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B1WD-3001-01Z0(00) 20117Windows Teamware Collaboration Suite V2.0 説明書

Teamware Collaboration Suite V2.0 説明書software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m110014/b1wd3001/01z000/b1wd-3001-01z0.pdfいます。Visual Basicは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

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B1WD-3001-01Z0(00)2011年7月

Windows

Teamware Collaboration Suite V2.0説明書

はじめに

このたびは、Teamware Collaboration Suite V2.0をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。

Teamware Collaboration Suite V2.0は、各種情報の管理、共用、配布を行い、オフィスの知的生産性を向上させる分散型オフィスシス

テムです。

本書では、以下のように略して表記しています。

Teamware Collaboration Suite V2.0L10を、Teamware Collaboration Suiteと表記します。

Teamware Collaboration Suite V2.0L10に含まれるグループウェア機能を、TeamWARE Officeと表記します。

なお、本文中の“本製品”という記述はTeamware Collaboration Suite V2.0L10を、“旧製品”という記述は、TeamWARE Office 200X系、

およびTeamware Collaboration Suite V1.0を指します。

TeamWARE Office Enterprise Edition V5.3 および TeamWARE Office Workgroup Edition V5.3を、TeamWARE Office V5.3と略します。

Microsoft TechNetのTechNetライブラリ内にあるSharePoint Server 2010の日本語 テクニカル リファレンスを、日本語 テクニカル リファ

レンスと略します。

Microsoft TechNetのMicrosoft® SharePoint Server 2010 自習書シリーズを、自習書シリーズと略します。

Microsoft® SharePoint Server 2010のヘルプを、SharePoint Serverのヘルプと略します。

Microsoft® SharePoint Server 2010を、SharePoint Serverと略します。

Microsoft® Active Directory®を、Active Directoryと略します。

Microsoft® SQL Server® 2005およびMicrosoft® SQL Server® 2008を、SQL Serverと略します。

Microsoft® Internet Information Services以上を、Internet Information Servicesと略します。

Microsoft® .NET Framework 3.5以上を、.NET Frameworkと略します。

Microsoft® ASP.NET 2.0以上を、ASP.NETと略します。

オペレーティングシステム名を以下のように略して表記します。

Microsoft® Windows® XP Home Edition operating system、および

Microsoft® Windows® XP Professional operating systemを総称して、

Windows® XPと略します。

Microsoft® Windows Vista® Home Basic、Microsoft® Windows Vista® Home Premium、

Microsoft® Windows Vista® Business、Microsoft® Windows Vista® Enterprise、および

Microsoft® Windows Vista® Ultimateを総称して、

Windows Vista®と略します。

Microsoft® Windows® 7 Home Basic、Microsoft® Windows® 7 Home Premium、

Microsoft® Windows® 7 Business、Microsoft® Windows® 7 Enterprise、および

Microsoft® Windows® 7 Ultimateを総称して、

Windows® 7 と略します。

Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Edition、Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Edition、Microsoft® Windows Server® 2008 R2, Standard Edition、および

Microsoft® Windows Server® 2008 R2, Enterprise Editionを総称して、

Windows Server® 2008と略します。

上記を総称してWindows®と略します。

2011年7月

登録商標について

・ TeamWARE、Teamwareは、TeamWARE Groupの商標です。

- i -

・ Microsoft、Windows、SharePoint、Windows Server、 Internet Explorer、Active Directory、SQL Serverは、米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商標です。Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用して

います。Visual Basicは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

・ Accela BizSearchは、アクセラテクノロジ株式会社の商標です。

・ その他一般に、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

このマニュアルの使いかた

このマニュアルの目的

このマニュアルは、Teamware Collaboration Suiteのインストール方法や運用・使用法について説明しています。

このマニュアルの読者

このマニュアルは、Teamware Collaboration Suiteの運用・管理を行うシステム管理者、および利用する方を対象としています。また、

TeamWARE Office、SharePoint Server、SQL Server、およびActive Directoryに関する知識をもっている方を対象としています。

このマニュアルの構成

このマニュアルの構成と内容は、以下のとおりです。

章タイトル 内容

第1章 概要 Teamware Collaboration Suiteを構成するクライアントとサーバの概要や、動作するアプリケーション

の機能概要について説明しています。

第2章 Teamware CollaborationSuiteの導入の準備

Teamware Collaboration Suiteを導入する前に必要な準備について説明しています。

第3章 インストールとセットアップ Teamware Collaboration Suiteのインストールとセットアップについて説明しています。

第4章 運用管理 Teamware Collaboration Suiteを運用する前の作業や管理方法について説明しています。

第5章 Teamware CollaborationSuiteの利用方法

Teamware Collaboration Suiteの利用方法について説明しています。

付録A 外部LDAPサーバの管理 外部LDAPサーバの管理方法について説明します。

付録B TeamWARE Office属性

からLDAP属性への標準マッピン

TeamWARE Officeのユーザ属性とActive Directoryのユーザ属性のマッピングについて説明して

います。

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ

TeamWARE Officeのユーザ属性とActive Directoryのユーザ属性のマッピングについて、説明して

います。ここでは、“付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング”の属性以

外で、マッピングする場合に使用するtw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタについて、説明し

ています。

付録D メッセージ Teamware Collaboration Suiteが出力するメッセージについて説明しています。

用語集 このマニュアルで使用している基本的な用語について説明しています。

このマニュアルの読みかた

このマニュアルは、 初から 後まで読む必要はありません。必要な箇所や関心のある箇所だけをお読みください。使用目的と読む

箇所の対応表を、以下に示します。

目的 読むところ

Teamware Collaboration Suiteを使うと、どんなことができるのか知りたい。 第1章 概要

Teamware Collaboration Suiteの導入準備をしたい。 第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備

Teamware Collaboration Suiteをインストール・セットアップしたい。 第3章 インストールとセットアップ

- ii -

目的 読むところ

Teamware Collaboration Suiteの運用前の作業を知りたい。 第4章 運用管理

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの機能以外に、本製品で提供さ

れる利用者機能について知りたい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

SharePoint ServerからTeamWARE Officeのグループウェア機能を利用

したい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.1 Webパーツを利用する

SharePoint Serverの標準のWebパーツ以外に、本製品で追加されるWebパーツについて知りたい。

TeamWARE Officeのライブラリとフォーラムを、横断検索したい。 第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する

TeamWARE OfficeとSharePoint Server間での文書の登録や取り出しの

操作を簡単にしたい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.3 ライブラリ連携機能を利用する

専門用語に関する情報がほしい。 用語集

関連マニュアル

このマニュアルを利用される際には、以下のマニュアルを併せてご利用ください。なお、記載されているURLは、予告なく変更になる

場合がございます。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 インストールガイド

TeamWARE Officeのインストール作業について説明しています。

以降、“グループウェア機能 インストールガイド”と表記します。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 管理者ガイド

TeamWARE Officeの運用や管理について説明しています。

以降、“グループウェア機能 管理者ガイド”と表記します。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 利用者ガイド

TeamWARE Officeのアプリケーションを操作する方法について説明しています。

以降、“グループウェア機能 利用者ガイド”と表記します。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 携帯連携機能説明書

TeamWARE Officeのサービスを携帯端末を使って利用する方法について説明しています。

以降、“グループウェア機能 携帯連携機能説明書”と略します。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 XMLアクセス機能説明書

XML形式で記述したリクエストをサーバに送信することにより、TeamWARE Officeの機能や資源を利用することができる XMLアクセス機能について説明しています。

以降、“グループウェア機能 XMLアクセス機能説明書”と表記します。

・ Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能 Web Adminのヘルプ

TeamWARE Office Web Adminの機能や使い方を説明したヘルプです。

以降、“グループウェア機能 Web Adminのヘルプ”と表記します。

・ Microsoft SharePoint Server 2010のヘルプ

http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointserver/FX101211721041.aspxMicrosoft SharePoint Server 2010のヘルプは、SharePoint Serverの機能や使い方を説明したヘルプです。

・ Microsoft SharePoint Server 2010の日本語 テクニカル リファレンス

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc303422.aspxMicrosoft SharePoint Server 2010の日本語 テクニカル リファレンスは、SharePoint Serverを、設計、構築、運用するための技術情

報です。

・ Microsoft SharePoint Server 2010 自習書シリーズ

http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ff358322.aspxMicrosoft SharePoint Server 2010 自習書シリーズは、SharePoint Serverの各機能を、ステップ バイ ステップ形式の手順に従って、

実際に操作しながら習得することができる自習の手引です。SharePoint Serverを評価する上で、または管理操作を習得するために

ご利用ください。

- iii -

・ SharePoint Serverの公開情報

SharePoint Serverの公開情報については、以下を参照してください。

- “SharePoint Server ホームページ”

http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepoint-help/?CTT=97

- “SharePoint Server 2010 技術ポータル”

http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ee263917.aspx

- “SharePoint Server 2010 開発者向けポータル”

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ee514561.aspx

このマニュアルでの記述形式

このマニュアルでは、以下の記述形式を使用しています。

注意事項や参考情報

特に注意していただきたいことや参考情報は、以下の形式で記述してあります。

・ タイトルが注意の囲みの文

注意

特に注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みください。

・ タイトルがポイントの囲みの文

ポイント

知っていると役立つ情報を記述しています。

・ タイトルが参考の囲みの文

参考

参考にすべきヘルプのキーワードを記述しています。

・ タイトルが参照の囲みの文

参照

参照すべきマニュアルなどについて記述しています。

[ ]の使用

ウィンドウ、メニュー、コマンド、ボタン、タブ、コンボボックス、ページ、フィールド、チェックボックス、キーは[ ]でくくって記述してあります。

(例)[詳細情報]ウィンドウ

[表示]メニュー

[サービスで並べ替え]コマンド

[OK]ボタン

[フォント]タブ

[到着]コンボボックス

[F1]キー

[接続]ページ

- iv -

[ログインサーバのアドレス]フィールド

[標準設定として使用]チェックボックス

設定手順および画面

このマニュアルでは、オペレーティングシステムおよび関連するソフトウェアの設定手順や画面は、特に記述がない限り

Windows Server® 2008における手順および画面を元に説明しています。

- v -

目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................11.1 Teamware Collaboration Suiteとは......................................................................................................................................................11.2 Teamware Collaboration Suiteの特長.................................................................................................................................................11.3 Teamware Collaboration Suiteのシステム構成...................................................................................................................................31.4 Teamware Collaboration Suiteのサイト構成.......................................................................................................................................4

第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備.................................................................................................................82.1 運用開始までの手順...........................................................................................................................................................................82.2 サイトの設計........................................................................................................................................................................................8

2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計.......................................................................................................................82.2.2 トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討.......................................................................................................122.2.3 サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計..........................................................................................................................122.2.4 サブサイトの検討........................................................................................................................................................................132.2.5 個人用サイトの検討...................................................................................................................................................................132.2.6 エンタープライズサーチの設計.................................................................................................................................................13

2.3 ディレクトリ管理方式の設計..............................................................................................................................................................132.3.1 管理方法の種類.........................................................................................................................................................................142.3.2 TeamWARE Officeで管理する場合の事前準備......................................................................................................................15

第3章 インストールとセットアップ...............................................................................................................................................183.1 インストール条件...............................................................................................................................................................................18

3.1.1 必要なハードウェアとソフトウェア...............................................................................................................................................183.1.2 必要なディスク容量とメモリ容量................................................................................................................................................183.1.3 インストールの注意事項.............................................................................................................................................................19

3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール..................................................................................................................................193.2.1 統合インストーラの概要.............................................................................................................................................................193.2.2 インストール手順........................................................................................................................................................................20

3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ...................................................................................................................................243.3.1 ディレクトリ連携のセットアップ....................................................................................................................................................243.3.2 TeamWARE Officeサーバのセットアップ..................................................................................................................................263.3.3 SharePoint Server連携機能のセットアップ................................................................................................................................313.3.4 SharePoint Serverのセットアップ................................................................................................................................................333.3.5 SSOのセットアップ......................................................................................................................................................................34

3.4 検索機能のセットアップ....................................................................................................................................................................373.4.1 TeamWARE Officeのセットアップ.............................................................................................................................................383.4.2 インデックスサーバのセットアップ..............................................................................................................................................393.4.3 フロントエンドWebサーバのセットアップ....................................................................................................................................50

3.5 Teamware Collaboration Suiteのアンインストール...........................................................................................................................513.5.1 アンインストール手順.................................................................................................................................................................513.5.2 アンインストールに必要な作業..................................................................................................................................................51

3.6 サーバの追加と削除.........................................................................................................................................................................533.7 Teamware Collaboration Suiteのセキュリティ対策...........................................................................................................................54

第4章 運用管理.......................................................................................................................................................................554.1 運用管理の主な作業........................................................................................................................................................................554.2 検索管理...........................................................................................................................................................................................55

4.2.1 コンテンツソースの管理.............................................................................................................................................................554.2.2 TeamWARE Officeサーバの管理.............................................................................................................................................584.2.3 検索のログ..................................................................................................................................................................................58

4.3 トップページのカスタマイズ...............................................................................................................................................................584.3.1 標準設定のトップページ............................................................................................................................................................594.3.2 レイアウトの変更.........................................................................................................................................................................60

4.4 資産のバックアップとリストア.............................................................................................................................................................614.4.1 TeamWARE Officeの資産のバックアップとリストア..................................................................................................................614.4.2 SharePoint Serverの資産のバックアップとリストア.....................................................................................................................62

- vi -

4.5 ログの管理.........................................................................................................................................................................................62

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法...................................................................................................................645.1 Webパーツを利用する......................................................................................................................................................................64

5.1.1 Webパーツの種類......................................................................................................................................................................645.1.2 Teamware バナーを利用する....................................................................................................................................................665.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する.............................................................................................................................665.1.4 共有ブックマークを利用する.....................................................................................................................................................665.1.5 個人ブックマークを利用する.....................................................................................................................................................675.1.6 お知らせを利用する...................................................................................................................................................................67

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する.....................................................................................................................................................685.3 ライブラリ連携機能を利用する.........................................................................................................................................................69

5.3.1 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamware Mailに添付する............................................................................................705.3.2 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamware Libraryに登録する........................................................................................725.3.3 Teamware Mailの添付ファイルをSharePointのドキュメントライブラリに登録する.....................................................................745.3.4 Teamware Libraryの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する.......................................................................77

付録A 外部LDAPサーバの管理...............................................................................................................................................81A.1 環境構築手順...................................................................................................................................................................................81

A.1.1 外部LDAPサーバの選定..........................................................................................................................................................82A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ..............................................................................................................................................83A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義.............................................................................................................................................83A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更.................................................................................................................84

A.2 外部LDAPサーバの運用方法.........................................................................................................................................................85A.3 外部LDAPサーバのセキュリティ対策.............................................................................................................................................85

付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング..........................................................................................86

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ..................................................................................................................87

付録D メッセージ......................................................................................................................................................................90D.1 Teamwareゲートウェイログ...............................................................................................................................................................90D.2 カスタムセキュリティトリマログ...........................................................................................................................................................91D.3 twCsUtilのメッセージ.......................................................................................................................................................................92D.4 twCrawlCtlのメッセージ...................................................................................................................................................................92D.5 SSO設定ツールのエラーメッセージ................................................................................................................................................94D.6 検索設定ツールのエラーメッセージ................................................................................................................................................96

用語集...................................................................................................................................................................................101

索引......................................................................................................................................................................................104

- vii -

第1章 概要

本章では、Teamware Collaboration Suiteの概要および特長について説明します。

1.1 Teamware Collaboration Suiteとは

Teamware Collaboration Suiteは、SharePoint Serverと連携することで、従来のTeamWARE Officeのグループウェア機能を拡張し、情

報ポータルや統合検索など、企業における情報統合、共有ニーズをカバーする統合情報基盤です。

TeamWARE Officeの機能であるメールやライブラリ、スケジュールなどに加えて、SharePoint Serverの機能である情報ポータルや統合

検索などをシームレスに使用することができます。

1.2 Teamware Collaboration Suiteの特長

Teamware Collaboration Suiteには、従来のTeamWARE Officeになかった以下の特長があります。

情報ポータルの実現

情報ポータルを容易に構築することができます。情報を1つの画面に統合することで、情報へのアクセスを効率化し、必要な情報をタ

イムリーに確実に伝達できます。

- 1 -

プロジェクト型の情報共有

共同作業の場を提供し、必要な情報や一連の作業をまとめることで、チームの作業を効率化できます。また、Wikiやブログなどで、容

易に情報の発信やノウハウの整理ができます。

- 2 -

横断検索によるスピーディな情報収集

ポータルの検索窓から、TeamWARE Officeのフォーラムおよびライブラリ、ファイルサーバ、ほかのWebサイトの横断検索を行うことに

より、格納場所を問わないシームレスな検索ができます。

1.3 Teamware Collaboration Suiteのシステム構成

Teamware Collaboration Suiteのシステム構成について、説明します。

・ 小の構成

Active Directory、SharePoint Server、SQL Server、Internet Information Services、TeamWARE Officeを同一サーバにインストール

します。デモ環境またはテスト環境向けです。

- 3 -

・ 一般的な構成

SharePoint ServerとTeamWARE Officeは別サーバに配置します。

1.4 Teamware Collaboration Suiteのサイト構成

Teamware Collaboration Suiteのサイト構成について、説明します。

標準設定で新規インストール、セットアップした直後のサイト構成

以下の図は、本製品を標準設定で新規に導入し、セットアップが完了した直後のサイト構成を示しています。

- 4 -

SharePoint ServerのWebサイトは、トップレベルサイトを入り口とする階層構造で管理されています。本製品を標準設定でインストール

およびセットアップした直後は、Teamware Webパーツが配置されたトップレベルサイトと、その配下に検索サイトが作成されます。

Teamware Webパーツとは、TeamWARE Officeのグループウェア機能をページで利用するための部品です。運用の要件に応じて、

トップレベルサイトまたは別のサイトコレクション配下に、その他の資源(サブサイト、ドキュメントライブラリ、予定表など)を作成してくださ

い。

また、ファーム配下には、アプリケーション プロキシ グループとサーバの全体管理のWebアプリケーションが作成されます。アプリケーション

プロキシ グループは、ユーザプロファイルや検索サーバの管理など、複数のWebアプリケーションから共有して利用されるサービスを

提供するサイトです。サーバの全体管理は、SharePoint Server全体の管理作業を実行するためのサイトです。

注意

・ SharePoint Serverには、セルフサービス サイト作成機能と呼ばれる、利用者自身がサイトを作成できるようにするための機能があります。

この機能は、標準設定では非アクティブです。利用者が自由にチームサイトを作成し、情報共有・コラボレーションを行う環境を提

供する場合には、セルフサービス サイト作成をオン(有効)にしてください。セルフサービス サイト作成機能をアクティブにする方法

の詳細は、“2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計”の“セルフサービス サイトの管理”を参照してください。

・ トップレベルサイト、およびサイトテンプレート“Teamware Collaboration Suite”を使用して作成されたサイトには、サイドリンクバーが

表示されません。これらのサイトでドキュメントライブラリ、予定表などの資源を利用する際には、画面上にそれらにアクセスするた

めのWebパーツを配置するか、トップリンクバーからアクセスできるようにしてください。

- 5 -

トップレベルサイトにサブサイト、Webパーツを追加したサイト構成

TeamWARE Officeがエンタープライズ構成の場合のサイト構成

- 6 -

TeamWARE Officeサーバがエンタープライズ構成の場合には、TeamWARE OfficeのサイトごとにWebアプリケーションを分けてくださ

い。上記は、TeamWARE OfficeのサイトAの利用者用とサイトBの利用者用に、Webアプリケーションを分けた構成例です。

- 7 -

第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備

本章では、Teamware Collaboration Suiteを導入する前に必要な準備について説明します。

2.1 運用開始までの手順

以下に、運用を開始するまでの作業手順を示します。

1. Teamware Collaboration Suiteシステム全体の構成の設計

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverのサーバ配置、および関連製品のサーバ配置など、システム全体の構成を設計します。

なお、システムが使用するネットワークのポート番号については、以下を参照してください。

- Windows サーバ全般について

[Microsoftサポート オンライン] > “Windows サーバー システムのサービス概要およびネットワーク ポート要件”

http://support.microsoft.com/kb/832017/ja

- SharePoint Serverについて

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [サーバー ファームと環境の計画] > [セキュリティ強化]

- TeamWARE Officeについて

“グループウェア機能 管理者ガイド”の“2.2 ネットワークの設計”

2. サイトの設計

サイトの設計などを行います。詳細は、“2.2 サイトの設計”を参照してください。

3. ディレクトリ管理方式の設計

ディレクトリエントリの統合管理方式を設計します。TeamWARE Officeで管理する方式と、Active Directoryで管理する方式のど

ちらかを選択できます。

詳細は、“2.3 ディレクトリ管理方式の設計”を参照してください。

4. インストール

統合インストーラを利用して、Teamware Collaboration Suiteをインストールします。

インストール方法は、“3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール”を参照してください。

5. セットアップ

インストールが完了したら、必要なセットアップを行います。

詳細は、“3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ”を参照してください。

運用管理については、“第4章 運用管理”を参照してください。

2.2 サイトの設計

Teamware Collaboration Suiteを導入する前に、以下のことを考慮する必要があります。

表の必須列に○がある項目は、必ず実施する必要があります。○がない項目は、構築するシステムの要件に応じて実施してください。

作業および検討項目 必須

トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計 ○

トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討

サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計 ○

サブサイトの検討

個人用サイトの検討 ○

エンタープライズサーチの設計 ○

2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計

トップレベルサイトで提供する機能と画面に関連する設計項目について、説明します。

- 8 -

トップレベルサイトを作成するWebアプリケーションに関する設定値

Teamware Collaboration Suiteのトップレベルサイトは、セットアップ時に管理者が作成するWebアプリケーションに作成します。Webアプリケーションを作成する際には、URL、ポート番号等が必要となるため、事前に設定値を検討してください。

ポイント

Webアプリケーションの作成に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用] > [サーバーとサーバー ファームの管理] > [Web アプリケーションを管理する] > [Web アプリケーションを作成する]

注意

FQDNについて

環境構築時に、以下についてドメインを合わせる必要があります。

- SharePoint ServerのFQDN

- TeamWARE OfficeサーバのFQDN

- クッキードメイン

(例)

- SharePoint ServerのFQDN : moss1.collabo.teamware.org

- TeamWARE OfficeサーバのFQDN : twsv1.collabo.teamware.org

- クッキードメイン : .collabo.teamware.org

画面のカスタマイズ

以下の図は、標準のトップレベレルサイトの画面です。インストール後、要件に合わせて、Webパーツの種類や配置を変更すること

ができます。どのようなトップページにするか、設計してください。

ポイント

Webパーツの使用方法、およびSharePoint Serverの標準のWebパーツの種類に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<SharePoint Server 2010のヘルプ>[Webパーツ] > [Web パーツを使用する][Webパーツ] > [Web パーツの種類]

Teamware Webパーツの種類に関しては、“5.1.1 Webパーツの種類”を参照してください。

- 9 -

セルフサービス サイトの管理

セルフサービス サイト作成機能を使って、利用者が共同作業のためのチームサイトを作成することができます。標準設定では、こ

れらの機能は有効ではありません。

セルフサービス サイト作成機能の設定方法、および使用上の留意事項については、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してく

ださい。

ポイント

- セルフサービス サイト作成機能に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用] > [サーバとサーバー ファームの管理] > [Webアプリケーションを管理する] > [Web アプリケーションの設定を構成す

る] > [セルフサービス サイト作成をオン/オフする]

および

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [サイトおよびソリューションの計画] > [サイトの作成およびメンテナンスを計画する] > [サイトを作成

するためのプロセスを計画する]

- チームサイトに関しては、以下の公開情報が参考になります。

<自習書シリーズ>[SharePoint Server 2010 機能評価ガイド] > [SharePoint Server 2010 機能評価ガイド エンド ユーザー機能編]

- 10 -

および

<SharePoint Server 2010のヘルプ>[SharePoint Serverの概要] > [SharePoint Server 2010 での基本タスク]

サイトコレクションの機能とサイトの機能

標準設定のサイトコレクションおよびサイトで利用できる機能と状態は、次のとおりです。構築するシステムの要件に合わせて、変更

が必要かどうかを検討してください。

サイトコレクションの機能 状態

3段階の状態管理ワークフロー アクティブ

Document ID Service 非アクティブ

Search ServerのWebパーツ 非アクティブ

SharePoint 2007のワークフロー 非アクティブ

SharePoint Server 発行インフラストラクチャ 非アクティブ

インプレース レコード管理 非アクティブ

コンテンツ タイプ シンジケート ハブ 非アクティブ

ドキュメント セット 非アクティブ

ユーザー設定のサイト コレクション ヘルプ 非アクティブ

ライブラリおよびフォルダーベースの保持 アクティブ

レポート アクティブ

レポートサーバーの統合機能 アクティブ

ワークフロー アクティブ

既定でクライアント アプリケーションでドキュメントを開く 非アクティブ

詳細 Web Analytics アクティブ

廃棄承認のワークフロー アクティブ

発行承認のワークフロー 非アクティブ

サイトの機能 状態

SharePoint Server Standard サイト機能 アクティブ

SharePoint Server 発行機能 非アクティブ

Wiki ページのホームページ アクティブ

グループ ワーク リスト 非アクティブ

コンテンツ オーガナイザー 非アクティブ

チームのグループ作業リスト アクティブ

メタデータ ナビゲーションとフィルター処理 アクティブ

レポートサーバーファイル同期 非アクティブ

外部リストのオフライン同期 アクティブ

保留リストと電子情報開示 非アクティブ

SharePoint Server 連携機能 アクティブ

Teamware Webパーツ アクティブ

- 11 -

2.2.2 トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討

本製品をセットアップした直後は、トップレベルサイトには、検索サイト以外の資源は作成されていません。構築するシステムの要件に

合わせて、トップレベルサイトにおいてSharePoint Serverのライブラリ、リストおよびサイトの機能を利用するか検討してください。

ポイント

SharePoint Serverのライブラリ、リストおよびサイトの機能に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<SharePoint Server 2010のヘルプ>[ライブラリ]、[リスト]、および[サイトとサイト コレクションの管理]

注意

ライブラリ連携機能を利用する場合には、TeamWARE Officeが使用するActiveX(ドラッグ&ドロップによる添付ファイルの追加機能)

が実行できるように、事前にブラウザにインストールする必要があります。

ライブラリ連携機能については、“5.3 ライブラリ連携機能を利用する”を参照してください。ActiveXのインストール方法や利用する場合

の留意事項については、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“12.1.4 Web サービス利用時の留意事項”を参照してください。

2.2.3 サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計

Webアプリケーションには、標準設定で以下のSharePointグループが作成されています。

・ メンバー

メンバーグループには、投稿のアクセス許可が付与されています。

・ 閲覧者

閲覧者グループには、読み取りのアクセス許可が付与されています。

・ 所有者

所有者グループには、フル コントロールのアクセス許可が付与されています。

インストール直後は、所有者にサイトコレクションの管理者だけが含まれる状態です。それぞれのグループに割り当てられた権限は、

SharePoint Serverと同じです。新たにSharePointグループを作成して、権限を割り当てることもできます。

要件に合わせて、どの利用者にどのような権限を与えるのかを設計し、適切なグループに配置してください。

また、トップレベルサイトに作成した資源についても、どの利用者にどのような権限を与えるのかを設計してください。

ポイント

標準設定では、サイトコレクションの管理者以外がTeamware Collaboration Suiteのトップページにアクセスすることはできないため、サ

イトのメンバーやサイトの閲覧者のグループにドメイン グループを追加し、ほかのユーザがポータルサイトにアクセスできるように設定

する必要があります。アクセス権はユーザ単位で設定することもできますが、この場合、設定する量が膨大になり、管理が煩雑となる恐

れがあるため、ドメイン グループをSharePoint Serverのグループにマッピングし、その単位でアクセス権を設定する方法を推奨します。

標準設定では、Teamware Collaboration Suiteのトップページは、[閲覧者]グループ、または[メンバ]グループに所属することで利用可

能になります。[メンバ]グループには表示だけでなく、追加・編集・削除も可能な[投稿者]権限が付与されており、新規ページ作成・編

集(Webパーツの追加や削除、設定変更)もできるため、どの利用者にどのような権限を与えるのかを設計し、適切なグループに配置

してください。

権限の設定に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [サイトおよびソリューションの計画] > [サイトおよびコンテンツのセキュリティの計画] > [セキュリティ グループ

を選択する]

および

<SharePoint Server 2010のヘルプ>[権限の管理]

- 12 -

2.2.4 サブサイトの検討

インストール直後のトップレベルサイトは、検索サイト以外のサブサイトを持ちません。部門ごとのポータルサイトを作成したい場合には、

サブサイトを作成し、必要に応じて利用者を割り当ててください。

2.2.5 個人用サイトの検討

インストール直後は、個人用サイトの利用が有効になっています。個人用サイトを運用すると以下の利点があります。

・ 各エンドユーザが自分のページを好きなようにカスタマイズできる。

・ ボトムアップな情報発信が容易になる。

しかし、エンドユーザが個人用サイトを運用すると、エンドユーザ自身が個人用サイトを含むサイトコレクション全体の管理者になるため、

エンドユーザに管理者相当の知識が必要となります。

このため、必要に応じて、個人用サイトを運用しないようにすることができます。個人用サイトの詳細については、マイクロソフトの公開

情報を参照してください。

ポイント

・ 個人用サイトの運用に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[SharePoint Server 2010の計画とアーキテクチャ] > [サイトおよびソリューションの計画] > [ソーシャル コンピューティングとグルー

プ作業を計画する] > [個人用サイトの概要]

・ 個人用サイトの利用を無効にする設定に関しては、以下の公開情報が参考になります。

[Office SharePoint Server 2010 の運用] > [サイトとソリューションの管理] > [User Profile Service の管理] >[個人用機能とソーシャ

ル機能を管理する]> [ユーザーまたはグループの個人用機能とソーシャル機能を有効または無効にする]

2.2.6 エンタープライズサーチの設計

SharePoint Serverのエンタープライズサーチ機能を使って社内情報検索を実現するか、または別途用意した検索エンジンを利用する

か、どちらの検索機能を使用するか検討します。

・ SharePoint Serverのエンタープライズサーチ機能を利用する場合

TeamWARE Officeの資源を検索対象とするための設定が必要です。詳細は、“3.4 検索機能のセットアップ”を参照してください。

・ SharePoint Server以外の検索エンジンを使用する場合

使用する検索エンジンのマニュアルに従って設定してください。TeamWARE Offieの資源を検索対象とする場合は、SharePointServerまたはAccela BizSearchを使用してください。

2.3 ディレクトリ管理方式の設計

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのユーザやグループなどの情報を共有するために、ディレ

クトリを統合管理する必要があります。ここでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのディレクトリを統合管理するためのディレクト

リ管理方式の設計について、説明します。

注意

ログイン名について

ディレクトリを統合管理するためには、TeamWARE Officeの構成がマルチサイトの場合、または、Active Directoryの構成がマルチドメ

インの場合、どちらの場合にもログイン名はシステム全体で一意となるように定義する必要があります。

また、20文字を超えた文字数のログイン名を付けることはできません。既存のTeamWARE Office環境から本製品へ移行する場合には、

事前に既存ユーザのログイン名が20文字を超えていないことを確認してください。

- 13 -

2.3.1 管理方法の種類

ディレクトリエントリを統合管理するには、以下の2つの方法があります。

・ TeamWARE Officeで管理する

・ Active Directoryで管理する

TeamWARE Officeで管理する

TeamWARE Office側主体でユーザ管理を行う管理方法です。新規にTeamware Collaboration Suiteを導入する場合、またはTeamWAREOfficeの旧製品から移行する場合などに適します。

・ SharePoint Server連携のためにTeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーには、ログイン名を

使用します。ログイン名はTeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入されるため、TeamWARE Office - SharePoint Server間で

ログイン名は同一です。ただし、パスワードはTeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入されません。パスワードはActiveDirectoryで管理します。

・ TeamWARE OfficeからActive Directoryへユーザを移入する場合、Active Directoryへ登録するユーザにTeamWARE Office固有

のオブジェクトクラス、属性を設定する必要があります。このため、Active Directoryは、スキーマを拡張したTeamware CollaborationSuite専用のActive Directoryを用意する必要があります。

・ TeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入するユーザの属性は、“付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準

マッピング”に従ってマッピングされます。その他の属性をマッピングしたい場合は、“tw_to_ldap_attr_map_file”オプションパラメタ

で指定します。詳細は、“付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ”を参照してください。

注意

・ Active Directoryのドメイン構成は、シングルドメインにする必要があります。

・ TeamWARE Officeの認証方式を、外部LDAPサーバを使用したユーザ認証にする必要があります。

Active Directoryで管理する

Active Directoryでユーザ管理を行う管理方法です。すでにActive Directoryを導入済みのお客様が、Teamware Collaboration Suiteを導入する場合などに適します。

- 14 -

・ Active Directory主体でユーザ管理を行います。パスワードもActive Directoryで管理します。

注意

・ SharePoint Server連携のためにTeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーには、ログイン名を

使用します。

・ ログイン名がActive DirectoryからTeamWARE Officeへtximportコマンドで移入されるように、tximportコマンドのcontrolファイルで、

Active Directory側のログイン名(sAMAccountName)をTeamWARE Office側のログイン名(login)にマッピングする必要があります。

・ TeamWARE Officeのtximportコマンドを使って、Active Directoryのディレクトリ情報をTeamWARE Officeへ登録します。ユーザア

カウントのロケーション情報をTeamware Collaboration Suiteの各サイトの“ユーザとグループ”の一覧画面に表示するには、ActiveDirectoryのlegacyExchangeDN属性に、Active Directoryの管理者がロケーション情報を示す文字列を設定する必要があります。

2.3.2 TeamWARE Officeで管理する場合の事前準備

ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する場合、事前準備が必要です。以下の2つの場合によって、事前準備の内容が異な

ります。

・ 既存のTeamWARE Officeを使用する

・ 新規にTeamWARE Officeをインストールする

既存のTeamWARE Officeを使用する

既存のTeamWARE Officeを使用する場合、インストール・セットアップの前に、以下の作業をしてください。

1. TeamWARE Officeでのディレクトリエントリの重複チェックと変名

a. エントリ名の重複チェックと変名

“グループウェア機能 管理者ガイド”の“1.2.1 Directoryサービス利用時の留意事項”の“外部LDAPサーバ関連の留意事

項”を参照して、エントリ名の重複チェックと変名を行います。

b. ログイン名の重複チェックと変名

TeamWARE Office側のユーザのログイン名は、サイト内で一意です。

したがって、TeamWARE Office側がマルチサイトの場合は、ログイン名が重複しないようにエンタープライズ内で一意とな

るようにログイン名を変更します。

- 15 -

c. グループ名の重複チェックと変名

Active Directory上のグループ名は、ドメイン内で一意である必要があります。ロケーションが異なっていても、同一名のグ

ループを作成することはできません。したがって、グループ名が重複しないように、あらかじめ変名します。

ユーザのログイン名と同一名のグループは作成できません。したがって、グループ名がユーザのログイン名と重複しない

ように、あらかじめ変名します。

d. ユーザのログイン名、およびグループ名の使用不可文字チェックと変名

Active Directory上のユーザのログイン名、およびグループ名には、以下の文字を使用できません。

- /

- \

- [

- ]

- :

- ;

- |

- =

- ,

- +

- *

- ?

- <

- >

また、Active Directory上のユーザのログイン名、およびグループ名の 終文字には、以下の文字を使用できません。

- .

したがって、ユーザのログイン名、およびグループ名に上記文字が含まれないように、あらかじめ変名します。

e. ユーザのログイン名の長さチェックと変名

Active Directory上のユーザのログイン名には、20文字を超えた値を設定できません。したがって、ユーザのログイン名が

20文字を超えている場合は、20文字を超えないようにあらかじめ変名します。

ポイント

- ディレクトリエントリの重複チェックは、ディレクトリユーティリティでローカルユーザ情報の一覧を取り出して、チェックす

ることができます。ディレクトリユーティリティでローカルユーザ情報の一覧を取得する方法については、”グループウェ

ア機能 管理者ガイドの付録B.1.3 ローカルユーザ情報のリスト”を参照ください。

- エントリ名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の現

象になります。

階層下組織名にピリオド(“.”)が付加されます。

- ログイン名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の

現象になります。

システムイベントログ(to.log)に、“100.118.868(0x364) TDE_NOT_UNIQUE_DIR_NAME”と記録され、エラーとなった

エントリは登録されません。また、ユーザ名にピリオド(“.”)が付加されます。

- グループ名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の

現象になります。

グループ名にアンダースコア(“_”)が付加されます。

- 16 -

- ユーザのログイン名、またはグループ名に使用不可文字が含まれている状態で移行(更新インストール)を行った場合、

移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の現象になります。

ユーザのログイン名、およびグループ名に含まれる使用不可文字がアンダースコア(“_”)に変換されます。

- ログイン名が20文字を超えた状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、

以下の現象になります。

システムイベントログ(to.log)に、“100.180.868(0x364) TDE_OTHER”と記録され、エラーとなったエントリは登録されま

せん。

2. TeamWARE Officeの停止

TeamWARE Officeを停止します。

以降の手順は通常のインストール・セットアップと同様です。“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”に従って作業してく

ださい。

新規にTeamWARE Officeをインストールする

通常のインストール・セットアップと同様です。“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”に従って作業してください。

- 17 -

第3章 インストールとセットアップ

本章では、Teamware Collaboration Suiteのインストールとセットアップについて、説明します。

3.1 インストール条件

ここでは、インストール条件について説明します。

3.1.1 必要なハードウェアとソフトウェア

Teamware Collaboration Suiteを利用するために必要なハードウェアとソフトウェアについて、説明します。

ハードウェア

SharePoint Serverを利用するために必要なハードウェア要件は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

TeamWARE Officeを利用するために必要なハードウェア要件は、“グループウェア機能 インストールガイド”を参照してください。

製品添付のソフトウェア媒体はDVD-ROMです。インストール時には、DVD-ROMドライブが必要となります。

ソフトウェア

Teamware Collaboration Suiteを利用するには、以下のソフトウェアが必要です。

オペレーティングシステム

以下のオペレーティングシステムのどれかが必要です。

- Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Edition Service Pack 2

- Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Edition Service Pack 2

- Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterprise Edition

- Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard Edition

注意

Windows Server® 2008 (32ビット)では、TeamWARE Officeのみ利用可能です。

必須ソフトウェア

以下のソフトウェアが必要です。

- Active Directory

- Microsoft® SQL Server® 2005 SP3、Microsoft® SQL Server® 2008 SP1、またはMicrosoft® SQL Server® 2008 R2のどれか

ブラウザ

Teamware Collaboration Suiteを利用するには、クライアントに以下のブラウザが必要です。

- Windows® Internet Explorer® 7.0 (32ビット)

- Windows® Internet Explorer® 8.0 (32ビット)

- Windows® Internet Explorer® 9.0 (32ビット)

3.1.2 必要なディスク容量とメモリ容量

Teamware Collaboration Suiteを利用するために、必要なディスクとメモリの容量について説明します。

ディスク容量

Teamware Collaboration Suiteをインストールするために必要なディスク容量は、以下のとおりです。

- 18 -

製品名 必要な空き容量

SharePoint Server 80GB(注)

TeamWARE Office 850MB

(注) SharePoint Server連携機能を含みます。

メモリ容量

Teamware Collaboration Suiteを利用したシステムの運用に必要なメモリ容量は、以下のとおりです。

製品名 必要なメモリ容量

SharePoint Server 8GB(注)

TeamWARE Office 2GB

(注) SharePoint Server連携機能を含みます。

3.1.3 インストールの注意事項

Teamware Collaboration Suiteをインストールする際には、以下の点に注意してください。

・ Teamware Collaboration Suiteの統合インストーラは、管理者権限を持つアカウントで起動します。

“Teamwareサーバコンポーネント”をインストールする際のアカウントの詳細については、“グループウェア機能 インストールガイド”

を参照してください。

“ポータルサーバコンポーネント”および“Teamware連携コンポーネント”をインストールする際のアカウントの詳細については、以

下を参照してください。

- <自習書シリーズ>“インストールに関するガイド”> “Microsoft SharePoint Server 2010インストールガイド”

- “SharePoint Server 2010 技術ポータル” > “展開” > “展開の概要” > “管理アカウントおよびサービス アカウント”

・ Microsoft® SharePoint® Server 2010を過去にインストールしたことがあるサーバでは、統合インストーラの[インストールするプログ

ラムの選択]画面に、“ポータルサーバコンポーネント”という選択肢が表示されない場合があります。そのような場合は、インストー

ルDVD-ROMの“¥portal”フォルダに格納されているSharePoint Serverインストーラ(setup.exe)を直接起動してください。

・ Teamwwareサーバコンポーネント、ポータルサーバコンポーネント、およびTeamware連携コンポーネントは、ネットワークドライブに

インストールすることはできません。

・ 標準のWebサービス、Web拡張機能、各携帯連携機能を合わせたWebサービスで起動可能なプロセス数は 大10個です。

SharePoint Server連携機能では、2つのプロセスを利用するため、起動可能なプロセス数の上限に留意してください。

・ 本製品では、TeamWARE Office 200Xセキュリティオプションは利用できません。

・ 本製品では、Interstage Application Serverを利用したシングルサインオンはできません。

3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのインストール作業について説明します。

Teamware Collaboration Suiteでは、TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動す

る統合インストーラを利用します。

3.2.1 統合インストーラの概要

統合インストーラは、TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動する上位インストー

ラです。

- 19 -

インストーラ名 概要

Teamware Collaboration Suite統合イ

ンストーラ

TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能インストーラを起動する

上位のインストーラです。

DVD-ROMのルートディレクトリに格納されている“setup.exe”を実行して、起動します。

TeamWARE Officeインストーラ TeamWARE Office(Teamware Collaboration Suite版)をインストールするインストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“Teamwareサーバコンポー

ネント”を選択して、起動します。

インストール先に旧製品がインストールされていた場合は、Teamware Collaboration Suite版への更新インストールを行います。

SharePoint Serverインストーラ SharePoint Serverをインストールするインストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“ポータルサーバコンポー

ネント”を選択して、起動します。

SharePoint Server連携機能インス

トーラ

標準のSharePoint Server環境をTeamware Collaboration Suite仕様の環境にするためのイン

ストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“Teamware連携コンポーネ

ント”を選択して、起動します。

SharePoint Serverがインストールされている場合にだけ、インストールできます。

SharePoint Server環境に対して、Teamware Webパーツ、TeamWARE Office資産の検索、

Active Directory連携といったSharePoint Server連携機能を登録します。

3.2.2 インストール手順

以下のインストール手順について説明します。

・ 新規のインストール手順

・ 既存のTeamware Collaboration Suite環境へのインストール手順

・ 既存のTeamWARE Office環境へのインストール手順

・ 検索機能のインストール手順

新規のインストール手順

Teamware Collaboration Suiteの新規のインストール手順は、以下のとおりです。

注意

・ Teamware Collaboration Suiteをインストールするアカウントとして、Domain Adminsグループに所属するアカウントを作成することを

お勧めします。

本書では、Domain Adminsグループに所属するtwuアカウントを例に説明します。

・ Active Directoryのインストール後、各サーバをActive Directoryドメインに参加させてください。

- 20 -

- 21 -

ポイント

・ 図の手順1~手順6、および手順9~手順10については、複数サーバの設定ができます。それぞれのサーバにおいて操作を繰り

返してください。

・ 図の手順3~手順4については、エンタープライズマスタサイトとメンバーサイト内にあるそれぞれのディレクトリサーバ、アプリケー

ションサーバにおいて操作を繰り返してください。

・ インストール、セットアップ作業の完了後、“第4章 運用管理”の作業内容を確認し、必要な作業を実施してください。

- 22 -

既存のTeamware Collaboration Suite環境へのインストール手順

旧バージョンから本製品のSharePoint Serverへ移行する方法については、富士通技術員にご相談ください。

既存のTeamWARE Office環境へのインストール手順

旧バージョンのTeamWARE Officeサーバをご利用の場合、旧バージョンのTeamWARE Officeサーバにて、LDAPサービスをインス

トールしていない場合は、LDAPサービスをインストールしてください。LDAPサービスのインストール方法は、“グループウェア機能 インストールガイド”の“4章 サービスのセットアップ”を参照してください。

旧バージョンから移行する場合、“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“4.TeamWARE Officeのセットアップ”

を下記のように変更してください。“4.TeamWARE Officeのセットアップ”以外は、新規のインストール手順と同じです。

・ ディレクトリ連携方式で“TeamWARE Officeで管理する”を選択する場合

- ディレクトリサーバの場合

“4.TeamWARE Officeのセットアップ”の “1)各サービスのセットアップ”では、 “エンタープライズディレクトリの設定”のみ実施

してください。その後、“4.TeamWARE Officeのセットアップ”の“2)Teamwareのiniファイルの設定”を実施してください。

- アプリケーションサーバの場合

“4.TeamWARE Officeのセットアップ”の“2)Teamwareのiniファイルの設定”の“Webサービスの設定”を実施してください。

・ ディレクトリ連携方式で“Active Directoryで管理する”を選択する場合

“4.TeamWARE Officeのセットアップ”の“1)各サービスのセットアップ”の実施は不要です。“2)Teamwareのiniファイルの設定”の

み実施してください。

なお、TeamOFFICE V2.2、またはTeamWARE Office V5.1などのTeamWARE Office V5.3より前のバージョンから本製品へ移行する

場合は、TeamWARE Office 200Xのいずれかのバージョンに移行したあとに本製品に移行する必要があります。TeamOFFICE V2.2、TeamWARE Office V5.1、TeamWARE Office V5.3、およびTeamWARE Office 200Xから、本製品への移行する方法もしくは、

TeamWARE Officeサーバのマシンリプレースを伴う移行方法については、富士通技術員にご相談ください。

注意

・ 旧製品から本製品に移行した場合、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の[Document]セクションおよび[XMLDocument]セク

ションのPathキーは更新されません。本製品に含まれるTeamWARE Officeのテンプレートを使用するよう、Pathキーの値を“/http/htd_8010/”に変更してください。Web拡張機能も含め、すべての初期化ファイルを変更してください。

・ 旧製品から本製品に移行した場合、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の[Localize]セクションのLocalUserMacroFileキーは

更新されません。本製品に含まれるTeamWARE Officeのユーザマクロファイルを使用するようLocalUserMacroFileの値を

“umacro.htm,umacro.ja,umacro.en,xmlumcr.htm,xmlumcr.ja,xmlumcr.en”に変更してください。

・ Teamware Collaboration Suiteのトップページでは、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブッ

クマークは、正しく表示できません。旧製品から本製品に移行した場合、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブックマークは、[表示先]を[メインウィンドウ]または[新しいウィンドウ]に変更してください。

検索機能のインストール手順

Teamware Collaboration Suiteの検索機能をインストールする手順は、以下のとおりです。

なお、検索機能をインストールする前に、以下の作業が必要となります。

・ TeamWARE Officeのフォーラム、ライブラリを作成しておきます。

・ インデックスサーバおよびフロントエンドWebサーバとするサーバへ、SharePoint ServerおよびSharePoint Server連携機能をインス

トールしておきます。

- 23 -

3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのセットアップについて説明します。

3.3.1 ディレクトリ連携のセットアップ

ディレクトリ連携のセットアップについて、説明します。

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのユーザやグループなどの情報を共有するために、ディレ

クトリを統合管理する必要があります。

以下に、それぞれのセットアップ方式について説明します。

・ TeamWARE Officeで管理する

・ Active Directoryで管理する

TeamWARE Officeで管理する

TeamWARE Officeで管理するには、以下の操作を行います。

1. 外部LDAPサーバ(Active Directory)をセットアップします。

詳細は、“A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ”を参照してください。

2. 外部LDAPサーバのTeamWARE Officeスキーマ定義を行います。

詳細は、“A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義”を参照してください。

- 24 -

3. 外部LDAPサーバのLDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値を変更します。

詳細は、“A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更”を参照してください。

4. 外部LDAPサーバが未起動の場合は、起動します。

詳細は、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

5. TeamWARE Officeをエンタープライズマスタサイトとしてセットアップします。

SharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバを外部LDAPサーバとしたエンタープライズ環境を構成します。

- TeamWARE Officeを新規にインストールした場合

ディレクトリサーバとして新規にセットアップする際に、エンタープライズマスタサイトとしてセットアップします。詳細は、“グルー

プウェア機能 インストールガイド”の“第3章 TeamWARE Officeのインストール”を参照してください。

- 旧バージョンのTeamWARE Officeから移行した場合

エンタープライズマスタサイトが利用するLDAPサーバをSharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバに変更します。

詳細は、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“10.5.8 サーバのセットアップ”を参照してください。

ポイント

・ ユーザはTeamWARE Officeの操作で作成します。ユーザを作成する場合、ログイン名は20バイト以下の文字列を指定してください。

20バイトを越える文字列をログイン名に指定して、ユーザを作成しようとすると、以下のようにエラーが示されます。

- <ADMINメニューを使用してユーザを作成する場合>

“ユーザエントリを作成できませんでした。”というエラー画面が表示され、システムイベントログ(to.log)に、以下の警告

(WARNING)が記録されます。

112120 FAILED to TDHTTP_create_user error

WWW: 112.180.868(0x364) WWW:no error text available

- <Directoryユーティリティを使用してユーザを作成する場合>

エラーファイル(ローカルユーザ情報ファイルと同じフォルダ配下の<ローカルユーザ情報ファイル名>.err)に、以下のエラーが

記録されます。

*** LDAP error. User-undefinable attribute specified. (180)

TeamWARE Officeでユーザを登録するとActive Directoryにユーザが登録されます。各ユーザがTeamware Collaboration Suiteのサイ

トを利用可能とするために下記の作業を行う必要があります。

・ Active Directory管理ツールである[Active Directory ユーザーとコンピュータ]にて登録されたユーザを有効化し、パスワード設定

を行います。

・ Active Directory管理ツールである[Active Directory ユーザーとコンピュータ]にて登録されたユーザに対し、[ユーザは次回ログオ

ン時にパスワード変更が必要]のチェックを外します。

・ Teamware Collaboration Suiteのサイトの権限設定にて適切な権限を付与します。

Active Directoryで管理する

ディレクトリエントリをActive Directoryで管理するには、以下の操作を行います。

1. Active Directoryのセットアップ

Active Directoryがセットアップされていない場合は、セットアップします。

参照

- Active Directoryのセットアップ方法の詳細については、“Active Directoryのマニュアル”を参照してください。

- Active Directoryで管理する場合、Active Directoryの情報を変更しなければならない場合があります。詳細については、“A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更”を参照してください。

- 25 -

2. TeamWARE Officeのセットアップ

TeamWARE Officeをセットアップします。詳細については、“グループウェア機能 インストールガイド”および“グループウェア機能

管理者ガイド”を参照してください。

3. TeamWARE Officeの起動

TeamWARE Officeを起動します。

4. TeamWARE Officeのユーザテンプレートの作成

WebサービスのADMINメニューで、ユーザを作成する場合の元になるユーザテンプレートを作成します。

5. TeamWARE Officeのtximportコマンドのcontrolファイルの作成

tximportコマンドのcontrolファイルを作成します。

以下に、各パラメタの設定値を示します。

- [*PARAMETERS]セクション

LDAP_HOST : Active Directoryのホスト名を指定します。

LDAP_PORT : Active Directoryのアクセスポート番号を指定します。

BIND_DN : Active Directoryの管理者の識別名を指定します。

BIND_PWD : Active Directoryの管理者のパスワードを指定します。

SEARCH_BASE : Active Directoryの検索ベース(例:dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com)を指定します。

- [*ATTRIBUTE MAP]セクション

login “%sAMAccountName”を指定します。

ポイント

SSOを利用するには、TeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーとして、ログイン名を使用

します。このため、TeamWARE Officeサーバ側のログイン名(login)とActive Directory側のログイン名(sAMAccountName)をマッピングします。

6. tximportコマンドの実行

tximportコマンドを実行し、Active DirectoryからTeamWARE Officeへユーザを移入します。

また、定期的にtximportコマンドを使用して、差分反映が行われるように設定します。

ポイント

・ Active Directoryからグループも移入させたい場合は、tximportコマンドのグループ移入用のcontrolファイルを作成し、tximportコマンドでそのcontrolファイルを指定してグループを移入します。tximportコマンドの詳細については、“グループウェア機能 管理者

ガイド”の“付録J [tximport]コマンド”を参照してください。

・ ユーザパスワードの設定/変更は、Active Directory側で行います。

注意

tximportコマンドでActive Directoryからグループとユーザを移入し、ユーザをグループに関連づける場合、プライマリグループとは関

連付けはできません。Active Directory側で、ユーザを関連づける所属グループを、プライマリグループに指定しないでください。

3.3.2 TeamWARE Officeサーバのセットアップ

TeamWARE Officeサーバをセットアップするには、以下の操作を行います。

ディレクトリサービスのセットアップ

ディレクトリサービスでは、SharePoint Serverと連携するLDAPサービスを設定します。

ディレクトリサービスの設定では、“to config”コマンドを実行して“3.サービス”→“9. LDAPサービス”でセットアップしたLDAPサービス

- 26 -

を対象とするため、事前にLDAPサービスを1つ以上用意しておく必要があります。なお、SharePoint Serverと連携できるLDAPサービ

スは1つのみです。

SharePoint Serverと連携するためにディレクトリサービスをセットアップするには、以下の操作を行います。

本セットアップは、TeamWARE Officeのディレクトリサーバで行います。

明操作方法

1

2

3

4

5

6

C:\teamware\server>to configエキスパートモードにしますか?[No ]このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...=======================================================オプションセットアップ

1=トランスポート

2=ライセンス

3=サービス

5=サーバ

6=SharePoint連携

9=終了

選択 : 6=======================================================サービスセットアップ

1 = ディレクトリサービス

2 = Webサービス

3 = 検索サービス

4 = すべて解除

0 = 終了

選択 : 1SharePoint Serverと連携するLDAPサービスを選択してください

[注意]LDAP/X.500ディレクトリのホスト名にSharePoint Serverが参加している

Active Directoryサーバのホスト名が設定されたLDAPサービスを選択してください

1 = LDAP/X.500 Directory 2 = LDAP/X.500 Directory 2 サービス選択(0で戻る) : [1]ディレクトリ管理方式

1 = Teamwareで管理する

2 = Active Directoryで管理する

ディレクトリ管理方式を入力してください : [1]=======================================================LDAPサービス : LDAP/X.500 Directory( LDAP/X.500ディレクトリのホスト名 : l1910.twcs.local )ディレクトリ管理方式 : Teamwareで管理する

=======================================================これらの値でよろしいですか? : [yes]

[説明]

1. コマンドプロンプトにて“TeamWARE Officeサーバインストール先”に移動し、“to config”コマンドを実行します。

2. “オプションセットアップ”の“6 = SharePoint連携”を選択します。

3. “サービスセットアップ”の“1 = ディレクトリサービス”を選択します。

- 27 -

4. すでにディレクトリサービスが設定されている場合は、連携を解除するかどうかを選択します。解除する場合は“Yes”を選択します。

解除しない場合は“No”を選択します。

新規に設定する場合は、SharePoint Serverと連携するLDAPサービスのNo.を選択します。

5. ディレクトリ管理方式を指定します。

6. 選択した内容、および選択したLDAPサービスのLDAP/X.500ディレクトリのホスト名が表示されます。選択した内容が正しい場

合は“yes”を選択します。修正する場合は“no”を選択します。

Webサービスのセットアップ

Webサービスでは、Teamwareの認証に使用するためのクッキー情報、SharePoint Serverと連携するWebサービスを設定します。本セッ

トアップは、TeamWARE Officeのすべてのサーバで行います。

Webサービスの設定では、“to config”コマンドを実行して“3.サービス”→“17.Webサービス”でセットアップしたWebサービスを対象と

するため、事前にWebサービスを1つ以上用意しておく必要があります。

なお、クッキー情報はシステムで一意のため、1つのみ設定できます。SharePoint Server連携用のWebサービスについては、複数設定

ができます。

・ Teamware認証用のクッキー情報の設定

Teamwareの認証に使用するクッキー情報を設定するには、以下の操作を行います。

明操作方法

1

2

3

4

56

C:\teamware\server>to configエキスパートモードにしますか?[No ]このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...=======================================================オプションセットアップ

1=トランスポート

2=ライセンス

3=サービス

5=サーバ

6=SharePoint連携

9=終了

選択 : 6=======================================================サービスセットアップ

1 = ディレクトリサービス

2 = Webサービス

3 = 検索サービス

4 = すべて解除

0 = 終了

選択 : 2=======================================================Webサービスセットアップ

1 = クッキー情報の設定

2 = SharePointと連携するWebサービスの設定

0 = 終了

選択 : 1SQL Server認証タイプ

1 = Windows認証

2 = SQL Server認証

SQL Server認証タイプを入力してください : [1]SQL Server名を入力してください : [l1920 ]データベース名を入力してください : [TEAMWARESERVERS ]クッキードメイン、クッキー暗号化キーは設定されています

- 28 -

明操作方法

7

8

変更または本サーバへの反映のみを実行できます

1 = 変更

2 = 反映

選択 : [1]クッキードメイン名を入力してください : [.twcs.local ]クッキー暗号化キーを入力してください

[注意]任意の16進文字("0"-"9"または"A"-"F")40桁の文字列を入力してください。

: [3429AD2E4A84DAF3A09AB34216E345A478C73456 ]

[説明]

1. コマンドプロンプトにて“TeamWARE Officeサーバインストール先”に移動し、“to config”コマンドを実行します。

2. “オプションセットアップ”の“6 = SharePoint連携”を選択します。

3. “サービスセットアップ”の“2 = Webサービス”を選択します。

4. “Webサービスセットアップ”の“1 =クッキー情報の設定”を選択します。

5. SQL Server認証タイプを指定します。

6. SQL Server名、データベース名を指定します。

7. データベースにクッキードメイン名、クッキー暗号化キーが既に設定済みの場合、設定済みのクッキードメイン、クッキー暗号

化キーを変更してSharePoint Serverと連携しているWebサービスに反映する場合は“1”を選択します。設定済みのクッキー

ドメイン、クッキー暗号化キーは変更せずに、SharePointと連携しているWebサービスに反映のみを実施したい場合は“2”を選択します。

8. クッキードメイン名、クッキー暗号化キーを指定します。

クッキードメイン名は、SSOを適用する範囲のドメイン名を指定してください。

(例).twcs.localクッキー暗号化キーは、任意の16進文字(“0”-“9”または“A”-“F”)40桁の文字列を指定してください。

(例)3429AD2E4A84DAF3A09AB34216E345A478C73456

注意

- クッキー情報の設定はTeamWARE Officeの全サーバで実施してください。

- クッキー暗号化キーの文字列は、SSOを適用する範囲のすべてのTeamWARE OfficeサーバおよびSharePoint Serverにおいて、同じ値を指定する必要があります。

・ SharePoint連携用のWebサービスの設定

SharePointと連携するWebサービスを設定するには、以下の操作を行います。

本セットアップは、TeamWARE Officeのすべてのサーバで行います。

明操作方法

1

2

C:\teamware\server>to configエキスパートモードにしますか?[No ]このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...=======================================================オプションセットアップ

1=トランスポート

2=ライセンス

- 29 -

明操作方法

3

4

5

6

7

3=サービス

5=サーバ

6=SharePoint連携

9=終了

選択 : 6=======================================================サービスセットアップ

1 = ディレクトリサービス

2 = Webサービス

3 = 検索サービス

4 = すべて解除

0 = 終了

選択 : 2=======================================================Webサービスセットアップ

1 = クッキー情報の設定

2 = SharePointと連携するWebサービスの設定

0 = 終了

選択 : 2SQL Server認証タイプ

1 = Windows認証

2 = SQL Server認証

SQL Server認証タイプを入力してください : [1]SQL Server名を入力してください : [l1920 ]データベース名を入力してください : [TEAMWARESERVERS ]SharePoint Serverと連携するWebサービスセットアップ

1 = http_3.ini2 = http_sps.iniサービス選択(0で終了) : [2]

[説明]

1. コマンドプロンプトにて“TeamWARE Officeサーバインストール先”に移動し、“to config”コマンドを実行します。

2. “トップメニュー”の“6 = SharePoint連携”を選択します。

3. “サブメニュー”の“2 = Webサービス”を選択します。

4. “Webサービスセットアップ”の“2 = SharePointと連携するWebサービスの設定”を選択します。

5. SQL Server認証タイプを指定します。

6. SQL Server名、データベース名を指定します。

7. to.iniの[TOSTART]セクションに設定されたWebサービスのうち、SharePointと連携済みのWebサービス、検索用のWebサー

ビス、およびWeb拡張機能を除外して表示されます。

ここでは、SharePointと連携するWebサービスのNo.を選択します。

SharePoint Serverとの連携をすべて解除するには

SharePoint連携を再設定したい場合など、一旦TeamwareにおけるSharePoint連携を解除したい場合は“ディレクトリサービス”、“Webサービス”、“検索サービス”で設定したすべてのSharePoint Serverとの連携を解除します。ただし、削除できるのは“ディレクトリサービ

ス”、“Webサービス”、“検索サービス”のデータベース部分のみになります。

SharePoint Serverとの連携を解除するためには、以下の操作を行います。

- 30 -

明操作方法

1

2

3

4

C:\teamware\server>to configエキスパートモードにしますか?[No ]このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...=======================================================オプションセットアップ

1=トランスポート

2=ライセンス

3=サービス

5=サーバ

6=SharePoint連携

9=終了

選択 : 6=======================================================サービスセットアップ

1 = ディレクトリサービス

2 = Webサービス

3 = 検索サービス

4 = すべて解除

0 = 終了

選択 : 4SharePoint連携をすべて解除します。

[注意]SharePointと連携しているWebサービスのファイルは削除されません。

連携を解除しますか? [yes]

[説明]

1. コマンドプロンプトにて“TeamWARE Officeサーバインストール先”に移動し、“to config”コマンドを実行します。

2. “オプションセットアップ”の“6 = SharePoint連携”を選択します。

3. “サービスセットアップ”の“4 = すべて解除”を選択します。

4. 連携を解除するかどうかを指定します。解除する場合は“Yes”を選択します。解除しない場合は“No”を選択します。

3.3.3 SharePoint Server連携機能のセットアップ

SharePoint Server連携機能をセットアップするには、以下の操作を行います。

SharePoint Server連携機能の登録

“Webパーツ”、“SharePoint Server連携”などのSharePoint Server連携機能をSharePoint Serverへ登録するには、以下の操作を行いま

す。手順1、4はすべてのSharePointサーバ、手順2、3はフロントエンドWebサーバのうちどれか1つに1回だけ実施します。

なお、SharePoint Server連携機能インストーラでSharePoint Server連携機能をインストール済みであることが必要です。

- 31 -

1. [サービス]画面を表示し、[SharePoint 2010 Administration]サービス、および[SharePoint 2010 Timer]サービスが起動しているか

どうかを確認します。停止している場合は起動します。

2. スタートメニューから[Teamware連携コンポーネント] > [TW連携コマンドプロンプト]を表示します。

SharePoint Server連携機能を登録するため、ソリューションを展開します。

標準インストール先は、“<システムドライブ>:\teamware\collaboration”です。

<SharePoint Server連携機能インストール先>\bin

3. 項目2のフォルダ配下にある“solutionsetup.bat”を以下のように実行します。

solutionsetup.bat /install

実行後、“solutionsetup.bat”がある同一ディレクトリに“FujitsuTeamware_YYYYMMDD.log”という名前で実行結果が出力され

ます。

成功時には、以下のログが出力されます。

addsolution -filename "C:\teamware\collaboration\bin\FujitsuTeamwareIpk.wsp" ...

操作は正常に完了しました。

deploysolution -name "FujitsuTeamwareIpk.wsp" -immediate -allowGacDeployment ...

タイマー ジョブが正常に作成されました。

execadmsvcjobs ...

Administration Service が実行されているので、すべての管理ジョブがタイマー サービスで実行されます。

4. Internet Information Servicesを再起動します。

コマンドプロンプトを表示し、iisresetコマンドを実行します。

すべてのSharePointサーバでこの作業を実施してください。

ポイント

SharePoint Server連携機能をSharePoint Serverから削除する場合、“solutionsetup.bat”を以下のように実行します。

- 32 -

solutionsetup.bat /unintall

実行後、“FujitsuTeamware_YYYYMMDD.log”に“ソリューションの削除に失敗しました。”と出力されている場合は、以下の操作によ

りSharePoint Server連携機能を削除してください。

1. [スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの全体管理]を選択します。

2. [サーバーの全体管理]画面より、[システム設定]をクリックします。

3. [ファーム ソリューションの管理]をクリックします。

4. [ソリューション管理]画面より、fujitsuteamware.wsp をクリックします。

5. [ソリューションのプロパティ]画面より、ソリューションの削除 をクリックします。

3.3.4 SharePoint Serverのセットアップ

SharePoint Serverをセットアップするには、以下の操作を行います。

Webアプリケーションの作成

Webアプリケーションを作成するには、以下の操作を行います。

1. [スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] >[SharePoint 2010 サーバーの全体管理]を選択します。

2. [サーバーの全体管理]画面より、[アプリケーション構成の管理]をクリックします。

3. [Webアプリケーションの管理]をクリックします。

4. [Webアプリケーションの管理]画面にて、画面上部の[新規]をクリックします。

5. [新しいWebアプリケーションの作成]画面にて、各項目の入力、設定を行います。

6. [OK]ボタンをクリックします。

サイトコレクションの作成

TeamWARE Officeサーバと連携するWebアプリケーションに、サイトを作成するには、以下の操作を行います。

1. [スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの全体管理]を選択します。

2. [サーバーの全体管理]画面より、[アプリケーション構成の管理]をクリックします。

3. [サイトコレクションの作成]をクリックします。

4. [サイトコレクションの作成]画面にて、TeamWARE Officeと連携するWebアプリケーションを選択します。

5. [サイトコレクションの作成]画面にて、以下の項目の入力、設定を行います。

- タイトルと説明【必須】

説明は任意です。空欄のままでも構いません。

- Webサイトのアドレス【必須】

- テンプレートの選択【必須】

[ユーザー設定]タブをクリックし、“Teamware Collaboration Suite”を選択します。

- サイトコレクションの管理者【必須】

Active Directoryに登録されている任意のユーザを“DOMAIN\username”の形式で入力します。

- サイトコレクションの代理の管理者

- クォータ テンプレート

デフォルト(クォータなし)で構いません。

6. [OK]ボタンをクリックします。

- 33 -

注意

サイトコレクションの管理者にTeamWARE Officeの各サービスを利用できないユーザを指定し、そのユーザでTeamware CollaborationSuiteの標準設定のトップページにログインした場合、TeameWARE Officeの各サービスが利用できないため、Teamware Webパーツ

にエラーが表示されます。

SharePoint Serverにおける代替アクセスマッピングの設定

SharePoint ServerとTeamWARE Office間でSSOを行うためには、WebアプリケーションのURLがFQDN形式である必要があります。WebアプリケーションのURLが“http://サーバ名”のようなFQDN形式でないURLの場合には、代替アクセスマッピングの設定でFQDN形式

のURLを定義してください。

SharePoint Serverにおいて、代替アクセスマッピングを設定するには、以下の操作を行います。本設定は、Webアプリケーションごとに

実施してください。

1. SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint2010 サーバーの全体管理]をクリックし、[SharePoint 2010 サーバーの全体管理]を起動します。

2. [システム設定]セクションで、[代替アクセス マッピングの構成]をクリックします。

3. [代替アクセス マッピング]ページで、[内部URLの追加]をクリックします。

4. [内部URLの追加]ページで、[代替アクセス マッピング コレクション]にTeamWARE Officeと連携するWebアプリケーションを指

定します。

5. [内部 URL の追加]の[URL のプロトコル、ホスト、およびポート]にWebアプリケーションのURLをFQDNで指定します。

(例) http://two-vm5.apmm.fujitsu.com:92

6. [内部 URL の追加]の[領域]に“イントラネット”を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

SharePoint Server連携機能の有効化

Teamware Collaboration Suiteをインストールした直後は、トップレベルサイトのみSharePoint Server連携機能が有効に設定されます。

それ以外のサイト(サブサイト)で本機能を利用したい場合は、以下の手順で機能を有効にします。

1. 機能を有効にしたいサイトを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

3. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

4. [サイトの操作]で[サイト機能の管理]をクリックします。

5. [機能]ページで、SharePoint Server連携機能の[アクティブ化]ボタンをクリックします。

3.3.5 SSOのセットアップ

SharePoint ServerとTeamWARE Officeをシームレスに利用するためのSSOをセットアップするには、以下の操作を行います。

本ツールは、すべてのインデックスサーバとフロントエンドWebサーバで実行します。なお、これらの操作はSharePoint Serverの管理者

アカウントで行う必要があります。

SSO設定ツールの実行

1. “<連携機能インストール先>\tools”にある“txssosetup.exe”を実行します。または、スタートメニューから[Teamware連携コンポー

ネント] > [tools] > [SSO設定ツール]を選択します。

- 34 -

2. [WebアプリケーションのSSO設定]タブをクリックし、以下の項目の設定を行います。

本設定は、SharePoint ServerのすべてのインデックサーバとフロントエンドWebサーバにおいて実施してください。

- Webアプリケーション名

Webアプリケーションを選択します。

すでに設定済みのWebアプリケーション名はグレー表示されます。

- SQL Server名SQL Server名を指定します。

以前に設定したことがある場合は、前回の設定が表示されます。

- データベース名

データベース名を指定します。

初めて[WebアプリケーションのSSO設定」を行う場合は、“TEAMWARESERVERS”が表示されます。空欄とした場合、デー

タベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

- 認証

“Windows認証”または“SQL Server認証”のどちらかをプルダウンリストから選択します。

初めて[WebアプリケーションのSSO設定」を行う場合は、“Windows認証”が表示されます。以前に設定したことがある場合は、

前回の設定が表示されます。

- 35 -

- ユーザ名

ユーザ名を指定します。

“認証”で“SQL Server認証”を選択した場合に設定が必要となります。以前に設定したことがある場合は、前回の設定が表

示されます。

“Windows認証”を選択した場合は入力できません。

- パスワード、パスワード再入力

パスワードを指定します。

画面上では“*”が表示されます。“認証”で“SQL Server認証”を選択した場合に、入力が必要となります。

“Windows認証”を選択した場合は入力できません。

3. [WebアプリケーションのSSO設定]ボタンをクリックします。

“実行してもよろしいですか?”という確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。

[はい]を選択すると、画面下のテキストエリアに実行結果が出力されます。[いいえ]を選択しても入力した値は削除されません。

4. Internet Information Servicesを再起動します。

コマンドプロンプトを起動し、iisresetコマンドを実行します。

5. [Webアプリケーションの連携設定]タブをクリックし、以下の項目の設定を行います。

本設定は、SharePoint Serverのインデックスサーバ、または、フロントエンドWebサーバのうちどれか1つで実施してください。

- 36 -

- Webアプリケーション名

SSO設定済みのWebアプリケーションが表示されます。

- TeamwareサーバURLTeamwareサーバのURLをプルダウンリストから選択します。

以前に設定したことがある場合、前回の設定が表示されます。

6. [Webアプリケーションの連携設定]ボタンをクリックします。

“実行してもよろしいですか?”という確認メッセージが表示されますので、[はい]を選択します。

[はい]を選択すると、画面下のテキストエリアに実行結果が出力されます。[いいえ]を選択しても入力した値は削除されません。

7. [閉じる]ボタンをクリックして本ツールを閉じます。

参考

[閉じる]ボタンをクリックした際に、タブの内容が編集されていた場合には、以下のような確認ダイアログが表示されます。

注意

- 本ツールでは複数のタブが表示されますが、必ず左側のタブから順に設定してください。

- 以下の操作は本ツール実行前に実施してください。本ツールを実行中には行わないでください。

- Webアプリケーションの追加・削除

- SQLServerへのTeamWARE OfficeサーバのURL情報の登録

3.4 検索機能のセットアップ

SharePoint Serverの検索機能を使用して、TeamWARE Officeの資源を検索するためのセットアップをするには、以下の操作を行います。

なお、これらの作業は管理者アカウントで行う必要があります。検索対象となるTeamWARE Officeの資源は、ライブラリの文書とフォー

ラムのメッセージです。

<TeamWARE Officeのセットアップ>

・ 検索用のWebサービスのセットアップ

<インデックスサーバのセットアップ>

・ 検索サービスの構築

・ クロールルールの追加

・ Teamwareゲートウェイのインストールフォルダの権限について

・ 検索設定ツールの実行

・ Teamwareゲートウェイの設定

・ 検索範囲の追加

<フロントエンドWebサーバのセットアップ>

・ Teamwareゲートウェイのインストールフォルダの権限について

- 37 -

・ Teamwareゲートウェイの設定

・ Internet Information Servicesの再起動

<コンテンツのフルクロール>

・ コンテンツのクロール

注意

SharePoint Serverの検索機能を使用せず、BizSearch連携を使用する場合は、富士通技術員にご相談ください。

3.4.1 TeamWARE Officeのセットアップ

検索用のWebサービスのセットアップ

検索サービスでは、検索用のWebサービスを設定します。Webサービスメニューで設定したSharePoint連携用のWebサービスを流用し

て検索用のWebサービスを設定するため、事前にSharePoint連携用のWebサービスを用意しておく必要があります。なお、SharePoint連携用のWebサービスは複数作成できますが、TeamWARE OfficeサーバのURL情報はシステムで一意となるため、検索用のWebサービスは1つのみ設定します。

本セットアップは、TeamWARE Officeのすべてのサーバで行います。

SharePoint Serverと連携するために検索サービスをセットアップするには、以下の操作を行います。

明操作方法

1

2

3

4

5

6

C:\teamware\server>to configエキスパートモードにしますか?[No ]このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...=======================================================オプションセットアップ

1=トランスポート

2=ライセンス

3=サービス

5=サーバ

6=SharePoint連携

9=終了

選択 : 6=======================================================サービスセットアップ

1 = ディレクトリサービス

2 = Webサービス

3 = 検索サービス

4 = すべて解除

0 = 終了

選択 : 3検索サービスをセットアップします

ベースとなるSharePoint Serverと連携するWebサービスを選択してください

1 = http.iniサービス選択(0で終了) : [1]SQL Server認証タイプ

1 = Windows認証

2 = SQL Server認証

SQL Server認証タイプを入力してください : [1]SQL Server名を入力してください : [l1920 ]

- 38 -

明操作方法

7データベース名を入力してください : [TEAMWARESERVERS ]検索サービスの初期化ファイル名を入力してください : [http_gw.ini ]検索サービスのポート番号(1024以上)を入力してください : [1025 ]

[説明]

1. コマンドプロンプトにて“TeamWARE Officeサーバインストール先”に移動し、“to config”コマンドを実行します。

2. “オプションセットアップ”の“6 = SharePoint連携”を選択します。

3. “サービスセットアップ”の“3 = 検索サービス”を選択します。

4. 連携するWebサービスの初期化ファイル”~.ini”を選択します。

既に設定済の場合は、連携を解除するかを指定します。解除する場合は“Yes”を選択し、解除しない場合は“No”を選択します。

5. SQL Server認証タイプを入力します。

6. SQL Server名、データベース名を指定します。

7. 検索サービスの初期化ファイル名、ポート番号を指定します。

ポイント

検索機能を使用する場合、Webサービスの初期化ファイル”~.ini”は“Webサービスのセットアップ”の“SharePoint連携用のWebサービスの設定”でSharePointと連携する設定にしておく必要があります。

3.4.2 インデックスサーバのセットアップ

検索サービスの構築

検索サービスを構築するには、以下の操作を行います。なお、これらの作業はSharePoint Serverの管理者アカウントで行う必要があり

ます。

1. [スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの全体管理] を起動します。

2. 認証画面が表示された場合、SharePointの管理者アカウントの認証情報を入力してログインします。

3. [アプリケーション構成の管理] > [サービス アプリケーションの管理]をクリックします。

4. [新規] > [Search Service Application]をクリックします。

5. 以下の項目を設定します。指定のない項目については省略値を使用します。

項目 値

サービスアプリケーション名 サービスアプリケーション名を任意の文字列で指定します。

Search Service アカウント Search Serviceを動作させるアカウントを指定します。

“<ドメイン名>\twu”を指定します。

Search Administration Web Serviceのアプリケーション プール

[新しいアプリケーション プールを作成する]を選択します。

[アプリケーション プール名]は任意の文字列を指定します。

[構成可能]は“<ドメイン名>\twu”です。

検索クエリおよびサイト設定 Webサービスのアプリケーション プール

[新しいアプリケーション プールを作成する]を選択します。

[アプリケーション プール名]は任意の文字列を指定します。

[構成可能]は“<ドメイン名>\twu”です。

6. [SharePoint 2010 サーバーの全体管理]トップ画面に戻り、[システム設定] > [このファームのサーバーの管理]をクリックします。

7. [サーバー]の一覧から、インデックスサーバ名をクリックします。

- 39 -

8. [SharePoint Server Search]が[開始済み]になっていることを確認します。[開始済み]になっていない場合は、[開始]をクリックして

起動します。

9. [SharePoint Server Search]をクリックし、[ファームの検索管理]画面に移動します。

10. [タイムアウト]の現在設定されている数字の部分をクリックし、[検索のタイムアウト設定]画面で[接続時間]および、[要求確認にか

かった時間]にそれぞれ“600”を設定し、[OK]をクリックします。

11. [SharePoint 2010 サーバーの全体管理]トップ画面に戻り、[アプリケーション構成の管理]カテゴリの[Web アプリケーションの管

理]をクリックします。

12. Teamware Collaboration Suiteが動作するWebアプリケーションを選択状態にし、[サービス接続]をクリックします。

13. 作成した検索サービスアプリケーションにチェックボックスがあることを確認します。ない場合は、[編集する接続グループ]に[ユー

ザ設定]を選択し、作成した検索サービスにチェックをします。

さらに、作成した検索サービスアプリケーションに[規定値として設定]というリンクがある場合はクリックし、[規定]にします。設定を

変更した場合、[OK]をクリックして設定を反映させます。

ポイント

SharePointが複数のサーバで構成されている場合、検索サービスの構築後に検索トポロジ コンポーネントをファーム内で適切に割り当

てる必要があります。

通常は、クロール コンポーネントはインデックスサーバへ割り当て、クエリ コンポーネントはフロントエンドWebサーバが動作する全ての

サーバへ割り当てます。

検索トポロジ コンポーネントに関しては、以下のURLを参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee805956.aspx

クロールルールの追加

クロールルールに、TeamWARE OfficeのURLを追加するには、以下の操作を行います。TeamWARE Officeサーバが複数存在する

場合には、手順5~手順7を繰り返し、ディレクトリサーバ、フォーラムサーバ、およびライブラリサーバの各URLを登録してください。なお、

これらの作業はSharePoint Serverの管理者アカウントで行う必要があります。

1. [スタート] > [プログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの全体管理] を起動します。

2. [アプリケーション構成の管理] > [サービス アプリケーションの管理]を選択します。

3. “検索機能のインストール手順”にある“1)検索サービスの構築”で構築した検索サービスを選択します。

4. クロールカテゴリの[クロール ルール]を選択します。

5. [新しいクロールルール]を選択します。

6. 以下の項目を設定します。それ以外の項目は、省略値を使用します。

項目 値

パス クロール対象のパスに、以下のように指定します。TeamWARE Officeサーバ名には、Webサー

ビスの初期化ファイル(http.ini)の[Host]セクションのHost_nameキーに設定された文字列を指

定します。

fjtw://TeamWARE Officeサーバ名/*[大文字と小文字を区別する]のチェックボックスをONに設定してください。

クロールの構成 “このパスにあるアイテムをすべて含める”を指定します。

7. [OK]ボタンをクリックします。

Teamwareゲートウェイのインストールフォルダの権限について

プロトコルハンドラーおよびセキュリティトリマは、Teamwareゲートウェイがインストールされているフォルダおよび作業領域フォルダに

アクセスします。このため、プロトコルハンドラーの実行アカウントとなるSearchサービスの実行アカウント、コンテンツのクロール時に使

用されるアカウント、およびTeamware Collaboration Suiteの利用者アカウントに対して、各フォルダのアクセス権限の設定を行う必要が

あります。

- 40 -

以下にコンテンツのクロール時に使用されるアカウントが“TWCS\Administrator”である場合を例に、Teamwareゲートウェイのインストー

ルフォルダのアクセス権限を設定する手順を説明します。同様に、コンテンツのクロール時に使用されるアカウント、およびTeamwareCollaboration Suiteの利用者アカウント(通常は"Domain Users")に対して、作業領域フォルダのアクセス権限を設定し、Searchサービス

の実行アカウントに対しても、それぞれのフォルダに同様のアクセス権限を設定してください。

なお、作業領域フォルダについては、twgw.iniの[List]セクションDataDirキーで指定したパスと[Get]セクションDataDirキーで指定した

パスの2つのフォルダに対して設定を行ってください。

twgw.iniで作業領域フォルダを指定しない場合は、作業領域フォルダの権限設定は必要ありません。作業領域フォルダの指定方法

の詳細については、“Teamwareゲートウェイの設定”を参照してください。

1. エクスプローラでTeamwareゲートウェイのインストールフォルダ“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\TWGW”の

プロパティを開き、セキュリティタブをクリックします。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>:\teamware\collaboration”です。

- 41 -

2. [編集]ボタンをクリックし、[アクセス許可]画面を開きます。

3. [追加]ボタンをクリックし、[ユーザー、コンピューターまたは、グループの選択]画面を開きます。

次に、[選択するオブジェクト名を入力してください]のテキストボックスに、“TWCS\Administrator”と入力し、[OK]をクリックします。

- 42 -

4. [アクセス許可]画面に追加された“TWCS\Administrator”を選択し、[フルコントロール]のチェックボックスをONにして、[OK]をク

リックします。

5. [OK]をクリックし、プロパティ画面を終了します。

検索設定ツールの実行

検索機能をセットアップするには、以下の操作を行います。なお、これらの操作はSharePoint Serverの管理者アカウントで行う必要があ

ります。

1. “<連携機能インストール先>\tools”にある“txsearchsetup.exe”を実行します。

または、スタートメニューから[Teamware連携コンポーネント] > [tools] > [検索設定ツール]を選択します。

初回起動時は、以下のメッセージが表示されます。

“プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントおよびSharePoint Serverに登録します。よろしいですか?”

[はい]をクリックします。

- 43 -

2. [Teamwareサーバ]タブをクリックし、以下の項目の設定を行います。

なお、設定時には、Teamwareサーバが起動されている必要があります。

- Teamwareサーバ名

クロール先のTeamWARE Officeサーバ名をFQDNで指定します。

- ログオンIDTeamWARE Officeサーバ管理者のログオンIDを指定します。

(例)ADMIN

- [パスワード]、[パスワード再入力]Teamware管理者アカウントのパスワードを指定します。

画面上では“*”が表示されます。

3. [Teamwareサーバの登録]ボタンをクリックします。

“実行してもよろしいですか?”という確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。

[はい]を選択すると、画面下のテキストエリアに実行結果が出力されます。[いいえ]を選択しても入力した値は削除されません。

- 44 -

4. [コンテンツソース]タブをクリックし、以下の項目の設定を行います。

- コンテンツソース名

登録するコンテンツソースの名前を指定します。

- サイトのURLSharePoint ServerのサイトのURLを指定します。

- クロール対象

クロール対象とするTeamWARE Officeのライブラリ、フォーラムを指定します。

上部のチェックボックスにチェックを入れると、クロール対象一覧にあるすべてのクロール対象のチェックボックスにチェッ

クが入ります。

- [追加]ボタン

[追加]ボタンを選択すると、配下のクロール対象一覧にTeamwareサーバ名と範囲の入力欄が1行追加されます。

- [削除]ボタン

[削除]ボタンを選択すると、チェックボックスにチェックが入ったクロール対象が削除されます。チェックボックスにチェッ

クが1つも無い場合は、[削除]ボタンは選択できません。

- チェックボックス

クロール対象を削除する場合、削除したいクロール対象のチェックボックスにチェックを入れます。チェックすると[削除]ボタンが選択可能になります。 上部のチェックボックスにチェックを入れると、クロール対象一覧にあるすべてのクロー

ル対象のチェックボックスにチェックが入ります。

- 45 -

- Teamwareサーバ名

[Teamwareサーバ名]のプルダウンを開くと[Teamwareサーバ]タブで登録したTeamwWARE Officeサーバ名がすべて

表示されます。

- 範囲

クロール対象とする範囲を指定します。

すべてを対象とする場合は、プルダウンリストから“$library”または“$forum”を選択します。

任意のライブラリまたはフォーラム配下を対象とする場合は、[範囲]にオブジェクトIDを指定してください。

参考

“オブジェクトIDの取得について”および“コンテンツソースの削除について”を選択すると、説明がポップアップで表示さ

れます。

5. [コンテンツソースの登録]ボタンをクリックします。

“実行してもよろしいですか?”という確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。

[はい]を選択すると、画面下のテキストエリアに実行結果が出力されます。[いいえ]を選択しても入力した値は削除されません。

6. [セキュリティトリマ]タブをクリックし、以下の項目の設定を行います。

- 検索サービスアプリケーション名

プルダウンを開くと、SharePoint Serverに登録されている検索サービスアプリケーションの名前が表示されます。その検索サー

ビスアプリケーションの名前からTeamware用の検索サービスアプリケーションの名前を選択します。

- 46 -

- クロールルール

プルダウンを開くと、検索サービスアプリケーションに登録されているクロールルールが表示されます。

そのクロールルールからTeamwareのクロールルールを選択します。

- 大検索ヒット数

大検索ヒット数を指定します。

選択した検索サービスアプリケーション、およびクロールルールに対して既にセキュリティトリマが登録されている場合は、登

録済みの 大検索ヒット数が表示されます。登録されていない場合は“200”が表示されます。

省略または無効な値を指定した場合は、“200”として動作します。

7. [セキュリティトリマの登録]ボタンをクリックします。

“実行してもよろしいですか?”という確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。

[はい]を選択すると、画面下のテキストエリアに実行結果が出力されます。[いいえ]を選択しても入力した値は削除されません。

8. [閉じる]ボタンをクリックして本ツールを閉じます。

参考

[閉じる]ボタンをクリックした際に、タブの内容が編集されていた場合には、以下のような確認ダイアログが表示されます。

ポイント

検索設定ツールを実行すると、プロトコルハンドラーが自動的に登録されます。

注意

・ 本ツールでは複数のタブが表示されますが、必ず左側のタブから順に設定してください。

・ 以下の操作は本ツール実行前に実施してください。本ツールを実行中には行わないでください。

- 検索サービスアプリケーションの追加・削除

- クロールルールの追加・削除

・ 本ツールの実行中は、本ツールで可能な操作と同等の操作を他の手段(SharePoint Serverの管理シェル、および“stsadmコマン

ド”)で同時に実行しないでください。

・ コンテンツソースの登録は、既定値として設定された検索サービスアプリケーションに対して行われます。

Teamwareゲートウェイの設定

Teamwareゲートウェイの動作設定を確認します。通常は変更する必要はありませんが、ログの出力ディレクトリや出力内容を変更した

い場合に編集を行います。

Teamwareゲートウェイは、以下のファイルで設定します。

<Teamwareゲートウェイインストールディレクトリ>\twgw.ini

Teamwareゲートウェイの標準インストール先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\TWGW”です。

<記述例>

- 47 -

[List]

; SleepTime = 1000

; DataDir = C:\teamware\collaboration\TWGW\List

[Get]

; SleepTime = 1000

; DataDir = C:\teamware\collaboration\TWGW\Get

[TrimmerLog]

; LogDir = C:\teamware\collaboration\TWGW\Logs

; LoggingLevel = 2

[TrimmerDB]

Server = SQLServerName

Database = TEAMWARESERVERS

Auth = WINDOWS

; Login = loginname

; Password = password

<設定内容の説明>

セクション キー 必須/オプション 説明

[List] SleepTime オプション 文書一覧取得処理の監視間隔を指定します。

単位はミリ秒です。初期値は1000です。

DataDir オプション 文書一覧取得のための作業領域を指定します。

初期値は、“<Teamwareゲートウェイインストールディレク

トリ>\list”です。

[Get] SleepTime オプション 文書取得処理の監視間隔を指定します。

単位はミリ秒です。初期値は300です。

DataDir オプション 文書取得のための作業領域を指定します。

初期値は、“<Teamwareゲートウェイインストールディレク

トリ>\get”です。

[TrimmerLog] LogDir オプション LogDirで指定したディレクトリに、以下の形式のファイル

名でログを出力します。

TWST-w3wp-プロセスID.log初期値は、“<Teamwareゲートウェイインストールディレク

トリ>\logsです。

LoggingLevel オプション ログレベルを以下のいずれかの値で指定します。

・ 指定値: 0 (出力レベル: なし)

・ 指定値: 1 (出力レベル: Error)

・ 指定値: 2 (出力レベル: Warning)

・ 指定値: 3 (出力レベル: Information)

・ 指定値: 4 (出力レベル: Verbose)

初期値は2です。

[TrimmerDB] Server 以下の条件の場合は必須です。

・ Search Query and Site SettingsServiceが動作しているサーバの

twgw.iniの場合

・ アクセス権に応じた検索結果を表

示するためにセキュリティトリマを

利用する場合

SSOの情報が設定されているSQL Server名を指定しま

す。

SSO設定ツールを実行すると、設定した値が自動的に書

き込まれるため、通常は変更する必要はありません。

Database 以下の条件の場合は必須です。 SSOの情報が設定されているSQL Serverのデータベー

ス名を指定します。

- 48 -

セクション キー 必須/オプション 説明

・ Search Query and Site SettingsServiceが動作しているサーバの

twgw.iniの場合

・ アクセス権に応じた検索結果を表

示するためにセキュリティトリマを

利用する場合

SSO設定ツールを実行すると、設定した値が自動的に書

き込まれるため、通常は変更する必要はありません。

Auth 以下の条件の場合は必須です。

・ Search Query and Site SettingsServiceが動作しているサーバの

twgw.iniの場合

・ アクセス権に応じた検索結果を表

示するためにセキュリティトリマを

利用する場合

SSOの情報が設定されているSQL Serverの認証方式を

指定します。

SSO設定ツールを実行すると、設定した値が自動的に書

き込まれるため、通常は変更する必要はありません。

Login 以下の条件の場合は必須です。

・ Search Query and Site SettingsServiceが動作しているサーバの

twgw.iniの場合

・ アクセス権に応じた検索結果を表

示するためにセキュリティトリマを

利用する場合

・ AuthキーにSQLを指定した場合

SSOの情報が設定されているSQL Serverのログイン名を

指定します。

検索設定ツールを実行すると、設定した値が自動的に

書き込まれるため、通常は変更する必要はありません。

Password オプション SSOの情報が設定されているSQL Serverのパスワードを

指定します。

検索設定ツールを実行すると、設定した値が自動的に

書き込まれるため、通常は変更する必要はありません。

初期値は空のパスワードです。

ポイント

・ twgw.iniに記述されている“;”は、コメントを表します。値を変更する場合は、“;”を取ってください。

・ Search Query and Site Settings Serviceの状態確認や変更をする場合は、以下の操作を行います。

1. 対象のサーバで、[スタート] > [すべてのプログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの

全体管理]を起動します。

2. 認証画面が表示された場合、SharePointの管理者アカウントの認証情報を入力してログインします。

3. [システム設定]カテゴリの[サーバーのサービス管理]をクリックします。

4. [サービス]一覧の[Search Query and Site Settings Service]の[状態]が現在のサービスの状態です。

状態を変更したい場合は、[処理]の[開始]または[停止]をクリックしてください。

注意

Search Query and Site Settings Serviceが動作していないサーバにおいては、twgw.iniに記述されている[TrimmerDB]の設定は無視さ

れます。

設定を変更した場合、関連サービスの再起動が必要です。

- 49 -

・ インデックスサーバの設定を変更した場合

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

<コマンドの指定形式>

cd <Teamwareゲートウェイインストールディレクトリ>

net stop SPTimerV4

net stop OSearch14

tw stop

net start SPTimerV4

net start OSearch14

Teamwareゲートウェイの標準インストール先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\TWGW”です。

・ フロントエンドWebサーバの設定を変更した場合

コマンドプロンプトを起動し、iisresetコマンドを実行します。

検索範囲の追加

TeamWARE Officeのライブラリやフォーラムが検索対象となるように、[検索]ボックスの左側の検索範囲に“すべてのサイト”を追加す

るには、以下の操作を行います。

1. Teamware Collaboration Suiteのトップページを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

3. メニューの中から[新しいサイト]をクリックします。

4. [作成]ページ左側の[フィルター]セクションで[検索]をクリックし、任意で[エンタープライズ検索センター]または[基本検索セン

ター]を選択します。[エンタープライズ検索センター]の場合は、サイトコレクションの機能である“SharePoint Server 発行インフラ

ストラクチャ”が有効になっている必要があります。

5. [作成]ページ右側の設定域に以下の設定をして、[作成]をクリックします。

- [タイトル]、[URL名]を入力します。

- 任意で[その他のオプション]ボタンをクリックして詳細設定をします。

6. 手順5で作成した[検索センター]のサイトが表示されますので、再度Teamware Collaboration Suiteのトップページを開きます。

7. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

8. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

9. [サイトの設定]ページの[サイト コレクションの管理]セクションで、[検索の設定]をクリックします。

10. [検索の設定]ページで以下を入力して[OK]をクリックします。

- [サイト コレクションの検索センター]セクション

- [このサイト コレクションを次の検索センターに接続して、ユーザー設定範囲 ([すべてのサイト] など) を有効にする]を選

択します。

- その下の入力域に“/<URL名>”と指定します。

<URL名>は、手順5で作成した[検索センター]のサイトのURLをWebアプリケーションのURLからの相対パス名で指定し

てください。例えば、

検索センターのURLが“http://<ホスト名>:<ポート>/search”の場合は、“/search”と指定します。

検索センターのURLが“http://<ホスト名>:<ポート>/sites/twcs/search”の場合は、“/sites/twcs/search”と指定します。

- [サイト コレクションの検索ドロップダウン モード]

- [検索ボックスのドロップダウン モードを指定してください]に、[範囲ドロップダウンを表示する]を選択します。

11. Teamware Collaboration Suiteのトップページの[検索]ボックスの左側の検索範囲に“すべてのサイト”が表示されていれば、完

了です。

3.4.3 フロントエンドWebサーバのセットアップ

- 50 -

Internet Information Servicesの再起動

Internet Information Servicesを再起動します。

コマンドプロンプトを起動し、iisresetコマンドを実行します。

3.5 Teamware Collaboration Suiteのアンインストール

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのアンインストール作業について説明します。

3.5.1 アンインストール手順

アンインストール手順について説明します。

Teamware Collaboration Suiteのすべてのコンポーネントをアンインストールする手順は、以下のとおりです。

アンインストール手順

3.5.2 アンインストールに必要な作業

ここでは、Teamware Collaboration Suiteをアンインストールする際に必要な作業について説明します。

- 51 -

プロトコルハンドラーの削除

プロトコルハンドラーを削除するには、以下の操作を行います。

・ プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントから削除

1. コマンドプロンプトを起動し、Teamwareゲートウェイのインストールフォルダ“<SharePoint Server連携機能インストールフォル

ダ>¥TWGW”の配下に移動します。

2. 以下の例のように、regasmコマンドにて、プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントから削除します。

C:\windows\microsoft.net\Framework64\v2.0.50727\regasm.exe /u Fujitsu.Teamware.Search.ProtocolHandler.dll

参照

regasmコマンドの詳細については、以下のURLを参照してください。

[アセンブリ登録ツール (Regasm.exe)]http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/tzat5yw6(VS.80).aspx

・ プロトコルハンドラーをSharePoint Serverから削除

1. インデックスサーバにおいてエクスプローラを起動し、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”を開きます。

2. binフォルダに格納されている“fjtwProtocolHandlerRemove.reg”をダブルクリックして、プロトコルハンドラーをSharePoint Serverから削除します。

注意

サーバでは、セキュリティ対策の一環として、拡張子regがレジストリエディタに対応づけられていない場合があります。そのような場

合は、以下の手順でプロトコルハンドラーを削除してください。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. カレントワーキングディレクトリを、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\bin”へ移動します。

3. コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。

regedit fjtwProtocolHandler.reg

なお、プロトコルハンドラーを削除するために、拡張子regに以下のアクションを定義した場合は、作業終了後、定義を削除してくだ

さい。

regedit.exe "%1"

SharePoint Server連携データベースの削除

SharePoint Server連携データベースを削除するには、以下の操作を行います。

1. SQL Serverでコマンドプロンプトを起動します。

2. 以下の例のように、SQL Server付属のsqlcmdコマンドにて、インストールDVD-ROMの“¥collaboration¥sql”フォルダに格納され

ている“DELETETEAMWARESERVERSDB.SQL”スクリプトを実行します。

<コマンドの指定形式>

sqlcmd -S SQL Server名

-i SQLスクリプト

<パラメタの説明>

パラメタ 説明

-S SQL Server名を指定します。

- 52 -

パラメタ 説明

-i SQLスクリプトを指定します。

“DELETETEAMWARESERVERSDB.SQL”を指定します。

<コマンドの実行例>

sqlcmd -S sim01 -i DELETETEAMWARESERVERSDB.SQL

成功時には、以下のメッセージが出力されます。

“データベース コンテキストが 'master' に変更されました”

参照

sqlcmdコマンドの詳細については、以下のSQL Serverの公開情報を参照してください。

[sqlcmd ユーティリティ]http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms162773.aspx

3.6 サーバの追加と削除

ここでは、SharePoint Serverを追加、または削除する場合のインストール/アンインストールおよびセットアップの方法について説明します。

インデックスサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”および“検索機能のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “新規のインストール手順”の“5.SharePoint Serverのインストール”

2. “新規のインストール手順”の“6.SharePoint Server連携機能インストール”

3. “検索機能のインストール手順”の“1.TeamWARE Officeのセットアップ”

4. “検索機能のインストール手順”の“2.インデックスサーバのセットアップ”

5. “検索機能のインストール手順”の“3.フロントエンドWebサーバのセットアップ”

6. “検索機能のインストール手順”の“4.コンテンツのフルクロール”

アプリケーションサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “5.SharePoint Serverのインストール”

フロントエンドWebサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “5.SharePoint Serverのインストール”

2. “6.SharePoint Server連携機能のインストール”

3. “8.SharePoint Server連携機能のセットアップ”(フロントエンドWebサーバ)

TeamWARE Officeサーバを追加する場合

インストールおよびセットアップの方法は、“グループウェア機能 インストールガイド”および“グループウェア機能 管理者ガイド”を参照

してください。

インデックスサーバを削除する場合

“アンインストール手順”の手順を、以下の順番で行います。

1. “1.検索機能の削除(インデックスサーバ)”

- 53 -

2. “2.SharePoint Server連携機能のアンインストール”

3. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

4. “4.SQL Serverのデータベースを削除”

アプリケーションサーバを削除する場合

“アンインストール手順”の手順を、以下のように行います。

1. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

フロントエンドWebサーバを削除する場合

“アンインストール手順”の手順を、以下のように行います。

1. “2.SharePoint Server連携機能のアンインストール”

2. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

TeamWARE Officeサーバを削除する場合

アンインストールの方法は、“グループウェア機能 インストールガイド”を参照してください。

3.7 Teamware Collaboration Suiteのセキュリティ対策

Teamware Collaboration Suiteを安全に利用するためには、以下の4つの対策を実施する必要があります。

・ Windows Serverのセキュリティ対策

・ TeamWARE Officeのセキュリティ対策

・ SharePoint Serverのセキュリティ対策

・ SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策

以下では、SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策について説明します。

Windows Serverのセキュリティ対策については、Microsoftの公開情報(TechNet)の“セキュリティと更新”の“セキュリティガイド”、およ

び“セキュリティで保護されたWindows Server”を参照してください。

TeamWARE Officeのセキュリティ対策については、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“付録L TeamWARE Officeのセキュリティ

対策”を参照してください。

SharePoint Serverのセキュリティ対策については、Microsoftの公開情報(TechNet)の“サイトおよびコンテンツのセキュリティの計画”を

参照してください。

SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策

・ サーバ上での作業中に、何らかの理由でInternet Explorerのセキュリティレベルを下げた場合は、作業終了後にセキュリティ設定

を戻すようにしてください。

・ SharePoint Server連携機能の動作環境およびSharePoint Server連携機能が取り扱うユーザ資産を保護するため、以下の表に示

すようにフォルダにアクセス許可を設定してください。

フォルダ アクセス許可

<SharePoint Server連携機能のインストールフォル

ダ>“%SystemDrive%:\Program Files”と同じアクセス許可

<SharePoint Server連携機能のインストールフォル

ダ>\TWGW\data“<SharePoint Server連携機能のインストールフォルダ>\TWGW”と同じア

クセス許可から、“<ドメイン>\Users”および“<ローカルマシン>\Users”に対する“フォルダの内容の一覧表示”権を削除

“<SharePoint Server連携機能のインストールフォルダ>\TWGW”のアクセス許可については、“3.4.2 インデックスサーバのセットアッ

プ”の“Teamwareゲートウェイのインストールフォルダの権限について”を参照してください。

- 54 -

第4章 運用管理

本章では、システム管理者がセットアップ後に行う運用管理作業について説明します。

4.1 運用管理の主な作業

Teamware Collaboration Suiteの運用管理の主な作業は、以下のとおりです。なお、TeamWARE OfficeおよびSharePoint Serverの運

用管理については、それぞれ“グループウェア機能 管理者ガイド”、日本語テクニカルリファレンスの“SharePoint Server 2010 の運用”

を参照してください。

・ TeamWARE Officeの起動/停止

TeamWARE Officeの起動および停止方法については、“グループウェア機能 管理者ガイド”を参照してください。

・ SharePoint Serverの起動/停止

SharePoint Serverの起動および停止方法については、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

ポイント

SharePoint Serverの起動/停止に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用] > [サーバーとサーバー ファームの管理] > [サービスアプリケーションとサービスの管理] > [サーバーのサービスを管理す

る]

・ ユーザの管理

ユーザの管理方法については、ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する場合は“グループウェア機能 管理者ガイド”を、

ディレクトリエントリをActive Directoryで管理する場合はActive Directoryのヘルプを参照してください。

また、ディレクトリエントリの統合管理については、“2.3 ディレクトリ管理方式の設計”を参照してください。

・ 検索の管理

TeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムのクロールルールを変更する方法や検索対象のライブラリ、フォーラムを変更す

る方法については、“4.2 検索管理”を参照してください。

・ トップページのカスタマイズ

トップページのカスタマイズ方法については、“4.3 トップページのカスタマイズ”を参照してください。

・ 資産のバックアップとリストア

資産のバックアップとリストアの方法については、“4.4 資産のバックアップとリストア”を参照してください。

・ ログの管理

ログの管理方法については、“4.5 ログの管理”を参照してください。

4.2 検索管理

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの文書に加えて、TeamWARE Officeのライブラリやフォーラムを検索することが

できます。

ここでは、Teamware Collaboration Suiteの検索機能の運用管理方法について説明します。

SharePoint Serverの検索機能の運用管理方法の詳細は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

4.2.1 コンテンツソースの管理

コンテンツソースの管理として、“3.4 検索機能のセットアップ”で登録したコンテンツのクロールの実施や、登録したコンテンツソースの

追加、変更、削除を行います。

・ コンテンツのクロール

・ コンテンツソースの一覧表示

・ コンテンツソースの登録

- 55 -

・ コンテンツソースの削除

コンテンツのクロール

コンテンツのクロールとは、システムがコンテンツとそのプロパティを解析し、あらかじめ検索用にコンテンツインデックスを構築すること

です。クロールには、以下の2種類があります。

・ フルクロール

すべての文書のインデックスの反映を行います。

コンテンツソースを新規に登録した場合、検索対象のフォーラムやライブラリのURL(TeamWARE OfficeサーバのFQDN)が変更

になった場合、およびTeamWARE Officeサーバのポート番号が変更になった場合に、実施する必要があります。

・ 増分クロール

前回のクロールから変更・追加・削除された文書についてだけ、インデックスの更新を行います。

TeamWARE Officeのライブラリまたはフォーラムの内容が変更された場合、および当該コンテンツソースに変更(検索対象のフォー

ラムやライブラリの追加/削除/利用許可の設定変更)があった場合に、実施する必要があります。

ポイント

・ クロール処理はTeamWARE Officeサーバに負荷がかかるため、一般的に負荷の低い夜間などの時間帯に実行することを推奨し

ます。

・ クロールの結果は、クロールログで確認できます。クロールログについては“4.5 ログの管理”の“クロールログ”を参照してください。

以下に、クロールの実施方法について説明します。

手動で実施する場合

以下の手順で操作します。SharePoint Serverをインストールしたサーバが複数ある場合は、どれか1つのサーバで行ってください。

1. SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート] > [すべてのプログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] >[SharePoint 2010 サーバーの全体管理]を起動します。

2. 認証画面が表示された場合、SharePointの管理者アカウントの認証情報を入力してログインします。

3. アプリケーション構成の管理カテゴリにある、[サービス アプリケーションの管理]をクリックします。

4. “3.4 検索機能のセットアップ”で作成した検索サービスをクリックします。

5. クロールカテゴリの[コンテンツ ソース]クリックします。

TeamWARE Office用のコンテンツソースをクリックし、[フル クロールの開始]または[増分クロールの開始]を選択して、クロールを

実行します。

Windowsのタスクを利用して実施する場合

Windowsのタスク機能を利用してtwCrawlCtlコマンドを実行すると、スケジュールに従ったクロールを実施することができます。

twCrawlCtlコマンドを使用して、フルクロールまたは増分クロールを開始します。現在アイドル状態でない場合(クロール中など)は、

状態を表示して終了します。

<コマンドの指定形式>

twCrawlCtl -f | -i | -s

"サイト"

"コンテンツソース名"

注意

本コマンドは、インデックスサーバのSharePoint Server連携機能をインストールしたフォルダで実行します。

<パラメタの説明>

- 56 -

パラメタ 必須/オプション 説明

-f -f、-i、-sのどれか1つが必須

フルクロールを開始します。

-i 増分クロールを開始します。

-s 状態を表示します。クロールは開始しません。

サイト 必須 コンテンツソースを定義したSharePoint ServerのサイトのURLを指定

します。

コンテンツソース名 必須 コンテンツソース名([コンテンツソースの管理]画面に表示される名

前)を指定します。

<コマンドの実行例>

twCrawlCtl -f http://moss/ "Libary - teamware"

Crawl Status is CrawlingFull

コンテンツソースの一覧表示

twCsUtilコマンドを使用して、指定されたサイトのTeamWARE Officeコンテンツ用のコンテンツソース一覧を表示します。

<コマンドの指定形式>

twCsUtil /L

/serverName: SharePoint Serverが動作するサーバ名のFQDN

/siteName: 対象のサイトのURL

注意

本コマンドは、インデックスサーバのSharePoint Server連携機能をインストールしたフォルダで実行します。

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 説明

/L 必須 一覧表示モードで動作します。

本パラメタは、必ず第一パラメタとして指定する必要があります。

大文字、小文字の区別はありません。

/serverName 必須 SharePoint Serverが動作するサーバ名を、FQDNで指定します。

/siteName 必須 対象のサイトをURLで指定します。

(例) http://server[:port]/[.../]

<コンテンツソースの出力形式>

項目名 内容

Content Source コンテンツソースの名前です。

“コンテンツソースの名前”,Start Addresses:“Start Addresses:”は固定文字列です。

Address 検索対象のフォーラムまたはライブラリのURLです。

<コマンドの実行例>

twCsUtil /L

/serverName:twserver1.soft.fujitsu.com

/siteName:http://twserver1/sites/1web/

Content Source: TeamWARE Forum - fj0016, Start Addresses:

Address: fjtw://fj0016.soft.fujitsu.com/$forum,

- 57 -

Content Source: TeamWARE Libary - fj0016, Start Addresses:

Address: fjtw://fj0016.soft.fujitsu.com/$library,

コンテンツソースの登録

検索設定ツールを使用して、検索対象とするライブラリおよびフォーラムを、コンテンツソースへ登録します。検索設定ツールの詳細

は、“3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”の“検索設定ツールの実行”を参照してください。

コンテンツソースの削除

登録済みのコンテンツソースを削除したい場合、以下の操作を行います。

1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバの全体管理]をクリックします。

2. 認証画面が表示された場合、SharePointの管理者アカウントの認証情報を入力してログインします。

3. [アプリケーション構成の管理]カテゴリにある、[サービス アプリケーションの管理]をクリックします。

4. “3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”の“検索サービスの構築”で作成した検索サービスをクリックします。

5. クロールカテゴリの[コンテンツ ソース]をクリックします。

6. 削除したいコンテンツソースをクリックし、[削除]をクリックします。

4.2.2 TeamWARE Officeサーバの管理

クロール先のTeamWARE Officeサーバの再登録を行います。

・ TeamWARE Officeサーバの再登録

TeamWARE Officeサーバの再登録

クロール先のTeamWARE Officeサーバの以下の情報が変更された場合は、検索設定ツールを使用して、TeamWARE Officeサーバ

の情報を再登録します。

・ IPアドレス

・ ホスト名

・ 時差設定

検索設定ツールの詳細は、“3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”の“検索設定ツールの実行”を参照してください。

4.2.3 検索のログ

Teamware Collaboration Suiteの検索機能では、以下のログが出力されます。

・ クロールログ

・ Teamwareゲートウェイログ

クロールログとTeamwareゲートウェイログの詳細については、“4.5 ログの管理”を参照してください。

4.3 トップページのカスタマイズ

Teamware Collaboration Suiteをインストールすると、標準設定のトップページが作成されます。管理者は、必要に応じて、トップページ

をカスタマイズすることができます。

ポイント

TeamWARE Officeの各サービスが利用可能なユーザでログインしてください。

- 58 -

4.3.1 標準設定のトップページ

Teamware Collaboration Suiteの標準設定のトップページのレイアウトと画面例を、以下に示します。

レイアウト

画面例

- 59 -

4.3.2 レイアウトの変更

トップページのレイアウトを変更するには、トップページを編集する権限のあるユーザでログインし、SharePoint Serverの[ページの編

集]画面で行います。トップページの編集画面は、トップページの画面左上の[サイトの操作]ボタンをクリックし、[ページの編集]を選択

することで、開くことができます。詳細については、SharePoint Serverのヘルプの“Web パーツ"の”Web パーツを使用する”を参照して

ください。

以下に、トップページのレイアウトの変更例を示します。

レイアウトの変更例

- 60 -

ポイント

[ページの編集]画面では、各Webパーツのタイトルを変更することができます。

タイトルの変更方法については、以下の公開情報が参考になります。

<SharePoint Server 2010のヘルプ>[Webパーツ] > [Webパーツを使用する] > [Webパーツの外観を変更する]

注意

TeamWARE Officeにユーザが登録されていない場合には、ユーザ登録をしてください。ユーザ登録の方法については、“グループ

ウェア機能 管理者ガイド”の“5.4 ユーザの登録”を参照してください。

4.4 資産のバックアップとリストア

システム管理者は、ハードクラッシュなどによるデータ損失を避けるために、定期的にTeamware Collaboration Suiteシステムのバック

アップを行います。適切にバックアップを行うことで、ハードクラッシュなどの障害からシステムを復旧することができます。

Teamware Collaboration Suiteのバックアップ対象資産には、以下の3種類があります。それぞれの資産は独立してバックアップするこ

とができ、データの同期やバックアップの順番などを考慮する必要はありません。

・ TeamWARE Officeの資産

・ SharePoint Serverの資産

・ Active Directoryの資産

4.4.1 TeamWARE Officeの資産のバックアップとリストア

TeamWARE Officeの資産のバックアップには、以下の2種類のバックアップを併用します。

・ TeamWARE Officeシステム全体のバックアップ

・ TeamWARE Officeのデータベースファイルとiniファイルのバックアップ

TeamWARE Officeの資産のバックアップおよびリストア方法の詳細は、“グループウェア機能 管理者ガイド”を参照してください。

- 61 -

4.4.2 SharePoint Serverの資産のバックアップとリストア

SharePoint Serverの資産のバックアップには、以下の3種類があります。

・ 完全バックアップ

・ 差分バックアップ

・ 増分バックアップ

SharePoint Serverの資産のバックアップおよびリストア方法の詳細は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

4.5 ログの管理

Teamware Collaboration Suiteでは、システムの運用状態やユーザの利用状況を知るための各種ログを採取することができます。管理

者は、採取するログの種類やレベルを設定し、必要に応じてログファイルの削除や退避を行ってください。

Teamware Collaboration Suiteのログには、以下があります。

TeamWARE Officeのログ

・ システムイベントログ

・ 監査イベントログ

・ ビリングイベントログ

詳細は、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“14.7 ログ情報の表示”を参照してください。

SharePoint Serverのログ

・ 診断ログ

診断ログでは、SharePoint Serverの操作に関する詳細情報が出力されます。ログに記録されるレベルを細かく設定できます。

・ 利用状況データログ

利用状況ログを使用すると、Webサイトがどのように使用されているかを追跡できます。ログ ファイルは、利用状況を追跡するために、

毎日作成されます。

ポイント

診断ログ記録を構成する方法、および利用状況データに関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用] > [サーバーとサーバー ファームの管理] > [ファームの管理設定の管理] > [診断ログを構成する]

および

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用]> [サーバーとサーバー ファームの管理] > [正常性の監視] > [監視の構成] >[ Usage and Health data collection を構成する]

クロールログ

クロールログには、クロールを実行した情報が出力されます。コンテンツインデックスにあるすべてのアイテムの現在の状態が含まれて

います。

ポイント

診断ログ記録を構成する方法、および利用状況データに関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[運用] > [サイトとソリューションの管理] > [エンタープライズ検索の管理] > [検索を監視する] >[クロール ログ使用時のベスト プラクティ

ス]

- 62 -

Teamwareゲートウェイログ

Teamwareゲートウェイログには、TeamWARE Officeサーバとの通信ログが出力されます。出力内容は、TeamWARE Officeのシステ

ムログと同様です。

Teamwareゲートウェイログの出力先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\TWGW\twmgr.log”です。SharePointServer連携機能の標準インストール先は、“C:\teamware\collaboration”です。

ログの内容については、“D.1 Teamwareゲートウェイログ”を参照してください。

- 63 -

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

本章では、TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能について説明します。TeamWARE Officeの機能については“グループ

ウェア機能 利用者ガイド”の“第10章 TeamWARE Webサービスを利用する”および各機能のTeamWARE Officeのヘルプを、SharePointServerの機能については自習書 シリーズおよびSharePoint Serverのヘルプを参照してください。

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能には、以下があります。

・ Teamware Webパーツ

Teamware Webパーツは、TeamWARE Officeのグループウェア機能をページで利用するための部品です。詳細は、“5.1 Webパー

ツを利用する”を参照してください。

・ TeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムの検索

SharePoint Serverの資産やTeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムを、シームレスに一括して検索することができます。詳

細は、“5.2 ライブラリとフォーラムを検索する”を参照してください。

・ ライブラリ連携

SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Officeのライブラリに登録したり、TeamWARE Officeのメールに添付したりする

など、ライブラリ文書の連携ができます。詳細は、“5.3 ライブラリ連携機能を利用する”を参照してください。

5.1 Webパーツを利用する

Teamware Webパーツは、SharePoint Serverが標準で提供するWebパーツと同様に、追加、変更、または削除することで、ページを自

由にカスタマイズすることができます。Teamware Collaboration Suiteの標準設定のトップページのレイアウトと画面例については、“4.3.1標準設定のトップページ”を参照してください。

Webパーツを使用してページをカスタマイズする方法については、SharePoint Serverのヘルプの“Web パーツ"の”Web パーツを使用

する”を参照してください。

なお、本機能を利用するためには、本機能を利用するサイト単位でTeamware Webパーツをアクティブ化しておく必要があります。アク

ティブ化の手順については、“SharePoint Server連携機能の有効化”を参照してください。

注意

Internet Explorer 9.0では、Webパーツから各サービスを起動したときに新しいウィンドウではなく、新しいタブで開かれることがあります。

新しいウィンドウで開きたい場合は、Internet Explorerの設定を以下のように変更してください。

[インターネットオプション] > [タブの設定] > [ポップアップの発生時:]で、“常に新しいウィンドウでポップアップを開く(W)”を選択して

ください。

5.1.1 Webパーツの種類

Teamware Webパーツの種類と概要について、以下の表で説明します。各Webパーツの機能の詳細については、TeamWARE Officeのトップページにある機能は、“グループウェア機能 利用者ガイド”を、TeamWARE Officeのトップページにない機能および“グループ

ウェア機能 利用者ガイド”に記載の無い機能については、それぞれ“5.1.2 Teamware バナーを利用する”、“5.1.3 本日のスケジュール

(グループ)を利用する”、“5.1.4 共有ブックマークを利用する”、“5.1.5 個人ブックマークを利用する”を参照してください。

パーツ名 概要

Teamware バナー TeamWARE Officeの各機能を呼びだすためのアイコンを配置したバナーです。アイコンをクリック

すると、TeamWARE Officeの各機能が別ウィンドウで表示されます。

詳細は、“5.1.2 Teamware バナーを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

未読メール Teamware Mailの未読メールの一覧を表示します。一覧に表示されたメールの表題をクリックすると、

別ウィンドウにメールの内容が表示されます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.5 未読メールを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

- 64 -

パーツ名 概要

未読メール(小) 未読メール(小)のWebパーツは、通常の未読メールのWebパーツから、表題と送信者に表示する

文字数を減らし、送信日時と添付ファイルの有無を表示しないことで、横幅の狭いWebパーツ領域

でも一覧を見やすく表示できるようにしたものです。

本日のスケジュール Teamware Calendarから、自分の本日のスケジュールを一覧表示します。一覧に表示された予定

の表題をクリックすると、予定の内容が表示されます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.6 本日のスケジュールを利用する”を参照し

てください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

本日のスケジュール(小) 本日のスケジュール(小)のWebパーツは、通常の本日のスケジュールのWebパーツから、表題に

表示する文字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見やすく表示できるように

したものです。

本日のスケジュール(グループ) Teamware Calendarから、カレンダーセレクタに登録されたメンバーの予定を一覧表示します。一

覧に表示される予定の表題をクリックすると、予定の内容が表示されます。

詳細は、“5.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

本日のスケジュール(グループ・

小)本日のスケジュール(グループ・小)のWebパーツは、通常の本日のスケジュール(グループ)のWebパーツから、表題に表示する文字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見や

すく表示できるようにしたものです。

新着タスク Teamware Taskの新着タスクの一覧を表示します。一覧に表示されたタスクの表題をクリックすると、

別ウィンドウにタスクの内容が表示されます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.7 新着タスクを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

新着タスク(小) 新着タスク(小)のWebパーツは、通常の新着タスクのWebパーツから、表題や依頼者に表示する文

字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見やすく表示できるようにしたものです。

個人ブックマーク Teamware Webサービスの個人ブックマークを表示します。表示されたブックマークの名前をクリッ

クすると、登録されたURLのページが表示されます。また、[追加/編集]アイコンをクリックすると、

個人ブックマークの追加、変更、削除および並び替えを行うことができます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.9 個人ブックマークを利用する”を参照してく

ださい。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

共有ブックマーク Teamware Webサービスの共有ブックマークを表示します。表示されたブックマークの名前をクリッ

クすると、登録されたURLのページが表示されます。

詳細は、“5.1.4 共有ブックマークを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

ToDo Teamware WebサービスのToDoを表示します。表示されたToDoの名前をクリックすると、登録され

たToDoの変更ページが表示されます。また、[追加/編集]アイコンをクリックすると、ToDoの追加、

変更、削除および並び替えを行うことができます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.3 ToDoを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

カレンダー 今月のカレンダーを表示します。カレンダーの日付をクリックすると、自分の週単位のスケジュール

が表示され、月をクリックすると、月単位のスケジュールが表示されます。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.2.2 カレンダーを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

自分の在席状況 現在の自分の在席状況の設定内容が表示されます。未設定の場合には、空欄が表示されます。

在席状況を設定するには、在席状況をプルダウンリストから選択して[設定]ボタンをクリックするか、

[詳細設定]ボタンをクリックして表示される画面で、不在理由/行き先、戻り予定を記述します。

詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.9 在席状況を利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

お知らせ SharePoint Serverの標準のWebパーツです。TeamWARE OfficeのフォーラムやライブラリのRSSフィードのURLを指定することで、フォーラムやライブラリの更新を確認することができます。

- 65 -

パーツ名 概要

詳細は、“5.1.5 個人ブックマークを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

ポイント

Teamware Collaboration Suiteをインストールした直後は、トップレベルサイトのみTeamware Webパーツが有効に設定されます。トップ

レベルサイト以外のサイトにおいてTeamware Webパーツを有効化するには、以下の操作を行います。

1. 機能を有効にしたいサイトを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックし、メニューを開きます。

3. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

ホームの場合は、[サイトの設定] > [すべてのサイト設定の変更]をクリックします。

4. サイトの管理にある[サイトの機能]をクリックします。

5. Teamware Webパーツの[アクティブ化]ボタンをクリックします。

5.1.2 Teamware バナーを利用する

Teamware バナーには、利用可能なTeamWARE Officeの機能一覧がアイコンと文字で表示されます。アイコンまたは機能名をクリック

することで、対応するTeamWARE Officeの各機能が別ウィンドウで表示されます。

各機能の詳細は、ウィンドウの右上に表示されるヘルプボタンをクリックして表示されるTeamWARE Officeのヘルプを参照してください。

5.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する

本日のスケジュール(グループ)のWebパーツを利用すると、グループのメンバーの今日のスケジュールをトップページから簡単に確

認することができます。

このWebパーツでは、TeamWARE Officeの[FavoriteCalendars]グループに所属するメンバーの今日のスケジュールをすべて表示しま

す。

[FavoriteCalendars]グループへのメンバーの登録は、TeamWARE Officeのカレンダーセレクタで行います。カレンダーセレクタへのメ

ンバーの登録方法については、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“10.6.1 カレンダーセレクタを利用する”を参照してください。

5.1.4 共有ブックマークを利用する

共有ブックマークの追加、変更、削除、および並び替えは、TeamWARE Officeの管理者機能であるWeb Adminで設定します。詳細

は、“グループウェア機能 Web Adminのヘルプ”の“共有ブックマーク”を参照してください。

- 66 -

注意

Teamware Collaboration Suiteのトップページでは、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブック

マークは正しく表示されません。共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインウィンドウ]または[新しいウィンドウ]を選択してください。

5.1.5 個人ブックマークを利用する

Teamware Webサービスの個人ブックマークを表示します。表示されたブックマークの名前をクリックすると、登録されたURLのページ

が表示されます。また、[追加/編集]アイコンをクリックすると、個人ブックマークの追加、変更、削除および並び替えを行うことができ

ます。

注意

Teamware Collaboration Suiteのトップページでは、個人ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブック

マークは正しく表示されません。個人ブックマークの選択で、[表示先]に[メインウィンドウ]または[新しいウィンドウ]を選択してください。

5.1.6 お知らせを利用する

お知らせWebパーツを利用することで、フォーラムやライブラリの更新を確認することができます。

お知らせWebパーツの設定は、以下の手順で行います。なお、この設定を行うためには、SharePoint Serverの管理者またはWebパー

ツを変更可能な権限が必要です。

1. 更新を確認したいTeamWARE Officeのフォーラムの[メッセージ一覧]画面または[ライブラリ文書一覧]画面を開きます。

2. [RSS]ボタンを右クリックして、[ショートカットのコピー]を選択します。

3. お知らせWebパーツで、右上隅の矢印をクリックし、[共有Webパーツの変更]をクリックします。

4. お知らせWebパーツの[RSSのプロパティ] > [RSSフィードのURL]に、2.の操作でコピーしたURLを貼り付けます。

- 67 -

注意

更新を確認するフォーラムおよびライブラリのフォルダには、全ユーザに対して、それぞれ[メッセージを読む]以上、[文書を読む]以上

の権限が設定されている必要があります。ただし、フォーラムおよびライブラリの使用権が無い利用者は、お知らせの内容を見ることは

できません。

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの検索機能から、TeamWARE Officeのライブラリとフォーラムの横断検索ができ

ます。

検索の詳細は、SharePoint Serverのヘルプの“検索”を参照してください。

検索対象は以下のとおりです。

・ 本文の場合

- 表題

- 所有者

- 本文

- サイズ

- URL

- 作成日(TeamWARE Officeが動作するサーバのローカル時間で表示されます。)

・ 添付ファイルの場合

- 作成者

- 説明

- ファイル名

- サイズ

- URL

- 作成日

- 終更新日時

- 終更新者

- ファイルの内容

注意

・ 添付ファイル

添付ファイルがWordやExcelの場合は、TeamWARE Office上の作成者や作成日ではなく、添付ファイルのプロパティの情報が検

索対象となります。

・ ライブラリ文書

ライブラリ文書は、複数バージョンの文書が存在することがありますが、すべてのバージョンが検索対象となります。( 新バージョ

ンだけを検索対象とすることはできません。)

・ 検索結果の更新のタイミング

TeamWARE Officeサーバ上で文書や投稿に追加・変更・削除があった場合、更新内容はクロール後に反映されます。

フォーラムやライブラリの権限情報を変更した場合も、クロール後に反映されます。ただし、利用者の所属グループや所属組織を

変更した場合は、反映されるまでに、TeamWARE OfficeおよびSharePoint Serverを参照しているブラウザをすべて終了したあと、

20分程度かかることがあります。

- 68 -

・ ファイル名に特殊文字を含むファイルの参照方法

ファイル名に“#”、“&”、“%”の特殊文字を含むファイルは、検索結果一覧から、直接、ファイル名およびURLをクリックして開くこ

とができません。以下の手順でファイルを開いてください。

“#”、“&”が含まれる場合

1. 検索結果一覧のファイル名またはURLをクリックします。

2. “データ(文書・メッセージなど)が見つかりませんでした。”のエラーページが表示されますので、ブラウザのアドレスバーに表

示されたURLの末尾の“/ファイル名”の部分を削除して、[ENTER]キーを押すか、または[移動]ボタンをクリックします。

(例)

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU/新規 # テキスト文書.txt

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU

3. ライブラリ文書またはフォーラムメッセージの参照画面が表示されますので、画面下部に表示された添付ファイル名をクリッ

クして開きます。

“%”が含まれる場合

1. 検索結果一覧の画面上に表示されているURLをコピーします。

2. ブラウザのアドレスバーにURLを貼り付けます。

3. 貼り付けたURLの末尾の“/ファイル名”の部分を削除して、[ENTER]キーを押すか、または[移動]ボタンをクリックします。

(例)

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU/新規 % テキスト文書.txt

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU

4. ライブラリ文書またはフォーラムメッセージの参照画面が表示されますので、画面下部に表示された添付ファイル名をクリッ

クして開きます。

5.3 ライブラリ連携機能を利用する

Teamware Collaboration Suiteでは、TeamWARE Officeの機能とSharePoint Serverのライブラリ機能間で、以下のような連携ができます。

・ SharePoint Serverのライブラリ文書を、TeamWARE Officeのメールに添付する

・ SharePoint Serverのライブラリ文書を、TeamWARE Officeのライブラリに登録する

・ TeamWARE Officeのメールの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する

・ TeamWARE Officeのライブラリの文書をSharePoint Serverのライブラリに登録する

ここでは、上記の連携機能について説明します。

TeamWARE Officeの機能の詳細は、“グループウェア機能 利用者ガイド”の“第10章 Teamware Webサービスを利用する”および

TeamWARE Officeのヘルプを参照してください。SharePoint Serverの機能の詳細は、SharePoint Serverのヘルプの“コンテンツ管理”

を参照してください。

なお、本機能を利用するためには、本機能を利用するサイト単位で“SharePoint Server連携機能”をアクティブ化しておく必要があります。

アクティブ化の手順については以下のポイントを参照してください。

ポイント

Teamware Collaboration Suiteをインストールした直後は、トップレベルサイトのみSharePoint Server連携機能が有効に設定されます。

トップレベルサイト以外のサイト(サブサイト)においてSharePoint Server連携機能を有効化するには、以下の操作を行います。

1. 機能を有効にしたいサイトを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックし、メニューを開きます

3. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

- 69 -

4. サイトの管理にある“サイトの機能”をクリックします。

5. SharePoint Server連携機能の[アクティブ化]ボタンをクリックします。

注意

・ ファイルの操作は、1ファイル単位で行ってください。

・ 連携には、TeamWARE Officeが使用するActiveX(ドラッグ&ドロップによる添付ファイルの追加機能)が実行できる必要があります。

ActiveXを利用する場合の留意事項については、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“12.1.4 Web サービス利用時の留意事

項”を参照してください。

・ ファイル名が長すぎると、ファイルの添付や添付したファイルの編集に失敗する場合があります。ファイル名は90文字以内にしてく

ださい。

・ TeamWARE OfficeのActiveXで扱えるファイルの 大サイズは、合計で200MBまでです。

・ SharePoint Serverのライブラリで扱えるファイルの 大サイズは、デフォルトでは50MBです。このサイズは、SharePoint Serverの設

定で変更できます。

・ 大容量のファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録しようとすると、SharePoint Serverのライブラリへの書き込み遅延エラーが

発生する場合があります。

5.3.1 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamware Mailに添付する

SharePoint Serverのライブラリ文書を取り出し、Teamware Mailに添付する方法について説明します。

注意

・ 連携操作は、1ファイル単位です。1つのメールに、SharePoint Serverのライブラリ文書を複数添付することはできません。

・ SharePoint Serverのフォルダを添付することはできません。

・ 送信時にエラーが発生した場合、添付ファイルがクリアされた状態で[メールの送信]画面が表示されるため、連携操作を 初から

やりなおしてください。

・ [送信]ボタンをクリックしたときに添付したファイルが、SharePoint Serverのドキュメントライブラリに存在しなかった場合、送信時に指

定した添付ファイル名と同じファイル名で、[404 NOT FOUND]と記述されたテキスト形式のファイルが送信されます。

・ サービス間連携が行えるのは、SharePoint Serverのドキュメントライブラリだけです。それ以外のライブラリでは、連携機能は使用で

きません。

手順は以下のとおりです。

1. [ライブラリ]画面で、メールに添付したいファイルにフォーカスを合わせます。

- 70 -

2. クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。

3. “Teamwareメールで送信”を選択すると、選択したSharePoint Serverのライブラリ文書が添付された状態で、TeamWARE Officeのメール作成画面が表示されます。

- 71 -

4. [メールの送信]画面の添付ファイルをダブルクリックすると、ファイルの取り出し/編集ができます。

取り出したあと、ファイルはローカルで管理されますので、このファイルを更新した場合、更新後のファイルが送信されますが、

SharePoint Serverのライブラリ文書には反映されません。

5. 宛先、表題、メッセージテキストなどを入力し、[送信]ボタンをクリックして、メールの送信を実行します。

5.3.2 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamware Libraryに登録する

SharePoint Serverのライブラリ文書を取り出し、Teamware Libraryに登録する方法について説明します。

注意

・ 連携操作は、1ファイル単位です。1つのライブラリ文書に、SharePoint Serverのライブラリ文書を複数添付することはできません。

・ SharePoint Serverのフォルダを添付することはできません。

・ 登録時にエラーが発生した場合、添付ファイルがクリアされた状態で[ライブラリへ登録]画面が表示されるため、連携操作を 初

からやりなおしてください。

・ [登録]ボタンをクリックしたときに添付したファイルがSharePointのドキュメントライブラリに存在しなかった場合、登録時に指定した

添付ファイル名と同じファイル名で、[404 NOT FOUND]と記述されたテキスト形式のファイルが登録されます。

・ サービス間連携が行えるのは、SharePoint Serverのドキュメントライブラリだけです。それ以外のライブラリでは、連携機能は使用で

きません。

手順は以下のとおりです。

1. [ライブラリ]画面で、TeamWARE Officeのライブラリに登録したいファイルにフォーカスを合わせます。

- 72 -

2. クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。

3. “Teamwareライブラリに登録”を選択すると、選択したSharePoint Serverのライブラリ文書が添付された状態で、TeamWARE Officeのライブラリへの登録画面が表示されます。

- 73 -

4. [ライブラリへ登録]画面の添付ファイルをダブルクリックすると、ファイルの取り出し/編集ができます。取り出したあと、ファイルは

ローカルで管理されますので、このファイルを更新した場合、更新後のファイルが登録されますが、SharePoint Serverのライブラ

リ文書には反映されません。

5. 登録先、文書名、説明などを入力し、[登録]ボタンをクリックして、文書を登録します。

5.3.3 Teamware Mailの添付ファイルをSharePointのドキュメントライブラリに登録する

Teamware Mailの添付ファイルをSharePoint Serverのドキュメントライブラリに登録する方法について、説明します。

注意

・ SharePoint Serverのドキュメントライブラリと連携を行うには、SharePoint ServerおよびTeamWARE OfficeサーバをInternet Explorerの信頼済みサイトに登録する必要があります。

・ ドラッグ&ドロップで添付ファイルを操作する前に、ダブルクリックでファイルを開き、TeamWARE Officeサーバとの通信を許可して

ください。この操作は、初回の1回だけ必要です。

・ 通信を許可する前にドラッグ&ドロップ操作をしてしまった場合、確認ダイアログのボタンがマウスで押せなくなることがあります。そ

の場合は、Enterキーで操作を続行してください。その際にエラーが表示される場合がありますが、Enterキーで操作を続行してくだ

さい。

手順は以下のとおりです。

- 74 -

1. Teamware Mailサービスから添付ファイルのついているメールを開きます。

2. [受信メール表示]画面で、[ドラッグ&ドロップで保存]メニューボタンをクリックします。

- 75 -

⇒添付ファイル選択画面が開きます。

3. ドラッグ&ドロップで、添付ファイルをローカルに取り出します。

- 76 -

4. 取り出したファイルを、SharePoint Serverのドキュメントライブラリへアップロードします。

ポイント

・ ドラッグ&ドロップの操作は、添付ファイルの選択画面で添付ファイルを一度クリックして、添付ファイルが選択状態になってから行

います。

・ 登録先のSharePoint Serverのドキュメントライブラリへの移動および登録操作は、利用者が手動で行います。

・ [ドラッグ&ドロップで保存]リンクは、“3.3.3 SharePoint Server連携機能のセットアップ”の“Webサービスのセットアップ”で、Webサー

ビスの初期化ファイル(http.ini)にWebアプリケーションのURL設定が済んでいる、かつメールに添付ファイルが添付されている場

合に表示されます。

5.3.4 Teamware Libraryの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する

Teamware Libraryの文書の添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する方法について、説明します。

- 77 -

注意

・ SharePoint Serverと連携を行うには、SharePoint ServerおよびTeamWARE OfficeサーバをInternet Explorerの信頼済みサイトに登

録する必要があります。

・ ドラッグ&ドロップで添付ファイルを操作する前に、ダブルクリックでファイルを開き、TeamWARE Officeサーバとの通信を許可して

ください。この操作は、初回の1回だけ必要です。

・ 通信を許可する前にドラッグ&ドロップ操作をしてしまった場合、確認ダイアログのボタンがマウスで押せなくなることがあります。そ

の場合は、Enterキーで操作を続行してください。その際にエラーが表示される場合がありますが、Enterキーで操作を続行してくだ

さい。

手順は以下のとおりです。

1. Teamware Libraryサービスで、添付ファイルのついているライブラリ文書を開きます。

2. [ライブラリ文書表示]画面で、[ドラッグ&ドロップで保存]メニューボタンをクリックします。

- 78 -

⇒添付ファイル選択画面が開きます。

3. ドラッグ&ドロップで、添付ファイルをローカルに取り出します。

- 79 -

4. 取り出したファイルを、SharePoint Serverのドキュメントライブラリへアップロードします。

ポイント

・ Teamware Libraryに登録されている添付ファイルが対象です。

・ ドラッグ&ドロップの操作は、添付ファイルの選択画面で添付ファイルを一度クリックして、添付ファイルが選択状態になってから行

います。

・ 登録先のSharePoint Serverのドキュメントライブラリへの移動および登録操作は、利用者が手動で行います。

・ [ドラッグ&ドロップで保存]リンクは、“3.3.3 SharePoint Server連携機能のセットアップ”の“Webサービスのセットアップ”で、Webサー

ビスの初期化ファイル(http.ini)にWebアプリケーションのURL設定がされている、かつライブラリ文書に添付ファイルが添付されて

いる場合に表示されます。

- 80 -

付録A 外部LDAPサーバの管理

本付録では、外部LDAPサーバの管理方法について説明します。

・ 外部LDAPサーバの環境構築手順

- 外部LDAPサーバの選定方法

- 外部LDAPサーバのセットアップ

- 外部LDAPサーバのTeamWARE Officeのスキーマ定義

- 外部LDAPサーバのLDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更

・ 外部LDAPサーバの運用方法

・ 外部LDAPサーバのセキュリティ対策

なお、セットアップした外部LDAPサーバを、マルチサイト環境のほかのサイトの外部LDAPとして定義することもできます。

A.1 環境構築手順

本付録では、SharePoint Server連携機能を使用する場合の外部LDAPサーバの管理方法について、説明します。

1. 外部LDAPサーバを選定します。

詳細は“A.1.1 外部LDAPサーバの選定”を参照してください。

2. 外部LDAPサーバをセットアップします。

詳細は、“A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ”を参照してください。

3. 外部LDAPサーバのTeamWARE Officeスキーマ定義を行います。

詳細は、“A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義”を参照してください。

4. 外部LDAPサーバのLDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値を変更します。

詳細は、“A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更”を参照してください。

5. 外部LDAPサーバが未起動の場合は、起動します。

詳細は、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

6. TeamWARE Officeをエンタープライズマスタサイトとしてセットアップします。

SharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバを外部LDAPサーバとしたエンタープライズ環境を構成します。

- TeamWARE Officeを新規にインストールした場合

ディレクトリサーバとして新規にセットアップする際に、エンタープライズマスタサイトとしてセットアップします。詳細は、“グルー

プウェア機能 インストールガイド”の“第3章 TeamWARE Officeのインストール”を参照してください。

- 旧バージョンのTeamWARE Officeから移行した場合

エンタープライズマスタサイトが利用するLDAPサーバをSharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバに変更します。

詳細は、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“10.5.8 サーバのセットアップ”を参照してください。

7. TeamWARE Officeのディレクトリサービスを設定します。

ディレクトリサービスの設定については、“3.3.2 TeamWARE Officeサーバのセットアップ”の“ディレクトリサービスのセットアップ”

を参照してください。

8. エンタープライズマスタサイトを起動します。

SharePoint Server連携機能の環境用にセットアップした外部LDAPサーバをマルチサイト環境構築用に使用しない場合は、以

上で終了です。

マルチサイト環境を構築する場合は、続いて以下の手順でエリアメンバーサイトのセットアップを行います。

9. TeamWARE Officeをエリアメンバーサイトとしてセットアップします。

SharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバを外部LDAPサーバとしたエンタープライズ環境にエリアメンバーサイトを追

加します。

- TeamWARE Officeを新規にインストールした場合

ディレクトリサーバとして新規にセットアップする際に、エリアメンバーサイトとしてセットアップします。詳細は、“グループウェア機能

インストールガイド”の“第3章 TeamWARE Officeのインストール”を参照してください。

- 81 -

- 旧バージョンのTeamWARE Officeから移行した場合

エリアメンバーサイトが利用するLDAPサーバをSharePoint Serverと連携するActive Directoryサーバに変更します。詳細は、

“グループウェア機能 管理者ガイド”の“10.5.8 サーバのセットアップ”を参照してください。

10. TeamWARE Officeのディレクトリサービスを設定します。

ディレクトリサービスの設定については、“3.3.2 TeamWARE Officeサーバのセットアップ”の“ディレクトリサービスのセットアップ”

を参照してください。

11. エリアメンバーサイトを起動します。

ポイント

TeamWARE Officeをセットアップする前に、外部LDAPサーバをセットアップして起動しておく必要があります。これは、外部LDAPサー

バのルート接尾辞の配下に、TeamWARE OfficeのDIT(ディレクトリ情報ツリー)を作成する必要があるためです。

以下に、Active Directoryに作成されるディレクトリエントリのツリーの例を示します。

アイコンに×マークが表示されているユーザは、アカウントが無効となっているユーザです。TeamWARE OfficeからActive Directoryに移入された新規のユーザはパスワードが未設定のため、セキュリティ上の理由から、アカウントを無効にしています。Active Directoryでパスワードを設定してから、アカウントを有効にするようにしてください。

なお、下図のように、TeameWARE Officeから移入したディレクトリエントリツリーを表示させるには、[表示]メニューで[拡張機能]にチェッ

クをする必要があります。

A.1.1 外部LDAPサーバの選定

SharePoint Server連携機能でサポートしているLDAPサーバ製品は、以下のとおりです。

・ Microsoft Active Directory

性能などを考慮して、TeamWARE Office専用の外部LDAPサーバを新規に設置します。

ポイント

既存のLDAPサーバをほかのLDAPアプリケーションと共用させたい場合は、LDAPサーバを共有するほかのLDAPアプリケーションに

影響が及ばないか検討が必要です。

- 82 -

A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ

外部LDAPサーバのセットアップについて、説明します。

LDAPサーバのセットアップ方法の詳細は、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

TeamWARE Officeにおいて、エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを定義する場合、以下の情報が必要となります。

・ ホスト名

・ ポート番号

・ 管理者の識別名

・ 管理者のパスワード

・ ルート接尾辞

LDAPサーバのルート接尾辞は、Active Directoryのドメイン名をX.500形式で表したものです。

以下に例を示します。

Active Directory のドメイン名 : akasaka2003.soft.fujitsu.com

X.500 形式 : dc=akasaka2003,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com

ポイント

TeamWARE Officeは、ルート接尾辞の下に、TeamWARE OfficeのDIT(ディレクトリ情報ツリー)を作成します。

外部LDAPサーバの台数は、性能などを考慮して決定します。

・ 外部LDAPサーバが1つの構成の場合

この構成の場合、1つの外部LDAPサーバを、以下のLDAPサーバとして共用することになります。

- エンタープライズマスタサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エンタープライズマスタサイトの検索用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの検索用外部LDAPサーバ

・ 複数のLDAPサーバ構成の場合

この構成の場合、複数のLDAPサーバ間でレプリケーションを行います。

Active Directoryはマルチマスタ方式なので、どの外部LDAPサーバでもディレクトリエントリの更新ができます。

したがって、以下のLDAPサーバとして、どの外部LDAPサーバを指定してもかまいません。

- エンタープライズマスタサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エンタープライズマスタサイトの検索用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの検索用外部LDAPサーバ

ポイント

・ 更新用外部LDAPサーバとは、TeamWARE Officeがディレクトリエントリを登録・変更・削除するためのLDAPサーバです。

・ 検索用外部LDAPサーバとは、TeamWARE Officeがディレクトリエントリを検索するためのLDAPサーバです。

A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義

TeamWARE Officeを起動する前に、外部LDAPサーバにTeamWARE Officeスキーマ定義を行う必要があります。

- 83 -

TeamWARE Officeスキーマ定義の作業手順は、以下のとおりです。

1. インストールDVD-ROMの“¥collaboration¥support”フォルダまたは“<TeamWARE Officeサーバインストールフォルダ>\i500\schema”フォルダから、two_schema_for_ad2.ldfファイルを外部LDAPサーバマシンに格納します。

2. 外部LDAPサーバマシンのコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行し、Active DirectoryへTeamWARE Officeのスキーマを

追加します。

ldifde -i -k -f two_schema_for_ad2.ldf -c "DC=X" "dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com"

-cパラメタで“DC=X”を実際のActive Directoryのドメイン名(ルート接尾辞、例:dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com)に変

換する旨を指定して実行します。

実行例

C:\Users\Administrator>ldifde -i -k -f two_schema_for_ad2.ldf -c "DC=X" "dc=twcs,dc=local"

"adsv.twcs.local" に接続しています

SSPI を使って現在のユーザーとしてログインしています

ファイル "two_schema_for_ad2.ldf" からディレクトリをインポートしています

エントリを読み込んでいます.............................................................................

76 個のエントリを正しく修正しました。

コマンドが正しく完了しました

A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更

TeamWARE Officeでユーザやグループを検索する場合、 大エントリ数を超えてしまうと、エントリを一覧することができません。また、

TeamWARE Officeサーバへユーザがログインする場合、ディレクトリサービスはユーザが所属するグループを検索します。このとき、

グループ数がLDAP検索の 大エントリ数を超えていると、ユーザの所属グループの一部を取得できず、各種リソース(フォーラム、ラ

イブラリ、カレンダー)へのアクセスができない可能性があります。

これらを避けるためには、LDAP検索の 大エントリ数の拡張が必要です。LDAP検索の 大エントリ数を、TeamWARE Officeへ登録

するユーザ数およびグループ数の合計より十分大きな値に変更してください。

また、TIMEOUT値を3600(秒)に変更してください。

省略値は、以下のとおりです。

・ 大エントリ数(MaxPageSize) = 1000 (エントリ)

・ TIMEOUT(MaxQueryDuration) = 120 (秒)

変更するには、以下の2通りの方法があります。

・ “ADSI Edit”スナップインまたは“LDAP Browser/Editor”などのLDAPクライアントで、“cn=Default Query Policy”のプロパティの

lDAPAdminLimits属性の属性値に、“MaxPageSize=nnnn”および“MaxQueryDuration=nnnn”を設定します。

操作手順は以下のとおりです。

1. ADSI Editスナップインを起動します。

[管理ツール] > [ADSIエディター]でADSI Editスナップインを起動します。

操作メニューから[接続]を選択します。

[既知の名前付けコンテキストを選択する]項目から、[構成]を選択し[OK]をクリックします。

2. 変更するパラメタを選択します。

[構成]を展開し、その後、下記の順で展開していきます。

[CN=configuration] > [CN=Services] > [CN=Windows NT] > [CN=Directory Service] > [CN=Query - Policies]

3. 左ペインから[CN=Query-Policies]を選択し、右ペインから[CN=Default Query Policy]を右クリックしてプロパティを開きます。

4. [lDAPAdminLimits]を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

5. [MaxPageSize]を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

6. 上段のボックスに[MaxPageSize]が現れますので、値を“1000”から“32767”に変更します。

7. [追加]ボタンをクリックします。

- 84 -

8. [MaxQueryDuration]を選択し、[削除]ボタンをクリックします。

9. 上段のボックスに[MaxQueryDuration]が現れますので、値を“120”から“3600”に変更します。

10. [追加]ボタンをクリックします。

11. [OK]を2度クリックし、ADSIスナップインを終了します。

・ コマンドプロンプトから、ntdsutilコマンドで変更します。

ntdsutilコマンドについては、Active Directoryのヘルプなどを参照してください。

A.2 外部LDAPサーバの運用方法

外部LDAPサーバの運用について説明します。

TeamWARE Officeサーバと外部LDAPサーバの起動・停止順序

外部LDAPサーバは、特に問題がなければ、常時起動しておいてください。

外部LDAPサーバの起動・停止が必要な場合は、以下の順番で起動・停止してください。

1. 外部LDAPサーバを起動します。

2. TeamWARE Officeサーバを起動します。

3. TeamWARE Officeサーバを停止します。

4. 外部LDAPサーバを停止します。

外部LDAPサーバ上のTeamWARE Officeエントリのバックアップ

外部LDAPサーバ上のエントリが、操作ミスにより誤って削除されたりする可能性があるため、適切にバックアップを採取してください。

A.3 外部LDAPサーバのセキュリティ対策

外部LDAPサーバのセキュリティ対策について説明します。

保護資産について

外部LDAPサーバでは、以下を保護資産と定義します。

・ 外部LDAPサーバのユーザエントリの個人情報

・ 外部LDAPサーバの管理者のパスワード

資産の保護方法について

外部LDAPサーバを使用する場合、以下のセキュリティの考慮が必要です。

・ TeamWARE Officeディレクトリサーバは、外部LDAPに対してLDAPアクセスを行います。

この場合の認証は、外部LDAPサーバの管理者の識別名と管理者のパスワードを使用した平文パスワード認証で行われます。ま

た送受信データであるLDAPデータは暗号化されずに流れます。

したがって、外部LDAPサーバの管理者のパスワードの漏洩、およびLDAPデータの漏洩を防止する必要がある場合は、TeamWAREOfficeディレクトリサーバと外部LDAPサーバ間の通信経路をSSLアクセラレータを設置するなどの方法でセキュアな通信とする必

要があります。

- 85 -

付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング

本付録では、TeamWARE Officeのユーザ属性が、Active Directoryのユーザのどの属性に標準マッピングされるかを示します。

TeamWARE Office

ユーザプロパティ

TeamWAREOffice属性

LDAP 属性 “Active Directory ユーザ

とコンピュータ”管理ツール

での表現

属性値の指定可能範囲

(文字数)

姓 sn sn 姓 1~64

名 givenName givenName 名

イニシャル initials initials イニシャル 1~6

ユーザ名 cn cn 名前 1~64

displayName 表示名 0~256

ログイン名 twLN twLN - 1~1024

sAMAccountName ユーザーログオン名 0~256Active Directoryの場

合は0~20

説明 description description 説明 0~1024

電話番号(勤務先) telephoneNumber telephoneNumber 電話番号 1~64

otherTelephone 電話番号(その他)

電話番号(自宅) homePhone homePhone 電話番号(自宅)

otherHomePhone 電話番号(自宅.その他)

電話番号(携帯電話) mobile mobile 電話番号(携帯電話)

otherMobile 電話番号(携帯電話.その

他)

電話番号(ポケットベ

ル)pager pager 電話番号(ポケットベル)

otherPager 電話番号(ポケットベル.その他)

FAX番号 facsimileTelephoneNumber

facsimileTelephoneNumber

FAX

otherFacsimileTelephoneNumber

FAX(その他)

所在地 postalAddress postalAddress - 0~1024Active Directoryの場

合は1~4096

- 86 -

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ

本付録では、TeamWARE Officeのユーザ属性が、Active Directoryのユーザのどの属性に標準マッピングされるかを示します。“付録

B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング”で示す属性以外をマッピングする方法について、説明します。

以下のオプションパラメタを“to.ini”ファイルの[DIRECTORY]セクションに指定します。

<指定形式>

tw_to_ldap_attr_map_file = <属性マップ定義ファイル名>

属性マップ定義ファイル

属性マップ定義ファイルには、マッピングしたいTW 属性名と、それをマッピングするLDAP属性名を指定します。属性マップ定義ファ

イルは、TeamWARE Office のインストールフォルダに作成します。

構文

・ TW属性名<セパレータ>LDAP属性名

TW属性が変更された場合、その値は、上記のマッピング定義に従いLDAP属性に反映されます。指定できるTW属性名、および

LDAP 属性名については、“指定可能なユーザエントリの属性名一覧”を参照してください。

TW 属性名と同名のLDAP属性名がある場合は、マッピング定義を行わなくても、エンタープライズディレクトリサービスの基本機能

として、同名のLDAP属性にも反映されます。しかし、TW属性名と同名のLDAP属性名があるものについて、異なるLDAP属性名

をマッピングさせた場合、定義されたLDAP属性については同名のTW属性からの値の反映は行われず、マッピング定義に従った

値の反映が行われます。

・ TW属性名には、サイトディレクトリのユーザエントリの属性名をLDAP属性表記で指定します。

・ TW属性名、およびLDAP属性名の英大文字/小文字の区別はされません。

・ LDAP属性名には、エンタープライズディレクトリのユーザエントリのLDAP属性名を指定します。

・ カスタム属性を指定する場合は、“twCUAS:カスタム属性id”と指定します。カスタム属性idにはカスタム属性を定義した時のID(0~16384)を指定します。

・ <セパレータ>は、1つ以上のタブ、空白、“=”(混在も可能)です。

・ “/*”、または“#”で始まる行は、コメントとみなします。

・ 本パラメタは、テキストエディタを使用して設定します。

・ TW属性名として、“mergedOU”という特別な属性名が指定できます。

“mergedOU”とは、ユーザが属する階層化組織識別名から階層化組織名だけを取り出し、マージしたものです。

“ mergedOU ”は、上位階層から順番に、 “ , ”で区切った形式で記述します。たとえば、階層化組織識別名が

“ou=ou1,ou=ou2,l=area,o=fujitsu,c=jp”の場合、“mergedOU”は “ou2,ou1”となります。なお、階層化組織名を変名した場合、その

配下のユーザの“mergedOU”も自動的に変更されます。

注意

・ TW属性が空の場合、マッピングは行いません。

・ “mergedOU”は、マッピング先のLDAP属性の 大長を超える可能性があります。 大長を超える場合は、 大長以内に収まるま

で上位階層の階層化組織名が取り除かれて生成されます。なお、この場合、階層化組織名が一部取り除かれたことが判るように、

“mergedOU”の先頭に“#,”を付加します。

・ 本パラメタと属性マップ定義ファイルはTeamWARE Office ディレクトリサービスの起動時に読み込まれるため、パラメタ、または属

性マップ定義ファイルの内容を変更した場合は、ディレクトリサーバのTeamWARE Office を再起動しないと変更が有効になりませ

ん。

- 87 -

設定形式

・ to.iniファイル

tw_to_ldap_attr_map_file = tw_to_ldap_attr.map

・ tw_to_ldap_attr.map ファイル

twCUAS:0 st

twCUAS:1 l

twCUAS:2 postalAddress

mergedOU legacyExchangeDN

指定可能なユーザエントリの属性名一覧

TWユーザプロパ

ティ

TW 属性 LDAP 属性 “Active Directory ユーザとコン

ピュータ”管理ツールでの表現

属性値の指定可能範囲

(文字数)

インターネットア

ドレス

mail mail 電子メールアドレス 0~256

カスタム属性 twCUAS:0 ~16384

twcuas:0 ~ 16384 - 0~1024

所在地 postalAddress postalAddress - 0~1024Active Directoryの場合

は1~4096

- mergedou[,デリミタ

(注1)]- - -

- - ou 部署名 1~64

- - postalCode 郵便番号 1~40

- - st 都道府県 1~128

- - l 市区町村 1~128

- - street - Active Directoryの場合

は1~1024

- - physicalDeliveryOfficeName

オフィス 1~128

- - labeledURI - 1~512Active Directoryの場合

は無制限

- - wWWHomePage Webページ 1~2048

- - url Webページ(その他) 1~2048

- - c 国/地域(注2) 1~3

- - postOfficeBox 私書箱 1~40

- - streetAddress 番地 1~1024

- - info メモ 1~1024

- - company 会社名 1~64

- - department 部署 1~64

- - displayName 表示名 0~256

- - legacyExchangeDN

Microsoft Office SharePointServerとの連携用

無制限

- 88 -

(注1) デリミタには、特殊文字を含む1バイト文字を指定できます。デフォルトは半角のコンマ“,”です。2バイト以上指定された場合は、

1バイト目だけをデリミタとして採用し、2バイト目以降を無視します。2バイト文字が指定された場合は、上位1バイトが採用されますので、

指定しないでください。

(注2) cは“国/地域”を示すコードです。cの値に“JP”、“BG”などを設定すると、“Active Directory ユーザとコンピュータ”管理ツールで

ユーザのプロパティを参照した場合、“国/地域”欄に、“日本”、“英国”といった表示名が表示されます。

ポイント

・ 本表に存在してないTW属性、またはLDAP属性を指定された場合は、それを無視します。

・ 属性値の 大文字数を超える属性値が指定されている場合は、超えた部分の文字列を切り捨てます。

・ mail属性には2 バイト文字は使用できません。また、@を含んだベースアドレスを含む必要があります。これらの条件に合致しない

場合、マッピングは行われません。

・ TW属性と、それに対応するLDAP属性に同一の属性を指定することはできません。指定された場合は、これを無視します。

・ TW属性に複数の同一の属性を指定した場合、1つ目の属性を採用し、2つ目以降を無視します。

・ LDAP属性に複数の同一の属性を指定した場合、1つ目の属性を採用し、2つ目以降を無視します。

・ 属性値の 大文字数は、英数字、半角カタカナ、2バイト文字のどの場合でも、1文字は1文字と数えます。

・ “/*”、または“#”で始まる行は、コメントとみなします。

- 89 -

付録D メッセージ

本付録では、Teamware Collaboration Suiteが出力するメッセージとその対処について説明します。

D.1 Teamwareゲートウェイログ

Teamwareゲートウェイが出力するメッセージと、その内容を説明します。Teamwareゲートウェイログの出力先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥twmgr.log”です。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“C:\teamware\collaboration”です。

エラー

コード TWE001

メッセージ Invalid parameter

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE002

メッセージ Input pathname is too long

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE003

メッセージ Output pathname is too long

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE004

メッセージ File access error

意味 内部処理で使用するファイルのアクセスに失敗しました。

対処 Teamwareゲートウェイのインストール先に、SharePoint Serverの検索サービスを動作させているユーザアカウ

ントのアクセス権があるか、ご確認ください。

コード TWE005

メッセージ Invalid server parameter

意味 TeamWARE Officeサーバからクロールに必要な情報を取り出す処理が失敗しました。

対処 TeamWARE Officeサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。“検索設定ツールの実行”で登録した

TeamWARE Officeサーバの情報に誤りがないか、ご確認ください。

コード TWE006

メッセージ Document list processing failed

意味 TeamWARE Officeサーバからクロールする対象の文書一覧を取り出す処理に失敗しました。

対処 TeamWARE Officeサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。

コード TWE007

- 90 -

メッセージ Document get processing failed

意味 TeamWARE Officeサーバから文書を取り出す処理に失敗しました。

対処 TeamWARE Officeサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。

コード TWE008

メッセージ An internal error occurred in the crawl

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

警告

コード TWW001

メッセージ It has already been crawling

意味 文書収集中に、重複して文書収集要求が発生しました。あとから発生した収集要求はスキップされます。

対処 対処の必要はありません。頻繁に発生する場合は、富士通技術員にご相談ください。

コード TWW002

メッセージ Shutdown signal received

意味 文書収集中に、中断要求が発生しました。処理を中断します。

対処 意図してクロールを停止した場合は問題ありません。意図せず本メッセージが出力された場合は、システムロ

グを確認し、SharePoint Serverの検索サービスに異常がないかご確認の上、富士通技術員にご相談ください。

情報

コード TWI001

メッセージ List document processing started

意味 クロール対象の一覧取得を開始しました。

対処 対処の必要はありません。

コード TWI004

メッセージ Document list processing ended

意味 クロール対象の文書一覧取得が完了しました。

対処 対処の必要はありません。

コード TWI005

メッセージ Crawl was started

意味 クロール処理を開始しました。

対処 対処の必要はありません。

D.2 カスタムセキュリティトリマログ

カスタムセキュリティトリマが出力するメッセージと、その内容を説明します。

カスタムセキュリティトリマログは、Search Query and Site Settings Serviceが動作しているサーバで出力されます。検索結果に異常が

あった場合は、Search Query and Site Settings Serviceが動作している全てのサーバでログを確認してください。

- 91 -

エラー メッセージ Error: Initialize [エラーメッセージ]

意味 アクセス権限チェックの初期化中にエラーが発生しました。

対処 [エラーメッセージ]のメッセージを参照して、対処してください。

対処が不明な場合は、富士通技術員にご相談ください。

<発生しやすいメッセージと対処例>

・ メッセージ

Error: Initialize [セキュリティートリマーの初期化に失敗しました。]

・ 対処

セキュリティートリマーの初期化に失敗しました。

SSO設定ツールによるセットアップがされていないか、SSO設定ツールで誤った値を設定した可能性があ

ります。SSOの設定が正しく行われているか確認してください。

メッセージ Error: CheckAccess [エラーメッセージ]

意味 アクセス権限チェック中にエラーが発生しました。

対処 [エラーメッセージ]のメッセージを参照して、対処してください。

対処が不明な場合は、富士通技術員にご相談ください。

<発生しやすいメッセージと対処例>

・ メッセージ

Error: CheckAccess [リモート サーバがエラーを返しました: (401) 許可されていません]

・ 対処

リモート サーバ(TeamWARE Officeサーバ)で認証失敗のエラーが発生しました。

SSOの設定が正しく行われているか確認してください。

・ メッセージ

Error: CheckAccess [リモート サーバに接続できません。]

・ 対処

リモートサーバ(TeamWARE Officeサーバ)への接続に失敗しました。

TeamWARE Officeサーバが起動されているか、ファイヤーウォール等により接続できない状態になって

いないか確認してください。

警告

メッセージ Warning: CheckAccess [検索ヒット数が多すぎます。検索条件を変更してください。]

意味 検索ヒット数が設定されている 大検索ヒット数を超えました。

対処 検索条件を変更するか、 大検索ヒット数の設定を変更してください。

D.3 twCsUtilのメッセージ

twCsUtilが出力するメッセージと、その内容を説明します。

メッセージ Content source added.

意味 コンテンツソースを追加しました。

対処 対処の必要はありません。

D.4 twCrawlCtlのメッセージ

twCrawlCtlが出力するメッセージと、その内容を説明します。

- 92 -

メッセージ Crawl Status is CrawlingFull.

意味 フルクロールが開始されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlingIncremental.

意味 増分クロールが開始されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlingFull. Crawl is not started.

意味 フルクロール中に重複してクロール要求が発生しました。あとから発生した要求はスキップされます。

対処 クロールが終了してから再度実行してください。

メッセージ Crawl Status is CrawlingIncremental. Crawl is not started.

意味 増分クロール中に重複してクロール要求が発生しました。あとから発生した要求はスキップされます。

対処 クロールが終了してから再度実行してください。

メッセージ Crawl Status is CrawlStarting.

意味 コンテンツ ソースのクロールを開始しています。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlPausing.

意味 コンテンツソースのクロールは一時停止しています。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlStopping.

意味 コンテンツソースのクロールは停止しています。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Idle.

意味 コンテンツソースはクロールされていません。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Paused.

意味 コンテンツソースのクロールが一時停止されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is ProcessingNotifications.

意味 クローラはコンテンツソースの通知を処理中です。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Recovering.

意味 クローラはコンテンツソースのクロールから回復中です。

対処 対処の必要はありません。

- 93 -

メッセージ Crawl Status is ShuttingDown.

意味 クローラはコンテンツソースのクロールをシャットダウンしています。

対処 対処の必要はありません。

D.5 SSO設定ツールのエラーメッセージ

SSO設定ツールが出力するエラーメッセージと、その内容を説明します。SSO設定ツールログの出力先は、“<SharePoint Server連携機

能インストールフォルダ>¥tools\logs\txssosetup_YYYYMMDD.log”です。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“C:\teamware\collaboration”です。

ツール起動時のエラー

メッセージ Webアプリケーションがありません。Webアプリケーションを作成してから実行してください。

対処 Webアプリケーションがありません。Webアプリケーションを作成してから実行してください。

詳細は、“2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計”の“トップレベルサイトを作成するWebアプリ

ケーションに関する設定値”を参照してください。

メッセージ Webアプリケーションの物理パスのディレクトリがありません。本ツールはSharePoint ServerのフロントエンドWeb

サーバから実行してください。

対処 Webアプリケーションの物理パスのディレクトリがありません。本ツールはSharePoint ServerのフロントエンドWebサーバから実行してください。

メッセージ Teamware連携コンポーネントがインストールされていません。

対処 Teamware連携コンポーネントをインストールしてください。

詳細は、“3.1.3 インストールの注意事項”を参照してください。

メッセージ Webアプリケーション情報の取得に失敗しました。

対処 本ツールを起動しているアカウントが正しいか、および、SQLサーバが停止していないかを確認し、再度、本

ツールを起動してください。

メッセージ SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。

対処 現在指定されているデータベースでは、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。

[WebアプリケーションのSSO設定]で設定済みのデータベース名が正しいか確認してください。正しい場合は、

SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLを、Teamwareサーバから[to config]コマンドを実行して登録

してください。

メッセージ SQL Serverに接続できませんでした。ツール起動後に、WebアプリケーションのSSO設定を再実施してください。

対処 SQL Serverに接続できませんでした。ツール起動後に、WebアプリケーションのSSO設定を再実施してください。

[WebアプリケーションのSSO設定]タブのエラー

メッセージ SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。

対処 現在指定されているデータベースでは、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。

[WebアプリケーションのSSO設定]で設定済みのデータベース名が正しいか確認してください。正しい場合は、

SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLを、Teamwareサーバから[to config]コマンドを実行して登録

してください。

メッセージ SQL Serverへの接続に成功していません。[WebアプリケーションのSSO設定]タブから、Webアプリケーション

のSSO設定を再実施してください。

- 94 -

対処 SQL Serverへの接続に成功していません。[WebアプリケーションのSSO設定]タブから、Webアプリケーション

のSSO設定を再実施してください。

メッセージ Webアプリケーションに該当するWebサイトの物理パスが取得できません。

対処 WebアプリケーションのWebサイトの物理パスが存在しているか確認してください。

標準設定の物理パスは以下のとおりです。<ポート番号>はWebアプリケーションのポート番号となります。

<システムドライブ>¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥<ポート番号>物理パスが存在しないWebアプリケーションがある場合は、該当するWebアプリケーションを削除するか、再度

作成しなおしてください。

メッセージ 以下のフォルダ配下に global.asax が存在しません。

<Webサイトの物理パス>

(例)C:\Inetpub\wwwroot\VirtualDirectories\80

意味 WebアプリケーションのWebサイトの構成に誤りがあります。

対処 該当するWebアプリケーションを削除するか、再度作成しなおしてください。

メッセージ <ファイル名>をコピーできません。

Teamware連携機能を再度インストールしてください。

<ファイル名>

※ ファイル名には、"global.asax"、または"Fujitsu.Teamware.Common.dll"が表示されます。

対処 <ファイル名>をコピーできません。

Teamware連携機能を再度インストールしてください。

<ファイル名>

※ ファイル名には、"global.asax"、または"Fujitsu.Teamware.Common.dll"が表示されます。

メッセージ "web.config"の編集に失敗しました。

別のアプリケーションで開いている場合は閉じてから、再度、本ツールを実行してください。

対処 "web.config"の編集に失敗しました。

別のアプリケーションで開いている場合は閉じてから、再度、本ツールを実行してください。

メッセージ 設定に失敗しました。

意味 内部処理において予期せぬエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

メッセージ SQL Server名に誤りがあります。

対処 以下の条件で指定されているかを確認してください。

・ 使用可能文字は英字(A~Z,a~z)、数字(0~9)、ハイフン(-)、ピリオド(.)

・ 先頭または末尾はハイフン(-)以外

メッセージ データベース名の指定に誤りがあります。

対処 データベース名が指定されているか、または2バイト文字が使用されていないかを確認してください。

メッセージ ユーザ名の指定に誤りがあります。

対処 ユーザ名が指定されているか、または2バイト文字が使用されていないかを確認してください。

メッセージ パスワードの指定に誤りがあります。

- 95 -

対処 2バイト文字が使用されていないか、または[パスワード]と[パスワード 再入力]に指定した文字列が同じかどう

かを確認してください。

メッセージ SQL Serverに接続できません。SQL Server情報を確認してください。

対処 SQL Serverに接続できません。SQL Server情報を確認してください。

メッセージ 指定されたデータベースでは、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。データベー

ス名が正しいか確認してください。

正しい場合は、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLをTeamwareサーバから[to config]コマンドを

使用して登録してください。

登録方法については、Teamware Collaboration Suite V2.0 説明書を参照してください。

対処 指定されたデータベースでは、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLが未設定です。データベー

ス名が正しいか確認してください。

正しい場合は、SharePoint Server連携用のTeamwareサーバURLをTeamwareサーバから[to config]コマンドを

使用して登録してください。

登録方法については、Teamware Collaboration Suite V2.0 説明書を参照してください。

[Webアプリケーションの連携設定]タブのエラー

メッセージ WebアプリケーションのSSO設定が行われていません。[WebアプリケーションのSSO設定]タブから、Webアプ

リケーションのSSO設定を実施してください。

対処 [WebアプリケーションのSSO設定]タブから、WebアプリケーションのSSO設定を実施してください。

メッセージ 設定に失敗しました。

詳細情報については、以下をご参照ください。

----詳細情報

意味 Webアプリケーションの連携設定に失敗しました。

対処 出力されたメッセージに従って対処してください。

D.6 検索設定ツールのエラーメッセージ

検索設定ツールが出力するエラーメッセージと、その内容を説明します。検索設定ツールログの出力先は、“<SharePoint Server連携

機能インストールフォルダ>¥tools\logs\twsearchsetup_YYYYMMDD.log”です。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、

“C:\teamware\collaboration”です。

ツール起動時のエラー

メッセージ クロール中のコンテンツソースがあります。クロールが完了するまで待つか、クロールを停止してから実行して

ください。クロールを停止する場合は一時停止ではなく停止を選択してください。

クロールを停止した場合は、次回クロール時に増分クロールを実行した場合でも、フルクロールとして動作し

ます。

対処 クロール中のコンテンツソースがあります。クロールが完了するまで待つか、クロールを停止してから実行して

ください。クロールを停止する場合は一時停止ではなく停止を選択してください。

クロールを停止した場合は、次回クロール時に増分クロールを実行した場合でも、フルクロールとして動作し

ます。

メッセージ 検索サービスアプリケーションがありません。サーバの全体管理にて検索サービスアプリケーションを作成して

から実行してください。

- 96 -

対処 検索サービスアプリケーションがありません。サーバの全体管理にて検索サービスアプリケーションを作成して

から実行してください。

詳細は、“3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”にある“検索サービスの構築”を参照してください。

メッセージ Teamware連携コンポーネントがインストールされていません。

対処 Teamware連携コンポーネントをインストールしてください。

メッセージ 検索サービスアプリケーション名の取得に失敗しました。

検索サービスが起動しているか確認してください。

対処 以下の手順で確認と起動を行ってください。また、本ツールを起動しているアカウントが正しいかについても合

わせて確認してください。

1. インデックスサーバの[スタート] > [すべてのプログラム] > [Microsoft SharePoint 2010 Products] >[SharePoint 2010 サーバの全体管理]をクリックします。

2. [システム設定]の[このファームのサーバーの管理]を選択します。

3. サーバ一覧から、インデックスサーバ名をクリックします。

4. [SharePoint Server Search]が停止中になっている場合は、[開始]をクリックします。

クロールルールチェックのエラー

メッセージ Teamware用のクロールルールがありません。クロールルールを作成してから実行してください。

対処 Teamware用のクロールルールがありません。クロールルールを作成してから実行してください。

詳細は、“3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”にある“クロールルールの追加”を参照してください。

プロトコルハンドラーのエラー

メッセージ プロトコルハンドラーの登録に失敗しました。ツールを終了します。

詳細情報については、以下を参照してください。

----詳細情報

対処 出力されたメッセージに従って対処してください。

メッセージ 以下のサービスの再起動に失敗しました。ツール終了後、手動で再起動してください。

SharePoint 2010 TimerSharePoint Server Search 14Internet Information ServiceTeamwareクロール常駐プログラム

対処 ツール終了後、SharePoint管理者でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。

cd <Teamwareゲートウェイインストールディレクトリ>net stop SPTimerV4net stop OSearch14tw stopnet start SPTimerV4net start OSearch14iisresetTeamwareゲートウェイの標準インストール先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>\TWGW”

です。

詳細は“3.4.2 インデックスサーバのセットアップ”にある“Teamwareゲートウェイのインストールフォルダの権限

について”を参照してください。

[セキュリティトリマ]タブのエラー

- 97 -

メッセージ セキュリティトリマの登録に失敗しました。

詳細情報については、以下をご参照ください。

----詳細情報

対処 1. 出力されたメッセージに従って対処してください。

メッセージ セキュリティトリマの登録に失敗しました。更新の競合が発生したため、セキュリティトリマの登録を再試行して

ください。

対処 セキュリティトリマの登録に失敗しました。更新の競合が発生したため、セキュリティトリマの登録を再試行して

ください。

[Teamwareサーバ]タブのエラー

メッセージ Teamwareサーバの登録に失敗しました。

詳細情報については、以下をご参照ください。

----詳細情報

対処 出力されたメッセージに従って対処してください。

メッセージ Teamwareサーバへの接続に失敗しました。

対処 以下について確認してください。

・ Teamwareサーバが起動されているか。

・ セキュリティソフト等によりファイアウォールが有効になっていないかを確認してください。

詳細は、“グループウェア機能 管理者ガイド”の“付録S.2 ファイアウォールについて”を参照して対処して

ください。

メッセージ Teamwareサーバの情報保存に失敗しました。

意味 Teamwareサーバの接続情報の保存に失敗しました。

対処 以下について確認してください。

・ ディスクの空き容量

検索設定ツールを実行しているアカウントに、Teamwareゲートウェイインストールディレクトリの書き込み権

があることを確認してください。

メッセージ Teamwareサーバ名に誤りがあります。

対処 以下の条件で指定されているかを確認してください。

・ 使用可能文字は英字(A~Z,a~z)、数字(0~9)、ハイフン(-)、ピリオド(.)

・ 先頭または末尾はハイフン(-)以外

メッセージ Teamwareサーバ管理者のログオンIDの指定に誤りがあります。

対処 IDが指定されているか、または、2バイト文字が使用されていないかを確認してください。

メッセージ Teamwareサーバ管理者アカウントのパスワードの指定に誤りがあります。

対処 2バイト文字が使用されていないか、または、[パスワード]と[パスワード 再入力]に指定した文字列が同じかど

うかを確認してください。

[コンテンツソース]タブのエラー

- 98 -

メッセージ Teamwareサーバが登録されていません。

[Teamwareサーバ]タブからTeamwareサーバを登録してからコンテンツソースの登録を実施してください。

対処 Teamwareサーバが登録されていません。

[Teamwareサーバ]タブからTeamwareサーバを登録してからコンテンツソースの登録を実施してください。

メッセージ 指定したコンテンツソースは既に登録されています。

別のコンテンツソース名を指定して再度実行してください。

対処 指定したコンテンツソースは既に登録されています。

別のコンテンツソース名を指定して再度実行してください。

メッセージ 指定した以下のクロール対象は既に他のコンテンツソースで使用されています。

別のクロール対象を指定して再度実行してください。

<機能(検索範囲),TeamwareサーバURL>

対処 指定した以下のクロール対象は既に他のコンテンツソースで使用されています。

別のクロール対象を指定して再度実行してください。

<機能(検索範囲),TeamwareサーバURL>

メッセージ 指定したサイトが見つかりませんでした。

サイトのURLの入力内容を確認してください。

対処 指定したサイトが見つかりませんでした。

サイトのURLの入力内容を確認してください。

メッセージ コンテンツソースの登録に失敗しました。

対処 コンテンツソースの登録に失敗しました。

詳細情報については、以下をご参照ください。

----詳細情報

メッセージ サイトのURLに誤りがあります。

対処 以下の条件で指定されているかを確認してください。

・ 先頭が“http://”、または“https://”で始まっているかどうか。

・ 2バイト文字以外

メッセージ Teamwareサーバ名を指定してください。

対処 Teamwareサーバ名を指定してください。

メッセージ クロール対象が登録されていません。

対処 クロール対象を登録してください。

メッセージ Teamwareサーバ名(<Teamwareサーバ名>)と範囲(<範囲>)の組み合わせが同じクロール対象が複数存

在します。

意味 同じクロール先を複数登録しようとしています。

対処 同じクロール先を指定することはできません。

メッセージ “$library”が指定されているTeamwareサーバ名(<Teamwareサーバ名>)に、ライブラリのオブジェクトID(先

頭3文字が“NAI”、または“NAQ”のオブジェクトID)が指定されています。

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意味 $libraryは、対象のTeamwareサーバ名の全てのライブラリを対象とする指定です。ライブラリのオブジェクトIDはクロール先が重複するため、指定することができません。

対処 クロール先をライブラリ単位で指定したい場合は、“$library”を指定しているクロール先を削除した後にオブ

ジェクトIDによる指定を再度行ってください。

メッセージ “$forum”が指定されているTeamwareサーバ名(<Teamwareサーバ名>)に、フォーラムのオブジェクトID(先

頭3文字が"RAE"のオブジェクトID)が指定されています。

意味 $forumは、対象のTeamwareサーバ名の全てのライブラリを対象とする指定です。ライブラリのオブジェクトIDはクロール先が重複するため、指定することができません。

対処 クロール先をライブラリ単位で指定したい場合は、“$forum”を指定しているクロール先を削除した後、オブジェ

クトIDによる指定を再度行ってください。

メッセージ クロール対象の範囲に誤りがあります。

対処 以下の形式で指定してください。

・ 全ての資源を対象とする場合は、"$library"または"$forum"

・ フォルダ単位で個別に指定する場合は"NAI"、"NAQ"、"RAE"ではじまるオブジェクトID

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用語集 Active Directory

Windows Server® 2008に搭載されているディレクトリサービスです。ネットワーク上に存在するサーバ、クライアント、プリンタなどの

ハードウェア資源や、それらを使用するユーザの属性、アクセス権などの情報を一元管理することができます。

LDAP

Lightweight Directory Access Protocolの略称です。インターネット標準のディレクトリデータベースアクセス用プロトコルを意味します。

Microsoft SharePoint Server

ポータル、コンテンツ管理、ビジネスソリューションを提供する、Microsoft社の統合サーバ製品です。

RSSフィード

Webパーツの1つで、TeamWARE OfficeのライブラリやフォーラムのRSS情報を表示します。

Search Query and Site Settings Service

クエリ コンポーネントへのクエリの送信、結果セットの作成などを行います。

セキュリティトリマはこのサービスによって呼び出されます。

SharePoint Server連携機能

SharePoint Serverの各種サービスとTeamWARE Officeの各種サービスを連携する機能です。

SSO

Single Sign-Onの略称です。

ユーザが一度認証を受けるだけで、許可されているすべての機能を利用できるようになるシステムです。

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの認証が済んでいれば、TeamWARE Officeの認証は不要となります。

Teamwareゲートウェイ

TeamWARE Officeのライブラリ文書やフォーラムのメッセージを検索するために、文書の収集、アクセス権の取得などを行います。

Teamwareゲートウェイログ

TeamWARE Officeサーバとの通信ログが記録されます。出力内容は、TeamWARE Officeのシステムログと同様です。

Webアプリケーション

Webサーバ上で動作するアプリケーション全般を指します。ユーザは、Webブラウザを利用してWebサーバにアクセスして、Webアプリケーションを利用します。

Webパーツ

Teamware Collaboration Suiteのトップページやサイトページなどのポータルページを構成する情報をモジュール化した部品です。

Web パーツは 各ページの Web パーツの領域に追加することができ、Webパーツを組み合わせることで、独自のページを作成す

ることができます。

アプリケーションサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つのサー

バがあります。アプリケーションサーバは、検索エンジン機能やプロファイル機能などといった、アプリケーション プロキシ グループ

の実行を行うコンポーネントです。

インデックスサーバ

コンテンツを高速に検索するためのインデックスの作成を担うアプリケーションサーバです。

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クロール

コンテンツのクロールは、システムがコンテンツとそのプロパティ(メタデータとも呼ばれます)にアクセスして解析し、検索用のインデッ

クスを作成する処理です。このインデックスをあらかじめ作成しておくことで、高速な検索を実現しています。

クロールルール

特定のパスをクロールする際に、コンテンツアクセスアカウントや認証方法を使用することを指定します。

クロールログ

クロールログは、クロールの実行結果が記録されるログです。コンテンツがインデックスに正常に追加されたかどうか、コンテンツが

クロールルールによって除外されたかどうか、またはインデックス処理がエラーの発生によって失敗したかどうか等を確認できます。

コンテンツソース

コンテンツソースは、検索サービスがクロールする必要のあるコンテンツ、およびそのコンテンツソースに対するクロールの構成方

法に関する情報を定義したものです。

サーバーの全体管理

SharePoint Serverの管理機能を指します。SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート] > [プログラム] > [MicrosoftSharePoint 2010 Products] > [SharePoint 2010 サーバーの全体管理]をクリックすることでサーバーの全体管理機能を起動すること

ができます。

サイトコレクション

所有者が同じで、管理の設定を共有するWebサイトの集合のことです。各サイトコレクションには、トップレベルのWebサイトが含ま

れるほか、1つ以上のサブサイトが含まれることもあります。

セキュリティトリマ

検索結果をユーザに返却する前に、アクセス権を照合して参照権のあるものだけを表示するようにセキュリティトリミングを行います。

セキュリティトリミング

表示する権限のないユーザに対して、コンテンツの内容やリンクが表示されないようにする手法です。

ディレクトリ

ユーザやグループなどの情報が格納されているデータベースです。システムに登録されているユーザアカウントを管理することが

できます。

ディレクトリエントリ

ディレクトリに格納されている個々のオブジェクトのことです。

データベースサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つのサー

バがあります。データベースサーバは、SharePoint Server上のコンテンツや、設定情報を格納するサーバです。データベースサー

バには、SQL Serverが必要です。

統合インストーラ

統合インストーラは、SharePoint Server、TeamWARE Office、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動する上位イン

ストーラです。

ファーム

システムを構成するサーバ群のことです。

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プロトコルハンドラー

クロール要求が発生すると、SharePointから呼び出されます。Teamwareゲートウェイを制御して文書収集を行い、収集結果を

SharePointへ渡します。

フロントエンドWebサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つサー

バがあります。フロントエンドWebサーバは、利用者からのリクエストを受け付け、リクエストに応じたWebコンテンツを提供するポー

タルサイトのフロントエンドとなるWebサーバのコンポーネントです。

ポータル

複数の箇所に点在するさまざまな情報にアクセスするための入り口(ポータル)を意味します。

ロケーション

エントリ(階層化組織、ユーザ、などの1つの情報)がエンタープライズシステム内のどこに存在するかを示すものです。

ワークフロー

業務の流れを管理するためのシステムで、文書や情報などの作業者相互間の流通を自動化します。

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索 引[F]

FQDN.........................................................................................9

[I]iisresetコマンド.....................................................................32,51

[R]regasmコマンド.........................................................................52

[S]SharePoint Server.......................................................................1SharePoint Serverインストーラ..................................................20SharePoint Serverの資産のバックアップ.................................62SharePoint Serverのログ...........................................................62SharePoint Server連携機能インストーラ..................................20SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策......................54SharePoint Server連携機能の有効化.....................................69sqlcmdコマンド.........................................................................52SSO設定ツールの実行............................................................34

[T]Teamware Collaboration Suite...................................................1Teamware Collaboration Suite統合インストーラ......................20Teamware Collaboration Suiteの運用管理.............................55Teamware Collaboration Suiteのログ.......................................62TeamWARE Office....................................................................1TeamWARE Officeサーバの管理...........................................58TeamWARE Officeスキーマ定義............................................83TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能..............64TeamWARE Officeの資産のバックアップ..............................61TeamWARE Officeのログ........................................................62Teamware Webパーツ.............................................................64Teamwareゲートウェイログ.......................................................63Teamware バナー.....................................................................66twCrawlCtlコマンド..................................................................56twCsUtilコマンド.......................................................................57tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ...........................87

[あ]インデックスサーバ...................................................................23運用開始手順............................................................................8エンタープライズ構成................................................................7エンタープライズサーチ...........................................................13横断検索...............................................................................3,68

[か]外部LDAPサーバのセキュリティ対策.....................................85外部LDAPサーバ....................................................................81外部LDAPサーバの起動・停止..............................................85外部LDAPサーバのセットアップ.............................................83外部LDAPサーバの選定........................................................82クロールルール........................................................................40クロールログ.............................................................................62検索管理..................................................................................55検索機能をインストールする...................................................23検索設定ツールの実行...........................................................43検索のログ................................................................................58

個人用サイト.............................................................................13コンテンツソースの一覧表示...................................................57コンテンツソースの管理...........................................................55コンテンツソースの削除...........................................................58コンテンツのクロール...............................................................56

[さ]大エントリ数..........................................................................84

サイトおよび資源の権限..........................................................12サイトおよび資源の利用対象者..............................................12サイト構成...................................................................................4サイトコレクションの機能..........................................................11サイトディレクトリ.......................................................................10サイトの機能.............................................................................11システム構成..............................................................................3情報共有....................................................................................2情報ポータル.............................................................................1新規のインストール手順..........................................................20セキュリティトリマ.......................................................................40セルフサービス サイト作成機能...........................................5,10増分クロール............................................................................56

[た]代替アクセスマッピング............................................................34ディレクトリエントリの管理方法.................................................14ディレクトリエントリをActive Directoryで管理..........................25ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理.....................24ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する事前準備15導入準備....................................................................................8トップページのカスタマイズ.....................................................58トップページの画面例..............................................................59トップページのレイアウト..........................................................59トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計.....................8

[は]バックアップ..............................................................................61フルクロール.............................................................................56フロントエンドWebサーバ.........................................................23本日のスケジュール(グループ)...............................................66

[ら]ライブラリ連携機能...................................................................69

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