「検討を始めてすぐ、クリック 1 つで我々の望ん でいる使いやすいオンデマンドの仮想システムを 立ち上げられるのは富士通の IaaS だけだと わかりました」 セキュアな SaaS 型大容量ファイル送信サービスシステムを IaaS 環境で構築 OUTLINE USER'S VOICE 長部 俊弘 氏|トーテックアメニティ株式会社 eni 事業推進室 室長 課題 効果 ユーザープロフィール トーテックアメニティ株式会社 概 要 トーテックアメニティは、大容量ファイルをセキュアに、かつワンス テップ操作で送信するパッケージ版「easyFiLEX」を販売し多くの顧 客を得ていた。同サービスにいっそうの成長を見込んだ同社は、富士 通館林システムセンター内の IaaS 環境にディスク容量、CPU 性能 レベルを自在に変化できるシステムを構築。必要最小のコストで高い セキュリティを備えた SaaS 型サービスの提供をスタートさせた。 IaaS 環境上に SaaS サービスを構築することで、管理運営担当のエ ンジニアはより少人数ですみ、急激なユーザー増にもスピーディーに、 余裕をもって対応できる環境が整った。 User Profile :名古屋市西区名駅二丁目27番8号 :代表取締役社長 坂井 幸治 :1971(昭和46年) :1480名(2010年10月末現在) :http://www.totec.jp/ http://www.easyfilex.jp/saas.html (easyFiLEX Cloud製品ご紹介ページ) 所在地 代表者 設立年 社員数 URL トーテックアメニティ株式会社 様 TOTEC AMENITY LIMITED. プライベート クラウド Network DaaS クラウドを 選んだ理由 採用の ポイント PaaS PaaS IaaS 増減、急増に対応するサーバなど ハードウェアの最適投資の見通し が立ちにくい 自社でサーバを保有することなく、 仮想環境のサーバを利用して常に 最適のリソース環境を得られる 自社のSaaSシステム構築では、 ハードウェアインフラ技術者を必 要とし、コスト面で負担がかかる Web 操作でシステムを管理。アプ リケーション技術者だけで環境構 築・運用できコストを低減 ユーザー企業の重要情報、個人情 報を高いレベルで守るセキュリ ティの担保が容易でない 富士通データセンターのクラウド サービス基盤を活用し、国内最高 のセキュリティレベルを担保 迅速なサービスイン。低いイニシャルコスト。 Web ブラウザで操作できるユーザーイン ターフェースの良さ 国内のデータセンターを利用、データを保 存するストレージ全てが暗号化されている など、一歩進んだセキュリティ環境

USER'S VOICE - Fujitsu · 2011. 8. 16. · と1日。これがクラウドなのだと実感しまし た」と語る。 また、長部氏は迅速なサービスイン、低 いイニシャルコストなどのメリットを踏まえ

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「検討を始めてすぐ、クリック 1 つで我々の望んでいる使いやすいオンデマンドの仮想システムを立ち上げられるのは富士通の IaaS だけだと わかりました」

セキュアな SaaS 型大容量ファイル送信サービスシステムをIaaS 環境で構築

OUTLINE

USER'S VOICE

長部 俊弘 氏|トーテックアメニティ株式会社 eni 事業推進室 室長

課題 効果

ユーザープロフィール

トーテックアメニティ株式会社

概 要

 トーテックアメニティは、大容量ファイルをセキュアに、かつワンス

テップ操作で送信するパッケージ版「easyFiLEX」を販売し多くの顧

客を得ていた。同サービスにいっそうの成長を見込んだ同社は、富士

通館林システムセンター内の IaaS 環境にディスク容量、CPU 性能

レベルを自在に変化できるシステムを構築。必要最小のコストで高い

セキュリティを備えた SaaS 型サービスの提供をスタートさせた。

IaaS 環境上にSaaS サービスを構築することで、管理運営担当のエ

ンジニアはより少人数ですみ、急激なユーザー増にもスピーディーに、

余裕をもって対応できる環境が整った。

User Pro�le

:名古屋市西区名駅二丁目27番8号 :代表取締役社長 坂井 幸治 :1971(昭和46年) :1480名(2010年10月末現在) :http://www.totec.jp/  http://www.easyfilex.jp/saas.html  (easyFiLEX Cloud製品ご紹介ページ)

所在地代表者設立年社員数U R L

トーテックアメニティ株式会社 様TOTEC AMENITY LIMITED.

プライベートクラウドNetworkDaaS

クラウドを選んだ理由

採用のポイント

PaaSPaaS IaaS

● 増減、急増に対応するサーバなどハードウェアの最適投資の見通しが立ちにくい

● 自社でサーバを保有することなく、仮想環境のサーバを利用して常に最適のリソース環境を得られる

● 自社の SaaS システム構築では、ハードウェアインフラ技術者を必要とし、コスト面で負担がかかる

● Web操作でシステムを管理。アプリケーション技術者だけで環境構築・運用できコストを低減

● ユーザー企業の重要情報、個人情報を高いレベルで守るセキュリティの担保が容易でない

● 富士通データセンターのクラウドサービス基盤を活用し、国内最高のセキュリティレベルを担保

迅速なサービスイン。低いイニシャルコスト。Webブラウザで操作できるユーザーインターフェースの良さ

国内のデータセンターを利用、データを保存するストレージ全てが暗号化されているなど、一歩進んだセキュリティ環境

http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/製品の詳細はwebにてご覧ください。

お問い合わせ先

サービスビジネス本部 クラウドビジネス推進室

Tel: 03-6424-6257 〒144-8588 東京都大田区蒲田1-17-25富士通ソリューションスクエア

富士通株式会社

SaaS型サービススタートまでに

 求められた数々の課題

 大容量ファイルをセキュアに、かつワ

ンステップ操作で送信するパッケージ版

「easyFiLEX」を販売し強い手応えを得

ていた同社は、SaaS 型「easyFiLEX」

の提供をスタートさせることを決めた。サー

バを購入、設置するコスト、1~ 2ヵ月程

度の導入期間、保守運用のスタッフを必要

としないSaaS 型を提供できれば、導入の

敷居は下がり、より多くのユーザーを獲得

できると期待されたからだ。

 SaaS 型大容量ファイル送信サービスの

提供にあたり、同社はまず、サーバなどハー

ドウェアの最適投資の課題をクリアする必

要があった。ユーザー増に合わせてサーバ

を増設する場合、伸びの予測が困難でユー

ザー急増時の対応が難しいからだ。 場合に

よっては過大投資の事態もあり得る。

 また自社で一からシステムを構築する場

合、ハードウェアインフラに精通した技術者

と、その上に構築するアプリケーションに精

通した技術者が求められ、コストがかかると

いう課題もあった。

 さらにセキュリティの確保も課題だった。

例えば、企業の将来を左右する開発技術に

関するデータ、漏洩すれば信用失墜に直結

する個人情報など。重要情報を守る盤石の

セキュリティ性が求められたのだ。

運用操作はWebブラウザで対応

 より少ない技術者で運用可能

 これらの課題をクリアする解として、富士

通の IaaS である Fujitsu Global Cloud

Platform 「FGCP/S5」の利用を決めた

理由について、同社 eni 事業推進室 室長

の長部俊弘氏はこう述べる。「検討を始めて

すぐ、クリック1つで我々の望んでいる使

いやすいオンデマンド仮想システムを立ち上

げられるのは富士通の IaaS だけだとわか

りました。他の 2ベンダーは、過去のホス

ティング、あるいはハウジングの延長線を出

ていないのではと思われました」。また同社

eni 事業推進室 担当室長の森

田聡氏は、操作性についてこ

う評価している。「ユーザーイ

ンターフェースがもっとも優れ

ていたのが富士通でした。運

用操作も全てWebブラウザ

で対応できるので、アプリケー

ションの技術者だけで運用可

能。新規ビジネスは限られた人的リソースで

スタートさせなければならないので助かりま

す」。

成長する新規ビジネスの システム環境にぴったりの IaaS

 サービス開始を振り返り、森田氏は「ユー

ザー増に応じたデータディスク増設や、

CPU性能の段階的アップをどうするかなど

の評価を終えてからサービスインまでなん

と1日。これがクラウドなのだと実感しまし

た」と語る。

 また、長部氏は迅速なサービスイン、低

いイニシャルコストなどのメリットを踏まえ

た上でこう語る。「新規ビジネスのシステム

は、成長力をもっているほど、社内に新規

サーバを増設したり、データセンターの空き

を探したり大変な作業がともなうものです。

富士通の IaaS である「FGCP/S5」は

この問題を一気に解決。たとえ新規ビジネ

スが突然急成長しても安心というメリットが

あります。さらに安心できたのは、富士通

の「FGCP/S5」が国内にあり、データを

保存するストレージは全て暗号化しているな

ど、他ベンダーより一歩進んでいる点です。

ユーザーに盤石のセキュリティ性をアピール

できました」。

 富士通は、さらにクラウド技術を進化させ、

ICT の力で新しいビジネスフィールドを切り

拓いていく先進的企業を力強く支えていく。

関係者の方々

大容量ファイル送信者 大容量ファイル受信者

物理サーバ故障時の自動フェイルオーバー

Server Storage

ネットワーク機器の冗長化

電源の冗長化筐体間ミラーリング

筐体間ミラーリングディスク冗長化

■システム構成図

注) 掲載内容は取材当時のものです。そのため、製品・サービスおよび取材先の所属などおいて内容が変更されている場合がありますので予めご了承ください。(取材日:2010年11月) SA1032-01 2011 年 1月 AP

森田 聡氏eni 事業推進室 担当室長