16
DS90003182A_JP - p. 1 © 2018 Microchip Technology Inc. TB3182 Cortex ® M7 MCU での差動 ADC の使い方 はじめに 差動 ADC 2 つの入力間の電圧を計測します。差動 ADC システムでは 2 本のラインが並行に配線され 180 度位相差の信号を伝送します。その結果、両方のラインで等しい量のノイズが発生します。差動 ADC A(+)入力と A(-) 入力に信号を印加した時、信号間に 180 度の位相差があるため、信号間の電圧差 は常に同じです。コモン モード ノイズ等の同相信号は差動 ADC によって除去されます。結果として信号 / ノ イズ比が向上します。その他の利点として偶数次の高調波のキャンセルが挙げられます。 下図に、差動 ADC でのコモン モード ノイズのキャンセルを示します。出力信号はアナログ値を ADC デ ジ タル値に表現したものです。 1. 差動 ADC でのコモン モード ノイズのキャンセル 一方、シングルエンド A/D コンバータ(ADC) はグランドを基準に信号電圧を計測します。信号源と ADC が近接していればシングルエンド ADC で十分です。しかし、ノイズの多い環境ではシングルエンドシス テムはノイズの影響を受けやすくなります。 下図に、シングルエンド ADC でのノイズの影響を示します。

Cortex M7 MCU での差動 ADCの使い方ww1.microchip.com/downloads/jp/DeviceDoc/90003182A_JP.pdfAD2-AD3を差動モードに設定した場合、 AFEC_CSELR.CSEL レジスタのチャンネルを0x02に、AFEC_COCR.AOFFビットを512+nに設

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

  • DS90003182A_JP - p. 1 © 2018 Microchip Technology Inc.

    TB3182

    Cortex® M7 MCUでの差動 ADCの使い方

    はじめに

    差動 ADC は 2つの入力間の電圧を計測します。差動 ADCシステムでは 2本のラインが並行に配線されて 180 度位相差の信号を伝送します。その結果、両方のラインで等しい量のノイズが発生します。差動ADC の A(+)入力と A(-)入力に信号を印加した時、信号間に 180度の位相差があるため、信号間の電圧差は常に同じです。コモン モード ノイズ等の同相信号は差動ADCによって除去されます。結果として信号/ノイズ比が向上します。その他の利点として偶数次の高調波のキャンセルが挙げられます。

    下図に、差動ADCでのコモン モード ノイズのキャンセルを示します。出力信号はアナログ値を ADCでデジタル値に表現したものです。

    図 1. 差動 ADCでのコモン モード ノイズのキャンセル

    一方、シングルエンド A/D コンバータ(ADC)はグランドを基準に信号電圧を計測します。信号源と ADCが近接していればシングルエンド ADCで十分です。しかし、ノイズの多い環境ではシングルエンド システムはノイズの影響を受けやすくなります。

    下図に、シングルエンド ADCでのノイズの影響を示します。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 2 © 2018 Microchip Technology Inc.

    図 2. シングルエンド ADCでのノイズの影響

    Microchip 社の ARM® Cortex® -M7 ベースの MCU (SAM V7x/E7x/S7x 等)は、アナログ フロントエンド コントローラ(AFEC)を内蔵しています。AFECは 12ビットADCと 2つの 6対 1アナログ マルチプレクサを備えており SH-1と SH-2という2 つのサンプル/ホールド(S&H)回路に接続しています。また、AFECは D/A コンバータ(DAC)、プログラマブル ゲイン アンプ(PGA)、オーバー サンプリング可能なデジタル平均化機能も備えているため、分解能を16ビットにまで拡張できます。本書では、Microchip社の Cortex-M7 ベース MCUにおける ADC の差動モードの使い方について説明します。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 3 © 2018 Microchip Technology Inc.

    目次

    はじめに ....................................................................................................................1

    1. 差動モードの有効化 ............................................................................................4

    2. プログラマブル ゲイン........................................................................................7

    3. ADC チャンネルの同時サンプリング...................................................................9

    4. 差動モードでのシーケンサの使い方 .................................................................. 11

    5. 関連リソース ....................................................................................................12

    Microchip 社のウェブサイト .....................................................................................13

    お客様向け変更通知サービス ...................................................................................13

    カスタマサポート ....................................................................................................13

    Microchip 社のデバイスコード保護機能....................................................................13

    法律上の注意点 ........................................................................................................14

    商標 .........................................................................................................................14

    DNVによる品質管理システム認証 ...........................................................................15

    各国の営業所とサービス ..........................................................................................16

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 4 © 2018 Microchip Technology Inc.

    差動モードの有効化

    1. 差動モードの有効化 アナログ入力はシングルエンド モードまたは差動モードに設定できます。差動モードでは AD0-AD1、AD2-AD3 等の隣接するアナログ入力が正負アナログ入力ペアを形成します。下に、差動モードのアナログ チャンネル 6ペアを示したAFECの概略ブロック図を示します。

    図 1-1. 差動モードに設定したアナログ チャンネルを示した AFECの概略ブロック図

    差動ペアの各ピンの入力電圧は0 VからVREFPまでに制限されます。VREFPはADCの正の参照電圧であり、レンジは1.7 V~VDDINです。負の参照電圧ピンVREFN は GNDに接続する必要があります。下図に、VREFP = 3.3 V でゲインが 1の場合の入力電圧レンジを示します。ADCが観測する差動電圧は-VREFPから+VREFPまで(つまり、-3.3 Vから+3.3 Vまで)です。しかし、差動ペアの個々の入力電圧は0 からVREFPまでである事が必要です。

    変換の結果は符号モードによって異なります。符号付きの結果の場合、–VREFPは-2048に対応し、+ VREFPは+2047 に対応します。符号なしの結果の場合、–VREFPは 0に対応し、+VREFPは 4095に対応します。

    –VREFP より低い差動電圧は負側で飽和し(符号付きモードの場合-2048、符号なしモードの場合 0)、+ VREFPを超える差動電圧は正側で飽和します(符号付きモードの場合+2047、符号なしモードの場合4095)。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 5 © 2018 Microchip Technology Inc.

    差動モードの有効化

    図 1-2. チャンネルを差動モードに設定した場合の入力信号レンジ

    差動モードに設定するには、チャンネル イネーブルビット(AFEC_CHER.CHx)を 1にセットし、差動モードビット(AFEC_DIFFR.DIFFx)を 1 にセットします。x は差動ペアの偶数チャンネル番号です。AD2 とAD3 を差動モードに設定するには、AFEC_CHER.CH2 ビットと AFEC_DIFFR.DIFF2 ビットを 1 にセットします。下表に示すように、AD3は自動的に差動モード有効になります。変換が完了すると変換ビット(AFEC_ISR.EOC2)は1にセットされ、チャンネル選択レジスタAFEC_CSELR.CSELのチャンネルを0x02に設定する事で、AFEC_LCDR.LDATAレジスタまたは内部で多重化されている AFEC_CDR.DATAレジスタから結果を読み出す事ができます。

    表 1-1. AFEC_AD2と AFEC_AD3の差動モードレジスタ設定

    設定 ステータス 結果

    x DIFFR.DIFFx CHER.CHx ISR.EOCx CSELR.CSEL CDR.DATA

    2 1 1 1 0x02 有効

    3 0 0 0 - -

    Note: 

    1. 1AFEC レジスタの詳細はSAM V7x/E7x/S7xデータシートを参照してください。

    2. また差動モードでは、DAC オフセット誤差を補正する必要がない場合、DAC出力をスケール中央または 512に設定する必要があります。n LSB (正または負)の DACオフセット誤差を補正するには、512+nに設定する必要があります。AD2-AD3を差動モードに設定した場合、AFEC_CSELR.CSELレジスタのチャンネルを0x02に、AFEC_COCR.AOFFビットを512+nに設定する事で、DAC 出力を 512+nにします。

    3. アナログ入力AFE_ADxを有効にするには、レジスタAFEC_CHERまたはDACC_CHER の書き込み前に PIOユーザ インターフェイスで I/Oラインのプルアップ抵抗を無効にします。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 6 © 2018 Microchip Technology Inc.

    差動モードの有効化

    既定値では、差動チャンネルの結果は符号付きモード(AFEC_EMR.SIGNMODE = 0x00)で出力されます。符号なしモードにするには、AFEC_EMR.SIGNMODEビットを 0x01に設定します。

    図 1-3. 変換結果

    Note: 変換結果は AFEC_EMR.SIGNMODEビットで設定した符号付き/なしモードで異なります。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 7 © 2018 Microchip Technology Inc.

    プログラマブル ゲイン

    2. プログラマブル ゲイン AFECモジュールはプログラマブル ゲインを備えており、微弱信号を増幅して ADCのレンジ全体を使う事ができます。

    VREFPを 3.3 V に設定した 12ビットADCに差動出力電圧のレンジが+1.5 Vから-1.5 Vのセンサを接続するとしましょう。この場合、ADCレンジの約半分である+1.5~+3.3 Vと-1.5~-3.3 Vは使わない事になります。プログラマブル ゲインを使って入力信号の振幅を大きくすると、ADC レンジ全体を使えます。この場合、ゲイン値を2とすると入力電圧は+3.0 Vから-3.0 Vまでとなり、入力電圧の計測分解能が向上します。

    図 2-1. ADCのレンジ全体を使うために内部プログラマブル ゲインアンプを用いた信号の増幅

    もう一つの方法は、センサ出力レンジに合わせて ADC の参照電圧を下げる事です。ADC の参照電圧VREFPを下げると、ADCで計測する電圧の精度も高まります。AFECモジュールの参照電圧は、1.7 VからVDD IN のレンジで外部電圧を VREFPピンに印加する事で設定できます。VREFNピンはグランドに接続する必要があります。VREFPを 1.7 V に設定すると、-1.7~+1.7 Vのレンジに4096のステップが割り当てられステップサイズは 0.83 mVとなります(3.4 V/4096 = 830 uV)。VREFPを 3.3 Vに設定した場合、ステップサイズは 1.61 mVです。

    図 2-2. ADCのレンジ全体を使うための ADC参照電圧の調整

    Note: 上で説明したゲインを適用する方法でも ADC 参照電圧を下げる方法でも、アナログ信号計測の精度を改善できます。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 8 © 2018 Microchip Technology Inc.

    プログラマブル ゲイン

    多くのセンサは、12 ビット ADC でサポートできるレンジよりも広いダイナミック レンジを持っています。そのような場合、ソフトウェアでゲインを動的に制御する事でダイナミック レンジを拡大できます。これを行うには、実行時にソフトウェアによってセンサ出力レンジ全体を複数のレンジに分割し、最大ゲ

    インを最小センサ出力電圧に、最小ゲインを最大センサ出力電圧に適用します。

    下図に、各ゲインのレンジで印加できる最大差動アナログ入力電圧を示します。例えば VREFP = 3.3 Vでゲイン = 4の場合、最大差動入力電圧は[0 V、±0.825 V]のレンジ内にする必要があります。

    図 2-3. ゲインが 1、2、4倍の場合の最大差動入力電圧レンジ

    ゲインを有効にするには、AFEC_ACR.PGA0EN ビット(AN0~AN5 に対応)と AFEC_ACR.PGA1ENビット(AN6~AN11 に対応)を 1 にセットして、プログラマブル ゲインアンプを有効にします。チャンネルの差動ペアにゲインを設定するには、AFEC_CGR.GAINxビットを 0~3に設定します。xは差動ペアの偶数チャンネル番号です。例えば、差動チャンネル AD4-AD5のゲインを 2に設定するにはAFEC_CGR.GAIN4ビットを0x01に設定します。

    表 2-1. ゲインが 2倍の差動モードでの AFEC_AD4と AFEC_AD5のレジスタ設定

    設定 ステータス 結果

    x DIFFR.DIFFx CHER.CHx CGR.GAINx ISR.EOCx CSELR.CSEL CDR.DATA

    4 1 1 1 (Note を参照) 1 0x04 有効

    5 0 0 - 0 - -

    Note: ゲインを使うかどうかにかかわらず、ACR_PGA0ENビットと ACR_PGA1ENビットを 1にセットしてプログラマブル ゲインアンプを有効にする必要があります。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 9 © 2018 Microchip Technology Inc.

    ADC チャンネルの同時サンプリング

    3. ADC チャンネルの同時サンプリング サンプル/ホールド回路に接続した全てのアナログ入力は多重化されて逐次サンプリングされます。しかし、モータ制御と計測アプリケーションの中には入力間の位相情報を維持するためにアナログ入力を同時に

    サンプリングする事が必要なものがあります。

    図 3-1. シングルサンプル/ホールド回路とデュアルサンプル/ホールド回路を用いた ADCチャンネルのサンプリング

    Note: 

    1. 上図左側は1つのサンプル/ホールド回路を用いたアナログ入力の逐次サンプリングを示しています。

    2. 上図右側は2つのサンプル/ホールド回路を用いたアナログ入力の同時サンプリングを示しています。

    AFECモジュールはアナログ入力の同時サンプリングに対応するため2つのサンプル/ホールド回路を備えています。下図に、デュアルサンプル/ホールドモードとも呼ばれる同時サンプリング モードに設定された差動チャンネルペアを示します。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 10 © 2018 Microchip Technology Inc.

    ADC チャンネルの同時サンプリング

    図 3-2. デュアルサンプル/ホールドモードに設定された差動チャンネルペアを示すAFECの概略ブロック図

    Note: 差動チャンネルのうち以下の組み合わせをデュアルサンプル/ホールドモードに設定できます。

    1. AD0 - AD1 と AD6 - AD7 (赤色の線)

    2. AD2 - AD3 と AD8 - AD9 (緑色の線)

    3. AD4 - AD5 と AD10 - AD11 (青色の線)

    デュアルサンプル/ホールドモードを有効にするには、AFEC_SHMR.DUALx ビットを 1 にセットします。下表に、差動チャンネル AD0-AD1と AD6-AD7の同時サンプリングを有効にするために設定するコンフィグレーション ビットを示します。変換が完了すると AFEC_ISR.EOC0ビットと AFEC_ISR.EOC6ビットが 1 にセットされます。AFEC_CSELR.CSELレジスタで最初にチャンネル 0x00、次にチャンネル0x06を選択すると、多重化された AFEC_CDR.DATA レジスタから各差動チャンネルの結果を読み出す事ができます。

    表 3-1. 差動チャンネルAFEC_AD0-AD1と AFEC_AD6-AD7の同時サンプリングを有効にするレジスタ設定

    設定 ステータス 結果

    x DIFFR.DIFFx CGR.GAINx SHMR.DUALx CHER.CHx ISR.EOCx CSELR.CSEL CDR.DATA

    0 1 0~3 1 1 1 0x00 有効

    1 0 - 0 0 0 - -

    6 1 0~3 0 0 1 0x06 有効

    7 0 - 0 0 0 - -

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 11 © 2018 Microchip Technology Inc.

    差動モードでのシーケンサの使い方

    4. 差動モードでのシーケンサの使い方 AFEC モジュールはユーザが指定したシーケンスでチャンネルを変換します。シーケンサはAFEC_MR.USEQ ビットを 1 にセットして有効にします。チャンネル番号を AFEC_SEQ1R レジスタとAFEC_SEQ2R レジスタに書き込む事で 12 チャンネルまでシーケンス設定できます。チャンネル番号は任意の順番で設定でき、複数回設定する事も可能です。

    AFEC_MR.USEQ ビットを 1 にセットしてシーケンサモードを有効にした場合、AFEC_CHER.CHx レジスタの挙動は少し異なります。シーケンサモードでは、AFEC_CHER.CHx レジスタは AFEC_SEQ1R レジスタとAFEC_SEQ2Rレジスタでプログラムされたシーケンスの x番目のチャンネルに対応します。つまり、差動チャンネル AD4-AD5 と AD6-AD7 を変換するようシーケンサが設定されている場合、CHER.CH4 (AD4-AD5 に対応)と CHER.CH6 (AD6-AD7 に対応)を有効にする代わりに、CHER.CH0 とCHER.CH1 を有効にする(1にセットする)必要があります。

    下表に、差動チャンネルAD2-AD3、AD0-AD1、AD6-AD7、AD0-AD1、AD2-AD3を順番に変換するために必要なレジスタ設定を示します。

    表 4-1. 差動チャンネルを順番に変換するためのレジスタ設定

    設定 ステータス 結果

    x SEQ1R.USCHx CHER.CHx ISR.EOC0 ISR.EOC2 ISR.EOC6 CSELR.CSEL CDR.DATA

    0 0x02 (AD2-AD3) 0x01 0 1 0 0x02 有効

    1 0x00 (AD0-AD1) 0x01 1 0 0 0x00 有効

    2 0x06 (AD6-AD7) 0x01 0 0 1 0x06 有効

    3 0x00 (AD0-AD1) 0x01 1 0 0 0x00 有効

    4 0x02 (AD2-AD3) 0x01 0 1 0 0x02 有効

    変換結果を読み出すには、AFEC_CSELR.CSELレジスタでチャンネル番号を選択してAFEC_CDR.DATAレジスタを読み出します。

    3 番目のチャンネル(AFEC_SEQ1R.USCH2)を無効にするには、下表のように AFEC_CHER.CH2 のビットを 0にセットします。

    表 4-2. 3番目のチャンネル(AFEC_AD6-AD7)を無効にするためのレジスタ設定

    設定 ステータス 結果

    x SEQ1R.USCHx CHER.CHx ISR.EOC0 ISR.EOC2 ISR.EOC6 CSELR.CSEL CDR.DATA

    0 0x02 (AD2-AD3) 0x01 0 1 0 0x02 有効

    1 0x00 (AD0-AD1) 0x01 1 0 0 0x00 有効

    2 0x06 (AD6-AD7) 0x00 0 0 0 - -

    3 0x00 (AD0-AD1) 0x01 1 0 0 0x00 有効

    4 0x02 (AD2-AD3) 0x01 0 1 0 0x02 有効

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 12 © 2018 Microchip Technology Inc.

    関連リソース

    5. 関連リソース その他の情報は「Using the Analog Front End in the SAM V7/E7/S7 MCUs Application Note」を参照してください。以下のハイパーリンクからダウンロードできます。

    • http://ww1.microchip.com/downloads/en/AppNotes/Atmel-44046-Cortex-M7-Microcontroller-Using-the-Analog-Front-End-in-the-SAM-V7-E7-S7-MCUs_Application-Note.pdf

    http://ww1.microchip.com/downloads/en/AppNotes/Atmel-44046-Cortex-M7-Microcontroller-Using-the-Analog-Front-End-in-the-SAM-V7-E7-S7-MCUs_Application-Note.pdfhttp://ww1.microchip.com/downloads/en/AppNotes/Atmel-44046-Cortex-M7-Microcontroller-Using-the-Analog-Front-End-in-the-SAM-V7-E7-S7-MCUs_Application-Note.pdf

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 13 © 2018 Microchip Technology Inc.

    Microchip 社のウェブサイト

    Microchip 社は自社が運営するウェブサイト(www.microchip.com)を通してオンライン サポートを提供しています。当ウェブサイトでは、お客様に役立つ情報やファイルを簡単に見つけ出せます。一般的なイン

    ターネット ブラウザから以下の内容がご覧になれます。

    • 製品サポート - データシートとエラッタ、アプリケーション ノートとサンプル プログラム、設計リソース、ユーザガイドとハードウェア サポート文書、最新のソフトウェアと過去のソフトウェア

    • 一般的技術サポート - よく寄せられる質問(FAQ)、技術サポートのご依頼、オンライン ディスカッション グループ、Microchip社のコンサルタント プログラムおよびメンバーリスト

    • ご注文とお問い合わせ - 製品セレクタと注文ガイド、最新プレスリリース、セミナー/イベントの一覧、お問い合わせ先(営業所/販売代理店)の一覧

    お客様向け変更通知サービス

    Microchip 社のお客様向け変更通知サービスは、お客様に Microchip社製品の最新情報をお届けするサービスです。ご興味のある製品ファミリまたは開発ツールに関する変更、更新、リビジョン、エラッタ情報を

    いち早くメールにてお知らせします。

    Microchip 社ウェブサイト(http://www.microchip.com/)にアクセスし、[DESIGN SUPPORT]メニューの下の[Product Change Notification]からご登録ください。

    カスタマサポート

    Microchip 社製品をお使いのお客様は、以下のチャンネルからサポートをご利用頂けます。

    • 販売代理店または販売担当者

    • 各地の営業所

    • 技術サポート

    サポートは販売代理店までお問い合わせください。もしくは弊社までご連絡ください。本書の最後のペー

    ジに各国の営業所の一覧を記載しています。

    技術サポートは以下のウェブページからもご利用になれます。http://www.microchip.com/support

    Microchip 社のデバイスコード保護機能

    Microchip 社製デバイスのコード保護機能について以下の点にご注意ください。

    • Microchip 社製品は、該当する Microchip 社データシートに記載の仕様を満たしています。

    • Microchip社では、通常の条件ならびに仕様に従って使用した場合、Microchip社製品のセキュリティ レベルは、現在市場に流通している同種製品の中でも最も高度であると考えています。

    • しかし、コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在する事もまた事実です。弊社の理解では、こうした手法は全て、Microchip社データシートにある動作仕様書以外の方法でMicrochip 社製品を使用する事になります。このような行為は知的所有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます。

    http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/support

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 14 © 2018 Microchip Technology Inc.

    • Microchip社は、コードの保全性に懸念を抱いているお客様と連携し、対応策に取り組んでいきます。

    • Microchip 社を含む全ての半導体メーカーで、自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はありません。コード保護機能とは、Microchip社が製品を「解読不能」として保証するものではありません。

    コード保護機能は常に進歩しています。Microchip社では、常に製品のコード保護機能の改善に取り組んでいます。Microchip 社のコード保護機能の侵害は、デジタル ミレニアム著作権法に違反します。そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著作物に不正なアクセスを受けた場合、デジタル ミレニアム著作権法の定める所により損害賠償訴訟を起こす権利があります。

    法律上の注意点

    本書に記載されているデバイス アプリケーション等の情報は、ユーザの便宜のためにのみ提供されるものであり、更新によって無効とされる事があります。お客様のアプリケーションが仕様を満たす事を保証す

    る責任は、お客様にあります。Microchip社は、明示的、暗黙的、書面、口頭、法定のいずれであるかを問わず、本書に記載されている情報に関して、状態、品質、性能、商品性、特定目的への適合性をはじめと

    する、いかなる類の表明も保証も行いません。

    Microchip 社は、本書の情報およびその使用に起因する一切の責任を否認します。Microchip社の明示的な書面による承認なしに、生命維持装置あるいは生命安全用途に Microchip 社の製品を使用する事は全て購入者のリスクとし、また購入者はこれによって発生したあらゆる損害、クレーム、訴訟、費用に関して、

    Microchip社は擁護され、免責され、損害をうけない事に同意するものとします。暗黙的あるいは明示的を問わず、Microchip社が知的財産権を保有しているライセンスは一切譲渡されません。

    商標

    Microchip 社の名称とロゴ、Microchip ロゴ、AnyRate、AVR、AVRロゴ、AVR Freaks、BeaconThings、BitCloud、CryptoMemory、CryptoRF、dsPIC、FlashFlex、flexPWR、Heldo、JukeBlox、KeeLoq、KeeLoqロゴ、Kleer、LANCheck、LINK MD、maXStylus、maXTouch、MediaLB、megaAVR、MOST、MOSTロゴ、MPLAB、OptoLyzer、PIC、picoPower、PICSTART、PIC32 ロゴ、Prochip Designer、QTouch、RightTouch、SAM-BA、SpyNIC、SST、SSTロゴ、SuperFlash、tinyAVR、UNI/O、XMEGAは米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です。

    ClockWorks、The Embedded Control Solutions Company、EtherSynch、Hyper Speed Control、HyperLight Load、IntelliMOS、mTouch、Precision Edge、Quiet-Wireは米国における Microchip Technology Incorporated社の登録商標です。

    Adjacent Key Suppression、AKS、Analog-for-the-Digital Age、Any Capacitor、AnyIn、AnyOut、BodyCom、chipKIT、chipKITロゴ、CodeGuard、CryptoAuthentication、CryptoCompanion、CryptoController、dsPICDEM、dsPICDEM.net、Dynamic Average Matching、DAM、ECAN、EtherGREEN、In-Circuit Serial Programming、ICSP、Inter-Chip Connectivity、JitterBlocker、KleerNet、KleerNetロゴ、Mindi、MiWi、motorBench、MPASM、MPF、MPLAB Certifiedロゴ、MPLIB、MPLINK、MultiTRAK、NetDetach、Omniscient Code Generation、PICDEM、PICDEM.net、PICkit、PICtail、PureSilicon、QMatrix、RightTouch ロゴ、REAL ICE、Ripple Blocker、SAM-ICE、Serial Quad I/O、SMART-I.S.、SQI、SuperSwitcher、SuperSwitcher II、Total Endurance、TSHARC、USBCheck、VariSense、ViewSpan、WiperLock、Wireless DNA、ZENAは、米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の商標です。

    SQTP は、米国における Microchip Technology Incorporatedのサービスマークです。

  • TB3182

    DS90003182A_JP - p. 15 © 2018 Microchip Technology Inc.

    Silicon Storage Technology は、米国以外の国におけるMicrochip Technology Inc.の登録商標です。

    GestIC は、米国以外の国における Microchip Technology Inc.の子会社である Microchip Technology Germany II GmbH & Co. KG の登録商標です。

    その他の商標は各社に帰属します。

    © 2017, Microchip Technology Incorporated, Printed in the U.S.A., All Rights Reserved.

    ISBN: 978-1-5224-3035-3

    DNV による品質管理システム認証

    ISO/TS 16949

    Microchip 社では、ChandlerおよびTempe(アリゾナ州)、Gresham(オレゴン州)の本部、設計部およびウェハー製造工場そしてカリフォルニア州とインドのデザイン センターが ISO/TS-16949:2009 認証を取得しています。Microchip社の品質システムプロセスおよび手順は、PIC® MCUおよび dsPIC® DSC、KEELOQ®

    コード ホッピング デバイス、シリアル EEPROM、マイクロペリフェラル、不揮発性メモリ、アナログ製品に採用されています。さらに、開発システムの設計と製造に関する Microchip 社の品質システムは ISO 9001:2000 認証を取得しています。

  • DS90003182A_JP - p. 16 © 2018 Microchip Technology Inc.

    各国の営業所とサービス

    北米 アジア/太平洋 アジア/太平洋 ヨーロッパ

    本社 アジア太平洋支社 中国 - 厦門 オーストリア - ヴェルス 2355 West Chandler Blvd. Suites 3707-14, 37th Floor Tel: 86-592-2388138 Tel: 43-7242-2244-39 Chandler, AZ 85224-6199 Tower 6, The Gateway Fax: 86-592-2388130 Fax: 43-7242-2244-393 Tel: 480-792-7200 Harbour City, Kowloon 中国 - 珠海 デンマーク - コペンハーゲン Fax: 480-792-7277 香港 Tel: 86-756-3210040 Tel: 45-4450-2828 技術サポート: Tel: 852-2943-5100 Fax: 86-756-3210049 Fax: 45-4485-2829 http://www.microchip.com/ Fax: 852-2401-3431 インド - バンガロール フィンランド - エスポー サポート オーストラリア - シドニー Tel: 91-80-3090-4444 Tel: 358-9-4520-820 URL: Tel: 61-2-9868-6733 Fax: 91-80-3090-4123 フランス - パリ www.microchip.com Fax: 61-2-9868-6755 インド - ニューデリー Tel: 33-1-69-53-63-20 アトランタ 中国 - 北京 Tel: 91-11-4160-8631 Fax: 33-1-69-30-90-79 Duluth, GA Tel: 86-10-8569-7000 Fax: 91-11-4160-8632 フランス - サンクルー Tel: 678-957-9614 Fax: 86-10-8528-2104 インド - プネ Tel: 33-1-30-60-70-00 Fax: 678-957-1455 中国 - 成都 Tel: 91-20-3019-1500 ドイツ - ガーヒング オースティン、TX Tel: 86-28-8665-5511 日本 - 大阪 Tel: 49-8931-9700 Tel: 512-257-3370 Fax: 86-28-8665-7889 Tel: 81-6-6152-7160 ドイツ - ハーン ボストン 中国 - 重慶 Fax: 81-6-6152-9310 Tel: 49-2129-3766400 Westborough, MA Tel: 86-23-8980-9588 日本 - 東京 ドイツ - ハイルブロン Tel: 774-760-0087 Fax: 86-23-8980-9500 Tel: 81-3-6880-3770 Tel: 49-7131-67-3636 Fax: 774-760-0088 中国 - 東莞 Fax: 81-3-6880-3771 ドイツ - カールスルーエ シカゴ Tel: 86-769-8702-9880 韓国 - 大邱 Tel: 49-721-625370 Itasca, IL 中国 - 広州 Tel: 82-53-744-4301 ドイツ - ミュンヘン Tel: 630-285-0071 Tel: 86-20-8755-8029 Fax: 82-53-744-4302 Tel: 49-89-627-144-0 Fax: 630-285-0075 中国 - 杭州 韓国 - ソウル Fax: 49-89-627-144-44 ダラス Tel: 86-571-8792-8115 Tel: 82-2-554-7200 ドイツ - ローゼンハイム Addison, TX Fax: 86-571-8792-8116 Fax: 82-2-558-5932 または Tel: 49-8031-354-560 Tel: 972-818-7423 中国 - 香港 SAR 82-2-558-5934 イスラエル - ラーナナ Fax: 972-818-2924 Tel: 852-2943-5100 マレーシア - クアラルンプール Tel: 972-9-744-7705 デトロイト Fax: 852-2401-3431 Tel: 60-3-6201-9857 イタリア - ミラノ Nov i, MI 中国 - 南京 Fax: 60-3-6201-9859 Tel: 39-0331-742611 Tel: 248-848-4000 Tel: 86-25-8473-2460 マレーシア - ペナン Fax: 39-0331-466781 ヒューストン、TX Fax: 86-25-8473-2470 Tel: 60-4-227-8870 イタリア - パドヴァ Tel: 281-894-5983 中国 - 青島 Fax: 60-4-227-4068 Tel: 39-049-7625286 インディアナポリス Tel: 86-532-8502-7355 フィリピン - マニラ オランダ - ドリューネン Noblesv ille, IN Fax: 86-532-8502-7205 Tel: 63-2-634-9065 Tel: 31-416-690399 Tel: 317-773-8323 中国 - 上海 Fax: 63-2-634-9069 Fax: 31-416-690340 Fax: 317-773-5453 Tel: 86-21-3326-8000 シンガポール ノルウェー - トロンハイム Tel: 317-536-2380 Fax: 86-21-3326-8021 Tel: 65-6334-8870 Tel: 47-7289-7561 ロサンゼルス 中国 - 瀋陽 Fax: 65-6334-8850 ポーランド - ワルシャワ Mission Viejo, CA Tel: 86-24-2334-2829 台湾 - 新竹 Tel: 48-22-3325737 Tel: 949-462-9523 Fax: 86-24-2334-2393 Tel: 886-3-5778-366 ルーマニア - ブカレスト Fax: 949-462-9608 中国 - 深圳 Fax: 886-3-5770-955 Tel: 40-21-407-87-50 Tel: 951-273-7800 Tel: 86-755-8864-2200 台湾 - 高雄 スペイン - マドリッド ローリー、NC Fax: 86-755-8203-1760 Tel: 886-7-213-7830 Tel: 34-91-708-08-90 Tel: 919-844-7510 中国 - 武漢 台湾 – 台北 Fax: 34-91-708-08-91 ニューヨーク、NY Tel: 86-27-5980-5300 Tel: 886-2-2508-8600 スウェーデン - ヨーテボリ Tel: 631-435-6000 Fax: 86-27-5980-5118 Fax: 886-2-2508-0102 Tel: 46-31-704-60-40 サンノゼ、CA 中国 - 西安 タイ - バンコク スウェーデン - ストックホルム Tel: 408-735-9110 Tel: 86-29-8833-7252 Tel: 66-2-694-1351 Tel: 46-8-5090-4654 Tel: 408-436-4270 Fax: 86-29-8833-7256 Fax: 66-2-694-1350 イギリス - ウォーキンガム カナダ - トロント Tel: 44-118-921-5800 Tel: 905-695-1980 Fax: 44-118-921-5820 Fax: 905-695-2078

    http://www.microchip.com/http://www.microchip.com/

    はじめに目次1. 差動モードの有効化2. プログラマブル ゲイン3. ADCチャンネルの同時サンプリング4. 差動モードでのシーケンサの使い方5. 関連リソースMicrochip社のウェブサイトお客様向け変更通知サービスカスタマサポートMicrochip社のデバイスコード保護機能法律上の注意点商標DNVによる品質管理システム認証各国の営業所とサービス

    /ColorImageDict > /JPEG2000ColorACSImageDict > /JPEG2000ColorImageDict > /AntiAliasGrayImages false /CropGrayImages false /GrayImageMinResolution 150 /GrayImageMinResolutionPolicy /OK /DownsampleGrayImages true /GrayImageDownsampleType /Bicubic /GrayImageResolution 150 /GrayImageDepth -1 /GrayImageMinDownsampleDepth 2 /GrayImageDownsampleThreshold 1.50000 /EncodeGrayImages true /GrayImageFilter /DCTEncode /AutoFilterGrayImages true /GrayImageAutoFilterStrategy /JPEG /GrayACSImageDict > /GrayImageDict > /JPEG2000GrayACSImageDict > /JPEG2000GrayImageDict > /AntiAliasMonoImages false /CropMonoImages false /MonoImageMinResolution 1200 /MonoImageMinResolutionPolicy /OK /DownsampleMonoImages true /MonoImageDownsampleType /Bicubic /MonoImageResolution 1200 /MonoImageDepth -1 /MonoImageDownsampleThreshold 1.50000 /EncodeMonoImages true /MonoImageFilter /CCITTFaxEncode /MonoImageDict > /AllowPSXObjects true /CheckCompliance [ /None ] /PDFX1aCheck false /PDFX3Check false /PDFXCompliantPDFOnly false /PDFXNoTrimBoxError true /PDFXTrimBoxToMediaBoxOffset [ 0.00000 0.00000 0.00000 0.00000 ] /PDFXSetBleedBoxToMediaBox true /PDFXBleedBoxToTrimBoxOffset [ 0.00000 0.00000 0.00000 0.00000 ] /PDFXOutputIntentProfile () /PDFXOutputConditionIdentifier () /PDFXOutputCondition () /PDFXRegistryName () /PDFXTrapped /False

    /CreateJDFFile false /Description > /Namespace [ (Adobe) (Common) (1.0) ] /OtherNamespaces [ > > /FormElements true /GenerateStructure false /IncludeBookmarks false /IncludeHyperlinks true /IncludeInteractive false /IncludeLayers false /IncludeProfiles true /MarksOffset 0 /MarksWeight 0.283460 /MultimediaHandling /UseObjectSettings /Namespace [ (Adobe) (CreativeSuite) (2.0) ] /PDFXOutputIntentProfileSelector /DocumentCMYK /PageMarksFile /JapaneseWithCircle /PreserveEditing true /UntaggedCMYKHandling /LeaveUntagged /UntaggedRGBHandling /LeaveUntagged /UseDocumentBleed false >> ]>> setdistillerparams> setpagedevice