5
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 平成 24 年 4 月からの NPO 法人「じんかれん」発足移行にともない、本号は神家連ニュースの最終号となります。4 月からは「じんかれんニュース」として再出発します。

NPO法人設立ご挨拶                                    NPO法人 じんかれん 理事長 市川 俊幸

平素は 神家連の運営に対しご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。さて、神奈川県精神障害者家族会連合会(神家連)は昭和 41 年 5 月に任意団体として活動開始以来 46 年間 多くの先輩諸氏の奮闘により、幾多の活動実績をあげてきた家族会組織ですが、このたび、時の趨勢と合わせ、運営と責任の明確化、行政、並びに社会から認知度、信頼を得る為に名称も改め「NPO法人 じんかれん」を設立することになり 平成 23 年 9 月設立申請書提出、同年 12 月 13 日神奈川県から認定を受け法務局に登記完了しました、ここに謹んでご報告申し上げます。

なお、認定が 23 年会計年度期間中のこともあり、法人としての諸活動は事実上 「平成 24年 4月 1日」からとし、それまでは準備期間と捉えております、ご了承いただきたく存じます。また、会として現状さまざまな成すべき案件が多く潜在しておりますが、法人化を契機に解決に向けた努力を役員関係者一同 努力を惜しまず取り組む覚悟でおります。それに合わせて、会員皆様から建設的なご意見並びに、ご協力が必定でございます。新たな県連として会員にとって有益な活動を目指す所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

県は4月から重度障害者医療費助成を1級手帳保持者に適用神奈川新聞記事に拠ると県は保険医療の窓口負担を4月以降無料化する方針を固

めました。但し対象は1級手帳保持者に限られます。対象が1級とはいえ、我々の長年の要望が叶えられました。県下の手帳保持者(1~3級)は約4万7千人で内1級手帳保持者は約7千人。今後は市町村がどのように対応するかに焦点が移りますが、各単会では2級までの適用を訴えていきましょう。

◆理事会・役員会議事報告<Ⅰ決定事項>1.NPO 法人化①発足時人事

 理事長 市川俊幸 理事 塚本桂・星野ノリ・高原文子②NPO 法人じんかれんの組織。

神家連NPO 法人

じんかれん摘要

役員会理事会

最終決定機関 4名

(監事2名)理事会 運営委員会 家族会代表 23

1

平成 24年( 2012 )2月8日

神奈川県精神障害者家族会連合会

横浜市港南区芹が谷 2-5-2神奈川県精神保健福祉センター内

TEL   045-821-8796FAX 045-821-8469

                            http://www5.ocn.ne.jp/~jinkaren/

神家連ニュース~こころの健康を守る広報~

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名~26 名

1.運営委員会は、2ヶ月に1回開催。 運営委員会で協議し、結論が出なか

った場 合は、最終決定機関である理事会で

決定。2.交通費は全額支払い。活動手当は当面支給しない。

3.24 年度県民の集いは鎌倉(逗子)で開催4.4 月から「はまゆう」は「つばさの会」に統合

5.思春期セミナーは今年度の実績を踏まえ、 来年度も継続して開催

<Ⅱ継続協議事項>1.24 年度予算、運営(年々減少していく県からの補助金対策)・NPO 法人化を強く印象づける事業を考える。・寄付を募る、会費の値上げ。・活動拠点を兼ねる就労支援 B型事業所やグル ープホームを運営する。(常勤相談員を置き、相談を常時受けられる体制)

【賛成意見】・相談事業とか家族に対して還元できる事業を

行うことが目的で、そのための拠点が必要。・事業所は地域に作ることで、そこに通所する

人は限られるが、そこに拠点があることによ

り、全県に相談事業として 0120 の電話を設置すると朝から夕方までいつでも相談が受

けられる。・何をやるにしても拠点がなければできない。

【反対意見】・事業所を維持するのに、どれだけエネルギー

がいるか問題。・事業所・グループホームを作ったその地域は良いが、他の地域はなかなか利用で

きない。・NPO 設立当初から事業(B 型作業所)をスタ

ートするのは資金と人材面で困難。

【その他】・来年からすぐに始めるのは無理にしても、何

をするか案を出して準備をする。・皆が希望し、皆が係われる事業を考える。・B型事業所・成年後見・物品販売・グループホームどの事業も厳しい。できる見通しがつ

いた時点で実施に踏み切る。・相談事業はすでに自立支援法ですべ

ての市町村が相談を受けることになっていて、多くの人はそこを利用している。・他の県連が行っている事業を調査する。

2.NPO 法人化後の運用 *部会の見直し・・省略

*電話相談・実質少なくなっている。・工夫して相談者が増えるように検討する。・家族会員にも相談先として神家連電話相談を勧める。・県より認定されるぐらいの実力を持った相談

員を養成。・圏域毎に相談員を 1 人位ずつ置く。相談を

受けるのは事務局、それを圏域の相談員に伝

え、相談者と話し必要なら面接、同行など、丁寧な支援を行う。必ずしも拠点が

なくても2

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出来ると思う。

<Ⅲ連絡・報告事項>1.こころの健康政策構想実現会議 100万人署

名(現状は約 40 万筆)の要請で、神家連は、再度桜木町駅前で 11 月 6 日にビラを配り署名を集めた。

2.平成 24 年度全国大会開催地はつくば市3.全単会のパソコン導入、インターネット接続完了、KIVA にて研修実施

4.NPO 法人設趣意書(目的及び事業) 障害者とその家族に対して、地域において平

和で安定した生活が営めるための障害者の生活向上及び保健福祉に関する事業や家族支援事業を行うことで、障害保健福祉の向上

に寄与することを目的とする。

5.活動方針(事業計画)、運営方針、課題についてメールの届く全員にアンケートを取

った。回答者 9 人

事業内容

家族相談

市民後見制度

生活支援

憩いの場所 就労支援 緊急時対応グループホーム 訪問診療 物品販売の拠点を作る

希 望件数

5 4 3 各 1

◆こころの美術展報告・日 時  平成 23 年 11月

23 日~26 日・会 場 かながわ県民センター 1階 ・参加者 306 名(押し花ワークショップ参加 75 名)・作品数 182 点(絵手紙・俳句を含

む) 今年で 11回目を迎える美術展ですが、

当事者からの展示に対する問い合わせも

品発表、他者の作品鑑賞、来場者と

社会参加の場を提供できました。・3 月 11 日の震災に立ち向かう方々へ

応援を込めた作品が多く出展されました。作業

所などで絵画に取り組まなくなったところが

多く出展数が少なくなりましたが、個人参加の作品

は増えています。・今年で 2回目の開催となる押し花の

しおり体験は好評で、絵画鑑賞後の意見交換

の場として、また家族が一般の方の相談をう

ける場面も見られました。    ・会場でアンケート記入をお願いしま

した。家族・当事者 21 名、施設、医療関係一

般の方 28名でした。特に一般、医療関係の方か

ら開催を続けてくださいとの内容が多くあり

啓発の機会を得ることができたと感じました。

◆神家連研修「親亡き後と成年後見」日 時:12 月 6 日講師:弁護士  内嶋 順一 氏

*資料(word)は神家連の webサイトからダウンロードできます。「資料室」の「福祉」をクリックしてください。講演

の音声ファイルの入手を希望する方は事務局まで。

◆思春期セミナー中間報告1.フレッシュ厚木

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日 時:11 月 19 日(土)14 時~16 時半場 所:厚木市ヤングコミュニティーセンター 講 師:山崎 晃資 氏出席者:70 名(家族会 20 名〈会員 13 名・

役員 7名〉、行政 4 名、地元教育委員会 3

名、大和市教育委員会 1 名、小・中・

高校各1 名、福祉自閉症関係 3 名、支援・

施設関係 3 名、一般 33 名)

*アンケート回収は出席者の約半数・回答者で 1番多かったのは家族会

関係。広報紙等を見た 7 名、友人 4 名、

朝日マリオンを見た 4 名、他。地域別は厚木在住者 14 名、横浜 6名。・今後このようなセミナーがあれば参加す

るかの問には回答者全員が参加の回答。

2.あやめ会(川崎)日 時:12 月 2 日(金) 講 師:栗林 理人 氏テーマ:「児童思春期の特徴と精神疾患」出席者:37 名(学校関係 3 名、福祉関係 1 名、一般 6 名、他は家族関係)アンケート回答者:21 名

*学校全体で 61校にチラシを配布した。PTA

協議会にもチラシを配り、市の広報紙・マリオンにも載せたが、参加者が少なか

った原因の一つとして、悪天、夜間開催が考

えられる。*イギリスでは、ターゲットを絞り 15歳の年齢の子供に集中して取り組んでいる。少なくとも高校 1 年生の親全員にチラシの配布をお願

いしようと思っている。

◆家族会意見交換(今後の NPO 法人じん

かれんについて・家族会活動について。)

1.困っていること。悩んでいること。*重度障害者医療費助成・重度障害者医療費助成の適用がま

だできていない。家族会は市に働きかけて

いるが、神家連も県に積極的に活動してほ

しい。・市障連の力を借りて行政に働きか

けている*役員の成り手がいない。負担が大き

い。*会員の高齢化。〈相談〉災害時、身近に障害者が居たらどう対応したら良いか、一般の方に分かりやすく理解して頂くためのマニュアルを一枚の用紙に纏めたいと思っている。何か良い方法は?〈関連〉横須賀市では重度障害の方の災害時の対応について精神は 1 級を対象にしているが、プライバシー問題で案内状が出せないのでどうしたらよいか相談があった。家族会や施設などが協力して民生委員や地域の人達が手助けしたり情報を流したが、回答はゼロだった。理由はほとんどが「知られたくない」で、一応、市の規定には避難援助は出来ることになっている。〈相談〉ゴミを貯めこみ大家から立ち退きを要求されている賛助会員(当事者)から助けを求められ、市に処理を依頼したが、1 立方米あたり 2,500円の有料だと言われ困っている。〈アドバイス〉①もう一度行政に行き事情をよく説明し再度お願いする。②民生委員又は自治会長に相談し行政にお願いして貰う。(参考)のぞみ会は地域民生委員と交流し、長

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い間勉強会を続けている。地域で生活して行くためには民生委員の協力と連携が大事である。民生委員は障害者の申し出がないと把握できない。

2.良かったこと1)家族学習会(コンボのテキスト活用)・自分だけではない悩みを皆で共有で

きる。・好評であり今後もこのような学習会

を続けてほしい。

2)特別支援金・いろいろな施設見学が出来た。・支援金で南足柄市(ワークピアさつき)と小田原市の施設見学を行った。

3)その他神家連との繋がりは役員だけしか

なかったが、県民の集いで皆さんに盛り

上げて頂き良かった。

3.神家連への要望、提案・若い人に入って貰う。・一般の人の協力。・結論は急がな

い。・会員が会に入って良かったと思う

ような仕組みを作る。・楽しいものにする。・家族同士で高め合う。(SST 取り入れ)・家族ピアサポート研修・活動資金に見合った会の運営。・寄付促進の仕組み作り。・当座の資金確保、チャリティーコンサートカラオケ大会などイベントを企画。・委託事業・補助金の確保。・浜家連と統合を進める。・当事者は処方を記したカードを身

につけたらどうか(災害など緊急時に役に立

つ)・NPO 法人化する目的は?

県より助成金・補助金を貰っている任意団体は社会的信用度が低いので出しにくいが、NPO 法人化にすることにより、県の立場からすると出しやすくなる。

 *法人成年後見制度の提案・弁護士・司法書士等に成年後見人を依頼しても、身上支援や日常生活の支援は

手薄になる。親族の場合はトラブル発生が

多発。・神家連に法人成年後見チームを設け会員が安心して依頼できるようにする。・場所、人、金が必要。・採算を考えると、

精神だけでなく老人も含めた方が良い。

第38回県民の集いアンケート23 年 10 月に開催された精神保健県民の集いへの参加者に対するアンケートは、①家族・②当事・③医療関係者・④福祉関係者・⑤一般に分け、設問内容を各々特化しました。結果は神家連の WEBサイト( http://www5.ocn.ne.jp/~jinkaren/)の新着情報でご覧ください。

神奈川県精神障害者アウトリーチ支援調査事業報告(昨年 12 月号に続いての後編)講義 1「アウトリーチ支援の意義と理念」花園大学 社会福祉学部教授 三品佳子氏・氏は永年に亘って ACT-K の実践に携わり、ACT

の実践スキルの研究を専攻され、NPO法人京都メンタルケア・アクションを主宰され

ている。

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・講義概要1.アウトリーチとは何か 地域に密着した機関のソーシャルワーカーの活動として始まり、現在ではケースマネジメントにおいて広く用いられる活動であり、利用者の生活の場に支援者が訪れ、利用者の地域生活を豊かにするため、利用者が生活に必要なスキルを磨いたり、プログラムで習得したスキルを日常生活に応用できるように支援する活動である。あくまで患者でなく、生活者として捉え、支援する。2.ソーシャルワークの価値をベースに、精神科リハビリテーションの基本的概念11項目の確認。3.リハビリ概念の中での特にリカバリー志向に注目し、リカバリーの 10 の根本的構成要素を下記の通り認識すること。① 自分で方向付ける② 個別化し、その人中心であること③ エンパワメント(利用者が選択し、決定

に参加)④ 全体的(精神、身体、心、コミュニティを包含する)

⑤ 非線形(成長と、後退と、経験からの学びに基づくプロセス)

⑥ ストレングス基盤(個人に生まれつき存在する価値を尊重)

⑦ ピア・サポート ⑧敬意 ⑨責任 ⑩希望

4.期待されるアウトリーチ推進事業の条件5.ACT(地域生活支援プログラム)の説明6.ACT の効果の根拠等々、約 2 時間に亘り、熱心

な意味あるお話を頂きました。

講義 2「アウトリーチ支援の実際」京都ノートルダム女子大学 生活福祉文化学部

 准教授 佐藤純氏・氏 は ACT-K の 実践に携わ り 、特にACT における

家族支援を永年に亘って専攻されている。

・講義概要1. 我国の精神保健医療福祉の特徴とし

て、精神科病床の多さが世界一、退院時在院日数も世界最長という事実に

対し、これは著しい人権侵害であるという認識が共有できるかどうか。

2. そして更に特記すべき現状として、病状や障害が重たくなるほど使える社会資源の選択肢は狭まり、家族が身を削りながら在宅ケアするか、入院するしかない現実。又、本人の異変を感じてから初診まで、「平均 1年 10ヶ月」かかっている事や、初診から病状の安定まで「平均 13 年 8ヶ月」もかかっている事実。

3. 地域生活支援(ACT)の有効性について特に多職種チームで関わることで、本人の「困りごと」に対応できる柔軟さ、支援の見立てと手立てとが立体的になると話されている。

4. ACT のスタッフはどのような視点で支援を提供しているか一つとして「重要な家族との信頼関係の形成」,訪問による支援は、まずは家族の信頼が得られなければ、支援が始められないどころか、本人と接触することが難しいことがある等々。以上、家族支援の面からも切り込んだ ACT論を、2 時間余に亘り、熱心にお話頂きました。

(つばさの会 小松守也)

▲単会便り・・県西地域合同研修会報告梅の会・さつき会合同で親睦を兼ね,調布市にあ

る「クッキングハウス」の見学に行きました。

現地に着いてすぐに、2階のクッキングスターで有機栽培の野菜を使用したお昼をいただき、早速おにぎりの作り方に興味を持ちました。そこで働いている方々は皆明るく、スタッフも当事者も区別がつかない程、笑顔で生き生きしていました。昼食後 5分程離れたコンビニの 2階にあるティルームに移り、手作りのケーキとお茶をいただきながら代表者の松浦幸子さんと当事者のお話を聴くことができました。クッキングハウスは 1987 年 10 月「心の病(精神疾患)を持った方達が快適に自分を持って地域で暮らしていけること

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を応援したい。」と食事作りで交流する場を開いたそうです。当事者の方々もしっかりした話し方で、自分のここまで生活が出来るようになったというお話を聴きながら、自分の娘と重ね合わせて涙が出てきました。研修会に参加して、こういう場所があることが分かり少し望みが持て、今日からまた頑張らなくてはと思わせていただきました。松浦さんはたくさんの著書を出しており、機会がありましたらぜひ皆様にも読んでいただければと思います。寒い雨の日でしたが,私達がバスで立ち去るまで手を振って見送って下さいました。心の洗われる 1 日になりました。

梅の会(小田原)岩部久美

11 月 11 日雨模様の中、さつき会・梅の会合同で調布のクッキングハウスに研修旅行に行った。丁度お昼と言うこともあって、クッキングスターでランチをいただいた。食材はメンバー達が農園に採取に行った有機野菜を葉から皮まで上手く活用したかなりヘルシーなものでとても美味しくいただいた。流石自然派家庭料理とうたうだけのことはあると感心させられた。部屋は一寸手狭であるが相談コーナーや事務コーナー、横になれる長椅子などかなり機能的なレイアウトになっており、食事以外の時間はメンバー達が心行くまで集い語り合えるような場となっているような気がした。1階のレストランは工事中とのことで見学できなかった。続いて近くのティールームに移り、メンバーが作ったお茶とシホンケーキを戴きながらメンバーの挨拶とクッキングハウス代表の松浦先生のお話を伺った。先生は多くをお話になりませんでしたが、「食」をキーワードとして心を病む人達に寄り添う気持ちに溢れてやって来られたことが随所に伺われ、またお若く活力に満ちたお姿は老齢化に悩む当会にとってとても眩しくうつりました。ハローワークに来た人にクッキンがハウスを紹介されたエピソードなどは社会的な名声と信用を現すものでしょう。メンバーの挨

拶も手馴れており、心なしか自信のようなものを感じました。人と話すよりも料理をしたり物を作ったりすることに興味の中心があるひと(芸術家、職人タイプ)に話だけのコミュニケーションを強いたり、会話をしながらも自分が今欲している答えを微かなストロークの中にも必死に捜している人とのコミュニケーションの仕方など教えを仰ぎたいことも沢山ありましたが時間の制約もあり叶いませんでした。調布の街は十数年前まで仕事で時々訪れたものでしたが、バスでの帰り道がてら見た限りではあまり変 わっておらず、これなら 当分クッキングハウスの 環境も変わらずやって行 けそうだと変なことにも納得して帰途につきました。

さつき会(南足柄) 白須一夫

      

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