータの最終位置“E(End)”を指定します。

データを移動させる(トラック・ムーブ)

データを移動させたあとの場所は、空白(データがない状態)となります。

START END TO 時間

START END TO 時間

移動先 移動元

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

Rev0.10

BR600_j2 80 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

11110000[ENTER]を押します。

fig.02-420

11111111[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動先の先頭位置“T(To)”を時刻指定します。

11112222移動させても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

11113333[ENTER]を押します。

移動が実行されます。

11114444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ リピート区間を移動させる(AB)リピート開始位置(A)からリピート終了位置(B)までの区間を移動させることができます。

例1:同じトラックで移動させる場合fig.02-290

例2:別のトラックに移動させる場合fig.02-300

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-310

3333CURSOR[ ][ ]で“MOV”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-320

上記の項目を時刻で指定した後で、小節表示が現在の

表示位置と実際の位置がズレていることを示す“+”

が表示されることがあります。小節を使って指定する

場合は、それぞれの画面の中で TIME/VALUEダイヤ

ルを使って指定すると、ズレをなくすことができます。

時刻は、[LOCATOR]、[ZERO]、[STOP]+[REW]、[STOP]+[FF]、AUTO PUNCH [IN/OUT]を使って入力することもできます。

リピート 開始位置 (A)

リピート 終了位置 (B)

TO 時間

リピート 開始位置 (A)

リピート 終了位置 (B)

TO 時間

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第2章

Rev0.10

BR600_j2 81 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

4444TIME/VALUE ダイヤルで“AB”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-330

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動元のトラック/ Vトラックと移動先のトラック/ Vトラックを選びます。

6666[ENTER]を押します。

fig.02-340

7777CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動先の先頭位置“T(To)”を時刻指定します。

8888移動させても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

9999[ENTER]を押します。

移動が実行されます。

11110000[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ トラック全体を移動させる(ALL)指定したトラックのデータすべてを、別のトラックに移動させます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-430

3333CURSOR[ ][ ]で“MOV”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-440

4444TIME/VALUEダイヤルで“ALL”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-450

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動元のトラック/ Vトラックと移動先のトラック/ Vトラックを選びます。

移動先 移動元

移動先 移動元

81

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

Rev0.10

BR600_j2 82 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666[ENTER]を押します。

fig.02-460

7777[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、移動先の先頭位置“T(To)”を時刻指定します。

8888移動させても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

9999[ENTER]を押します。

移動が実行されます。

11110000[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

指定範囲のデータを消去します。この操作でデータを消去した場合、消去したデータの後ろにデータがあっても、前に詰まることはありません。テープ・レコーダーに例えると、不要な部分に無音録音するようなものです。

■ 時刻を指定して消去する(TME/MES)

時刻で指定した区間を消去します。fig.02-510

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-520

データを消去する(トラック・イレース)

消去範囲の前後には、1.0 秒より短い音を残さないでください。1.0 秒以内の音が残っても、その音は鳴りません。

START END 時間

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第2章

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BR600_j2 83 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

3333CURSOR[ ][ ]で“ERS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-530

4444TIME/VALUE ダイヤルで“TME/MES”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-540

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、消去対象のトラック/ Vトラックを選びます。

6666[ENTER]を押します。

fig.02-550

7777[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、消去するデータの先頭位置“S(Start)”を指定します。

8888[ENTER]を押します。

fig.02-560

9999[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、消去するデータの最終位置“E(End)”を指定します。

11110000消去しても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

11111111[ENTER]を押します。

消去が実行されます。

11112222[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ リピート区間を消去する(AB)リピート開始位置(A)からリピート終了位置(B)までの区間を消去することができます。fig.02-470

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-480

上記の項目を時刻で指定した後で、小節表示が現在の

表示位置と実際の位置がズレていることを示す“+”

が表示されることがあります。小節を使って指定する

場合は、それぞれの画面の中でTIME/VALUE ダイヤ

ルを使って指定すると、ズレをなくすことができます。

時刻は、[LOCATOR]、[ZERO]、[STOP]+[REW]、[STOP]+[FF]、AUTO PUNCH [IN/OUT]を使って入力することもできます。

リピート 開始位置 (A)

リピート 終了位置 (B)

時間

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Rev0.10

BR600_j2 84 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

3333CURSOR[ ][ ]で“ERS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-490

4444TIME/VALUE ダイヤルで“AB”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-500

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、消去対象のトラック/ Vトラックを選びます。

6666消去しても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

7777[ENTER]を押します。

消去が実行されます。

8888[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

■ 指定したトラックのデータをすべて消去する(ALL)

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-570

3333CURSOR[ ][ ]で“ERS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-580

4444TIME/VALUEダイヤルで“ALL”を選び、[ENTER]を押します。

fig.02-590

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、消去するトラック/ Vトラックを選びます。

6666消去しても良ければ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

7777[ENTER]を押します。

消去が実行されます。

8888[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

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トラックに録音された演奏を編集する(トラック・エディット)

第2章

Rev0.10

BR600_j2 85 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

2 つのトラックのデータを入れ替えます。

例:トラック1と 2をすべて入れ替えるfig.02-600

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TRK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-610

3333CURSOR[ ][ ]で“XCG”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-620

4444CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、入れ替えをする 2つのトラック/ Vトラックを選びます。

5555入れ替えをしても良ければ[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と確認のメッセージが表示されます。

6666[ENTER]を押します。

入れ替えが実行されます。

7777[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

データを入れ替える(トラック・エクスチェンジ)

トラック1

トラック2

トラック1

トラック2

A

A

B

B

C

C

D

D

E

E

時間

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Rev0.10

BR600_j2 86 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

録音した曲を整理する

現在選ばれている曲をコピーします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“EDT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-630

3333CURSOR[ ][ ]で“CPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・コピー画面が表示されます。fig.02-640

4444[ENTER]を押します。

コピーが実行されます。

コピーが完了すると“Completed!”と表示され、プレイ画面に戻ります。

メモリー・カードに保存されている曲を消去します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“EDT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-650

3333CURSOR[ ][ ]で“ERS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・イレース画面が表示されます。fig.02-660

4444TIME/VALUEダイヤルで、消去したい曲を選びます。

5555消去する曲が決まったら、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と表示されます。

6666消去してもよければ[ENTER]を、中止したいときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

7777[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

曲をコピーする(ソング・コピー)

コピーする前にこのメッセージが表示された場合、メモリー・カードの空き容量が不足しています。メモリー・カードの不要なデータを削除してください。

“Card Full!”と表示されたら

曲を消す(ソング・イレース)

現在使用している曲を消去した場合、メモリー・カード上の他の曲が自動的に選ばれます。他の曲が存在しない場合には新たにソングが作成されます。

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録音した曲を整理する

第2章

Rev0.10

BR600_j2 87 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

オーバーダビングやパンチ・イン/アウトを行った場合、メモリー・カードには書き替える前のデータが消えないで残っています。場合によっては、この不要なデータのメモリー使用量が無視できなくなり、メモリー・カードのメモリーが必要以上に使われることになります。その結果、見かけ上の録音できる時間が短くなってしまいます。

「ソング・オプティマイズ」を行うことで、不要なデータをメモリー・カードから消去し、メモリー・カードの空き容量を増やすことができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“EDT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-670

3333CURSOR[ ][ ]で“OPT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と表示されます。fig.02-680

4444[ENTER]を押します。

ソング・オプティマイズが実行されます。オプティマイズが完了すると、“Complete!”と表示され、プレイ画面に戻ります。中止したいときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

メモリー・カード容量を節約する(ソング・オプティマイズ)

• 状況によっては、オプティマイズが終わるまでに

ある程度の時間がかかります。これは故障ではあ

りません。オプティマイズが終わるまで電源を切

らないでください。

• オプティマイズを実行した場合、アンドゥを実行

してもオプティマイズ前の状態に戻すことはでき

ません。

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録音した曲を整理する

Rev0.10

BR600_j2 88 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

新しく曲を作ると、“SONG 0001”のような名前が自動的に付けられます。曲が完成したら名前(ソング・ネーム)を付け、管理が簡単にできるようにすることをお奨めします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“EDT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“NAM”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

曲の名前(ソング・ネーム)が表示されます。

4444CURSOR[ ][ ]で、変更したい文字にカーソルを合わせます。

5555TIME/VALUE ダイヤルを回して、文字を選びます。

※[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

6666ソング・ネームが決まったら[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

せっかく曲を作成しても、間違えて上書き録音してしまったり、演奏そのものを消してしまうことも考えられます。

このようなときのために、曲のデータを書き替えないように保護しておくことができます(ソング・プロテクト)。

※ ソングにプロテクトをかけた場合は、以下の操作ができなくなります。

•録音

•トラックのエディット

•ソング・ネームの変更

•ソングの消去

•ソング・オプティマイズ

•リズム(アレンジ/パターン/ドラム・キット)の

イニシャライズおよびエディット

•エフェクト(ソング・パッチ)のイニシャライズ

•イニシャライズ・オール

•トーン・ロード

•SMF のインポート

•USBインポート

•エフェクトのソング・パッチへのライト操作

•アンドゥ/リドゥ

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を

押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“EDT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.02-710

曲に名前を付ける(ソング・ネーム) 曲を保護する(ソング・プロテクト)

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録音した曲を整理する

第2章

Rev0.10

BR600_j2 89 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

3333CURSOR[ ][ ]で“PRT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ソング・プロテクト画面が表示されます。fig.02-720

4444TIME/VALUE ダイヤルで、“ON”を選びます。

5555[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

曲にプロテクトがかかると、画面にソング・プロテクト・マークが表示されます。

fig.02-730

本機では、曲のデータとして以下の内容を保存することができます。

●録音データ

●ミキサーの状態(パン、トラック EQなど)

●インサート・エフェクトのソング・パッチ

●マスタリング・ツール・キットのソング・パッチ

●ピッチ・コレクションのソング・パッチおよび補正イ

ベント・マップ

●リズム・アレンジ/リズム・パターン

●ループ・エフェクト

●ソング・キットおよびトーン・ロードした音色

●ユーティリティー(詳しくは、「パラメーター一覧」 

(P.210)をご覧ください。)

録音データやミキサーの状態は、録音操作後すぐに保存されるのではなく、曲を保存したり、画面を切り替えたりしたときに保存されます。

普段は、必要に応じて保存を確認するメッセージが画面に表示されますので、特に意識する必要はありませんが、現在の状態を曲に保存したい場合は、次の操作を行ってください。

1111[STOP]を押しながら[REC]を押します。

現在の設定を曲に保存する(ソング・セーブ)

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Rev0.10

BR600_j2 90 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

マスター・テープ/ディスクを作る

完成した曲を、お手持ちのレコーダー(カセット・テープ・レコーダーやMDレコーダーなど)へ録音し、マスター・テープやマスター・ディスクを作ります。

1111レコーダーの入力ジャックと、BR-600 の LINE OUTジャックを接続します。

fig.02-740

2222レコーダーを録音状態にします。

3333BR-600 の[PLAY]を押して、録音データを再生させます。

4444再生が終わったら、レコーダーの録音を停止し、BR-600 の[STOP]を押します。

MDレコーダーなど

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BR600_j2 91 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第3章エフェクトを使う

第3章 エフェクトを使う

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Rev0.10

BR600_j2 92 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

インサート・エフェクトを使う

BR-600 には、5系統のエフェクト(インサート・エフェクト/ループ・エフェクト/トラック EQ/ピッチ・コレクション/マスタリング・ツール・キット)が内蔵されています。

インサート・エフェクト/ループ・エフェクト/トラックEQは同時に使用することが可能で、使用目的に合わせてそれぞれの設定を行います。

ここでは、インサート・エフェクトの各エフェクトの設定値(パラメーター)の変更方法と、その保存方法について説明します。

『インサート・エフェクト・パラメーターの働き』(P.96)『ループ・エフェクト・パラメーターの働き』(P.120)『トラックEQパラメーターの働き』(P.122)

インサート・エフェクトで使用するエフェクトと、各エフェクトのパラメーターは、「エフェクト・パッチ」を呼び出すことで切り替えることができます。

BR-600 には、ボーカルや様々な楽器に対応したエフェクト・パッチがあらかじめ用意されています。これらは入力ソースごとに分類されており、この分類を「バンク」と呼びます。fig.01-501

(*1) MIC1 またはMIC2 を使用している場合はマイク・バンクが選択されます。両方とも接続されている、あるいは両方とも接続されず内蔵ステレオ・マイクがオンの場合は、ライン・バンクが選択されます。

BR-600では、バンクを自動的に切り替えることができま

す。例えば、INPUT SELECTボタンの[GUITAR]を押す

とギター・バンクのパッチに切り替わり、[LINE]を押す

とライン・バンクのパッチに切り替わります。

また、これらのバンクの中で、エフェクト・パッチは更に次のように分類されています。

プリセット・パッチ(P)

プリセット・パッチには、あらかじめパッチのデータが書き込まれており、設定を変更することはできますが、新たに書き込むことはできません。

ユーザー・パッチ(U)

ユーザー・パッチは書き換えが可能で、パッチのデータは本体に記憶されます。自分が作ったパッチを他の曲でも使いたい場合には、ユーザー・パッチとして記憶させると便利です。

ソング・パッチ(S)

ソング・パッチは、ユーザー・パッチと同じように書き換えが可能ですが、パッチのデータは曲のデータと一緒にメモリー・カードに保存されます。

演奏を録音したときに使ったパッチを、曲ごとに保存しておきたい場合に便利です。ig.03-010エフェクト・パッチとバンク

インサート・エフェクトは録音時に使用するだけでなく、各トラックをミキシングした音に対して使用することもできます。詳しくは『インサート・エフェクトの接続位置を変える』(P.95))をご覧ください。

ギター・バンク GTR

GUITAR MIC LINE SIMUL

U01..U99

ユーザー パッチ

プリセット パッチ

P01..P99

ソング パッチ

マイク・バンク MIC

INPUT SELECT

U01..U40

P01..P40

ライン・バンク LIN

U01..U50

P01..P50

サイマル・バンク SML

U01..U50

S01..S99

S01..S40

S01..S50

S01..S50

P01..P50

(*1)

メモリー・カード BR-600

ユーザー パッチ

ソング

ソング パッチ

プリセット パッチ

メモリー・カードが挿入されていない場合は、ソング・パッチ(S)を選ぶことはできません。

工場出荷時、各バンクのユーザー・パッチ(U)とソング・パッチ(S)には、プリセット・パッチ(P)と同じパッチが記憶されています。

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インサート・エフェクトを使う

第3章

Rev0.10

BR600_j2 93 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

新しいエフェクト音を作るときは、あらかじめ記憶されているパッチの中からイメージにもっとも近いパッチを選び、その設定を変更(エディット)します。変更したエフェクトの設定を保存するときは、ユーザー・パッチまたはソング・パッチとして保存してください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[EFFECTS]を押します。

エフェクト画面が表示されます。fig.03-020

2222エフェクト・パッチを選びます。

CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUE ダイヤルを使って、バンク、プリセット/ソング/ユーザー、ナンバーを選びます。

3333CURSOR[ ]を押して“EDIT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

エフェクト・エディット画面になり、アルゴリズム(使用エフェクトと接続順)が表示されます。

fig.03-030

■ サイマル・バンクのエフェクト・パッチを選んでいるときは、“GTR”“MIC”が表示されます。ギター用のエフェクトを変更するときは“GTR”、マイク用のエフェクトを変更するときは“MIC”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-040

4444CURSOR[ ][ ]でカーソルを各エフェクトに合わせ、TIME/VALUEダイヤルで各エフェクトのオン/オフを設定します。

オンのブロックは大文字で、オフのブロックは小文字で表示されます。使用したいエフェクトをオンにしてください。

fig.03-050

5555CURSOR[ ][ ]でパラメーターを変更したいエフェクトにカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

各エフェクトのパラメーター設定画面が表示されます。fig.03-060

6666CURSOR[ ][ ]でパラメーターを選び、TIME/VALUEダイヤルで値を変更します。

7777他にも変更したいエフェクトがあるときは、[EXIT]を押して画面を 1つ戻し、操作5~ 6を繰り返します。

8888現在のエフェクトの設定を保存するときは、引き続き次項『インサート・エフェクトの設定を保存する』の操作をします。

インサート・エフェクトの設定を変更する

P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー

ナンバー バンク パッチ名 アルゴリズム名

バンク~ナンバーの位置にカーソルがある状態で[ENTER]を押すと、直接エフェクト・エディット画面を表示させることができます。

変更したエフェクトの設定は一時的なものです。変更

したエフェクト・パッチを保存せずにエフェクト・エ

ディット画面を抜けると、バンクの表示位置に

“TMP”と表示されます。“TMP”が表示されている

状態で別のエフェクト・パッチを新たに選ぶと、変更

したエフェクト・パッチは元の状態に戻ります。この

とき、変更した内容は失われますのでご注意ください。

93

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インサート・エフェクトを使う

Rev0.10

BR600_j2 94 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

変更したエフェクトの設定に名前(パッチ・ネーム)を付け、新たなエフェクト・パッチとして保存します。

※ パッチ・ネームを変える必要がないときは、エフェクト画面に入ってから操作 4に移ります。

1111エフェクト画面で、CURSOR[ ]で“NAME”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パッチ・ネーム設定画面が表示されます。fig.03-070

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、パッチ・ネームを入力します。

※[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

3333各エフェクトの設定や、パッチ・ネームの変更を終えたら、[EXIT]を押してエフェクト画面に戻ります。

4444CURSOR[ ][ ]で“WRITE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ライト画面が表示されます。fig.03-080

5555TIME/VALUEダイヤルで書き込み先のパッチ・ナンバーを選びます。

6666パッチの書き込み先が決まったら、[ENTER]を押します。

書き込みが終わると、エフェクト画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

インサート・エフェクトの設定を保存する(ライト)

曲の録音中や演奏中には、エフェクト・パッチの保存操作をすることはできません。

94

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インサート・エフェクトを使う

第3章

Rev0.10

BR600_j2 95 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

インサート・エフェクトは、初期状態では入力ソースの直後に挿入(インサート)されています。これは、エフェクトをかけた音を録音し、モニターするためです。しかし、場合によっては接続を変更したい場合があります。

本機では、インサート・エフェクトの接続先を変えることで、様々な使用状況に対応することが可能です。

インサート・エフェクトの接続先を変えるには、次の操作をします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[EFFECTS]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“LOCAT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-090

3333TIME/VALUE ダイヤルを回して、インサート・エフェクトの接続先(ロケーション)を設定します。

■ INPUT< NORMAL>:インサート・エフェクトを通った音がモニターでき、インサート・エフェクトを通った音が録音されます。通常はこの状態で使います。fig.03-100

■ INPUT < REC DRY >:インサート・エフェクトを通った音がモニターでき、インサート・エフェクトを通る前の音(ドライ音)が録音されます。録音した後で様々なエフェクトを試したい場合に使用します。fig.03-110

■ TRACK 1 ~ 8, 12, 3 4, 5 6, 7 8:トラックの再生音にインサート・エフェクトをかけることができます。ドライ音を録音した後でエフェクトを試す場合や、特定のトラックのみにエフェクトをかけたい場合などに使用します。fig.03-120

■ RHYTHM:リズムの音にインサート・エフェクトをかけることができます。fig.03-130

■ MASTER:バウンスの際に音質を調節したり、エフェクトによる特殊効果を得る、といった具合に、全体にエフェクトをかけたい場合に使用します。fig.03-140

4444[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

インサート・エフェクトの接続位置を変える

TRACK 1(REC)

TRACK 1(REC)

TRACK 1(PLAY)

RHYTHM

TRACK 1(PLAY)

TRACK 8(PLAY)

RHYTHM

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96

Rev0.10

BR600_j2 96 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

インサート・エフェクト・パラメーターの働き

インサート・エフェクトで選べるアルゴリズム(使用できるエフェクトや接続順)は以下の通りです。

バンク毎に選べるアルゴリズムは異なります。使用したいアルゴリズムを選ぶには、そのアルゴリズムを含むエフェクトのバンクに切り替えてから、『エフェクト・パッチ一覧』(P.204)を参考に、目的のアルゴリズムが使用されているエフェクト・パッチに切り替えてください。

アルゴリズムの接続線は、そのエフェクトがモノ出力(単線)かステレオ出力(二重線)かを示しています。

(例)

エレキ・ギター用マルチ・エフェクトです。プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドが得られます。

※ フェイザーのエフェクト音はモノ出力です。fig.03-160

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

PPPPrrrreeeeaaaammmmpppp

SSSSppppeeeeaaaakkkkeeeerrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh

---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

---- SSSSlllloooowwww AAAAttttttttaaaacccckkkk

DDDDeeeellllaaaayyyy

エレキ・ギター用マルチ・エフェクトです。エレキ・ギターでアコースティック・ギターのサウンドが得られます。fig.03-170

AAAAccccoooouuuussssttttiiiicccc GGGGuuuuiiiittttaaaarrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

アルゴリズム一覧

–[COMP]–[PAMP]– –[MOD]=[DLY]=

ステレオ出力 モノ出力

バンク:GUITAR

1. COSM GTR AMP

–[COMP]–[PAMP]–[SP]–[EQ/WAH]

[NS]–[FV]–[MOD]=[DLY]=

2. ACOUSTIC SIM

–[ASIM]–[COMP]–[EQ]–[NS]

[FV]–[MOD]=[DLY]=

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 97 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ベース・ギターの音をシミュレートします。エレキ・ギターを弾きながらベース・ギターのサウンドが得られます。

※ ベース・シミュレーターを使うときは単音で使用してください。

fig.03-180

BBBBaaaassssssss SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerrrr

---- CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

---- DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

エレキ・ギター用マルチ・エフェクトです。COSM コンプレッサー/リミッターに加えて、プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドが特徴です。fig.03-190

CCCCOOOOSSSSMMMM CCCCoooommmmpppp////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerrrr

PPPPrrrreeeeaaaammmmpppp

SSSSppppeeeeaaaakkkkeeeerrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh

---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

DDDDeeeellllaaaayyyy

アコースティック・ギター用マルチ・エフェクトです。エレアコをラインで接続してもマイク録りのような暖かみのあるサウンドを得ることができます。fig.03-200

AAAAccccoooouuuussssttttiiiicccc PPPPrrrroooocccceeeessssssssoooorrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeeellllaaaayyyy

ベース・ギター用マルチ・エフェクトです。基本的なベース・サウンドを作るのに適しています。fig.03-210

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerrrr

---- CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

---- DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerrrr

OOOOccccttttaaaavvvveeee

EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh

---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

3. BASS SIM

4. COSM COMP GTR

–[BSIM]–[COMP/DEF]–[NS]–[FV]–[MOD]=

–[COMP]–[PAMP]–[SP]–[EQ/WAH]

–[NS]–[FV]–[DLY]=

5. ACOUSTIC GTR

6. BASS MULTI

–[ACP]=[COMP]=[EQ]=[NS]=[DLY]=

–[COMP/DEF]–[OCT]–[ENH]–[EQ/WAH]

[NS]–[FV]–[MOD]=[DLY]=

97

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 98 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ベース・ギター用マルチ・エフェクトです。プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドが特徴です。fig.03-220

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrrPPPPrrrreeeeaaaammmmppppSSSSppppeeeeaaaakkkkeeeerrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrrFFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeeeMMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

ベース・ギター用マルチ・エフェクトです。

COSMコンプレッサー/リミッターに加えてプリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドが特徴です。fig.03-230

CCCCOOOOSSSSMMMM CCCCoooommmmpppp////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerrrr

PPPPrrrreeeeaaaammmmpppp

SSSSppppeeeeaaaakkkkeeeerrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh

---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

DDDDeeeellllaaaayyyy

ボーカル用マルチ・エフェクトです。

ボーカルに必要な基本エフェクトを揃えています。fig.03-240

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeee----eeeesssssssseeeerrrr

EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

ボーカル用マルチ・エフェクトです。

ボイス・トランスフォーマーを利用した特殊効果を作り出すこともできます。fig.03-250

VVVVooooiiiicccceeee TTTTrrrraaaannnnssssffffoooorrrrmmmmeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

7. COSM BASS AMP

–[COMP]–[PAMP]–[SP]–[EQ/WAH]

–[NS]–[FV]–[MOD]=[DLY]=

8. COSM COMP BSS

–[COMP/LIM]–[PAMP]–[SP]

[EQ/WAH]–[NS]–[FV]–[DLY]=

バンク:MIC

9. VOCAL MULTI

–[COMP]–[DES]–[ENH]–[EQ]

–[NS]–[FV]–[MOD]=[DLY]=

10. VOICE TRANS

–[VT]–[NS]–[FV]–[MOD]=[DLY]=

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 99 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ボーカル用マルチ・エフェクトです。

COSM コンプレッサー/リミッターを使って基本的なサウンドを作るのに適しています。fig.03-260

CCCCOOOOSSSSMMMM CCCCoooommmmpppp////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerrrr

DDDDeeee----eeeesssssssseeeerrrr

EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

DDDDeeeellllaaaayyyy

完全ステレオ仕様の 7種類のエフェクトを直列に接続したアルゴリズムです。fig.03-270

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

RRRRiiiinnnngggg MMMMoooodddduuuullllaaaattttoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr////WWWWaaaahhhh

---- 4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

---- WWWWaaaahhhh

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

FFFFooooooootttt VVVVoooolllluuuummmmeeee

MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonnnn

---- FFFFllllaaaannnnggggeeeerrrr

---- CCCChhhhoooorrrruuuussss

---- PPPPhhhhaaaasssseeeerrrr

---- PPPPiiiittttcccchhhh SSSShhhhiiiifffftttteeeerrrr

---- DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnngggg

---- TTTTrrrreeeemmmmoooolllloooo////PPPPaaaannnn

DDDDeeeellllaaaayyyy

AMラジオから聴こえてくるような音や、蓄音機から流れる古いレコードの音、そしてローファイ・デジタルによる極端に音色を変化させた音までいろいろ作り出すことができます。fig.03-280

LLLLoooo----FFFFiiii BBBBooooxxxx

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

11. COSM COMP VCL

–[COMP/LIM]–[DES]–[ENH]

[EQ]–[NS]–[FV]–[DLY]=

バンク:LINE

12. STEREO MULTI

=[COMP]=[RNG]=[EQ/WAH]

[NS]=[FV]=[MOD]=[DLY]=

13. LO-FI BOX

=[LOFI]=[NS]=

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 100 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ボーカルとエレキ・ギターを同時に録音するためのアルゴリズムです。

ギター側では、プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドを得ることができます。

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

((((MMMMIIIICCCC))))

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

PPPPrrrreeeeAAAAmmmmpppp

SSSSppppeeeeaaaakkkkeeeerrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeeellllaaaayyyy

((((MMMMIIIICCCC))))

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeeellllaaaayyyy

ボーカルとエレキ・ギターを同時に録音するためのアルゴリズムです。

ギター側ではエレキ・ギターでアコースティック・ギターのサウンドを得ることができます。

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

((((MMMMIIIICCCC))))

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

AAAAccccoooouuuussssttttiiiicccc GGGGuuuuiiiittttaaaarrrr SSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeeellllaaaayyyy

((((MMMMIIIICCCC))))

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

4444BBBBaaaannnndddd EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

DDDDeeeellllaaaayyyy

ボーカルとアコースティック・ギターを同時に録音するためのアルゴリズムです。

ギター側ではエレアコをラインで接続してもマイク録りのような暖かみのあるサウンドを得ることができます。

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

((((MMMMIIIICCCC))))

((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))))

AAAAccccoooouuuussssttttiiiicccc PPPPrrrroooocccceeeessssssssoooorrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

((((MMMMIIIICCCC))))

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

NNNNooooiiiisssseeee SSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorrrr

バンク:SIMUL

14. VO+GT AMP

–[COMP]–[PAMP]–[SP]–[NS]–[DLY]–

–[COMP]–[EQ]–[NS]–[DLY]–

15. VO+AC.SIM

16. VO+ACOUSTIC

–[ASIM]–[COMP]–[NS]–[DLY]–

–[COMP]–[EQ]–[NS]–[DLY]–

–[ACP]–[COMP]–[NS]–

–[COMP]–[NS]–

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 101 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

アコースティック・ギターの音をシミュレートします。エレキ・ギターでアコースティック・ギターの音色が得られます。

※ ご使用になるギターのピックアップ・セレクターをフロント側に切り替えると、より一層効果が得やすくなります。

On/Off OFF, ONアコースティック・ギター・シミュレーターのオン/オフを設定します。

PickUp SINGLE, HUMBUCK接続されたギターのピックアップ・タイプに合わせます。

Charct4 つの音色(キャラクター)を選ぶことができます。

STD(スタンダード):

スタンダードなアコースティック・ギターの音色です。

JUMBO(ジャンボ):

スタンダードよりボディーが大きいアコースティック・ギターの音で、低域に迫力のある音色です。

ENHANCE(エンハンス):

スタンダードよりアタック感のある音色で、バンド・アンサンブルなどで他の楽器に埋もれない音色です。

PIEZO(ピエゾ):

エレアコのギターに取り付けられているピックアップの音色をシミュレートしています。

アタック時に軽くコンプレッサーがかかったような音色です。

Top-Hi -100 ~ +100弦からの直接音のレベルを調節します。倍音成分を調節します。

Top-Mid -100 ~ +100トップ・プレート(表板)による弦への干渉を調節します。アタック感を調節します。

Body -100 ~ +100ボディー(胴体)による音の共鳴を調節します。アコースティック・ギター特有の音の柔らかさや音の厚みを調節します。

Level               0~ 100アコースティック・ギター・シミュレーターの音量を調節します。

※ Top-Hi、Top-Mid、Body を全て“-100”にすると音が出なくなります。

エレアコなどのピックアップの無機質な出力音をマイク録りしたかのような豊かな音に変えることができます。ステレオ録音時に、より効果を発揮します。

On/Off OFF, ONアコースティック・プロセッサーのオン/オフを設定します。

Body 0 ~100ボディー(胴体)による音の共鳴を調節します。アコースティック・ギター特有の音の柔らかさや音の厚みを調節します。

Mic Dist 0 ~ 100アコースティック・ギターをマイク録りしたときの、マイクとギターの距離(マイク・ディスタンス)をシミュレートします。

Level 0 ~ 100アコースティック・プロセッサーの音量を調節します。

ベース・ギターの音をシミュレートします。エレキ・ギターを弾きながらベース・ギターの音色が得られます。ベース・シミュレーターを使うときは単音で使用してください。

On/Off OFF, ONベース・シミュレーターのオン/オフを設定します。

Charct LOOSE, TIGHTベース音の音色(キャラクター)を設定します。“LOOSE”にすると、太い弦を張ったような音色になります。

Level 0 ~ 100ベース・シミュレーターの音量を調節します。

パラメーター 一覧

文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

本書ではCOSM によってシミュレートされたサウンドを適切に表現するために、これらの名称を使用しています。

Acoustic Guitar Simulator(アコースティック・ギター・シミュレーター)

Acoustic Processor(アコースティック・プロセッサー)

Bass Simulator(ベース・シミュレーター)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 102 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ダイレクト音に微妙にピッチ(音の高さ)のずれた音を加えて、音に厚みや拡がりをつけます。ステレオ録音時に、より効果を発揮します。

※ Modulation の“Type”で“CHORUS”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONコーラスのオン/オフを設定します。

Rate 0 ~ 100コーラス効果の速さ(レイト)を調節します。

Depth 0 ~ 100コーラス効果の深さ(デプス)を調節します。

Pre Dly 0.5 ~ 50.0 msダイレクト音が出力されてから、エフェクト音が出力されるまでの時間(プリ・ディレイ)を調節します。

E.Level 0 ~ 100エフェクト音の音量を調節します。

入力音の音量バランスを均一に補正します。入力音のサステインを伸ばしたり、逆にサステインを短くしてアタック部分を強調するなどの音作りも行えます。

また、ピークだけを抑えて歪みを防止する“リミッター”のような使いかたもできます。

On/Off OFF, ONコンプレッサーのオン/オフを設定します。

Sustain 0 ~ 100効果の深さを調節します。値を大きくするほどロング・サステインが得られます。リミッターの効果を得る場合は、値を小さくし設定てください。

Attack 0 ~ 100アタック時の強さを調節します。値を大きくするほど音の立ち上がりが鋭くなり、歯切れの良いサウンドになります。

Level 0 ~ 100コンプレッサーの音量を調節します。

コンプレッサーは、入力音の音量バランスを均一に補正します。入力音のサステインを伸ばしたり、逆にサステインを短くしてアタック部分を強調するなどの音作りも行えます。

リミッターは、設定値以上の入力信号のレベルを抑えることで歪みを防ぐエフェクトです。スレッショルドを低く設定することで、コンプレッサーと同様の効果を得ることもできます。

本機では、COSM技術により、コンプレッサーとリミッターの機能を併せ持ったコンプレッサー/リミッター 4機種をモデリングしています。

On/Off OFF, ONコンプレッサー/リミッターのオン/オフを設定します。

Typeコンプレッサー/リミッターのタイプを設定します。

BOSS-Cmp: ボスのコンパクト・エフェクターCS-3をモデリングしています。

D-Comp: MXR のdyna comp をモデリングしています。

Rack160: dbx の 160x をモデリングしています。

VtgRack: UREI の 1178をモデリングしています。

Attack(BOSS-Cmp、D-Comp設定時) 0~ 100

弾弦時のアタックの強さを調節します。値を大きくするほど音の立ち上がりが鋭くなり、歯切れの良いサウンドになります。

Sustain(BOSS-Cmp、D-Comp設定時) 0~ 100

小入力信号を増幅し、音を持続させる度合いを調節します。値を大きくするほど効果が深くかかり、持続時間(サステイン)が長くなります。

Threshold(Rack160設定時) 0~100

リミッターの効き始める音量(スレッショルド・レベル)を設定します。ここで設定したレベル以上の入力に対して圧縮効果が現れます。値を小さくするほど低いレベルからリミッターの効果が得られます。

Input(VtgRack設定時) 0~ 100

入力レベルをコントロールします。値を大きくするほど効果が深くなります。

Ratio(Rack160設定時) 1:1 ~ 20:1, INF:1(VtgRack設定時) 4:1~ 20:1

リミッターの圧縮率を調節します。比率を大きくするほど強く圧縮がかかります。

Chorus(コーラス)

Compressor(コンプレッサー)

COSM Comp/Limiter(COSMコンプレッサー/リミッター)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 103 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Attack Time(VtgRack 設定時) 0~ 100

入力レベルが設定されたスレッショルド・レベルを越え、圧縮が始まってから、Ratioで設定された圧縮率になるまでの時間を調節します。値が大きいほど素早く圧縮がかかります。

Release Time(VtgRack設定時) 0~ 100

信号がスレッショルド・レベル以下になってから、圧縮効果がなくなるまでの復帰時間を調節します。値を大きくするほどすばやく圧縮状態から復帰するため、次の弾弦がはっきり聞こえます。

Tone(BOSS-Cmp設定時) -50 ~ +50

音質を調節します。値を大きくするほど高音が強調された固い音になります。

Level 0 ~ 100音量を調節します。

音声に含まれる歯擦音をカットして、柔らかな音質に変えます。

On/Off OFF, ONディエッサーのオン/オフを設定します。

Sibilant 0 ~ 100歯擦音の音量(シビラント・レベル)を調節します。

Level 0 ~ 100ディエッサーの音量を調節します。

フレットレス・ベースをシミュレートすることができます。

On/Off OFF, ONデフレッターのオン/オフを設定します。

Sens 0 ~ 100デフレッターの入力感度(センス)を調節します。使用するベース・ギターにあわせて、倍音変化が自然に聞こえるように調節します。

Attack 0 ~ 100デフレッターのアタック感を調節します。値を大きくするほど、倍音がゆっくり変化するため、フレットレス・ベースに似たアタック感のない音になります。

Depth 0 ~ 100倍音の割合を調節します。値を大きくするほど倍音成分の多い独特の音色になります。

Level 0 ~ 100デフレッターの音量を調節します。

ダイレクト音に、ダイレクト音から遅れた音(ディレイ音)を加えることによって、音に厚みを付けます。

On/Off OFF, ONディレイのオン/オフを設定します。

Typeディレイのタイプを設定します。

※ アルゴリズム“VO+GT AMP”、“VO+AC.SIM”では、このパラメーターを選ぶことはできません。

SINGLE(シングル):

シンプルなディレイです。

TAP(タップ):

繰り返し音が左右から交互に出力されるタップ・ディレイです。ステレオ録音時に効果が得られます。

Dly TmeSINGLE: 1 ~ 1400 ms, TAP: 1 ~ 700 ms

ディレイ・タイム(音を遅らせる時間)を調節します。

Feedback 0 ~ 100フィードバック量を調節します。フィードバック量を変えると、ディレイ音の繰り返し回数が変化します。

E.Level 0 ~ 120ディレイ音の音量を調節します。

ダイレクト音に、ダイレクト音からわずかに遅れた音(ディレイ音)を加えることによって、複数の音が鳴っている効果(ダブリング効果)を得ることができます。ステレオ出力時に、より効果を発揮します。

※ MODULATIONの“Type”で“DOUBLING”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONダブリングのオン/オフを設定します。

Dly Tme 0.5~ 50.0 msディレイ・タイム(音を遅らせる時間)を調節します。

Separation -50~ +50広がり(セパレーション)を調節します。ダイレクト音とエフェクト音のパン(定位)を左右に広げることができます。

※ ステレオ録音(2トラック使用)で効果が得られます。

E.Level 0 ~ 120ディレイ音の音量を調節します。

De-esser(ディエッサー)

Defretter(デフレッター)

Delay(ディレイ)

Doubling(ダブリング)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 104 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

エンハンサーは、ダイレクト音に位相のずれた音を加えることで、音の輪郭をはっきりさせ、音を前に出すエフェクトです。

On/Off OFF, ONエンハンサーのオン/オフを設定します。

Sens 0 ~ 100入力音の音量に対するエンハンサーの効き具合(センス)を調節します。

Freq 1.0~ 10.0 kHzエンハンサー効果がかかり始める周波数(フリケンシー)を調節します。設定した値より高い周波数で効果がかかります。

Mix Level 0 ~ 100位相のずれた音を入力にミックスする量を調節します。

Lo Mix Lvl 0 ~ 100低域の位相のずれた音をミックスする量を調節します。効果の現れる周波数帯域は固定です。

Level 0 ~ 100エンハンス音の音量を調節します。

4バンドのイコライザーです。

※ 以下のアルゴリズムの場合、4BAND EQ/WAHの“Type”で “4BAND EQ”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

COSM GTR AMP COSM BASS AMP

COSM COMP GTR  COSM COMP BSS

BASS MULTI    STEREO MULTI

On/Off OFF, ONイコライザーのオン/オフを設定します。

Low Gain -20 ~+20 dB低域イコライザーのゲイン(カット量/ブースト量)を調節します。

Lo-M Gin -20 ~+20 dB中低域イコライザーのゲイン(カット量/ブースト量)を調節します。

Lo-M F 100 Hz ~ 10.0 kHz中低域イコライザーの中心周波数(フリケンシー)を調節します。

Lo-M Q 0.5 ~ 16“Lo-M F”で設定した周波数に対して、ゲインが変化する範囲を調節します。値を大きくするほど変化する範囲が狭くなります。

Hi-M Gin -20 ~+20 dB中高域イコライザーのゲイン(カット量/ブースト量)を調節します。

Hi-M F 100 Hz ~10.0 kHz中高域イコライザーの中心周波数(フリケンシー)を調節します。

Hi-M Q 0.5~ 16“Hi-M F”で設定した周波数に対して、ゲインが変化する範囲を調節します。値を大きくするほど変化する範囲が狭くなります。

Hi Gain -20 ~+20 dB高域イコライザーのゲイン(カット量/ブースト量)を調節します。

Level -20 ~+20 dBイコライザー通過後の音量を調節します。

音に“うねり”を与えるフランジング効果を作り出します。

※ MODULATIONの“Type”で“FLANGER”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONフランジャーのオン/オフを設定します。

Rate 0 ~ 100うねりの速さ(レイト)を調節します。

Depth 0 ~ 100うねりの深さ(デプス)を調節します。

Manual 0 ~ 100効果をかける中心周波数を調節します。

Resonance 0 ~100レゾナンス量(フィードバック量)を調節します。値を大きくするほど効果が強調され、クセの強い音になります。

Separation 0 ~ 100広がり(セパレーション)を調節します。値を大きくするほど左右の広がりが増します。

※ ステレオ録音(2トラック使用)で効果が得られます。

音量をコントロールするエフェクトです。フット・ボリュームをエクスプレッション・ペダルでコントロールすると、出力音の音量を滑らかに変えることができます。

詳しくは「エクスプレッション・ペダルを使う場合」(P.191)をご覧ください。

On/Off OFF, ONフット・ボリュームのオン/オフを設定します。

Enhancer(エンハンサー)

Equalizer(イコライザー)

Flanger(フランジャー)

Foot Volume(フット・ボリューム)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 105 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ローファイ・サウンドを作り出します。

On/Off OFF, ONローファイ・ボックスのオン/オフを設定します。

Typeローファイ・ボックスのタイプを選びます。

RADIO:

AMラジオを通して聴いているような音になります。

※“Tuning”を操作するとラジオの周波数を合わせるときの音も再現できます。

PLAYER:

蓄音機を通して聴いているような音になります。レコードの傷やほこりなどによるノイズも再現されます。

DIGITAL:

サンプリング・レイトを下げたり、ビット数を減らして、ローファイ・サウンドを作ることができます。直列につながったモディファイ・フィルターでは、自由な音作りが楽しめます。

■“RADIO”または“PLAYER”を選んだとき

Tuning 0 ~ 100“RADIO”のパラメーターです。AMラジオの周波数を合わせる際に発生する音を再現します。

Wow Flt 0 ~ 100“PLAYER”のパラメーターです。ターン・テーブルの回転が一定でないときに発生するワウ・フラッターを再現します。

Noise 0 ~ 100雑音(ノイズ)を再現します。

Filter 0 ~ 100音色を調節します。

D:E 100:0 ~ 0:100ダイレクト音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

■“DIGITAL”を選んだとき

Pre Filter OFF, ONデジタル歪みを低減させるフィルターです。オフにすると、デジタル歪みを含んだ強烈なローファイ・サウンドを作ることができます。

Smpl Rate OFF, 1/2 ~ 1/32サンプル・レイトを変更します。

Bit OFF, 15 ~ 1データのビット数を変更します。オフにすると変更されません。

極端に低いビット数を選ぶと、入力ソースによっては、無音時にも大きなノイズが出ることがあります。このときは、ノイズ・サプレッサーのスレッショルドを上げてください。

Post Fltr OFF, ONローファイ化によるデジタル歪みを低減するフィルターです。オフにすると強烈なローファイ・サウンドを作ることができます。

Fx Level 0 ~ 100ローファイ・サウンドの音量を調節します。

Dir Level 0 ~ 100ダイレクト音の音量を調節します。

Modify Fil幅広い設定が可能なフィルター(モディファイ・フィルター)です。

タイプを選ぶことで、さまざまなフィルター効果が得られます。

OFF:

モディファイ・フィルターを使用しません。

LPF:

ロー・パス・フィルターとして働きます。

BPF:

バンド・パス・フィルターとして働きます。

HPF:

ハイ・パス・フィルターとして働きます。

Cutoff F 0 ~ 100カットオフ周波数を調節します。

Resonance 0 ~100レゾナンスを調節します。

Gain 0 ~ 24 dBモディファイ・フィルターを通った後の音量レベルを調節します。

Lo-Fi Box(ローファイ・ボックス)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 106 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ノイズやハムを抑えるエフェクトです。エンベロープ(音量の時間変化)に併せてノイズを減らすため、楽器音への影響がほとんどなく、自然な効果が得られます。

On/Off OFF, ONノイズ・サプレッサーのオン/オフを設定します。

Threshold 0 ~ 100ノイズの大きさに応じて調節します。ノイズが大きいときは値を大きく、ノイズが小さいときは値を小さくします。楽器音の減衰が自然に聞こえるように調節してください。

※ スレッショルドを大きな値に設定すると、楽器のボリュームを絞って演奏したときに音が出なくなることがあります。

Release 0 ~ 100ノイズ・サプレッサーが働き始めてから音量が“0”になるまでの時間を調節します。

入力音より 1オクターブ下の音を加えて、低音の重量感を作り出します。

On/Off OFF, ONオクターブのオン/オフを設定します。

Oct Level 0 ~ 1001 オクターブ下の音量を調節します。

Dir Level 0 ~ 100ダイレクト音の音量を調節します。

ダイレクト音に位相のずれた音を加えることで、音に回転感を加えるフェイズ効果を作り出します。

※ MODULATION の“Type”で“PHASER”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONフェイザーのエフェクト・オン/オフを設定します。

Rate 0 ~ 100回転の速さ(レイト)を調節します。

Depth 0 ~ 100回転の深さ(デプス)を調節します。

Manual 0 ~ 100フェイズ効果のかかる中心周波数を調節します。

Resonance 0 ~ 100レゾナンス量(フィードバック量)を調節します。値を大きくするほど効果が強調され、クセの強い音になります。

原音のピッチ(音の高さ)を、上下 2オクターブまで変えられるエフェクトです。

※ MODULATIONの“Type”で“PITCH SFT”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONピッチ・シフターのオン/オフを設定します。

Typeマニュアル・ピッチ・シフター“MANUAL”またはペダル・ピッチ・シフター“PEDAL”を選びます。

MANUAL:

通常のピッチ・シフターです。

PEDAL:

ペダル・ピッチ・シフターとして動作します。

エクスプレッション・ペダルを操作すると、ペダル・ピッチ・シフターの効果が得られます。詳しくは、「エクスプレッション・ペダルを使う場合」(P.187)をご覧ください。

Pitch -24~ DETUNE~ +24ピッチ・シフト量(音の高さが変化する量)を、半音単位で調節します。“DETUNE”を選ぶと、入力音から微妙に音の高さがずれた音を加えて、デチューン効果を作り出します。

※“Type”で“PEDAL”を選んだときは、エクスプレッション・ペダルを完全に踏み込んだ状態のときに、このパラメーターの設定値となります。

D:E 100:0 ~ 0:100ダイレクト音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

Separation -50~ +50広がり(セパレーション)を調節します。ダイレクト音とエフェクト音のパン(定位)を左右に広げることができます。

※ ステレオ録音(2トラック使用)で効果が得られます。

Noise Suppressor(ノイズ・サプレッサー)

Octave(オクターブ)

Phaser(フェイザー)

Pitch Shifter(ピッチ・シフター)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 107 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ギター音の歪みと音色を調節します。

※“Type”の設定によっては、Bass、Middle、Trebleを全て“0”にすると音が出なくなることがあります。

On/Off OFF, ONプリアンプのオン/オフを設定します。

Typeプリアンプのタイプを設定します。それぞれのアンプの歪みや音色の特徴は次のとおりです。

■ アルゴリズム“COSM GTR AMP”、“COSM  COMP GTR”、“VO+GT AMP”のとき

■ アルゴリズム“COSM BASS AMP”、“COSM COMP BSS”のとき

Volume 0 ~100アンプの音量と歪み具合を調節します。

Bass GUITAR AMP: 0 ~ 100, BASS AMP: -100 ~+100低音域(ベース)の音質を調節します。

Middle GUITAR AMP: 0 ~ 100, BASS AMP: -100 ~+100中音域(ミドル)の音質を調節します。

※ Typeが“MATCH”または“VO DRV”のときは、ミドルのコントロールは効かなくなります。

Treble GUITAR AMP: 0 ~ 100, BASS AMP: -100 ~+100高音域(トレブル)の音質を調節します。

Presence 0 ~100アルゴリズム“COSM GTR AMP”、“COSM COMPGTR ”または“VO+GT AMP”で調節できます。

超高音域(プレゼンス)の音質を調節します。

※ Typeが“MATCH”または“VO DRV”のときにプレゼンスを上げると、高域がカットされます(値は“0”から“-100”に変化します)。

Master 0 ~ 100プリアンプ全体の音量を調節します。

Bright OFF, ON(JC-120、CLEAN、CRUNCH、BLUES、BG LEAD、AC、AMG設定時)

ブライト・オン/オフを設定します。

OFF:

ブライトを使用しません。

ON:

ブライトを使用して、より歯切れのよい明るい音質になります。

Gain LOW, MIDDLE, HIGHアンプの歪み具合を調節します。“LOW”、“MIDDLE”、“HIGH”の順番で歪みが大きくなります。

※ 各タイプの音色は、Gain が“MIDDLE”のときを基準に音作りされています。通常は“MIDDLE”の位置で使用してください。

Preamp(プリアンプ)

JC-120 世界中のプロ・ミュージシャンに愛用されているローランド“JC-120”のサウンドです。

CLEAN オーソドックスなビルトイン・タイプの真空管アンプのサウンドが得られます。

CRUNCH 自然な歪みを作り出すクランチ・サウンドが得られます。

MATCH ブルース、ロックからフュージョンまで幅広く使われている最新の真空管アンプのサウンドが得られます。

VO DRV 60年代リバプール・サウンドが得られます。

BLUES ブルースに適した中域に粘りのあるリード・サウンドです。

BG LEAD 70年代後半~ 80年代を代表する真空管アンプのサウンドです。中域に粘りがあるのが特長です。

MS(1, 2, 1+2)

    1

    2

   1+2

70年代のブリティシュ・ハード・ロックには欠かすことができず、現在でも多くのハード・ロック系ギタリストが愛用する、スタック・タイプの大型真空管アンプのサウンドが得られます。ギター・アンプのインプット I に入力したときのサウンドで、トレブリーなサウンドです。ギター・アンプのインプット II に入力したときのサウンドで、マイルドなサウンドです。ギター・アンプのインプット I と II をパラレル接続したときのサウンドで、I よりも低域が強調されたサウンドです。

SLDN オール・マイティーな歪みが得られる真空管アンプのサウンドです。幅広いジャンルで使用できます。

METAL ヘビー・メタル向けの大型真空管アンプのサウンドが得られます。

METAL D ハイ・ゲインでパワフルなメタル・サウンドが得られます。

AC 初期トランジスター・アンプのビンテージ・サウンドが得られます。

AMG 2段積みの大型真空管アンプで、重低音とエッジのきいたサウンドが特徴です。

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 108 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

入力音と内部発振器の信号でリング変調させることで、ベルのような音を作り出します。音程感のない非音楽的なサウンドが得られます。

On/Off OFF, ONリング・モジュレーターのオン/オフを設定します。

Frequency 0 ~ 100内部発振器の発振周波数(フリケンシー)を調節します。

Fx Level 0 ~ 100エフェクト音の音量を調節します。

Dir Level 0 ~ 100ダイレクト音の音量を調節します。

ボリューム奏法(バイオリン奏法)の効果を作り出します。

※ アルゴリズム“COSM GTR AMP”のMODULATIONの“Type”で“SLOW ATCK”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONスロー・アタックのオン/オフを設定します。

RiseTme 10 ~ 2000 msピッキングを行ってから音量が最大になるまでの時間を調節します。

Level 0 ~ 100スロー・アタックの音量を調節します。

スピーカーの特性をシミュレートします。本機の出力を直接ミキサーなどに接続するとき、好みのスピーカーの音色を得ることができます。

On/Off OFF, ONスピーカー・シミュレーターのオン/オフを設定します。

Typeシミュレートするスピーカーのタイプを選びます。

オン・マイクはダイナミック・マイク、オフ・マイクはコンデンサー・マイクを使用したときの音をシミュレーションしています。

■ アルゴリズム“COSMGTR AMP”、“COSMCOMP GTR”、“VO+GT AMP”のとき

fig.03-350

■ アルゴリズム“COSM BASS AMP”、     “COSM COMP BSS”のときfig.03-360

Mic Set CENTER, 1 ~ 10 cmマイクの位置をシミュレーションします。“CENTER”はスピーカー・コーンの中央にマイクをセッティングした状態をシミュレーションします。“1cm~ 10cm”は、スピーカー・コーンの中央から設定した距離だけマイクを移動した状態をシミュレーションします。

Mic Level 0 ~ 100マイクの音量を調節します。

Dir Level 0 ~ 100ダイレクト音の音量を調節します。

Ring Modulator(リング・モジュレーター)

Slow Attack(スロー・アタック)

Speaker Simulator(スピーカー・シミュレーター)

コメント

CLEANとベスト・マッチ

CLEANとベスト・マッチ

MATCHとベスト・マッチ

MATCHとベスト・マッチ

BG LEADとベスト・マッチ

オン・マイク

オン・マイク

オン・マイク

オン・マイク

オフ・マイク

オン・マイク

オフ・マイク

オン・マイク

オフ・マイク

オン・マイク

オフ・マイク

オフ・マイク

ローランドJC-120のシミュレート

スピーカー ユニット 10インチ

12インチ

12インチ (2個)

12インチ (4個)

12インチ (2個)

12インチ (2個)

12インチ (2個)

12インチ (2個)

12インチ (2個)

12インチ (2個)

12インチ (4個)

12インチ (4個)

SP Simulatorタイプ キャビネット

小型後面開放型

後面開放型

後面開放型

後面開放型

後面開放型

後面開放型

後面開放型

大型密閉

大型密閉

大型2段重ね

大型密閉

大型密閉

SMALLMIDDLEJC-120TWINtwinMATCHmatch

BG STKbg stkMS STKms stkMETAL

BG LEADとベスト・マッチ

MSとベスト・マッチ

MSとベスト・マッチ

VO DRVとベスト・マッチ

VO DRVとベスト・マッチ

オン・マイク

オフ・マイク

12インチ (2個)

12インチ (2個)

後面開放型

後面開放型

VO DRVvo drv

マイク セッティング

ACとベスト・マッチ オン・マイク

オフ・マイク

オン・マイク

オフ・マイク

スピーカー ユニット

10インチ (8個)

15インチ (2個)

15インチ (2個)

10インチ (8個)

SP Simulatorタイプ キャビネット

大型密閉

大型密閉

大型密閉

大型密閉

ACacAMGamg

ACとベスト・マッチ

AMGとベスト・マッチ

AMGとベスト・マッチ

マイク セッティング コメント

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 109 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

トレモロは周期的な音量変化が得られるエフェクトです。パンはステレオ出力時に音を左右に周期的に飛ばすことができます。

※ MODULATION の“Type”で“TRM/PAN”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

On/Off OFF, ONトレモロ/パンのエフェクト・オン/オフを設定します。

Modeトレモロまたはパンを選び、エフェクトのかかり方を選びます。

TRM-TRI:

周期的に音量が変化します。滑らかな変化が得られます。

TRM-SQR:

周期的に音量が変化します。急峻な変化が得られます。

PAN-TRI:

周期的に音を左右に振ります。滑らかな変化が得られます。

PAN-SQR:

周期的に音を左右に振ります。急峻な変化が得られます。

※ PAN-TRI と PAN-SQR は、ステレオ録音(2トラック使用)で効果が得られます。

Rate 0 ~ 100エフェクトのかかる周期(レイト)を調節します。

Depth 0 ~ 100エフェクトのかかる深さ(デプス)を調節します。

フォルマントをコントロールすることにより、さまざまなボイス・キャラクターを作り出すことができます。

ダイレクト音に対してフォルマントの異なる 2声のボイス・キャラクターを加えることができます。

On/Off OFF, ONボイス・トランスフォーマーのオン/オフを設定します。

Formant1 -100 ~+100ボイス・キャラクター 1のフォルマントを調節します。

Formant2 -100 ~+100ボイス・キャラクター 2のフォルマントを調節します。

FX1 Level 0 ~ 100ボイス・キャラクター 1の音量を調節します。

FX2 Level 0 ~ 100ボイス・キャラクター 2の音量を調節します。

Dir Level 0 ~ 100ダイレクト音の音量を調節します。

Tremolo/Pan(トレモロ/パン) Voice Transformer(ボイス・トランスフォーマー)

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インサート・エフェクト・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 110 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

フィルターの周波数特性を変化させることで、独特の音色を得られるエフェクトです。

タッチ・ワウは入力音の音量によってフィルターが変化します。ペダル・ワウは、エクスプレッション・ペダルなどを用いてワウ効果をリアルタイムにコントロールします。

※ 以下のアルゴリズムの場合、4BAND EQ/WAH の“Type”で “WAH”を選んだとき、このエフェクトを使用することができます。

COSM GTR AMP COSM BASS AMP

COSM COMP GTR  COSM COMP BSS

BASS MULTI    STEREO MULTI

On/Off OFF, ONワウのオン/オフを設定します。

Typeタッチ・ワウ“TOUCH”またはペダル・ワウ“PEDAL”を選びます。

TOUCH(タッチ):

タッチ・ワウとして動作します。

PEDAL(ペダル):

ペダル・ワウとして動作します。

■“TOUCH”を選んだとき

Polarity入力に応じてフィルターが動く方向を設定します。

UP:

入力に応じてフィルターが高い周波数方向に動くワウです。

DOWN:

入力に応じてフィルターが低い周波数方向に動くワウです。

Sens 0 ~ 100フィルターが変化する感度(センス)を調節します。値を大きくするほど反応が強くなり、値を“0”にすると、固定のワウになります。

Frequency 0 ~ 100ワウ効果の基準周波数(フリケンシー)を調節します。

Peak 0 ~ 100ワウ効果のかかり具合を調節します。値を小さくすると穏やかな効果のワウ・サウンドが得られ、値を大きくすると鋭い効果のワウ・サウンドが得られます。

値を“50”にすると、標準的なワウ・サウンドが得られます。

Level 0 ~ 100音量を調節します。

■“PEDAL”を選んだときエクスプレッション・ペダルを操作すると、ワウ・ペダルの効果が得られます。

詳しくは、『エクスプレッション・ペダルを使う場合』(P.191)をご覧ください。

Peak 0 ~100ワウ効果のかかり具合を調節します。値を小さくすると穏やかな効果のワウ・サウンドが得られ、値を大きくすると鋭い効果のワウ・サウンドが得られます。

値を“50”にすると、標準的なワウ・サウンドが得られます。

Level 0 ~ 100音量を調節します。

Wah(ワウ)

110

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BR600_j2 111 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

マスタリングをする

第3章

Rev0.10

バウンスによってまとめられた 2トラックに「マスタリング・ツール・キット」をかけることにより、最適化されたレベル(音量)の曲に仕上げます。

※ マスタリングが行えるトラックは7/8 トラックのみです。マスタリングしたい曲をあらかじめ 7/8トラックに録音しておいてください。

1111[RECMODE]を数回押して、MASTERINGインジケーターを点灯させます。

2222録音元となる Vトラックを TIME/VALUEダイヤルで選び、[ENTER]を押します。

マスタリング画面が表示されます。fig.03-390

3333CURSOR[ ][ ]でカーソルを録音先の Vトラックに合わせ、TIME/VALUEダイヤルで録音先の Vトラックを選びます。

fig.03-400

4444[EFFECTS]を押します。

マスタリング・ツール・キット選択画面が表示されます。

※ このとき、エフェクトには自動的にマスタリング・ツール・キットが選ばれます。

fig.03-410

マスタリング・ツール・キットとは

録音した曲をもとに音楽 CDを作成したり、MDなどに録音したりする場合、曲中でもっとも音量の大きな部分がCD やMDに収まるように全体の音量を抑えなければなりません。しかしこうすると全体的には音量が下がってしまい、迫力のない音楽になってしまいます。

また、人間の耳には感じにくい低音域では、レベル・メーターがいっぱいに振っているにもかかわらず実際の音は小さく聞こえてしまうため、迫力のある音楽を作る妨げになってしまうことがあります。

「マスタリング・ツール・キット」を使うと、曲中の音量のバラツキを揃え、低音域のバランスを整えることができます。最終的な曲の仕上げに、マスタリング・ツール・キットを使ってマスタリングを行うことをおすすめします。

※ マスタリング・ツール・キットには、あらかじめ用意されている「プリセット・パッチ」が 19種類(P01 ~ P19)、書き換え可能で本体に記憶される「ユーザー・パッチ」が 19種類(U01 ~U19)ソングごとに記憶される「ソング・パッチ」が 19 種類 (S01 ~ S19) あります。

fig.03-380

『マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧』(P.207)

メモリー・カード BR-600

ユーザー パッチ

ソング

ソング パッチ

プリセット パッチ

マスタリング・モードでは以下のボタンは無効になります。[GUITAR]、[MIC]、[LINE]、[PAD]、[PITCH CORRECTION]、[PAN/EQ/LOOP FX]、[TUNER]、[RHYTHM ON/OFF]、[ARRANGE]、[PATTERN]、[RHYTHM EDIT]、[PHRASE TRAINER]、[V-TRACK]、[DELETE/MUTE]

マスタリングを行う

録音元

■:データがあるVトラック □:データがないVトラック

録音先

P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー

ナンバー バンク パッチ名 アルゴリズム名

111

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マスタリングをする

Rev0.10

BR600_j2 112 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

5555マスタリング・ツール・キットを選びます。

CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUE ダイヤルを

使って、プリセット/ソング/ユーザー、ナンバーを選びます。

『マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧』(P.207)

6666[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。全体の音量はMASTER フェーダーで調節します。音が歪まない範囲で、できるだけ音量レベルを上げるようにしてください。

7777[REC]を押します。

[REC]が赤色で点滅し、録音待機状態になります。fig.03-420

8888[PLAY]を押します。

[PLAY]が緑色に点灯するとともに、[REC]とRECTRACKボタンの赤色の点滅が点灯に変わり、録音が始まります。

fig.03-430

9999マスタリングを終了するときは、[STOP]を押します。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

点滅

点灯

112

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マスタリングをする

第3章

Rev0.10

BR600_j2 113 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

新しい設定を作るときは、あらかじめ記憶されているパッチの中からイメージにもっとも近いパッチを選び、その設定を変更(エディット)します。

変更した設定を保存するときは、ユーザー・パッチまたはソング・パッチとして保存してください。

1111P.111 の操作 1~ 3 を行って、マスタリング・モードにします。

2222[EFFECTS]を押します。

マスタリング・ツール・キット選択画面が表示されます。fig.03-440

3333TIME/VALUE ダイヤルでプリセット/ソング/ユーザー、ナンバーを選びます。

4444CURSOR[ ]で“EDIT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

マスタリング・ツール・キットのエディット画面になり、アルゴリズム(使用エフェクトと接続順)が表示されます。

fig.03-450

5555CURSOR[ ][ ]でカーソルを各エフェクトに合わせ、TIME/VALUEダイヤルで各エフェクトのオン/オフを設定します。

オンのブロックは大文字で、オフのブロックは小文字で表示されます。使用したいエフェクトをオンにしてください。

6666CURSOR[ ][ ]でパラメーターを変更したいエフェクトにカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

各エフェクトのパラメーター設定画面が表示されます。

fig.03-460

7777CURSOR[ ][ ]でパラメーターを選び、TIME/VALUEダイヤルで値を変更します。

8888他にも変更したいエフェクトがあるときは、[EXIT]を押して画面を1つ戻し、操作 5~ 6を繰り返します。

9999現在のエフェクトの設定を保存するときは、引き続き次項『マスタリング・ツール・キットの設定を保存する』の操作をします。

マスタリング・ツール・キットの設定を変更する

P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー

ナンバー バンク パッチ名 アルゴリズム名

プリセット/ソング/ユーザーまたはナンバーの位置にカーソルがある状態で[ENTER]を押すと、直接この画面を表示させることができます。

変更した設定は一時的なものです。変更したパッチを

保存せずにエディット画面を抜けると、バンクの表示

位置に“TMP”と表示されます。“TMP”が表示され

ている状態で別のパッチを新たに選ぶと、変更した

パッチは元の状態に戻ります。このとき、変更した内

容は失われますのでご注意ください。

113

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マスタリングをする

Rev0.10

BR600_j2 114 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

変更したキットの設定に名前(パッチ・ネーム)を付け、新たなパッチとして保存します。

※ パッチ・ネームを変える必要がないときは、マスタリング・ツール・キット選択画面に入ってから操作 4に移ります。

1111マスタリング・ツール・キット選択画面で、CURSOR

[ ]で“NAME”にカーソルを合わせ、[ENTER]

を押します。

パッチ・ネーム設定画面が表示されます。fig.03-470

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、パッチ・ネームを入力します。

※[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

3333各エフェクトの設定や、パッチ・ネームの変更を終えたら、[EXIT]を押してキット選択画面に戻ります。

4444CURSOR[ ][ ]で“WRITE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ライト画面が表示されます。fig.03-480

5555TIME/VALUEダイヤルで、書き込み先のパッチ・ナンバーを選びます。

6666パッチの書き込み先が決まったら、[ENTER]を押します。

書き込みが終わると、マスタリング・ツール・キット選択画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

マスタリング・ツール・キットの設定を保存する(ライト)

曲の録音中や演奏中には、パッチの保存操作をすることはできません。

114

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マスタリング・ツール・キット・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

マスタリング・ツール・キットのアルゴリズムは以下のエフェクトから構成されています。fig.03-490

EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerrrr

BBBBaaaassssssss CCCCuuuutttt FFFFiiiilllltttteeeerrrr

EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerrrr

IIIInnnnppppuuuutttt

EEEExxxxppppaaaannnnddddeeeerrrr

CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr

MMMMiiiixxxxeeeerrrr

LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerrrr

OOOOuuuuttttppppuuuutttt

On/Off OFF, ONイコライザーのオン/オフを設定します。

Input Gain -24 ~+12dBイコライザーを通る前の全体の音量を設定します。

Low Type SHELVG, PEAK低域イコライザーの種類(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)を設定します。

Low Gain -12 ~+12dB低域のブースト/カット量を設定します。

Low Freq 20 Hz ~2.0 kHz低域の中心周波数を設定します。

Low Q 0.3 ~ 16.0低域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さを設定します。(*1)

Low Mid Gain -12 ~+12 dB中低域のブースト/カット量を設定します。

Low Mid Freq 20 Hz ~8.0 kHz中低域の中心周波数を設定します。

Low Mid Q 0.3 ~ 16.0中低域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さを設定します。

High Mid Gain -12 ~+12 dB中高域のブースト/カット量を設定します。

High Mid Freq 20 Hz~ 8.0 kHz中高域の中心周波数を設定します。

High Mid Q 0.3~ 16.0中高域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さを設定します。

High Type SHELVG, PEAK高域イコライザーの種類(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)を設定します。

High Gain -12 ~+12 dB高域のブースト/カット量を設定します。

High Freq 1.4 ~ 20.0 kHz高域の中心周波数を設定します。

High Q 0.3~ 16.0高域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さを設定します。(*1)

Output Gain -24 ~+12 dBイコライザーを通った後の全体の音量を設定します。

(*1)ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(High Type)を「SHELVG(シェルビング・タイプ)」に しているとき、ローQ(Low Q)/ハイQ(High Q) の設定は無効になります。

アルゴリズム

=[EQ]=[BCUT]=[ENH]=[IN]=[EXP]

[COMP]=[MIX]=[LIM]=[OUT]

パラメーター 一覧

Equalizer(イコライザー)

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マスタリング・ツール・キット・パラメーターの働き

Rev0.10

BR600_j2 116 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットします。

On/Off OFF, ONベース・カット・フィルターのオン/オフを設定します。

Freq 20 Hz ~2.0 kHzポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする周波数を設定します。

音にメリハリをつけ、音を前に出します。

On/Off OFF, ONエンハンサーのオン/オフを設定します。

Sens 0 ~ 100エンハンサーの効き具合を設定します。

Freq 1.0~ 10.0 kHzエンハンサー効果がかかり始める周波数を設定します。

Mix Lvl -24 ~+12 dBエフェクト音の音量を設定します。

原音を低域、中域、高域の 3つの周波数帯域に分割します。

Gain -24 ~+12 dBエクスパンダー/コンプレッサーに入る前の全体の音量を設定します。

Dly Time 0 ~ 10 ms入力する原音を遅らせる時間を設定します。

SplitL 20~ 800 Hz原音を 3分割する周波数(低域側)を設定します。

SplitH 1.6~ 16.0 kHz原音を 3分割する周波数(高域側)を設定します。

一定の割合でダイナミック・レンジを拡大します。

On/Off OFF, ONエクスパンダーのオン/オフを設定します。

Lo Thres -80~ 0 dB低域のエクスパンダーが効き始める音量を設定します。

Lo Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がったとき、低域の出力を増大させる割合を設定します。

Lo Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がってから、低域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間を設定します。

Lo Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えてから、低域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間を設定します。

MidThres -80 ~ 0 dB中域のエクスパンダーが効き始める音量を設定します。

Mid Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下がったとき、中域の出力を増大させる割合を設定します。

Mid Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下がってから、中域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間を設定します。

Mid Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えてから、中域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間を設定します。

Hi Thres -80~ 0 dB高域のエクスパンダーが効き始める音量を設定します。

Hi Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がったとき、高域の出力を増大させる割合を設定します。

Hi Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がってから、高域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間を設定します。

Hi Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えてから、高域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間を設定します。

Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)

Enhancer(エンハンサー)

Input(インプット)

Expander(エクスパンダー)

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マスタリング・ツール・キット・パラメーターの働き

第3章

Rev0.10

BR600_j2 117 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

入力音量が一定値を超えたとき、出力信号全体を圧縮します。

On/Off OFF, ONコンプレッサーのオン/オフを設定します。

Lo Thres -24 ~ 0 dB低域のコンプレッサーが効き始める音量を設定します。

Lo Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えたとき、低域の出力を抑える割合を設定します。

Lo Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えてから、低域のコンプレッサーが効き始めるまでの時間を設定します。

Lo Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がってから、低域のコンプレッサーが効かなくなるまでの時間を設定します。

Mid Thres -24 ~ 0 dB中域のコンプレッサーが効き始める音量を設定します。

Mid Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えたときに、中域の出力を抑える割合を設定します。

Mid Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えてから、中域のコンプレッサーが効き始めるまでの時間を設定します。

Mid Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下がってから、中域のコンプレッサーが効かなくなるまでの時間を設定します。

Hi Thres -24 ~ 0 dB高域のコンプレッサーが効き始める音量を設定します。

Hi Ratio 1:1.00~ 1:16.0, 1:INF入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えたときに、高域の出力を抑える割合を設定します。

Hi Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えてから、高域のコンプレッサーのが効き始めるまでの時間を設定します。

Hi Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がってから、高域のコンプレッサーが効かなくなるまでの時間を設定します。

※ コンプレッサーでは、スレッショルド(Thres)とレシオ(Ratio)の設定により、自動的に最適になるようにレベルを補正します。また、アタック(Attack)を長めにすると歪むことがあるため、-6dBの余裕を持たせています(マージン)。必要に応じてミキサー(Mixer)のレベルを調整してください。

周波数帯域別に音量を調節します。

Lo Level -80~ +6 dBエクスパンダーとコンプレッサーを通った後の低域の音量を設定します。

Mid Level -80~ +6 dBエクスパンダーとコンプレッサーを通った後の中域の音量を設定します。

Hi Level -80~ +6 dBエクスパンダーとコンプレッサーを通った後の高域の音量を設定します。

大きなレベルの信号を抑えて歪みを防ぎます。

On/Off OFF, ONリミッターのオン/オフを設定します。

Thres -24~ 0 dBリミッターが効き始める音量を設定します。

Attack 0 ~ 100 ms入力レベルがスレッショルド・レベルを超えてから、リミッターの効果がかかるまでの時間を設定します。

Release 50 ~ 5000 ms入力レベルがスレッショルド・レベルより下がってから、リミッターが効かなくなるまでの時間を設定します。

全体的な出力に関する設定を行います。

Level -80~ +6 dBリミッターを通った後の全体的な音量を設定します。

Soft Clip OFF, ONコンプレッサー/リミッターの効果が極端にかけられたときに目立つ歪みを抑えます。

Dither OFF, 24 ~ 8 BIT音の消え際を目立たせないようにします。

Compressor(コンプレッサー)

Mixer(ミキサー)

Limiter(リミッター)

Output(アウトプット)

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Rev0.10

BR600_j2 118 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ループ・エフェクトを使う

ここでは、ループ・エフェクト(コーラス/ディレイ/ダブリング/リバーブ)の設定(パラメーター)の変更方法について説明します。

ループ・エフェクトのパラメーターについては『ループ・エフェクト・パラメーターの働き』(P.120)をご覧ください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“CHO/DLY”または“REV”にカーソルを合わせ、[ENETR]を押します。

fig.01-701d

3333CURSOR[ ][ ]で“FX Type”または“Type”を表示させ、TIME/VALUE ダイヤルで使用するループ・エフェクトを選びます。

CHO/DLYの場合

“CHORUS”(コーラス)/“DELAY”(ディレイ)/“DBLN”(ダブリング)のいずれかを選びます。

fig.01-702d

REVの場合

“HALL”(ホール)/“ROOM”(ルーム)のいずれかを選びます。

fig.01-703d

4444選んだエフェクトの設定を変更したいときは、

CURSOR[ ][ ]でパラメーターを選び、

TIME/VALUEダイヤルで設定値を変更します。fig.01-704d

各エフェクトのパラメーターの内容については、『ループ・エフェクト・パラメーターの働き』(P.120)をご覧ください。

5555設定が完了したら、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

使用するループ・エフェクトを選ぶ

ダブリング

ギターのバッキングを左右で広げたい場合、同じバッキングを 2回別々のトラックに録音した後、パンを使って左右に広げるテクニックがあります。これを「ダブリング」といいます。

ループ・エフェクトに“DBLN”(ダブリング)を選べば、1トラックのモノ録音でも、あとからダブリング効果を得ることができますので、トラックを有効に活用することができます。

※ ダブリングの効果を強調したい場合は、トラックのパンを右または左いっぱいに振って、ダブリングのエフェクト・レベルを上げます。更に次ページの操作でセンド・レベルを上げてください。

コーラス/ディレイ/ダブリングを同時に使うことはできません。ループ・エフェクト使用時には、いずれか 1つを選びます。

ループ・エフェクトには「パッチ」がありません。ループ・エフェクトの設定は、曲のデータと一緒に保存されます。現在選んでいるソングに設定を保存したいときは、[STOP]を押しながら[REC]を押します。

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ループ・エフェクトを使う

第3章

Rev0.10

BR600_j2 119 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

各トラックからループ・エフェクトに送る音量(センド・レベル)を変えて、ループ・エフェクトのかかり具合を調節します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“CHO/DLY”または“REV”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.01-705d

3333CURSOR[ ][ ]で、センド・レベル設定画面を表示させます。

CHO/DLYの場合fig.01-706d

REVの場合fig.01-707d

4444CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、各トラックのセンド・レベルを調節します。

※ REC TRACKボタンを押すと、押したボタンのトラックにカーソルが移動します。

CUSROR[ ]を押していくと入力ソースのセン

ド・レベル、CUSROR[ ]を押していくとリズム

のセンド・レベルの設定画面が表示されます。fig.01-708d

fig.01-709d

入力ソースのセンド・レベルを調節するときは

“In Send”にカーソルを合わせ、リズムのセンド・レベルを調節するときは“Rhy Send”にカーソルを合わせて、TIME/VALUEダイヤルで設定値を変えてください。

5555センド・レベルが調節できたら、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

ループ・エフェクトのかかり具合を調節する

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Rev0.10

BR600_j2 120 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ループ・エフェクト・パラメーターの働き

コーラス、ディレイ、ダブリングの中からエフェクトを選びます。

FX Typeエフェクトのタイプを選びます。

CHORUS:

ダイレクト音に微妙にピッチ(音の高さ)のずれた音を加えて、音に厚みや拡がりをつけます。

DELAY:

ダイレクト音に、ダイレクト音から遅れた音(ディレイ音)を加えることによって、音に厚みを付けます。

DBLN:

ダイレクト音に、ダイレクト音からわずかに遅れた音(ディレイ音)を加えることによって、複数の音が鳴っている効果(ダブリング効果)を得ることができます。再生トラックのパン(定位)を振った方向と逆の方向からディレイ音が出力されます。

■“CHORUS”を選んだとき

Rate 0 ~ 100コーラス効果の速さ(レイト)を調節します。

Depth 0 ~ 100コーラス効果の深さ(デプス)を調節します。

Pre Dly 0.5 ~ 50.0 msダイレクト音が出力されてから、エフェクト音が出力されるまでの時間(プリ・ディレイ)を調節します。

E.Level 0 ~ 100エフェクト音の音量を調節します。

■“DELAY”を選んだとき

Dly Tme 10 ~ 1000 msディレイ・タイム(音を遅らせる時間)を調節します。

Feedback 0 ~ 100フィードバック量を調節します。フィードバック量を変えると、ディレイ音の繰り返し回数が変化します。

E.Level 0 ~ 100ディレイ音の音量を調節します。

Rev Send 0 ~ 100ディレイ音にかけるリバーブの音量を調節します。

■“DBLN”を選んだとき

Dly Tme 0.5~ 50.0 msディレイ・タイム(音を遅らせる時間)を調節します。

E.Level 0 ~ 100ディレイ音の音量を調節します。

リバーブとは、壁や床などに反射した音が重なり合ってできる残響音のことです。例えば、教会などで手を叩いたときの余韻がリバーブ(Reverberation)です。リバーブは、空間の大きさ(部屋、ホールなど)、形、音のはね返る部分(壁など)の材質によって変化します。

Typeリバーブのタイプを設定します。

ROOM(ルーム):

室内での残響音をシミュレーションしたリバーブです。

HALL(ホール):

コンサート・ホールでの残響音をシミュレーションしたリバーブです。

Rev Time 0.1~ 10.0s残響音の長さ(時間)を調節します。

Tone -12~ +12音質を調節します。

E.Level 0 ~ 100リバーブ音の音量を調節します。

パラメーター 一覧

CHORUS/DELAY/DBLN(コーラス/ディレイ/ダブリング)

REVERB(リバーブ)

0

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BR600_j2 121 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

トラックEQを使う

第3章

Rev0.10

ここでは、トラック EQの設定(パラメーター)の変更方法について説明します。

トラック EQのパラメーターについては、『トラックEQパラメーターの働き』(P.122)をご覧ください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PAN/EQ/LOOP FX]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“EQ”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

EQ の設定画面が表示されます。fig.01-711d

3333CUSROR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、各トラックの EQのオン/オフを設定します。

※ REC TRACKボタンを押すと、押したボタンのトラックにカーソルが移動します。

4444EQの設定を変更するときは、CUSROR[ ][ ]を数回押してパラメーター画面を表示させ、[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルで設定値を変更します。

fig.01--712d

5555設定が完了したら、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

トラックEQ を設定するトラック EQには「パッチ」がありません。トラック

EQの設定は、曲のデータと一緒に保存されます。

現在選んでいるソングに設定を保存したいときは、

[STOP]を押しながら[REC]を押します。

121

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12

Rev0.10

BR600_j2 122 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

トラックEQパラメーターの働き

トラック EQは、各トラック独立の 2バンドのイコライザーです。

On/Off OFF, ONイコライザーのオン/オフを設定します。

LoG -12 ~+12 dB低音の音質を調節するイコライザー(シェルビング・タイプ)について、ゲインを設定します。

LoF 40 Hz ~1.5 kHz低音の音質を調節するイコライザー(シェルビング・タイプ)について、基準周波数を設定します。

HiG -12 ~+12 dB高音の音質を調節するイコライザー(シェルビング・タイプ)について、ゲインを設定します。

HiF 500 Hz ~18 kHz高音の音質を調節するイコライザー(シェルビング・タイプ)について、基準周波数を設定します。

パラメーター 一覧

音を鳴らしながらイコライザーを調節した場合、「プッ

プッ」という雑音が出ることがありますが、故障では

ありません。雑音が気になるときは、音を鳴らしてい

ない状態で調節してください。

2

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BR600_j2 123 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

第3章

Rev0.10

ピッチ・コレクションとは、オーディオ・トラックに録音したソロ・ボーカルに対して、あとからピッチ補正をするためのエフェクトです。

一般に、ギターやピアノなどの楽器に比べると、人間の声の音程は非常に不安定です。このため、訓練していない人のボーカル録音では、音程が狂いやすく、質の高い録音を行うことが困難です。

ピッチ・コレクションをうまく活用することで、ボーカル録音の質をさらに向上させることができます。

ピッチ・コレクションは、オーディオ・トラックの再生音にかけて使います。入力にかけることはできません。

ピッチ・コレクションとオーディオ・トラックの接続は次のようになっています。

ピッチ・コレクションの効果のかかりかたを設定し、記憶しておくことができます。この記憶の単位を「パッチ」と呼びます。

工場出荷時には、5個のパッチがあらかじめ記憶されています(プリセット・パッチ)。

また、プリセット・パッチとは別に、書き換えが可能な「ユーザー・パッチ」を本体に、ソングごとに使える「ソング・パッチ」をメモリー・カードにそれぞれ 5個記憶させることができます。

• ピッチ・コレクションの使用中は、インサート・エフェクト、マスタリング・ツール・キット、ループ・エフェクト

(REVERB、CHORUS/DELAY)を使用することはできません。

• ピッチ・コレクションは、トラックの再生音にかけるためのエフェクトです。入力にかけたり、マスター・アウトにかけ

ることはできません。

• ボーカル以外のソロ楽器にかけてもそれなりに動作はしますが、楽器の音と人間の声とでは特性が異なるため、意図どお

りの効果は得られません。

• 以下のような場合には音程の検出がうまく行えず、正常に動作しないことがあります。

・ ソロ・ボーカル以外に音が混ざっている場合

・ 音量が小さすぎる場合、また逆に音量が大きすぎて歪んでいる場合

・ 子音や息の成分が多い場合(ささやき声やハスキー・ボイスなど)

・ 音程の変化が多すぎる場合(速く深いビブラートや、話し声など)

・ 低い声で、倍音成分が多く含まれている場合

※ 音程の誤検出が多い場合は、ピッチ・コレクションの“Type”を別のタイプに切り替えてみてください。誤検出が減る場合があります。

ピッチ・コレクションについて

ピッチ・コレクションの構成

トラック

REVERB

CHORUS/DELAY

PITCHCORRECTION

LMIX

MIX

MIX

R

L

R

LR

コーラス/ ディレイ・センド

リバーブ・センド

トラック・パン

EQUALIZER

ピッチ・コレクションのパッチについて

ピッチ・コレクション使用上の注意

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

Rev0.10

BR600_j2 124 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ピッチ・コレクションを使って、ソロ・ボーカルの音程の補正を行ってみましょう。

ピッチ・コレクションでは、音程の狂いをリアルタイムに補正することができます。

1111あらかじめ、ソロ・ボーカルをトラックに録音しておきます。

2222[REC MODE]を数回押して、BOUNCEインジケーターを点灯させます。

バウンス・モードになります。

3333[PAD]が消灯していることを確認し、[PITCHCORRECTION]を押します。

[PITCH CORRECTION]が点灯し、ピッチ・コレクションがオンになります。

ピッチ・コレクションのパッチ選択画面が表示されます。fig.03-500

4444[CURSOR]で“LOCAT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-510

5555TIME/VALUE ダイヤルで、ソロ・ボーカルを録音したトラックを選びます。

選べるトラックは次のとおりです。

TRACK1~ 8、TRACK1 2~ 7 8

6666レコーダーを再生します。

再生されたソロ・ボーカルの音程が補正されます。

音を聴きながら、正しく補正されていることを確認してください。

音量が小さすぎると正しく補正されない場合があります。トラック・フェーダーで適切な音量に調節して下さい。

停止するときは[STOP]を押します。

7777[EXIT]を押してパッチ選択画面に戻ります。

8888[CURSOR]でパッチ番号にカーソルを合わせ、好み

のパッチを TIME/VALUEダイヤルで選びます。

『ピッチ・コレクション・パッチ一覧』(P.207)

9999[EXIT]を押します。

11110000[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、補正

結果を録音する先のトラック/V トラックを選びます。

選択したトラック・ボタンが赤色に点滅し、RECトラックとして選ばれます。

※ すでに録音されたトラック/Vトラックが録音先に選ばれている場合、トラック・ボタンは橙色と緑色で交互点灯します。

11111111ソロ・ボーカルを録音しておいたトラック以外のトラックのフェーダーをすべて一番下まで下げます。

リズムのフェーダーも絞りきっておいてください。

11112222[ZERO]を押して先頭に戻り、[REC]を押します。

[REC]が赤色に点滅し、録音スタンバイ状態になります。

ピッチ・コレクションを使う

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

第3章

Rev0.10

BR600_j2 125 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

11113333[PLAY]を押します。

[PLAY]および[REC]が点灯し、録音が始まります。

ソロ・ボーカルが再生され、音程が補正されます。補正された結果はRECトラックに録音されます。

11114444停止したい位置まできたら、[STOP]を押します。

レコーダーが停止します。

11115555再度[ZERO]を押して先頭に戻り、先ほど録音した

トラックを再生させます。

ソロ・ボーカルが元々録音されていたトラックのフェーダーを下げ、補正結果を録音したトラックのフェーダーを、適切な音量になるよう調節してください。補正結果が再生されますので、意図どおり補正されているか確認してください。

補正結果が気に入らない場合は、アンドゥ(P.64)を行って録音を取り消すことができます。

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

Rev0.10

BR600_j2 126 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

プリセット・パッチの 1~ 5番は、それぞれ音程の補正の

しかたが少しずつ異なっています。通常はここから好みに

あった補正のしかたのパッチを選んで使いますが、もしプ

リセット・パッチの中に好みのものが見つからない場合、

プリセット・パッチの設定を変更して、自分の好みのパッ

チを作成することができます。

1111元となるプリセット・パッチを選びます。

2222[CURSOR]で“EDIT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ピッチ・コレクションのエディット画面が表示されます。

3333設定を変更したいパラメーターに[CURSOR]でカーソルを合わせ、TIME/VALUEダイヤルで値を変更します。

TypeLO.MALE, HI.MALE, LO.FEML, HI.FEML

元となるボーカルの声に合わせて設定します。声の質と設定が異なる場合、音程の検出や補正間違いが発生しやすくなります。

LO.MALE(ロー・メール):

ボーカルが低い男性の声の時に選びます。

HI.MALE(ハイ・メール):

ボーカルが高い男性の声の時に選びます。

LO.FEML(ロー・フィメール):

ボーカルが低い女性の声の時に選びます。

HI.FEML(ハイ・フィメール):

ボーカルが高い女性の声の時に選びます。

※ 音程の誤検出が多い場合は、別のタイプに切り替えてみてください。誤検出が減る場合があります。

Smooth 0 ~ 100補正した音程が変化するとき、前の音程から次の音程へ変化する時間を設定します。値を大きくするほど変化の時間が長くなり、スムーズに変化します。小さくすると音程が急激に変化します。

補正が速すぎるとロボットのような効果になります。また補正がなめらかすぎると補正がかかっていないように聞こえる場合があります。自然な音程変化をつけるには20 ~40 ぐらいの値に設定するとよいでしょう。

4444[EXIT]を押します。

ピッチ・コレクションのパッチ選択画面に戻ります。fig.03-530

5555変更した設定を保存するときは、引き続き『ピッチ・コレクションの設定を保存する(ライト)』を行います。

ボーカルの音程補正のしかたを設定する(ピッチ・コレクションのエディット)

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

第3章

Rev0.10

BR600_j2 127 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

変更したパッチの設定に、名前(パッチ・ネーム)を付けて保存(ライト)します。

※ パッチ・ネームを変える必要がないときは、ピッチ・コレクションのパッチ選択画面に入ってから操作 4に移ります。

1111ピッチ・コレクションのパッチ選択画面で、CURSOR[ ]で“NAME”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パッチ・ネーム設定画面が表示されます。fig.03-540

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、パッチ・ネームを入力します。

※[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

3333パッチ・ネームの変更を終えたら、[EXIT]を押してパッチ選択画面に戻ります。

4444CURSOR[ ][ ]で“WRITE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

ライト画面が表示されます。fig.03-550

5555TIME/VALUE ダイヤルで書き込み先のパッチ・ナンバーを選びます。

6666パッチの書き込み先が決まったら、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と表示されます。

7777[ENTER]を押します。(中止する場合は[EXIT]を押します。)

書き込みが始まります。

書き込みが終わると、ピッチ・コレクションのパッチ選択画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

ピッチ・コレクションの設定を保存する(ライト)

曲の録音中や演奏中には、パッチの保存操作をすることはできません。

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

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BR600_j2 128 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

これまでの操作では、曲の先頭から終わりまですべてを半音単位で音程補正するやり方を説明してきました。

しかし実際には、補正したい区間や音程を補正したい場合が出てきます。その場合、次の方法で行うことができます。

1111あらかじめ、BOUNCEモードでピッチ・コレクションのパッチを選んでおきます。

2222ピッチ・コレクションのパッチ選択画面において、[CURSOR]で“P.MAP”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

補正イベント・マップ画面が表示されます。fig.03-560

イベント・マップ画面では、補正開始時刻と補正音程を入力することができます。この時刻と音程を合わせたデータのことを「補正イベント」と呼びます。

fig.03-570

補正イベントを時刻順に並べることにより、ソングの好きな位置で自由に補正を行うことができます。

このように補正イベントを時刻順に並べたものを「補正イベント・マップ」と呼びます。

最初は補正イベント・マップの先頭に“AUTO”の補正イベントがひとつだけ入力されています。

AUTO:

指定された時刻以降、すべての音程を半音単    位で補正します。

3333[CURSOR]で“INSERT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

新しく補正イベントが挿入されます。

4444[CURSOR]で時刻にカーソルを合わせ、補正を開始

したい時刻を TIME/VALUEダイヤルで指定します。

fig.03-590

5555[CURSOR]で NOTE(音程)にカーソルを合わせ、補正したい音程をTIME/VALUEダイヤルで指定します。

NOTE:

OFF

指定された時刻以降、補正がかかりません。本来の音程でそのまま演奏されます。

AUTO

指定された時刻以降、すべての音程を半音単位で補正します。

C、C#~ A#、B

指定された時刻以降の演奏を指定された音程に補正します。

より細かく音程補正のしかたを設定する(補正イベント・マップ)

時刻

音程 補正開始 時刻

次のイベントの 開始時刻

ボーカルの ピッチ

補正 音程

時刻 Smth(補正スピード) NOTE(音程)

先頭の補正イベントの時刻を変更することはできません。

補正を開始する時刻を正確にさがすには、スクラブ機能を使うと便利です。(P.73)

NOTE(音程)の基準ピッチは、チューナーの基準ピッチで設定します。詳しくは、『チューナーの基準ピッチを設定する』(P.193)をご覧ください。

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ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)

第3章

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BR600_j2 129 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666[CURSOR]で Smth(補正スピード)にカーソルを

合わせ、補正のスピードを指定します。

Smth(スムーズ) -100 ~ +100ここで設定した値がパッチ・パラメーターの“Smooth”(P.127)の値に加算されます。

0のとき、パッチの“Smooth”で設定された補正スピードとなります。

マイナスの値にするほどパッチの設定値よりも補正が速くかかるようになり、プラスの値にするほどパッチの設定値よりもなめらかに補正がかかるようになります。

※ 加算した結果が 0~ 100の範囲になるように設定してください。0以下または 100以上になるような値に設定しても効果はありません。

7777[CURSOR]で“INSERT”にカーソルを合わせ、

[ENTER]を押します。

さらに新しく補正イベントが挿入されます。

8888[CURSOR]で時刻にカーソルを合わせ、補正を終了

したい時刻を TIME/VALUE ダイヤルで指定します。

fig.03-600

9999[CURSOR]で NOTE(音程)にカーソルを合わせ、

TIME/VALUE ダイヤルで“OFF”を指定します。

11110000レコーダーをソングの先頭から演奏させます。

操作 4で指定した時刻になると補正がかかり始め、操作 8で指定した時刻になると補正が終わります。

11111111現在選ばれている補正イベントを削除するときは、

[CURSOR]で“ERASE”にカーソルを合わせ、

[ENTER]を押します。

補正イベントが削除されます。

11112222操作 3~ 11を繰り返し、必要なだけ補正範囲を指

定します。

11113333設定が完了したら、[EXIT]を数回押してプレイ画面

に戻ります。

時刻 Smth(補正スピード)NOTE(音程)

• 先頭の補正イベントは削除することができません。

不要な場合は、削除する代わりに“OFF”を指定

してください。

• 補正イベント・マップはソングにひとつだけ保存

できます。ピッチ・コレクションのパッチを切り

替えても補正イベント・マップは変化しません。

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MEMO

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第4章リズムを使う

第4章 リズムを使う

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BR600_j2 132 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リズムについて

BR-600では、パネル上のボタン(ドラム・パッド)を

使って、ドラム音を自由に演奏することができます。

ドラムの音色としては、音楽ジャンルにあわせて用意された 9種類の組み合わせ(ドラム・キット)を内蔵しており、音楽ジャンルに合わせて選ぶことができます。

さらにリズム専用のトラックを使って、自動的にリズムを演奏させることができます。(リズム・パターン、リズム・アレンジ)

パネル上に配置された[KICK][SNARE][OPEN HH]

[CLOSED HH]などのボタンのことを「ドラム・パッド」

と呼びます。ドラム・パッドを叩くとドラム音色を鳴らす

ことができます。

ドラム・パッドは各種機能ボタンと兼用になっており、[PAD]によって切り替えます。ドラム・パッドを使うには[PAD]を押して点灯させてください。

[PAD]が消灯しているときは各種機能ボタンとなります。[PAD]を押すたびに点灯/消灯が切り替わります。

詳しくは、『ドラム音を鳴らす』(P.135)をご覧ください。

一般にドラムを演奏する場合、演奏したい音楽ジャンルに合うよう、キック・ドラム、スネア・ドラムなど、様々な音色の打楽器を組み合わせてひとつのドラム・セットにします。

BR-600では、このような様々な打楽器の音がドラム音色波形として内蔵されており、音楽ジャンルに応じて組み合わせることができます。この組み合わせのことを「ドラム・キット」と呼びます。

BR-600の本体には、あらかじめ 9種類のドラム・キットが内蔵されており、自由に選んで演奏することができます。

また、自分の好みのドラム音色波形を選んで組み合わせ、自由にドラム・キットを 5種類まで組むことができます。(『ドラム・キットを選ぶ』(P.136))

さらに、用意されたドラム音色波形の中に好みの音がない場合、パソコンなどからドラム音色波形を取り込むことも可能です。(『WAV/AIFFファイルからドラム音をロードする(トーン・ロード)』(P.174、P.186))

選んだドラム・キットは、ドラム・パッドを使って演奏することができます。(P.135)

またパターンやアレンジによって自動演奏させることもできます。(P.142、P.143)

ドラム・パッドについて

ドラムの音色について(ドラム・キット)

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リズムについて

第4章

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BR600_j2 133 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600のリズムは、大きく分けて「パターン」と「アレンジ」と呼ばれる演奏データから構成されています。

■ パターンとはバンド等でドラムを演奏するときは、通常、1小節~ 2小節程度の決まった演奏を繰り返します。この繰り返しの基本となる演奏データのことを、BR-600 では「パターン」と呼びます。

ソング・パターン(S001~ S100)データの書き替えが可能なパターンで、メモリー・カード内のソングごとに 100種類のパターンを記憶させておくことができます。

プリセット・パターン(P001~ P327)本機では、“ロック”や“ジャズ”などの音楽ジャンルに合わせて、あらかじめ 327種類の「プリセット・パターン(P001~ P327)」を内蔵しています。

パターンを鳴らすための詳しい操作については、

『リズム・パターンを鳴らす』(P.142)をご覧

ください。

また、パターンを作成したり変更するための詳しい操作については、『オリジナルのパターンを作成する』(P.144)以降をご覧ください。

パターン/アレンジとは

パターンの例

4 拍子のリズムの場合、次のような演奏を繰り返すことになります。

繰り返し

パターン

キック・ドラム

スネア・ドラム

プリセット・パターンには、イントロ用/バース用/フィル用/エンディング用につくられたパターンが用意されています。(パターン名の末尾の文字で確認することができます。)

(例)ROCK1-IN(イントロ) ROCK1-V2(バース 2)

ROCK1-V1(バース 1) ROCK1-F2(フィル 2)

ROCK1-F1(フィル 1) ROCK1-E(エンディング)

「プリセット・パターン一覧」(P.207)

IN(イントロ)イントロ(前奏)を受け持つ演奏パターンです。

V(バース)1, 2主となる演奏パターンです。1が基本パターン、2が 1の応用パターンです。

F(フィル)1, 2フレーズのつなぎ目などに入れる装飾的な演奏パターンです。フィルの次に演奏されるパターンによって 1または 2を選びます。

E(エンディング)楽曲の終わりの部分を受け持つ演奏パターンです。

※ プリセット・パターンを変更したり、データを書き替えることはできません。

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リズムについて

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BR600_j2 134 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ アレンジとはパターンだけでもメトロノームのように練習のガイドとして使うことができますが、それでは曲の最初から最後まで変化のないリズムになってしまいます。音楽的に変化のついた曲を作る場合には、異なったいくつかのパターンを、イントロ→コーラス→サビ→エンディングのように並べたくなることがあります。

このようにパターンを演奏順に並べたデータのことを「アレンジ」と呼びます。

プリセット・アレンジ(P01~ P50)本機では、“ロック”や“ジャズ”などの音楽ジャンルに合わせて、あらかじめ 50種類の「プリセット・アレンジ(P01~ P50)」を内蔵しています。

※ プリセット・アレンジを変更したり、データを書き替えることはできません。

プリセット・アレンジ(Metro 4/4 を除く)は、E(エンディング)の後ろにBREAK(休符)が 3小節あり、続いてV1(バース1)を繰り返し演奏するようになっています。

『プリセット・アレンジ一覧』(P.208)

ソング・アレンジ(S01~S05)データの書き替えが可能なアレンジで、メモリー・カード内のソングごとに 5種類のアレンジを記憶させておくことができます。

アレンジを演奏させるにはアレンジ・モードに

する必要があります。

これについては『リズム・アレンジを鳴らす』

(P.143)をご覧ください。

BR-600にはリズムを演奏させるモードとして、「パターン・モード」「アレンジ・モード」の 2つが存在します。

パターン・モードパターンを演奏させるためのモードです。選んだパターン

が曲の先頭から最後まで繰り返し演奏されます。曲の途中

でパターンを自動的に切り替えることはできません。

パターンを演奏させるには、[PATTERN]を押して点灯させ、パターン・モードにしてください。

アレンジ・モードアレンジを演奏させるためのモードです。並べたパターン

の順番に従って、曲の途中でパターンが切り替わります。

アレンジを演奏させるには、[ARRANGE]を押して点灯させ、アレンジ・モードにしてください。

イントロ テンポ:120.0

バース テンポ:110.0

フィル テンポ:130.0

・・・

パターン・モード/アレンジ・モードについて

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BR600_j2 135 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ドラム音を鳴らす

第4章

Rev0.10

ドラム・パッドを使って、手動で自由にドラム音を鳴らしてみましょう。

1111プレイ画面において、[PAD]を押して点灯させます。

すでに点灯している場合は押す必要はありません。

2222リズム・フェーダーとマスター・フェーダーを図の位置に合わせます。

fig.xxxx

※ フェーダーを上げすぎると音量が大きくなり、耳を傷める原因になりますのでご注意ください。また小さすぎるとドラム音が聞こえなくなります。

3333ドラム・パッドを叩きます。

叩いたドラム・パッドの音が鳴ります。叩く強さによってドラム音の音量が変わります。

• 複数のドラム・パッドを同時に叩いた場合、音

量が全て同じになる場合があります。これは叩く強さを検出する回路が全体でひとつとなっているためです。ご了承ください。

• GUITAR/BASS/MIC2 ダイヤルやMIC1ダイヤル

の感度が上がっていたり、インサート・エフェクトにドライブや歪みの大きなパッチを選んでいる場合、ドラム・パッドを叩く音が内部の電子回路に振動を与え、ヘッドホンや LINE OUTからノイズとなって聞こえる場合があります。

その場合には、GUITAR/BASS/MIC2 ダイヤルやMIC1 ダイヤルを調整して入力レベルの感度を下げるか、インサート・エフェクトをOFF にしてください。

ドラム音の音量は、ドラム・パッドを叩く強さで5段階に決まります。

最強:音量が最大になります。(MIDIのベロシティー値 127)

強: 音量が大きくなります。(MIDIのベロシティー値 100)

中: 普通の音量になります。(MIDIのベロシティー値 70)

弱: 音量が小さくなります。(MIDIのベロシティー値 40)

最弱:音量が最小になります。(MIDIのベロシティー値 20)

ドラム・パッドとドラム音色の関係

パッド名 音色名[KICK] キック・ドラム[SNARE] スネア・ドラム[CLOSED HH] クローズド・ハイハット[OPEN HH] オープン・ハイハット[TOM1] ハイ・タム[TOM2] ミドル・タム[TOM3] ロー・タム[TOM4] フロア・タム[STICK] クロス・スティック[COWBELL] カウベル[CRASH] クラッシュ・シンバル[RIDE] ライド・シンバル

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BR600_j2 136 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

ドラム・キットを選ぶ

ドラム・キットは、いろいろなリズム楽器の音を 1つのセットにしたもので、本体には「プリセット・ドラム・キット」として 9種類内蔵されています。

その他、オリジナルの「ソング・ドラム・キット」を 5種類組むこともできます。

ソング・ドラム・キットはソングごとにメモリー・カードに保存されます。

アレンジとパターンは、ドラム・キットの楽器音を使って演奏されます。

ドラム・キットを選ぶには次のようにします。

1111曲の演奏が停止している状態で[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]または [ARRANGE]を押します。

パターン・モードを選んだ場合[PATTERN]および[RHYTHMON/OFF]が点灯します。

fig.03-502d

アレンジ・モードを選んだ場合[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

fig.03-502d

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

メモリー・カード BR-600

プリセット・ドラム・キット9

キック スネア

クローズド・ハイハット オープン・ハイハット

・ ・ ・

プリセット・ドラム・キット3

キック スネア

クローズド・ハイハット オープン・ハイハット

・ ・ ・

プリセット・ドラム・キット2

キック スネア

クローズド・ハイハット オープン・ハイハット

・ ・ ・

プリセット・ドラム・キット1

キック スネア

クローズド・ハイハット オープン・ハイハット

・ ・ ・

ソング ソング ソング

ソング・ドラム・キット

キック スネア ・ ・ ・

• ドラム・キットは、アレンジごとに記憶されます。

• パターン・モードでキットを切り替えた場合、アレ

ンジ・モードでのキットも同時に切り替わります。

• アレンジ・モードでプリセット・アレンジが選択さ

れている場合、キットを切り替えても一時的なもの

になります。変更を保存したい場合は、一旦プリ

セット・アレンジをソング・アレンジにコピーして

からソング・アレンジに切り替えてキットを変更し

て下さい。

P:プリセット/S:ソング

P:プリセット/S:ソング

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ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

第4章

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BR600_j2 137 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

3333CURSOR[ ][ ]で“KIT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パターン・モードの場合

アレンジ・モードの場合

4444CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルでプリセット/ソング、ナンバーを切り替えてドラム・キットを選びます。

(P1~ 9)

STD 1, 2: 標準的なセット

ROOM: 適度なアンビエンスの効いたセット

HARD: ハード・ロックに適したセット

JAZZ: JAZZ に適したセット

HIP-HOP: ダンス・ミュージックに適したセット

HOUSE: ダンス・ミュージックに適したセット

REGGAE: レゲエに適したセット

808: リズム・マシンの名機「ローランド   TR-808」を基本としたセット

(S1~ 5)

SongKit1 ~ 5:ソングごとに記憶されるオリジナルの  ドラム・キット

5555[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

P:プリセット/S:ソング

キット名

ナンバー

P:プリセット/S:ソング

キット名

ナンバー

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ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

Rev0.10

BR600_j2 138 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

オリジナルのドラム・キットを作成する(トーン・ロード)

BR-600では、内蔵のドラム音色以外に、外部からドラム音色を取り込んで、オリジナルのドラム・キットを作成することができます。(トーン・ロード)

ドラム音色を取り込む方法には、次の 3つがあります。

● オーディオ・トラックの一部から取り込む

● 他のドラム・キットからコピーしてくる

● 波形ファイル(WAV/AIFF ファイル)から取り込む   (P.174、P.186)

オーディオ・トラックに録音されているデータの一部を切り取り、ドラム音色として取り込みます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

トーン・ロードのメニュー画面が表示されます。fig.03-505d

3333CURSOR[ ][ ]で“TRACK”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

オーディオ・トラックからトーン・ロードするための画面が表示されます。

fig.03-506d

4444CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、取り込みたいトラック/ Vトラックを選び、[ENTER]を押します。

fig.03-507d

● 取り込み可能な波形データのフォーマットは以下   の通りです。それ以外のフォーマットの波形データ  はインポートできません。

•WAV またはAIFF形式

•モノまたはステレオ

•8 ビットまたは 16ビット

•サンプリング周波数:44.1 kHz

● 圧縮されたWAV または AIFF ファイルはインポー  トできません。

● 時間の短い波形データ(約 100 ms未満)はイン   ポートできません。

● AIFF ファイルのループ・ポイントの設定は、無効  になります。

● インポートするWAV ファイルは拡張子を“WAV”  に、AIFF ファイルは“AIF”にしてください。

● 1ドラム・キットにつき、合計で最大約 13 秒のド  ラム音がロードできます。

(例)

  キック:3 秒、スネア:3秒、クラッシュ:7秒  →計 13 秒

● ステレオのWAV または AIFF ファイルの場合、    トーン・ロード時には L/Rをミックスして“モノ”  でロードされます。

オーディオ・トラックからドラム音色を取り込む

138

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ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

第4章

Rev0.10

BR600_j2 139 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、取り込みたい範囲の開始位置(スタート・ポイント)と終了位置(エンド・ポイント)を小節または時刻で設定します。

スタート・ポイント(“S”)ドラム音色の取り込み開始位置を、小節または時刻で設定します。

fig.03-508d

エンド・ポイント(“E”)ドラム音色の取り込み終了位置を、小節または時刻で設定します。

エンド・ポイント設定画面を表示させるには、スター

ト・ポイント設定画面でCURSOR[ ]を数回押し

ます。fig.03-509d

6666スタート/エンド・ポイントの設定が済んだら、CURSOR[ ][ ]でカーソルを“LOAD”に合わせ[ENTER]を押します。

7777TIME/VALUEダイヤルで、ロード先のソング・ドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

S1~ 5:ソング・ドラム・キット 1~ 5fig.03-511d

8888TIME/VALUEダイヤルで、ロード先のドラム音色を指定し、[ENTER]を押します。

ロードが実行されます。中止するときは[EXIT]を押します。

fig.03-512d

拍 小節

フレーム 時 分 秒

拍 小節

フレーム 時 分 秒

•[ENTER]を押すと、スタート・ポイント/エン

ド・ポイントの設定画面を切り替えることができます。

• カーソルを“PVW”に合わせて[ENTER]を押

すと、指定範囲のドラム音色をプレビュー発音さ

せることができます。スタート/エンド・ポイン

トの設定とプレビュー発音を繰り返しながら、

ロードする音を決定します。

•[PLAY]でプレビュー発音、[STOP]で発音停止

をさせることもできます。

あらかじめ「スクラブ」「パンチ・イン」「ロケーター」の機能を使って、取り込みたい範囲を設定しておくと便利です。

スクラブ機能で繰り返し再生をしながら、取り込みたい始めの位置(スタート・ポイント)でAUTOPUNCH[IN]を押し、終わりの位置(エンド・ポイント)で[LOCATOR]を押して、範囲を登録しておきます。これにより、取り込み位置の設定時にはAUTOPUNCH[IN]および[LOCATOR]を押すことで、取り込み範囲設定を素早く行えるようになります。

• 100 ms未満、または 13秒以上の間隔のスタート

/エンド・ポイントを指定することはできません。

• 小節で設定すると、その結果が時刻表示に反映さ

れます。逆の場合も同様です。

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ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

Rev0.10

BR600_j2 140 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-505d

3333CURSOR[ ][ ]で“COPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-519d

4444TIME/VALUE ダイヤルで、コピー元のドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

P1 ~ 9:プリセット・ドラム・キット1~ 9

S1 ~ 5:ソング・ドラム・キット1~ 5fig.03-520ad

5555TIME/VALUEダイヤルで、コピー元のドラム音色を指定し、[ENTER]を押します。

※ キット内の全ドラム音色をコピーしたいときは“ALL”を選びます。

fig.03-520d

6666TIME/VALUEダイヤルで、コピー先のドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

fig.03-521d

7777TIME/VALUEダイヤルで、コピー先の音色を指定し、[ENTER]を押します。

コピーが実行されます。

中止するときは[EXIT]を押します。fig.03-522d

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

8888[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

他のドラム・キットからドラム音色をコピーする

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ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

第4章

Rev0.10

BR600_j2 141 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“ERASE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-523d

4444TIME/VALUE ダイヤルで、消去するドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

S1 ~ 5:ソング・ドラム・キット1~ 5fig.03-524d

5555TIME/VALUE ダイヤルで消去するドラム音を指定し、[ENTER]を押します。

※ キット内の全ドラム音色を消去したいときは“ALL”を選びます。

fig.03-525d

“Are you sure?”と表示されます。

6666消去するときは[ENTER](YES)を押します。

中止するときは[EXIT](NO)を押します。

7777[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“PAN”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-526d

4444TIME/VALUEダイヤルで、パンを変えるドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

S1~ 5:ソング・ドラム・キット 1~ 5fig.03-527d

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、パンを変えるドラム音とパンの値を設定します。

fig.03-528d

※[PAD]を押してボタンを点灯させると、ドラム・パッドを叩いてドラム音を指定することができます。

※[ENTER]を押すと“C00”(中央)に設定されます。

6666[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

取り込んだドラム音を消去する ドラム音の定位(パン)を変える

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Rev0.10

BR600_j2 142 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リズム・パターンを鳴らす

内蔵のリズム・パターンから好みのパターンを選んで繰り返し演奏させてみましょう。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]を押して点灯させます。

パターン・モードになり、パターンが演奏できるようになります。

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、演奏したいパターンを TIME/VALUE ダイヤルで選びます。

P001 ~ P327:プリセット・パターン 1~ 327

S001~ S100:ソング・パターン 1~ 100

このとき[PLAY][STOP]ボタンを使って、選んだパターンを試聴することができます。

3333[EXIT]を押します。

プレイ画面に戻ります。

4444[PLAY]を押します。

レコーダーの再生が始まるとともに、リズムが演奏されます。

5555リズム・フェーダーおよびマスター・フェーダーで適当な音量になるよう調節します。

6666演奏を止めるには[STOP]を押します。

プレイ画面が表示されている状態で以下の操作を行うと、パターンの演奏テンポを一時的に変えることができます。

1111CURSOR[ ][ ]でテンポ表示にカーソルを合わせます。

fig.03-205d

2222TIME/VALUEダイヤルでテンポを調節します。

パターンの演奏テンポが変わります。

[TAP(TEMPO)]を押す間隔で、パターンの演奏テンポを一時的に変えることができます。

[TAP(TEMPO)]を4回以上続けて叩くと、その間隔によってテンポを変えることができます。fig.03-206

P:プリセット/S:ソング

• 工場出荷時にはソング・パターン(S001~

S100)にはデータが入っていませんので、選んでも何も演奏されません。

•“P327:BREAK”は休符のみが入ったパターンです。これを選んでも音は鳴りません。

パターンのテンポを変える

タップ・ボタンを使ってパターンのテンポを変える

• 変更したテンポは一時的なものです。

• パターンにテンポを記憶させることはできません。

• テンポは全てのパターンに共通です。パターンご

とにテンポを設定することはできません。

• テンポの変更範囲は 25.0 ~ 250.0 です。

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BR600_j2 143 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リズム・アレンジを鳴らす

第4章

Rev0.10

内蔵のアレンジから好みのアレンジを選んで演奏させてみましょう。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押して点灯させます。

アレンジ・モードになり、アレンジが演奏できるようになります。

このとき[RHYTHM ON/OFF]も同時に点灯し、リズムがオンになったことを確認します。

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、演奏したいアレンジを TIME/VALUE ダイヤルで選びます。

P01~ P50: プリセット・アレンジ 1~ 50

S01 ~ S05: ソング・アレンジ 1~ 5

3333[EXIT]を押します。

プレイ画面に戻ります。

4444[ZERO]を押します。

曲の先頭に戻ります。

5555[PLAY]を押します。

レコーダーの再生が始まるとともに、選んだアレンジが演奏されます。

6666リズム・フェーダーおよびマスター・フェーダーで適当な音量に調節します。

7777演奏を止めるには[STOP]を押します。

プレイ画面が表示されている状態で以下の操作を行うと、アレンジの演奏テンポを一時的に変えることができます。

1111CURSOR[ ][ ]でテンポ表示にカーソルを合わせます。

2222TIME/VALUEダイヤルでテンポを調節します。

[TAP(TEMPO)]を押す間隔で、アレンジの演奏テンポを一時的に変えることができます。

[TAP(TEMPO)]を4回以上続けて叩くと、その間隔によってテンポを変えることができます。fig.03-206

P:プリセット/S:ソング アレンジ名 ナンバー

工場出荷時にはソング・アレンジ(S01~ S05)にはデータが入っていませんので、選んでも何も演奏されません。

アレンジのテンポを変える

タップ・ボタンを使ってアレンジのテンポを変える

テンポ

• アレンジに設定されているテンポは、一時的に無

効になります。

• 変更したテンポは一時的なものです。アレンジの

テンポを変更して保存したいときには、『オリジ

ナルのアレンジを作成する』(P.154)をご覧く

ださい。

• テンポの変更範囲は 25.0 ~ 250.0 です。

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Rev0.10

BR600_j2 144 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

オリジナルのパターンを作成する

BR-600では、自分の好みのパターンを作成し、ソング・パターンとして保存することができます。プリセット・パターンの中から好みのパターンが見つからないときなどに便利です。

パターンの作り方には次の 3つの方法があります。

■ ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リアルタイム・レコーディング)

メトロノームに合わせてドラム・パッドをリアルタイムに叩いてパターンを作る方法です。叩いた演奏がそのままパターンにレコーディングされますので、人間の演奏のノリを活かしたパターンを作るのに便利です。

『ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リ

アルタイム・レコーディング)』(P.145)

■ 目で確認しながらひとつずつ入力する(ステップ・レコーディング)

1 小節を細かく分割したグラフィック表示によって、パターンの演奏データを目で確認しながら、ドラム音を 1つ1つ入力する方法です。

『目で確認しながらひとつずつ入力する(ス

テップ・レコーディング)』(P.148)

■ SMFを取り込んで作る(SMFインポート)SMF(スタンダードMIDI ファイル)をソング・パターンとして取り込み(インポート)、パターンを作る方法です。

『SMF をインポートしてパターンを作る』

(P.172)

• パターンの最大同時発音数は 5音です。同じタイ

ミングで最大 5つのドラム音を発音させること

ができます。

• 同じタイミングに 6つ以上のドラム音を入力する

ことは可能ですが、発音するドラム音は 5つま

で です。

• CLOSED HH と OPEN HHを同じタイミングで発

音させることはできません。

• シンバルのような余韻の長い音の場合、音が完全

に消える前に次のタイミングの発音数が 5音あ

ると、前の発音が途中で終わる場合があります。

• パターンのレコーディング中は、他の画面(パ 

ターン・レコーディングのスタンバイ画面を除

く)に切り替えることはできません。

• 多量にデータを詰め込んだパターンを速いテンポ

で演奏させると、“Drive Busy!”と表示される

場合があります。この場合、パターンのデータを

減らすか、テンポを遅くして下さい。

パターン作成時の注意

4

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オリジナルのパターンを作成する

BR600_j2 145 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ドラム・パッドを叩いてパターンを作る(リアルタイム・レコーディング)

第4章

Rev0.10

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]を押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

[PAD]が点灯し、ドラム・パッドが使えるようになります。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、ソング・パターン(S001 ~ 100)を選びます。

※ プリセット・パターンにはレコーディングできません。

4444CURSOR[ ][ ]で“REAL”を選び、[ENTER]を押します。

レコーディング・スタンバイ画面が表示されます。

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、小節数、拍子、クォンタイズを設定します。

小節数

レコーディングするパターンの小節数を設定します。

設定値:1 ~ 999

テンポ

レコーディング時の、パターン確認用テンポを設定します。

設定値:25.0 ~ 250.0

※ ここで設定したテンポは、レコーディング中のパターンの確認専用です。パターンには、このテンポは記憶されません。(パターン自体には個別のテンポを設定することはできません。)

拍子

レコーディングするパターンの拍子を設定します。

設定値:1/1 ~ 8/1, 1/2 ~ 8/2, 1/4 ~ 8/4, 1/8 ~  8/8

クォンタイズ

レコーディングのクォンタイズを設定します。

クォンタイズを設定することで、入力時のタイミングのばらつきをなくし、設定した音符のタイミングで入力することができます。

※ 入力時のタイミングそのままで良いときは“HI”を選びます。

設定値:

4 分音符 3連 16分音符

3連 4分音符 32分音符

8分音符 3連 32分音符

3連 8分音符 HI

16分音符

テンポ 小節数

拍子 クォンタイズ

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オリジナルのパターンを作成する

Rev0.10

BR600_j2 146 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666CURSOR[ ][ ]で“REC”を選び、[ENTER]を押します。

1 小節分のカウントが鳴った後、リアルタイム・レコーディングがスタートします。

※[REC]を押してもレコーディングをスタートさせることができます。

7777レコーディングしたいタイミングでドラム・パッドを叩き、ドラム音を入力します。

8888必要に応じて、テンポ、クォンタイズを設定し直します。

9999入力が終わったら、[EXIT]を押します。

※[STOP]を押してもかまいません。

リアルタイム・レコーディングを行う前に、メトロノームに合わせて練習(リハーサル)を行うことができます。リハーサル中はドラム・パッドを押しても、ドラム音が鳴るだけで、パターンには記録されません。

1111[PAD]が消灯していることを確認し[PATTERN]を押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

[PAD]が点灯し、ドラム・パッドが使えるようになります。

fig.03-407d

3333CURSOR[ ][ ]で“REAL”を選び、[ENTER]を押します。

レコーディング・スタンバイ画面が表示されます。

4444CURSOR[ ][ ]を数回押して“RHR”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

リハーサル状態になります。fig.03-409d

5555ドラム・パッドを叩いて練習を行います。

ドラム音は鳴りますが、パターンにはレコーディングされません。

6666リハーサルを終了するときは、“[STOP]”にカーソルを合わせ[ENTER]を押します。

※[STOP]を押してもかまいません。

レコーディングのリハーサルをする

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オリジナルのパターンを作成する

第4章

Rev0.10

BR600_j2 147 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

リアルタイム・レコーディング中に[DELETE/MUTE]を押しながらドラム・パッドを押すと、押したドラム音を削除することができます。

1111[DELETE/MUTE]を押しながら削除したいドラム・パッドを押します。

ドラム・パッドを押している間、そのドラム音が削除されます。

1111リアルタイム・レコーディングのスタンバイ画面において、CURSOR[ ]を数回押し、“Click”にカーソルを合わせます。

ig.03-414d

2222TIME/VALUEダイヤルで、メトロノームの音量を調節します。

設定値:0 ~ 3

不要なドラム音を削除する

メトロノームの音量を変える

147

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オリジナルのパターンを作成する

Rev0.10

BR600_j2 148 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

目で確認しながらひとつずつ入力する(ステップ・レコーディング)

パターンを入力する場合、ドラム音をひとつずつ目で確認しながら入力することができます。ドラム・パッドを叩くのが難しいパターンを入力するのに便利です。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PATTERN]を押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

fig.03-416d

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、ソング・パターン(S001 ~ 100)を選びます。

※ プリセット・パターンにはレコーディングできません。

4444CURSOR[ ][ ]で“STEP”を選び、[ENTER]を押します。

レコーディング・スタンバイ画面が表示されます。fig.03-417d

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、小節数、拍子、クォンタイズを設定します。

小節数レコーディングするパターンの小節数を設定します。

設定値:1 ~ 999

テンポレコーディング時の、パターン確認用テンポを設定します。

設定値:25.0 ~ 250.0

※ ここで設定したテンポは、レコーディング中のパターンの確認専用です。パターンには、このテンポは記憶されません。(パターン自体には個別のテンポを設定することはできません。)

拍子レコーディングするパターンの拍子を設定します。

設定値:1/1 ~ 8/1, 1/2 ~ 8/2, 1/4 ~ 8/4, 1/8 ~8/8

クォンタイズ

ステップ入力時の分解能を設定します。

設定値:

4 分音符(96) 3連 16分音符(16)

3連 4分音符(64) 32分音符(12)

8分音符(48) 3連 32分音符(8)

3連 8分音符(32) HI(1)

16分音符(24)

( )内の数字はクロックを示しています。この数字が小さくなるほど、細かく入力できます。

(例) :8分音符の単位で入力できます。

(例) :16分音符の単位で入力できます。

テンポ 小節数

拍子 クォンタイズ

1拍

1拍

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オリジナルのパターンを作成する

第4章

Rev0.10

BR600_j2 149 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666CURSOR[ ][ ]で“REC”を選び、[ENTER]を押します。

レコーディングがスタートします。※[REC]を押してもかまいません。

7777CURSOR[ ]で、現在入力可能なドラム音を表示している位置にカーソルを移動します。

8888入力したいドラム音を TIME/VALUEダイヤルで選択します。

9999カーソル [ ]で下の行にカーソルを移動し、入力したい位置にカーソルを合わせ、TIME/VALUEダイヤルを右方向に一つ回します。

ドラム音が入力され、表示が“ ”に変わります。

11110000ドラム音の音量をTIME/VALUEダイヤルで設定します。

音量を示す“ ”の大きさが変わります。

大 (ベロシティー 127)

中 (ベロシティー 100)

小 (ベロシティー 70)

[PLAY]を押すと、今までに入力されたドラム音を再生することができます。再生を止めるには[STOP]を押します。

※ トラック・フェーダー 1を使うと、さらに細かく音量を設定することができます。音量(べロシティー)が 127~ 101のときは“大”、100~ 71のときは“中”、70以下のときは“小”で表示されます。

※ TIME/VALUE ダイヤルを使って入力する以外に、次の方法があります。

・[ENTER]を押します。

・ドラム・パッドを押します。

現在表示されているドラム音と入力されたドラム音が一致している場合は直接入力されます。一致していない場合は、まず押されたドラム音に表示が切り替わり、さらにもう一度押すと直接入力されます。

※上記方法で入力した場合、音量はトラックフェー ダー 1で設定された値となります。

パターンの表示では、各ドラム音の発音タイミングを確認することができます。

“ ”は、拍のタイミングを示しています。

※ クォンタイズを粗く設定したときは、“ ”は

2分音符や 4分音符のタイミングを示す場合があります。

細かいクォンタイズを設定すると、パターンの始めから終わりまでを一度に表示しきれなくなります。

このとき“ ”が表示されます。CURSOR[ ]

を使って続きのページを表示させることができます。また、[REW]/[FF]を押して、ページを移動させることもできます。

拍のタイミング

パターンの表示について

細かいクォンタイズでドラム音を入力すると、クォンタイズを粗く設定し直したときに同一セル内にドラム音を表示しきれなくなります。

同一セル内に複数のドラム音が存在する場合は

“ ”で表示されます。

(例)クォンタイズ“ ”でドラム音を入力し、クォ

ンタイズ“ ”に設定し直した場合

ドラム音の“ ”表示について

149

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オリジナルのパターンを作成する

Rev0.10

BR600_j2 150 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

11111111ドラム音の入力を間違えた場合は削除します。

ドラム音を削除するには、次の3 つの方法があります。

削除したいドラム音の位置にカーソルを合わせた後、

• TIME/VALUE ダイヤルを左一杯にまわします。

•[ENTER]を押します。

• 削除したいドラム音に表示を切り替え、[DELETE/

MUTE]を押しながら削除したいドラム音のドラ

ム・パッドを押します。

11112222必要に応じて、テンポやクォンタイズを設定し直します。

11113333必要なだけ 7 ~ 12 の操作を繰り返します。

11114444入力が終わったら、[EXIT]を押します。

※[STOP]を押してもかまいません。

11115555[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※“Keep Power On!”と表示され、入力したパターンが保存されます。

150

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BR600_j2 151 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パターンに名前をつける

第4章

Rev0.10

ソング・パターンには、8文字までの名前(パターン・ネーム)を付けることができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し[PATTERN]を

押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

パターンのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUEダイヤルを

使って、ソング・パターン(S001 ~100)を選びます。

4444CURSOR[ ][ ]で“NAME”にカーソルを合

わせ、[ENTER]を押します。

パターン・ネームの変更画面が表示されます。fig.03-427d

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを

使って、文字を変更します。

アルファベットにカーソルがあるときに[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

6666[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

“Keep power on!”と表示され、変更したパターン・ネームが保存されます。

プリセット・パターンの名前を変更することはできません。

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Rev0.10

BR600_j2 152 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パターンをコピーする

プリセット・パターンを少しだけ変更して好みのパターンにしたい場合など、あらかじめソング・パターンにコピーしておけば、演奏データを自由に変更することができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し[PATTERN]を押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

パターンのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、コピー元となるパターンを選びます。

4444CURSOR[ ][ ]で“COPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

パターン・コピーの画面が表示されます。

5555TIME/VALUE ダイヤルで、コピー先のソング・パターン(S001~ S100)を選びます。

6666[ENTER]を押します。

コピーの確認画面が表示されます。fig.03-430d

7777再度[ENTER]を押します。

“Keep power on!”と表示され、コピーが実行されます。

8888[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

プリセット・パターンにはコピーできません。

2

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BR600_j2 153 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パターンを消去する

第4章

Rev0.10

1111[PAD]が消灯していることを確認し[PATTERN]を押します。

[PATTERN]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

パターンのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]で“ERASE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

4444TIME/VALUE ダイヤルで、消去するソング・パターン(S001~ S100)を選びます。

5555[ENTER]を押します。

消去の確認画面が表示されます。

6666本当に消去するときは[ENTER]を押します。

中止するときは[EXIT]を押します。

※“Keep power on!”と表示され、パターンの内容が消去されます。

7777[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

プリセット・パターンは消去できません。

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Rev0.10

BR600_j2 154 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

オリジナルのアレンジを作成する

BR-600では、自分の好みの順番でパターンを並べてアレンジを作成し、イントロ~エンディングまでの曲の構成を自由に作ることができます。作成したアレンジはソング・アレンジとして保存できます。

アレンジは最大 999小節まで作成することが可能です。

それでは、実際にアレンジを作ってみましょう。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押します。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、作成したいソング・アレンジの番号を選びます。

※ プリセット・アレンジを選ぶと以降の操作はできません。

3333[RHYTHM EDIT]を押します。

fig.03-302d

4444CURSOR[ ][ ]で“STEP”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

レコーディング・スタンバイ画面が表示されます。fig.03-303d

5555CURSOR[ ][ ]で「ステップ」の位置にカーソルを合わせ、編集するステップを TIME/VALUEダイヤルで選びます。

[REW]を押すと 1つ前のステップ、[FF]を押すと次のステップに移動することができます。

ソング・アレンジの作成は、実際には「ステップ」を並べることで行います。ステップとは、パターンの番号と、そのパターンが何小節目から始まるかを組み合わせたデータのことです。

例えば、

構成部分 小節長  パターン

イントロ部分 2小節 パターンP001         ↓Aメロ部分 16小節 パターンS002         ↓Bメロ部分 8小節 パターンS003         ↓サビ部分 8小節 パターンS099         ↓エンディング 2小節 パターンP006

と並べた曲の構成を作りたい場合、アレンジには次のようにステップを並べることになります。

ステップ番号 開始小節 パターン番号

ステップ 1   1 P001 : ROCK-1 IN         ↓ステップ 2   3 S002 : OriginalA         ↓ステップ 3 19 S003 : OriginalB         ↓ステップ 4 27 S099 : OriginalC         ↓ステップ 5 35 P006 : ROCK-1 E         ↓ステップ 6 37 P327 : BREAK

長い曲でも、構成単位に分けてステップとして並べれ

ば、少ないステップ数ですみます。BR-600では最大

50ステップまで使うことが可能です。

ステップについて

パターンの拍子

ステップ

テンポ パターン・ネーム

パターン・ナンバー

開始小節

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オリジナルのアレンジを作成する

第4章

Rev0.10

BR600_j2 155 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666変更したいパラメーターにCURSOR[ ][ ]でカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルで設定値を変更します。

[PLAY]を押すと、現在選ばれているステップのパターンの音を鳴らして確認することができます。

開始小節現在のステップで選ばれているパターンの演奏を始める小節を設定します。

fig.03-303a

パターン・ナンバーパターンを選びます。以下の図のように、ステップごとにパターンを設定していきます。

fig.03-304

拍子現在のステップで選ばれているパターンの拍子を表示します。

テンポ現在のステップで選ばれているパターンを演奏させるときのテンポを設定します。

設定値:25.0 ~ 250.0

7777アレンジの作成を終了するときは[EXIT]を数回押します。

プレイ画面に戻り、作ったアレンジが保存されます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

イントロ

(1小節)

バース

(1小節)

ステップ1 ステップ2

開始 小節 001 002 003

003

イントロ

(2小節)

バース

(1小節)

ステップ1 ステップ2

開始 小節 001 002

ステップ2の開始小節を3にすると

イントロ(2小節)

テンポ:120.0

バース (1小節)

テンポ:110.0

フィル (1小節)

テンポ:130.0・・・

ステップ1 ステップ2 ステップ3

開始 小節 001 003 004

• ステップ 1の開始小節は必ず“001”になります。

変更することはできません。

• 前のステップと同じ小節や、それ以前の小節を設

定することはできません。

• 次のステップの開始小節を超えて設定することは

できません。

• プレイ画面でアレンジを演奏させたとき、アレン

ジの最後まで演奏した後は、最終ステップに設定

されているパターンが繰り返し演奏されます。

したがって、最終ステップにプリセット・パターンの「P327 BREAK(休符)」を設定すれば、休符が繰り返し演奏されて、アレンジ演奏が止まったようにすることができます。

イントロ バース

ステップ1 ステップ2

エンディング P327BREAK

ステップ** ステップ**

・・・

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オリジナルのアレンジを作成する

Rev0.10

BR600_j2 156 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

現在のステップに新規のステップを挿入します。fig.03-305

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押して点灯させます。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

アレンジのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]で“STEP”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

アレンジのステップ・レコーディング画面が表示されます。

4444ステップを挿入する位置(ステップ番号)を、CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで選びます。

fig.03-306d

5555CURSOR[ ][ ]で“INSERT”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Insert!”と表示され、選んでいたステップがコピーされて挿入されます。完了すると自動的にステップ・レコーディング画面に戻ります。

※ 中止するときはCURSOR[ ][ ]を数回押し

て、アレンジのエディット画面に戻ります。

選んだステップの内容を消去します。消去されたステップには、後ろのステップの内容が引き継がれます。fig.03-307

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押して点灯させます。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

アレンジのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]で“STEP”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

アレンジのステップ・レコーディング画面が表示されます。

4444消去したいステップを、CURSOR[ ][ ]とTIME/VALUEダイヤルで選びます。

fig.03-308d

5555CURSOR[ ][ ]で“ERASE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Erase!”と表示され、ステップ・レコーディング画面に戻ります。

※ ステップ 1だけが残った場合、それ以上消去することはできません。

中止するときはCURSOR[ ][ ]を数回押し

て、アレンジのエディット画面に戻ります。

ステップを挿入する

イントロ バース フィル

バース

バース

挿入

ステップ1 ステップ2 ステップ3

イントロ バース フィル

ステップ1 ステップ2 ステップ3 ステップ4

ステップを消去する

イントロ バース フィル

バース

消去

ステップ1 ステップ2

バース

ステップ4ステップ3

イントロ バース

ステップ1 ステップ2 ステップ3

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BR600_j2 157 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

アレンジに名前をつける

第4章

Rev0.10

ソング・アレンジには、8文字までの名前(アレンジ・ネーム)を自由に付けることができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押します。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

アレンジのエディット画面が表示されます。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、ソング・アレンジ(S01~ 05)を選びます。

4444CURSOR[ ][ ]で“NAME”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

アレンジ・ネームの変更画面が表示されます。fig.03-310d

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルを使って、文字を変更します。

アルファベットにカーソルがあるときに[ENTER]を押すと、大文字/小文字を切り替えることができます。

6666[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

“Keep power on!”と表示され、変更したアレンジ・ネームが保存されます。

プリセット・アレンジの名前を変更することはできません。

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Rev0.10

BR600_j2 158 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

アレンジをコピーする

プリセット・アレンジを少しだけ変更して好みのアレンジにしたい場合や、もとのアレンジのバリエーションを作りたい場合には、あらかじめソング・アレンジとしてコピーしておけば、自由に変更することができます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押します。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、コピー元となるアレンジを選びます。

4444CURSOR[ ][ ]で“COPY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

アレンジ・コピーの画面が表示されます。fig.03-429d

5555TIME/VALUE ダイヤルで、コピー先のソング・アレンジ(S01~ S05)を選びます。

6666[ENTER]を押します。

コピーの確認画面が表示されます。fig.03-430d

7777再度[ENTER]を押します。

“Keep power on!”と表示され、コピーが実行されます。

8888[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

プリセット・アレンジにはコピーできません。

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BR600_j2 159 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

アレンジを消去する

第4章

Rev0.10

現在選ばれているソング・アレンジのステップ 2以降のステップをすべて消去します。

ステップ 1は消去されずに残り、“Metro”(メトロノーム)に設定されます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[ARRANGE]を押します。

[ARRANGE]および[RHYTHM ON/OFF]が点灯します。

2222[RHYTHM EDIT]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“ERASE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

4444TIME/VALUE ダイヤルで、消去するソング・アレンジ(S01~ S05)を選びます。

5555[ENTER]を押します。

消去の確認画面が表示されます。fig.03-433d

6666本当に消去するときは[ENTER]を押します。

中止するときは[EXIT]を押します。

※“Keep power on!”と表示され、アレンジの内容が消去されます。

7777[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

プリセット・アレンジは消去できません。

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MEMO

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BR600_j2 160 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

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BR600_j2 161 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第5章USBを使う

第5章 USB を使う

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Rev0.10

BR600_j2 162 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

USBを使う前に(概要)

BR-600は USB端子を装備しており、直接パソコンと接続することによって以下の操作が行えます。

● BR-600 のデータをバックアップする

● BR-600 のトラック・データをWAV/AIFF ファイル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)

● BR-600 のトラックにWAV/AIFF ファイルを取り込む(WAV/AIFF インポート)

● SMFをインポートしてパターンを作る

● WAV/AIFF ファイルからドラム音をロードする

WindowsWindows Me / 2000 / XP

MacintoshMac OS 9.1.x / 9.2.x

Mac OS X

ドライバドライバはOS 標準のものを使い、BR-600とパソコンのUSB接続により、自動的にインストールされます。

作成されるフォルダおよびファイルは、以下のようになります。fig.05-010

ROLANDフォルダBR-600のデータが、以下のフォルダに分類されて保存されています。

BR0フォルダソングごとのフォルダに、ソングのデータ(録音データ、ソング・アレンジ/パターン/ドラム・キット、エフェクトのソング・パッチ、ソング・インフォメーション)が保存されます。

TONELOADフォルダドラム音をロードするためのWAV/AIFFファイルを置くフォルダです。(P.174、P.186)

SMFフォルダソング・パターンを作るためのSMF(スタンダードMIDIファイル)を置くフォルダです。(P.172、P.184)

USBを使ってできること

対応OS

ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)の略で、コンピューターにさまざまな周辺機器を接続するためのインターフェースです。USBを使えば、USBケーブル 1本でさまざまな周辺機器に接続することができ、高速にデータを転送することができます。

また、電源を入れたままで周辺機器の接続と切断ができ、コンピューターが自動的にそれを認識します。(周辺機器によっては、設定などの作業が必要な場合があります。)

USBとは

BR-600 の USBでは、リアルタイムの音声信号やMIDI メッセージを扱うことはできません。

メモリー・カードのデータ構成

ルート・ディレクトリ

ROLANDフォルダ

TONELOADフォルダ

USBフォルダ

BR0フォルダ

WAV/AIFFファイル

SMFフォルダ

SMFファイル

WAV/AIFFファイル

SONG0000フォルダ

ソング・インフォメーション エフェクト・パラメーター パターン・シーケンス・データ アレンジ・シーケンス・データ ドラム・キット音色データ ピッチ・コレクション・データ 録音データ 録音Lテンポラリー・データ 録音Rテンポラリー・データ 録音イベント・データ

SONG0001フォルダ

ディスク・インフォメーション

ソングごとに フォルダができる

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USB を使う前に(概要)

第5章

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BR600_j2 163 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

USBフォルダBR-600のトラックに取り込むための WAV/AIFFファイルと、パソコン上に保存するためのWAV/AIFF ファイル(トラック・データをWAV/AIFF ファイル形式に変換したもの)を置くフォルダです。(P.167、P.170、P.180、P.182)

メモリー・カードに作成されるフォルダやファイルは、パソコン上に表示されます。操作を進めていくと、「BOSS_BR-600」アイコンがパソコン上に追加されます。

※ Windowsの場合、OS によっては「リムーバブルディスク(*:)」アイコンが追加されます。

fig.05-020

Windowsでは「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)をクリック、Macintoshでは「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックすると、「ROLAND」フォルダが表示されます。

このフォルダを開くと、「BR0」フォルダ、「TONELOAD」フォルダ、「SMF」フォルダ、「USB」フォルダが表示されます。fig.05-030

パソコンのUSBコネクターとBR-600の USBコネクターを、USBケーブルを使って接続します。

※ USBケーブルは、コンピューター・ショップ等でお買い求めください。

fig.05-040

USBを接続している時は以下の操作をしないでください。コンピューターが応答しない状態になることがあります。また、メモリー・カード内のデータが壊れる可能性があります。

・ USB ケーブルを抜く

・メモリー・カードを取り出す

・コンピューターのサスペンド(スタンバイ)、

ハイバネーション、再起動、終了

・ BR-600 の電源を切る

Windows XP/2000 をお使いの場合Windows XP/2000をお使いの場合は、以下のいずれかのユーザー名でWindowsにログオンしてください。

・ Administrator などの Administrators グループに属するユーザー名

・アカウントの種類がコンピューターの管理者であるユーザー名

以上に該当しないユーザー名では、正しくUSB接続を終了することができませんのでご注意ください。

詳しくは、お使いのコンピューターのシステム管理者にご相談ください。

Windows XP

Windows 2000

Macintosh

BOSS_BR-600

リムーバブル ディスク (*:)

(例)

(例)

(例)

BOSS_BR-600

BOSS_BR-600

(例)

パソコンとの接続

USB使用時の注意

USBケーブル

コンピューターの USBコネクターへ

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BR600_j2 164 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Windowsの場合

メモリー・カードが一杯になった場合や、大事なデータをパソコン上に保存しておきたい場合には、バックアップを取ることができます。メモリー・カードの万一の破損に備えてこまめにバックアップを取っておくことをお勧めします。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-060

5555データのバックアップをします。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)をクリックします。

2)「ROLAND」フォルダをパソコンのフォルダにド ラッグ &ドロップします。

fig.05-070

バックアップが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

WindowsXPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す メッセージをクリックします。

fig.05-080

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] をクリックします。

BR-600 のデータをパソコンに保存する(バックアップ)

バックアップされるソング・データの種類は以下のとおりです。

• 録音データ

• ミキサーの状態(パン、トラック EQなど)

• インサート・エフェクトのソング・パッチ

• マスタリング・ツール・キットのソング・パッチ

• ピッチ・コレクションのソング・パッチおよび補

正イベント・マップ

• リズム・アレンジ/リズム・パターン

• ループ・エフェクト

• ソング・キットおよびトーン・ロードした音色

• ユーティリティー(詳しくは、「パラメーター一覧」(P.210)をご覧ください。)

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

タスクトレイ タスクバー

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Windowsの場合

第5章

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BR600_j2 165 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Windows 2000/Meの場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示すメッセージをクリックします。

fig.05-090

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] をクリックします。

7777[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押して USB画面に戻ります。fig.05-100

8888データのバックアップを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

1111パソコンとBR-600を USB ケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUEダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-050

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-060

タスクトレイ タスクバー

パソコンにバックアップしたデータをBR-600に戻す(リカバー)

データをリカバーすると、カード内のデータが上書きされます。

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

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Windowsの場合

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BR600_j2 166 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

5555パソコン上の「ROLAND」フォルダを「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)にドラッグ &ドロップ(上書き)します。

ig.05-070

リカバーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

Windows XPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す 

メッセージをクリックします。fig.05-080

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。

Windows2000/Me の場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン

(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコ

ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。fig.05-090

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。

7777[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押して USB画面に戻ります。fig.05-100

8888データのリカバーを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

• リカバーの途中で上書きを確認するメッセージが

パソコン上に表示されることがありますが、すべて「はい」(YES)を選んでください。「いいえ」(NO)を選ぶとリカバーが不完全になり、後でBR-600の動作に異常をきたすおそれがあります。

• データをリカバーすると、カード内のデータが上

書きされます。

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 167 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600のトラック・データを WAVまたはAIFFファイル形式に変換(コンバート)し、このデータをパソコンに送ること(エクスポート)ができます。

マスタリングされたトラックをWAV/AIFF ファイル形式にすることで、パソコン上で簡単に音楽CD を作成することやオーディオを扱うソフトウェアに取り込むことができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“EXPORT”を選び、[ENTER]を押します。

fig.05-110

5555CURSOR[ ][ ]でファイル形式を選び、[ENTER]を押します。

WAV: 主にWindowsで使用されるオーディオの    フォーマットです。

AIFF: 主にMacintoshで使用されるオーディオの    フォーマットです。

6666CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、エクスポートしたいトラック/ Vトラックを選びます。

“モノ”でエクスポートする場合fig.05-120

“ステレオ”でエクスポートする場合

※トラック 1/2、3/4、5/6、7/8の組み合わせが選べます。

fig.05-130

7777[ENTER]を押します。

WAVまたはAIFFファイルへのコンバートが開始されます。

以下のようなファイル名でコンバートされます。

    (モノの場合) (ステレオの場合)

   トラック1-V トラック 1 トラック 1/2-Vトラック 1

   TR01_ _ _1.WAVまたは TR0102 _1.WAV または   

   TR01_ _ _1.AIF TR0102 _1.AIF

   トラック1-V トラック 2 トラック 1/2-Vトラック 2

   TR01_ _ _2.WAVまたは TR0102 _2.WAV または

   TR01_ _ _2.AIF TR0102 _2.AIF

   トラック6-V トラック 7 トラック 7/8-Vトラック 7

   TR06_ _ _7.WAVまたは TR0708_7.WAV または

   TR06_ _ _7.AIF TR0708_7.AIF

   トラック6-V トラック 8 トラック 7/8-Vトラック 8

   TR06_ _ _8.WAVまたは TR0708_8.WAV または

   TR06_ _ _8.AIF TR0708_8.AIF

※コンバートが終了するまでに、元のトラック・データの曲時間とほぼ同じ(ステレオの場合は 2倍)時間がかかります。

コンバートが終了すると、パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-140

BR-600のトラック・データをWAV/AIFFファイル形式で保存する(WAV/AIFFエクスポート)

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

167

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Windowsの場合

Rev0.10

BR600_j2 168 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

8888WAV または AIFF ファイルをパソコンにエクスポートします。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)をクリックします。

2)「ROLAND」フォルダ内の「USB」フォルダにあるWAVまたは AIFF ファイルをパソコンのフォルダにドラッグ &ドロップします。

fig.05-150

エクスポートが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

9999パソコンとの接続を終了させます。

Windows XPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す メッセージをクリックします。

fig.05-160

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] をクリックします。

Windows 2000/Meの場合

1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン (または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコ ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示すメッセージをクリックします。

fig.05-170

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK]

をクリックします。

11110000[EXIT]を押します。

ファイル形式の選択画面に戻ります。

[EXIT]を押した時点で「USB」フォルダの内容は自動的に削除されます。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。この場合は[ENTER]を押してファイル形式の選択画面に戻ります。

fig.05-180

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

11111111必要なだけ、操作 5~ 9 を繰り返します。

11112222WAV または AIFF ファイルのエクスポートを終了するときは、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

168

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 169 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ WAV/AIFF エクスポート時の残り容量不足解消法

WAV/AIFF のエクスポートをするときは、メモリー・カードに十分な残り容量が必要になります。もし残り容量が少ないためにエラー・メッセージ“Card Full!”が表示された場合は、以下の 2つの方法をお試しください。

1.メモリー・カードの不要なデータを消去する

1111データのバックアップを行います。(P.164 参照)

2222メモリー・カードの不要な曲を消去します(ソング・イレース)。(P.86参照)

3333エクスポートしたいトラック以外のトラック・データも消去します(トラック・イレース)。(P.82 参照)

4444ソング・オプティマイズを行います。(P.87 参照)

5555エクスポート作業を行います。

6666データのリカバーを行います。(P.165 参照)

2.容量の大きいメモリー・カードを使用するBR-600で推奨するメモリー・カードについては、別紙『メモリー・カードについて』をご覧ください。

1111データのバックアップを行います。(P.164 参照)

2222大きい容量のメモリー・カードを本体に挿入し、カード・イニシャライズを行います。(P.199 参照)

3333データのリカバーを行います。(P.165 参照)

169

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Windowsの場合

Rev0.10

BR600_j2 170 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のオーディオ・ソフトウェアなどで作成したWAVまたはAIFF ファイルをBR-600のトラックに取り込むこと(インポート)ができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUEダイヤルで“IMPORT”を選び、[ENTER]を押します。

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、インポート先のトラック/ Vトラックを選び、[ENTER]を押します。

“モノ”でトラックにインポートする場合fig.05-200

“ステレオ”でトラックにインポートする場合※ トラック 1/2、3/4、5/6、7/8の組み合わせが選べ

ます。fig.05-210

6666[CURSOR]と TIME/VALUEダイヤルで、トラックへのインポートを開始する小節または時刻を設定し、[ENTER]を押します。

fig.05-220

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-230

BR-600 のトラックにWAV/AIFFファイルを取り込む(WAV/AIFF インポート)

● インポート可能な波形データのフォーマットは以下  の通りです。それ以外のフォーマットの波形データ  はインポートできません。

• WAVまたはAIFF 形式

• モノまたはステレオ

• 8 ビットまたは 16ビット

• サンプリング周波数:44.1 kHz

● インポートするWAV ファイルは拡張子を“WAV”に、AIFF ファイルは“AIF”にしてください。

● 圧縮されたWAV または AIFF ファイルはインポートできません。

● 時間の短い波形データ(約 1 秒未満)はインポートできません。

● AIFF ファイルのループ・ポイントの設定は、無効になります。

● 現在の状態がアレンジ・モードの時はアレンジ・ モードに沿った時刻にインポートされ、パターン・モードの時はパターン・モードに沿った時刻にインポートされます。

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

170

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 171 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

7777インポートしたいWAV または AIFF ファイルをコ

ピーします。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)をクリックします。

2)「ROLAND」フォルダ内の「USB」フォルダに、

インポートしたいWAV または AIFF ファイルをド

ラッグ &ドロップします。

※1回の操作でインポートできるのは、1つのファイルだけです。2 つ以上のファイルをドラッグ&ドロップしないようにしてください。

fig.05-240

コピーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

8888パソコンとの接続を終了させます。

Windows XPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(ま

たは「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)を右

クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。fig.05-250

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。

Windows2000/Me の場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン

(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコ

ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。fig.05-260

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK]

をクリックします。

9999[EXIT]を押します。

WAVまたはAIFFファイルがインポートされます。

インポートが終了した時点で「USB」フォルダの内容は自動的に削除されます。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。この場合は[ENTER]を押すと、WAVまたはAIFFファイルがインポートされます。

fig.05-270

インポート終了後、インポート先のトラック/Vトラック指定画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

11110000必要なだけ、操作 4~ 9 を繰り返します。

11111111WAV または AIFF ファイルのインポートを終了するときは、[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

171

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Windowsの場合

Rev0.10

BR600_j2 172 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のSMF(スタンダードMIDI ファイル)をソング・パターンとして取り込むこと(インポート)ができます。

パソコンなどで作成したSMF をメモリー・カードにコピーしておけば、簡単にソング・パターンを増やすことができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-280

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214 を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-290

5555SMFをコピーします。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブ

ルディスク(*:)」アイコン)をクリックします。

2)「ROLAND」フォルダ内の「SMF」フォルダに、

インポートしたいSMF をドラッグ& ドロップします。fig.05-300

SMFのコピーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

WindowsXPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(ま

たは「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)を右

クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。fig.05-310

Windows2000/Me の場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン 

(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコ 

ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す メッセージをクリックします。

fig.05-320

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

  をクリックします。

SMFをインポートしてパターンを作る

• 999小節以上のSMFはインポートできません。

• インポートするSMFは、拡張子を“MID”にしてください。

• 英数字 8文字のファイル名にしてください。

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

172

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 173 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

7777[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してから[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

fig.05-330

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

8888[PATTERN]を押して、ボタンを点灯させます。

fig.05-340

9999[RHYTHM EDIT]を押します。

11110000[CURSOR]で“SMF”を選び、[ENTER]を押します。

メモリー・カード上のSMF のファイル名が表示されます。

fig.05-350

11111111TIME/VALUE ダイヤルでインポートする SMFを選び、[ENTER]を押します。

11112222TIME/VALUE ダイヤルでインポート先のソング・パターンを選び、[ENTER]を押します。

fig.05-360

インポートが実行されます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

SMF によっては、インポートが終了するまでにかなりの時間がかかる場合があります。

GM/GS/XG に対応したSMFの場合、一般にはリズム

の演奏データにMIDI チャンネル 10が割り当てられて

います。このため、本機ではSMF 中のMIDI チャンネ

ル 10のデータのみを抽出して取り込むようになって

います。他のチャンネルのデータは無視されますので、

あらかじめご了承ください。

173

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Windowsの場合

Rev0.10

BR600_j2 174 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のWAVまたはAIFF ファイルを取り込み(インポート)、これをドラム音としてロード(トーン・ロード)することができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUEダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-370

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-380

5555WAVまたは AIFF ファイルをインポートします。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブ

ルディスク(*:)」アイコン)をクリックします。

2)「ROLAND」フォルダ内の「TONELOAD」フォル

ダに、インポートしたいWAV または AIFF ファイ

ルをドラッグ &ドロップします。fig.05-390

インポートが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

WAV/AIFF ファイルからドラム音をロードする(トーン・ロード)

● インポート可能な波形データのフォーマットは以下  の通りです。それ以外のフォーマットの波形データ  はインポートできません。

• WAVまたはAIFF 形式

• モノまたはステレオ

• 8 ビットまたは 16ビット

• サンプリング周波数:44.1 kHz

● 圧縮されたWAV または AIFF ファイルはインポー  トできません。

● 時間の短い波形データ(約 100 ms未満)はイン   ポートできません。

● AIFF ファイルのループ・ポイントの設定は、無効  になります。

● インポートするWAV ファイルは拡張子を“WAV”  に、AIFF ファイルは“AIF”にしてください。

● 1ドラム・キットにつき、合計で最大約 13 秒のド  ラム音がロードできます。

(例)

  キック:3秒、スネア:3 秒、クラッシュ:7秒  →計 13 秒

● ステレオのWAV または AIFF ファイルの場合、    トーン・ロード時には L/Rをミックスして“モノ”  でロードされます。

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

174

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 175 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666パソコンとの接続を終了させます。

Windows XPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(ま

たは「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)を右

クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。

Windows 2000/Meの場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン

(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコ

ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK]

をクリックします。

7777[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してから[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

8888[UTILITY]を押します。

9999[CURSOR]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

11110000CURSOR[ ][ ]で“CARD”にカーソル合わせ、[ENTER]を押します。

メモリー・カード上のWAVまたはAIFFファイルの名前が表示されます。

※ WAVファイルの場合は“.W”、AIFFファイルの場合は“.A”と表示されます。

fig.05-440

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

175

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Windowsの場合

Rev0.10

BR600_j2 176 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

11111111TIME/VALUE ダイヤルで、ドラム音としてロードさせたいWAVまたは AIFF ファイルを選び[ENTER]を押します。

11112222TIME/VALUE ダイヤルで、ロード先のソング・ドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

S1 ~ 5:ソング・ドラム・キット 1~ 5fig.05-450

11113333TIME/VALUE ダイヤルで、ロード先のドラム音を指定し、[ENTER]を押します。

ロードが実行されます。

中止するときは[EXIT]を押します。fig.05-460

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

BR-600では、パソコン上にバックアップされているBR-900CDや BR-864、またはBR-532のデータを取り込んで演奏させることができます。

※ あらかじめ、BR-900CDや BR-864、またはBR-532の「ROLAND」フォルダをパソコンにバックアップしておきます。

1111BR-600でメモリー・カードをイニシャライズします。(P.199)

2222パソコンとBR-600を USB ケーブルで接続します。

3333[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

4444CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

5555TIME/VALUEダイヤルで“BACKUP”を選び、[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-470

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)が追加されます。

fig.05-480

カーソルを“PVW”に合わせて[ENTER]を押すと、選ばれているWAVまたはAIFFファイルがプレビュー発音されます。

TONELOAD フォルダのWAV/AIFF ファイルは、操作完了後も消えずに残っています。

このファイルが不要な場合は、USBでパソコンに接続した状態で、パソコン側からこのファイルを消去してください。ファイルが残ったままになっていると、その分メモリー・カードの容量を使用します。

BR-900CD/BR-864 /BR-532のデータを使う

BOSS_BR-600 リムーバブル ディスク (*:)

(例)

176

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Windowsの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 177 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666BR-600 の「ROLAND」フォルダを削除します。

1)「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブ

ルディスク(*:)」アイコン)をクリックし、

「ROLAND」フォルダを削除します。

7777あらかじめバックアップしておいたBR-900CDやBR-864、またはBR-532の「ROLAND」フォルダを「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)にドラッグ &ドロップします。

fig.05-490

転送が終了すると、アイドリング画面に戻ります。

8888パソコンとの接続を終了させます。

Windows XPの場合マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブル ディスク(*:)」アイコン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

※この操作で「取り出し」ができなかった場合は、以下の操作を実行してください。

1)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。fig.05-500

2)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK] 

をクリックします。

Windows2000/Me の場合1)マイコンピュータの「BOSS_BR-600」アイコン

(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコ

ン)を右クリックして「取り出し」を実行します。

2)タスクトレイの アイコンをクリックし、そこ

に表示される“ドライブ(*:)の停止”を示す

メッセージをクリックします。fig.05-510

3)「ハードウェアの取り外し」ダイアログで[OK]

をクリックします。

9999[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。この場合は、[ENTER]を押してUSB画面に戻ります。

fig.05-520

11110000データのバックアップを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

タスクトレイ タスクバー

タスクトレイ タスクバー

177

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Rev0.10

BR600_j2 178 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Macintoshの場合

メモリー・カードが一杯になった場合や、大事なデータをパソコン上に保存しておきたい場合には、バックアップを取ることができます。メモリー・カードの万一の破損に備えてこまめにバックアップを取っておくことをお勧めします。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

5555データのバックアップをします。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックします。

2)「ROLAND」フォルダをパソコンのフォルダにドラッグ &ドロップします。

バックアップが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

7777[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してUSB画面に戻ります。fig.05-560

8888データのバックアップを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

BR-600 のデータをパソコンに保存する(バックアップ)

バックアップされるソング・データの種類は以下のとおりです。

• 録音データ

• ミキサーの状態(パン、トラック EQなど)

• インサート・エフェクトのソング・パッチ

• マスタリング・ツール・キットのソング・パッチ

• ピッチ・コレクションのソング・パッチおよび補

正イベント・マップ

• リズム・アレンジ/リズム・パターン

• ループ・エフェクト

• ソング・キットおよびトーン・ロードした音色

• ユーティリティー(詳しくは、「パラメーター一覧」(P.210)をご覧ください。)

(例)

BOSS_BR-600

8

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Macintoshの場合

第5章

Rev0.10

BR600_j2 179 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-530

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214 を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

5555パソコン上の「ROLAND」フォルダを「BOSS_BR-600」アイコン(または「リムーバブルディスク(*:)」アイコン)にドラッグ &ドロップ(上書き)します。

fig.05-550

リカバーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

7777[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してUSB画面に戻ります。fig.05-560

8888データのリカバーを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

パソコンにバックアップしたデータをBR-600に戻す(リカバー)

データをリカバーすると、カード内のデータが上書きされます。

(例)

BOSS_BR-600

• リカバーの途中で上書きを確認するメッセージが

パソコン上に表示されることがありますが、すべて「はい」(YES)を選んでください。「いいえ」(NO)を選ぶとリカバーが不完全になり、後でBR-600 の動作に異常をきたすおそれがあります。

• データをリカバーすると、カード内のデータが上

書きされます。

179

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Macintoshの場合

Rev0.10

BR600_j2 180 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600のトラック・データを WAVまたはAIFFファイル形式に変換(コンバート)し、このデータをパソコンに送ること(エクスポート)ができます。

マスタリングされたトラックをWAV/AIFF ファイル形式にすることで、パソコン上で簡単に音楽CD を作成することやオーディオを扱うソフトウェアに取り込むことができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“EXPORT”を選び、[ENTER]を押します。

fig.06-115d

5555CURSOR[ ][ ]でファイル形式を選び、[ENTER]を押します。

WAV: 主にWindowsで使用されるオーディオの    フォーマットです。

AIFF: 主にMacintosh で使用されるオーディオの   フォーマットです。

6666CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、エクスポートしたいトラック/V トラックを選びます。

“モノ”でエクスポートする場合

“ステレオ”でエクスポートする場合※トラック 1/2、3/4、5/6、7/8の組み合わせが選べます。

7777[ENTER]を押します。

WAVまたはAIFFファイルへのコンバートが開始されます。

以下のようなファイル名でコンバートされます。

  (モノの場合) (ステレオの場合)

  トラック 1-V トラック1 トラック 1/2-Vトラック 1

  TR01_ _ _1.WAVまたは TR0102 _1.WAV または   

  TR01_ _ _1.AIF TR0102 _1.AIF

  トラック 1-V トラック2 トラック 1/2-Vトラック 2

  TR01_ _ _2.WAVまたは TR0102 _2.WAV または

  TR01_ _ _2.AIF TR0102 _2.AIF

  トラック 6-V トラック7 トラック 7/8-Vトラック 7

  TR06_ _ _7.WAVまたは TR0708_7.WAV または

  TR06_ _ _7.AIF TR0708_7.AIF

  トラック 6-V トラック8 トラック 7/8-Vトラック 8

  TR06_ _ _8.WAVまたは TR0708_8.WAV または

  TR06_ _ _8.AIF TR0708_8.AIF

※コンバートが終了するまでに、元のトラック・データの曲時間とほぼ同じ(ステレオの場合は 2倍)時間がかかります。

コンバートが終了すると、パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

fig.05-580

BR-600 のトラック・データをWAV/AIFF ファイル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)

(例)

BOSS_BR-600

180

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第5章

Rev0.10

BR600_j2 181 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

8888WAV または AIFF ファイルをパソコンにエクスポートします。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックし

ます。

2)「ROLAND」フォルダ内の「USB」フォルダにあ

るWAVまたは AIFF ファイルをパソコンのフォル

ダにドラッグ &ドロップします。fig.05-590

エクスポートが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

9999パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

11110000[EXIT]を押します。

ファイル形式の選択画面に戻ります。

[EXIT]を押した時点で「USB」フォルダの内容は自動的に削除されます。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。この場合は[ENTER]を押してファイル形式の選択画面に戻ります。

fig.05-600

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

11111111必要なだけ、操作 5 ~ 9を繰り返します。

11112222WAV または AIFF ファイルのエクスポートを終了するときは、[EXIT]を数回押してプレイ画面に戻ります。

■ WAV/AIFFエクスポート時の残り容量不足解消法

WAV/AIFFのエクスポートをするときは、メモリー・カードに十分な残り容量が必要になります。もし残り容量が少ないためにエラー・メッセージ“Card Full!”が表示された場合は、以下の 2つの方法をお試しください。

1.メモリー・カードの不要なデータを消去する

1111データのバックアップを行います。(P.178 参照)

2222メモリー・カードの不要な曲を消去します(ソング・イレース)。(P.86参照)

3333エクスポートしたいトラック以外のトラック・データも消去します(トラック・イレース)。(P.82参照)

4444ソング・オプティマイズを行います。(P.87参照)

5555エクスポート作業を行います。

6666データのリカバーを行います。(P.179 参照)

2.容量の大きいメモリー・カードを使用するBR-600で推奨するメモリー・カードについては、別紙『メモリー・カードについて』をご覧ください。

1111データのバックアップを行います。(P.178 参照)

2222大きい容量のメモリー・カードを本体に挿入し、カード・イニシャライズを行います。(P.199 参照)

3333データのリカバーを行います。(P.179 参照)

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Macintoshの場合

Rev0.10

BR600_j2 182 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のオーディオ・ソフトウェアなどで作成したWAVまたはAIFF ファイルをBR-600のトラックに取り込むこと(インポート)ができます。

1111パソコンとBR-600を USB ケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUEダイヤルで“IMPORT”を選び[ENTER]を押します。

fig.05-610

5555CURSOR[ ][ ]と TIME/VALUE ダイヤルで、インポート先のトラック/ Vトラックを選び[ENTER]を押します。

“モノ”でトラックにインポートする場合fig.05-620

“ステレオ”でトラックにインポートする場合

※トラック 1/2、3/4、5/6、7/8の組み合わせが選べます。

fig.05-630

BR-600 のトラックにWAV/AIFFファイルを取り込む(WAV/AIFF インポート)

● インポート可能な波形データのフォーマットは以下  の通りです。それ以外のフォーマットの波形データ  はインポートできません。

• WAVまたはAIFF 形式

• モノまたはステレオ

• 8 ビットまたは 16ビット

• サンプリング周波数:44.1 kHz

● インポートするWAV ファイルは拡張子を“WAV”に、AIFF ファイルは“AIF”にしてください。

● 圧縮されたWAV または AIFF ファイルはインポートできません。

● 時間の短い波形データ(約 1 秒未満)はインポートできません。

● AIFF ファイルのループ・ポイントの設定は、無効になります。

● 現在の状態がアレンジ・モードの時はアレンジ・ モードに沿った時刻にインポートされ、パターン・モードの時はパターン・モードに沿った時刻にインポートされます。

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第5章

Rev0.10

BR600_j2 183 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666[CURSOR]と TIME/VALUE ダイヤルで、トラックへのインポートを開始する小節または時刻を設定し、[ENTER]を押します。

fig.05-640

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

fig.05-650

7777インポートしたいWAV または AIFF ファイルをコピーします。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックし

ます。

2)「ROLAND」フォルダ内の「USB」フォルダに、

インポートしたいWAV または AIFF ファイルをド

ラッグ &ドロップします。

※1回の操作でインポートできるのは、1つのファイルだけです。2 つ以上のファイルをドラッグ&ドロップしないようにしてください。

fig.05-660

コピーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

8888パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

9999[EXIT]を押します。

WAVまたはAIFFファイルがインポートされます。

インポートが終了した時点で「USB」フォルダの内容は自動的に削除されます。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。この場合は[ENTER]を押すと、WAVまたはAIFFファイルがインポートされます。

fig.05-670

インポート終了後、インポート先のトラック/Vトラック指定画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

11110000必要なだけ、操作 4~ 9 を繰り返します。

11111111WAV または AIFF ファイルのインポートを終了するときは、[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

(例)

BOSS_BR-600

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BR600_j2 184 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のSMF(スタンダードMIDI ファイル)をソング・パターンとして取り込むこと(インポート)ができます。

パソコンなどで作成したSMF をメモリー・カードにコピーしておけば、簡単にソング・パターンを増やすことができます。

1111パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-680

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214 を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

fig.05-690

5555SMFをコピーします。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックし

ます。

2)「ROLAND」フォルダ内の「SMF」フォルダに、

インポートしたい SMFをドラッグ &ドロップしま

す。fig.05-700

SMFのコピーが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

6666パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

7777[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してから[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

fig.05-710

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

8888[PATTERN]を押して、ボタンを点灯させます。

fig.05-720

9999[RHYTHM EDIT]を押します。

SMFをインポートしてパターンを作る

• 999小節以上のSMFはインポートできません。

• インポートするSMFは、拡張子を“MID”にしてください。

• 英数字 8文字のファイル名にしてください。

(例)

BOSS_BR-600

184

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第5章

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BR600_j2 185 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

11110000[CURSOR]で“SMF”を選び、[ENTER]を押します。

メモリー・カード上のSMF のファイル名が表示されます。

fig.05-730

11111111TIME/VALUE ダイヤルでインポートする SMFを選び、[ENTER]を押します。

11112222TIME/VALUE ダイヤルでインポート先のソング・パターンを選び、[ENTER]を押します。

fig.05-740

インポートが実行されます。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

SMFによっては、インポートが終了するまでにかなりの時間がかかる場合があります。

GM/GS/XGに対応したSMF の場合、一般にはリズム

の演奏データにMIDI チャンネル 10が割り当てられて

います。このため、本機ではSMF中のMIDI チャンネ

ル 10のデータのみを抽出して取り込むようになって

います。他のチャンネルのデータは無視されますので、

あらかじめご了承ください。

185

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Rev0.10

BR600_j2 186 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パソコン上のWAVまたはAIFF ファイルを取り込み(インポート)、これをドラム音としてロード(トーン・ロード)することができます。

1111パソコンとBR-600を USB ケーブルで接続します。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

4444TIME/VALUEダイヤルで“BACKUP”を選び[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-750

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

fig.05-760

5555WAVまたは AIFF ファイルをインポートします。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリックし

ます。

2)「ROLAND」フォルダ内の「TONELOAD」フォル

ダに、インポートしたいWAV または AIFF ファイ

ルをドラッグ &ドロップします。fig.05-770

インポートが終了すると、アイドリング画面に戻ります。

WAV/AIFF ファイルからドラム音をロードする(トーン・ロード)

● インポート可能な波形データのフォーマットは以下  の通りです。それ以外のフォーマットの波形データ  はインポートできません。

• WAVまたはAIFF 形式

• モノまたはステレオ

• 8 ビットまたは 16ビット

• サンプリング周波数:44.1 kHz

● 圧縮されたWAV または AIFF ファイルはインポー  トできません。

● 時間の短い波形データ(約 100 ms未満)はイン   ポートできません。

● AIFF ファイルのループ・ポイントの設定は、無効  になります。

● インポートするWAV ファイルは拡張子を“WAV”  に、AIFF ファイルは“AIF”にしてください。

● 1ドラム・キットにつき、合計で最大約 13 秒のド  ラム音がロードできます。

(例)

  キック:3秒、スネア:3 秒、クラッシュ:7秒  →計 13 秒

● ステレオのWAV または AIFF ファイルの場合、    トーン・ロード時には L/Rをミックスして“モノ”  でロードされます。

(例)

BOSS_BR-600

186

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Macintoshの場合

第5章

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BR600_j2 187 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

6666パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

7777[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してから[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

fig.05-780

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

8888[UTILITY]を押します。

9999[CURSOR]で“TONE”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.03-515d

11110000CURSOR[ ][ ]で“CARD”にカーソル合わせ、[ENTER]を押します。

メモリー・カード上のWAVまたはAIFF ファイルの名前が表示されます。

※ WAVファイルの場合は“.W”、AIFFファイルの場合は“.A”と表示されます。

fig.05-790

11111111TIME/VALUE ダイヤルで、ドラム音としてロードさせたいWAV または AIFFファイルを選び[ENTER]を押します。

11112222TIME/VALUE ダイヤルで、ロード先のソング・ドラム・キットを指定し、[ENTER]を押します。

S1~ 5:ソング・ドラム・キット 1~ 5fig.05-800

11113333TIME/VALUE ダイヤルで、ロード先のドラム音を指定し、[ENTER]を押します。

ロードが実行されます。

中止するときは[EXIT]を押します。fig.05-810

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

カーソルを“PVW”に合わせて[ENTER]を押すと、選ばれているWAV またはAIFFファイルがプレビュー発音されます。

TONELOAD フォルダのWAV/AIFF ファイルは、操作完了後も消えずに残っています。このファイルが不要な場合は、USBでパソコンに接続した状態で、パソコン側からこのファイルを消去してください。ファイルが残ったままになっていると、その分メモリー・カードの容量を使用します。

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Macintoshの場合

Rev0.10

BR600_j2 188 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600では、パソコン上にバックアップされている BR-900CD や BR-864、またはBR-532 のデータを取り込んで演奏させることができます。

※ あらかじめ、BR-900CDや BR-864、またはBR-532の「ROLAND」フォルダをパソコンにバックアップしておきます。

1111BR-600 でメモリー・カードをイニシャライズします。(P.199)

2222パソコンとBR-600 を USBケーブルで接続します。

3333[PAD]が消灯していることを確認し、レコーダーを停止させた状態で[UTILITY]を押します。

4444CURSOR[ ][ ]で“USB”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

USB画面が表示されます。

5555TIME/VALUE ダイヤルで“BACKUP”を選び、[ENTER]を押します。

アイドリング画面が表示されます。fig.05-820

※ アイドリング画面が表示されないときは、以降の操作ができません。P.214 を参照して対処してください。

パソコン上には「BOSS_BR-600」アイコンが追加されます。

fig.05-830

6666BR-600の「ROLAND」フォルダを削除します。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをダブル・クリック

し、「ROLAND」フォルダを削除します。

7777あらかじめバックアップしておいたBR-900CDやBR-864、またはBR-532 の「ROLAND」フォルダを「BOSS_BR-600」アイコンにドラッグ& ドロップします。

fig.05-840

転送が終了すると、アイドリング画面に戻ります。

8888パソコンとの接続を終了させます。

1)「BOSS_BR-600」アイコンをゴミ箱にドラッグし

ます。

9999[EXIT]を押します。

USB画面に戻ります。

※ パソコンとの接続を終了させないで[EXIT]を押したときは、以下の画面が表示されます。

この場合は、[ENTER]を押してUSB 画面に戻ります。

fig.05-850

11110000データのバックアップを終了するときは、[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

この状態でUSBケーブルをBR-600、パソコンから安全に抜くことができます。

BR-900CD/ BR-864/BR-532 のデータを使う

(例)

BOSS_BR-600

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BR600_j2 189 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第6章その他の便利な機能

第6章 その他の便利な機能

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BR600_j2 190 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ディスプレイのコントラストを調節する

本体の設置場所によっては、ディスプレイの表示が見にくいことがあります。そのときは、次の操作でディスプレイのコントラスト(1~ 17)を調節してください。fig.06-010

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-020

3333CURSOR[ ][ ]で“LCD Contrast”を選び、TIME/VALUE ダイヤルでコントラストを調節します。

fig.06-030

4444調節ができたら[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押してプレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

[UTILITY]を押しながらTIME/VALUE ダイヤルを回

すと、コントラストを調節することができます。状況

に応じて使い分けてください。

0

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BR600_j2 191 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

フット・スイッチ/エクスプレッション・ペダルを使う

第6章

Rev0.10

リア・パネルの FOOT SW/EXP PEDAL ジャックに別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2 など)、またはエクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV-500L/FV-500H)を接続すると、一部の操作を足もとでコントロールすることができます。fig.06-040

エクスプレッション・ペダルは、エフェクトの設定によって以下のように動作します。

• Wah(P.110)の Type を“PEDAL”に設定したとき

は、ワウ・ペダルとして動作します。

• Foot Volume(P.104)を“On”に設定したときは、

ボリューム・ペダルとして動作します。

• Pitch Shifter(P.106)Typeを“PEDAL”に設定した

ときは、ピッチ・シフター・ペダルとして動作します。

以下の操作で、フット・スイッチの機能を設定します。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-050

3333CURSOR[ ][ ]を押して“Foot SW”を選びます。

fig.06-060

4444TIME/VALUEダイヤルでフット・スイッチの機能を選びます。

PLAY: フット・スイッチを踏むたびに、曲の再生と停止を繰り返します。

PUNCH: フット・スイッチを踏むたびに、パンチ・インとパンチ・アウトが切り替わります。

FX: フット・スイッチを踏むたびに、インサート・エフェクトのオン/オフを繰り返します。

※ ピッチ・コレクション(P.123)使用時には動作しません。

5555[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep power on!”、下段に処理内容が表示されます。

エクスプレッション・ペダルを使う場合

• エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの

(別売:Roland EV-5、BOSS FV-500L/FV-500H)をお使いください。他社製品を接続すると、本体の故障の原因になる場合があります。

• EV-5、FV-500L、FV-500HのMIN ボリュームは0 に

しておきます。

• フット・スイッチにFS-6(別売)を使うこともでき

ます。FS-6 を使用する場合は、FS-6のジャック AまたはジャックBのどちらか一方をお使いください。またポラリティー・スイッチは「FS-5U」に設定してください。ジャックA&Bは、使用できません。

フット・スイッチを使う場合

191

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Rev0.10

BR600_j2 192 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

楽器のチューニングをする(チューナー)

BR-600は「クロマチック・チューナー機能」を内蔵しており、簡単にチューニングを行うことができます。内蔵チューナーは、ギターまたはベース・ギターに対応しています。

ここでは、ギターのチューニングをする場合について説明していきます。

※ チューナー使用時には、再生や録音をすることはできません。

最初に次のことを確認してください。

• INPUTジャックのGUITAR/BASSに、ギターが接続さ

れている

• INPUT SELECTの[GUITAR]ボタンが点灯している

• GUITAR/BASS/MIC2ダイヤルの入力感度が正しく調

節されている(P.36)

[GUITAR]ボタンが消灯している場合は、INPUT SELECTの[GUITAR]を押して、ボタンを点灯させます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[TUNER]を押してチューナー画面を表示させます。

fig.06-070

2222チューナーをオフにするときは、もう一度[TUNER](または[EXIT])を押してプレイ画面に戻ります。

■ チューニング時の表示内容についてBR-600の内蔵チューナーは、基準ピッチをディスプレイの上段に、音名を右側に表示します。下側にはチューニング・ガイドを表示し、入力音と表示音のズレを表示します。fig.06-080

正確な音の高さからのズレが± 50セント以内の場合は、チューニング・ガイドにズレの大きさが表示されます。

チューニング・ガイドを見ながら、“ ”が中央“ ”

の両側の位置になるようにチューニングします。

1111チューニングする弦を開放の単音で弾きます。

弾いた弦のピッチに近い音名がディスプレイに表示されます。

※ チューニングする弦だけを単音で正確に弾いてください。

2222チューニングしている弦の音名がディスプレイに表示されるようにチューニングします。

一般的なチューニング

チューナーに切り替える

チューナー画面から、他の画面(プレイ画面を除く)に切り替えることはできません。

チューニング中の音を出力したくない場合は、MASTER フェーダーを下げてください。

チューニングする

7弦 6弦 5 弦 4弦 3弦 2 弦 1弦

ギター B E A D G B Eベース B E A D G

音名 基準ピッチ

チューニング・ガイド

2

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楽器のチューニングをする(チューナー)

第6章

Rev0.10

BR600_j2 193 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

3333チューニング・ガイドを見ながら、“ ”が中央“ ”の両側の位置になるようにチューニングします。

正確な音の高さからのズレが± 50セント以内の場合は、チューニング・ガイドで表示音とのズレを確認することができます。

表示音より高いとき

表示音と同じときfig.06-100

表示音より低いときfig.06-110

44441~ 3 の操作を繰り返して、すべての弦をチューニングします。

演奏時に音の高さの基準になる楽器(例えばピアノ)のA4(ピアノの鍵盤中央のラの音)の周波数を基準ピッチといいます。

BR-600では、チューナーの基準ピッチを 435~ 445 Hzの間で設定することができます。

必要に応じて設定してください。

※ 工場出荷時は、440 Hz に設定されています。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[TUNER]を押してチューナー画面を表示させます。

fig.06-120

2222TIME/VALUEダイヤルで、基準ピッチを変更します。

基準ピッチ:435~ 445 Hz

3333チューナーをオフにするときは、もう一度[TUNER]または[EXIT]を押してプレイ画面に戻ります。

アームのついたギターをチューニングする場合は、一

本の弦を合わせると他の弦がズレることがあります。

最初は音名が表示される程度に合わせ、その後、各弦

を何回もチューニングし直すようにしてください。

チューナーの基準ピッチを設定する

ここで設定した基準ピッチが、ピッチ・コレクション(P.123)の基準ピッチとなります。

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Rev0.10

BR600_j2 194 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

外部オーディオ機器の出力をBR-600 の出力にミックスさせる(オーディオ・サブ・ミックス)

「オーディオ・サブ・ミックス」は、LINE IN からの入力をLINE OUTの出力にミックスさせることができる機能です。

「オーディオ・サブ・ミックス」を使えば、外部ミキサーを用意することなく、BR-600 の本体内で外部オーディオ機器とBR-600の出力のミキシングをすることができます。

オーディオ・サブ・ミックスを使うには次のようにします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-150

3333CURSOR[ ][ ]で“Sub Mixer”を選び、TIME/VALUEダイヤルで“ON”に設定します。

fig.06-160

OFF:オーディオ・サブ・ミックスを使わない

ON: オーディオ・サブ・ミックスを使う

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

LINE IN の音が直接 LINE OUTにMIXされます

INPUT SELECT の[LINE]が点灯している場合は、

“Sub Mixer”を ON にしてもオーディオ・サブ・ミッ

クスは機能しません。

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BR600_j2 195 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

むずかしいフレーズを練習する(フレーズ・トレーナー)

第6章

Rev0.10

BR-600には「フレーズ・トレーナー」が内蔵されています。これは再生スピードを遅くしたり(タイム・ストレッチ)、中央に定位したボーカルやギター・ソロの音を消したり(センター・キャンセル)して、フレーズの練習が簡単に行えるようにしたものです。

ピッチを変えずに、再生速度を半分にすることができます。

※ フレーズ・トレーナーを使用することができるのは、トラック 5/6のみです。

1111練習したいフレーズを、あらかじめトラック 5/6 に録音しておきます。

2222[PAD]が消灯していることを確認し、[PHRASETRAINER]を押します。

3333CURSOR[ ]を押してカーソルを“TimeStrtch”に合わせ、TIME/VALUEダイヤルを回して、“ON”にします。

fig.06-170

ON: ピッチは元のままで、再生速度が半分になります。

OFF:ピッチも再生速度も変わりません。

4444[PLAY] を押して再生させます。

トラック 5/6に収録したフレーズが、半分のスピードで再生されます。

スピードを遅くする(タイム・ストレッチ)

• フレーズ・トレーナー(タイム・ストレッチまた

はセンター・キャンセル)を使用している間は、録音作業をすることができません。

• フレーズ・トレーナーを使用している間は、以下

のボタンは無効になります。

[PAN/EQ/LOOP FX]、[PAD]

• フレーズ・トレーナーを使用している間は、リズ

ムは鳴りません。

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むずかしいフレーズを練習する(フレーズ・トレーナー)

Rev0.10

BR600_j2 196 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

中央で鳴っている音(ボーカルやギター・ソロなど)を消すことができます。バックに合わせて練習したい場合に便利です。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[PHRASETRAINER]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“CentrCncel”にカーソルを合わせ、TIME/VALUE ダイヤルで“ON”にします。

fig.06-180

ON: 中央で鳴っていた音(ボーカルやギター・ ソロなど)が消えます。

OFF:元の再生状態です。

思うように消えない場合やベースの音を強調したい場合は、次の操作を行ってください。

※ CentrCncel が“OFF”の場合、以降の操作は無効になります。

3333ベースの音を強調したい場合は、CURSOR[ ][ ]で“LowBoost”を選び、TIME/VALUE ダイヤルでベースの音が聞き取りやすくなるように値を調節します。

fig.06-190

4444CURSOR[ ]で“C.Adjust”を選び、TIME/VALUEダイヤルで消したい音の音量が最も小さくなるように値を調節します。

fig.06-200

5555[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。

中央の音を消す(センター・キャンセル)

• 録音されたフレーズによっては、完全に消すこと

ができない場合があります。

• 再生される音はモノになります。

タイム・ストレッチとセンター・キャンセル機能を両方ともONに設定して、同時に使用することができます。

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BR600_j2 197 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

BR-600の設定を初期化する(イニシャライズ)

第6章

Rev0.10

以下の項目を一度に初期化します。

• システムの設定

• エフェクト(ユーザー・パッチ/ソング・パッチ)

• リズム(アレンジ/パターン/ドラム・キット)

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“INI”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-210

3333CURSOR[ ][ ]で“ALL”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と、確認のメッセージが表示されます。fig.06-220

4444イニシャライズしても良ければ[ENTER]を、中止するときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

[ENTER]を押すと、イニシャライズが実行されます。イニシャライズが終了すると、プレイ画面に戻ります。

システムに関するパラメーターを初期化します。

各パラメーターの初期値については、『パラメーター一覧』(P.210)をご覧ください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“INI”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-230

3333CURSOR[ ][ ]で“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と、確認のメッセージが表示されます。

fig.06-240

4444イニシャライズしても良ければ[ENTER]を、中止するときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

[ENTER]を押すと、イニシャライズが実行されます。イニシャライズが終了すると、プレイ画面に戻ります。

BR-600 の設定をすべて初期化(イニシャライズ)する

INPUT SELECT の[GUITAR]、[MIC]、[LINE]を押しながら POWER スイッチをオンにして[ENTER]を押すと、“INIT ALL”と同じ初期化を行うことができます。ただし、本体にメモリー・カードが挿入されていて、ソングのプロテクトがオフの状態でなければ初期化を行うことはできません。

システムの設定を初期化(イニシャライズ)する

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BR-600の設定を初期化する(イニシャライズ)

Rev0.10

BR600_j2 198 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

エフェクトのユーザー・パッチ、またはソング・パッチを初期化します。

※ プリセット・パッチと同じものがコピーされます。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“INI”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-250

3333CURSOR[ ][ ]で、“U EFX”(ユーザー・パッチ)または、“S EFX”(ソング・パッチ)にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と、確認のメッセージが表示されます。

(例)“U EFX”を選んだときfig.06-260

4444イニシャライズしても良ければ[ENTER]を、中止するときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

[ENTER]を押すと、イニシャライズが実行されます。イニシャライズが終了すると、プレイ画面に戻ります。

リズムのアレンジ/パターン/ドラム・キットを初期化します。

• ソング・アレンジは、ステップ 1がメトロノームに設

定されます。

• ソング・パターン、ソング・ドラム・キットは中身が

空白になります。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“INI”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-270

3333CURSOR[ ][ ]で“RHY”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と、確認のメッセージが表示されます。

fig.06-280

4444イニシャライズしても良ければ[ENTER]を、中止するときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

[ENTER]を押すと、イニシャライズが実行されます。イニシャライズが終了すると、プレイ画面に戻ります。

エフェクトの設定を初期化(イニシャライズ)する

リズムのアレンジ/パターン/ドラム・キットを初期化(イニシャライズ)する

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BR-600の設定を初期化する(イニシャライズ)

第6章

Rev0.10

BR600_j2 199 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“INI”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-290

3333CURSOR[ ][ ]で“CARD”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

“Are you sure?”と、確認のメッセージが表示されます。

4444イニシャライズしても良ければ[ENTER]を、中止するときは[EXIT](または[UTILITY])を押します。

[ENTER]を押すと、イニシャライズが実行されます。イニシャライズが終了すると、“Completed!”と表示されます。

その後“Keep power on! Song creating...”と表示され、自動的に新しい曲が作られます。

このときのデータ・タイプにはHiFi(MT2)が選ばれます。曲の作成が終わると、プレイ画面に戻ります。

メモリー・カードを初期化(イニシャライズ)する

• イニシャライズを実行するとカードの内容は失わ

れます。ご注意ください。

• 本機に付属しているメモリー・カードをイニシャ

ライズすると、デモ・ソングのデータが失われます。

• メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)の抜

き差しは、必ず本体の電源を切った状態で行ってください。電源を入れたまま行うと、メモリー・カードのメモリー・データが壊れる、またはメモリー・カードが使えなくなる恐れがあります。

• メモリー・カードの容量によっては、数分程度の

時間がかかる場合があります。これは故障ではありません。イニシャライズが終わるまで電源を切らないでください。

•“Keep power on!”と表示されているときは、絶

対にメモリー・カードを抜いたり、電源を切ったりしないでください。メモリー・カードのデータが壊れる、またはカードが使えなくなります。

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BR600_j2 200 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

電池の消耗を抑える(パワー・セーブ)

BR-600には、消費電流を抑えることのできる「パワー・セーブ機能」があります。

パワー・セーブ機能を動作させると、ボタンやTIME/VALUEダイヤルを一定の時間操作しなかったときに、ディスプレイのバック・ライトやボタンを消灯させ、BR-600を待機状態にします。

また、パワー・セーブ動作中は、ディスプレイの表示が以下のようになります。fig.06-310

パワー・セーブ機能を使うときは、以下の操作をします。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]で“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

fig.06-320

3333CURSOR[ ][ ]で“PowerSave”を選び、TIME/VALUEダイヤルでパワー・セーブ機能が動作するまでの時間(分)を設定します。

設定値:OFF, 1min, 3min, 5min, 10minfig.06-330

4444[UTILITY]を(または[EXIT]を数回)押して、プレイ画面に戻ります。

※ データ更新中は、ディスプレイ上段に“Keep poweron!”、下段に処理内容が表示されます。

■ パワー・セーブ状態を解除するパネル上のいずれかのボタンを押すと、パワー・セーブ状態が解除されます。

• 曲を録音または再生している状態では、ボタンや

TIME/VALUE ダイヤルを一定の時間操作しなくてもパワー・セーブ機能は動作しません。

• パワー・セーブ機能は、BR-600 を電池で駆動し

ている場合に特に効果があります。

• パワー・セーブ状態が解除された後は、必ずプレ

イ画面になります。

0

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BR600_j2 201 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ユーティリティー・パラメーター 一覧

第6章

Rev0.10

ユーティリティーの中には、

• 本体の機能を設定する「システム・パラメーター」

• 同期演奏の機能を設定する「シンク・パラメーター」

• スクラブ機能を設定する「スクラブ・パラメーター」

があります。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SYS”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]を押して システム・パラメーターを選び、TIME/VALUE ダイヤルで設定します。

LCD コントラスト LCD Contrast

設定値:1~17(初期値:12)ディスプレイのコントラストを設定します。

パッド・センス  Pad Sens

設定値:HEAVY, MID, LIGHT, FIX(初期値:MID)ドラム・パッドの感度を設定します。

HEAVY: 感度が鈍くなります。強く叩かないと大きい音量を鳴らすことはできませんが、小さい音量の変化がつけやすくなります。

MID: 通常の感度。

LIGHT: 感度が敏感になります。軽く叩いても大きい音量を鳴らすことができますが、小さい音量の変化がつけにくくなります。

FIX: 叩く強さに関係なく、一定の音量で鳴ります。(MIDI のベロシティー値 100)

フット・スイッチ・アサイン Foot SW設定値:PLAY, PUNCH, FX (初期値:PLAY)フット・スイッチ・ジャックに接続したフット・スイッチ(FS-5U, DP-2:別売)の機能を設定します。

PLAY: レコーダーのPLAY/STOPをコントロールします。

PUNCH: パンチ・イン/アウトをコントロールします。

FX: インサート・エフェクトのオン/オフをコントロールします。

サブ・ミキサー Sub Mixer設定値:ON, OFF (初期値:OFF)オーディオ・サブ・ミックス機能(LINE IN からの外部入力を出力にミックスする)のオン/オフを設定します。

ABクォンタイズ ABQtz設定値:ON, OFF (初期値:OFF)「クォンタイズ機能」のオン/オフを設定します。

「クォンタイズ機能」とは、リピート再生(リピート区間)を設定するとき、リピートの開始/終了位置を小節単位で設定できるようにする機能です。

リメイン・インフォメーション Remain Inf設定値:ON, OFF (初期値:OFF)録音待機/録音中に、ディスプレイに録音可能な残り時間を表示します。

パワー・セーブ・モード PowerSave設定値:OFF, 1, 3, 5, 10分 (初期値:OFF)「パワー・セーブ機能」のオン/オフを設定します。

「パワー・セーブ機能」とは、設定した一定時間(1, 3, 5,10 分)の間、本体操作を行わなかったとき、ディスプレイの照明を切るなど消費電力をおさえる機能です。電池消耗を防ぐのに効果的です。

システム・パラメーターについて

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ユーティリティー・パラメーター 一覧

Rev0.10

BR600_j2 202 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SYNC”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333TIME/VALUE ダイヤルで設定します。

オフセット Offset設定値:00:00:00-00.0 ~ 23:59:59-29.9(初期値:00:00:00-00.0)

オーディオ・トラックの再生に対し、リズム・アレンジを設定した時間だけ遅らせて鳴らす機能です。

たとえば、オーディオ・トラックの時刻が“00h00m30s00”になったときにリズム・アレンジを鳴らしたい場合は“00h00m30s00”に、“00h01m00s00”になったときに鳴らしたい場合は“00h01m00s00”にオフセットを設定してください。

1111[PAD]が消灯していることを確認し、[UTILITY]を押します。

2222CURSOR[ ][ ]を押して“SCR”にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。

3333CURSOR[ ][ ]を押してスクラブ・パラメーターを選び、TIME/VALUEダイヤルで設定します。

スクラブ・モード From/To設定値:FROM, TO(初期値:FROM)「スクラブ機能」のモードを設定します。

「スクラブ機能」とは、非常に短い時間(約 45msec)の範囲を繰り返し再生する機能です。

[STOP]を押しながら[PLAY]を押すことでスクラブ再生させることができます。

FROM: 現在位置から、約 45 msec区間をスクラブ再生します。

TO: 現在位置まで、約 45 msec区間をスクラブ再生します。

プレビュー・スイッチ Preview SW設定値:ON, OFF (初期値:OFF)「プレビュー機能」のオン/オフを設定します。

Preview SW が ONのときは、スクラブ再生中に[REW]を押すと現在位置までを 1秒間再生し、[FF]を押すと現在位置から1秒間再生します。

シンク・パラメーターについて

オフセットはソングごとに記憶されます。

スクラブ・パラメーターについて

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BR600_j2 203 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

第7章資料

第7章 資料

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BR600_j2 204 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

エフェクト・パッチ一覧

■ GTR (GUITAR/BASS) No. Patch Name Algorithm

01 JC Clean COSM GTR AMP

02 HiGainLd COSM GTR AMP

03 Over Drv COSM GTR AMP

04 Phased COSM GTR AMP

05 Crunch COSM GTR AMP

06 MS Strgt COSM GTR AMP

07 St WACK COSM GTR AMP

08 Ambient COSM GTR AMP

09 Voxy! COSM GTR AMP

10 St Metal COSM GTR AMP

11 TREM'TWN COSM GTR AMP

12 StdAmp F COSM GTR AMP

13 StdAmp M COSM COMP GTR

14 St Flang COSM GTR AMP

15 TEXAS COSM GTR AMP

16 HiGainMS COSM GTR AMP

17 StThrash COSM GTR AMP

18 SWEET LD COSM GTR AMP

19 BIG COMP COSM GTR AMP

20 PowChord COSM GTR AMP

21 Uni-Wah COSM GTR AMP

22 Gt Pad COSM GTR AMP

23 D-CompLd COSM COMP GTR

24 DrivenLd COSM GTR AMP

25 RockLead COSM GTR AMP

26 RAGE! COSM GTR AMP

27 ClearSky COSM GTR AMP

28 60s UK COSM COMP GTR

29 TubeStck COSM GTR AMP

30 StSustin COSM GTR AMP

31 Country COSM COMP GTR

32 ClapLead COSM GTR AMP

33 TURND211 COSM GTR AMP

34 80'sHard COSM GTR AMP

35 90'sMetl COSM GTR AMP

36 Bubbling COSM GTR AMP

37 BIG FUNK COSM COMP GTR

38 Dirty COSM GTR AMP

39 MatchDrv COSM GTR AMP

40 St AltLd COSM GTR AMP

41 PhatPhas COSM GTR AMP

42 SocrFild COSM GTR AMP

43 UK Gtr COSM COMP GTR

44 DOWN 2 D COSM GTR AMP

45 CmpBilly COSM COMP GTR

46 JC Metal COSM GTR AMP

47 LATE70's COSM GTR AMP

48 EARY70's COSM GTR AMP

49 American COSM GTR AMP

50 Heavy COSM GTR AMP

No. Patch Name Algorithm

51 Hard Drv COSM GTR AMP

52 HyperMtl COSM GTR AMP

53 Metal Ld COSM GTR AMP

54 ResoLead COSM GTR AMP

55 ARPEGGIO COSM GTR AMP

56 SmallAmp COSM GTR AMP

57 CleanLd COSM COMP GTR

58 BluesyLd COSM GTR AMP

59 Delayed COSM GTR AMP

60 Wah Lead COSM GTR AMP

61 FatClean COSM COMP GTR

62 ClnTubes COSM GTR AMP

63 Std MkII COSM GTR AMP

64 Crunchy COSM GTR AMP

65 Aussie COSM GTR AMP

66 DarfBlus COSM GTR AMP

67 HeadinWM COSM GTR AMP

68 BG Lead COSM GTR AMP

69 FixedWah COSM GTR AMP

70 BIG 3RDS COSM GTR AMP

71 ACOUSTY ACOUSTIC SIM

72 BrightAc ACOUSTIC SIM

73 ACO w/PZ ACOUSTIC SIM

74 AC4Slide ACOUSTIC SIM

75 Dream Ac ACOUSTIC SIM

76 TigtBass BASS SIM

77 LoosBass BASS SIM

78 B.SIM+Ch BASS SIM

79 UprtPhsd BASS SIM

80 G>FRTLES BASS SIM

81 Natural ACOUSTIC GTR

82 AcstSolo ACOUSTIC GTR

83 MIC'D AC ACOUSTIC GTR

84 NICE ACS ACOUSTIC GTR

85 WIDE ACS ACOUSTIC GTR

86 SLAPnPOP BASS MULTI

87 PhasBass BASS MULTI

88 FLIPTOP COSM BASS AMP

89 SquezBas COSM COMP BSS

90 StdoBass COSM COMP BSS

91 BassTube COSM BASS AMP

92 PunkBass COSM BASS AMP

93 SUSTAIN COSM COMP BSS

94 Big8-Stg BASS MULTI

95 FRETLESS BASS MULTI

96 STADIUM COSM COMP BSS

97 OCTAVE BASS MULTI

98 NO FRET BASS MULTI

99 DRV BASS COSM BASS AMP

4

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エフェクト・パッチ一覧

第7章

Rev0.10

BR600_j2 205 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■MIC

No. Patch Name Algorithm

01 Vo Comp1 COSM COMP VCL

02 Vo Comp2 COSM COMP VCL

03 Kick Cmp COSM COMP VCL

04 SnareCmp COSM COMP VCL

05 BrassCmp COSM COMP VCL

06 VocalFx1 VOCAL MULTI

07 VocalFx2 VOCAL MULTI

08 VocalFx3 VOCAL MULTI

09 VocalFx4 VOCAL MULTI

10 NARRATOR VOCAL MULTI

11 VOX DOUB VOCAL MULTI

12 VOX DETN VOCAL MULTI

13 KARAOKE VOCAL MULTI

14 UNISON VOICE TRANS

15 STUTTER VOICE TRANS

16 D.VADER VOICE TRANS

17 ALIEN VOICE TRANS

18 BullHorn VOCAL MULTI

19 SEAGULLS VOICE TRANS

20 SO DEEP! VOICE TRANS

21 BrightCh VOCAL MULTI

22 FatBrass VOCAL MULTI

23 Dark EQ VOCAL MULTI

24 Vocal EQ VOCAL MULTI

25 BrightEQ VOCAL MULTI

26 Enh+BCut VOCAL MULTI

27 ST.PAN VOCAL MULTI

28 SLOW FLG VOCAL MULTI

29 FAST FLG VOCAL MULTI

30 SLOW CHO VOCAL MULTI

31 SLAPBACK VOCAL MULTI

32 BigEQ+DL VOCAL MULTI

33 BalladFx VOCAL MULTI

34 PTCH-1/2 VOCAL MULTI

35 PTCH+1/2 VOCAL MULTI

36 CM+DS+EH VOCAL MULTI

37 CM+EH+EQ VOCAL MULTI

38 CM+DS+EQ VOCAL MULTI

39 CM+EQ+DB VOCAL MULTI

40 CM+EQ+DT VOCAL MULTI

■ LIN (LINE)

No. Patch Name Algorithm

01 CM+FatEQ STEREO MULTI

02 CM+ThnEQ STEREO MULTI

03 Tight EQ STEREO MULTI

04 CM+BigEQ STEREO MULTI

05 SMALL EQ STEREO MULTI

06 T'WAH UP STEREO MULTI

07 T'WAH DW STEREO MULTI

08 R.MOD:LO STEREO MULTI

09 R.MOD:HI STEREO MULTI

10 TotalMod STEREO MULTI

11 DEEP FLG STEREO MULTI

12 LO&SLOW STEREO MULTI

13 LO&FAST STEREO MULTI

14 HI&SLOW STEREO MULTI

15 HI&FAST STEREO MULTI

16 StChorus STEREO MULTI

17 SlowChrs STEREO MULTI

18 FastChrs STEREO MULTI

19 PRE-DLY STEREO MULTI

20 VntgPhas STEREO MULTI

21 MdrnPhas STEREO MULTI

22 DeepPhas STEREO MULTI

23 PhatPhas STEREO MULTI

24 PS:DETUN STEREO MULTI

25 PS:-1OCT STEREO MULTI

26 PS:+1OCT STEREO MULTI

27 ST DOUBL STEREO MULTI

28 MONO>>ST STEREO MULTI

29 SLOW PAN STEREO MULTI

30 FAST PAN STEREO MULTI

31 CHRS+DLY STEREO MULTI

32 CHRS+TAP STEREO MULTI

33 PH+SLPBK STEREO MULTI

34 FLNG+TAP STEREO MULTI

35 LoCmbFlt STEREO MULTI

36 HiCmbFlt STEREO MULTI

37 120 RMOD STEREO MULTI

38 PAN+DLY STEREO MULTI

39 ST TREM STEREO MULTI

40 120 SLIC STEREO MULTI

41 20sRadio LO-FI BOX

42 40sRadio LO-FI BOX

43 60sRadio LO-FI BOX

44 PHONGRPH LO-FI BOX

45 Vntg45's LO-FI BOX

46 CLASC LP LO-FI BOX

47 VntgSmpl LO-FI BOX

48 1985Smpl LO-FI BOX

49 R-ModSmp LO-FI BOX

50 2-BIT DS LO-FI BOX

205

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エフェクト・パッチ一覧

Rev0.10

BR600_j2 206 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■ SML (SIMUL)

No. Patch Name Algorithm

01 EQ + JC VO+GT AMP

02 DELAY+JC VO+GT AMP

03 CMP+TWIN VO+GT AMP

04 EQ+twin VO+GT AMP

05 CMP+SMAL VO+GT AMP

06 EQ+CRNCH VO+GT AMP

07 EQ+MATCH VO+GT AMP

08 DL+match VO+GT AMP

09 EQ+VO VO+GT AMP

10 COMP+vo VO+GT AMP

11 CMP+BLUS VO+GT AMP

12 CMP+BG VO+GT AMP

13 DELAY+bg VO+GT AMP

14 DL+MS(1) VO+GT AMP

15 DL+ms(1) VO+GT AMP

16 DL+MS1+2 VO+GT AMP

17 CM&EQ+ms VO+GT AMP

18 DLY+SLDN VO+GT AMP

19 CMP+METL VO+GT AMP

20 EQ+METAL VO+GT AMP

21 DI+H-STD VO+AC.SIM

22 EQ+S-STD VO+AC.SIM

23 CM+H-JUM VO+AC.SIM

24 CM+S-JUM VO+AC.SIM

25 DL+H-ENH VO+AC.SIM

26 CM+S-ENH VO+AC.SIM

27 EQ+H-PZO VO+AC.SIM

28 DL+S-PZO VO+AC.SIM

29 CMP+PZO1 VO+AC.SIM

30 DL+PZO2 VO+AC.SIM

31 DIR+SIM1 VO+AC.SIM

32 CMP+SIM2 VO+AC.SIM

33 EQ+SIM3 VO+AC.SIM

34 DL+SIM4 VO+AC.SIM

35 CMP+SIM5 VO+AC.SIM

36 COMP+AC VO+ACOUSTIC

37 COMP+CLS VO+ACOUSTIC

38 COMP+DIS VO+ACOUSTIC

39 COMP+FAR VO+ACOUSTIC

40 COMP+DYN VO+ACOUSTIC

41 COMP+MIC VO+ACOUSTIC

42 COMP+DIR VO+ACOUSTIC

43 NS+VNTG VO+ACOUSTIC

44 CMP+CMP1 VO+ACOUSTIC

45 DI+COMP2 VO+ACOUSTIC

46 CMP+CMP3 VO+ACOUSTIC

47 NS+COMP4 VO+ACOUSTIC

48 CMP+CMP5 VO+ACOUSTIC

49 COMP+SML VO+ACOUSTIC

50 COMP+LRG VO+ACOUSTIC

206

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BR600_j2 207 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧

■ MTK (MASTERING TOOL KIT) No. Patch Name

01 Mix Down

02 PreMastr

03 Live Mix

04 Pop Mix

05 DanceMix

06 JinglMix

07 HardComp

08 SoftComp

09 CleanCmp

10 DanceCmp

11 OrchComp

12 VocalCmp

13 Acoustic

14 RockBand

15 Orchestr

16 LowBoost

17 Brighten

18 DJsVoice

19 PhoneVox

ピッチ・コレクション・パッチ一覧

第7章

Rev0.10

■ PCR (PITCH CORRECTION) No. Patch Name

P01 Alto

P02 Soprano

P03 Tenor

P04 Baritone

P05 Machine

207

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20

Rev0.10

BR600_j2 208 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

アレンジ /パターン一覧

プリセット・アレンジ一覧セット・アレンジ(Metro4/4 を除く)には、E(エンディング)の後ろに BREAK(休符)3小節、続いてV1(バース)が

設定されています。

No. アレンジ名標準テンポ

拍子開始小節

BREAK V1ドラム・キットIN V1 F1 V2 F2 V2 E

P01 ROCK1 130 4/4 1 2 4 6 8 10 12 16 19 ROOMP02 ROCK2 130 4/4 1 3 5 7 9 11 13 17 20 ROOMP03 ROCK3 118 4/4 1 3 6 7 10 11 15 17 20 ROOMP04 ROCK4 118 4/4 1 5 8 9 12 13 15 19 22 ROOMP05 ROCK5 104 4/4 1 5 8 9 12 13 15 17 20 ROOMP06 ROCK6 86 4/4 1 2 9 10 17 18 22 24 27 STD 2P07 HdRck1 130 4/4 1 5 8 9 12 13 15 18 21 ROOMP08 HdRck2 98 4/4 1 3 10 11 18 19 23 25 28 HARDP09 HdRck3 126 4/4 1 5 8 9 12 13 15 20 23 ROOMP10 HdRck4 120 4/4 1 4 7 8 11 12 15 18 21 ROOMP11 HdRck5 118 4/4 1 2 5 6 9 10 12 13 16 ROOMP12 HEAVY1 210 4/4 1 5 11 13 19 21 25 29 32 HARDP13 HEAVY2 120 4/4 1 3 9 11 17 19 21 23 26 HARDP14 HEAVY3 120 4/4 1 3 9 11 17 19 21 24 27 HARDP15 HEAVY4 162 4/4 1 3 9 11 17 19 21 24 27 ROOMP16 HEAVY5 109 4/4 1 5 8 9 12 13 15 16 19 ROOMP17 POP1 118 4/4 1 3 6 7 10 11 13 17 20 ROOMP18 POP2 118 4/4 1 3 6 7 10 11 13 15 18 STD 1P19 POP3 118 4/4 1 3 6 7 10 11 13 15 18 ROOMP20 POP4 118 4/4 1 3 6 7 10 11 13 17 20 ROOMP21 POP5 140 4/4 1 3 6 7 10 11 13 15 18 ROOMP22 POP6 96 4/4 1 3 6 7 10 11 13 15 18 STD 1P23 POP7 66 4/4 1 4 7 8 11 12 14 16 19 STD 2P24 POP8 151 4/4 1 5 8 9 16 17 21 24 27 STD 1P25 BALLAD1 70 4/4 1 5 8 9 12 13 15 18 21 ROOMP26 BALLAD2 89 4/4 1 2 5 6 9 10 12 14 17 STD 2P27 BLUES1 124 4/4 1 2 5 6 9 10 13 16 19 STD 2P28 BLUES2 192 4/4 1 5 12 13 20 21 25 29 32 STD1P29 BLUES3 124 4/4 1 3 10 11 18 19 23 26 29 STD 2P30 BLUES4 148 4/4 1 5 8 9 12 13 15 17 20 STD 1P31 R&B1 110 4/4 1 5 8 9 12 13 15 18 21 STD 1P32 R&B2 154 4/4 1 3 6 7 10 11 13 18 21 STD 1P33 R&B3 108 4/4 1 5 8 9 12 13 15 18 21 STD 2P34 R&B4 96 4/4 1 5 12 13 20 21 25 26 29 STD 1P35 R&B5 94 4/4 1 5 8 9 12 13 15 19 22 STD 1P36 JAZZ1 140 4/4 1 3 5 7 9 11 13 15 18 JAZZP37 JAZZ2 140 4/4 1 5 7 9 11 13 15 17 20 JAZZP38 JAZZ3 140 4/4 1 5 12 13 20 21 25 30 33 JAZZP39 FUSION1 120 4/4 1 5 12 13 20 21 25 29 32 STD 2P40 FUSION2 118 4/4 1 2 5 6 9 10 12 15 18 ROOMP41 HipHop1 93 4/4 1 2 9 10 17 18 22 23 26 HIP-HOPP42 HipHop2 102 4/4 1 3 10 11 18 19 23 25 28 808P43 FUNK 110 4/4 1 2 4 6 8 10 12 13 16 HIP-HOPP44 HOUSE 114 4/4 1 3 6 7 10 11 13 15 18 HOUSEP45 Cntry1 118 4/4 1 3 6 7 10 11 13 14 17 JAZZP46 Cntry2 118 4/4 1 2 5 6 9 10 12 14 17 JAZZP47 Other1 96 4/4 1 2 9 10 17 18 22 24 27 REGGAEP48 Other2 118 4/4 1 5 7 9 11 13 15 19 22 STD 2P49 Other3 125 4/4 1 2 5 6 9 10 12 14 17 ROOMP50 Metro4/4 120 4/4 1 - - - - - - - - STD 1

8

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アレンジ /パターン一覧

Rev0.10

第7章

BR600_j2 209 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

プリセット・パターン一覧パターン名

(画面表示の省略形)推奨テンポ

拍子小節数

IN V1 F1 V2 F2 E  ROCK 1 130 4/4 1 2 2 2 2 4ROCK 2 130 4/4 2 2 2 2 2 4ROCK 3 118 4/4 2 2 1 2 1 2ROCK 4 118 4/4 4 2 1 2 1 4ROCK 5 104 4/4 4 2 1 2 1 2ROCK 6 86 4/4 1 4 1 4 1 2Hard Rock 1 (HdRc1) 130 4/4 4 2 1 2 1 3Hard Rock 2 (HdRc2) 98 4/4 2 4 1 4 1 2Hard Rock 3 (HdRc3) 126 4/4 4 2 1 2 1 5Hard Rock 4 (HdRc4) 120 4/4 3 2 1 2 1 3Hard Rock 5 (HdRc5) 118 4/4 1 1 1 1 1 1HEAVY 1 (HEVY1) 210 4/4 4 4 2 4 2 4HEAVY 2 (HEVY2) 120 4/4 2 2 2 2 2 2HEAVY 3 (HEVY3) 120 4/4 2 2 2 2 2 3HEAVY 4 (HEVY4) 162 4/4 2 2 2 2 2 3HEAVY 5 (HEVY5) 109 4/4 4 2 1 2 1 1POP 1 118 4/4 2 2 1 2 1 4POP 2 118 4/4 2 2 1 2 1 2POP 3 118 4/4 2 2 1 2 1 2POP 4 118 4/4 1 1 1 1 1 4POP 5 140 4/4 2 1 1 1 1 2POP 6 96 4/4 2 2 1 2 1 2POP 7 66 4/4 3 2 1 2 1 2POP 8 151 4/4 4 2 1 4 1 3BALLAD 1 (BALD1) 70 4/4 4 2 1 2 1 3BALLAD 2 (BALD2) 89 4/4 1 2 1 2 1 2BLUES 1 (BLUS1) 124 4/4 1 4 1 4 1 3BLUES 2 (BLUS2) 192 4/4 4 4 1 4 1 4BLUES 3 (BLUS3) 124 4/4 2 2 1 2 1 3BLUES 4 (BLUS4) 148 4/4 4 2 1 2 1 2R&B 1 110 4/4 4 2 1 2 1 3R&B 2 154 4/4 2 2 1 2 1 5R&B 3 108 4/4 4 2 1 2 1 3R&B 4 96 4/4 4 4 1 4 1 1R&B 5 94 4/4 4 2 1 2 1 4JAZZ 1 140 4/4 2 2 2 2 2 2JAZZ 2 140 4/4 2 2 2 2 2 3JAZZ 3 140 4/4 4 4 1 4 1 5FUSION 1 (FUSN1) 120 4/4 4 4 1 4 1 4FUSION 2 (FUSN2) 118 4/4 1 2 1 2 1 3HipHop 1 (H.Hp1) 93 4/4 1 4 1 4 1 1HipHop 2 (H.Hp2) 102 4/4 2 4 1 4 1 2FUNK 110 4/4 1 2 2 2 2 1HOUSE 114 4/4 2 2 1 2 1 2Cntry 1 (Cnty1) 118 4/4 2 1 1 1 1 1Cntry 2 (Cnty2) 118 4/4 1 2 1 2 1 2OTHER 1 (Othr1) 96 4/4 1 4 1 2 1 2OTHER 2 (Othr2) 118 4/4 4 2 2 2 2 4OTHER 3 (Othr3) 125 4/4 1 2 1 2 1 2Metro - - - - - - - -BREAK - - - - - - - -

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Rev0.10

BR600_j2 210 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

パラメーター 一覧

(*1)現在選んでいるソングに設定を保存したいときは、[STOP]を押しながら[REC]を押します。

(*2)本体に記憶されます。

(*3)記憶されません。

■ミキサー・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

インプット・セレクト ー GUITAR GUITAR, MIC, LINE, SIMUL

録音モード REC MODE INPUT INPUT, BOUNCE, MASTERING(*3)

パン PAN C00 L50~ C00 ~ R50

インサート・エフェクトパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

ロケーション Location INPUT<NORMAL> INPUT<NORMAL>, INPUT<RECDRY>,TRACK 1 ~ 8, TRACK 1 2 ~ 7 8,RHYTHM, MASTER

コーラス/ディレイ/ダブリングパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

エフェクト・タイプ FX Type CHORUS CHORUS, DELAY, DBLN

コーラス/ディレイ/ダブリング Send In,Tr1 ~ Tr4, Tr56, Tr78:0, Rhy:0 0~ 100・センド・レベル

コーラスレイト Rate 10 0~ 100

デプス Depth 10 0~ 100

プリ・ディレイ Pre Dly 10.0 ms 0.5 ~ 50.0 ms

エフェクト・レベル E.Level 100  0~ 100

ディレイディレイ・タイム Dly Tme 370 ms 10 ~ 1000 ms

フィードバック Feedback 30   0~ 100

エフェクト・レベル E.Level 30   0~ 100

リバーブ・センド Rev Send 50   0~ 100

ダブリング

ディレイ・タイム Dly Tme 20.0 ms  0.5 ~ 50.0 ms

エフェクト・レベル E.Level 100  0~ 100

リバーブパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

リバーブ・センド・レベル Send In,Tr1 ~ Tr4, Tr56, Tr78:10, Rhy:10  0~ 100

リバーブ・タイプ Type HALL   HALL, ROOM

リバーブ・タイム Rev Time 2.0 s 0.1 ~ 10.0 s

トーン Tone 0 -12 ~ 0~ +12

エフェクト・レベル E.Level 50 0~ 100

0

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パラメーター 一覧

第7章

Rev0.10

BR600_j2 211 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ピッチ・コレクションパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

ロケーション Location TRACK 1 TRACK 1~ 8, TRACK 12~ 7 8

トラックEQパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

イコライザー・オン/オフ EQ Tr1 ~ 4, 5/6, 7/8: OFF OFF, ON

イコライザー・ロー・ゲイン Lo G Tr1 ~ 4, 5/6, 7/8: 0 dB  -12 ~ 0~ +12 dB

イコライザー・ロー・フリケンシー Lo F Tr1 ~ 4, 5/6, 7/8: 100 Hz  40 Hz ~ 1.5 kHz

イコライザー・ハイ・ゲイン Hi G Tr1 ~ 4, 5/6, 7/8: 0 dB -12 ~ 0~ +12 dB

イコライザー・ハイ・フリケンシー Hi F Tr1 ~ 4, 5/6, 7/8: 1.0 kHz   500 Hz ~ 18 kHz

■ レコーダー・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値      設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

録音トラック  - - Track 1~ 4, Track 1/2 ~ 7/8

V トラック V-TRACK 1   1~ 8

オート・パンチ・オン/オフ - OFF   OFF, ON

オート・パンチ・イン/アウト - -   任意の時刻

ロケーター - -   任意の時刻

リピート - -   任意の時刻

■ソング・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値           設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

ソング・ネーム SONG NAME SONG0000   8文字

データ・タイプ Type HiFi (MT2)   HiFi (MT2), STD (LV1), LONG (LV2)

ソング・プロテクト Protect SW OFF   OFF, ON

フレーズ・トレーナー

タイム・ストレッチ TimeStrtch OFF   OFF, ON(*3)

センター・キャンセル CentrCncel OFF   OFF, ON(*3)

センター・キャンセル・ロー・ブースト Low Boost 0   0~ 12

センター・キャンセル・アジャスト C.Adjust C00   L10~ C00 ~ R10

■ システム・パラメーター(*2)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値      設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

LCDコントラスト LCD Contrast 12   1~ 17

パッド・センス Pad Sens MID HEAVY, MID, LIGHT, FIX

フット・スイッチ・アサイン Foot SW PLAY   PLAY, PUNCH, FX

オーディオ・サブ・ミックス・スイッチ Sub Mixer OFF   OFF, ON

AB クォンタイズ AB Qtz OFF   OFF, ON

リメイン・インフォメーション Remain Inf OFF   OFF, ON

パワー・セーブ・モード PowerSave OFF   OFF, 1, 3, 5, 10(min)

チューナーの基準ピッチ - 440   435~ 445(Hz)

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パラメーター 一覧

Rev0.10

BR600_j2 212 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

■シンク・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

オフセット Offset 00:00:00-00.0   00:00:00-00.0 ~ 23:59:59-29.9

■ スクラブ・パラメーター(*3)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値 設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

スクラブ・フロム/トゥー・モード From/To FROM   FROM, TO

プレビュー・スイッチ Preview SW OFF   OFF, ON

■ リズム・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値      設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

リズム・オン/オフ - OFF   OFF, ON

アレンジ - OFF   OFF, ON

パターン - OFF   OFF, ON

アレンジ・モード アレンジ名 P01   P01~ 50, S01 ~ 05

パターン・モード パターン名 P001   P001~ 327, S001 ~ 100

パッド - OFF   OFF, ON(*3)

■ アレンジ・パラメーター(*1)パパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値      設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

ステップ 現在値 1   1~ 50

テンポ 現在値 - 25.0~ 250.0

スタート・メジャー 現在値 001   001~ 999

パターン 現在値 -   P001~ 327、S001~ 100

ドラム・キット Drum Kit -   STD1, STD 2,ROOM, HARD, JAZZ,  HIP-HOP, HOUSE, REGGAE, 808,

  SongKit1 ~ 5

■ パターン・パラメーターパパパパララララメメメメーーーータタタターーーー名名名名 表表表表示示示示 初初初初期期期期値値値値      設設設設定定定定範範範範囲囲囲囲

小節 現在値 1   1~ 999(*1)

拍子 現在値 4/4   1/1~ 8/1, 1/2~ 8/2, 1/4~ 8/4,1/8~ 8/8(*1)

テンポ 現在値 -   25.0~ 250.0(*3)

クォンタイズ 現在値 �   �, � 3, �, � 3, �, � 3, �, � 3, HI(*3)クリック Click 3   0~ 3(*3)

212

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BR600_j2 213 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

故障かな? と思う前に・・・

Rev0.10

第7章

BR-600を使っていて正しく動作しないときは、故障と思

う前に以下の点をチェックしてください。確認しても正し

く動作しないときは、お近くのローランド・サービス、ま

たはお買い上げ店にご相談ください。

音が出ない○ BR-600、接続機器の電源は入っていますか?

○ オーディオ・ケーブルは正しく接続されていますか?

○ オーディオ・ケーブルが断線していませんか?

○ 接続しているアンプやミキサーのボリュームが下がって

いませんか?

○ BR-600 の MASTER フェーダーが下がっていませんか?

○ メモリー・カードは挿入されていますか?

○ 間違ったメモリー・カードが挿入されていませんか?

BR-600で使用できるメモリー・カードは、3.3 V タイプで容量が 32MB~ 1 GB のコンパクトフラッシュです。

○ 1.0 秒以内の短いフレーズを再生しようとしていませんか?

1.0 秒以内のフレーズは再生できません。

GUITAR/BASS ジャック、LINE INジャックに接続した機器の音量が小さい○ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?

抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。

特定のトラックから音が出ない○トラックの音量レベルが下がっていませんか?

○ V トラックの設定が、違うVトラックになっていませんか?

○トラックがミュートされていませんか?

入力ソースの音が出ない○ GUITAR/BASS/MIC2、MIC1、REC LEVELダイヤルの

調整をしましたか?

○ INPUT SELECT がミュート(INPUT SELECTボタンが

消灯)になっていませんか?

○ REC LEVELダイヤルが“MIN”になっていませんか?

○ 内蔵ステレオ・マイクを使う場合、MIC 1ジャックに外

部マイクが接続されていませんか?

録音できない○ ソングがプロテクトされていませんか?

○ メモリー・カードは挿入されていますか?

○ メモリー・カードの容量は不足していませんか?

○ 録音モード(RECMODE)は正しく選択されていますか?

○ フレーズ・トレーナーが働いていたり、スクラブ再生に

なっていませんか?

録音した音に雑音や歪みが多い○ 入力感度は適切ですか?

入力感度が高すぎると録音される音が歪み、逆に感度が低すぎると雑音に埋もれてしまいます。PEAKインジケーターが点灯しない範囲で、できるだけ大きくレベル・メーターが振れるように、REC LEVELダイヤルを調節してください。

※ レベル・メーターの“0”が表示されないように設定してください。

○ トラックの出力レベルは適切ですか?

バウンスの後で雑音や歪みがあるときは、トラックの出力レベルが大きすぎます。

○ BR-600 に出力インピーダンスの高いマイクを直接つな

いでいませんか?

BR-600は、ヘッド・マージンを大きく取っています。

またMIC1/2 ジャックは低い入力インピーダンスのため、マイクの特性によっては録音レベルが低めになることがあります。このような場合は、市販のマイク・プリアンプを通してから録音してください。

音のトラブル

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故障かな? と思う前に・・・

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BR600_j2 214 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

“Unsupported Card!”と表示される○ BR-600 では対応していないメモリー・カードが差し込

まれていませんか?

○ メモリー・カードは確実に差し込まれていますか?

メモリー・カードのデータが壊れたメモリー・カードのデータが壊れたときは以下のような原因が考えられます。メモリー・カードをイニシャライズしなおしてください(P.199)。

○ レコーダーが動作中に電源を切ったりしていませんか?

○ メモリー・カードに強い衝撃を与えたりしていませんか?

○ メモリー・カードにアクセスしているときに電源を切っ

たりしていませんか?

○ パソコンやデジタル・カメラなどでイニシャライズした

りしていませんか?

アイドリング画面が表示されない○ USB ケーブルは正しく接続されていますか?

○ パソコンのOSは BR-600 に対応したOSになっていま

すか?

Windows: Windows Me/2000/XP

Macintosh: Mac OS 9.1.x/9.2.x、OS X

メモリー・カードのトラブル USBのトラブル

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BR600_j2 215 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

エラー・メッセージ一覧

第7章

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操作を誤ったり、正しく実行できなかったときは、ディスプレイにエラー・メッセージが表示されます。

表示のメッセージにしたがって対処してください。 Battery Low!原因: 動作用の電池(単 3アルカリ乾電池×6)が消耗し

ています。

対処: 早めに電池交換をしてください。(P.24)

Cannot Edit! Quantize is Low!原因: パターンのステップ・レコーディングで、設定さ

れているクォンタイズが粗いため、複数の入力が

1 つのステップに表示されています。

対処: クォンタイズを細かくしてください。(P.148)

Cannot Edit! This is a Preset原因: プリセットのデータが選ばれているので、エ

ディットできません。

対処: ソング・データにコピーしてからエディットしてください。

Cannot Erase!原因: これ以上ステップを削除できません。

対処: ピッチ・コレクション・マップの最小ステップ数は 1です。

Cannot Insert!原因: これ以上ステップを挿入できません。

対処: ピッチ・コレクション・マップの最大ステップ数は 99です。

Cannot Program! Rhythm Off.原因: リズムがOFF になっているので、プログラムでき

ません。

対処: [RHYTHM ON/OFF]を押してボタンを点灯させてください。

Card Full!原因: メモリー残量が少ないので、録音やコピーができ

ません。

対処 1:必要なデータはパソコンにバックアップし(P.164、P.178)、不要なデータを削除してください。

対処 2:ソング・オプティマイズの操作をしてください。(P.87)

Card Read Error!原因: メモリー・カードのデータを正しく読み込むこと

ができません。

対処 1:一旦電源を切り、メモリー・カードを確実に差し込んで、再度電源を投入してください。

対処 2:イニシャライズをしてください。(P.199)

※ 上記の対処をしても同じメッセージが表示されるときは、メモリー・カードが壊れている可能性があります。

Card Write Error!原因: メモリー・カードへのデータの書き込み中にエ

ラーが発生しました。

対処: メモリー・カードをイニシャライズ(P.199)する必要があります。保存しようとしていた曲のデータは失われます。

Data Too Short!原因: 1秒以下のWAV/AIFF ファイルをインポート、あ

るいは 0.1 秒以下のWAV/AIFF ファイルをトー

ン・ロードしようとしました。

対処: インポートでは 1秒以上、トーン・ロードでは0.1 秒以上より長いWAV/AIFF ファイルを用意してください。

Drive Busy!原因: メモリー・カード上のデータが分散して記録され

ているために、データの読み出し/書き込みが遅

くなっています。または、処理速度の遅いメモ

リー・カードが使われています。

※ トラック・エディットやパンチ・イン/アウト・レコーディングなどで、数秒のフレーズ(録音データ)をつなぎ合わせた場合に起こりやすくなります。

対処 1:同時再生数を少なくしてください。バウンスなどでトラックをまとめて、再生しないトラックのデータをイレースで削除した上で、再生を行ってください。

対処 2:同時録音数を少なくしてください。

対処 3:データ・タイプをSTD(LV1)またはLONG(LV2)に下げて、新たに曲の作成をやり直してください。

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エラー・メッセージ一覧

Rev0.10

BR600_j2 216 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Event Full!原因: BR-600 が 1曲で扱うことのできるイベントをす

べて消費しました。

対処: ソング・オプティマイズの操作をしてください。(P.87)

Turn Off Pitch Correction!原因: ピッチ・コレクションがオンの状態でループ・エ

フェクトやフレーズ・トレーナーを操作すること

はできません。

対処: [EFFECTS]を押してPitch Correction をオフにしてから操作してください。

Memory Full!原因: トーン・ロードしたドラム音の合計時間が 13 秒を

超えました。

対処: ドラム音の合計時間が 13秒以内になるようにトーン・ロードを行ってください。(P.138、P.174、P.186)

原因: リズム・パターンのメモリーが一杯になりました。

対処 1:不要なリズム・パターンを消去してください。(P.153)

対処 2:リズム・パターン内の不要なドラム音を削除してください。(P.141、P.147)

原因: インポート可能な容量を超える SMFをインポート

しようとしました。

対処: 不要なリズム・パターンを消去してください。(P.153)

No Card!原因: メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)が差

し込まれていない、または差し込みが不完全な状

態でレコーダーやメモリー・カードが操作されま

した。

原因: メモリー・カードにあるデータを選んだ後で、メ

モリー・カードが抜かれました。

対処: 一旦電源を切り、メモリー・カードを確実に差し込んで、再度電源を投入してください。

No File!原因: WAV/AIFF/SMFのインポートやトーン・ロードな

どの際に、取り込みたいファイルが存在しません。

対処: 取り込みたいファイルを用意してください。 No Song!原因: メモリー・カードにソングがありません。

対処: 新しい曲を作成してください。(P.54)

原因: ソング・フォルダの中に間違ったデータが入って

いる、または必要なデータが無い状態です。

対処: パソコンにバックアップされているデータを、もう一度本体に戻してください。このとき「ROLAND」フォルダごと本体に戻すようにしてください。(P.165、P.179)

Not Available in Mastering Mode!原因: 録音モードが「MASTERING」のときは、行った

操作を実行できません。

対処: [REC MODE]ボタンを押して、録音モードを「INPUT」か「BOUNCE」に切り替えてから操作を行ってください。

Power Down!原因: 内部電源電圧がレコーダーの動作保証の範囲を下

回りました。

対処: アダプターを使用している場合:

ケーブルの断線やアダプターの不良が考えられます。ローランド・サービスもしくは、販売店にご連絡ください。

電池を使用している場合:

新しい電池と交換してください。(P.24) Protected!原因: プロテクトがONになっているソングにデータの

書き込みをしようとしています。

対処: データの書き込みをする場合は、プロテクトをOFF にしてください。(P.88)

メモリー・カードへ録音結果を記録しておくために、

BR-600が扱うメモリーの最小単位をイベントと呼

びます。新しく作成されたソングには、1ソングあ

たり約 2,000個のイベントが用意されています。1

トラックあたり、1回の録音には 2つのイベントが

消費されます。また、パンチ・イン/アウトやト

ラック・コピーなどでもイベントは消費されます。

消費されるイベントは状況に応じて複雑に変化します。

たとえメモリー・カードの実容量に余裕があっても、イベントを全て消費してしまったときは、それ以上の録音やトラック編集を行うことはできません。このようなときは、“Event Full!”とエラー・メッセージが表示されます。

イベントとは

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エラー・メッセージ一覧

第7章

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BR600_j2 217 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Set the Repeat!原因: リピートの A(開始位置)とB(終了位置)が設

定されていません。

対処: AB REPEAT を設定してください。(P.58) Stop P.Trainer!原因: 行った操作は、フレーズ・トレーナー(P.195)が

動作中には操作できません。

対処: [PHRASE TRAINER]を押して、フレーズ・トレーナーをオフにしてください。

Stop Recorder!原因: 行った操作は、レコーダーが動作中(再生または

録音)には操作できません。

対処: [STOP]を押して、再生または録音を止めてください。

Too Many Songs!原因: 100曲以上のソングを作ろうとしました。

対処: 不要なソングを消去してください。(P.86) Unformatted!原因: DOSフォーマットされていないメモリー・カード

です。

対処 1:一旦電源を切り、メモリー・カードを確実に差し込んで、再度電源を投入してください。

対処 2:イニシャライズをしてください。(P.199) Unsupported Card!原因: BR-600 では対応していないメモリー・カード

(コンパクトフラッシュ)、またはマイクロドライ

ブが差し込まれています。

対処: BR-600に対応したメモリー・カード(電源電圧:3.3 V、容量:32MB~ 1 GB のコンパクトフラッシュ)を使用してください。

Unsupported Format!原因 1:BR-600 では使用できないフォーマットのメモ

リー・カードが差し込まれています。

対処 1:BR-600で使用する場合は、イニシャライズをしてください。(P.199)

原因 2:BR-600 では対応していないWAV/AIFF ファイル、

SMFを取り込もうとしています。

対処 2:WAV/AIFFファイル、SMF の形式を確認してください。

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BR600_j2 218 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

主な仕様

BR-600:デジタル・レコーダー

●トラック数トラック: 8V トラック:64(各トラックに 8つ)

※ 同時に録音できるトラック数は最大 2、同時に再生できるトラック数は最大 8です。

●記憶容量CompactFlash:32M ~ 1Gバイト

●データ・タイプハイファイ(MT2)

スタンダード(LV1)

ロング(LV2)

●信号処理AD変換: 24 ビットΔΣ 方式+AF-AD(ギター/ベース)

24ビットΔΣ方式 +AF-AD(マイク 1/2)

24ビットΔΣ方式(ライン)

24ビットΔΣ方式(サイマル)

DA変換 : 24 ビットΔΣ方式

内部処理: 24 ビット(デジタル・ミキサー部)

※ AF(Adaptive Focus) 方式

ADコンバーターや DAコンバーターのS/N比を飛躍的に向上させるローランド/ボス独自の方式です。

●サンプル・レイト44.1 kHz

●周波数特性20 Hz~ 20 kHz(+1/-3 dBu)

●録音時間(1トラック換算)

※ 上記の録音時間は目安です。作られるソングの数により、実際に録音できる時間は多少短くなります。

※ 上記の数字は使用トラックの合計です。8トラックで均等にデータが入っている場合、できあがる曲の長さは上記の約 1/8になります。

●規定入力レベル(可変)GUITAR/BASSジャック: -20 dBu

MIC1/2 ジャック: -40 dBu

LINE INジャック: -10 dBu

●入力インピーダンスGUITAR/BASSジャック: 1 MΩ

MIC1/2 ジャック: 2 kΩ(HOT-COLD)

LINE INジャック: 30 kΩ

●規定出力レベルLINE OUTジャック: -10 dBu

●出力インピーダンスLINE OUTジャック: 2 kΩ

ヘッドホン・ジャック: 140 Ω

●推奨負荷インピーダンスLINE OUTジャック: 20 kΩ 以上

ヘッドホン・ジャック: 32~ 100Ω

●残留ノイズ・レベルLINE OUTジャック: -85 dBu 以下

(INPUT SELECT:GUITAR/MIC、入力 1 kΩターミネート、INPUT SENS:CENTER、IHF-A, typ.、EFFECTS:OFF)

※ 0 dBu= 0.775 V rms

●インターフェースUSBコネクター

●ディスプレイカスタム 16× 2 行(バック照明付き LCD)

●接続端子GUITAR/BASSジャック(標準タイプ)

MIC1 ジャック(TRSバランス)

MIC2 ジャック(TRSバランス)

LINE INジャック(ステレオ・ミニ・タイプ)

LINE OUTジャック(RCAピン・タイプ)

FOOT SW/EXP PEDAL ジャック(標準タイプ)

PHONESジャック(ステレオ標準タイプ)

USBコネクター

容量 データ・タイプHiFi (MT2) STD (LV1) LONG (LV2)

32 MB 約 16分 約 19分 約 24分64 MB 約 32分 約 39分 約 49分128 MB 約 65分 約 78分 約 98分256 MB 約 130分 約 156分 約 196分512 MB 約 260分 約 312分 約 392分1 GB 約 520分 約 624分 約 784分

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主な仕様

第7章

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BR600_j2 219 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

●電源DC 9 V:ACアダプター (PSA-100) /

単 3乾電池× 6 ( アルカリ乾電池推奨 )

●消費電流200mA

アルカリ電池 約 5時間 (8トラック連続再生時)

※ 使用状態や電池、コンパクトフラッシュの品種によって異なります。

●外形寸法257.0(幅)× 183.0(奥行き)× 27.1(高さ)mm

●質量700 g(電池を除く)

●付属品ソフトケース

単 3アルカリ乾電池× 6本

TRS-XLR 変換ケーブル

デモ・カード(工場出荷時に本体に挿入されています。)

取扱説明書(保証書)

チラシ(メモリー・カードについて)

ユーザー登録カード

サービスの窓口

●別売品ACアダプター: PSA-100

フット・スイッチ: FS-5U

ペダル・スイッチ: DP-2(Roland)

エクスプレッション・ペダル: EV-5(Roland)、FV-500L/FV-500H

製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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Rev0.10

BR600_j2 220 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

索引

数字4Band Equalizer ........................................................ 96 ~ 100

4Band Equalizer/Wah ............................................... 96 ~ 99

808 ........................................................................................... 137

AAB ......................................................... 77, 80 ~ 81, 83 ~ 84

AB Qtz .................................................................................... 201

AC ............................................................................................ 107

ACOUSTIC GTR ..................................................................... 97

Acoustic Guitar Simulator ........................... 96, 100~ 101

Acoustic Processor ..................................................... 97, 100

ACOUSTIC SIM ....................................................................... 96

ACアダプター .......................................................................... 22

ALL ................................................................... 78, 81, 84, 197

AMG ......................................................................................... 107

ARRANGE ................................................................................. 18

Attack .............................................................. 102 ~ 103, 117

Attack Time ........................................................................... 103

AUTO ...................................................................................... 128

AUTO PUNCH ......................................................................... 19

BBACKUP ....................................................................... 164, 178

Bass ......................................................................................... 107

Bass Cut Filter ..................................................................... 116

BASS MULTI ........................................................................... 97

BASS SIM ................................................................................. 97

Bass Simulator ........................................................................ 97

BG LEAD ................................................................................ 107

Bit ............................................................................................. 105

BLUES ..................................................................................... 107

Body ........................................................................................ 101

BOSS-Cmp ............................................................................ 102

BOUNCE ..................................................................... 45, 52, 65

BPF .......................................................................................... 105

BR0 フォルダ ........................................................................ 162

BR-532 ...................................................... 67 ~ 68, 176, 188

BR-864 ................................................................. 67, 176, 188

BR-900CD ........................................................... 67, 176, 188

Bright ....................................................................................... 107

CC.Adjust .................................................................................. 196

CARD ............................................................................ 175, 199

Charct ..................................................................................... 101

CHO/DLY .............................................. 50 ~ 51, 118~ 119

CHORUS ................................................................................ 120

Chorus ................................................................. 96 ~ 99, 102

CLEAN .................................................................................... 107

Compressor ........................................... 96 ~ 100, 102, 117

Compressor/Defretter ........................................................... 97

COPY ................................................................... 140, 152, 158

COSM ......................................................................................... 13

COSM BASS AMP ................................................................. 98

COSM COMP BSS ................................................................ 98

COSM COMP GTR ................................................................ 97

COSM COMP VCL ................................................................. 99

COSM Comp/Limiter .................................................. 97 ~ 99

COSM GTR AMP ................................................................... 96

CPY ................................................................................. 76 ~ 78

CRUNCH ................................................................................ 107

CURSOR ................................................................................... 17

Cutoff F .................................................................................. 105

DDBLN ....................................................................................... 120

DC IN .......................................................................................... 22

D-Comp ................................................................................... 102

De-esser .............................................................. 98 ~ 99, 103

Defretter .......................................................................... 97, 103

DELAY ..................................................................................... 120

Delay .................................................................. 96 ~ 100, 103

DELETE/MUTE ....................................................................... 47

Depth .......................................... 102~ 104, 106, 109, 120

DIGITAL .................................................................................. 105

Dir Level ............................................ 105~ 106, 108~ 109

Dither ....................................................................................... 117

Dly Time .................................................................................. 116

Dly Tme ......................................................................... 103, 120

Doubling .............................................................. 96 ~ 99, 103

DOWN ..................................................................................... 110

D:E ........................................................................... 105~ 106

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索引

Rev0.10

第7章

BR600_j2 221 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

EE.Level ............................................................. 102 ~ 103, 120

EFFECTS ........................................................................... 17, 93

ENHANCE .............................................................................. 101

Enhancer ................................................... 97 ~ 99, 104, 116

ENTER ........................................................................................ 17

EQ ...................................................................................... 17, 121

Equalizer ................................................................................. 104

ERASE ...................................................... 141, 153, 156, 159

ERS .......................................................................... 83 ~ 84, 86

EXIT ............................................................................................ 17

Expander ................................................................................ 116

EXPORT ....................................................................... 167, 180

E(エンディング)................................................................. 133

FFeedback ..................................................................... 103, 120

FF ........................................................................................ 19, 33

Filter ......................................................................................... 105

Flanger ................................................................. 96 ~ 99, 104

Foot SW ....................................................................... 191, 201

FOOT SW/EXP PEDAL ........................................................ 22

Foot Volume ....................................................... 96 ~ 99, 104

Formant1 ................................................................................ 109

Formant2 ................................................................................ 109

Freq ................................................................................ 104, 116

Frequency .................................................................... 108, 110

FROM ............................................................................... 74, 202

From/To ................................................................................. 202

FX ............................................................................................. 191

Fx Level ........................................................................ 105, 108

FX Type ................................................................ 50, 118, 120

FX1 Level ............................................................................... 109

FX2 Level ............................................................................... 109

F(フィル)............................................................................. 133

GGain ...................................................................... 105, 107, 116

GTR ............................................................................................ 38

GUITAR .............................................................. 17, 36, 44, 55

GUITAR/BASS ......................................................... 14, 23, 34

GUITAR/BASS/MIC2 ........................................................... 16

HHALL ....................................................................................... 120

HARD ...................................................................................... 137

Hi Attack .................................................................. 116~ 117

Hi Gain ..................................................................................... 104

Hi Level ................................................................................... 117

Hi Ratio ..................................................................... 116~ 117

Hi Release ................................................................ 116~ 117

Hi Thres .................................................................... 116~ 117

HI.FEML .................................................................................. 126

HI.MALE .................................................................................. 126

HiF ............................................................................................ 122

HiFi (MT2) ......................................................................... 54, 69

HiG ............................................................................................ 122

High Freq ............................................................................... 115

High Gain ............................................................................... 115

High Mid Freq ....................................................................... 115

High Mid Gain ....................................................................... 115

High Mid Q ............................................................................. 115

High Q ..................................................................................... 115

High Type .............................................................................. 115

Hi-M F ...................................................................................... 104

Hi-M Gin .................................................................................. 104

Hi-M Q ..................................................................................... 104

HIP-HOP ................................................................................. 137

HOUSE .................................................................................... 137

HPF .......................................................................................... 105

IIMPORT ........................................................................ 170, 182

IN ................................................................................................. 19

INI ............................................................................................. 197

INPUT .......................................................................... 37, 45, 57

Input .............................................................................. 102, 116

Input Gain .............................................................................. 115

INPUT SELECT ........................................................ 17, 44, 55

INPUT< NORMAL > ........................................................... 95

INPUT< REC DRY> ........................................................... 95

INSERT ................................................................................... 156

IN(イントロ)........................................................................ 133

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索引

Rev0.10

BR600_j2 222 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

JJAZZ ....................................................................................... 137

JC-120 .................................................................................... 107

JUMBO ................................................................................... 101

KKeep power on! ....................................................................... 31

LL R ............................................................................................... 37

LCD Contrast ....................................................................... 201

Level ........................................... 101~ 104, 108, 110, 117

Limiter ...................................................................................... 117

LIN ............................................................................................... 38

LINE ..................................................................... 17, 36, 44, 55

LINE IN ........................................................................ 14, 22, 34

LINE OUT .................................................................................. 22

Lo Attack ................................................................. 116~ 117

Lo Level .................................................................................. 117

Lo Mix Lvl .............................................................................. 104

Lo Ratio .................................................................... 116~ 117

Lo Release ............................................................... 116~ 117

Lo Thres ................................................................... 116~ 117

LO.FEML ................................................................................ 126

LO.MALE ................................................................................ 126

LOCATOR ......................................................................... 19, 72

LoF ........................................................................................... 122

LO-FI BOX ................................................................................ 99

Lo-Fi Box ......................................................................... 99, 105

LoG .......................................................................................... 122

Lo-M F .................................................................................... 104

Lo-M Gin ................................................................................ 104

Lo-M Q .................................................................................... 104

LONG (LV2) ..................................................................... 54, 69

LOOP FX ................................................................................... 17

Low Freq ................................................................................ 115

Low Gain ...................................................................... 104, 115

Low Mid Freq ........................................................................ 115

Low Mid Gain ........................................................................ 115

Low Mid Q ............................................................................. 115

Low Q ...................................................................................... 115

Low Type ............................................................................... 115

LPF ........................................................................................... 105

MMacintosh .................................................................... 162, 178

MANUAL ................................................................................ 106

Manual .......................................................................... 104, 106

MASTER ........................................................................... 20, 95

Master ..................................................................................... 107

MASTERING .................................................................. 45, 111

MATCH ................................................................................... 107

METAL .................................................................................... 107

METAL D ............................................................................... 107

MIC ............................................................... 17, 36, 38, 44, 55

Mic Dist ................................................................................... 101

Mic Level ................................................................................ 108

Mic Set .................................................................................... 108

MIC1 ........................................................ 14, 16, 22 ~ 23, 34

MIC2 ............................................................................ 14, 22, 34

Mid Attack ............................................................... 116~ 117

Mid Level ................................................................................ 117

Mid Ratio .................................................................. 116~ 117

Mid Release ............................................................. 116~ 117

Mid Thres ................................................................. 116~ 117

Middle ...................................................................................... 107

Mix Level ................................................................................ 104

Mix Lvl ..................................................................................... 116

Mixer ........................................................................................ 117

Mode ....................................................................................... 109

Modify Fil ................................................................................ 105

Modulation .................................................................... 96 ~ 99

MOV .................................................................................... 79, 81

MS ............................................................................................ 107

NNAM ............................................................................................ 88

NAME ............................................................................ 114, 127

NEW ............................................................................................ 35

Noise ........................................................................................ 105

Noise Suppressor ......................................... 96 ~ 100, 106

NOTE ....................................................................................... 128

222

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Rev0.10

第7章

BR600_j2 223 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

OOct Level ................................................................................ 106

Octave .............................................................................. 97, 106

OFF ...................................................................... 105, 107, 128

Offset ...................................................................................... 202

ON ............................................................................................ 107

ON/OFF ..................................................................................... 19

OS ............................................................................................ 162

OUT ............................................................................................ 19

Output ..................................................................................... 117

Output Gain ........................................................................... 115

PPAD ............................................................................................. 17

Pad Sens ............................................................................... 201

PAN ............................................................................................. 17

PAN/EQ/LOOP FX ................................................................ 17

PAN-SQR ............................................................................... 109

PAN-TRI ................................................................................. 109

PATTERN ................................................................................. 18

PEAK .......................................................................................... 16

Peak ......................................................................................... 110

PEDAL ........................................................................... 106, 110

Phaser .................................................................. 96 ~ 99, 106

PHRASE TRAINER ....................................... 18, 195~ 196

PickUp ..................................................................................... 101

PIEZO ...................................................................................... 101

Pitch ......................................................................................... 106

PITCH CORRECTION .................................................. 17, 124

Pitch Shifter ................................................................. 96 ~ 99

PLAY ................................................................................ 19, 191

PLAYER .................................................................................. 105

Post Fltr .................................................................................. 105

POWER ...................................................................................... 22

PowerSave .............................................................. 200~ 201

Pre Dly .......................................................................... 102, 120

Pre Filter ................................................................................. 105

PreAmp ................................................................................... 100

Preamp ................................................................. 96 ~ 98, 107

Presence ................................................................................ 107

Preview SW ........................................................................... 202

PRT ............................................................................................. 89

PUNCH .................................................................................... 191

RRack160 ................................................................................. 102

RADIO ..................................................................................... 105

Rate ................................................ 102, 104, 106, 109, 120

Ratio ........................................................................................ 102

REAL ....................................................................................... 145

REC ............................................................................................. 19

REC LEVEL .............................................................................. 16

REC MODE ....................................................................... 17, 21

REC TRACK ............................................................................. 20

REGGAE ................................................................................. 137

Release ......................................................................... 106, 117

Release Time ......................................................................... 103

Remain Inf .............................................................................. 201

REPEAT .................................................................. 19, 58 ~ 59

Resonance .............................................................. 104~ 106

REV ......................................................... 50 ~ 51, 118~ 119

Rev Send ............................................................................... 120

Rev Time ................................................................................ 120

REW .................................................................................... 19, 33

RHR ......................................................................................... 146

RHY .......................................................................................... 198

RHYTHM ........................................................................... 20, 95

RHYTHM EDIT ........................................................................ 18

RHYTHM ON/OFF ................................................................. 18

Ring Modulator ............................................................. 99, 108

RiseTme .................................................................................. 108

ROLANDフォルダ ............................................................... 162

ROOM ........................................................................... 120, 137

SS EFX ...................................................................................... 198

Sens ...................................................... 103 ~ 104, 110, 116

Separation ..................................................... 103~ 104, 106

Sibilant .................................................................................... 103

SIMUL ......................................................................... 17, 44, 55

SINGLE ................................................................................... 103

SLDN ....................................................................................... 107

Slow Attack .................................................................... 96, 108

SMF ........................................................................... 172~ 173

SMFインポート .......................................................... 172, 184

SMFフォルダ ........................................................................ 162

SML ............................................................................................ 38

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Rev0.10

BR600_j2 224 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

Smooth ................................................................................... 126

Smpl Rate ............................................................................... 105

Smth ........................................................................................ 129

Soft Clip .................................................................................. 117

SongKit ................................................................................... 137

Speaker Simulator .................................. 96 ~ 98, 100, 108

SplitH ....................................................................................... 116

SplitL ........................................................................................ 116

STD ................................................................................ 101, 137

STD (LV1) ........................................................................ 54, 69

STEP ............................................................................. 148, 154

STEREO MULTI ...................................................................... 99

STOP .......................................................................................... 19

Sustain .................................................................................... 102

SYS .......................................................................................... 197

TTAP .......................................................................................... 103

TAP (TEMPO) ......................................................................... 20

TAP(TEMPO) .......................................................... 142~ 143

TEMPO ...................................................................................... 21

Thres ....................................................................................... 117

Threshold ..................................................................... 102, 106

TIME/VALUE ........................................................................... 17

TME/MES ........................................... 75 ~ 76, 79, 82 ~ 83

TO ..................................................................................... 74, 202

TONE ....................................................................................... 175

Tone .............................................................................. 103, 120

TONELOAD フォルダ .......................................................... 162

Top-Hi ..................................................................................... 101

Top-Mid .................................................................................. 101

TOUCH ................................................................................... 110

TRACK ............................................................................... 20, 95

Treble ...................................................................................... 107

Tremolo/Pan ...................................................... 96 ~ 99, 109

TRM-SQR .............................................................................. 109

TRM-TRI ................................................................................. 109

TUNER ....................................................................................... 18

Tuning ..................................................................................... 105

Type . 50, 102 ~ 103, 105~ 108, 110, 118, 120, 126

UU EFX ...................................................................................... 198

UNDO/REDO .................................................................... 18, 64

USB ................................................................................... 22, 162

USBフォルダ ........................................................................ 163

UTILITY ..................................................................................... 18

VVO DRV .................................................................................. 107

VO+AC.SIM ........................................................................... 100

VO+ACOUSTIC .................................................................... 100

VO+GT AMP ......................................................................... 100

VOCALMULTI ........................................................................ 98

VOICE TRANS ......................................................................... 98

Voice Transformer ....................................................... 98, 109

Volume .................................................................................... 107

VtgRack .................................................................................. 102

V-TRACK .................................................................................. 18

Vトラック ......................................................................... 12, 56

V(バース)............................................................................. 133

WWah ....................................................................... 96 ~ 99, 110

WAV/AIFFインポート .............................................. 170, 182

WAV/AIFFエクスポート ......................................... 167, 180

Windows ....................................................................... 162, 164

Wow Flt ................................................................................... 105

WRITE ................................................................... 94, 114, 127

ZZERO .................................................................................. 19, 33

224

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Rev0.10

第7章

BR600_j2 225 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

あアルゴリズム ............................................................................. 38

アレンジ ......................................................................... 40 ~ 43

演奏 ................................................................................... 143

コピー ............................................................................... 158

作成 ................................................................................... 154

消去 ................................................................................... 159

ステップ消去 .................................................................. 156

テンポ ............................................................................... 143

名前 ................................................................................... 157

アレンジ・モード .......................................................... 40, 134

アンドゥ ..................................................................................... 64

いイジェクト・ボタン ................................................................ 21

イニシャライズ

エフェクト ...................................................................... 198

システム .......................................................................... 197

全設定 ............................................................................... 197

メモリー・カード .......................................................... 199

リズム ............................................................................... 198

インサート・エフェクト ................................................ 38, 92

えエクスプレッション・ペダル ............................................ 191

エフェクト・パッチ ........................................................ 38, 92

保存 ...................................................................................... 94

ライト .................................................................................. 94

演奏 ............................................................................................. 47

おオーディオ・サブ・ミックス ............................................ 194

オート・パンチ・アウト ........................................................ 61

オート・パンチ・イン ............................................................ 61

オーバーダビング .................................................................... 48

オプティマイズ ........................................................................ 87

音色 ............................................................................................. 49

き基準ピッチ .............................................................................. 193

移動 ...................................................................................... 33

コピー .................................................................................. 86

消去 ...................................................................................... 86

名前 ...................................................................................... 88

早送り .................................................................................. 33

保護 ...................................................................................... 88

保存 ...................................................................................... 89

巻き戻し ............................................................................. 33

くクォンタイズ ............................................................................. 59

繰り返し再生 ............................................................................. 58

クロック ..................................................................................... 33

こコード・フック ........................................................................ 22

コントラスト .......................................................................... 190

コンパクトフラッシュ .................................................... 15, 30

さ最後 ............................................................................................. 33

サブ・フレーム ........................................................................ 33

し時刻 ............................................................................................. 21

消音 ............................................................................................. 47

小節 ..................................................................................... 21, 33

初期化

エフェクト ...................................................................... 198

システム .......................................................................... 197

全設定 ............................................................................... 197

メモリー・カード .......................................................... 199

リズム ............................................................................... 198

すスクラブ ..................................................................................... 73

スクラブ・ポイント ................................................................ 74

ステップ .................................................................................. 154

挿入 ................................................................................... 156

ステレオ感 ................................................................................. 56

ステレオ・トラック ................................................................ 46

せセンター・キャンセル ......................................................... 196

先頭 ............................................................................................. 33

センド・レベル .................................................. 50 ~ 51, 119

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Rev0.10

BR600_j2 226 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

そソング・アレンジ .......................................................... 42, 134

ソング・ニュー ........................................................................ 35

ソング・ネーム ........................................................................ 88

ソング・パターン .......................................................... 42, 133

ソング・パッチ ...................................................... 39, 92, 123

たダブリング .............................................................................. 118

ちチューニング .......................................................................... 192

てディスプレイ ................................................................... 21, 190

データ・タイプ ................................................................ 54, 69

デモ・ソング ............................................................................. 32

テンポ ......................................................................................... 43

とトーン・ロード ................................................. 138, 174, 186

ドライバ .................................................................................. 162

トラック

移動 .............................................................................. 79, 81

入れ替え ............................................................................. 85

コピー ............................................................... 75, 77 ~ 78

消去 .......................................................................... 82 ~ 84

移動 ...................................................................................... 80

トラック EQ .................................................................... 49, 121

トラック・ミュート ................................................................ 47

ドラム・キット ..................................................................... 132

コピー ............................................................................... 140

作成 ................................................................................... 138

消去 ................................................................................... 141

選択 ................................................................................... 136

パン ................................................................................... 141

ドラム・パッド ..................................................................... 132

ドラム音色 .............................................................................. 138

はバウンス ...................................................................... 49, 52, 65

バウンス・モード ............................................................ 45, 65

拍 ................................................................................................. 33

パターン ....................................................... 40 ~ 41, 43, 133

SMF インポート ............................................................ 144

演奏 ................................................................................... 142

コピー ............................................................................... 152

作成 ................................................................................... 144

消去 ................................................................................... 153

ステップ・レコーディング ............................... 144, 148

テンポ ............................................................................... 142

ドラム音の削除 .............................................................. 147

名前 ................................................................................... 151

メトロノームの音量 ...................................................... 147

リアルタイム・レコーディング ................... 144~ 145

リハーサル ...................................................................... 146

パターン . ................................................................................... 42

パターン・モード .......................................................... 40, 134

バックアップ ................................................................ 164, 178

パッチ・ネーム .............................................................. 94, 114

パワー・セーブ ..................................................................... 200

パン ..................................................................................... 49, 56

バンク ......................................................................................... 92

パンチ・アウト ........................................................................ 60

パンチ・イン ............................................................................. 60

ひピッチ・コレクション ........................................... 123~ 124

名前 ................................................................................... 127

保存 ................................................................................... 127

ピッチ・コレクション・パッチ ........................................ 207

ふフット・スイッチ .......................................................... 61, 191

プリセット・アレンジ .................................................. 42, 134

プリセット・パターン ....................................... 42, 133, 209

プリセット・パッチ ......................... 39, 92, 111, 123, 126

プレイ画面 ................................................................................. 25

フレーズ・トレーナー ......................................................... 195

フレーム ............................................................................. 21, 33

プレビュー ..................................................................... 73 ~ 74

プロテクト ................................................................................. 88

へヘッドホン ................................................................................. 23

変換ケーブル ............................................................................. 30

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Rev0.10

第7章

BR600_j2 227 ページ 2006年5月23日 火曜日 午後4時39分

ほ補正イベント .......................................................................... 128

補正イベント・マップ ......................................................... 128

ボタン

赤 ................................................................... 20, 44, 48, 55

赤色の点滅 ......................................................................... 20

消灯 ............................................................... 20, 44, 48, 55

橙色と緑色の交互点灯 ..................................................... 20

緑 ................................................................... 20, 44, 48, 55

まマスタリング .......................................................................... 111

マスタリング・ツール・キット ...................... 45, 111, 113

名前 ................................................................................... 114

保存 ................................................................................... 114

マスタリング・ツール・キット・パッチ ........................ 207

マニュアル・パンチ・アウト ........................................... 61

マニュアル・パンチ・イン ................................................... 61

めメモリー残量 ............................................................................. 69

メモリー節約 ............................................................................. 87

メモリー・カード ............................................. 15, 21, 30, 69

もモノ・トラック ........................................................................ 46

ゆユーザー・パッチ .................................................. 39, 92, 111

りリカバー ........................................................................ 165, 179

リズム ......................................................................................... 40

リドゥ ......................................................................................... 64

リピート ..................................................................................... 58

るループ・エフェクト ...................................................... 50, 118

ループ・レコーディング ........................................................ 63

れレベル・メーター .................................................................... 37

ろ録音 ..................................................................................... 44, 54

録音時間 ............................................................................. 54, 69

録音モード ................................................................................. 45

録音レベル ................................................................................. 37

ロケーション ............................................................................. 95

ロケーター ................................................................................. 72

ロケート・ポイント ................................................................ 72

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MEMO

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MEMO

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Rev0.10

TRACK SHEET

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取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。

If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.

安全上のご注意

001● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱

説明書をよく読んでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅002c● この機器およびACアダプターを分解したり、

改造したりしないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅003● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か

れていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅004● 次のような場所での使用や保存はしないでく

ださい。

○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○ 雨に濡れる場所○ ホコリの多い場所○ 振動の多い場所

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅007● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に

設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

008b● AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100)

を、AC100V の電源で使用してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅009● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの

上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅010● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン

プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅011● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針

金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅012c● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC

アダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。

○ ACアダプター本体や電源コードが破損したとき○ 煙が出たり、異臭がしたとき○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき○ 機器が(雨などで)濡れたとき○ 機器に異常や故障が生じたとき

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

以下の指示を必ず守ってください

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と 図記号の例

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告 警告

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Page 232: ボス製品保証書 - Roland CorporationBR-600をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱

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この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に

・ 安全上のご注意(P.2 ~ 3)

・ 使用上のご注意(P.4 ~ 5)

をよくお読みください。

このたびは、BOSS デジタル・レコーダ-BR-600 をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。

また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

© 2005ボス株式会社本書の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁じます。

■ 文中の表記について

• [ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表わします。[PLAY] PLAY ボタン[REC] REC ボタン

• 文中の(P.**)は、参照ページを示しています。