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Ricex CEO - Fujitsu Global...所在地 :シンガポール 業 種:農業 設 立:2019年 ウェブサイト:ricex.io CUSTOMER CASE STUDY 富士通は、透明性が高くリスクの低い

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Page 1: Ricex CEO - Fujitsu Global...所在地 :シンガポール 業 種:農業 設 立:2019年 ウェブサイト:ricex.io CUSTOMER CASE STUDY 富士通は、透明性が高くリスクの低い

所 在 地:シンガポール業   種:農業設   立:2019年ウェブサイト :ricex.io

CUSTOMER CASE STUDY

富士通は、透明性が高くリスクの低い米取引を妨げる数多くの障害をライスエクスチェンジのために取り払って くれました

ライスエクスチェンジ(Ricex)CEOスティーブン・エドキンス

45兆円の米の取引市場の変革を目指して

ユーザー概要 課題

ライスエクスチェンジは、世界初のデジタルによる米取引所のプロトタイプの開発に成功。次のステップとして、商用として提供可能な ソリューションを開発するために、ブロックチェーン技術とクラウドに精通したパートナーを求めていました。

ソリューション

富士通は、ハイパーレッジャー・ファブリック上で稼働するプライベート分散型台帳技術(DLT)ソリューションを開発しました。ライスエクスチェンジは、50以上の取引業者やサービス提供業者による検証プログラムを開始し、四半期で約2,500万ドルの取引を見込んでいます。

成果

■ 買い手、売り手、サービスプロバイダーがシームレス、かつ透明性の高いビジネスを推進することを可能に

■ デジタル上の商品の移動、保存、管理を する際のスピード、セキュリティ、柔軟性を強化

■ 本プラットフォームは、全ての関係者に20%のコスト削減と取引を完了するまでの時間を90%削減するという価値を提供

Rice Exchange

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FUJITSUhttps://www.fujitsu.com/jp/vision/

© 2020 富士通および富士通ロゴは日本その他の国において富士通の商標または登録商標です。その他記載されている企業名、製品名、サービス名などは、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

2020年3月

ライスエクスチェンジ(Ricex)は、米取引のために作られた世界初のデジタル・プラットフォームです。買い手、売り手、サービス提供業者などの関係企業はこれを利用することで、デジタル上ですばやく取引相手を見つけることができます。Ricex上でデータのシームレスな統合・検証が保証されることによって、利用者は、貿易、保険、検査、決済を効率的に行うことが可能となります。

ライスエクスチェンジ

製品とサービス■ FUJITSU ブロックチェーン、及び分散型台帳技術 (DLT)■ FUJITSU コンサルティング・インテグレーションサービス

米取引の革命 米は、何千年にも渡って人々の主食であり続け、現在でも毎日何

百万トンもの米が消費されています。そして、その市場での取引規

模は年間約45兆円になります。しかし、その取引の仕組みは不透

明で煩雑、非常に手間のかかるビジネスとなっていました。

 ライスエクスチェンジ(Ricex)は、この旧弊と非効率をブロック

チェーンの導入と取引プロセスの自動化によって解消しようと考え

ました。小規模農家により大きな利益を還元し、食料廃棄を減らし、

社会に貢献することが目的です。

 「コメ取引市場の内情を知れば知るほど、その時代遅れなやり方

に驚かされました」と話すのはRicexのCEOであるスティーブン・エ

ドキンス。「売り手と買い手を新しく引き合わせるのが至難の業、

凶作などの事態に対処することもできません。商談をまとめるのに

膨大なメールのやりとりがあって、それを自動化、デジタル化しよ

うと考える者などいませんでした」。

 結果として、生産者は収益が目減りし、消費者は高値の買物を強

いられ、関係するすべての業者は利幅を減らしていました。2019年、

Ricexはこの状況を変える新たなプラットフォームを発表し、テス

トには保険、海運、税関、法務、損害査定、海事鑑定など、60ヶ

国から500社以上の企業が参加しました。プラットフォームの検証

に続いて、市場を本格的に立ち上げるために、Ricexは、ブロック

チェーンに精通した戦略的なITパートナーを求めていました。

分散型台帳技術(DLT)を導入 同社は、ハイパーレッジャーファブリックを基盤とした拡張性の

高いパーミッション型プライベート分散型台帳技術(DLT)ソリュー

ションを構築するパートナーに富士通を選定しました。そして、ソ

リューション構築をブリュッセルにある富士通ブロックチェーン・

イノベーション・センター(BIC)が支援しました。

富士通のBICは、マイクロソフト・アジュールを活用して“ドキュメ

ントフロー”や“インボイスフロー”等の富士通のブロックチェーン・

アズ・ア・サービス(BaaS)の開発とサービス提供を行っています。

 「実証用のモデルはハイパーレジャーやブロックチェーンにしっ

かり対応していなかったので、富士通に依頼し、9ヶ月かけてバッ

クエンドとミドルレイヤを作り直してもらいました」とエドキンス

は話します。「同時に、テストに参加したユーザーのフィードバッ

クをもとにフロントエンドに様々な機能を盛り込みました」。

スピード、セキュリティ、透明性が向上 こうした作業を経て、グローバルの米取引のために全てが統合さ

れた世界初のデジタル・プラットフォームの試作版が完成しました。

発表時には50社以上の輸出入業者と6社のサービス提供業者が参加、

年内には四半期あたり約2,500万ドルの取引が見込まれています。

 「富士通の分散型台帳技術(DLT)ソリューションを活用すれば、

買い手、売り手、サービス提供業者が、信頼性の高いセキュアな環

境下で、異なる地域に存在する新たな取引相手を見つけることがで

きます」。と話すエドキンス。「契約から決済までの手続きを格段に

早めることができるのです」。

 このRicexプラットフォームの効果として、取引コストの20%削減、

手続き時間の90%短縮が期待されています。1回の取引にかかる所

要時間の見込みは、わずか6分。

 「これは、シームレスに統合され、かつ強靭なプラットフォーム

です。全ての人が、関連するデータや書類をリアルタイムに閲覧す

ることができます」。と話すエドキンス。「このプラットフォームは、

米取引の全てのプロセスをより効率的にし、かつ信頼度を高めてく

れます」。